JPH07167473A - 空気調和機の除霜運転制御装置 - Google Patents
空気調和機の除霜運転制御装置Info
- Publication number
- JPH07167473A JPH07167473A JP5313577A JP31357793A JPH07167473A JP H07167473 A JPH07167473 A JP H07167473A JP 5313577 A JP5313577 A JP 5313577A JP 31357793 A JP31357793 A JP 31357793A JP H07167473 A JPH07167473 A JP H07167473A
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- Japan
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- defrosting
- heat exchanger
- defrosting operation
- outdoor heat
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 室外熱交換器に着霜する霜の量を検出するこ
とにより、除霜運転の開始を常に最適な時期に行い、さ
らに除霜運転中に補助暖房装置を運転することにより、
暖房を行う能力の低下を防ぐ。 【構成】 室外交換器4に取り付けられた温度センサの
電圧値に基づいて室外空気湿球温度を算出する湿球温度
算出手段6と、この湿球温度算出手段6により算出した
室外空気湿球温度に基づき前記室外熱交換器4に着霜し
た霜の積算着霜量を算出する積算着霜量算出手段7と、
前記室外熱交換器4に着霜した霜を除霜する除霜手段8
と、前記積算着霜量算出手段7により算出した積算着霜
量に基づき除霜運転開始時期を判断し、前記除霜手段8
を作動させる除霜開始制御手段9と、一定時間後に前記
除霜手段8の動作を終了させる除霜終了制御手段10とに
より構成する。
とにより、除霜運転の開始を常に最適な時期に行い、さ
らに除霜運転中に補助暖房装置を運転することにより、
暖房を行う能力の低下を防ぐ。 【構成】 室外交換器4に取り付けられた温度センサの
電圧値に基づいて室外空気湿球温度を算出する湿球温度
算出手段6と、この湿球温度算出手段6により算出した
室外空気湿球温度に基づき前記室外熱交換器4に着霜し
た霜の積算着霜量を算出する積算着霜量算出手段7と、
前記室外熱交換器4に着霜した霜を除霜する除霜手段8
と、前記積算着霜量算出手段7により算出した積算着霜
量に基づき除霜運転開始時期を判断し、前記除霜手段8
を作動させる除霜開始制御手段9と、一定時間後に前記
除霜手段8の動作を終了させる除霜終了制御手段10とに
より構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の除霜運転
制御装置に関し、詳しくは除霜運転の開始時期を最適に
するための制御装置に関する。
制御装置に関し、詳しくは除霜運転の開始時期を最適に
するための制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の除霜運転制御装置で
は、予め除霜運転の開始条件式を室外熱交換器の温度,
室外熱交換器の吸込温度および経過時間に基づいて一義
的に決定し、この条件式を満たすときに室外熱交換器の
着霜時と判断し、除霜運転を開始する構成である。
は、予め除霜運転の開始条件式を室外熱交換器の温度,
室外熱交換器の吸込温度および経過時間に基づいて一義
的に決定し、この条件式を満たすときに室外熱交換器の
着霜時と判断し、除霜運転を開始する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の除霜運転制御装置では、圧縮機を能力制御する場合
には、室外熱交換器に着霜する霜の量が圧縮機の能力状
態に応じて変化してくるため、除霜運転を開始する時期
が異なり、前記従来のように一義的に条件を設定する場
合では、着霜量が少ない状態で除霜運転が開始された
り、除霜運転が遅すぎたりする問題が生じる。さらに除
霜運転中は、暖房運転が停止しているため、暖房を行う
能力が著しく低下していた。
来の除霜運転制御装置では、圧縮機を能力制御する場合
には、室外熱交換器に着霜する霜の量が圧縮機の能力状
