JPH0716538Y2 - 電気転てつ機のブレーキ駆動回路 - Google Patents
電気転てつ機のブレーキ駆動回路Info
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- JPH0716538Y2 JPH0716538Y2 JP3655689U JP3655689U JPH0716538Y2 JP H0716538 Y2 JPH0716538 Y2 JP H0716538Y2 JP 3655689 U JP3655689 U JP 3655689U JP 3655689 U JP3655689 U JP 3655689U JP H0716538 Y2 JPH0716538 Y2 JP H0716538Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、トングレールの転換をモータにより行う電気
転てつ機のブレーキ駆動回路に関する。
転てつ機のブレーキ駆動回路に関する。
〈従来の技術〉 従来の電気転てつ機の転換動作機構は次のようにして行
われる。
われる。
即ち、電源投入によるモータの回転を減速歯車機構によ
り減速し、該減速歯車機構の最終段の転換歯車に設けた
転換ローラを回転させる。転換ローラは回転により動作
桿のカム部に係合し、これにより、転換ローラの円運動
を動作桿の往復直線運動に変換し、動作桿を介してトン
グレールを転換させる。そして、動作桿によるトングレ
ールの転換動作後に、転換ローラはカムバーのカム部に
も係合し、ロックピースが移動したロックピースの突起
部が一対の鎖錠桿の切欠に挿入され、鎖錠桿を固定して
トングレールを転換位置に鎖錠する。また、転換終了時
に前記ロックピースの移動により回路制御器が動作して
自動的にモータ電源が切れるが、慣性があるためモータ
は即座に停止しないので、転換ローラをストッパに当て
るようにしている。
り減速し、該減速歯車機構の最終段の転換歯車に設けた
転換ローラを回転させる。転換ローラは回転により動作
桿のカム部に係合し、これにより、転換ローラの円運動
を動作桿の往復直線運動に変換し、動作桿を介してトン
グレールを転換させる。そして、動作桿によるトングレ
ールの転換動作後に、転換ローラはカムバーのカム部に
も係合し、ロックピースが移動したロックピースの突起
部が一対の鎖錠桿の切欠に挿入され、鎖錠桿を固定して
トングレールを転換位置に鎖錠する。また、転換終了時
に前記ロックピースの移動により回路制御器が動作して
自動的にモータ電源が切れるが、慣性があるためモータ
は即座に停止しないので、転換ローラをストッパに当て
るようにしている。
ところで、近年、輸送力増強等のために列車ダイヤ間隔
を短くしたいという要望があり、このためには、ポイン
トの切換を速くする必要がある。そして、現状では各ポ
イントの転てつ機を一斉に動作させると電源容量が不足
することから、各ポイントの転てつ機を順次転換動作さ
せており、従って、転てつ機個々の転換動作を速くして
動作時間を短くする必要がある。このためには、転換ス
ピードを速くすればよいが、従来では前述のように転換
ローラをストッパに当てて停止させているため、その分
衝撃が大きくなり耐久性の面で問題が生じる。かかる衝
撃力の緩和のために、ブレーキ装置を設けて転換終了後
にモータ又は減速歯車機構に対して制動力を作用させる
ことが有効である。
を短くしたいという要望があり、このためには、ポイン
トの切換を速くする必要がある。そして、現状では各ポ
イントの転てつ機を一斉に動作させると電源容量が不足
することから、各ポイントの転てつ機を順次転換動作さ
せており、従って、転てつ機個々の転換動作を速くして
動作時間を短くする必要がある。このためには、転換ス
ピードを速くすればよいが、従来では前述のように転換
ローラをストッパに当てて停止させているため、その分
衝撃が大きくなり耐久性の面で問題が生じる。かかる衝
撃力の緩和のために、ブレーキ装置を設けて転換終了後
にモータ又は減速歯車機構に対して制動力を作用させる
ことが有効である。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、ブレーキ装置を設けるには、その駆動電
