JPH07165437A - 構造用材料 - Google Patents

構造用材料

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JPH07165437A
JPH07165437A JP31080193A JP31080193A JPH07165437A JP H07165437 A JPH07165437 A JP H07165437A JP 31080193 A JP31080193 A JP 31080193A JP 31080193 A JP31080193 A JP 31080193A JP H07165437 A JPH07165437 A JP H07165437A
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了 永井
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茂 内野
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Takasago Industry Co Ltd
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SAN RAITO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃ガラスを大量に利用でき、すなわち廃ガラ
スの効果的な処分が可能となり、そして構造用材料とし
て優れた機能を有するものに転換できる技術を提供する
ことである。 【構成】 ガラス製粒の表面に、該ガラス製粒の膨張係
数より小さな膨張係数を有する粉末が付けられてなる構
造用材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に廃ガラスを利用し
た構造用材料に関するものである。
【0002】
【発明の背景】ビルの窓、自動車の窓、瓶と言ったよう
に各種の方面で大量にガラスが使用されており、これら
が廃棄されるとなると大量のガラスが廃棄処分されなけ
ればならない。勿論、場合によってはリサイクルに供さ
れることも有るが、その量は知れたものである。
【0003】このような観点から、ビルに用いられた板
ガラス、自動車に用いられた板ガラス、瓶ガラスと言っ
たような各種の廃棄物(廃ガラス)について、その利用
方法が提案されている。例えば、ガラス粉末、粘土質粉
末、及び火山灰に石灰石粉末及び水ガラスを加え、混和
して造粒し、焼成する人工超軽量骨材の製造法が提案
(特公昭62−45187号公報)されていたり、廃ガ
ラスにカオリンやモンモリロナイト等の粘土鉱物を添
加、成型、焼成した構造体用建材が提案されている。
【0004】しかしながら、このようにして得られる構
造用材料では、決して満足できるものではなかった。
【0005】
【発明の開示】本発明の目的は、廃ガラスを大量に利用
でき、すなわち廃ガラスの効果的な処分が可能となり、
そして構造用材料として優れた機能を有するものに転換
できる技術を提供することである。この本発明の目的
は、ガラス製粒の表面に、該ガラス製粒の膨張係数より
小さな膨張係数を有する粉末が付けられてなることを特
徴とする構造用材料によって達成される。
【0006】又、ガラス製粒の膨張係数より小さな膨張
係数を有する粉末が表面に付けられてなるガラス製粒
が、成形、焼成されてなることを特徴とする構造用材料
によって達成される。尚、上記の構造用材料において、
ガラス製粒は、その膨張係数が35×10-6〜25×1
-6/℃、望ましくは33×10-6〜27×10-6/℃
のものであることが好ましく、そしてガラス製粒の表面
に付けられる粉末は、その膨張係数が20×10-6〜5
×10-6/℃、望ましくは15×10-6〜9×10-6
℃のものであることが好ましい。
【0007】又、ガラス製粒とガラス製粒の表面に付け
られる粉末とは、その割合(体積cc/重量g)が10
0:50〜100:20、望ましくは100:45〜1
00:30であることが好ましい。又、ガラス製粒の表
面に付けられる粉末は、その調合のゼーゲル式が KNa2 O 0.3〜0.55 CaO 0.4〜0.6 Al2 3 0.2〜0.5 SiO2 2.0〜4.0 B2 3 0 〜0.10 の範囲に調整されたものであることが好ましい。より好
ましくは、調合のゼーゲル式が KNa2 O 0.30〜0.55 CaO 0.45〜0.60 Al2 3 0.20〜0.50 SiO2 2.0 〜4.0 B2 3 0.02〜0.10 の範囲に調整されたものである。
【0008】又、ガラス製粒の表面に付けられる粉末
は、その大きさが325メッシュの篩で残渣が0.5〜
0.1%、望ましくは325メッシュの篩で残渣が0.
