JPH07168043A - 光制御デバイスの製造方法 - Google Patents

光制御デバイスの製造方法

Info

Publication number
JPH07168043A
JPH07168043A JP5315175A JP31517593A JPH07168043A JP H07168043 A JPH07168043 A JP H07168043A JP 5315175 A JP5315175 A JP 5315175A JP 31517593 A JP31517593 A JP 31517593A JP H07168043 A JPH07168043 A JP H07168043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buffer layer
film
optical waveguide
electrode film
resist film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5315175A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Fukuda
昌史 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP5315175A priority Critical patent/JPH07168043A/ja
Publication of JPH07168043A publication Critical patent/JPH07168043A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電極の直下のみにバッファ層を備えた光制御デ
バイスを、少ない製造工程で精度よく製造する製造方法
を提供する。 【構成】光導波路2が形成された基板1上に、絶縁性材
料のバッファ層3と、導電性材料の電極膜4とを順に形
成し、電極膜4上の一部に任意の形状のレジスト膜5を
形成する。電極膜4のうち、レジスト膜5で被覆されて
いない部分を取り除き、続けて、バッファ層3のうち、
電極膜4およびレジスト膜5で被覆されていない部分を
取り除く。これにより、バッファ層3と電極膜4とが、
レジスト膜の形状に加工される。最後に、レジスト膜5
を取り除く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気信号により光の変
調、光のモ−ド変換、光路切り替え等を行う光制御デバ
イスに関するものである。特に、光導波路のエバネッセ
ント波が電極で吸収されるのを防ぐために、バッファ層
を備えた光制御デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光制御デバイスは、図5のよう
に、誘電体結晶基板21を用い、この基板21に光導波
路22と、光導波路22に電圧を印加する電極膜24を
備えている。そして、基板の電気光学効果、音響光学効
果を利用して光の振幅変調、位相変調、偏波面回転、光
路切り替え等を行う。誘電体基板に光導波路を形成する
方法は、金属拡散、イオン交換、イオン注入等が用いら
れている。
【0003】また、光導波路22を伝搬する光のエバネ
ッセント波が、電極膜24で吸収されるのを防ぐため
に、光導波路21と電極膜24の間に、伝搬光を吸収し
ない波長特性でかつ絶縁性の材料で形成したバッファ層
23を配置している。
【0004】しかしながら、バッファ層を備えた光制御
デバイスには、一定の電圧を印加しているにもかかわら
ず出射光の強度が時間的に変化する不安定な現象が現れ
る。この現象を一般にDCドリフトと称している。この
DCドリフトの主たる原因はバッファ層内のキャリア移
動によってリーク電流が発生し、電界が不安定になるた
めであると考えられている。
【0005】このバッファ層に起因する電界の不安定性
現象を低減するために、従来、図5に示した構造は、バ
ッファ層23を電極膜24の直下のみに配置している。
この構造を用いることによりバッファ層の体積を減少さ
せることができるので、キャリア移動によるリーク電流
が低減し、DCドリフトを低減することができる。
【0006】図5の構造の光制御デバイスを製造する場
合には、図2に示すように、まず、基板21に光導波路
22を金属拡散などの方法で形成し、基板21の上面全
体にバッファ層23を形成する。バッファ層23の上
に、レジスト膜25を塗布より形成し、フォトマスクと
光導波路22とをアライメントして、レジスト膜25を
光導波路22の形状に露光した後、現像する(図2
(a))。これにより、光導波路22の形状のレジスト
膜25がバッファ層23の上に残る。
【0007】次に、レジスト膜25を用いてバッファ層
23をエッチングして、バッファ層23を光導波路22
の上部にのみ残し、他の部分は取り除く(図2
(b))。
【0008】さらに、基板21とエッチングされたバッ
ファ層24の上に、電極膜24と、レジスト膜26を形
成し、フォトマスクと光導波路22とをアライメントし
て、レジスト膜26を光導波路22の形状に露光した
後、現像する(図2(c))。
【0009】レジスト膜26を用いて電極膜24をエッ
チングして、電極膜24を光導波路22の形状に加工す