源が必要であるが、ブレーキ装置専用の駆動電源を新た
に設けた場合には、電源から転てつ機までの給電用ケー
ブルを設けなければならない。また、モータ電源を利用
することが考えられるが、モータ電源は、トングレール
の転換動作が終了すると切られてしまう場合があり、こ
の場合、制動力が必要とされる転換動作終了後にブレー
キ装置を駆動することはできない。
源が必要であるが、ブレーキ装置専用の駆動電源を新た
に設けた場合には、電源から転てつ機までの給電用ケー
ブルを設けなければならない。また、モータ電源を利用
することが考えられるが、モータ電源は、トングレール
の転換動作が終了すると切られてしまう場合があり、こ
の場合、制動力が必要とされる転換動作終了後にブレー
キ装置を駆動することはできない。
本考案は上記の事情に鑑みなされたもので、モータ電源
等の既存の設備を利用して、しかも、モータへの通電が
停止されるトングレールの転換動作終了後にブレーキ装
置への通電が可能な構成とすることにより、転換動作時
間が短くしかも安価な電気転てつ機のブレーキ駆動回路
を提供することを目的とする。
等の既存の設備を利用して、しかも、モータへの通電が
停止されるトングレールの転換動作終了後にブレーキ装
置への通電が可能な構成とすることにより、転換動作時
間が短くしかも安価な電気転てつ機のブレーキ駆動回路
を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本考案は、トングレールの転換を行うモータ
(5)と、該モータ(5)とモータ電源(1)との断接
を行う回路制御器と、トングレールの転換動作終了位置
で前記モータ(5)に対する制動力を発生するブレーキ
装置(8)とを備え、前記回路制御器が、トングレール
転換動作時に転換動作終了位置まではモータ(5)とモ
ータ電源(1)とを接続し、トングレールが転換動作終
了位置に到達した時にモータ(5)とモータ電源(1)
とを遮断する構成の電気転てつ機のブレーキ駆動回路で
あって、接点の直列回路(A)と、接点の並列回路
(B)と、充電用コンデンサ用(15)と、から構成さ
れ、前記直列回路(A)は、前記回路制御器内の2つの
接点(11,12)を直列接続する構成であり、一方の接点
(11)は、トングレールの定位側から反位側への転換動
作時に転換動作終了位置までオンとなる構成であり、他
方の接点(12)は、トングレールの反位側から定位側へ
の転換動作時に転換動作終了位置までオンとなる構成で
あり、前記並列回路(B)は、前記回路制御器内の2つ
の接点(13,14)を互いに並列接続する構成であり、一
方の接点(13)は、トングレールが定位側の転換動作終
了位置に到達した時にオンとなる定位接点であり、他方
の接点(14)は、トングレールが反位側の転換動作終了
位置に到達した時にオンとなる反位接点であり、前記直
列回路(A)を、モータ電源(1)とブレーキ装置
(8)との間に直列接続し、前記並列回路(B)を、前
記直列回路(A)とブレーキ装置(8)との間に直列接
続し、前記充電用コンデンサ(15)を、並列回路(B)
とブレーキ装置(8)に並列接続する構成とし、トング
レールの転換動作時の転換動作終了位置までは、前記直
列回路(A)の両接点(11,12)が共にオンとなり、並
列回路(B)の両接点(13,14)は共にオフとなり、ブ
レーキ装置(8)がモータ電源(1)と遮断される一
方、充電用コンデンサ(15)がモータ電源(1)に接続
されて充電され、トングレールが転換動作終了位置に到
達した時、前記直列回路(A)のどちらか一方の接点
(11又は12)がオフとなり、前記並列回路(B)のどち
らか一方の接点(13又は14)がオンとなって、充電用コ
ンデンサ(15)がブレーキ装置(8)に接続してブレー
キ装置(8)が駆動する構成とした。
(5)と、該モータ(5)とモータ電源(1)との断接
を行う回路制御器と、トングレールの転換動作終了位置
で前記モータ(5)に対する制動力を発生するブレーキ
装置(8)とを備え、前記回路制御器が、トングレール
転換動作時に転換動作終了位置まではモータ(5)とモ
ータ電源(1)とを接続し、トングレールが転換動作終
了位置に到達した時にモータ(5)とモータ電源(1)
とを遮断する構成の電気転てつ機のブレーキ駆動回路で