2〜0.1%であることが好ましい。そして、上記のよ
うな特性の粉末は、芯材となるガラス製粒(ガラス製発
泡粒)と同じ材料、すなわち廃ガラスに粘土質鉱物(例
えば、仮焼ワラストナイト、ベントナイト、原水簸粘
土、蛙目粘土、仮焼コレマナイト等)を所望量併用する
ことによって得ることが出来る。
【0009】又、ガラス製粒はガラス製発泡粒であるこ
とが好ましく、そしてその大きさが2.5〜0.3m
m、望ましくは1.2〜0.3mmであることが好まし
い。そして、上記のようにして構成されてなる構造用材
料、特に成形、焼成されてなる構造用材料は、小さな膨
張係数を有する粉末が三次元の網目構造のように介在
し、大きな膨張係数のガラスが隔離された構造のものと
なっていて、板状のものに成形されても、歪みが少な
く、特に冷却歪みが少なく、機械的強度に富むものとな
っていた。この為、建築材料や構築材料と言った各種の
用途において用いられる構造用材料が得られたのであ
る。
【0010】しかも、この構造用材料においては、ガラ
スを多量に配合することが出来、従って廃ガラスの効果
的な処分が可能となり、省資源の観点からも好ましいも
のである。以下、本発明について詳しく説明する。廃ガ
ラスは、一般的には、ソーダ石灰系ガラスであり、最大
膨張係数は28.5×10-6/℃と大きく、製品化を図
る場合に焼成工程における冷却割れが頻繁に起き、歩留
りを低下させている。この問題の対策としては、焼成炉
の冷却帯を長くして冷却に時間を掛けるとか、冷却帯の
構造を改善する等の対応も考えられるが、廃ガラスを用
いた原料構成の検討が重要である。このような検討が鋭
意押し進められて行った結果、膨張係数の大きいガラス
粒、特にガラス発泡粒に、ガラス発泡粒よりも低膨張係
数の粉をコーティングしておけば、冷却割れのない安定
した材料が得られることを見出したのである。
【0011】すなわち、低膨張係数の粉体、最大膨張係
数が28.5×10-6/℃と言った廃ガラスを用いて構
成された発泡粒(その原料廃ガラスが28.5×10-6
/℃の膨張係数であっても、この発泡粒の膨張係数は3
3×10-6/℃と大きくなっている)の外皮として、最
大膨張係数が15×10-6/℃以下の低膨張な粉末をコ
ーティングしておき、この低膨張な粉末がコーティング
されたガラス発泡粒を金型に入れて加圧成型すると、コ
ーティング粉は粒界に沿って三次元の網目構造を示すよ
うなものとなり、高膨張なガラス発泡粒の一つ一つが網
目構造を示す低膨張な粉末によって抱え込まれるような
ものとなる。
【0012】そして、このような構造の焼成体は、高膨
張なガラス発泡粒の一つ一つは網目構造を示す低膨張な
粉末によって抱え込まれた構造の如くのものであること
から、冷却歪みが少なく、機械的強度に富むと考えられ
たのである。これに対して、低膨張な粉末がコーティン
グされていないガラス発泡粒を金型に入れて加圧成型す
ると、高膨張なガラス発泡粒同士が融着して一枚の板と
なり、板の歪は大きく、冷却割れを生じ、構造用材料と
しては機械的強度に劣ったものになるのであろうと考え
られる。
【0013】ガラス製発泡粒は、廃ガラスの軟化点が6
25℃と低いので、ガラス粉に発泡剤と造粒の為の結合
剤を添加し、造粒して焼成すれば発泡粒が得られる。発
泡剤にはドロマイト、硝酸ソーダ、炭化珪素等が用いら
れ、造粒結合剤にはベントナイト、粘土などが用いられ
る。造粒バインダとしてCMC液、糖密、水ガラス、モ
ナードガム、PVA等が用いられ、造粒後は粒の表面に
熔着防止剤としてカオリン、アルミナ、珪砂等の粉末を
付着させ、外熱式ロータリーキルンで焼成すれば軽量の
発泡粒を得ることができる。焼成発泡温度も、主原料の
軟化点が低いことから、800〜950℃の低温度範囲
で良く、硬い発泡粒を造ることができる。
【0014】廃ガラス発泡粒は軽量であって、強度は強
く、パーライト、真珠岩発泡粒と異なり、土練機押出成
型、加圧プレス成型に十分耐える強度があり、建材の軽
量化骨剤としても最適の発泡粒である。ガラスを形成し
得る元素は極めて多様であるが、その主原料である珪酸
(SiO2 )、アルミナ(Al2 3 )、ホウ酸(B2
3 )、ソーダ(Na2 O)、石灰(CaO)について
述べると、 〔SiO2 〕 珪酸塩ガラスの主成分で、ガラス原料
