JPH07167789A - 火炎などの状態測定方法 - Google Patents

火炎などの状態測定方法

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JPH07167789A
JPH07167789A JP31211893A JP31211893A JPH07167789A JP H07167789 A JPH07167789 A JP H07167789A JP 31211893 A JP31211893 A JP 31211893A JP 31211893 A JP31211893 A JP 31211893A JP H07167789 A JPH07167789 A JP H07167789A
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flame
state
glass particles
width
measuring
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JP31211893A
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English (en)
Inventor
Sadanori Ishida
禎則 石田
Tetsuo Wada
哲郎 和田
Yukio Komura
幸夫 香村
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多孔質ガラス母材を合成に影響を及ぼす火炎
の有効な形状のプロファイルを正確に測定する。 【構成】 バーナ4から噴射した火炎8をCCDカメラ
32で測定し、画像処理装置30において撮像画像デー
タを2値化した後、2値化した画像データを第1のモニ
タ装置34に表示しつつ、画像処理装置30において、
2値化画像データについて測定ウインドウを用いて火炎
8の発光部分の幅の中点Pとその変動幅Pσ、発光部分
の幅Wとその変動幅Wσ、さらに好適には、火炎面の位
置(縁)Aおよび火炎の広がり角度θを測定する。火炎
8の上記形状のプロファイルの測定ほかに、火炎8に含
まれるガラス微粒子を、ガラス微粒子にレーザ光を照射
してその散乱光をCCDカメラ32で撮像して、上記同
様の形状のプロファイルの測定をも行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバ、光導波路な
どの合成に関するものであり、特に、気相軸付CVD法
(VAD法)などで光ファイバ用多孔質母材を合成する
場合に多孔質ガラス母材の品質を向上させるため、ある
いは、光導波路を合成する場合に光導波路の品質を向上
させるために、合成に使用する火炎またはガラス微粒子
の形状のプロファイルを測定する火炎などの状態測定方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、光ファイバ用多孔質ガラス母材
(スート体)の合成について述べる。コアおよびクラッ
ドからなる光ファイバは、光ファイバ用多孔質ガラス母
材を線引して製造される。このような光ファイバ用多孔
質母材を製造する代表的な方法としては、外付CVD法
(OVD法)法と、気相軸付CVD法(VAD法)とが
知られている。いずれの製造方法においても、一般的
に、酸水素バーナを用いて、原料ガス、例えば、SiC
4 、GeC14 の蒸気を酸水素火炎中で加水分解し
て、SiO 2 、GeO2 のガラス微粒子を形成し、合成
されて多孔質ガラス母材(スート体)となるターゲット
に吹きつけてターゲットに付着(堆積)させて、多孔質
ガラス母材を製造(合成)している。
【0003】ターゲットに付着するガラス微粒子の量お
よびその付着分布は、バーナから噴射される火炎の形状
およびガラス微粒子の流れの状態(以下、これらを形状
のプロファイルという)、ターゲットの表面の温度など
様々な要因で変化する。特に、火炎の揺らぎ、および、
火炎位置の微妙な変化によって光ファイバの屈折率分布
が変化して製造された多孔質ガラス母材の品質が問題に
なる。
【0004】また、光導波路の合成においても、上記光
ファイバ用多孔質ガラス母材の合成と同様に、火炎の揺
らぎ、および、火炎位置の微妙な変化によって膜厚が変
化し、光導波路の品質が問題になる。
【0005】このような問題を解決する方法としては、
ターゲットの形状制御や、ターゲットのガラス微粒子堆
積面の温度分布の制御によって、合成される多孔質ガラ
ス母材の品質の安定化を図ってきているが、これらの制
御を決定する因子としては、ある特定的な火炎ガス条件
における火炎の位置、またはその形状、変動の大きさを
用いている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特定的
な条件における上記制御要因のみを多孔質ガラス母材光
導波路の製造に適用したのでは、種々多様に変化する実
際の多孔質ガラス母材の合成には不十分である。その理
由は、多孔質ガラス母材を製造中の種々の気流の変化に
よって1つの多孔質ガラス母材の製造中でも時間経過と
