JPH07167406A - 燃焼法 - Google Patents
燃焼法Info
- Publication number
- JPH07167406A JPH07167406A JP6216018A JP21601894A JPH07167406A JP H07167406 A JPH07167406 A JP H07167406A JP 6216018 A JP6216018 A JP 6216018A JP 21601894 A JP21601894 A JP 21601894A JP H07167406 A JPH07167406 A JP H07167406A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- burner
- tube
- injected
- liquid phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B5/00—Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
- C03B5/16—Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
- C03B5/235—Heating the glass
- C03B5/2353—Heating the glass by combustion with pure oxygen or oxygen-enriched air, e.g. using oxy-fuel burners or oxygen lances
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D14/00—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
- F23D14/20—Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone
- F23D14/22—Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone with separate air and gas feed ducts, e.g. with ducts running parallel or crossing each other
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D14/00—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
- F23D14/32—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid using a mixture of gaseous fuel and pure oxygen or oxygen-enriched air
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/50—Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
Abstract
(57)【要約】
NOx の生成を低減させることができる本方法にもとづ
けば、バーナー(1)を介して、少なくとも一つの可燃
性ガスの流れ、少なくとも一つの酸素飽和燃焼支持ガス
の流れ、および少なくとも一つの前記ガスの一つの液相
での流れ(10)が射出される。酸素バーナーにあって
は、酸素の一部分(13%と35%の間)が液相で注入
される。天然ガス用のガスバーナーでは、天然ガスの一
部分(10%と30%の間)が一貫した液体の噴流とし
て射出される。とくにガラス炉およびヒーターで使用す
る。
けば、バーナー(1)を介して、少なくとも一つの可燃
性ガスの流れ、少なくとも一つの酸素飽和燃焼支持ガス
の流れ、および少なくとも一つの前記ガスの一つの液相
での流れ(10)が射出される。酸素バーナーにあって
は、酸素の一部分(13%と35%の間)が液相で注入
される。天然ガス用のガスバーナーでは、天然ガスの一
部分(10%と30%の間)が一貫した液体の噴流とし
て射出される。とくにガラス炉およびヒーターで使用す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼法において、バー
ナーを介して少なくとも一つの可燃性ガスの流れと少な
くとも一つの酸素飽和燃焼支持ガスの流れを注入する工
程を有する種類の燃焼法に関する。
ナーを介して少なくとも一つの可燃性ガスの流れと少な
くとも一つの酸素飽和燃焼支持ガスの流れを注入する工
程を有する種類の燃焼法に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの燃焼法は、のぞましくないNOx
の生成という問題を抱えている。窒素は、空気を用いた
燃焼法では空気から、酸素燃焼の場合には空気または可
燃物の寄生的侵入によって、また燃焼支持ガス自身から
供給される。従来から、NOxの生成を抑え、とくに火
炎の最高温度を下げあるいは火炎を細長く伸張させる多
くの技術が提案されている。バーナーの煙の再循環、燃
焼の多段化、あるいは燃焼流体の脈動化の技術等を挙げ
ることができる。これら各種技術は、それぞれ一定の用
途に適用されるものの、多くのユーザーとくに低出力施
設にとって満足できるものではない。