中最も多く使用され、化学的高耐久性、低膨張性、高強
度、硬度を与える。 〔Al2 3 〕 通常、ガラスには約1〜7%含まれる
が、一般に、化学耐久性、弾性、硬度を増加させ、熱膨
張係数を低下させる。 〔B2 3 〕 熱膨張係数を低下させ、化学的耐久性
を向上させる。又、ガラスの溶解清澄を促進する。 〔Na2 O〕 ガラスの溶解、清澄に重要な役割を果
たすが、化学的耐久性を低下させ、熱膨張係数、電気伝
導度を増加させる。 〔CaO〕 ソーダ、石灰ガラスの主成分であり、
板、瓶ガラスには約4〜15%含まれる。低膨張性、化
学的高耐久性を与える。
【0015】又、仮焼ワラストナイト、ベントナイト、
原水簸粘土、蛙目粘土、仮焼コレマナイト等の群の中か
ら選ばれる粘土質鉱物を、廃ガラス(特に、SiO2
Al 2 3 成分が相対的に少ない成分の廃ガラス)に対
して所望の量添加し、膨張係数が小さく、安定している
ゼーゲル式が上記の範囲に調合されてなる粉末を得る。
【0016】そして、前記廃ガラス発泡粒にバインダ溶
液を添加して、その表面を濡らしておき、これにゼーゲ
ル式が上記の範囲に調合されてなる粉末を降りかけて転
動させれば、小さな膨張係数を有する粉末が表面に付け
られてなるガラス製粒が得られ、これを成形、焼成する
ことによって機械的特性に優れた構造用材料が得られ
る。
【0017】以下、具体的な実施例を挙げて本発明を説
明する。
【0018】
【実施例】 〔ガラス製発泡粒〕混合廃ガラスカレットをエアロ・フ
ラクトロンで粗粉砕(直径0.5mm以下)し、この粗
枠ガラス90重量%、硝酸ソーダ5重量%、ベントナイ
ト5重量%の配合物をポットミルに入れ、又、直径10
mmの鋼球をポットミルに入れ、6時間かけて回転粉砕
した。この粉砕原料の粒度は325メッシュにおいて9
5%がパスと微細なものになった。
【0019】上記のようにして得た粉体をパン型造粒機
に入れ、廃糖密15%液を噴霧しながら転動し、直径
0.4〜1.2mmの粒を得た。自然乾燥後、粒の表面
にアルミナ微粉をまぶし、内温870℃に設定した外熱
式ロータリーキルンのレトルト内へ投入し、転動加熱
し、発泡粒を得た。尚、得られた発泡粒は、その膨張係
数は33×10-6/℃、粒径が0.5〜2.0mmであ
り、嵩比重は0.28の硬い発泡粒であった。
【0020】尚、本実施例で用いた混合廃ガラス(G)
の化学的組成を表−1に示す。併せて、後述する仮焼ワ
ラストナイト(A)、ベントナイト(B)、原水簸粘土
(C)、蛙目粘土(D)、仮焼コレマナイト(E)につ
いても、化学的組成を表−1に示す。 表−1 G A B C D E SiO2 71.6 50.17 65.0 51.23 51.75 7.88 Al2O3 1.9 − 12.0 32.29 33.50 − Fe2O3 0.19 0.12 1.0 1.17 2.70 − TiO2 0.06 − − 1.03 − − CaO 11.2 46.48 1.0 − − 32.5 MgO 0.39 − 1.5 − − − K2O 1.07 − 0.5 1.08 − − Na2O 13.0 − 2.0 − − − B2O3 − − − − − 58.4 IgLoss 0.16 0.65 6.0 11.89 11.71 〔ガラス製発泡粒の表面に付けられる粉末(コーティン
グ材)〕表−1に示した混合廃ガラス(G)、仮焼ワラ
ストナイト(A)、ベントナイト(B)、原水簸粘土
(C)、蛙目粘土(D)、仮焼コレマナイト(E)を用
い、表−2aに示すように調合(調合によるゼーゲル式
を表−2bに示す)し、前記ガラス製発泡粒の膨張係数
より小さな膨張係数を有する粉末(コーティング材)を
得た。
【0021】 表−2a(配合割合) No1 No2 No3 No4 No5 No6 混合廃ガラス(G) 62部 64部 62部 60部 64部 64部 仮焼ワラストナイト(A) − − − 10部 − − ベントナイト(B) 4部 4部 − 10部 7部 − 原水簸粘土(C) − − − 20部 − − 蛙目粘土(D) 31部 31部 35部 − 28部 35部 仮焼コレマナイト(E) 3部 1部 3部 − 1部 1部 表−2b(ゼーゲル式) No1 No2 No3 No4 No5 No6 KNa2 O 0.492 0.513 0.492 0.409 0.513 0.513 CaO 0.507 0.486 0.508 0.590 0.486 0.486 Al2 3 0.424 0.430 0.454 0.233 0.407 0.461 SiO2 3.772 3.903 3.755 3.171 3.927 3.876 B2 3 0.089 0.030 0.090 − 0.030 0.030 〔発泡粒のコーティングと成型、焼成〕廃ガラスで造ら