ともに変動が生じている。このような変動は再現性がな
く不規則である。さらにバーナなどの光ファイバ用多孔
質母材合成装置の構成要素の交換によって、たとえば、
バーナを交換した場合に、交換したバーナを精度よく位
置決めしたとしても、製造される多孔質ガラス母材の品
質に再現性がない場合が多い。
【0007】したがって、特定的な条件下で決定した制
御要素に基づいた合成では、高い品質の多孔質ガラス母
材を合成することができないという問題に遭遇してい
る。
【0008】上述したことは、光導波路の合成について
も同様である。
【0009】したがって、本発明は、製造条件が変化し
ても、常に高い品質の多孔質ガラス母材または光導波路
を製造することを最終目的にしつつ、その前段階とし
て、多孔質ガラス母材または光導波路の製造に大きな要
因を占める因子の解明とその正確な測定を可能とする、
多孔質ガラス母材または光導波路の合成に用いる火炎ま
たはガラス微粒子(以下、火炎またはガラス微粒子を火
炎などという)の状態測定方法を提供することを目的と
する。本発明の他の目的は、上記火炎などの状態測定方
法によって得られた状態測定結果を用いて、実際に多孔
質ガラス母材または光導波路の合成制御に帰還させて、
製造条件の変動があっても、常に、高い品質を多孔質ガ
ラス母材または光導波路の製造を可能とする制御方法を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ターゲ
ットに吹きつけられて光ファイバ用多孔質ガラス母材ま
たは光導波路を形成させる火炎またはガラス微粒子の流
れを撮像し、その撮像結果を信号処理して前記火炎また
はガラス微粒子の流れの状態を測定する、火炎などの状
態測定方法が提供される。特定的には、(1)前記ター
ゲットは光ファイバ用多孔質ガラス母材(スート体)で
あり、前記火炎またはガラス微粒子は光ファイバ用多孔
質母材を合成するためのものである、あるいは、(2)
前記ターゲットは光導波路用の基板であり、前記火炎ま
たはガラス微粒子は光導波路を合成するためのものであ
る。
【0011】また特定的には、前記火炎を撮像し、前記
撮像した火炎の発光強度分布に基づいて前記火炎の状態
を測定する。さらに特定的には、光を前記火炎に照射
し、該火炎に含まれるガラス微粒子からの散乱光を撮像
して前記ガラス微粒子の流れを検出し、該検出結果を信
号処理して前記ガラス微粒子の流れの状態を測定する。
【0012】また特定的には、前記火炎の状態またはガ
ラス微粒子の流れの状態は、火炎またはガラス微粒子の
流れの位置、形状およびこれらの変動を含み、前記信号
処理してこれらを測定する。あるいは、前記火炎の状態
またはガラス微粒子の流れの状態は、これらの幅とその
中心位置を含み、前記火炎の撮像結果または検出された
ガラス微粒子の流れの結果に対して、信号処理ウインド
ウを用いて、前記幅とその中心位置を検出する。
【0013】
【作用】バーナから噴射している火炎または火炎に含ま
れるガラス微粒子を高速度で画像データとして撮像す
る。火炎は撮像手段で直接撮像できるが、ガラス微粒子
の場合は、レーザ光などの光をガラス微粒子に照射しそ
の散乱光を撮像する。撮像した画像データを、測定ウイ
ンドウを用いて、発光部分の幅の中点とその変動幅を測
定(検出)する。また、撮像した画像データを信号処理
して発光部分の幅の変動幅を測定(検出)する。つま
り、本発明においては、肉眼では識別できない、発光部
分の幅の中点の変動幅と発光部分の幅の変動幅とを区別
して検出する。
【0014】さらに本発明においては、火炎面の位置お
よび火炎の広がり角度なども検出する。
【0015】
【実施例】本発明の火炎などの状態測定方法は、光ファ
イバ用多孔質ガラス母材の合成における光ファイバ用多
孔質母材合成状態測定方法と、光導波路の合成における
光導波路合成状態測定方法とを対象としている。本明細
書における合成状態とは、火炎の状態および火炎に含ま
れるガラス微粒子の状態を意味する。
【0016】第1実施例 本発明の火炎などの状態測定方法の第1実施例として、
光ファイバ用多孔質母材合成状態測定方法について述べ
る。図1は、光ファイバ用多孔質母材合成状態測定方法
を実施する光ファイバ用多孔質母材合成装置1および光
ファイバ用多孔質母材合成状態測定装置3の構成図であ
る。光ファイバ用多孔質母材合成装置1は、ベルジャー
11、このベルジャーの内部に導入されてターゲット
(スート体)2に付着しなかったガラス微粒子及び使用
済のガスをスクラバー(図示せず)に排出する排気筒1
3、ベルジャー11の周壁にターゲット2に向けて取り
つけられたコアバーナ4およびクラッドバーナ6を有す
る。ベルジャー11内には、ターゲット2が挿入されて
おり、回転方向Rに回転させられながら、ターゲット2
の合成につれて上昇させられていく。このターゲット2
の合成のために、ターゲット2の下部中心部のコア形成
部に向けてコアバーナ4からコア部形成用火炎8が吹き
つけられ、コア形成部の外部に位置するターゲット2の
下部側面のクラッド形成部に向けてクラッドバーナ6か
らクラッド部形成用火炎10が吹きつけられる。クラッ
ド部形成用火炎10は、アルゴンガス(Ar)、SiCl
4 、水素ガス(H2 )および酸素ガス(O2 )による火
炎加水分解によって生じるガラス微粒子を含む。コア部
形成用火炎8は、クラッド火炎10に加えて、コア形成
部の屈折率を高めるためのゲルマニューム(GeO2
等を加えたガラス微粒子を含む。ターゲット2に付着し
なかったガラス微粒子は排気筒13からスクラバーに排
気される。
【0017】光ファイバ用多孔質母材合成状態測定装置
3は、CCDカメラ32、画像処理装置30、第1のモ
ニタ装置34、第2のモニタ装置36、制御処理コンピ
ュータ38および記録装置39を有する。CCDカメラ
32は、コア部形成用火炎8およびクラッド部形成用火
炎10またはいずれか一方を撮影する撮像装置として機
能する。以下、本実施例では、CCDカメラ32で主と
して、コア部形成用火炎8を撮像する場合について例示
する。画像処理装置30は、CCDカメラ32を制御し
て、コア部形成用火炎8を撮像し、その撮像結果を、画
像処理していない「生の画像データ」として第2のモニ
タ装置36に表示する一方、下記に述べる「画像処理し
た画像データ」を第1のモニタ装置34に表示する。制
御処理コンピュータ38は画像処理装置30と協働し、
光ファイバ用多孔質母材の合成状態を測定し、その結果
を記録装置39に記録する。また、制御処理コンピュー
タ38は、画像処理装置30における測定結果を用い
て、ターゲット2の合成の制御を行う。制御処理コンピ
ュータ38と画像処理装置30との処理内容は、任意に
分担できるが、本実施例においては、高速演算を必要と
する画像処理に画像処理装置30で専有させて、制御処
理コンピュータ38は操作員(作業者)とのマン・マシ
ン・コミニュケーション、画像処理装置30の処理条件
の設定、画像処理装置30で処理した結果の整理、記録
装置39への記録などを行う。
【0018】もともと、コアバーナ4から噴射されるコ
ア部形成用火炎8は勢いがあるから、火炎8の周縁は相
当不規則に乱れている。同様に、クラッドバーナ6から
噴射されるクラッド部形成用火炎10も勢いがあり、火
炎10の周縁は不規則に乱れている。この乱れに加え
て、コア部形成用火炎8全体およびクラッド部形成用火
炎10全体が揺らいでいる。その揺らぎの原因を分析す
ると下記の通りである。通常、ベルジャー11にはコア
バーナ4およびクラッドバーナ6に供給されるガス以外
に大量の空気またはそれに相当するガスが導入されてお
りこのガス導入によりコア部形成用火炎8全体およびク
ラッド部形成用火炎10全体の揺らぎが生ずる。さら
に、ターゲット2が合成されたベルジャー11の頂部に
向かって上昇していく過程においてベルジャー11の上
部筒部にターゲット2の上端が挿入したとき、ベルジャ
ー11の上部筒部とターゲット2の上端との間の隙間が
変化し、この隙間を流れるガスの流れが乱れ、この乱れ
によって、コア部形成用火炎8全体およびクラッド部形
成用火炎10全体の揺らぎが生ずる。この揺らぎが、上
述したように、ターゲット2のコア形成部とクラッド形
成部との合成部分を所望の許容範囲から外れさせ、ター
ゲット2の品質を低下させる。したがって、コア部形成
用火炎8およびクラッド部形成用火炎10の揺らぎを正
確に測定し、その測定結果を揺らぎが生じないように制
御に反映することにより、ターゲット2の合成品質を改
善できる。しかしながら、火炎は上述した諸条件に基づ
いて相当迅速に揺らいでおり、いかに適切に火炎を測定
するかが問題となる。以下、本発明による実用的かつ有
効な火炎測定について述べる。
【0019】図2はCCDカメラ32でコア部形成用火
炎8を直接撮像し、画像処理装置30で画像処理し、第
1のモニタ装置34に表示した画像処理後のコア部形成
用火炎8Aを示す図である。本願出願の発明者は、ベル
ジャー11の外部から、ベルジャー11の外壁に取りつ
けた観測窓(図示せず)を介してCCDカメラ32でコ
ア部形成用火炎8を撮像し、コア部形成用火炎8の「発
光強度分布」を測定することによってコア部形成用火炎
8の位置が定量的に求められることを見出した。発光強
度分布は、CCDカメラ32の各CCD素子の上に結像
された画像として、CCDカメラ32の二次元座標の位
置(つまり、第1のモニタ装置34または第2のモニタ
装置36の座標でもある)と強度の情報として、画像処
理装置30に入力される。本実施例においては、CCD
カメラ32をベルジャー11の外壁に斜めに設置し、ベ
ルジャー11の側壁に設けられた観測窓を介してCCD
カメラ32でコア部形成用火炎8を撮像し、撮像された
コア部形成用火炎8の画像を第1のモニタ装置34およ
び第2のモニタ装置36に表示したとき、下から上を向
くようにしている。この表示形態は便宜的なものであ
り、コア部形成用火炎8がいかなる向きを向いていても
よい。重要なことは、いかに正確にコア部形成用火炎8
をCCDカメラ32で撮像するかである。画像処理装置
30はこの撮像周期に同期して下記に述べる信号処理を
行う。
【0020】CCDカメラ32の撮像結果、つまり、コ