る(図2(d))。そして、レジスト膜26を取り除く
と、図5に示した構造の光制御デバイスが完成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電極膜
の直下のみにバッファ層を配置するためには、電極をエ
ッチングする工程に加えて、図2(a)〜(d)に示し
たように、レジスト膜とフォトマスクとをアライメント
して露光現像する工程と、バッファ層をエッチングする
工程とが必要になる。そのため、工程数が増加して工程
が複雑になるため、製造効率が低下するという問題があ
った。また、フォトマスクと光導波路とをアライメント
してレジスト膜を露光する工程を2回行なわなければな
らないため、アライメント誤差が増大するという問題も
生じていた。
【0011】本発明は、電極の直下のみにバッファ層を
備えた光制御デバイスを、少ない製造工程で精度よく製
造する製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明の光制御デバイスの製造方法では、光導波
路が形成された基板上に、絶縁性材料のバッファ層と、
導電性材料の電極膜とを順に形成する工程と、電極膜上
の一部に任意の形状のレジスト膜を形成する工程と、電
極膜のうち、レジスト膜で被覆されていない部分を取り
除く工程と、バッファ層のうち、電極膜およびレジスト
膜で被覆されていない部分を取り除く工程と、レジスト
膜を取り除く工程とを有する。
【0013】
【作用】本発明では、光導波路が形成された基板上に、
絶縁性材料のバッファ層と、導電性材料の電極膜とを順
に形成し、さらに電極膜の上に、任意の形状のレジスト
膜を形成する。そして、このレジスト膜をエッチング時
のパターンとして、先ず電極膜をエッチングし、続け
て、レジスト膜および電極膜をエッチング時のパターン
として、バッファ層をエッチングする。従って、電極膜
とバッファ層とは、同形状にパターニングされる。その
後レジスト膜を取り除く。
【0014】これにより、電極膜の直下のみに、バッフ
ァ層が配置される構成の光制御デバイスが製造される。
バッファ層が電極膜の直下のみに配置されているため、
バッファ層の容積を低減することができ、従って、バッ
ファ層内のキャリア数も低減され、電極膜から光導波路
に電界を印加する際のリーク電流が低減される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例の光制御デバイスに
ついて説明する。
【0016】本実施例の光制御デバイスは、図3に示す
ように、分岐干渉型光変調器である。まず、図3の分岐
干渉型光変調器の構成と動作について、図3、図4を用
いて説明する。
【0017】図3、図4のように、電気光学効果を有す
るLiNbO3の結晶から成る基板1には、光導波路2
が形成されている。光導波路2は、基板1の表面から幅
6μm、深さ2μmの領域にTiを拡散して屈折率を高
めることによって形成された光導波路である。光導波路
2の入射端11および出射端12は、それぞれ1つであ
るが、途中の分岐部13で2本の光導波路に分岐し、合
流部14で再び1本の光導波路2に合流している。光導
波路2の分岐した部分には、厚さ0.5μm、幅6μm
の電極膜4がそれぞれ配置されている。また、電極膜4
の直下には、厚さ0.2μm、幅6μmのバッファ層3
が設けられている。バッファ層3は、SiO2膜、電極
膜4は、Al膜で構成した。光導波路2を伝搬する光の
波長は、0.633μmである。よって、バッファ層3
は、伝搬光のエバネッセント波に対して透明(0.63
3μmの光を吸収しない波長特性)で、しかも、光導波
路2よりも屈折率が小さく、光導波路2の伝搬光のエバ
ネッセント領域よりも厚く形成されている。
【0018】光導波路2の分岐した部分には、バッファ
層3を介して、電極膜4から電界が印加される。光導波
路2を構成するTiを拡散されたLiNbO3は、電気
光学効果を有しているので、この電界により、屈折率が
変化する。
【0019】つぎに、本実施例の光制御デバイスの製造
方法について図1(a)、(b)を用いて説明する。
【0020】LiNbO3基板1の光導波路2を形成す
る部分にTi膜を形成して加熱し、TiをLiNbO3
基板中に拡散させて、光導波路2を形成した。つぎに、
スパッタ法で、基板1の全面にバッファ層3のSiO2
膜、電極膜4のAl膜を続けて成膜した。さらに、電極
膜4のAl膜の上に、レジストを塗布してレジスト膜を
形成した。そして、図3の光導波路2のうち電極膜4を
配置する部分と、別途用意したフォトマスクとをアライ
メントして、レジスト膜を露光して現像し、レジスト膜
を図3の電極膜4の形状にのみ残し、残りを取り除いた
(図1(a))。
【0021】次に、図1(a)のレジスト膜5をパター
ンとして、燐酸系エッチング液により、電極膜4のAl
膜をウエットエッチングして、Al膜をレジスト膜5の
直下のみ残し残りを取り除いた。続けて、レジスト膜5
とエッチングされた電極膜4とをパターンとして、CF
4系ガスにより、バッファ層3のSiO2膜を光導波路2
の形状にドライエッチングした(図1(b))。これに
より、バッファ層3のSiO2膜を、電極膜4の直下に
のみ残して残りを取り除いた。最後に、レジスト膜5を
剥離して、図3の光制御デバイスを完成させた。
【0022】本実施例の光制御デバイスの動作について