あって、接点の直列回路(A)と、接点の並列回路
(B)と、充電用コンデンサ用(15)と、から構成さ
れ、前記直列回路(A)は、前記回路制御器内の2つの
接点(11,12)を直列接続する構成であり、一方の接点
(11)は、トングレールの定位側から反位側への転換動
作時に転換動作終了位置までオンとなる構成であり、他
方の接点(12)は、トングレールの反位側から定位側へ
の転換動作時に転換動作終了位置までオンとなる構成で
あり、前記並列回路(B)は、前記回路制御器内の2つ
の接点(13,14)を互いに並列接続する構成であり、一
方の接点(13)は、トングレールが定位側の転換動作終
了位置に到達した時にオンとなる定位接点であり、他方
の接点(14)は、トングレールが反位側の転換動作終了
位置に到達した時にオンとなる反位接点であり、前記直
列回路(A)を、モータ電源(1)とブレーキ装置
(8)との間に直列接続し、前記並列回路(B)を、前
記直列回路(A)とブレーキ装置(8)との間に直列接
続し、前記充電用コンデンサ(15)を、並列回路(B)
とブレーキ装置(8)に並列接続する構成とし、トング
レールの転換動作時の転換動作終了位置までは、前記直
列回路(A)の両接点(11,12)が共にオンとなり、並
列回路(B)の両接点(13,14)は共にオフとなり、ブ
レーキ装置(8)がモータ電源(1)と遮断される一
方、充電用コンデンサ(15)がモータ電源(1)に接続
されて充電され、トングレールが転換動作終了位置に到
達した時、前記直列回路(A)のどちらか一方の接点
(11又は12)がオフとなり、前記並列回路(B)のどち
らか一方の接点(13又は14)がオンとなって、充電用コ
ンデンサ(15)がブレーキ装置(8)に接続してブレー
キ装置(8)が駆動する構成とした。
〈作用〉 上記の構成において、転換動作開始前では、モータ電源
とブレーキ装置との間に接続されている回路制御器の接
点の直列回路のどちらか一方の接点がオフ状態にあるた
め、ブレーキ装置はモータ電源と遮断されてブレーキ装
置は作動しない。転換動作が開始されると、前記直列回
路の両接点がオンとなる一方、前記直列回路とブレーキ
装置との間に接続される回路制御器の定位接点と反位接
点からなる並列回路における両接点が共にオフとなるの
で、この時もブレーキ装置は作動しない。そして、転換
動作開始から終了までの間はこのままの状態が継続さ
れ、この時に充電用コンデンサがモータ電源と接続され
充電される。転換動作が終了すると、転換動作開始前に
オンとなっていた直列回路の接点がオフとなってモータ
電源を遮断し、並列回路の定位接点と反位接点のどちら
か一方がオンとなるので、充電用コンデンサがブレーキ
装置に接続され充電用コンデンサを電源としてブレーキ
装置が駆動される。これにより、電源遮断後、慣性によ
り動作する電気転てつ機に制動力を作用することがで
き、衝撃を緩和することができる。
とブレーキ装置との間に接続されている回路制御器の接
点の直列回路のどちらか一方の接点がオフ状態にあるた
め、ブレーキ装置はモータ電源と遮断されてブレーキ装
置は作動しない。転換動作が開始されると、前記直列回
路の両接点がオンとなる一方、前記直列回路とブレーキ
装置との間に接続される回路制御器の定位接点と反位接
点からなる並列回路における両接点が共にオフとなるの
で、この時もブレーキ装置は作動しない。そして、転換
動作開始から終了までの間はこのままの状態が継続さ
れ、この時に充電用コンデンサがモータ電源と接続され
充電される。転換動作が終了すると、転換動作開始前に
オンとなっていた直列回路の接点がオフとなってモータ
電源を遮断し、並列回路の定位接点と反位接点のどちら
か一方がオンとなるので、充電用コンデンサがブレーキ
装置に接続され充電用コンデンサを電源としてブレーキ
装置が駆動される。これにより、電源遮断後、慣性によ
り動作する電気転てつ機に制動力を作用することがで
き、衝撃を緩和することができる。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はブレーキ駆動電源として既存のモータ電源を用
いた例を示す。
いた例を示す。
図において、交流のモータ電源1には、モータ通電回路
2と本実施例の特徴であるブレーキ通電回路3が並列に
