JPH07167921A - バウンダリスキャンセル装置とバウンダリスキャンテスト方法 - Google Patents

バウンダリスキャンセル装置とバウンダリスキャンテスト方法

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JPH07167921A
JPH07167921A JP6191238A JP19123894A JPH07167921A JP H07167921 A JPH07167921 A JP H07167921A JP 6191238 A JP6191238 A JP 6191238A JP 19123894 A JP19123894 A JP 19123894A JP H07167921 A JPH07167921 A JP H07167921A
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flop
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flip
signal
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JP6191238A
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William E Feger
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Paul W Rutkowski
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American Telephone and Telegraph Co Inc
AT&T Corp
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/3185Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning
    • G01R31/318533Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning using scanning techniques, e.g. LSSD, Boundary Scan, JTAG
    • G01R31/318541Scan latches or cell details

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バウンダリスキャンに関するANSI/IE
EE1149.1標準によって規定された方式による電
子デバイスのテストモードの間のバウンダリスキャンテ
ストを可能にする回路を提供する。 【構成】 システムフリップフロップ30’を有し、電
子デバイスのテストを容易にするバウンダリスキャンセ
ル12’が、前記デバイスの出力バッファ18と前記バ
ッファを駆動する内部ロジックブロック14との間に配
置されている。システムフリップフロップは、当該フリ
ップフロップが必要に応じてクリアあるいはプリセット
されることを可能にする非同期クリア及びプリセット機
能を有している。そのため、その出力ビットはテスト期
間において当該バウンダリスキャンセルに直前にラッチ
されたビットを反映する。非テスト期間においては、シ
ステムフリップフロップ30’のプリセット及びクリア
機能はディセーブルされており、当該フリップフロップ
が前記デバイスの前記内部ロジックと前記出力バッファ
との間でビットを不要な伝播遅延を与えずに通過でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バウンダリスキャンに
関するANSI/IEEE1149.1標準によって規
定された方式による電子デバイスのテストモードの間の
バウンダリスキャンテストを可能にし、かつ当該デバイ
スを非テスト期間における伝播遅延を低減して動作させ
ることを可能にする回路に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路等のデジタル電子デバイス、あ
るいは複数個の集積回路を含む回路ボードさらには複数
個のこの種のボードからなる回路のテストを容易にする
ために、バウンダリスキャンとして知られる技法が開発
されてきている。バウンダリスキャンに関するANSI
/IEEE1149.1標準によって具体化されたバウ
ンダリスキャンテスト技法は、通常単一ビットシフトレ
ジスタであるバウンダリスキャンセルを、他のデバイス
の入力ノードに接続された被測定電子デバイスの各々の
出力ノード(例えばピン)に配置することによって実現
される。バウンダリスキャンセルは、出力ノードとその
ノードを駆動する内部ロジックブロックとの間に配置さ
れる。各々の個別のノードに関連する各々のバウンダリ
スキャンセルは、前の各々のセルの出力が同一チェーン
内の後段のセルの入力に供給されるように、単一のチェ
ーン内の他のセルの各々とシリーズに接続されている。
【0003】バウンダリスキャンテスト技法に従った実
際のテストは、ある既知のビットストリング内の各々の
ビットが個別のセルにラッチされるように当該ビットス
トリングをバウンダリスキャンセルチェーンを通じてシ
フトすることによって実現される。出力ノードに接続さ
れた各々のバウンダリスキャンセルに関しては、それら
は”更新”される、すなわち直前でそのセルに対してシ
フトされたビットはそのセルに関連する出力に現れる。
その結果、入力ノードに関連するバウンダリスキャンセ
ルは、その入力ノードを駆動する他のデバイスの出力ノ
ードに現れるビットを”捕捉”する(すなわち当該ビッ
トが供給される)。よって、各々の出力ノードが”更
新”された場合には、更新された出力ノードによって駆