説明する。
【0023】入射端11から波長0.633μmの光を
入射させる。バッファ層3の波長0.633μmに対す
る屈折率は、1.46、光導波路2の波長0.633μ
mに対する屈折率は、2.2であるので、光は、光導波
路2に閉じ込められ、光導波路2を伝搬する。また、バ
ッファ層3は、波長0.633μmに対して透明(波長
0.633μmの光を吸収しない波長特性)であり、し
かもエバネッセント領域より厚く形成されているので、
伝搬光のエバネッセント波は、バッファ層3で吸収され
で減衰することなく伝搬する。
【0024】伝搬光は、分岐部13で2つに分岐され、
電極膜4が設けられた部分を伝搬する。光導波路2のう
ち、電極膜4から電界を受ける部分は、電極膜4から印
加される電界の大きさに応じて、電気光学効果によって
屈折率が変化しているため、伝搬光は位相変調される。
このとき、バッファ層3は絶縁性であり、しかも、電極
膜4の直下にのみ配置されているので、バッファ層の容
積は、基板1の全面に配置されている場合よりも小さ
く、従って、バッファ層3に含まれているキャリアも少
ない。よって、電極膜4から光導波路2の方向にバッフ
ァ層3内のキャリアが移動することにより、リーク電流
が生じるのを低減することができる。したがって、電極
膜4から印加された電界は、ただちに光導波路2に印加
され、DCドリフト等の不安定現象が生じることはな
い。
【0025】分岐された導波路2で、それぞれ位相変調
された伝搬光は、合波部14で合波される際に互いに干
渉する。したがって、電極膜7から印加する電界を制御
することにより、出射端12から出射される光強度が変
調される。
【0026】また、上述のように、本実施例では、露光
現像したレジスト膜5をパターンとして用いて、電極膜
4およびバッファ層3を続けてエッチングして加工して
いる。従って、レジスト膜5を露光するためのマスクと
光導波路2とのアライメントは、一度行なうだけでよ
い。よって、従来のように、レジスト膜を2度形成し、
露光を2度行なう必要がないので、製造工程が非常に簡
略化され、アライメント誤差を大幅に低減することがで
きる。これにより、電極膜とバッファ層が光導波路の上
にのみに精度よく搭載することができるので、DCドリ
フトが低減され、しかも製品間の動作のバラツキが低減
された光制御デバイスを、効率よく製造することができ
る。
【0027】次に、本発明の別の実施例の光制御デバイ
スについて説明する。
【0028】本実施例の光制御デバイスは、図7に示す
ように、方向性結合型の光スイッチング素子である。ま
ず、図7の方向性結合型光スイッチ素子の構成と動作に
ついて、図6、図7を用いて説明する。
【0029】図6、図7のように、電気光学効果を有す
るLiNbO3の結晶から成る基板101には、光導波
路102、122が形成されている。光導波路102、
122は、幅6μm、高さ2μmのリッジ型の導波路で
あり、リッジ形状部にTiを拡散して屈折率が高められ
ている。伝搬光は、この屈折率が高められたリッジ形状
部を伝搬する。光導波路102の一部(光導波路102
a)は、光導波路122の一部(光導波路122a)
と、6μmの間隙を介して近接して平行に配置されてい
る。
【0030】また、光導波路102の全面上には、順に
バッファ層103と、電極膜104とが積層されてい
る。光導波路122の上には、順にバッファ層123
と、電極膜124とが積層されている。バッファ層10
3、123は、厚さ0.2μm、幅6μmのSiO2
である。電極膜104、124は、厚さ0.5μm、幅
6μmのAl膜である。伝搬光の波長は、0.633μ
mである。
【0031】本実施例の光制御デバイスの動作について
説明する。
【0032】入射端111から波長0.633μmの光
を入射させる。バッファ層103の波長0.633μm
に対する屈折率は、1.46、光導波路102の波長
0.633μmに対する屈折率は、2.2であるので、
光は、光導波路102に閉じ込められ、光導波路102
を伝搬する。また、バッファ層103は、波長0.63
3μmに対して透明(波長0.633の光を吸収しない
波長特性)であり、しかもエバネッセント領域より厚く
形成されているので、伝搬光のエバネッセント波は、バ
ッファ層103で吸収されて減衰することなく伝搬し、
光導波路102aの部分を進行する。光導波路102a
は、光導波路122aと近接して平行しているので、光
導波路102aを伝搬してきた光は、進行するにつれ光
導波路122aに乗り移り、さらに進行するともとの導
波路102aに戻ることを周期的に繰り返す。
【0033】光導波路102、122に、バッファ層1
03、123を介して、電極膜104、124から電界
を印加すると、光導波路102、122を構成するTi
を拡散されたLiNbO3は、電気光学効果を有してい
るので、この電界に応じて屈折率が変化する。この屈折
率の変化により、伝搬光の位相が変化し、光導波路10
2a、102b間で光が乗り移る周期も変化する。よっ
て、電極膜104、124から光導波路102、122
に印加する電界を調節することにより、入射端111か
ら入射した光を、出射端113又は出射端114から出
射させることができ、光スイッチの動作が実現される。
【0034】このとき、バッファ層103、123は絶