態に応じて変化してくるため、除霜運転を開始する時期
が異なり、前記従来のように一義的に条件を設定する場
合では、着霜量が少ない状態で除霜運転が開始された
り、除霜運転が遅すぎたりする問題が生じる。さらに除
霜運転中は、暖房運転が停止しているため、暖房を行う
能力が著しく低下していた。
【0004】本発明の目的は、室外熱交換器に着霜する
霜の量を検出することにより、除霜運転の開始が常に最
適な時期に行え、さらに除霜運転中に補助暖房装置を運
転することにより、暖房を行う能力の低下を防げる空気
調和機の除霜運転制御装置を提供することにある。
霜の量を検出することにより、除霜運転の開始が常に最
適な時期に行え、さらに除霜運転中に補助暖房装置を運
転することにより、暖房を行う能力の低下を防げる空気
調和機の除霜運転制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、圧縮機と、室内熱交換器と、絞り機構
と、室外熱交換器を順次閉回路に接続した冷媒循環系統
を有し、暖房運転を可能とした空気調和機において、室
外空気湿球温度を算出する湿球温度算出手段と、この湿
球温度算出手段により算出した室外空気湿球温度に基づ
き前記室外熱交換器に着霜した霜の積算着霜量を算出す
る積算着霜量算出手段と、前記室外熱交換器に着霜した
霜を除霜する除霜手段と、前記積算着霜量算出手段によ
り算出した積算着霜量に基づき除霜運転開始時期を判断
して、前記除霜手段を作動させる除霜開始制御手段と、
一定時間後に前記除霜手段を終了させる除霜終了制御手
段とを備えたことを特徴とする。
め、本発明は、圧縮機と、室内熱交換器と、絞り機構
と、室外熱交換器を順次閉回路に接続した冷媒循環系統
を有し、暖房運転を可能とした空気調和機において、室
外空気湿球温度を算出する湿球温度算出手段と、この湿
球温度算出手段により算出した室外空気湿球温度に基づ
き前記室外熱交換器に着霜した霜の積算着霜量を算出す
る積算着霜量算出手段と、前記室外熱交換器に着霜した
霜を除霜する除霜手段と、前記積算着霜量算出手段によ
り算出した積算着霜量に基づき除霜運転開始時期を判断
して、前記除霜手段を作動させる除霜開始制御手段と、
一定時間後に前記除霜手段を終了させる除霜終了制御手
段とを備えたことを特徴とする。
【0006】また前記湿球温度算出手段は、前記室外熱
交換器に取り付けた湿度センサの電圧値に基づいて算出
するものであることを特徴とする。
交換器に取り付けた湿度センサの電圧値に基づいて算出
するものであることを特徴とする。
【0007】また前記湿球温度算出手段は、前記室内熱
交換器の凝縮能力を室内吹出温度もしくは室内熱交換器
配管温度と、室内吸込温度との温度差および空気通過流
量に基づいて算出し、この凝縮能力と圧縮機の入力に基
づいて前記室外熱交換器の蒸発能力を算出し、この蒸発
能力と室外熱交換器の蒸発温度に相当する飽和空気のエ
ンタルピに基づいて算出するものであることを特徴とす
る。
交換器の凝縮能力を室内吹出温度もしくは室内熱交換器
配管温度と、室内吸込温度との温度差および空気通過流
量に基づいて算出し、この凝縮能力と圧縮機の入力に基
づいて前記室外熱交換器の蒸発能力を算出し、この蒸発
能力と室外熱交換器の蒸発温度に相当する飽和空気のエ
ンタルピに基づいて算出するものであることを特徴とす
る。
【0008】また前記除霜開始制御手段は、前記積算着
霜量算出手段に基づき除霜運転を開始する一定時間前に
除霜運転開始事前信号を出力し、補助暖房装置の運転開
始信号とするものであることを特徴とする。
霜量算出手段に基づき除霜運転を開始する一定時間前に
除霜運転開始事前信号を出力し、補助暖房装置の運転開
始信号とするものであることを特徴とする。
【0009】また前記除霜終了制御手段は、除霜運転を
終了する一定時間前に除霜運転終了事前信号を出力し、
補助暖房装置の運転終了信号とするものであることを特
徴とする。
終了する一定時間前に除霜運転終了事前信号を出力し、
補助暖房装置の運転終了信号とするものであることを特
徴とする。
【0010】
【作用】前記構成の空気調和機の除霜運転制御装置で
は、暖房運転中、室外熱交換器に実際に着霜している霜
の量を積算着霜量算出により直接把握することができる
ため、圧縮機が能力制御され、圧縮機の能力状態に応じ
て着霜量が変化する場合でも、除霜運転の開始を常に最