接続されている。
2と本実施例の特徴であるブレーキ通電回路3が並列に
接続されている。
前記モータ通電回路2は、従来と同様の構成であり、定
位(N)側と反位(R)側の2つの切換接点4a,4bを有
する転換指令スイッチ4とトングレール転換用のモータ
5との間に、回路制御器の第1NC接点6と第1RC接点7と
が接続されて構成されている。
位(N)側と反位(R)側の2つの切換接点4a,4bを有
する転換指令スイッチ4とトングレール転換用のモータ
5との間に、回路制御器の第1NC接点6と第1RC接点7と
が接続されて構成されている。
また、前記ブレーキ通電回路3は、電源接続端16を介し
てモータ電源1に接続しており、モータ電源1とブレー
キ装置8との間に、整流用ダイオード9,固定抵抗10,回
路制御器の第2NC接点11と第2RC接点12の直列回路A及び
同じく回路制御器のN接点(定位接点)13とR接点(反
位接点)14の並列回路Bが順次接続されており、更に、
前記N接点13とR接点14の並列回路Bとブレーキ装置8
の直列回路に並列に充電用コンデンサ15が接続されて構
成されている。
てモータ電源1に接続しており、モータ電源1とブレー
キ装置8との間に、整流用ダイオード9,固定抵抗10,回
路制御器の第2NC接点11と第2RC接点12の直列回路A及び
同じく回路制御器のN接点(定位接点)13とR接点(反
位接点)14の並列回路Bが順次接続されており、更に、
前記N接点13とR接点14の並列回路Bとブレーキ装置8
の直列回路に並列に充電用コンデンサ15が接続されて構
成されている。
ここで、前記回路制御器の各接点の開閉タイミングにつ
いて第2図を参照しながら説明する。尚、第2図中左側
を定位側、右側を反位側とし、X点及びY点がトングレ
ールの転換動作終了位置とし、X点とY点との間がトン
グレールが移動している領域に相当するものとする。
いて第2図を参照しながら説明する。尚、第2図中左側
を定位側、右側を反位側とし、X点及びY点がトングレ
ールの転換動作終了位置とし、X点とY点との間がトン
グレールが移動している領域に相当するものとする。
まず、前記ブレーキ通電回路3におけるN接点13は、定
位側において転換動作終了位置X点から転換が完全に終
了するまでの領域でオンとなり、それ以外の領域ではオ
フとなる。R接点14は、逆に反位側において転換動作終
了位置Y点から転換が完全に終了するまでの領域でオン
となり、それ以外の領域ではオフとなる。これらN接点
13及びR接点14は、トングレールが定位側又は反位側に
転換したことを表示するための表示回路を開閉するもの
である。また、第1及び第2NC接点6,11は、トングレー
ルが定位側にある状態から反位側の転換動作終了位置Y
点までの間の領域でオンとなり、転換動作終了位置Y点
から反位側の転換完了位置までの領域ではオフとなる。
第1及び第2RC接点7,12は、逆にトングレールが反位側
にある状態から定位側の転換動作終了位置X点までの間
の領域でオンとなり、転換動作終了位置X点から定位側
の転換完了位置までの領域ではオフとなる。
位側において転換動作終了位置X点から転換が完全に終
了するまでの領域でオンとなり、それ以外の領域ではオ
フとなる。R接点14は、逆に反位側において転換動作終
了位置Y点から転換が完全に終了するまでの領域でオン
となり、それ以外の領域ではオフとなる。これらN接点
13及びR接点14は、トングレールが定位側又は反位側に
転換したことを表示するための表示回路を開閉するもの
である。また、第1及び第2NC接点6,11は、トングレー
ルが定位側にある状態から反位側の転換動作終了位置Y
点までの間の領域でオンとなり、転換動作終了位置Y点
から反位側の転換完了位置までの領域ではオフとなる。
第1及び第2RC接点7,12は、逆にトングレールが反位側
にある状態から定位側の転換動作終了位置X点までの間
の領域でオンとなり、転換動作終了位置X点から定位側
の転換完了位置までの領域ではオフとなる。
次に動作を説明する。
例えば、トングレールを反位側から定位側に転換する場
合について説明すると、トングレールが反位側に転換し
ている状態では、第1及び第2NC接点6,11とN接点13は
オフ状態にあり、第1及び第2RC接点7,12とR接点14は