動される入力ノードに関連しているバウンダリスキャン
セルに対して提供される論理値も同様に変化しうる。
【0004】入力ノードに関連するバウンダリスキャン
セルの各々が当該入力ノードを駆動する出力ノードに現
れるビットを捕捉すると、当該バウンダリスキャンセル
チェーンによって保持されていているビットストリング
がシフトされる。その後、このようにしてシフトされた
ビットストリングと、デバイス間接続(すなわちデバイ
スの出力ノードと入力ノードとの間の接続)が完全であ
る場合に得られるはずのビットストリングを表現する参
照ビットストリングとの間の比較がなされる。シフトさ
れたビットストリングとリファレンスビットストリング
との間の全ての差異はエラーを示唆している。バウンダ
リスキャンに関するANSI/IEEE1149.1標
準によって具体化されたバウンダリスキャンテスト技法
のさらに詳細に亘る記述は、インスティトゥート・オブ
・エレクトリカル・アンド・エレクトロニクス・エンジ
ニアーズ(Institute of Electrical and Electronics
Engineers)(ニューヨーク州ニューヨーク)によって
出版された”IEEE標準テストアクセスポート及びバ
ウンダリスキャンアーキテクチャ”に見い出される。こ
れは、本明細書においては参考文献として参照される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述されているよう
に、出力ノードにバウンダリスキャンセルが関連付けら
れている場合には、当該セルはノードとそのノードを駆
動するそのデバイスの内部ロジックとの間に配置されて
いる。バウンダリスキャンセルあるいはそのデバイスの
内部ロジックのいずれかにその出力ノードを個別に駆動
させるために、バウンダリスキャンセルからの信号とデ
バイスの内部ロジックからの信号とを多重化するマルチ
プレクサがバウンダリスキャンセル内に配置されてい
る。残念なことに、マルチプレクサは、デバイスの内部
ロジックと対応する出力ノードの間を非テスト期間に通
過する信号に対して伝播遅延を引き起こす。この種の伝
播遅延は、特に電子デバイスが高速で動作する場合には
好ましくない。この理由から、高速デバイスに対しては
これまでバウンダリスキャンセルが備えられることはな
く、そのために、前述されたバウンダリスキャンテスト
技法による、デバイス間の接続をテストする可能性が排
除されてきた。
【0006】よって、バウンダリスキャンテストを実現
する目的で、この種のバウンダリスキャンセルが高速電
子デバイスにおいて用いられうるように、バウンダリス
キャンセルにおける伝播遅延を低減する方策が求められ
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】簡潔に述べれば、電子デ
バイスの内部ロジックブロックとデバイスノードとの間
に配置されるバウンダリスキャンセルが提供される。こ
のバウンダリスキャンセルは、バウンダリスキャンテス
トを実現するために、他の電子デバイスに関連している
複数個の他のバウンダリスキャンセルの各々とシリーズ
に接続されている。バウンダリスキャンセルの内部に
は、単一ビットの情報を保持するシフトフリップフロッ
プが配置されている。シフトマルチプレクサは、テスト
期間中に前記シフトフリップフロップに対して、チェー
ン内の他のバウンダリスキャンセルの出力を供給する
か、あるいは電子デバイスの内部ロジックブロックとデ
バイスノードの間を通過するビットを表すビットを供給
する。シフトフリップフロップによって保持されるビッ
トをストアするために、更新フリップフロップがシフト
フリップフロップに対して接続されている。システムフ
リップフロップが、電子デバイスの内部ロジックブロッ
クと対応するデバイスノードとの間を非テスト期間にビ
ットを通過させる、及び、更新フリップフロップ内にス
トアされたビットを表現するビットをテスト期間にデバ
イスノードに対して供給するために備えられている。さ
らに、システムフリップフロップは、シフトマルチプレ
クサに対して、非テストモードの間にデバイスの内部ロ
ジックとデバイスノードとの間を通過するビットの状態
を表すビットがシフトフリップフロップに到達するよう
に信号を印加する。
【0008】本発明に従って、システムフリップフロッ
プは、プリセット及びクリアができるように構成されて
いる。さらに、ロジック回路が更新フリップフロップと
システムフリップフロップとの間に接続されている。こ
のロジック回路は、更新フリップフロップにストアされ
たビットと、電子デバイスがテストモードで動作してい
るかあるいは通常の(すなわち非テストの)状態で動作
しているかを表すような状態を有する外部からの単一ビ
ットのモード信号との双方に対して応答する。このロジ
ック回路は、更新フリップフロップによって保持されて
いるビットに従ってシステムフリップフロップがテスト
期間にプリセットあるいはクリアされるように機能す
る。非テスト期間においては、システムフリップフロッ
プのプリセット及びクリア機能はディセーブルされてお
り、システムフリップフロップが従来技術に係るフリッ
プフロップとして動作してデバイスの内部ロジックブロ
ックとデバイスノードとの間でビットを通過させるよう
に動作することが許可されている。
【0009】本発明に係るバウンダリスキャンセルは”
出力”セル(すなわち、デバイスの内部ロジックと出力
ノードとの間に配置されるセル)として最も有用である
が、当該セルはデバイスの内部ロジックと制御信号を受
信するデバイスノードと間に配置される”制御”バウン
ダリスキャンセルとしても有用である。さらに、本発明
に係るバウンダリスキャンセルは、それぞれデバイスの
内部ロジックと入出力あるいは入力ピンとの間に配置さ
れる”双方向”及び”入力”バウンダリスキャンセルと