適に行うことが可能になり、さらに除霜運転中に補助暖
房装置を運転することにより、暖房を行う能力低下を抑
えることが可能となる。
は、暖房運転中、室外熱交換器に実際に着霜している霜
の量を積算着霜量算出により直接把握することができる
ため、圧縮機が能力制御され、圧縮機の能力状態に応じ
て着霜量が変化する場合でも、除霜運転の開始を常に最
適に行うことが可能になり、さらに除霜運転中に補助暖
房装置を運転することにより、暖房を行う能力低下を抑
えることが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0012】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図であり、圧縮機1と、室内熱交換器2と、絞り機
構3と、室外熱交換器4を順次閉回路に接続した冷媒循
環系統5を有し、暖房運転を可能としており、室外空気
湿球温度を算出する湿球温度算出手段6と、この湿球温
度算出手段6により算出した室外空気湿球温度に基づき
前記室外熱交換器4に着霜した霜の積算着霜量を算出す
る積算着霜量算出手段7と、前記室外熱交換器4に着霜
した霜を除霜する除霜手段8と、前記積算着霜量算出手
段7により算出した積算着霜量に基づき除霜運転開始時
期を判断し、前記除霜手段8を作動させる除霜開始制御
手段9と、一定時間後に前記除霜手段8の動作を終了さ
せる除霜終了制御手段10とにより構成されている。
ック図であり、圧縮機1と、室内熱交換器2と、絞り機
構3と、室外熱交換器4を順次閉回路に接続した冷媒循
環系統5を有し、暖房運転を可能としており、室外空気
湿球温度を算出する湿球温度算出手段6と、この湿球温
度算出手段6により算出した室外空気湿球温度に基づき
前記室外熱交換器4に着霜した霜の積算着霜量を算出す
る積算着霜量算出手段7と、前記室外熱交換器4に着霜
した霜を除霜する除霜手段8と、前記積算着霜量算出手
段7により算出した積算着霜量に基づき除霜運転開始時
期を判断し、前記除霜手段8を作動させる除霜開始制御
手段9と、一定時間後に前記除霜手段8の動作を終了さ
せる除霜終了制御手段10とにより構成されている。
【0013】前記湿球温度算出手段6での算出は、室外
熱交換器4に取り付けられた湿度センサ(図示せず)の電
圧値に基づいて行われる。さらに湿球温度算出手段6
は、前記室内熱交換器2の凝縮能力を室内吹出温度もし
くは室内熱交換器配管温度と、室内吹出温度との温度差
および空気通過流量に基づいて算出し、この凝縮能力と
圧縮機1の入力に基づいて前記室外熱交換器4の蒸発能
力を算出し、この蒸発能力と室外熱交換器4の蒸発温度
に相当する飽和空気のエンタルピに基づいて算出する。
熱交換器4に取り付けられた湿度センサ(図示せず)の電
圧値に基づいて行われる。さらに湿球温度算出手段6
は、前記室内熱交換器2の凝縮能力を室内吹出温度もし
くは室内熱交換器配管温度と、室内吹出温度との温度差
および空気通過流量に基づいて算出し、この凝縮能力と
圧縮機1の入力に基づいて前記室外熱交換器4の蒸発能
力を算出し、この蒸発能力と室外熱交換器4の蒸発温度
に相当する飽和空気のエンタルピに基づいて算出する。
【0014】前記除霜開始制御手段9は、前記積算着霜
量算出手段7に基づき除霜運転を開始する一定時間前に
除霜運転開始事前信号を出力し、補助暖房装置11の運転
開始信号とする。
量算出手段7に基づき除霜運転を開始する一定時間前に
除霜運転開始事前信号を出力し、補助暖房装置11の運転
開始信号とする。
【0015】また前記除霜終了制御手段10は、除霜運転
を終了する一定時間前に除霜運転終了事前信号を出力
し、補助暖房装置11の運転終了信号とする。
を終了する一定時間前に除霜運転終了事前信号を出力
し、補助暖房装置11の運転終了信号とする。
【0016】図2は本実施例の制御動作のフローチャー
トであり、スタートして、室外吸込空気湿球温度を求め
るために、まずステップ(S1)で室内熱交換器の凝縮能
力Qcを室内吹出空気温度Toと、室内吸込空気温度Ti
に基づいて以下の(数1)の式によって算出する。
トであり、スタートして、室外吸込空気湿球温度を求め
るために、まずステップ(S1)で室内熱交換器の凝縮能
力Qcを室内吹出空気温度Toと、室内吸込空気温度Ti
に基づいて以下の(数1)の式によって算出する。
【0017】
