JPH0716760B2 - 鋳型の抜型方法および装置 - Google Patents

鋳型の抜型方法および装置

Info

Publication number
JPH0716760B2
JPH0716760B2 JP22921292A JP22921292A JPH0716760B2 JP H0716760 B2 JPH0716760 B2 JP H0716760B2 JP 22921292 A JP22921292 A JP 22921292A JP 22921292 A JP22921292 A JP 22921292A JP H0716760 B2 JPH0716760 B2 JP H0716760B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
mold
base
surface plate
rollers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22921292A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0647497A (ja
Inventor
誠 篠
基雄 楠田
Original Assignee
株式会社クスダ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クスダ filed Critical 株式会社クスダ
Priority to JP22921292A priority Critical patent/JPH0716760B2/ja
Publication of JPH0647497A publication Critical patent/JPH0647497A/ja
Publication of JPH0716760B2 publication Critical patent/JPH0716760B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳型の抜型方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一例では、定盤に模型が固定さ
れ、その上から型枠を載せて砂が充填され造形される。
次にこれを抜型するには、クレーンで定盤の両端をワイ
ヤを結着して吊り上げその状態で定盤と鋳型を反転させ
て定盤を上側にする。そして徐々に定盤を吊り上げて行
けば、定盤と模型は上方に上がり、下に鋳型が残ること
になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この技術であると、ク
レーンによる吊り上げ位置と鋳型の位置が少しでもずれ
ると、砂型が破壊され、それの修正に多くの手間を取っ
ていた。この操作に2〜3名必要としていた。
【0004】本発明は上記課題を解決し、定盤・模型・
鋳型の一体のものを反転させることなく、鋳型の破壊も
ほとんど起こらなく、しかも一人の作業者でも可能とな
る方法および装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、第1構成
の方法は、多数の方向転換自在ローラを同一平面内に配
置し、定盤上に造型された鋳型をその姿勢で前記方向転
換自在ローラの上に載置し、鋳枠のアームにロープを結
着して、クレーンで徐々に吊り上げることである第2構
成の装置は、平面視矩形状の台と、該台の一側辺に平行
な軸線をもち、少なくとも2本が1組となり、その複数
組が間隔を存して設けられた駆動ローラと、該駆動ロー
ラの動力駆動手段と、前記隣り合う組の間で昇降自在に
設置されたローラ台板と、該ローラ台板に設けられた多
数の方向転換自在ローラと、前記台に設置された台板昇
降手段とを含むことである。
【0006】第3構成の装置は、第2構成に加え、前記
台の一側辺に平行に延びて、前記台の下方に敷設された
2本のレールと、これらのレールに沿って上を転動する
よう前記台に取り付けられた車輪と、該車輪の動力駆動
手段とを含むことである。
【0007】
【作用】定盤付き鋳型を方向転換自在ローラの上に載置
させる。次いで台板昇降手段が作動してローラ台板をわ
ずかに上昇させる。そして鋳枠のアームをクレーンで徐
々に吊上げて行く。このときクレーンロープの吊り上げ
作用線と鋳型の重心点とがずれていると、定盤は方向転
換ローラの上でわずかに移動して行き、それらが自動的
に一致する状態となる。この状態でロープを巻き上げて
行くと、鋳型は離れて上昇し、定盤と模型が方向転換自
在ローラに残る。これによって鋳型はほとんど破損を生
じることがない。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施態様を図面に示す一実施
例にもとづき説明する。
【0009】図1〜3において、レール1に沿って台車
2が移動自在とされている。台車2は平面視矩形状の車
体2aと、車軸2bおよび車輪2cからなる。前記車体
2aの左右辺に平行に延びて、前記車体2aの下方に2
本のレール1が敷設される。これらのレールに沿って上
を転動する車輪2cは車軸2cを介して、台車駆動手段