ア部形成用火炎8の画像データは、画像処理装置30を
介してそのまま第2のモニタ装置36に表示されるが、
画像処理装置30で画像処理した結果が図2に示したよ
うに、画像処理後のコア部形成用火炎8Aとして表示さ
れる。以下、画像処理装置30におけるその画像処理に
ついて述べる。画像処理装置30は、コア部形成用火炎
8の形状を抽出するため、上記CCDカメラ32の撮像
周期に同期して、画像データをあるしきい値で2値化し
ている。つまり、CCDカメラ32の撮像結果はCCD
カメラ32を構成している各CCDごとに、たとえば、
256の階調をもっているが、たとえば、しきい値=1
25で2値化し、125以上の階調の場合は画像データ
=1とし、それ未満の場合は画像データ=0としてい
る。したがって、第1のモニタ装置34および第2のモ
ニタ装置36に表示される画像データは、このように2
値化された画像である。図2に示すように、画像処理装
置30はこのように2値化された画像データに対して、
さらに、測定ウインドウ40を適用して、コア部形成用
火炎8の発光部分の幅Wとその中点Pを測定する。画像
処理装置30の測定対象としては、発光部分の幅Wと発
光部分の幅の中点Pの他に、記号Aで示した火炎面の位
置、および、火炎の広がり角度θがある。さらに、画像
処理装置30は、火炎の発光強度、その他、種々の変量
(パラメータ)を測定する。
【0021】画像処理装置30における発光部分の幅W
と発光部分の幅の中点Pの測定、および、火炎面の位置
Aの測定、並びに、火炎の広がり角度θの測定の詳細に
ついて述べる。火炎の測定したい位置に測定ウインドウ
40を設ける。この時、幅方向には2値化された火炎像
がウインドウ40内に完全に入るようにする。また高さ
方向は1画素分として一次元の測定領域とする。このウ
インドウ40内で2値化され「1」なるデータとなって
いる画素数が幅を意味し、また、ウインドウ40内の各
画素の座標を利用し、その中点の位置を計算で求める。
具体的には、例えば図2における位置にウインドウ40
を固定しておき、このウインドウ40内における火炎の
左端、右端の位置を画素の番号から読み取り、両者の差
からWを、そしてその中点Pを計算で求める。尚、火炎
面の位置A、Qは各上記ウインドウ40とは別のウイン
ドウを設けて(図2で四角で囲った部分)測定する。も
し、火炎全体の形状の変化を測定しようとする場合は、
次いで、図示破線で示したように、ウインドウ40を下
部から上部に移動させながら、上記同様、発光部分の幅
Wと発光部分の幅の中点Pを測定する。これにより、画
像処理後のコア部形成用火炎8Aの形状のプロファイル
パラメータ、つまり、発光部分の幅W、発光部分の幅の
中点P、および、火炎面の位置(縁)Aが順次、測定で
きる。さらに、コア部形成用火炎8Aはターゲット2の
下部先端のコア形成部に当たると拡散する。その拡散に
随伴して、コア部形成用火炎8は手前で拡散していく。
画像処理装置30は、この拡散角度、つまり、火炎の広
がり角度θをも測定する。この火炎の広がり角度θは通
常、「ウインドウ枠データ」を画像データに照合してい
って、火炎の広がり角度θが非常に大きくなった時を測
定する。勿論、画像処理装置30は、火炎面の位置Aと
同様に、連続的に火炎の広がり角度θを測定していき、
測定結果から、最終的な火炎の広がり角度θを決定して
もよい。但し、一般的には最初に述べたように、ウイン
ドウ40をある位置に固定し、その位置におけるWやP
の変動を測定する。以下の説明はウインドウ40を固定
した例で説明する。
【0022】図3(A)は上述した、画像処理装置30
で測定した発光部分の幅の中点Pの測定結果を示す。こ
のグラフから明らかなように、発光部分の幅の中点P
は、中点変動幅Pσで、上下に短い周期で変動してい
る。破線はその平均的な位置を示すが、この平均的な位
置も時間とともに変動している。また、図3(B)に示
すように、コア部形成用火炎8は、左右にも変動してい
る。この変動周期は数Hz〜数Hzである。図4(A)
は上述した、画像処理装置30で測定した発光部分の幅
Wの測定結果を示す。このグラフから明らかなように、
発光部分の幅Wは、変動幅Wσで、短い周期で変動して
いる。破線はその平均的な位置を示すが、この平均的な
位置も時間とともに変動している。また、図4(B)に
示すように、コア部形成用火炎8は、左右にその太さが
変動している。この変動周期は数Hz〜数Hzである。
肉眼で火炎の揺らぎとして実際に認識できるのは、発光
部分の幅の変動幅Wσと中点変動幅Pσとを組み合わせ
たものである。多孔質ガラス母材合成中の火炎の位置の
変動量は、高々、1mm以下であり、肉眼では識別でき
ない。しかしながら、上述した信号処理を行えば、発光
部分の幅Wと、その変動幅Wσ、周期、時間推移に伴う
変化が明瞭に識別できた。同様に、発光部分の幅の中点
Pとその変動幅Pσ、周期、時間推移に伴う変化が明確
に識別できた。
【0023】上記測定において注意を要するのは、ベル
ジャー11に取りつけた観察用窓の曇りである。CCD
カメラ32は、この観察用窓を通してコア部形成用火炎
8を撮像している。本実施例においては、観察用窓をガ
スパージで曇りを抑えた。その結果、曇りの影響受けず
に測定が可能となった。また、上述した画像データの2
値化について、ベルジャー11内に基準光源を設け、そ
の強度変化によって、2値化のしきい値を変化させるこ
とでも曇りの補正ができる。このようにしきい値を変化
させると、ノイズの影響を排除したより一層精度の高い
2値化が可能となる。
【0024】さらに、CCDカメラ32を2つ設けて、
コア部形成用火炎8とクラッド部形成用火炎10とを個
別に撮像して、それぞれのコア部形成用火炎8およびク
ラッド部形成用火炎10について、上述したと同様に、
コア部形成用火炎8およびクラッド部形成用火炎10そ
れぞれの火炎の測定を、上記同様に、行うこともでき
る。
【0025】第2実施例 本発明の火炎などの状態測定方法の第2実施例としての
光ファイバ用多孔質母材合成状態測定方法について述べ
る。第2実施例は、上述した第1実施例の光ファイバ用
多孔質母材合成状態測定方法を用いてターゲット(スー
ト体)2に対する火炎の絶対位置を測定する方法に関す
る。図5(A)は、図2に示したと同様の火炎測定用の
画像処理した画像処理後のコア部形成用火炎8Bを示す
図であり、図5(B)は火炎の絶対位置を測定すること
を説明するグラフである。通常、ターゲット2の下部先
端には、成長点Tを一定に制御するため、レーザ光が照
射されている。本実施例においては、図5(A)に示す
ように、第1のモニタ装置34の画面、つまり、第1の
モニタ装置34に接続された画像メモリの領域に、この
成長点Tを原点として、(x−y)二次元座標系を規定
する。この座標系において、所定の間隔を隔てて第1の
測定ウインドウ42および第2の測定ウインドウ44を
用いて、それぞれの測定ウインドウ42、44における
発光部分の幅の中点P1 およびP2 を、第1実施例と同
様に測定する。実際には、画像処理装置30は、第1実
施例と同様に、第1の測定ウインドウ42に対応する
「第1のウインドウ枠データ」と、第2の測定ウインド
ウ44に対応する「第2のウインドウ枠データ」を用い
て画像メモリに記録されている画像データと照合して、
コア部形成用火炎8の発光部分の幅の中点P1 およびP
2 を測定する。このようにして測定された発光部分の幅
の中点P1 およびP2 の座標関係を図5(B)に示す。
【0026】このようにして、画像処理装置30におい
てコア部形成用火炎8の発光部分の幅の中点P1 および
2 を求めた後、制御処理コンピュータ38は、画像処
理装置30から求められた発光部分の幅の中点P1 およ
びP2 を入力して、経時的に、成長点Tに対する発光部
分の幅の中点P1 およびP2 の座標位置が変動しないよ
うに、たとえば、ベルジャー11内のガス流量、ベルジ
ャー11内の圧力、コアバーナ4の位置などの合成条件
を制御する。その結果として、ターゲット2の下部先端
の成長点Tに対してコア部形成用火炎8の形状のプロフ
ァイルを一定に維持することができ、多孔質ガラス母材
の合成の品質を向上させることができる。
【0027】第3実施例 本発明の火炎などの状態測定方法の第3実施例としての
光ファイバ用多孔質母材合成状態測定方法について述べ
る。第3実施例は、発光強度分布を測定する他の例を示
す。図6(A)は第3実施例を実施する測定装置5の構
成を示す。第3実施例においては、第1実施例における
CCDカメラ32を用いず、集光レンズ52、スクリー
ン54、リニアイメージセンサ56およびセンサ制御装
置58からなる光学式処理装置5を用いる。集光レンズ
52を用いてスクリーン54の上にコア部形成用火炎8
およびクラッド部形成用火炎10の画像を投影し、集光
レンズ52とは反対側にスクリーン54に対向させてリ
ニアイメージセンサ56を設けている。リニアイメージ
センサ56の平面図を図6(B)に示す。リニアイメー
ジセンサ56は直線状の光の強度分布を測定する測定器
である。図6(C)はリニアイメージセンサ56に投影
したコア部形成用火炎8およびクラッド部形成用火炎1
0の画像を示す図である。センサ制御装置58はリニア
イメージセンサ56で得られた画像データを処理する。
図7は図6(C)の拡大図および火炎測定処理を示す図
である。スクリーン54の所定の位置には、第1の測定
ウインドウ62および第2の測定ウインドウ64が貼り
つけてあり、これらのウインドウ62、64を用いて、
コア部形成用火炎8およびクラッド部形成用火炎10の
発光強度の強い部分を測定する。好適には、適切なしき
い値を設けてコア部形成用火炎8およびクラッド部形成
用火炎10の面をコントラストよく測定する。
【0028】第3実施例においては、第1実施例および
第2実施例のように、広い範囲の画像データについて高
速な演算を必要としないので、上述した実施例に比較し
て、高速な測定が可能となる。また、視野上の任意の複
数の点を処理速度を低下させずに測定できるという利点
がある。つまり、上述した第1および第2実施例におい
ては、CCDカメラ32の撮像周期および画像処理装置
30におけるその信号処理周期がある程度制限された
が、本実施例ではその制限がないから、一層高速な火炎