【数1】Qc=GaK(To−Ti) Ga:室内熱交換器を通過する空気の重量流量 K :空気の定圧比熱 次にステップ(S2)で圧縮機の電気入力Wを式W=V×
Iによって算出する。
Iによって算出する。
【0018】続いてステップ(S3)で室外熱交換器の蒸
発能力Qeを前記凝縮能力Qcと圧縮機の電気入力Wに基
づいて以下の(数2)の式から算出する。
発能力Qeを前記凝縮能力Qcと圧縮機の電気入力Wに基
づいて以下の(数2)の式から算出する。
【0019】
【数2】Qe=Qc−W−R R :熱損失 そしてステップ(S4)で室外吸込空気湿球温度Wiの算出
を行う。室外熱交換器の蒸発能力Qeは、室外吸込空気
のエンタルピIaと蒸発温度に相当する飽和空気のエン
タルピIsに基づいて、以下の(数3)の式により得られ
る。
を行う。室外熱交換器の蒸発能力Qeは、室外吸込空気
のエンタルピIaと蒸発温度に相当する飽和空気のエン
タルピIsに基づいて、以下の(数3)の式により得られ
る。
【0020】
【数3】Qe=Gaβ(Ia−Is) β :エンタルピ効率 前記(数3)の式を変形すると室外吸込空気のエンタルピ
Iaが、
Iaが、
【0021】
【数4】Ia=Qe/Gaβ−Is となり、ステップ(S3)によって算出した室外熱交換器
の蒸発能力Qeを用いることで室外吸込空気のエンタル
ピIaが求まる。この室外吸込空気のエンタルピIaと室
外吸込空気乾球温度Diより室外吸込空気湿球温度Wiが
算出できる。
の蒸発能力Qeを用いることで室外吸込空気のエンタル
ピIaが求まる。この室外吸込空気のエンタルピIaと室
外吸込空気乾球温度Diより室外吸込空気湿球温度Wiが
算出できる。
【0022】ここでステップ(S1)からステップ(S4)ま
でを室外熱交換器4に取り付けた湿度センサの出力する
電圧値により室外空気湿球温度を算出することが可能で
ある。
でを室外熱交換器4に取り付けた湿度センサの出力する
電圧値により室外空気湿球温度を算出することが可能で
ある。
【0023】ステップ(S5)で単位時間当たりの着霜量
ΔFを、ステップ(S4)で求めた室外吸込空気湿球温度
Wiに基づいて以下の(数5)の式から算出する。
ΔFを、ステップ(S4)で求めた室外吸込空気湿球温度
Wiに基づいて以下の(数5)の式から算出する。
【0024】
【数5】ΔF=Gaα(Wi−Ws) α :室外熱交換器の熱伝達率 Ws:蒸発温度に相当する飽和空気の絶対湿度 この単位時間当たりの着霜量ΔFをスタートより積算す
ることで積算着霜量Fを算出する。
ることで積算着霜量Fを算出する。
【0025】そして、ステップ(S6)により、ステップ
(S5)で算出した積算着霜量Fを除霜開始事前着霜量F1
と比較する。そして、F<F1のときには(S6のNO)、ス
テップ(S1)に戻って以上の算出ステップを繰り返し、
F≧F1のときには(S6のYES)、ステップ(S7)で補助暖
房装置の運転の確認を行い、停止中のときは(S7のN
O)、ステップ(S8)で運転を開始してステップ(S1)に戻
って以上の算出ステップを繰り返し、運転中のときは
(S7のYES)、ステップ(S9)で積算着霜量Fを除霜開始
着霜量F2と比較する。そして、F<F2のときには(S9
のNO)、ステップ(S1)に戻って以上の算出ステップを繰
り返し、F≧F2のときには(S9のYES)、ステップ(S1
0)で除霜運転を開始する。
(S5)で算出した積算着霜量Fを除霜開始事前着霜量F1
と比較する。そして、F<F1のときには(S6のNO)、ス
テップ(S1)に戻って以上の算出ステップを繰り返し、
F≧F1のときには(S6のYES)、ステップ(S7)で補助暖
房装置の運転の確認を行い、停止中のときは(S7のN
O)、ステップ(S8)で運転を開始してステップ(S1)に戻
って以上の算出ステップを繰り返し、運転中のときは
(S7のYES)、ステップ(S9)で積算着霜量Fを除霜開始
着霜量F2と比較する。そして、F<F2のときには(S9
のNO)、ステップ(S1)に戻って以上の算出ステップを繰
り返し、F≧F2のときには(S9のYES)、ステップ(S1
0)で除霜運転を開始する。
【0026】さらに、ステップ(S11)で除霜開始からの
時間Tを除霜終了事前時間T1と比較する。そしてT<
T1のときには(S11のNO)、ステップ(S10)に戻って以
上の算出ステップを繰り返し、T≧T1のときには(S11
のYES)、ステップ(S12)で補助暖房装置の運転の確認を