3により回転される。即ち、台車2に設置されたモータ
3aがチェン3bとスプロケット3cを介して車軸2b
に接続され、このモータ3aへの電力を供給するため、
受電摺動子3eが台車の下面に設けられ、これに摺動接
触する前後方向に長い給電ダクト3dが地面に設けられ
る。
【0010】駆動ローラ4は台車2の左右辺に平行な軸
線を持って長い円筒を呈し、2本が1組となり、その4
組が間隔を存し軸受ブラケット5を介して設けられる。
該駆動ローラの動力駆動手段6は、モータ6a、スプロ
ケット6b、チェン6cからなる。台車2に設置された
モータ6aの軸にスプロケット2個,駆動ローラ4の左
右方向両端に位置するものの軸にスプロケット1個、そ
の他のものの軸にスプロケット2個が各々固定される。
そして、隣り合う2組の駆動ローラに対し、それらの中
間に設置された前記モータ6aから、2連の第1チェン
ループ61が連絡され、各組においては第2チェンルー
プ62で連絡され、更に他の組間は第3チェンループ6
3で連絡される。これらにより、全駆動ローラは同一方
向に回転される。
【0011】前記隣り合う組の駆動ローラ4間でローラ
台板7が昇降自在に設置され、該ローラ台板7に複数の
方向転換自在ローラ8が設けられる。台板昇降手段たる
油圧ピストンシリンダ9が前記台車に設置される。これ
らのローラ8は市販されているもので、図4のように、
水平軸線を持つ主軸8aに本体8bが回転自在に支持さ
れ、それに3個のバレルローラ8cがそれらの回転軸線
を同一鉛直面内にあり、かつ、それらが正三角形を形成
するような姿勢で取り付けられている。そして、これら
を1組として、その2組が主軸8aに同心、かつ、円周
方向に60度の角度をずらせて結合されている。そし
て、この2組の結合されたものが、その主軸8aを前記
駆動ローラ4の回転軸線に平行させて、その軸方向に多
数(図示7)、水平半径方向に多数(図示4)の組が、
水平半径方向に長い溝型鋼状のブラケット8dを介し
て、主軸8a回りに回転自在に設けられる。これによ
り、これらの上に載せられた物品は、水平面内で360
度の方向転換が可能性である。
【0012】以上において作動状態を説明する。図示外
のコンベアで定盤B1の上に鋳型Aが造られた状態で本
装置に導入される。図2で駆動ローラ4が定盤B1を図
1において右から左に送るような方向に駆動され、これ
により定盤B1は方向転換自在ローラ8の上に位置す
る。次いで台板昇降手段9が作動してローラ台板7をわ
ずかに上昇させる。そして鋳枠のアームA1のワイヤを
結着して、これをクレーンで徐々に上げて行く。このと
きクレーンロープCの吊り上げ作用線と鋳型の重心点と
がずれていると、定盤B1は方向転換ローラ8の上でわ
ずかに移動して行き、それらが自動的に一致する状態と
なる。この状態でロープを巻き上げて行くと、鋳型Aは
離れて上昇し、定盤B1と模型B2が方向転換自在ローラ
8に残る。これによって鋳型はほとんど破損を生じるこ
とがない。
【0013】鋳型Aが本装置に導入される位置が変われ
ば、台車駆動手段3を作動させて、台車2をそれに応じ
た位置までもって来る。
【0014】前記において、方向転換自在ローラ8をも
つローラ台板7が複数設けられ、それらの間に駆動ロー
ラ4が設けられているので、鋳型の大きさの変化に対応
できる。また、方向転換自在ローラ8としてバレルロー
ラ用いたので、導入された方向をほぼ保って鋳型が移動
するので、搬送効率が良い。
【0015】方向転換自在ローラとして前記バレルロー
ラの他に、ボールキャスターなどの他のローラが適用さ
れる。
【0016】本発明は前記した実施例や実施態様に限定
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
【0017】
【発明の効果】本発明の第1構成により、型込めされた
鋳型は、定盤に載った状態で反転させる必要がなく、そ
のままほとんど型くずれのない状態で抜型することが可
能となった。
【0018】第2構成により、型込めされた鋳型は、定
盤に載った状態で反転させる必要がなく、そのままほと
んど型くずれのない状態で抜型することが可能となっ
た。
【0019】第3構成により、鋳型が導入されて来る方
向位置に応じて本装置の位置を自由に変えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図である。
【図2】正面図である。
【図3】一部切欠右側面図である。
【図4】方向転換自在ローラの要部の拡大正面図であ
る。
【符号の説明】
A…鋳型 B1…定盤 B2…模型 C…クレーンロープ
1…レール 2…台車 2a…車体 2b…車軸 2c…車輪 3…台車駆動手段 3a…モータ 3b…チェン 3c
…スプロケット 3d…給電ダクト 3e…受電摺動子 4…駆動ローラ 5…軸受ブラケット 6…駆動手段 6a…モータ 6b…スプロケット 6
c…チェン 61…第1チェン 62…第2チェン 63…第3チェ
ン 7…ローラ台板 8…方向転換自在ローラ 8a…主軸 8b…本体 8
c…バレルローラ 8d…ブラケット 9…台板昇降手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の方向転換自在ローラを同一平面内