しても有用である。
【0010】
【実施例】本発明に係るバウンダリスキャンセルの構造
及びその動作を適切に理解するために、従来技術に係る
バウンダリスキャンセルを示した図1をまず参照しなけ
ればならない。図1には、一つあるいは複数個のその他
のデバイスとの間の接続をバウンダリスキャン技法に従
ってテストすることを可能にするための少なくとも一
つ、そして望ましくは複数個の従来技術に係るバウンダ
リスキャンセル12(ただ一つのみ図示されている)を
利用するデジタル電子デバイス10の一部が示されてい
る。電子デバイス10は、単一の集積回路、単一の回路
基板上で接続された一群の回路、あるいは回路基板群の
いずれかよりなる。ここでの議論のために、デバイス1
0は、各々関連するバウンダリスキャンセル12を有す
る、少なくとも一つ、望ましくは複数個の内部ロジック
ブロック14(図示せず)を含むものとする。議論を簡
潔にするために、出力ノードに関連しているバウンダリ
スキャンセル12のみが記述される。
【0011】デバイス10内の各々のロジックブロック
14の構造は、そのデバイスによって実行される機能に
依存している。各々のロジックブロック14の詳細は、
それぞれが、以下FROMCKTとして示される単一ビ
ット出力信号を生成するという観点以外においては、バ
ウンダリスキャンセル12とは関連していない。高速動
作に関しては、各々のロジックブロック14によって生
成される出力信号FROMCKTがシステムフリップフ
ロップ16を介して対応する”出力”バウンダリスキャ
ンセル12に対して伝達される。このフリップフロップ
の出力信号は、”遅延FROMCKT”と呼称される。
通常、システムフリップフロップ16は、共通のクロッ
ク信号SYSCLKによってロジックブロックと同期し
てクロックがかけられる。ここでは、説明のために、シ
ステムフリップフロップ16が内部ロジックブロック1
4とは分離されて示されている。実際には、システムフ
リップフロップ16は内部ロジックブロックを構成する
部分となっている。
【0012】システムフリップフロップ16の出力信号
(すなわち遅延FROMCKT信号)は、デバイス10
の通常の動作の間(すなわち非バウンダリスキャンテス
トの間)にバウンダリスキャンセル12に対してそれを
通過して出力バッファ18に至るように供給される。そ
の後、バッファ18は出力ノード18を駆動する。
【0013】以下により良く理解されるように、バウン
ダリスキャンセル12は、全般的には各々前掲の”IE
EE標準テストアクセスポート及びバウンダリスキャン
アーキテクチャ”に記述された様式で配置された複数個
の他のバウンダリスキャンセルの各々に対して直列に接
続されるように設計されている。その結果、デバイス1
0と他の一つあるいは複数個のデバイスとの相互接続を
テストするための単一のバウンダリスキャンセルチェー
ンが得られることになる。この目的のために、バウンダ
リスキャンセル12は、システムフリップフロップ16
の出力がその第一の(すなわち”0”)入力に接続され
ているシフトマルチプレクサ22を有している。シフト
マルチプレクサ22は、チェーン中の上流のバウンダリ
スキャンセル(図示せず)から受信した単一ビットの入
力信号ScanINが供給される第二の(すなわち”
1”)入力を有している。マルチプレクサ22は、単一
のShiftDR信号によって制御されており、その信
号の状態に依存して、その第一及び第二入力に印加され
た信号のうちの個別の一つをシフトフリップフロップ2
4のD入力に渡す。シフトフリップフロップ24は、S
hiftDR信号の状態に依存して、遅延FROMCK
T信号の状態を表わしているシステムフリップフロップ
16の出力ビット、あるいはチェーン中の上流のバウン
ダリスキャンセルによって生成されたScanIN入力
ビット、のいずれかをストアする。
【0014】シフトフリップフロップ24はクロック信
号ClockDRによってクロックがかけられており、
それに応答して、フリップフロップ24によってラッチ
されたビットを表わす信号をそのQ出力に生成する。シ
フトフリップフロップ24のQ出力信号は”ScanO
UT”信号として指し示されるものであり、下流のバウ
ンダリスキャンセル(図示せず)に対して供給されるS
canIN信号をなす。デバイス10のバウンダリスキ
ャンテストの間、チェーン中の各々のバウンダリスキャ
ンセルの各々のシフトレジスタ24を介してビットをシ
フトすることにより、既知のビットストリングがバウン
ダリスキャンセルチェーン中でシフトされる。
【0015】シフトフリップフロップ24のQ出力信号
は、更新フリップフロップ26のD入力に対しても供給
される。シフトフリップフロップ24を通じてシフトさ
れるビットストリングのうちの一つのビットがバウンダ
リスキャンセル12によって保持されるべきものである
場合には、シフトレジスタからのビットをラッチするた
めに、更新フリップフロップ26がその入力CKに対し
て供給されるクロック信号UpdateDRによってク
ロックがかけられる。更新フリップフロップ26のQ出
力は、その出力が出力バッファ18に対して供給される
ために出力マルチプレクサと呼称されているマルチプレ
クサ28の(”1”入力として示されている)一方の入
力に接続されている。出力マルチプレクサ28は、シス
テムフリップフロップ16のQ出力が接続された(”
0”入力として示されている)他の入力を有している。
【0016】マルチプレクサ28は、その制御入力に供
給された(”MODE”信号と呼称される)単一ビット
信号の状態に従って、その”0”あるいは”1”入力に
印加された信号を通過させる。MODE信号がデバイス
10の通常の動作状態を表わす第一の論理レベル(すな
わち、論理”0”)にある場合には、出力マルチプレク
サ28は、システムフリップフロップ16の出力に現れ