れた粒径が0.5〜1.5mmの上記〔ガラス製発泡
粒〕100mlにCMC2.5%溶液10gを加え、よ
く攪拌してガラス製発泡粒の表面を濡らし、その中に調
合したNo1〜No6の上記〔ガラス製発泡粒の表面に
付けられる粉末(コーティング材)、粒径は325メッ
シュの篩で残渣が0.1%〕45gを降りかけて転動さ
せ、ガラス製発泡粒の表面にコーティング粉を均一に付
着させた。
【0022】この湿ったコーティング粉付着ガラス製発
泡粒の含水率が8%になるよう乾燥させた後、5.0×
5.0cmの金型に充填し、58kg/cm2 で加圧成
型し、この後5.0×5.0×0.8cmの板を金型か
ら取り出した。この脱型した状態の湿った板の曲げ強度
が表−3の生強度である。生強度が約2kg/cm2
上の成形板を乾燥後、電気炉に入れ、60分で900℃
まで昇温し、テストピースを得た。
【0023】このテストピースについての物性を調べた
ので、その結果を表−3に示す。 表−3 No1 No2 No3 No4 No5 No6 軟化点 ℃ 740 785 795 840 805 焼成収縮 % 8.1 6.0 7.8 10.0 6.0 5.85 吸水率* % 3.53 6.59 2.72 1.24 6.4 6.11 吸水率** % 14.39 18.34 14.38 8.77 18.02 18.92 飽和係数 0.25 0.36 0.19 0.14 0.36 0.32 嵩比重 1.49 1.32 1.44 1.41 1.34 1.36 焼成強度kg/cm2 184.0 147.5 193.9 264.1 199.5 181.7 生強度 kg/cm2 2.4 2.73 2.08 1.81 2.16 2.14 膨張係数 10-6/℃ 16.2 14.4 14.2 13.8 13.4 12.6 *吸水率は24h吸水率 **吸水率は2h煮沸吸水率 膨張係数はガラス製発泡粒表面に付けられるコーティン
グ材の膨張係数 〔軽量瓦の製造〕廃ガラスで造られた粒径が0.5〜
1.5mmの上記ガラス製発泡粒2Lをミキサーに入
れ、又、CMCの2.5%溶液200gを入れて良く混
合し、各粒の表面が濡れたのを確認して表−2のNo6
の調合粉(粒径は325メッシュの篩で残渣が0.1
%)900gを投入し、攪拌してコーティング造粒物
2.8Lを得た。
【0024】このコーティング造粒物1.4Lをロータ
リーキルンで水分1.0%に乾燥し、残りの1.4Lと
混合して4時間養生を行った。尚、これは、造粒物が過
水分で、金型に付着し易いことから、適性水分(6〜7
%)の調整の為である。すなわち、全量を水分6〜7%
に安定乾燥することは困難であり、半分を完全乾燥して
混合養生することにより行う方が簡単であり、かつ、水
分が安定し易い。
【0025】プレス装置に取り付けられている46.0
×30.6cm、深さ3.0cmの平板瓦の金型へ上記
水分を6〜7%に安定乾燥したコーティング造粒物を入
れ、58kg/cm2 の加圧で成型し、このあと吸盤で
取り出し、板に受けて120℃の乾燥炉へ入れ、10時
間かけて乾燥後、釉薬をスプレーし、ガス炉の中に組ま
れた棚に乗せ、昇温、焼成、急冷し、炉より取り出し
た。
【0026】瓦表面は赤味のある黒のセミマットの釉面
であり、重厚な瓦となった。これに対して、ガラス発泡
バルーンとガラス粉のみで造った30×30cmの板
は、焼成、冷却に6〜7時間を要したが、本発明のもの
では極めて短時間で製造でき、今後の軽量セラミックス
板の製造に大きく寄与できる。各種軽量瓦の物性を表−
4に示す。
【0027】 表−4 NoA NoB NoC NoD NoE 吸水率* % − − − 4.0 0.83 吸水率**% 44.46 38.88 25.14 22.6 2.6 飽和係数 − − − 0.18 0.32 曲げ強度kg/cm2 75.75 73.57 75.93 120.0 130.0 嵩比重 0.98 1.01 1.13 1.2 1.25 *吸水率は24h吸水率 **吸水率は2h煮沸吸水率 NoAの焼成条件は、ガス炉を用い、20分かけて40