    に配置し、定盤上に造型された鋳型をその姿勢で前記方
    向転換自在ローラの上に載置し、鋳枠のアームにロープ
    を結着して、クレーンで徐々に吊り上げることを特徴と
    する鋳型の抜型方法。
  2. 【請求項2】 平面視矩形状の台と、該台の一側辺に平
    行な軸線をもち、少なくとも2本が1組となり、その複
    数組が間隔を存して設けられた駆動ローラと、該駆動ロ
    ーラの動力駆動手段と、前記隣り合う組の間で昇降自在
    に設置されたローラ台板と、該ローラ台板に設けられた
    多数の方向転換自在ローラと、前記台に設置された台板
    昇降手段とを含むことを特徴とする鋳型の抜型装置。
  3. 【請求項3】 前記台の一側辺に平行に延びて、前記台
    の下方に敷設された2本のレールと、これらのレールに
    沿って上を転動するよう前記台に取り付けられた車輪
    と、該車輪の動力駆動手段とを含むことを特徴とする請
    求項2記載の鋳型の抜型装置。
JP22921292A 1992-08-04 1992-08-04 鋳型の抜型方法および装置 Expired - Fee Related JPH0716760B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22921292A JPH0716760B2 (ja) 1992-08-04 1992-08-04 鋳型の抜型方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22921292A JPH0716760B2 (ja) 1992-08-04 1992-08-04 鋳型の抜型方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0647497A JPH0647497A (ja) 1994-02-22
JPH0716760B2 true JPH0716760B2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=16888583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22921292A Expired - Fee Related JPH0716760B2 (ja) 1992-08-04 1992-08-04 鋳型の抜型方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0716760B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR900006505B1 (ko) * 1985-08-22 1990-09-03 미쓰비시전기 주식회사 공기조화기(空氣調和機)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0647497A (ja) 1994-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109834814A (zh) 混凝土预制件生产线
CN205256297U (zh) 一种用于长大隧道内大型车辆调头装置
CN103253516B (zh) 一种两板多层叠砖机
JPH01223204A (ja) 橋桁交換方法および装置
JPH0716760B2 (ja) 鋳型の抜型方法および装置
CN115072585B (zh) 一种导向柱垂直起吊设备
JP2000084917A (ja) コンクリートパネルの脱型装置
CN107269053A (zh) 模块化停车设备
CN203269087U (zh) 一种两板多层叠砖装置
CN113336134A (zh) 一种可调节倾斜角度的卸卷小车
US4899803A (en) Double carriage for automatic tool change in core making machines for casting
CN111715870A (zh) 一种铸造砂箱转移装置
CN209853177U (zh) 一种运输效率高防护性好的有轨铁水输送车
JPS6338176Y2 (ja)
JPH04218463A (ja) 搬送台車
CN217703944U (zh) 一种电杆离心机
CN209953786U (zh) 一种铸造砂箱转移装置
CN215326752U (zh) 一种可调节倾斜角度的卸卷小车
CN219077250U (zh) 一种铁马搬运车
CN115230790B (zh) 一种铁路器材加工用物料转运装置
CN211732848U (zh) 升降式轨枕运输车
JP3620629B2 (ja) 鋳枠・定盤台車移替え設備
JP2538053Y2 (ja) 桁横取機
JPS6020165B2 (ja) 遠心力コンクリ−ト柱体成形機
JPH065380Y2 (ja) 弯曲ガラス板の移載装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees