JPH07167135A - 保持器付きころ - Google Patents

保持器付きころ

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JPH07167135A
JPH07167135A JP5343119A JP34311993A JPH07167135A JP H07167135 A JPH07167135 A JP H07167135A JP 5343119 A JP5343119 A JP 5343119A JP 34311993 A JP34311993 A JP 34311993A JP H07167135 A JPH07167135 A JP H07167135A
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    • F16C2361/00Apparatus or articles in engineering in general

Abstract

(57)【要約】 【目的】 保持器の剛性が大きく高負荷を受け得ると共
に、潤滑性についても優れて低潤滑状況下にても良好な
高速回転性能を発揮し、汎用性が高い保持器付きころを
提供すること。 【構成】 保持器1の各柱部1cについて、直線状に形
成すると共にその所要部位に補強作用をなす厚肉部1e
を設け、保持器の剛性を高めている。また、ころ2の案
内をなす案内部としての該厚肉部に関し、潤滑剤供給用
としてコネクティングロッド大端部26aに形成された
中央スリット26bに対応するように配置し、潤滑性能
の向上を達成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は保持器付きころに関す
る。
【0002】従来、オートバイ等に装備されるエンジン
のコネクティングロッド用として、断面高さが小さく大
きな負荷容量を有し、しかも高速回転性能が良好である
等の特徴が生かされて保持器付きころが多く使用されて
いる。
【0003】図8乃至図11に従来の保持器付きころの
一例を示す。なお、この保持器付きころは実開昭52−
124353号公報において開示されている。
【0004】図示のように、この保持器付きころは、複
数のポケット21aが円周方向において等間隔にて形成
された略円筒状の保持器21と、該保持器21の肉厚よ
りも大径で該各ポケット21aに挿入されたころ22
(図9には示していない)とから成る。該保持器21
は、両端の2つの円環部21bと、該両円環部21bと
一体にして該円環部21bと共に上記ポケット21aを
画定すべく円周方向において並設された複数の薄肉の柱
部21cとを有している。該各柱部21cの円周方向両
側の端面はころ案内面21dとなっている。また、該各
柱部21cの中央部及び両端部であって円周方向両側に
は、内側保持用突出部21e及び外側保持用突出部21
fが夫々形成されており、これらの突出部によってころ
22の内外への脱落防止が図られている。
【0005】図8乃至図10から明らかなように、上記
各柱部21cは、両端の円環部21bの断面形状と共に
アルファベットのMを形成するようにその中央部分が内
側に向けて屈曲しており、それ故に当該保持器付きころ
はM形と称される。
【0006】かかる構成の保持器付きころにおいては、
柱部21cが薄肉でしかも大きく屈曲しているところか
ら、保持器21の剛性が抑えられ、比較的低い負荷を受
ける場合に多く選定される。一方、潤滑に関しては、大
きく開口したM形の断面を利して充分に潤滑剤を取り込
むことができることから極めて効率良く行われ、それ故
に、潤滑剤の供給量が少なくとも高速回転を長時間続け
ることができるものである。
【0007】図12乃至図14に、他の従来例としての
保持器付きころを示す。なお、この保持器付きころは特
開平1−299317号公報において開示されている。
また、当該保持器付きころは、以下に説明する部分を除
いて図8乃至図11に示した保持器付きころと同様に構
成されているので、全体としての説明は省略して要部の
みの説明に留める。また、以下の説明において、図8乃
至図11に示した保持器付きころの構成部分と同一また
は対応する構成部分に付いては同じ参照符号を用いて示
している。
【0008】当該保持器付きころにおいては、両端の円
環部21bと共にポケット21aを画定する各柱部21
gが、次のように構成されている。
【0009】すなわち、この柱部21gは、両円環部2
1bに各々連なり且つころ22のピッチ円径(P.C.
D.)の外側から内側にわたって厚肉に形成された案内
部21hと、該案内部21h間に介在する薄肉部21i
とを有しており、全長にわたって外側面が円環部21b
の外周面と略一致するようになされている。該両案内部
21hの円周方向両側にはころ案内面21j(図14参
照)が形成され、ころ22はこのころ案内面21jによ
って案内される。なお、該両案内部21hの内面側であ
って円周方向両側には内側保持用突出部21kが形成さ
れており、また、薄肉部21iの円周方向両側には外側
保持用突出部21mが形成されている。これらの突出部
によってころ22が保持され、ポケット21aからの脱
落が防止される。
【0010】図12及び図13から明らかなように、上
記各柱部21gは、両円環部21bの断面形状と共に門
のような形を形成している。これにより、当該保持器付
きころは門形と称される。
【0011】この保持器付きころは、上記のように門形
の断面形状を有するので剛性が大きく、また、ころ22
のピッチ円径P.C.D.に沿った柱部21gの幅寸法
が前述したM形の保持器付きころに比して小さいからこ
ろ22の組込み本数も増やすことができる。これらのこ
とから、高負荷容量を必要とする際に選定される。ただ
し、潤滑性については、下記のような問題を擁してい
る。
【0012】すなわち、図15に示すように当該保持器
付きころがコネクティングロッド26の大端部26aに
装備された状態を考える。このとき、該保持器付きころ
への潤滑剤(油)の供給は、クランクシャフト27のウ
エイト部27aと、保持器21との間のサイドスリット
28と、大端部26aの軸方向中央に形成された中央ス
リット26bとを通じて行われる。これら各スリットの
うち、中央スリット26bが最も多くの供給量が見込ま
れる。ところが、当該保持器付きころにおいては、ころ
案内面21j(図14等参照)が形成された案内部21
h(図13等参照)が保持器22の端両側に位置してお
り、中央スリット26bから遠く離間している。従っ
て、高速回転時の焼付きを防止するためには多量の潤滑
剤を供給しなければならない。
【0013】また、当該保持器付きころにおいては、高
速回転テストの後に、図16に示すように保持器22の
端面側とこれに対応する大端部26aの端面側とが、二
点鎖線にて示すような摩耗を生ずる。これは、上記のよ
うに厚肉の案内部21hが該端面側に設けられているが
故に質量が片寄った状態にあり、この質量分布の大きな
端面側部分が大端部26aに強く接触した結果である。
すなわち、pV値が局所的に高まるのであり、良好な高
速回転性能を得るためには、この点からも潤滑剤の供給
量を増大させねばならない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の各種保持器付きころにおいては、その各々が具備する
保持器の断面形状によって潤滑性及び剛性のいずれかに
ついて特に優位性が認められ、使用条件に応じて適宜選
定される。しかしながら、反面、潤滑性に優れたM形の
保持器付きころに関しては剛性面で劣り、また逆に、大
きな剛性を有する門形の保持器付きころに付いては潤滑
について改良の余地が残っているのが実情であり、エン
ジン等の設計を行う際にこれら夫々の劣性により設計条
件を抑えねばならない場合が少なからずあり、その解決
が望まれている。
【0015】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
であり、保持器の剛性が大きく高負荷を受け得ると共
に、潤滑性についても優れて低潤滑状況下にても良好な
高速回転性能を発揮し、汎用性が高い保持器付きころを
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による保持器付き
ころは、両端の円環部及び該円環部各々と一体に円周方
向に並設されて該円環部と共にポケットを画定する複数
の柱部を有する略円筒状の保持器と、該保持器の肉厚よ
りも大径にして前記ポケット各々に挿入されたころとか
らなり、前記柱部各々はその略全長にわたって外側面が
前記円環部の外周面と略一致するようになされ、前記柱
部の軸方向中央若しくはその近傍に、ころ案内面が円周
方向両側に形成された案内部がころのピッチ円径の外側
から内側にわたって厚肉に設けられたものである。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面を参照しつ
つ説明する。
【0018】図1乃至図5に、本発明の第1実施例とし
ての保持器付きころを示す。
【0019】図示のように、当該保持器付きころは、略
円筒状にして複数のポケット1aが円周方向において等
間隔にて形成された保持器1と、該各ポケット1aに挿
入された針状ころ2とからなる。なお、各ポケット1a
はその幅寸法が、後述の各保持用突出部間の寸法を除い
てころ2の外径寸法よりも僅かに大きい。また、各ころ
2の直径は保持器1の肉厚よりも大となっている。
【0020】保持器1は、両端の2つの円環部1bと、
該両円環部1bを互いに結合しかつ該各円環部1bと共
に上記各ポケット1aを画定すべく円周方向に並設され
た複数の柱部1cとを、一体に成形してなる。この柱部
1cはその略全長にわたって外側面が両円環部1bの外
周面と一致するようになされ、該両円環部1bに各々連
なる両端の薄肉部1dと、該円環部1bとの間に該薄肉
部1dを挟むように配設された1対の厚肉部1eと、該
厚肉部1e間に介在する他の薄肉部1fとを有してい
る。
【0021】上記のように柱部1cの軸方向中央近傍に
2箇所設けられた厚肉部1eは、ころ2を案内する案内
部として作用し、その円周方向両側に上記薄肉部1d、
1fよりも突出した平滑なころ案内面1gが形成されて
おり、該ころ案内面1gにてころ2に円滑に摺接して案
内する。図2及び図5から明らかなように、この厚肉部
1eは、ころ2のピッチ円径P.C.D.の外側から内
側にわたって設けられている。また、図1、図2及び図
4に示すように、該厚肉部1eは、両側の薄肉部1d、
1fよりも内側に突出した部位の軸方向両側がテーパ面
1hとなっており、この突出した部位が略台形状となさ
れている。
【0022】上記した柱部1cは、直線状にしてしかも
その所要部位に厚肉部1eが設けられてこれが補強作用
をなすことなどにより、その全長にわたって比較的大き
な断面係数が確保され、それ故に保持器全体としての剛
性が大となっている。また、ころ2のピッチ円径P.
C.D.に沿った該柱部1cの幅寸法も抑えられること
から、ころ2の組込み本数も多くすることができ、これ
らのことから高い負荷容量が得られている。
【0023】更に、当該保持器付きころは潤滑性につい
ても優れている。すなわち、当該保持器付きころを図1
5に示すコネクティングロッド26の大端部26aに装
備した状態を想定する(図示はしない)。この状態で、
当該保持器付きころへの潤滑剤(油)の供給は、クラン
クシャフト27のウェイト部27aと該保持器との間の
サイドスリット28と、大端部26aの軸方向中央に形
成された中央スリット26bとを通じて行われる。これ
ら各スリットのうち、大端部26aの中央スリット26
bからの供給量が最も多く見込まれる。上述したよう
に、当該保持器付きころにおいては、ころ案内面1gが
形成された案内部としての厚肉部1eが、この中央スリ
ット26bに対応するように柱部1cの軸方向中央近傍
に配設されている。故に、該ころ案内面1gとこれに摺
接するころ2に対して潤滑剤が常に効率よく充分に供給
される。また、柱部1cを上記構成としたことによっ
て、保持器1全体として、その軸方向における質量の片
寄りを生ずることなく均等化され、その結果、上記大端
部26aとの接触圧力が緩和してpV値が低減する。こ
れらのことから、低潤滑状況下にても発熱等が抑えられ
て良好な高速回転性能を発揮することが可能となってい
る。
【0024】ところで、本実施例においては、上記厚肉
部1eを柱部1cの軸方向中央に関して対称に2箇所設
けているが、かかる構成によれば、ころ2が安定して案
内される。また、厚肉部1eは3箇所以上設けてもよい
し、1箇所としてもよい。但し、3箇所以上とする場合
でも、上記大端部26aの中央スリット26bからの潤
滑剤の供給が充分行われるように、該中央スリット26
bに対応すべく、柱部1cの軸方向中央近傍に集約して
配置することが好ましい。また、1箇所のみ設ける場
合、例えば柱部1cの軸方向中央に配設するが、その
際、ころ2が安定して案内されるように、該厚肉部の軸
方向長さを比較的大きく設定することが望ましい。
【0025】なお、上記各厚肉部1eには、その内面側
両側に1対の内側保持用突出部1iが形成されており、
また、外面側の該内側保持用突出部1iに対応する部位
に1対の外側保持用突出部1jが形成されている。これ
ら内側保持用突出部1i及び外側保持用突出部1jはポ
ケット1aに臨むように突出しており、円周方向におい
て隣り合う柱部1cの該保持用突出部同士の間隔がころ
2の直径よりも僅かに小さいように設定されている。こ
れによってころ2が保持され、ポケット1aからの内外
への脱落が規制されている。
【0026】上記内側保持用突出部1i及び外側保持用
突出部1jは、上記厚肉部1eの内外両面に円周方向に
伸長するように2条ずつのカシメ溝を設けることにより
形成してもよいし、また、該カシメ溝を設けることなく
形成してもよい。但し、このように、カシメ溝を設ける
場合、各保持用突出部がカシメ加工のみにて形成される
ため、量産性に富み、安価に製作することができる。ま
た、これらカシメ溝はいわゆるオイルグループ(油溜
り)として作用するので、効率のよい潤滑が行われる。
【0027】図5に、当該保持器付きころをコネクティ
ングロッドの大端部26a(図15参照)とピン30に
嵌合させた使用状態を示すが、この使用状態において
は、ころ2が上記厚肉部1eの両側に形成されたころ案
内面1gと接触し、ほぼころ2のピッチ円径P.C.
D.上で案内され、内側及び外側保持用突出部1i、1
jに接触しないような寸法設定がなされている。更に、
保持器1の内周面とピン30とが接触する前に大端部2
6aの転走面と保持器1の外周面とが接触するような寸
法設定がなされている。
【0028】次に、本発明の第2実施例としての保持器
付きころを図6及び図7を用いて説明する。なお、当該
保持器付きころは以下に説明する部分以外は図1乃至図
5に示した第1実施例としての保持器付きころと同様に
構成されているので、全体としての説明は省略して要部
のみの説明に留める。また、以下の説明において、該第
1実施例としての保持器付きころの構成部分と同一の構
成部分については同じ参照符号を用いている。
【0029】図示のように、この保持器付きころにおい
ては、柱部1cの外側に、ポケット1aに連通する凹部
1kが形成されている。この凹部1kは比較的浅く、本
実施例の場合、柱部1cの2箇所に設けられた上記両厚
肉部1eの各外側端間にわたって形成されている。かか
る凹部1kはオイルグルーブとして作用し、これを設け
たことによって、上記コネクティングロッド大端部と当
該保持器付きころとの間の潤滑性能、特に油膜形成性能
が向上している。
【0030】なお、上記凹部1kを形成すべき範囲につ
いては上記に限定するものではなく、例えば、図15に
示すコネクティングロッド大端部26aに形成された中
央スリット26bの開口径に対応するように短くしても
よい。凹部1kの長さをこのように短くすることによっ
て、コネクティングロッド大端部に対する接触面積が確
保されて接触圧力が低く抑えられる。好ましくは、この
短い長さと、上記実施例に示した長さとの中間程度に設
定し、以て、柱部1cの剛性とコネクティングロッド大
端部に対する接触圧力の抑止と共に、潤滑性をも併せて
満たすことが考えられる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による保持
器付きころにおいては、保持器の剛性が大きく、かつ、
ころの組込み本数も多くすることができることから、大
きな負荷容量が確保されるという効果が得られる。ま
た、ころ案内面が形成された案内部がコネクティングロ
ッドに形成される中央スリットの近傍に位置するように
設けられているから、ころと該ころ案内面との間に潤滑
剤が常に効率よく充分に供給され、しかも、保持器全体
としてその軸方向における質量の片寄りを生ずることな
く均等化されるが故にコネクティングロッドとの接触圧
力が緩和してpV値が低減する。これらのことから、低
潤滑状況下にても発熱等が抑えられて良好な高速回転性
能を発揮することが可能であるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例としての保持器付
きころの縦断面図である。
【図2】図2は、図1における部分Aの拡大図である。
【図3】図3は、図2に関するB−B矢視図である。
【図4】図4は、図2に示した構成の斜視図である。
【図5】図5は、図1に関するC−C矢視図である。
【図6】図6は、本発明の第2実施例としての保持器付
きころの縦断面図である。
【図7】図7は、図6における部分Dの拡大図である。
【図8】図8は、従来の保持器付きころの一例の、一部
断面を含む斜視図である。
【図9】図9は、図8に示した保持器付きころの一部の
平面図である。
【図10】図10は、図9に関するE−E矢視図であ
る。
【図11】図11は、図9に関するF−F矢視図であ
る。
【図12】図12は、従来の保持器付きころの他の例
の、一部断面を含む斜視図である。
【図13】図13は、図12に示した保持器付きころの
一部の縦断面図である。
【図14】図14は、図13に関するG−G矢視図であ
る。
【図15】図15は、図12乃至図14に示した保持器
付きころをコネクティングロッドの大端部に装備した状
態を示す縦断面図である。
【図16】図16は、図15における部分Hの拡大図で
ある。
【符号の説明】
1 保持器 1a ポケット 1b 円環部 1c 柱部 1d,1f 薄肉部 1e 厚肉部(案内部) 1g ころ案内面 1h テーパ面 1i 内側保持用突出部 1j 外側保持用突出部 1k 凹部 2 ころ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端の円環部及び該円環部各々と一体に
    円周方向に並設されて該円環部と共にポケットを画定す
    る複数の柱部を有する略円筒状の保持器と、該保持器の
    肉厚よりも大径にして前記ポケット各々に挿入されたこ
    ろとからなり、前記柱部各々はその略全長にわたって外
    側面が前記円環部の外周面と略一致するようになされ、
    前記柱部の軸方向中央若しくはその近傍に、ころ案内面
    が円周方向両側に形成された案内部がころのピッチ円径
    の外側から内側にわたって厚肉に設けられていることを
    特徴とする保持器付きころ。
  2. 【請求項2】 前記案内部は、前記柱部の軸方向中央に
    関して対称に少なくとも2箇所設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の保持器付きころ。
  3. 【請求項3】 前記柱部の外側の一部に、前記ポケット
    と連通する凹部が形成されていることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の保持器付きころ。
  4. 【請求項4】 前記案内部の一部が前記ポケットに臨む
    ように突出して前記ころの内外への脱落を規制する内側
    保持用突出部及び外側保持用突出部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1
    記載の保持器付きころ。
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