行い、運転中のときは(S12のYES)、ステップ(S13)で
運転を終了し、ステップ(S10)に戻って以上の算出ステ
ップを繰り返し、終了時は(S12のNO)、ステップ(S14)
で除霜開始からの時間Tを除霜終了時間T2と比較す
る。そして、T<T2のときには(S14のNO)、ステップ
(S10)に戻って以上の算出ステップを繰り返し、T≧T
2のときには(S14のYES)、ステップ(S15)で除霜運転を
終了する。
時間Tを除霜終了事前時間T1と比較する。そしてT<
T1のときには(S11のNO)、ステップ(S10)に戻って以
上の算出ステップを繰り返し、T≧T1のときには(S11
のYES)、ステップ(S12)で補助暖房装置の運転の確認を
行い、運転中のときは(S12のYES)、ステップ(S13)で
運転を終了し、ステップ(S10)に戻って以上の算出ステ
ップを繰り返し、終了時は(S12のNO)、ステップ(S14)
で除霜開始からの時間Tを除霜終了時間T2と比較す
る。そして、T<T2のときには(S14のNO)、ステップ
(S10)に戻って以上の算出ステップを繰り返し、T≧T
2のときには(S14のYES)、ステップ(S15)で除霜運転を
終了する。
【0027】したがって、室外熱交換器4に着霜してい
る霜の量を直接把握し、一定の着霜量で常に除霜運転を
開始できるため、圧縮機1が状況に応じて能力制御さ
れ、圧縮機1の能力状態に応じて着霜量が変化する場合
でも、除霜運転の開始を常に最適に行うことができ、ま
た除霜運転中に補助暖房装置を運転することにより、暖
房を行う能力低下を抑制することが可能になる。
る霜の量を直接把握し、一定の着霜量で常に除霜運転を
開始できるため、圧縮機1が状況に応じて能力制御さ
れ、圧縮機1の能力状態に応じて着霜量が変化する場合
でも、除霜運転の開始を常に最適に行うことができ、ま
た除霜運転中に補助暖房装置を運転することにより、暖
房を行う能力低下を抑制することが可能になる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、各請求項に記載さ
れた本発明の空気調和機の除霜運転制御装置は、暖房運
転中、室外熱交換器に実際に着霜している霜の量を積算
着霜量算出により直接把握することができるため、圧縮
機が能力制御され、圧縮機の能力状態に応じて着霜量が
変化する場合でも、除霜運転の開始を常に最適に行うこ
とができる。
れた本発明の空気調和機の除霜運転制御装置は、暖房運
転中、室外熱交換器に実際に着霜している霜の量を積算
着霜量算出により直接把握することができるため、圧縮
機が能力制御され、圧縮機の能力状態に応じて着霜量が
変化する場合でも、除霜運転の開始を常に最適に行うこ
とができる。
【0029】また、除霜運転中に補助暖房装置を運転す
ることにより、暖房を行う能力低下を抑制することが可
能である。
ることにより、暖房を行う能力低下を抑制することが可
能である。
【0030】さらに、一定の着霜量で除霜運転が常に開
始されるため、除霜運転の終了時期を一義的に設定する
ことが可能である。
始されるため、除霜運転の終了時期を一義的に設定する
ことが可能である。
【図1】本発明の空気調和機の除霜運転制御装置の一実
施例の構成を示すブロック図である。
施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の除霜運転制御のフローチャートであ
る。
る。
1…圧縮機、 2…室内熱交換器、 3…絞り機構、
4…室外熱交換器、 5…冷媒循環系統、 6…湿球温
度算出手段、 7…積算着霜量算出手段、 8…除霜手
段、 9…除霜開始制御手段、 10…除霜終了制御手
段、 11…補助暖房装置。
4…室外熱交換器、 5…冷媒循環系統、 6…湿球温
度算出手段、 7…積算着霜量算出手段、 8…除霜手
段、 9…除霜開始制御手段、 10…除霜終了制御手
段、 11…補助暖房装置。
Claims (5)
- 【請求項1】 圧縮機と、室内熱交換器と、絞り機構
と、室外熱交換器を順次閉回路に接続した冷媒循環系統
を有し、暖房運転を可能とした空気調和機において、室
外空気湿球温度を算出する湿球温度算出手段と、この湿
球温度算出手段により算出した室外空気湿球温度に基づ
き前記室外熱交換器に着霜した霜の積算着霜量を算出す
る積算着霜量算出手段と、前記室外熱交換器に着霜した
霜を除霜する除霜手段と、前記積算着霜量算出手段によ