0℃に、100分かけて920℃に、そして920℃で
20分維持し、この後60分かけて冷却。
【0028】NoBの焼成条件は、ガス炉を用い、20
分かけて400℃に、80分かけて940℃に、そして
940℃で20分維持し、この後60分かけて冷却。N
oCの焼成条件は、ガス炉を用い、30分かけて400
℃に、150分かけて940℃に、そして940℃で2
0分維持し、この後60分かけて冷却。NoDの焼成条
件は、ガス炉を用い、20分かけて400℃に、80分
かけて950℃に、そして950℃で30分維持し、こ
の後70分かけて冷却。
【0029】NoEの焼成条件は、ガス炉を用い、20
分かけて400℃に、80分かけて970℃に、そして
970℃で30分維持し、この後70分かけて冷却。
【0030】
【効果】廃ガラスの効果的な処分が可能となり、そして
優れた機能を有する構造用材料が得られる。
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【実施例】 〔ガラス製発泡粒〕混合廃ガラスカレットをエアロ・フ
ラクトロンで粗粉砕(直径0.5mm以下)し、この粗
砕ガラス90重量%、硝酸ソーダ5重量%、ベントナイ
ト5重量%の配合物をポットミルに入れ、又、直径10
mmの鋼球をポットミルに入れ、6時間かけて回転粉砕
した。この粉砕原料の粒度は325メッシュにおいて9
5%がパスと微細なものになった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】このテストピースについての物性を調べた
ので、その結果を表−3に示す。 〔軽量瓦の製造〕廃ガラスで造られた粒径が0.5〜
1.5mmの上記ガラス製発泡粒2Lをミキサーに入
れ、又、CMCの2.5%溶液200gを入れて良く混
合し、各粒の表面が濡れたのを確認して表−2のNo6
の調合粉(粒径は325メッシュの篩で残渣が0.1
%)900gを投入し、攪拌してコーティング造粒物
2.8Lを得た。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス製粒の表面に、該ガラス製粒の膨
    張係数より小さな膨張係数を有する粉末が付けられてな
    ることを特徴とする構造用材料。
  2. 【請求項2】 ガラス製粒の膨張係数より小さな膨張係
    数を有する粉末が表面に付けられてなるガラス製粒が、
    成形、焼成されてなることを特徴とする構造用材料。
  3. 【請求項3】 ガラス製粒は、その膨張係数が35×1
    -6〜25×10-6/℃のものであり、ガラス製粒の表
    面に付けられる粉末は、その膨張係数が20×10-6
    5×10-6/℃のものであることを特徴とする請求項1
    または請求項2の構造用材料。
  4. 【請求項4】 ガラス製粒とガラス製粒の表面に付けら
    れる粉末とは、その割合(体積/重量)が100:50
    〜100:20であることを特徴とする請求項1〜請求
    項3の構造用材料。
  5. 【請求項5】 ガラス製粒の表面に付けられる粉末は、
    その調合のゼーゲル式が KNa2 O 0.3〜0.55 CaO 0.4〜0.6 Al2 3 0.2〜0.5 SiO2 2.0〜4.0 B2 3 0 〜0.10 の範囲に調整されたものであることを特徴とする請求項
    1〜請求項4の構造用材料。
  6. 【請求項6】 ガラス製粒の表面に付けられる粉末は、
    その大きさが325メッシュの篩で残渣が0.5〜0.
    1%であることを特徴とする請求項1〜請求項5の構造
    用材料。
  7. 【請求項7】 ガラス製粒はガラス製発泡粒であること
    を特徴とする請求項1〜請求項6の構造用材料。
  8. 【請求項8】 ガラス製粒は、その大きさが2.5〜
    0.3mmであることを特徴とする請求項1〜請求項7
    の構造用材料。
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