の測定が可能になる。
【0029】第4実施例 本発明の火炎などの状態測定方法の第4実施としての光
ファイバ用多孔質母材合成状態測定方法について述べ
る。第4実施例は、火炎の中のガラス微粒子の形状のプ
ロファイルを測定する方法に関する。火炎の変動ととも
に、火炎の中で発生するガラス微粒子も多孔質ガラス母
材の合成において重要な役割を担っている。この観点か
ら、第4実施例はガラス微粒子の形状のプロファイルを
測定する。図8は第4実施例を実施する測定装置7の構
成を示す。この測定装置7は、レーザ光源70、シャッ
タ72、シリンドリカルレンズ74、バンドパスフィル
タ75、CCDカメラ76および画像処理装置78を有
する。具体的例として、レーザ光源70には、波長51
4nm、出力3Wのアルゴンイオンレーザを用いた。シ
ャッタ72はガラス微粒子の形状のプロファイル測定時
にレーザ光源70からのレーザ光をシリンドリカルレン
ズ74に通過させる。シリンドリカルレンズ74は、ア
ルゴンイオンレーザ70から出射されたアルゴンイオン
レーザ光L0をコア部形成用火炎8の広がりに合わせて
シート状の光L1に拡散して、コア部形成用火炎8に照
射させる。コア部形成用火炎8に照射されたシート状の
拡散光L1は、コア部形成用火炎8内にガラス微粒子8
B(図示せず)が存在する場合には散乱され、ガラス微
粒子8Bが存在しない場合は透過する。ガラス微粒子で
散乱された散乱光L2をCCDカメラ32と同様のCC
Dカメラ76で撮像する。なお、コア部形成用火炎8の
自然光を除去するため、CCDカメラ76の前面に、散
乱光の波長である514nmの波長の光のみ通過させる
バンドパスフィルタ75を設けている。したがって、C
CDカメラ76には、ガラス微粒子8Bからのレーザ光
の散乱光のみが入射する。CCDカメラ76で撮像した
画像データを、上述した実施例における画像処理装置3
0による火炎の測定と同様に、画像処理装置78におい
て信号処理すると、火炎の測定と同様に、ガラス微粒子
の形状のプロファイルを測定できる。その結果として、
ガラス微粒子の位置変化、つまり、ガラス微粒子の幅W
Gとその変動幅WGσ、ガラス微粒子の中点PGとその
中点変動幅PGσ、ガラス微粒子の縁の位置AG、火炎
の広がり角度Gθなどが定量化できた。ガラス微粒子の
形状のプロファイルを多孔質ガラス母材の合成の制御に
帰還させて合成を行うことは、第2実施例と同様であ
る。また、本実施例の方法も用いるとベルジャーの下部
からの観察が可能となる。つまりコア、クラッド両火炎
が重なっている場合、レーザを照射した方の粒子の測定
できるからである。
【0030】第5実施例 本発明の火炎などの状態測定方法の第5実施例としての
光ファイバ用多孔質母材合成状態測定方法について述べ
る。第5実施例は、火炎堆積法による光導波路の製造に
おける火炎の形状のプロファイルを測定する方法に関す
る。図9は火炎堆積法による光導波路の製造における火
炎の形状のプロファイルを測定する装置80の構成図で
ある。光導波路は、基板となるシリコンウェーハ2Aに
バーナ14からシリカ粒子(SiCl4 ,H2 ,O2
r をバーナ14に供給して合成)を吹きつけてて堆積
させていく。シリコンウェーハ2A上に堆積されなかっ
たシリカ粒子は排気管16から排出される。バーナ14
と排気管16とは固定しており、シリコンウェーハ2A
全面に均一にシリカ粒子が堆積されるように、シリコン
ウェーハ2Aを図示しないトラバース機構を用いて、前
後、左右にトラバースさせる。シリコンウェーハ2Aに
対するバーナ14からの火炎9を撮像するため、第1の
CCDカメラ82と第2のCCDカメラ84が直交状態
に配設されている。つまり、第1のCCDカメラ82は
シリコンウェーハ2Aの面に直交した上部からシリコン
ウェーハ2Aに吹きつけられる火炎9Aを撮像するよう
に配設され、第2のCCDカメラ84はシリコンウェー
ハ2Aに吹きつけられる火炎9Bの側面を撮像するよう
に配設されている。第1のCCDカメラ82および第2
のCCDカメラ84の撮像結果は、図1に示した光ファ
イバ用多孔質母材合成状態測定装置3と同様の信号処理
系によって、処理される。つまり、第1のCCDカメラ
82および第2のCCDカメラ84で撮像された画像デ
ータはそれぞれ画像処理装置30に印加されて、第1の
モニタ装置34および第2のモニタ装置36に表示され
る。ただし、第5実施例においては、第1のモニタ装置
34には図10(A)に示すように第1のCCDカメラ
82で撮像した画像データ処理を表示し、第2のモニタ
装置36には図10(B)に示すように第2のCCDカ
メラ84で撮像した画像データ処理結果を表示する。
【0031】図10(A)について述べると、画像処理
装置30は、第1の測定ウインドウ86を用いて、シリ
コンウェーハ2Aの面に吹きつけられている平面的な火
炎9Aの形状のプロファイルを測定する。この測定方法
は第1実施例と同様である。これにより、発光部分の平
面における幅の中点PA が測定できる。同様に、図10
(B)について述べると、画像処理装置30は、第2の