縁性であり、しかも、電極膜104、124の直下にの
み配置されているので、バッファ層104、124の容
積は、基板101の全面に配置されている場合よりも小
さく、従って、バッファ層103、123に含まれてい
るキャリアも少ない。よって、電極膜104、124か
ら光導波路102、122の方向にバッファ層103、
123内のキャリアが移動することにより、リーク電流
が生じるのを低減することができる。したがって、電極
膜4から印加された電界は、ただちに光導波路2に印加
され、DCドリフト等の不安定現象が生じることはな
い。
【0035】つぎに、本実施例の光制御デバイスの製造
方法について図8(a)、(b)、(c)を用いて説明
する。
【0036】LiNbO3基板101の光導波路10
2、122を形成する部分にTi膜を形成して加熱し、
TiをLiNbO3基板中に拡散させた領域を形成し
た。つぎに、スパッタ法で、基板101の全面にバッフ
ァ層103、123を構成するSiO2膜、電極膜10
4、124を構成するAl膜を続けて成膜した。さら
に、電極膜104、124のAl膜の上に、レジストを
塗布してレジスト膜105を形成した。図7の光導波路
102、122を形成する部分と、別途用意したフォト
マスクとをアライメントして、レジスト膜105を露光
して現像し、レジスト膜105を光導波路102、12
2の形状にのみ残し、残りを取り除いた(図8
(a))。
【0037】次に、図8(a)のレジスト膜105をパ
ターンとして、Arガスを用いたスパッタエッチングに
より、電極膜104、124のAl膜およびバッファ層
103、123のSiO2膜をレジスト膜105の直下
のみ残し、残りを取り除いた。さらに、Arガスを用い
たスパッタエッチングを続けて、基板101をレジスト
膜105の直下のみ残し、残りを深さ2μmだけエッチ
ングしてリッジ型の光導波路102、122を形成した
(図8(b))。最後に、レジスト膜105を剥離し
て、図8の光制御デバイスを完成させた(図8
(c))。
【0038】このように、本実施例の光制御デバイスで
は、露光現像したレジスト膜105をパターンとして用
いて、電極膜104、124、バッファ層103、12
3および光導波路102、122を続けてエッチングし
て加工している。従来、図6のようにリッジ型光導波路
の直上部のみにバッファ層および電極膜を配置した光デ
バイスを製造しようとした場合、バッファ層、電極膜、
基板のエッチングの度にレジスト膜を形成しアライメン
トして露光する必要があった。しかしながら本実施例の
製造方法を用いれば、レジスト膜105を露光するため
のアライメントは、一度行なうだけでよい。よって、製
造工程が非常に簡略化され、アライメント誤差を大幅に
低減することができる。また、アライメント誤差が低減
されるので、電極膜とバッファ層とをリッジ型光導波路
の上にのみに精度よく搭載した光制御デバイスが実現さ
れ、これによりDCドリフトが低減され、しかも製品間
の動作のバラツキを低減することができる。
【0039】また、本実施例では、分岐干渉型光強度変
調器および方向性結合型光スイッチング素子を光制御デ
バイスとして示したが、これに限らず、光導波路と、バ
ッファ層と、電極とを備えた光制御デバイスであれば、
本実施例の製造方法で製造することができる。例えば、
グレーディング制御型のTE−TMモード変換器、屈折
率分布制御型の分岐スイッチに用いることができる。
【0040】また、上述の2つの実施例では、金属を拡
散することによって形成した光導波路を用いたが、イオ
ン交換法やイオン注入法等のように、他の方法で形成し
た光導波路を用いることももちろん可能である。
【0041】また、上述の2つの実施例においてバッフ
ァ層3、103、123のSiO2膜をCVD法等の他
の成膜方法で形成することもできる。但し、バッファ層
3、103、123を形成する際の温度が、光導波路を
形成するための金属やイオンを拡散させた時の温度より
低くなるように、成膜方法を選択して用いる。
【0042】また、上述の第1の実施例では、電極膜4
のエッチングをウエットエッチングで行ない、バッファ
層3のエッチングをドライエッチングで行なったが、A
rガスを用いたスパッタエッチング法等で、電極膜4と
バッファ層3とを一度にエッチング加工することももち
ろん可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明では、バッファ層
を電極の直下にのみ配置した光制御デバイスを製造する
際の工程数を低減することができ、しかも、精度よく製
造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の光制御デバイスの製造
手順を示すA−A’断面図。
【図2】従来の光制御デバイスの製造手順を示す断面
図。
【図3】図1の光制御デバイスの構造を示す上面図。
【図4】図1の光制御デバイスの膜構成を示す断面図。
【図5】従来の光制御デバイスの膜構成を示す断面図。
【図6】図7の光制御デバイスの構造を示すB−B’断
面図。
【図7】本発明の別の実施例の光制御デバイスの構成を
示す上面図。
【図8】図7の光制御デバイスの製造手順を示す断面
図。
【符号の説明】
1、21、101・・・・・・LiNbO3基板、2、
22、102、122・・・・・・光導波路、3、2
