JPH0716635A - 圧延材の冷却制御装置 - Google Patents

圧延材の冷却制御装置

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JPH0716635A
JPH0716635A JP5148004A JP14800493A JPH0716635A JP H0716635 A JPH0716635 A JP H0716635A JP 5148004 A JP5148004 A JP 5148004A JP 14800493 A JP14800493 A JP 14800493A JP H0716635 A JPH0716635 A JP H0716635A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧延材速度変化および注水バンクの応答遅れ
に起因する制御ポイントのズレを補正し、圧延材を全長
に亘って目標の巻取り温度に維持する。 【構成】 圧延材速度および加速率を演算する速度修正
演算装置12と、その圧延材速度および加速率,目標巻
取り温度,仕上げ出側の温度および厚み,巻取り温度に
もとづいて温度降下量を演算する温度演算装置13とを
設け、冷却パターン決定装置14に、上記温度降下量,
圧延材速度および加速率にもとづいて、冷却バンクにお
ける先出しバルブ数および制御セクション以降の注水バ
ンクパターンを設定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱間圧延における仕
上げ圧延後の圧延材を所定注水パターンにて冷却制御す
る圧延材の冷却制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の熱間仕上げ圧延後における
圧延材の冷却制御装置を示し、図において、1は仕上げ
圧延機2で圧延された圧延材、3はランアウトテーブ
ル、4は圧延材1の巻取り機、5a,5bはランアウト
テーブル3に設けられ圧延材1を冷却する複数個の冷却
バンクおよび微調整用冷却バンクである。
【0003】上記仕上げ圧延機2には速度計7,厚み計
8および仕上げ出側温度計9が設置されている。速度計
7,厚み計8および仕上げ出側温度計9の各検出信号
は、冷却制御装置6に与えられる。
【0004】上記冷却バンク5aおよび冷却バンクとし
てのもう1つの検出バンク5bは、圧延材1の搬送路に
亘って複数個の注水バンクを配置したものであり、各注
水バンクには圧延材1に対して上下から注水する冷却ス
プレーを備え、注水動作は各注水バンク毎に制御され
る。使用する注水バンクのスプレーパターンおよび注水
量は冷却制御装置6から出力される注水指令に基づいて
それぞれ制御される。
【0005】また、10はランアウトテーブル3の出側
に設置された巻取り温度計、11は巻取り機4に設置さ
れた巻取り速度計であり、これらの巻取り温度計10お
よび巻取り速度計11の各検出信号は、冷却制御装置6
に与えられる。
【0006】次に動作について説明する。冷却制御装置
6は、熱間圧延後の圧延材1の全長に亘って所要の巻取
り温度を維持するために、次のように、冷却バンク5a
および微調整用冷却バンク5bを操作する。
【0007】まず、仕上げ圧延後の圧延材1の速度,厚
みおよび温度をそれぞれ速度計7,厚み計8および温度
計9から入力し、これらの入力値から所要の巻取り温度
にするために必要な注水量を計算し、スプレーパターン
を決定し、各冷却バンク5a,5bに注水指令を出力す
る。
【0008】この演算は一定時間、あるいは一定距離毎
に行われる。なお、圧延材1の移動速度は、圧延材1の
後端が仕上げ圧延機2から搬送された後は、巻取り速度
計11により検出される。
【0009】ところで、近年、生産性向上の点から加速
圧延が行われるようになり、冷却中の圧延材速度は図6
に示すように、圧延材先端部が最終仕上げ圧延機を抜け
てから巻取り機に噛み込むまでの第1加速期t1、圧延
材先端部が噛み込んでから最高速度に達するまでの第2
加速期t2、最高速度を維持する定速期t3、および圧
延材尾端が特定圧延期を抜けてからの減速期t4と変化
する。
【0010】このため、定速状態では目標巻取り温度が
確保できるものの、圧延材の速度が可変となる部分で
は、目標巻取り温度からはずれ易いという問題が出てき
た。その原因としては、圧延材の速度変化が冷却制御に
おいて考慮されていないことに加えて、注水指令に対し
てバルブの応答遅れが生じやすいことが考えられる。
【0011】そこで、圧延速度の変化に応じて冷却水量
の補正を行ったり、冷却能モデルの修正係数を定速時に
分離する等の調整を行うものが、特公昭52−1385
号公報に提案されている。また、特公昭62−2268
7号公報に見られるように、注水バルブの応答遅れを補
償するため、予め設定より数バルブ下流側のバルブを開
いておく、いわゆる“先出し制御”を行うものも提案さ
れている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧延材の冷却制
御方法は以上のように構成されているので、上記前者の
従来例では実際の圧延速度変化および注水バルブの応答
遅れを十分に補正できず、一方、後者の従来例では先出
しバンク数が固定であるため、圧延速度の変化に十分追
従できず、圧延材の全長に亘って安定的に精度よく冷却
制御することが困難であるなどの問題点があった。
【0013】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたものであり、圧延材速度変化およ
び注水バンクの応答遅れに起因する制御ポイントのズレ
を補正し、圧延材を全長に亘って目標の巻取り温度に維
持できる圧延材の冷却制御装置を得ることを目的とす
る。
【0014】請求項2の発明は温度降下量,圧延材速度
および減速率にもとづいて圧延材を全長に亘って目標の
巻取り温度に制御できる圧延材の冷却制御装置を得るこ
とを目的とする。
【0015】請求項3の発明は温度降下量,圧延材速度
および加減速率にもとづいて圧延材を全長に亘って目標
の巻取り温度に制御できる圧延材の冷却制御装置を得る
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る圧
延材の冷却制御装置は、圧延材速度および加速率を演算
する速度修正演算装置と、その圧延材速度および加速
率,目標巻取り温度,仕上げ出側の温度および厚み,巻
取り温度にもとづいて温度降下量を演算する温度演算装
置とを設け、冷却パターン決定装置に、上記温度降下
量,圧延材速度および加速率にもとづいて、冷却バンク
における先出しバルブ数および制御セクション以降の注
水バンクパターンを設定させるようにしたものである。
【0017】請求項2の発明に係る圧延材の冷却制御装
置は、圧延材速度および減速率を演算する速度修正演算
装置と、圧延材速度および減速率,目標巻取り温度,仕
上げ出側の温度および厚み,巻取り温度にもとづいて温
度降下量を演算する温度演算装置とを設け、冷却パター
ン決定装置に、上記温度降下量,圧延材速度および減速
率にもとづいて、冷却バンクにおける先出しバルブ数お
よび制御セクション以降の注水バンクパターンを設定さ
せるようにしたものである。
【0018】請求項3の発明に係る圧延材の冷却制御装
置は、圧延材速度および加減速率を演算する速度修正演
算装置と、その圧延材速度および加減速率,目標巻取り
温度,仕上げ出側の温度および厚み,巻取り温度にもと
づいて温度降下量を演算する温度演算装置とを設け、冷
却パターン決定装置に、上記温度降下量,圧延材速度お
よび加減速率にもとづいて、冷却バンクにおける先出し
バルブ数および制御セクション以降の注水バンクパター
ンを設定させるようにしたものである。
【0019】
【作用】請求項1の発明における圧延材の冷却制御装置
は、圧延材が仕上げ圧延機を出てから巻取られるまでの
区間を複数個のセクションに分割し、このセクション毎
に複数個の注水スプレーを割り当て、圧延材が各セクシ
ョンを移行する毎に、仕上げ圧延機出側および巻取り機
における圧延材の速度および温度等の実績データを収集
し、これを基に仕上げ温度外乱、圧延材速度および加速
度率による必要冷却量変化を計算するとともに、バルブ
の応答遅れを考慮し、先出しバルブ数をダイナミックに
再設定する。
【0020】請求項2の発明における圧延材の冷却制御
装置は、仕上げ温度外乱,圧延材速度および減速率によ
る必要冷却量変化を求めて、冷却パターン決定装置によ
って、バルブの応答遅れを考慮し、先出しバルブ数をダ
イナミックに再設定する。
【0021】請求項3の発明における圧延材の冷却制御
装置は、仕上げ温度外乱,圧延材速度および加減速率に
よる必要冷却量変化を求めて、冷却パターン決定装置に
よって、バルブの応答遅れを考慮し、先出しバルブ数を
ダイナミックに再設定する。
【0022】
【実施例】
実施例1.以下、請求項1の発明の実施例を図について
説明する。図1において、1は仕上げ圧延機2で圧延さ
れた圧延材、3はランアウトテーブル、4は圧延材1の
巻取り機、5a,5bはランアウトテーブル3に設けら
れ圧延材1を冷却する複数個の冷却バンクおよび微調整
用冷却バンクである。
【0023】上記仕上げ圧延機2の出側から巻取り機4
にいたる区間は、トラッキング上、複数の制御セクショ
ンに分割されており、以下の処理は圧延材1が各制御セ
クションを通過するタイミングで行われる。
【0024】また、上記仕上げ圧延機2には仕上げ出側
速度計7,仕上げ出側厚み計8及び仕上げ出側温度計9
が設置されている。ランアウトテーブル3の出側には巻
取り温度計10が設置され、巻取り機4には巻取り速度
計11が設置されている。
【0025】さらに、12は速度修正演算装置で、これ
には仕上げ出側速度計7および巻取り速度計11の各検
出信号が入力され、圧延材速度および加速率が計算され
る。この加速率は、仕上げ出側厚み計8,仕上げ出側温
度計9および巻取り温度計10の各検出信号とともに温
度演算装置13に与えられる。この温度演算装置13は
目標巻取温度に対する温度降下量を圧延材速度,加速率
および上記各検出信号にもとづて演算する。
【0026】冷却パターン決定装置14において、速度
修正演算装置12で計算される当該制御セクションでの
圧延材速度および加速率から先出しバルブ数iを決定
し、該制御セクション以降の注水バンクパターンが再設
定される。
【0027】すなわち、iを先出しバルブ数、tを搬送
時間、tB をバルブ応答遅れ時間、V0を加速率、Lを
搬送距離とすると、先出しバルブ数iは、i={V・t
+(1/2)a・t2 +V・ta }/Lとなる。そし
て、注水は、冷却パターン決定装置14から出力される
注水指令にもとづいてバルブ開閉装置15により実行さ
れる。
【0028】ここで、速度修正演算装置12,温度演算
装置13および冷却パターン決定装置14の各演算装置
は、圧延材1のサイズ、成分等の圧延材諸元による層別
という概念により、圧延条件、実績値等を用いて計算を
行う。
【0029】次に動作について説明する。図2はこの実
施例の冷却制御装置における冷却制御動作を示すブロッ
ク図である。まず、速度修正演算装置12,温度演算装
置13および冷却パターン決定装置14の各演算装置に
は、各種計算に必要な物性値,モデル常数,変数の初期
値等が予め記憶されているものとする。この場合に、比
熱,比重等の物性値は、圧延材1のサイズ,成分等によ
り値が異なる層別データとして記憶されている。
【0030】従って、加速されながら冷却される圧延材
1の先端部から定速に達するまでの部分に対しては、圧
延材1が制御セクション長を移動する毎に、仕上げ出側
速度あるいは巻取り速度が速度修正演算装置12への入
力値として与えられ、ここでは圧延材速度および加速率
が求められる。
【0031】次に、温度演算装置13では、速度修正演
算装置12で上記のようにして求めた圧延材速度および
加速率と目標巻取り温度,仕上げ出側の温度,仕上げ出
側の板厚および巻取り温度が入力され、これらの値か
ら、温度降下量が計算される。
【0032】そして、冷却パターン決定装置14には、
この温度演算装置13で求めた温度降下量が入力され、
これと上記速度修正演算装置12で求められた制御セク
ションでの圧延材速度および加速率とから先出しバルブ
数が決定され、該制御セクション以降の注水バンクパタ
ーンが再設定される。
【0033】このように、加速されながら冷却される圧
延材部分についても、速度変化に応じて時々刻々と先出
しバルブ数を変化させることにより、板速度変化および
バルブの応答遅れを補償した、精度の高い巻取り温度制
御の実現が可能となる。
【0034】実施例2.図3は請求項2の発明の実施例
による冷却制御動作を示すブロック図である。まず、速
度修正演算装置12,温度演算装置13および冷却パタ
ーン決定装置14の各演算装置には、各種計算に必要な
物性値,モデル常数,変数の初期値等が予め記憶されて
いるものとする。この場合に、比熱,比重等の物性値
は、圧延材1のサイズ,成分等により値が異なる層別デ
ータとして記憶されている。
【0035】従って、減速されながら冷却される圧延材
1の尾端部に対して、圧延材1が制御セクション長を移
動する毎に、仕上げ出側速度あるいは巻取り速度が速度
修正演算装置12への入力値として与えられ、ここでは
圧延材速度および減速率が求められる。
【0036】次に、温度演算装置13では、速度修正演
算装置12で上記のようにして求めた圧延材速度および
減速率と目標巻取り温度,仕上げ出側の温度,仕上げ出
側の板厚および巻取り温度が入力され、これらの値か
ら、温度降下量が計算される。
【0037】そして、冷却パターン決定装置14には、
この温度演算装置13で求めた温度降下量が入力され、
これと上記速度修正演算装置12で求められた制御セク
ションでの圧延材速度および減速率とから先出しバルブ
数が決定され、該制御セクション以降の注水バンクパタ
ーンが再設定される。
【0038】このように、減速されながら冷却される圧
延材部分についても、速度変化に応じて時々刻々と先出
しバルブ数を変化させることで板速度変化およびバルブ
の応答遅れを補償した、精度の高い巻取り温度制御の実
現が可能となる。
【0039】実施例3.図4は請求項3の発明の実施例
による冷却制御動作を示すブロック図である。まず、速
度修正演算装置12,温度演算装置13および冷却パタ
ーン決定装置14の各演算装置には、各種計算に必要な
物性値,モデル常数,変数の初期値等が予め記憶されて
いるものとする。この場合に、比熱,比重等の物性値
は、圧延材1のサイズ,成分等により値が異なる層別デ
ータとして記憶されている。
【0040】従って、圧延材が制御セクション長を移動
する毎に、仕上げ出側速度あるいは巻取り速度が速度修
正演算装置12への入力値として与えられ、ここでは圧
延材速度および加減速率が求められる。
【0041】次に、温度演算装置13では、速度修正演
算装置12で上記のようにして求めた圧延材速度および
加減速率と目標巻取り温度,仕上げ出側の温度,仕上げ
出側の板厚および巻取り温度が入力され、これらの値か
ら、温度降下量が計算される。
【0042】そして、冷却パターン決定装置14には、
この温度演算装置13で求めた温度降下量が入力され、
これと上記速度修正演算装置12で求められた制御セク
ションでの圧延材速度および加減速率とから先出しバル
ブ数が決定され、該制御セクション以降の注水バンクパ
ターンが再設定される。
【0043】なお、圧延材1先端が巻取り機4に噛み込
んだ後は、実績巻取り温度と目標巻取り温度との誤差を
用いて微調整用冷却バンク5bをPI制御するフィード
バック制御を組み合わせる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、圧延材速度および加速率を演算する速度修正演算装
置と、その圧延材速度および加速率,目標巻取り温度,
仕上げ出側の温度および厚み,巻取り温度にもとづいて
温度降下量を演算する温度演算装置とを設け、冷却パタ
ーン決定装置に、上記温度降下量,圧延材速度および加
速率にもとづいて、冷却バンクにおける先出しバルブ数
および制御セクション以降の注水バンクパターンを設定
させるように構成したので、加速されながら冷却される
圧延材部分についても、速度変化に応じて時々刻々と先
出しバルブ数を変化させることにより、板速度変化およ
びバルブの応答遅れを補償した、精度の高い巻取り温度
制御を実現できるものが得られる効果がある。
【0045】また、請求項2の発明によれば、圧延材速
度および減速率を演算する速度修正演算装置と、圧延材
速度および減速率,目標巻取り温度,仕上げ出側の温度
および厚み,巻取り温度にもとづいて温度降下量を演算
する温度演算装置とを設け、冷却パターン決定装置に、
上記温度降下量,圧延材速度および減速率にもとづい
て、冷却バンクにおける先出しバルブ数および制御セク
ション以降の注水バンクパターンを設定させるように構
成したので、減速されながら冷却される圧延材部分につ
いても、速度変化に応じて時々刻々と先出しバルブ数を
変化させることで板速度変化およびバルブの応答遅れを
補償した、精度の高い巻取り温度制御を実現できるもの
が得られる効果がある。
【0046】また、請求項3の発明によれば、圧延材速
度および加減速率を演算する速度修正演算装置と、その
圧延材速度および加減速率,目標巻取り温度,仕上げ出
側の温度および厚み,巻取り温度にもとづいて温度降下
量を演算する温度演算装置とを設け、冷却パターン決定
装置に、上記温度降下量,圧延材速度および加減速率に
もとづいて、冷却バンクにおける先出しバルブ数および
制御セクション以降の注水バンクパターンを設定させる
ように構成したので、冷却中に速度が変化する圧延材に
ついても、圧延材速度および加減速率にもとづいて、速
度変化に応じて時々刻々と先出しバルブ数を変化させる
ことで、巻取り温度誤差によるフィードバック制御を行
い、圧延材の全長に亘って精度の高い巻取り温度制御を
実現できるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例による圧延材の冷却制御装置
を示す構成図である。
【図2】請求項1の発明の実施例による冷却制御動作を
示すブロック図である。
【図3】請求項2の発明の実施例による冷却制御動作を
示すブロック図である。
【図4】請求項3の発明の実施例による冷却制御動作を
示すブロック図である。
【図5】従来の圧延材の冷却制御装置を示す構成図であ
る。
【図6】図5における圧延材の速度と時間の関係を示す
特性図である。
【符号の説明】
1 圧延材 2 仕上げ圧延機 4 巻取り機 5a 冷却バンク 5b 微調整用冷却バンク(冷却バンク) 7 仕上げ出側速度計 8 仕上げ出側厚み計 9 仕上げ出側温度計 10 巻取り温度計 11 巻取り速度計 12 速度修正演算装置 13 温度演算装置 14 冷却パターン決定装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕上げ圧延機で圧延された圧延材を搬送
    途中で冷却する冷却バンクと、該冷却バンクで冷却した
    圧延材を巻取る巻取り機と、上記仕上げ圧延機付近に設
    けられて、仕上げ出側の圧延材の速度,厚みおよび温度
    をそれぞれ計測する仕上げ出側速度計,仕上げ出側厚み
    計および仕上げ出側温度計と、上記巻取り機付近に設け
    られて、上記圧延材の巻取り温度および巻取り速度をそ
    れぞれ計測する巻取り温度計および巻取り速度計と、加
    速されながら冷却される圧延材の先端部から定速に達す
    るまでの部分に対して、制御セクション長を移動するご
    とに上記仕上げ出側速度計および巻取り速度計の各計測
    値にもとづいて、圧延材速度および加速率を演算する速
    度修正演算装置と、上記圧延材速度および加速率,目標
    巻取り温度,上記仕上げ出側の温度および厚み,上記巻
    取り温度にもとづいて温度降下量を演算する温度演算装
    置と、上記温度降下量,圧延材速度および加速率にもと
    づいて、上記冷却バンクにおける先出しバルブ数および
    制御セクション以降の注水バンクパターンを設定する冷
    却パターン決定装置とを備えた圧延材の冷却制御装置。
  2. 【請求項2】 仕上げ圧延機で圧延された圧延材を搬送
    途中で冷却する冷却バンクと、該冷却バンクで冷却した
    圧延材を巻取る巻取り機と、上記仕上げ圧延機付近に設
    けられて、仕上げ出側り圧延材の速度,厚みおよび温度
    をそれぞれ計測する仕上げ出側速度計,仕上げ出側厚み
    計および仕上げ出側温度計と、上記巻取り機付近に設け
    られて、上記圧延材の巻取り温度および巻取り速度をそ
    れぞれ計測する巻取り温度計および巻取り速度計と、減
    速されながら冷却される圧延材の尾端部に対して、圧延
    材が制御セクション長を移動するごとに上記仕上げ出側
    速度計および巻取り速度計の各計測値にもとづいて、圧
    延材速度および減速率を演算する速度修正演算装置と、
    上記圧延材速度および減速率,目標巻取り温度,上記仕
    上げ出側の温度および厚み,上記巻取り温度にもとづい
    て温度降下量を演算する温度演算装置と、上記温度降下
    量,上記圧延材速度および減速率にもとづいて、上記冷
    却バンクにおける先出しバルブ数および制御セクション
    以降の注水バンクパターンを設定する冷却パターン決定
    装置とを備えた圧延材の冷却制御装置。
  3. 【請求項3】 仕上げ圧延機で圧延された圧延材を搬送
    途中で冷却する冷却バンクと、該冷却バンクで冷却した
    圧延材を巻取る巻取り機と、上記仕上げ圧延機付近に設
    けられて、仕上げ出側り圧延材の速度,厚みおよび温度
    をそれぞれ計測する仕上げ出側速度計,仕上げ出側厚み
    計および仕上げ出側温度計と、上記巻取り機付近に設け
    られて、上記圧延材の巻取り温度および巻取り速度をそ
    れぞれ計測する巻取り温度計および巻取り速度計と、上
    記圧延材が制御セクション長を移動するごとに上記仕上
    げ出側速度計および巻取り速度計の各計測値にもとづい
    て、圧延材速度および加減速率を演算する速度修正演算
    装置と、上記圧延材速度および加減速率,目標巻取り温
    度,上記仕上げ出側の温度および厚み,上記巻取り温度
    にもとづいて温度降下量を演算する温度演算装置と、上
    記温度降下量,上記圧延材速度および加減速率にもとづ
    いて、上記冷却バンクにおける先出しバルブ数および制
    御セクション以降の注水バンクパターンを設定する冷却
    パターン決定装置とを備えた圧延材の冷却制御装置。
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