る遅延FROMCKT信号を出力バッファ18に対して
渡す。その反対に、MODE信号がデバイス10がテス
トモードにあることを示す第二の論理レベル(すなわ
ち、論理”1”)にある場合には、出力マルチプレクサ
28は、更新フリップフロップ26からの信号を出力バ
ッファ18に対して渡す。
【0017】前述の従来技術に係るバウンダリスキャン
セル12は、デバイス10の通常の動作の間(すなわち
非テストモードの間)にシステムフリップフロップ16
から出力バッファ18へ通過する単一ビット信号(すな
わち遅延FROMCKT信号)が、出力マルチプレクサ
28を介して通過する際に伝播遅延を受ける、という欠
点を有している。伝播遅延は、通常、ビットが通過しな
ければならないゲート数に関して測定される。出力マル
チプレクサ28の場合には、信号が出力バッファ18に
到達するまでにマルチプレクサ内で2つの内部ゲート
(図示せず)を通過しなければならない。よって、出力
マルチプレクサ28は2ゲート分の遅延を負っているこ
とになる。この種の遅延は、デバイス10が高速で動作
しなければならない場合に不都合である。
【0018】図2は、本発明に従ったバウンダリスキャ
ンセル12’のブロック図である。当該バウンダリスキ
ャンセル12’は、デバイス10の他のデバイスに対す
る接続のバウンダリスキャンテストを容易にしつつ、通
常の(非テストモードの)動作における伝播遅延を低減
することを可能にしている。議論を容易にするために、
プライム(’)のついた同一の参照番号が、図1におけ
るものと対応するエレメントを記述するために用いられ
ている。図1のバウンダリスキャンセル12と同様、図
2のバウンダリスキャンセル12’は、第一(すなわ
ち”0”)入力及び第二(すなわち”1”)入力を有す
るシフトマルチプレクサ22’を有しており、後者に対
しては上流のバウンダリスキャンセル(図示せず)から
のScanIN信号が供給されている。入力マルチプレ
クサ22’は、その機能に関しては図1のマルチプレク
サ22と同一のものであり、制御信号ShiftDRに
応答する。ShiftDR信号が第一の(すなわち”
0”)論理レベルにある場合には、入力マルチプレクサ
22’はその”0”入力に供給された信号をシフトフリ
ップフロップ24’のD入力宛に通過させる。反対に、
ShiftDR信号が第二の(すなわち”1”)論理レ
ベルにある場合には、マルチプレクサ22’はその”
1”入力に供給された信号(すなわちScanIN信
号)をシフトフリップフロップ24’のD入力に供給す
る。図1のシフトフリップフロップ24と同様、図2の
シフトフリップフロップ24’は、入力マルチプレクサ
22’から受信したビットを更新フリップフロップ2
6’のD入力に供給する目的でラッチする。さらに、シ
フトフリップフロップ24’は、そのQ出力信号(Sc
anOUT)を下流のバウンダリスキャンセル(図示せ
ず)にScanIN信号として供給する。図1の更新フ
リップフロップ26と同様、図2の更新フリップフロッ
プ26’はシフトフリップフロップ24’において直前
にラッチされたビットをストアする。
【0019】図2のバウンダリスキャンセル12’は、
(例えば図1の出力マルチプレクサ28などの)あらゆ
る出力マルチプレクサを欠いているという点で図1のバ
ウンダリスキャンセル12とは異なっている。その代わ
りに、バウンダリスキャンセル12’は、非同期クリア
及びプリセットが可能なシステムフリップフロップ3
0’を有している。システムフリップフロップ30’
は、図1の内部ロジックブロック14によって生成され
た出力信号FROMCKTが直接供給されるD入力を有
している。以下の記述から明らかなように、システムフ
リップフロップ30’は、図1のシステムフリップフロ
ップ16と同様に、FROMCKT信号をラッチするよ
うに機能する。ここまでは、システムフリップフロップ
30’は、システムフリップフロップ16と同一の機能
を実行する。よって、バウンダリスキャンセル12’が
デバイス10にインプリメントされる場合には、図1の
システムフリップフロップ16は余剰となり、よってデ
バイスの内部ロジック14から削除される。
【0020】システムフリップフロップ30’のQ出力
は出力バッファ18に接続されている。図1のシステム
フリップフロップ16と同様、図2のシステムフリップ
フロップ30’は、通常図1の内部ロジックブロック1
4に対してクロックをかけるものと同一の信号であるク
ロック信号SYSCLKに応答してクロックがかけられ
る。システムフリップフロップ30’が以下に議論され
るような方式でプリセットあるいはクリアされるまで
は、当該フリップフロップはデバイス10の出力バッフ
ァ18に対して、デバイス10の通常の動作モードの間
に図1の内部ロジックブロック14から直前にラッチし
たビットを供給する。以下に記述されているように、シ
ステムフリップフロップ30’は、図1のシステムフリ
ップフロップ16の機能と図1のバウンダリスキャンセ
ル12の出力マルチプレクサ28の機能との双方を実行
する。有利な点は、図1の出力マルチプレクサ28は2
ゲート分の遅延を負うのに対してシステムフリップフロ
ップ30’が0ゲート伝播遅延を負うということであ
る。
【0021】システムフリップフロップ30’のQN
(すなわちQバー)出力はインバータ31’に接続され
ており、インバータ31’の出力はシフトマルチプレク
サ22’の第一の(すなわち”0”)入力に接続されて
いる。このように、シフトマルチプレクサ22’に対し
ては遅延FROMCKT信号を表わす信号がその第一入
力に供給されている。システムフリップフロップ30’
のQ出力を直接シフトマルチプレクサ22’の第一入力
に接続してインバータ31’の必要性を無くすことがよ
り効率的に思われるが、インバータ31’を配置するに
はそれだけの理由がある。仮にインバータ31’が省略