3、103、123・・・・・・バッファ層、4、2
4、104、124・・・・・・電極膜、5、25、2
6、105・・・・・・レジスト膜。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光導波路が形成された基板上に、絶縁性材
    料のバッファ層と、導電性材料の電極膜とを順に形成す
    る工程と、 前記電極膜上の一部に任意の形状のレジスト膜を形成す
    る工程と、 前記電極膜のうち、前記レジスト膜で被覆されていない
    部分を取り除く工程と、 前記バッファ層のうち、前記電極膜および前記レジスト
    膜で被覆されていない部分を取り除く工程と、 前記レジスト膜を取り除く工程とを有することを特徴と
    する光制御デバイスの製造方法。
  2. 【請求項2】基板上に、絶縁性材料のバッファ層と、導
    電性材料の電極膜とを順に形成する工程と、 前記電極膜上の一部に任意の形状のレジスト膜を形成す
    る工程と、 前記電極膜のうち、前記レジスト膜で被覆されていない
    部分を取り除く工程と、 前記バッファ層のうち、前記電極膜および前記レジスト
    膜で被覆されていない部分を取り除く工程と、 前記基板のうち、前記レジスト膜、電極膜、および、バ
    ッファ層が配置されていない部分の前記基板を予め定め
    られた深さだけ取り除き、前記基板にリッジ型光導波路
    を形成する工程と、 前記レジスト膜を取り除く工程とを有することを特徴と
    する光制御デバイスの製造方法。
JP5315175A 1993-12-15 1993-12-15 光制御デバイスの製造方法 Withdrawn JPH07168043A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5315175A JPH07168043A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 光制御デバイスの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5315175A JPH07168043A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 光制御デバイスの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07168043A true JPH07168043A (ja) 1995-07-04

Family

ID=18062328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5315175A Withdrawn JPH07168043A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 光制御デバイスの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07168043A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ohmachi et al. Electro‐optic light modulator with branched ridge waveguide
WO2010082673A1 (ja) 分岐型光導波路、光導波路基板および光変調器
JP3159433B2 (ja) 低損失光能動素子の製造方法
KR100431084B1 (ko) 광도파로 및 그의 제조 방법
JP2589367B2 (ja) 光分岐・合波回路
JPH05173099A (ja) 光制御素子
KR100288447B1 (ko) 광강도변조기및그제조방법
JPH07168043A (ja) 光制御デバイスの製造方法
US5566258A (en) Waveguide type electro-optical element comprising material having specific resistance ranging between 107-1011 omega CM
JPH09185025A (ja) 光制御素子
JPH01201609A (ja) 光デバイス
JPS6396626A (ja) 導波型光制御素子
JP3220003B2 (ja) 偏光分離素子
JPH06222403A (ja) 方向性結合形光導波路
JPH07159638A (ja) 光導波路デバイスの製造方法
JPH047508A (ja) 反射型光曲げ導波路の製造方法
JPH07306324A (ja) 光導波路デバイス
JPH07168042A (ja) 光制御デバイスおよびその製造方法
JPH04258918A (ja) 光制御回路
JPH06337447A (ja) 光導波路素子及びその製造方法
JP3024555B2 (ja) 光導波路デバイスおよびその製造方法
JPH01134402A (ja) 光導波路の製造方法
JPH03148625A (ja) 光デバイス
JPH04159515A (ja) 光導波路型制御素子の製造方法
JP3275888B2 (ja) 光導波路デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010306