り算出した積算着霜量に基づき除霜運転開始時期を判断
して、前記除霜手段を作動させる除霜開始制御手段と、
一定時間後に前記除霜手段を終了させる除霜終了制御手
段とを備えたことを特徴とする空気調和機の除霜運転制
御装置。 - 【請求項2】 前記湿球温度算出手段は、前記室外熱交
換器に取り付けた湿度センサの電圧値に基づいて算出す
るものであることを特徴とする請求項1記載の空気調和
機の除霜運転制御装置。 - 【請求項3】 前記湿球温度算出手段は、前記室内熱交
換器の凝縮能力を室内吹出温度もしくは室内熱交換器配
管温度と、室内吸込温度との温度差および空気通過流量
に基づいて算出し、この凝縮能力と圧縮機の入力に基づ
いて前記室外熱交換器の蒸発能力を算出し、この蒸発能
力と室外熱交換器の蒸発温度に相当する飽和空気のエン
タルピに基づいて算出するものであることを特徴とする
請求項1記載の空気調和機の除霜運転制御装置。 - 【請求項4】 前記除霜開始制御手段は、前記積算着霜
量算出手段に基づき除霜運転を開始する一定時間前に除
霜運転開始事前信号を出力し、補助暖房装置の運転開始
信号とするものであることを特徴とする請求項1記載の
空気調和機の除霜運転制御装置。 - 【請求項5】 前記除霜終了制御手段は、除霜運転を終
了する一定時間前に除霜運転終了事前信号を出力し、補
助暖房装置の運転終了信号とするものであることを特徴
とする請求項1記載の空気調和機の除霜運転制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5313577A JPH07167473A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 空気調和機の除霜運転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5313577A JPH07167473A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 空気調和機の除霜運転制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07167473A true JPH07167473A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=18042990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5313577A Pending JPH07167473A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 空気調和機の除霜運転制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07167473A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008304137A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍装置 |
JP2011085317A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Mitsubishi Electric Corp | 除霜装置及び冷凍サイクル装置及び除霜方法 |
JP2012042207A (ja) * | 2011-10-27 | 2012-03-01 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍サイクル装置 |
CN112303815A (zh) * | 2020-09-27 | 2021-02-02 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 空调器室外机的除霜控制方法及空调器 |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP5313577A patent/JPH07167473A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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