されてシステムフリップフロップ30’のQ出力が直接
シフトマルチプレクサ22’の第一入力に接続された場
合は、システムフリップフロップ30’の性能が、その
Q出力の負荷が増大するために逆に影響されてしまう可
能性がある。
【0022】システムフリップフロップ30’は、MO
DE信号に応答するロジック回路32’によってそれぞ
れフリップフロップのPD及びCDN入力に印加される
プリセット及びクリア信号に従って非同期でプリセット
及びクリアされる。言い換えれば、ロジック回路32’
によって生成されるプリセット及びクリア信号は、クロ
ック信号SYSCLKに関係なくシステムフリップフロ
ップ30’をプリセットしたりクリアしたりすることが
可能である。
【0023】ロジック回路32’はANDゲート33’
を有しており、当該ANDゲートの第一及び第二入力に
それぞれ受信されるMODE信号と更新フリップフロッ
プ26’のQ出力信号とに従ってシステムフリップフロ
ップ30’のプリセット入力PDに対して供給されるプ
リセット信号を生成する。ロジック回路32’は、さら
に、システムフリップフロップ30’のクリア入力に供
給される(論理”0”レベルでアクティブである)クリ
ア信号CDNを生成するNANDゲート34’を有して
いる。このNANDゲート34’の出力信号は、それぞ
れ当該NANDゲートの第一及び第二入力にそれぞれ入
力されるMODE信号と更新フリップフロップ26’の
QN出力信号に従って生成される。
【0024】MODE信号が第一の論理レベル(すなわ
ち論理”0”)にあってデバイス10が通常の動作モー
ド(すなわち非テストモード)にある場合には、AND
ゲート33’は論理”0”出力を、NANDゲート3
4’は論理”1”レベル出力をそれぞれ生成する。この
ような状況下では、システムフリップフロップ30’は
非同期でクリアされたりプリセットされることはない。
このように、システムフリップフロップ30’は、クロ
ック信号SYSCLKによってクロックがかけられる
と、遅延FROMCKT信号の状態を反映したビットを
出力する。しかしながら、MODE信号と更新フリップ
フロップ26’のQ出力の双方が第二の論理レベル(す
なわち論理”1”)にある場合には、システムフリップ
フロップ30’は更新フリップフロップ26’によって
保持されたビットの状態を表わすように強制される。
【0025】MODE信号が論理”1”レベルにある場
合には、更新フリップフロップ26’のQ及びQN出力
はそれぞれ論理”0”及び論理”1”レベルにあり、A
NDゲート33’及びNANDゲート34’はそれぞれ
論理”0”及び論理”1”レベルの出力信号を生成す
る。このような状況下では、PD=0及びCDN=0で
あり、システムフリップフロップ30’は強制的にクリ
アされる。反対に、MODE信号が論理”1”レベルに
あって更新フリップフロップ26’のQ及びQN出力が
それぞれ論理”1”及び論理”0”レベルである場合に
は、ANDゲート33’及びNANDゲート34’はそ
れぞれ論理”1”及び論理”0”レベルの出力を生成す
る。このような場合には、PD=1かつCDN=1であ
り、システムフリップフロップ30’は強制的にプリセ
ットされる。容易に理解されるように、MODE信号が
論理”1”レベルにある場合には、システムフリップフ
ロップ30’は、更新フリップフロップ26’のQ及び
QN出力の状態に依存して、非同期でプリセットあるい
はクリアされる。
【0026】MODE信号の状態がシステムフリップフ
ロップ30’のプリセット及びクリア可能性に影響を与
えるため、MODE信号がグリッチを有さないことが重
要である。MODE信号は、通常、バウンダリスキャン
セル12’とは異なったところに配置されている個別の
論理回路によって生成されるが、その様な場合において
もグリッチを避けるためにMODE信号生成回路の設計
に注意が払われなければならない。
【0027】以上の記述から明らかなように、本発明に
従ったバウンダリスキャンセル12’のシステムフリッ
プフロップ30’は、図1の出力マルチプレクサ28と
比較して、より低減された伝播遅延でFROMCKT信
号を非テスト期間に出力バッファ18に対して伝達す
る。このことは、非テスト期間にはフリップフロップの
クリア及びプリセット機能がディセーブルされていると
いう事実による。しかしながら、テスト期間において
は、システムフリップフロップ30’は更新フリップフ
ロップ26’にラッチされたビットを表わすビットを出
力するように動作し、更新フリップフロップ26’から
のビットを出力バッファ18に対して図1の出力マルチ
プレクサと同様の方法で、しかもマルチプレクサに関連
する伝播遅延を負うことなく効率的に伝達する。
【0028】図3は、ポジティブクロックエッジトリガ
ードDフリップフロップの形態を有するシステムフリッ
プフロップ30’の望ましい実施例を示したブロック図
である。図3に示されているように、システムフリップ
フロップ30’は、第一及び第二入力を有し、その第二
入力にプリセット信号PDが供給されていて、その出力
が、第二の入力に対してクリア信号CDNが接続されて
いるNANDゲート28’の第一の入力に対して接続さ
れている第一のORゲート36’を有している。NAN
Dゲート38’の出力は、出力が第一のトランスミッシ
ョンゲート42’の入力に接続されたインバータ40’
の入力に接続されており、トランスミッションゲート4
2’の出力はORゲート36’の第一の入力に接続され
ている。ORゲート36’の第一の入力に対しては、入
力がシステムフリップフロップ30’のD入力を構成し
ている第二のトランスミッションゲート44’の出力も
接続されている。
【0029】各々のトランスミッションゲート42’及
び44’は、それぞれのゲートの一対の制御入力c及び
c’の個々に対して供給される一対の制御信号に応答す
る。各々のトランスミッションゲート42’及び44’
は、それぞれのc及びc’入力にそれぞれ個別に論理”
1”及び論理”0”信号を受信した場合にのみ、入力信
号をORゲート36’の第一の入力に伝達する。それ以
外の場合には、トランスミッションゲートは信号を伝達
しない。ゲート42’の制御入力c及びゲート44’の
制御入力c’は、システムフリップフロップ30’のク
ロック入力CKに対して接続されており、印加されたS
YSCLK信号を受信する。ゲート42’の制御入力
c’及びゲート44’の制御入力cは、システムフリッ
プフロップ30’のクロック入力CKに対して接続され
たインバータ46’の出力に対して接続されている。容
易に理解されるように、SYSCLK信号が論理”1”
レベルの場合には、トランスミッションゲート42’を
通過した信号がORゲート36’に供給される。反対
に、SYSCLK信号が論理”0”レベルにある場合に
は、トランスミッションゲート44’が動作して信号を
ORゲート36’の入力に供給する。
【0030】インバータ40’の入力に接続されている
のみならず、NANDゲート38’の出力は、トランス
ミッションゲート42’及び44’と同一の構造を有す
るトランスミッションゲート48’の入力に対しても接
続されている。トランスミッションゲート42’と同様
に、トランスミッションゲート48’は、それぞれクロ
ック信号SYSCLK及びインバータ46’の出力信号
が接続された制御入力c及びc’を有している。トラン
スミッションゲート48’の出力はインバータ50’の
入力に接続されており、このインバータ50’の出力が
システムフリップフロップ30’のQ出力を形成してい
る。
【0031】システムフリップフロップ30’のQN出
力は、クリア信号CDNが供給される第一入力とORゲ
ート54’の出力が供給される第二ゲートとを有するN
ANDゲート52’の出力によって構成される。ORゲ
ート54’は、プリセット信号PDが供給される第一入
力とインバータ50’の出力が供給される第二入力とを
有している。NANDゲート52’の出力は、c’及び
c制御入力にそれぞれSYSCLK及びその補信号が供
給されたトランスミッションゲート56’の入力に供給
されている。トランスミッションゲート56’の出力
は、トランスミッションゲート48’の出力と共にイン
バータ50’の入力に供給されるように接続されてい
る。
【0032】上述されているように、システムフリップ
フロップ30’のQ出力は、ゲート54’及び52’を
介してQ出力から導出される。このようにしてQN信号
を導出することにより、QN信号をQ信号の補信号とす
ることとQN出力が負荷を駆動した場合にシステムフリ
ップフロップ30’の動作に悪影響を与えかねない過負
荷によってQ出力が影響を被ることを防止することとが
可能となる。
【0033】システムフリップフロップ30’の動作を
理解するために、プリセット信号PDが論理”0”レベ
ルにあってクリア信号CDNが論理”1”にある場合の
状態を考える。このような状況下では、システムフリッ
プフロップ30’は、従来技術に係るポジティブクロッ
クエッジトリガードDフリップフロップとして機能す
る。
【0034】プリセット信号PDが論理”1”レベルに
あってクリア信号CDNが論理”1”レベルにある(す
なわち、プリセット条件にある)場合には、ORゲート
36’及び54’の双方の出力信号は、D及びCK入力
における入力信号の状態にかかわらずに論理”1”にな
る。ORゲート36’と54’の出力が各々論理”1”
レベルにあってクリア信号CDNが論理”1”にある
と、NANDゲート38’及び52’はそれぞれ論理”
0”出力信号を生成する。よって、システムフリップフ
ロップ30’のQ出力には論理”1”信号が非同期で、
すなわちシステムフリップフロップ30’のCK入力に
おけるSYSCLK信号の論理レベルに無関係に、現れ
ることになる。このことは、SYSCLK信号が論理”
1”レベルの場合には、(論理”0”レベルにある)N
ANDゲート38’の出力信号がトランスミッションゲ
ート48’を介してインバータ50’に供給されてシス
テムフリップフロップ30’のQ出力が論理”1”レベ
ルになるためである。反対に、SYSCLK信号が論
理”0”レベルである場合には、(論理”0”レベルに
ある)NANDゲート52’の出力がトランスミッショ
ンゲート56’を介してインバータ50’に供給されて
システムフリップフロップ30’のQ出力が論理”1”
レベルになるためである。
【0035】プリセット信号PDが論理”0”レベルに
あってクリア信号CDNが論理”0”にある(すなわち
クリア条件にある)場合には、NANDゲート38’及
び52’の出力は、システムフリップフロップ30’の
D及びCK入力における信号の状態に無関係に、共に論
理”1”レベルになる。このような条件においては、論
理”0”レベルの信号がシステムフリップフロップ3
0’の出力に現れる。このことは、SYSCLK信号が
論理”1”レベルの場合には、(論理”1”レベルにあ
る)NANDゲート38’の出力信号がトランスミッシ
ョンゲート48’を介してインバータ50’に供給され
てシステムフリップフロップ30’のQ出力が論理”
0”レベルになるためである。反対に、SYSCLK信
号が論理”0”レベルである場合には、(論理”1”レ
ベルにある)NANDゲート52’の出力がトランスミ
ッションゲート56’を介してインバータ50’に供給
されてシステムフリップフロップ30’のQ出力が論
理”0”レベルになるためである。
【0036】以上、本発明に係る、電子デバイス10の
バウンダリスキャンテストを可能にし、かつ非テスト期
間における信号伝播に係る遅延を低減した、バウンダリ
スキャンセル12’が説明された。
【0037】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので,この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。例えば、上述された本発明に係る
バウンダリスキャンセル12’はデバイス10の内部ロ
ジック14と出力ノード20を駆動する対応する出力バ
ッファ18との間に配置されるものとして説明されてき
たが、バウンダリスキャンセル12’は、適切な修正を
行なうことによって、入力ノード、入出力ノード、ある
いは制御ノードなどに対しても用いられうる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、バ
ウンダリスキャンに関するANSI/IEEE114
9.1標準によって規定された方式による電子デバイス
のテストモードの間のバウンダリスキャンテストを可能
にし、かつ当該デバイスを非テスト期間における伝播遅
延を低減して動作させることを可能にするバウンダリス
キャンセルが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術に係るバウンダリスキャンセルを示す
ブロック図。
【図2】本発明のより望ましい実施例であるところのバ
ウンダリスキャンセルを示すブロック図。
【図3】図2のバウンダリスキャンセルにおいて用いら
れるシステムフリップフロップを示すブロック図。
【符号の説明】
10 電子デバイス 12 バウンダリスキャンセル 14 内部ロジックブロック 16 システムフリップフロップ 18 出力バッファ 20 出力ノード 22 シフトマルチプレクサ 24 シフトフリップフロップ 26 更新フリップフロップ 28 出力マルチプレクサ 12’ バウンダリスキャンセル 22’ シフトマルチプレクサ 24’ シフトフリップフロップ 26’ 更新フリップフロップ 30’ システムフリップフロップ 31’、40’、46’、50’ インバータ 32’ ロジック回路 33’ ANDゲート 34’、38’、52’ NANDゲート 36’、54’ ORゲート 42’、44’、48’、56’ トランスミッション
ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール ウィリアム ルツコウスキー アメリカ合衆国、08807 ニュージャージ ー、ブリッジウォーター、ステラ ドライ ブ 26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子デバイスの内部ロジックブロックと
    当該電子デバイスの出力ノードとの間に配置されたバウ
    ンダリスキャンセルにおいて、当該バウンダリスキャン
    セルは第一の期間におけるバウンダリスキャンテストを
    可能にするチェーン中の複数個のバウンダリスキャンセ
    ルの各々と直列に接続されるように適合されており、当
    該バウンダリスキャンセルが、 入力ビットをラッチして当該ラッチされた入力ビットに
    従って出力ビットを生成するシフトフリップフロップ
    (24’)と、 入力ビットを受信する第一入力と第二の入力ビットを受
    信する第二入力とを有するシフトマルチプレクサ(2
    2’)と、ここで、前記シフトマルチプレクサは、当該
    マルチプレクサに印加される外部制御ビットに応答し
    て、前記第一入力あるいは第二入力のいずれかの入力に
    印加された入力ビットを通過させ、 前記シフトフリップフロップに直前にロードされたビッ
    トをラッチする、前記シフトフリップフロップに接続さ
    れた更新フリップフロップ(26’)と、 各々前記デバイスの前記内部ロジックブロックと前記デ
    バイスノードに接続されたD入力及びQ出力を有し、非
    同期プリセット及びクリア機能を有するシステムフリッ
    プフロップ(30’)と、 前記システムフリップフロップに接続され、前記更新フ
    リップフロップ中にラッチされたビットと外部MODE
    ビットとの双方に応答して、前記第一の期間に前記シス
    テムフリップフロップに前記更新フリップフロップ中に
    ラッチされたビットに対応するQ出力を生成させ、さら
    に、前記第一の期間以外の期間に前記システムフリップ
    フロップにそのD入力に現れたビットをそのQ出力に通
    過させるロジック回路(32’)と、 前記シフトマルチプレクサの第一入力に前記システムフ
    リップフロップのQ出力に現れるビットに対応する入力
    ビットが供給されることを特徴とするバウンダリスキャ
    ンセル装置。
  2. 【請求項2】 前記ロジック回路が、 前記MODEビットが供給される第一入力及び前記更新
    フリップフロップによってラッチされたビットが供給さ
    れる第二入力を有するANDゲート(33’)と、ここ
    で、当該ANDゲートは、前記第一及び第二入力に供給
    されるビットに従って前記システムフリップフロップを
    プリセットするために前記システムフリップフロップに
    対して供給されるプリセットビットを生成し、 前記MODE信号が供給される第一入力及び前記更新フ
    リップフロップにラッチされたビットの補ビットが供給
    される第二入力とを有し、各々の入力に供給されるビッ
    トに従って前記システムフリップフロップをクリアする
    ために前記システムフリップフロップに対して供給され
    るクリアビットを生成するNANDゲート(34’)と
    を有することを特徴とする請求項第1項に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記システムフリップフロップが、その
    Q出力に現れるビットの補ビットを出力するQN出力を