測定ウインドウ88を用いて、シリコンウェーハ2Aの
面に吹きつけられている側面的な火炎9Bの形状のプロ
ファイルを測定する。この測定方法は第1実施例と同様
である。これにより、発光部分の側面における幅の中点
B が測定できる。第1の測定ウインドウ86の近傍に
付記した記号+は第1の測定ウインドウ86を+側に移
動させることを示し、記号−は第1の測定ウインドウ8
6を−側に移動させることを示す。第2の測定ウインド
ウ88の近傍に付記した記号+は第2の測定ウインドウ
88を+側に移動させることを示し、記号−は第2の測
定ウインドウ88を−側に移動させることを示す。いず
れの場合も、撮像された火炎の中心線を基準として、+
側と−側に移動させながら、それぞれの発光部分の平面
における中点PA 、および、断面における中点PB を測
定する。
【0032】上記のようにして測定された発光部分の幅
の中点PA ,PB をそれぞれ直交軸方向にとって、その
交点をプロットしたグラフを図11に示す。つまり、図
11は、発光部分の平面における幅の中点PA 、およ
び、側面における幅の中点PBの方向を含む平面内の火
炎の動きを示している。図11に示す結果を分析する
と、平面幅の中点PA 方向に約1mm、側面幅の中点P
B 方向に約1.5mmの範囲で火炎が揺らいでいること
が判った。この火炎の変動幅が発生する原因を究明する
と、排気管16に付着したガラス微粒子に起因する排気
管16の内壁の排気抵抗の変化(増加)、排気管16に
接続された排ガス処理装置(図示せず)の負荷変動に起
因していることが判った。したがって、これらの火炎を
発生させる要因が発生しないように管理することによ
り、バーナ14から吹き出される火炎9の揺らぎの変動
を小さく抑制でき、ひいては、高い品質の光導波路を合
成することができる。
【0033】光導波路の合成の火炎を測定した第5実施
例の他の形態としては、上述した実施例と同様に、火炎
9にレーザ光を火炎9に含まれるガラス微粒子に照射し
その散乱光を撮像して、ガラス微粒子の形状のプロファ
イルを測定することもできる。
【0034】第1〜第4実施例においては、主として、
コアバーナ4から噴射されるコア部形成用火炎8の形状
のプロファイルを測定することについて述べたが、クラ
ッドバーナ6から噴射されるクラッド部形成用火炎10
の形状のプロファイルについても、上記同様に測定する
ことができる。
【0035】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、多孔
質ガラス母材または光導波路の合成に大きく影響を及ぼ
す、火炎の形状のプロファイル、つまり、火炎の発光部
分の幅とその変動幅、および、火炎の発光部分の幅の中
点とその中点変動幅を、個別的にかつ正確に測定でき
る。また本発明によれば、火炎面の位置、火炎の広がり
角度を容易かつ正確に測定できる。さらに本発明によれ
ば、火炎と同様に多孔質ガラス母材または光導波路の合
成に大きく影響を及ぼすガラス微粒子の上記同様の形状
のプロファイルを測定できる。本発明によれば、勿論、
火炎の形状のプロファイルとガラス微粒子の形状のプロ
ファイルとを同時に測定することもできる。
【0036】さらに本発明によれば、上記測定結果を実
際の多孔質ガラス母材または光導波路の合成制御に実時
間で帰還させて、品質の高い多孔質ガラス母材または光
導波路を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の火炎などの状態測定方法の第1
実施例として、光ファイバ用多孔質母材合成状態測定方
法を実施する光ファイバ用多孔質母材合成装置および光
ファイバ用多孔質母材合成状態測定装置の構成図であ
る。
【図2】図2は、図1に示したCCDカメラでコア火炎
を撮像した結果を画像処理して、図1に示した第1のモ
ニタ装置に表示した画像処理後のコア部形成用火炎を示
す図である。
【図3】図3(A)は図1に示した画像処理装置で測定
した発光部分の幅の中点Pの測定結果を示すグラフであ
り、図3(B)はコア部形成用火炎の変動を示す図であ
る。
【図4】図4(A)は図1に示した画像処理装置で測定
した発光部分の幅の測定結果を示すグラフであり、図4
(B)はコア部形成用火炎の太さの変動を示す図であ
る。
【図5】図5(A)は本発明の火炎などの状態測定方法
の第2実施例としての光ファイバ用多孔質母材合成状態
測定方法を説明するための図2に示したと同様の火炎測
定用の画像処理した画像処理後のコア部形成用火炎を示
す図であり、図5(B)は火炎の絶対位置を測定するこ
とを説明するグラフである。
【図6】図6(A)は本発明の火炎などの状態測定方法
の第3実施例としての、光ファイバ用多孔質母材合成状
態測定方法を実施する測定装置の構成を示す図であり、
図6(B)は図6(A)に示したリニアイメージセンサ
の平面図であり、図6(C)はリニアイメージセンサに
投影した火炎の画像を示す図である。
【図7】図7は図6(C)に示した図形の拡大図および
火炎測定処理を示す図である。
【図8】図8は本発明の火炎などの状態測定方法の第4
実施例としての、光ファイバ用多孔質母材合成状態測定
方法を実施する測定装置の構成を示す図である。
【図9】図9は本発明の火炎などの状態測定方法の第5
実施例としての、火炎堆積法による光導波路の製造にお
ける火炎の形状のプロファイルを測定する装置の構成図
である。
【図10】図10(A)は図9に示した第1のCCDカ
メラで撮像した画像データ処理を表示した画像データ処
理結果を示す図であり、図10(B)は図9に示した第
2のCCDカメラで撮像した画像データ処理結果を示す
図である。
【図11】図11は、図10に示した測定された火炎の
発光部分の平面幅の中点PA および断面幅の中点PB
それぞれ直交軸方向にとってその交点をプロットしたグ
ラフ、つまり、発光部分の平面幅の中点PA の方向と断
面幅の中点PB の方向を含む平面内の火炎の動きを示す
グラフである。
【符号の説明】 1・・光ファイバ用多孔質母材合成装置 11・・ベルジャー 13・・排気筒 2・・ターゲット(スート体) 2A・・シリコンウェーハ 3・・光ファイバ用多孔質母材合成状態測定装置 30・・画像処理装置 32・・CCDカメラ 34・・第1のモニタ装置 36・・第2のモニタ装置 38・・制御処理コンピュータ 39・・記録装置 40・・測定ウインドウ 42・・第1の測定ウインドウ 44・・第2の測定ウインドウ 4・・コアバーナ 8・・コア部形成用火炎 8A・・画像処理後のコア部形成用火炎 8B・・ガラス微粒子 5・・光学式処理装置 52・・集光レンズ 54・・スクリーン 56・・リニアイメージセンサ 58・・センサ制御装置 60・・測定装置 62・・第1のリニアセンサ 64・・第2のリニアセンサ 6・・クラッドバーナ 10・・クラッド部形成用火炎 7・・測定装置 70・・レーザ光源 72・・シャッタ 74・・シリンドリカルレンズ 75・・光学的バンドパスフィルタ 76・・CCDカメラ 78・・画像処理装置 14・・バーナ 9・・火炎 16・・排気管 80・・測定装置 82・・第1のCCD 84・・第2のCCD 86・・第1の測定ウインドウ 88・・第2の測定ウインドウ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ターゲットに吹きつけられて光ファイバ用
    多孔質ガラス母材または光導波路を合成する火炎または
    ガラス微粒子の流れを撮像し、 その撮像結果を信号処理して前記火炎またはガラス微粒
    子の流れの状態を測定する火炎などの状態測定方法。
  2. 【請求項2】前記火炎を撮像し、 前記撮像した火炎の発光強度分布に基づいて前記火炎の
    状態を測定する請求項1記載の火炎などの状態測定方
    法。
  3. 【請求項3】光を前記火炎に照射し、該火炎に含まれる
    ガラス微粒子からの散乱光を撮像して前記ガラス微粒子
    の流れを検出し、 該検出結果を信号処理して前記ガラス微粒子の流れの状
    態を測定する請求項1記載の火炎などの状態測定方法。
  4. 【請求項4】前記火炎の状態またはガラス微粒子の流れ
    の状態は、火炎またはガラス微粒子の流れの位置、形状
    およびこれらの変動を含み、 前記信号処理してこれらを測定する請求項2または3記
    載の火炎などの状態測定方法。
  5. 【請求項5】前記火炎の状態またはガラス微粒子の流れ
    の状態は、これらの幅とその中心位置を含み、 前記火炎の撮像結果または検出されたガラス微粒子の流
    れの結果に対して、信号処理ウインドウを用いて、前記
    幅とその中心位置を検出する請求項2または3記載の火
    炎などの状態測定方法。
  6. 【請求項6】前記ターゲットは光ファイバ用多孔質ガラ
    ス母材であり、 前記火炎またはガラス微粒子は光ファイバ用多孔質母材
    を合成するためのものである、請求項1〜5いずれか記
    載の火炎などの状態測定方法。
  7. 【請求項7】前記ターゲットは光導波路用の基板であ
    り、 前記火炎またはガラス微粒子は光導波路を合成するため
    のものである、請求項1〜5いずれか記載の火炎などの
    状態測定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2390675A (en) * 2002-07-10 2004-01-14 Univ Greenwich Flame characteristic monitor using digitising image camera
WO2021235408A1 (ja) * 2020-05-20 2021-11-25 住友電気工業株式会社 ガラス母材製造装置、ガラス母材製造方法、および母材プロファイル予測方法

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CN115551812B (zh) * 2020-05-20 2024-05-03 住友电气工业株式会社 玻璃母材制造装置、玻璃母材制造方法、以及母材分布预测方法

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