オン状態にある。かかる状態において、トングレールを
定位側に転換すべく転換指令スイッチ4を接点4a側に切
換えると、オン状態にある第1RC接点7を介してモータ
5に電流が流れてモータ5が駆動しトングレールの転換
が開始される。この時には、ブレーキ通電回路3の第2N
C接点11がオフ状態にあるので、ブレーキ装置8はモー
タ電源1と遮断されており、電流は流れずブレーキ装置
8は動作しないので、従来と同様に円滑にトングレール
の転換が行われる。
合について説明すると、トングレールが反位側に転換し
ている状態では、第1及び第2NC接点6,11とN接点13は
オフ状態にあり、第1及び第2RC接点7,12とR接点14は
オン状態にある。かかる状態において、トングレールを
定位側に転換すべく転換指令スイッチ4を接点4a側に切
換えると、オン状態にある第1RC接点7を介してモータ
5に電流が流れてモータ5が駆動しトングレールの転換
が開始される。この時には、ブレーキ通電回路3の第2N
C接点11がオフ状態にあるので、ブレーキ装置8はモー
タ電源1と遮断されており、電流は流れずブレーキ装置
8は動作しないので、従来と同様に円滑にトングレール
の転換が行われる。
トングレールが第2図のY点に相当する位置を通過する
と、ブレーキ通電回路3の第2NC接点11がオン、R接点1
4がオフとなる。これにより、直列回路Aの両接点11,12
が共にオン状態となり、並列回路Bの両接点13,14が共
にオフ状態となり、ブレーキ装置8はそのままモータ電
源1と遮断状態となるが充電用コンデンサ15はモータ電
源1と接続されるため充電用コンデンサ15への充電が開
始される。その後、トングレールが基本レールに当接し
て転換動作が終了すると(第2図のX点)、この時点で
第1RC接点7がオフとなりモータ5への通電は遮断され
るが、直ぐには停止せずモータ5は慣性により回転し続
ける。また、ブレーキ通電回路3においては、第2RC接
点12がオフとなり充電用コンデンサ15とモータ電源1と
が遮断されるが、N接点13がオンとなるため充電用コン
デンサ15がブレーキ装置8に接続される。これにより、
充電用コンデンサ15からブレーキ装置8に電流が流れて
電磁力による制動力が発生し慣性で回転しているモータ
5を制動する。
と、ブレーキ通電回路3の第2NC接点11がオン、R接点1
4がオフとなる。これにより、直列回路Aの両接点11,12
が共にオン状態となり、並列回路Bの両接点13,14が共
にオフ状態となり、ブレーキ装置8はそのままモータ電
源1と遮断状態となるが充電用コンデンサ15はモータ電
源1と接続されるため充電用コンデンサ15への充電が開
始される。その後、トングレールが基本レールに当接し
て転換動作が終了すると(第2図のX点)、この時点で
第1RC接点7がオフとなりモータ5への通電は遮断され
るが、直ぐには停止せずモータ5は慣性により回転し続
ける。また、ブレーキ通電回路3においては、第2RC接
点12がオフとなり充電用コンデンサ15とモータ電源1と
が遮断されるが、N接点13がオンとなるため充電用コン
デンサ15がブレーキ装置8に接続される。これにより、
充電用コンデンサ15からブレーキ装置8に電流が流れて
電磁力による制動力が発生し慣性で回転しているモータ
5を制動する。
このため、転換ローラとストッパとの衝突時の衝撃を大
幅に緩和することができ、転換時の速度を高めても転換
完了時の衝撃を従来に比べて抑制できるので、転てつ機
の転換動作時間を短縮することが可能となる。
幅に緩和することができ、転換時の速度を高めても転換
完了時の衝撃を従来に比べて抑制できるので、転てつ機
の転換動作時間を短縮することが可能となる。
尚、定位側から反位側に転換する場合も同様にして行わ
れる。
れる。
即ち、トングレールを反位側に転換すべく転換指令スイ
ッチ4を接点4b側に切換えると、第1NC接点6がオン状
態にあり、モータ5に前述とは逆方向の電流が流れてモ
ータ5が逆に回転駆動しトングレールの転換が開始され
る。この時には、ブレーキ通電回路3のブレーキ装置8
には、第2RC接点12がオフ状態にあるのでモータ電源1
と遮断されており、電流は流れずブレーキ装置8は動作
しない。
ッチ4を接点4b側に切換えると、第1NC接点6がオン状
態にあり、モータ5に前述とは逆方向の電流が流れてモ
ータ5が逆に回転駆動しトングレールの転換が開始され
る。この時には、ブレーキ通電回路3のブレーキ装置8
には、第2RC接点12がオフ状態にあるのでモータ電源1
と遮断されており、電流は流れずブレーキ装置8は動作
しない。
トングレールが第2図のX点に相当する位置を通過する
と、ブレーキ通電回路3の第2RC接点12がオン、N接点1
3がオフとなり、充電用コンデンサ15への充電が開始さ
れる。その後、トングレールが基本レールに当接して転
換動作が終了すると(第2図のY点)、この時点で第1N
C接点6がオフとなりモータ5への通電は遮断され、モ
ータ5は慣性による回転となる。また、ブレーキ通電回
路3においては、第2NC接点11がオフとなりR接点14が
オンとなるため充電用コンデンサ15がブレーキ装置8に
接続され、充電用コンデンサ15からブレーキ装置8に電
流が流れて制動力が発生してモータ5の制動が行われ
る。
と、ブレーキ通電回路3の第2RC接点12がオン、N接点1
3がオフとなり、充電用コンデンサ15への充電が開始さ
れる。その後、トングレールが基本レールに当接して転
換動作が終了すると(第2図のY点)、この時点で第1N
C接点6がオフとなりモータ5への通電は遮断され、モ
ータ5は慣性による回転となる。また、ブレーキ通電回
路3においては、第2NC接点11がオフとなりR接点14が
オンとなるため充電用コンデンサ15がブレーキ装置8に
接続され、充電用コンデンサ15からブレーキ装置8に電
流が流れて制動力が発生してモータ5の制動が行われ
る。
尚、本実施例ではブレーキ駆動電源としてモータ電源を
使用した例を示したが、例えばモータに単相誘導モータ
を使用したような場合は、モータの進相コンデンサにか
かる電圧を利用してブレーキを駆動するようにしてもよ
い。この場合、既存の進相コンデンサ18がブレーキ駆動
電源となり第1図の進相コンデンサ18の両端部17に、ブ
レーキ通電回路3の電源接続端16を接続すればよい。
使用した例を示したが、例えばモータに単相誘導モータ
を使用したような場合は、モータの進相コンデンサにか
かる電圧を利用してブレーキを駆動するようにしてもよ
い。この場合、既存の進相コンデンサ18がブレーキ駆動
電源となり第1図の進相コンデンサ18の両端部17に、ブ
レーキ通電回路3の電源接続端16を接続すればよい。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、既存のモータ電源
で充電用コンデンサを充電してこの充電用コンデンサを
駆動電源としてブレーキ装置を駆動し、慣性で回転する
モータに制動力を作用することができるので、転てつ機
の転換動作時間の短縮が可能となり転てつ機の性能を向
上できる。また、ブレーキ装置専用の電源を接地する必
要もなく、且つ従来から設けられている回路制御器を利
用しており新たに継電器等を設ける必要もないので安価
にできる。
で充電用コンデンサを充電してこの充電用コンデンサを
駆動電源としてブレーキ装置を駆動し、慣性で回転する
モータに制動力を作用することができるので、転てつ機
の転換動作時間の短縮が可能となり転てつ機の性能を向
上できる。また、ブレーキ装置専用の電源を接地する必
要もなく、且つ従来から設けられている回路制御器を利
用しており新たに継電器等を設ける必要もないので安価
にできる。
第1図は本考案の第1実施例を示す回路構成図、第2図
は第1図中の各接点の開閉タイミングを示す図である。 1……モータ電源、2……モータ通電回路、3……ブレ
ーキ通電回路、8……ブレーキ装置、11……第2NC接
点、12……第2RC接点、13……N接点、14……R接点、1
5……充電用コンデンサ、A……直列回路、B……並列
回路
は第1図中の各接点の開閉タイミングを示す図である。 1……モータ電源、2……モータ通電回路、3……ブレ
ーキ通電回路、8……ブレーキ装置、11……第2NC接
点、12……第2RC接点、13……N接点、14……R接点、1
5……充電用コンデンサ、A……直列回路、B……並列
回路
Claims (1)
- 【請求項1】トングレールの転換を行うモータ(5)
と、該モータ(5)とモータ電源(1)との断接を行う
回路制御器と、トングレールの転換動作終了位置で前記