の生成という問題を抱えている。窒素は、空気を用いた
燃焼法では空気から、酸素燃焼の場合には空気または可
燃物の寄生的侵入によって、また燃焼支持ガス自身から
供給される。従来から、NOxの生成を抑え、とくに火
炎の最高温度を下げあるいは火炎を細長く伸張させる多
くの技術が提案されている。バーナーの煙の再循環、燃
焼の多段化、あるいは燃焼流体の脈動化の技術等を挙げ
ることができる。これら各種技術は、それぞれ一定の用
途に適用されるものの、多くのユーザーとくに低出力施
設にとって満足できるものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、柔軟性があ
り容易に調節可能なやり方で、広範な燃焼ガスに対して
火炎を細長く伸張させ、最高温度を下げ、それによって
形成されるNOx の量を有意に低減することを可能にす
る方法を提供することを目的とする。
り容易に調節可能なやり方で、広範な燃焼ガスに対して
火炎を細長く伸張させ、最高温度を下げ、それによって
形成されるNOx の量を有意に低減することを可能にす
る方法を提供することを目的とする。
【0004】
【実施例】本発明の一つの特徴にもとづけば、これを行
なうにあたって、該方法は、前記ガスの流れの少なくと
も一つを液相でとくに液体の噴流として噴出させる工程
を含む。本発明の他の特徴にもとづけば、 −燃焼支持ガスが空気である燃焼法にあっては、液相お
よび気相で注入されるガスは、代表的な天然ガスである
メタンを含むガスである。 −酸素燃焼法にあっては、液相で注入されるガスは酸素
である。1968年のDD−A−70049(ボシュナ
コフ)は、金属製作品の酸素切断法において、切断の幅
を小さくし深さを大きくするために加圧された液体酸素
の流れを注入する方法を開示している。本発明の他の特
徴および効果は、添付の図を参照して以下に行なう実施
形態の説明から明らかになろう。ただし、これらの実施
形態はあくまで例として挙げられたものであって本発明
の範囲を限定するものではない。
なうにあたって、該方法は、前記ガスの流れの少なくと
も一つを液相でとくに液体の噴流として噴出させる工程
を含む。本発明の他の特徴にもとづけば、 −燃焼支持ガスが空気である燃焼法にあっては、液相お
よび気相で注入されるガスは、代表的な天然ガスである
メタンを含むガスである。 −酸素燃焼法にあっては、液相で注入されるガスは酸素
である。1968年のDD−A−70049(ボシュナ
コフ)は、金属製作品の酸素切断法において、切断の幅
を小さくし深さを大きくするために加圧された液体酸素
の流れを注入する方法を開示している。本発明の他の特
徴および効果は、添付の図を参照して以下に行なう実施
形態の説明から明らかになろう。ただし、これらの実施
形態はあくまで例として挙げられたものであって本発明
の範囲を限定するものではない。
【0005】添付の一枚の図面は、本発明にもとづく方
法を実施するためのバーナー装置の略図である。同図に
は、全体として参照番号1が付されて炉の壁3すなわち
熱の囲いを通る開口2内に配置されたバーナーの構造が
示されている。図示の実施形態にあっては、バーナー
は、該開口2から熱の囲い3内に燃焼ガスを供給するた
めに燃焼ガスの注入に用いられる各々に少なくとも一本
の導管6、7がそれぞれ配設された外側管4と同心状の
内側管5を有する。中央の管5内には、例えばその中央
に同軸状に少なくとも一本の注入管8が伸びており、該
注入管は、気相または液相のガスのガス源11から囲い
3に向けて少なくとも一本の一貫した液化ガス10の噴
流を高速で噴射するための校正されたオリフィス9を備
えた注入ヘッドに達している。該管8には、断熱された
導管12を介して真空下でまた/または冷却用低温流体
の循環によって液化ガスが供給される。
法を実施するためのバーナー装置の略図である。同図に
は、全体として参照番号1が付されて炉の壁3すなわち
熱の囲いを通る開口2内に配置されたバーナーの構造が
示されている。図示の実施形態にあっては、バーナー
は、該開口2から熱の囲い3内に燃焼ガスを供給するた
めに燃焼ガスの注入に用いられる各々に少なくとも一本
の導管6、7がそれぞれ配設された外側管4と同心状の
内側管5を有する。中央の管5内には、例えばその中央
に同軸状に少なくとも一本の注入管8が伸びており、該
注入管は、気相または液相のガスのガス源11から囲い
3に向けて少なくとも一本の一貫した液化ガス10の噴
流を高速で噴射するための校正されたオリフィス9を備
えた注入ヘッドに達している。該管8には、断熱された
導管12を介して真空下でまた/または冷却用低温流体
の循環によって液化ガスが供給される。
【0006】本特許出願の出願者は、すでに、この種の
バーナーを用いれば液化ガス10の一貫した噴流が、き
わめて長い高温域とくに管4および5を通るガスの射出
によって生成される火炎域を通過できることを示した。
このようにして液相で押し出される燃焼ガスは、バーナ
ーの出口より遠い距離のところで該出口から射出された
ガスと反応することができる。また、火炎を細長く伸張
させることも調節が可能で、該火炎は、射出される液化
ガスの割合、その射出圧力、および注入器の形状に応じ
て、加熱される囲いの形状およびのぞましい火炎の形状
に容易に適合させることができる。
バーナーを用いれば液化ガス10の一貫した噴流が、き
わめて長い高温域とくに管4および5を通るガスの射出
によって生成される火炎域を通過できることを示した。
このようにして液相で押し出される燃焼ガスは、バーナ
ーの出口より遠い距離のところで該出口から射出された
ガスと反応することができる。また、火炎を細長く伸張
させることも調節が可能で、該火炎は、射出される液化
ガスの割合、その射出圧力、および注入器の形状に応じ
て、加熱される囲いの形状およびのぞましい火炎の形状
に容易に適合させることができる。
【0007】第一の実施形態は、鋼鉄の溶融および鋳造
用回転炉においてその入り口に天然ガスおよび純粋の酸
素が供給されるバーナーが配設された炉である。この炉
には鋳鉄8トンを装填し、天然ガスを250m3 /時ま
た純粋の酸素を500m3 /時の割合で排出するバーナ
ーで加熱する。炉の軸方向の長さは約4.7メートルで
ある。通常の運転条件では、火炎の長さは1.5m、そ
の最高温度は約2900℃、煙のNOx 含有量は400
0ppmに達する。本発明にもとづけば、注入管8を介
して、酸素必要量の約30%(すなわち150m3 /
時)が液相で注入され、 残りの酸素すなわち350m3
/時は在来のやり方で気相で注入される。注入管8の
酸素圧を12x105Pa 、校正されたオリフィス9を
1.2mmとすると、形成される液体酸素の噴流は毎秒
4メートル(m/秒)の出口速度を有する(流量150
m3 /時の場合)ことになる。この液体酸素の噴流は、
一次火炎ゾーンを通過し、バーナーの尖端から約2.5
mのところに達するまでは完全には気化されない。気相
で注入される350m3 /時の酸素の流れは、250m
3 /時の天然ガスを燃すのに十分である。残りは、さら
に下流で気化した液体酸素によって燃され、それによっ
て火炎は4メートルの長さを示すようになる。この多段
式燃焼によって、火炎の最高温度は約220℃低くな
り、それによって二つの好ましい結果が得られる。 a)煙のNOx が約1000ppmに下がる。 b)溶融の終わりで、装填された鋳鉄の炭素から生じる
一酸化炭素(これはこの期間に形成される)がすべて燃
焼するため、鉄を酸化させることなく(これは在来の方
法で火炎を酸素で過飽和させようとすると起こる現象で
ある)二酸化炭素になる。この実施形態にあっては、管
4および管8に供給される酸素は、好ましくは通常12
x105Pa に加圧された同じ酸素源から送られて蒸発
器によって送り出される。このうち、管8へ送られる酸
素部分は、蒸発器の出口で低温流体15例えば窒素によ
って冷却される冷却器14を通る。全酸素の一部分(1
5%から35%までの間)が液相で注入されるすなわち
液体酸素の気体酸素のに対する平均流量比が18%と5
5%の間にあるこの実施形態は、ほとんどの金属溶融
炉、エナメル炉、およびガラス炉に適用可能である。
用回転炉においてその入り口に天然ガスおよび純粋の酸
素が供給されるバーナーが配設された炉である。この炉
には鋳鉄8トンを装填し、天然ガスを250m3 /時ま
た純粋の酸素を500m3 /時の割合で排出するバーナ
ーで加熱する。炉の軸方向の長さは約4.7メートルで
ある。通常の運転条件では、火炎の長さは1.5m、そ
の最高温度は約2900℃、煙のNOx 含有量は400
0ppmに達する。本発明にもとづけば、注入管8を介
して、酸素必要量の約30%(すなわち150m3 /
時)が液相で注入され、 残りの酸素すなわち350m3
/時は在来のやり方で気相で注入される。注入管8の
酸素圧を12x105Pa 、校正されたオリフィス9を
1.2mmとすると、形成される液体酸素の噴流は毎秒
4メートル(m/秒)の出口速度を有する(流量150
m3 /時の場合)ことになる。この液体酸素の噴流は、
一次火炎ゾーンを通過し、バーナーの尖端から約2.5
mのところに達するまでは完全には気化されない。気相
で注入される350m3 /時の酸素の流れは、250m
3 /時の天然ガスを燃すのに十分である。残りは、さら
に下流で気化した液体酸素によって燃され、それによっ
て火炎は4メートルの長さを示すようになる。この多段
式燃焼によって、火炎の最高温度は約220℃低くな
り、それによって二つの好ましい結果が得られる。 a)煙のNOx が約1000ppmに下がる。 b)溶融の終わりで、装填された鋳鉄の炭素から生じる
一酸化炭素(これはこの期間に形成される)がすべて燃
焼するため、鉄を酸化させることなく(これは在来の方
法で火炎を酸素で過飽和させようとすると起こる現象で
ある)二酸化炭素になる。この実施形態にあっては、管
4および管8に供給される酸素は、好ましくは通常12
x105Pa に加圧された同じ酸素源から送られて蒸発
器によって送り出される。このうち、管8へ送られる酸
素部分は、蒸発器の出口で低温流体15例えば窒素によ
って冷却される冷却器14を通る。全酸素の一部分(1
5%から35%までの間)が液相で注入されるすなわち
液体酸素の気体酸素のに対する平均流量比が18%と5
5%の間にあるこの実施形態は、ほとんどの金属溶融
炉、エナメル炉、およびガラス炉に適用可能である。
【0008】もう一つの実施形態は、天然ガス(メタン
CH4 換算で)200m3 /時、空気2000m3 /時
の割合で供給されるスチーム用出力2MW(あるいは3
T/時)の煙管ヒーターに関する。5x105Pa の圧
力の天然ガスは管5と管8へ送られ、管8の供給回路は
液体窒素で冷却される熱交換器14を通って天然ガスを
液化する構成となっている。校正されたオリフィス9の
直径は0.7mmである。このオリフィスを通って流れ
る液体天然ガスの流量は約40m3 /時、すなわち全流
量の約20%で、残余の80%、すなわち160m3 /
時は管5を通って気相で注入される。液化天然ガスがオ
リフィス9を通って出る速度は49m/秒である。内部
で火炎が展開するヒーターの第一の煙管の長さは約5メ
ートルである。通常の運転条件では、火炎はこの管の中
で3.5mの長さとなり、その最高温度は1620℃に
達するが、この温度では煙1m3 当たりNOx が約25
0mg(約200ppm)形成される。本発明にもとづ
いて天然ガスの20%を液相で注入する場合には、火炎
は一次煙管にそって5メートルの長さに達し、その最高
温度が1570℃より高くなることはなく、煙のNOx
含有量が90mg/m3 を越えることはない。ヒーター
からの排出に関する現在のヨーロッパの規格はまもなく
200mg/m3 とされることになっており、オランダ
ではすでに100mg/m3 となっている。これらの基
準値は、出力が20MWを越える水管ヒーターでは達成
可能であるが、これより出力の小さい煙管ヒーターでは
(妥当なコストで)達成することはできない。バーナー
に供給される天然ガスの一部分(10%と30%の間)
が液相で注入されるすなわち液体酸素の気体酸素のに対
する平均流量比が10%と45%の間通常は約25%で
あるこの実施形態は、出力20MW以下の大部分の煙管
ヒーターに適している。
CH4 換算で)200m3 /時、空気2000m3 /時
の割合で供給されるスチーム用出力2MW(あるいは3
T/時)の煙管ヒーターに関する。5x105Pa の圧
力の天然ガスは管5と管8へ送られ、管8の供給回路は
液体窒素で冷却される熱交換器14を通って天然ガスを
液化する構成となっている。校正されたオリフィス9の
直径は0.7mmである。このオリフィスを通って流れ
る液体天然ガスの流量は約40m3 /時、すなわち全流
量の約20%で、残余の80%、すなわち160m3 /
時は管5を通って気相で注入される。液化天然ガスがオ
リフィス9を通って出る速度は49m/秒である。内部
で火炎が展開するヒーターの第一の煙管の長さは約5メ
ートルである。通常の運転条件では、火炎はこの管の中
で3.5mの長さとなり、その最高温度は1620℃に
達するが、この温度では煙1m3 当たりNOx が約25
0mg(約200ppm)形成される。本発明にもとづ
いて天然ガスの20%を液相で注入する場合には、火炎
は一次煙管にそって5メートルの長さに達し、その最高
温度が1570℃より高くなることはなく、煙のNOx
含有量が90mg/m3 を越えることはない。ヒーター
からの排出に関する現在のヨーロッパの規格はまもなく
200mg/m3 とされることになっており、オランダ
ではすでに100mg/m3 となっている。これらの基
準値は、出力が20MWを越える水管ヒーターでは達成
可能であるが、これより出力の小さい煙管ヒーターでは
(妥当なコストで)達成することはできない。バーナー
に供給される天然ガスの一部分(10%と30%の間)
が液相で注入されるすなわち液体酸素の気体酸素のに対
する平均流量比が10%と45%の間通常は約25%で
あるこの実施形態は、出力20MW以下の大部分の煙管
ヒーターに適している。
【0009】以上の実施形態を修正して、バーナーに液
化天然ガスを直接供給することも可能である。その場合
には、クーラー14を省略し、管5は液化ガス10の中
央の噴流の周囲で液化天然ガスを霧状の微細な小滴にす
る噴霧器で置換される。以上、本発明を具体的な実施形
態について説明してきたが、本発明がそれらに限定され
るものではなく修正および変更が可能なことは当業者に
は明らかであろう。とくに、必要に応じて液化ガスの燃
焼用噴流の数を増やしあるいは射出される燃焼ガスに対
するこれらの噴流の幾何学的分布を変えることが可能で
ある。
化天然ガスを直接供給することも可能である。その場合
には、クーラー14を省略し、管5は液化ガス10の中
央の噴流の周囲で液化天然ガスを霧状の微細な小滴にす
る噴霧器で置換される。以上、本発明を具体的な実施形
態について説明してきたが、本発明がそれらに限定され
るものではなく修正および変更が可能なことは当業者に
は明らかであろう。とくに、必要に応じて液化ガスの燃
焼用噴流の数を増やしあるいは射出される燃焼ガスに対
するこれらの噴流の幾何学的分布を変えることが可能で
ある。
【図1】実施例のバーナー装置の構成図
2:開口 3:熱の囲い 4:外側管 5:内側管 6、7:導管 8:注入管 9:オリフィス 10:ガス 11:ガス源 12:導管 14:冷却器 15:低温流体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルク・ビユフエノワール フランス国.78960・ボワサン・ル・ブル トノー.スクエアー・フランゴナル.6 (72)発明者 ドミニイク・ベロー 東京都港区虎ノ門1丁目15番12号 日本瓦 斯協会ビル テイサン株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 バーナー(1)を介して少なくとも一つ
の可燃性ガスの流れと少なくとも一つの酸素飽和燃焼支
持ガスの流れを射出する工程を有する燃焼法において、
前記ガスの流れの少なくとも一部分を液相(10)で射
出する工程を有することを特徴とする燃焼法。 - 【請求項2】 燃焼支持ガスが空気であり、液相および
気相で射出されるガスがメタンを含むガスであることを
特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 液相で注入されるガス流の気相で注入さ
れるガス流に対する平均流量比が10%と45%の間に
含まれることを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 燃焼支持ガスが液相および気相で射出さ
れる酸素であることを特徴とする請求項1に記載の方
法。 - 【請求項5】 可燃性ガスがメタンを含むことを特徴と
する請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 液相で注入されるガス流の気相で注入さ
れるガス流に対する平均流量比が18%と35%の間に
含まれることを特徴とする請求項4または5に記載の方
法。 - 【請求項7】 液化ガスの少なくとも一部分がバーナー
(1)の端部で中心部(10)で注入されることを特徴
とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項8】 バーナー(1)がヒーターの一部であ
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載
の方法。 - 【請求項9】 バーナー(1)が金属溶融炉の一部で
あることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記
載の方法。 - 【請求項10】 バーナー(1)がガラス炉の一部であ
ることを特徴とする請求項1および4〜6のいずれか一
項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9310703A FR2709812B1 (fr) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | Procédé de combustion. |
FR9310703 | 1993-09-09 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07167406A true JPH07167406A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=9450674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6216018A Pending JPH07167406A (ja) | 1993-09-09 | 1994-09-09 | 燃焼法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5587283A (ja) |
EP (1) | EP0643262B1 (ja) |
JP (1) | JPH07167406A (ja) |
DE (1) | DE69400308T2 (ja) |
FR (1) | FR2709812B1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006275335A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Osaka Gas Co Ltd | 溶解炉用のバーナ及び溶解炉 |
JP2008526490A (ja) * | 2005-01-06 | 2008-07-24 | ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド | 気体/液体反応のための供給ノズル集成体及びバーナー装置 |
WO2015064792A1 (ko) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | 주식회사 한별 | 산업용 보일러 부착형 합성가스 연소장치 |
Families Citing this family (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5756920A (en) * | 1996-05-09 | 1998-05-26 | Sigma Services, Inc. | Special effect flame cannon |
FR2757844B1 (fr) * | 1996-12-26 | 1999-01-29 | Air Liquide | Procede de fabrication de verre technique et bruleur pour la mise en oeuvre d'un tel procede |
GB9705584D0 (en) * | 1997-03-18 | 1997-05-07 | Boc Group Plc | Operation of rotary kilns |
US6071116A (en) | 1997-04-15 | 2000-06-06 | American Air Liquide, Inc. | Heat recovery apparatus and methods of use |
US5904475A (en) * | 1997-05-08 | 1999-05-18 | Praxair Technology, Inc. | Dual oxidant combustion system |
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