    有しており、 前記システムフリップフロップのQN出力と前記シフト
    マルチプレクサの前記第一入力との間に接続されたイン
    バータを更に有することを特徴とする請求項第1項に記
    載の装置。
  4. 【請求項4】 前記システムフリップフロップが、 前記システムフリップフロップのD入力を構成する入
    力、出力、及び前記システムフリップフロップにクロッ
    クをかけるためのクロック信号及びその補信号がそれぞ
    れ供給される一対の制御入力を有する第一のトランスミ
    ッションゲート(44’)と、ここで、前記第一のトラ
    ンスミッションゲートは前記一対の制御入力に印加され
    た信号の所定の関係に従って前記入力に印加された信号
    を前記出力に対して通過させ、 入力、前記第一のトランスミッションゲートの出力に接
    続された出力、及び前記クロック信号及びその補信号が
    それぞれ供給される一対の制御入力を有する第二のトラ
    ンスミッションゲートと、ここで、前記第二のトランス
    ミッションゲートは前記一対の制御入力に印加された信
    号の所定の関係に従って前記入力に印加された信号を前
    記出力に対して通過させ、 前記プリセット信号が供給される第一入力及び前記第一
    及び第二トランスミッションゲートの出力に現れる信号
    が供給される第二入力とを有する第一のORゲート(3
    6’)と、ここで、前記第一ORゲートはそれぞれの入
    力に供給される信号の論理和に対応する出力信号を生成
    し、 前記第一のORゲートの出力が供給される第一入力及び
    前記クリア信号が供給される第二入力を有する第一のN
    ANDゲート(38’)と、ここで、第一NANDゲー
    トはそれぞれの入力に供給される信号の否定論理積に対
    応する信号を生成し、 前記第一NANDゲートの出力信号が供給される入力を
    有し前記第二トランスミッションゲートの入力に接続さ
    れた出力を有して前記第二トランスミッションゲートに
    前記第一NANDゲートの出力信号の補信号を供給する
    インバータ(40’)と、前記第一NANDゲートの出
    力に接続された入力、出力、及びクロック信号とクロッ
    ク信号の補信号とがそれぞれ供給される一対の制御入力
    とを有する第三のトランスミッションゲート(48’)
    と、ここで、前記第三のトランスミッションゲートは前
    記一対の制御入力に印加された信号の所定の関係に従っ
    て前記入力に印加された信号を前記出力に対して通過さ
    せ、 入力、前期第三のトランスミッションゲートの出力に対
    して接続された出力、及び前記クロック信号及び前記ク
    ロック信号の前記補信号がそれぞれ供給される一対の制
    御入力とを有する第四のトランスミッションゲート(5
    6’)と、ここで、前記第四のトランスミッションゲー
    トは前記一対の制御入力に印加された信号の所定の関係
    に従って前記入力に印加された信号を前記出力に対して
    通過させ、 前記第三及び第四のトランスミッションゲートの出力に
    接続された入力と前記システムフリップフロップのQ出
    力を構成する出力とを有する第二のインバータ(5
    0’)と、ここで、前記第二のインバータは前記第三及
    び第四のトランスミッションゲートの出力における信号
    を反転し、 前記第二のインバータの出力に接続された第一入力と現
    時点での信号が供給される第二入力とを有する第二のO
    Rゲート(54’)と、ここで、前記第二のORゲート
    は前記第一及び第二入力における信号の論理和に対応す
    る出力信号を生成し、 前記第二のORゲートの出力信号が供給される第一入力
    及び前記クリア信号が供給される第二入力とを有し前記
    システムフリップフロップのQN出力を構成して前記第
    四のトランスミッションゲートの入力に接続された出力
    を有する第二のNANDゲート(52’)と、ここで、
    前記第二のNANDゲートはそれぞれの入力に供給され
    る信号の否定論理積に対応する信号を生成する有するこ
    とを特徴とする請求項第2項に記載の装置。
  5. 【請求項5】 電子デバイスの内部ロジックブロックと
    デバイスノードとの間の信号の通過を制御する方法にお
    いて、非テスト期間には前記内部ロジックブロックと前
    記デバイスノードの各々に通常現れるビットがそれらの
    間を通過し、一方テスト期間には更新ビットが前記内部
    ロジックブロックと前記デバイスノードとの間を通過さ
    せられており、当該方法が、 前記更新ビットを更新フリップフロップにラッチする段
    階と、 非同期プリセット及びクリア機能を有するシステムフリ
    ップフロップを、前記非テスト期間に前記プリセット及
    びクリア機能がディセーブルされていて、当該フリップ
    フロップが前記内部ロジックブロックと前記デバイスノ
    ードとの間で前記通常現れるビットを通過させるよう
    に、動作させる段階と、 前記テスト期間に前記フリップフロップに前記ラッチさ
    れた更新ビットに対応するビットを前記デバイスノード
    に対して通過させるように前記フリップフロッププリセ
    ット及びクリア信号の所定の組み合わせを供給する段階
    と、を有することを特徴とするバウンダリスキャンテス
    ト方法。
JP6191238A 1993-07-26 1994-07-22 バウンダリスキャンセル装置とバウンダリスキャンテスト方法 Pending JPH07167921A (ja)

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