モータ(5)に対する制動力を発生するブレーキ装置
(8)とを備え、前記回路制御器が、トングレール転換
動作時に転換動作終了位置まではモータ(5)とモータ
電源(1)とを接続し、トングレールが転換動作終了位
置に到達した時にモータ(5)とモータ電源(1)とを
遮断する構成の電気転てつ機のブレーキ駆動回路であっ
て、接点の直列回路(A)と、接点の並列回路(B)
と、充電コンデンサ用(15)と、から構成され、 前記直列回路(A)は、前記回路制御器内の2つの接点
(11,12)を直列接続する構成であり、 一方の接点(11)は、トングレールの定位側から反位側
への転換動作時に転換動作終了位置までオンとなる構成
であり、他方の接点(12)は、トングレールの反位側か
ら定位側への転換動作時に転換動作終了位置までオンと
なる構成であり、 前記並列回路(B)は、前記回路制御器内の2つの接点
(13,14)を互いに並列接続する構成であり、 一方の接点(13)は、トングレールが定位側の転換動作
終了位置に到達した時にオンとなる定位接点であり、他
方の接点(14)は、トングレールが反位側の転換動作終
了位置に到達した時にオンとなる反位接点であり、 前記直列回路(A)を、モータ電源(1)とブレーキ装
置(8)との間に直列接続し、前記並列回路(B)を、
前記直列回路(A)とブレーキ装置(8)との間に直列
接続し、前記充電用コンデンサ(15)を、並列回路
(B)とブレーキ装置(8)に並列接続する構成とし、 トングレールの転換動作時の転換動作終了位置までは、
前記直列回路(A)の両接点(11,12)が共にオンとな
り、並列回路(B)の両接点(13,14)は共にオンとな
り、ブレーキ装置(8)がモータ電源(1)と遮断され
る一方、充電用コンデンサ(15)がモータ電源(1)に
接続されて充電され、トングレールが転換動作終了位置
に到達した時、前記直列回路(A)のどちらか一方の接
点(11又は12)がオフとなり、前記並列回路(B)のど
ちらか一方の接点(13又は14)がオンとなって、充電用
コンデンサ(15)がブレーキ装置(8)に接続してブレ
ーキ装置(8)が駆動する構成とした 電気転てつ機のブレーキ駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3655689U JPH0716538Y2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 電気転てつ機のブレーキ駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3655689U JPH0716538Y2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 電気転てつ機のブレーキ駆動回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02127587U JPH02127587U (ja) | 1990-10-22 |
JPH0716538Y2 true JPH0716538Y2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=31542891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3655689U Expired - Lifetime JPH0716538Y2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 電気転てつ機のブレーキ駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716538Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-31 JP JP3655689U patent/JPH0716538Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02127587U (ja) | 1990-10-22 |
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