JPH07164681A - ツボ位置プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各人の実際のツボ位置を正確に知ることが可
能な手段を備えたツボ位置プリンタを提供すること。 【構成】 本ツボ位置プリンタは、身体の症状をキーボ
ード部１４にてデータ入力し、手や足を装置１０の台２
２に載せると、それらの輪郭１５を読取って、予めメモ
リに記憶された症状に応じたツボ位置データと一緒に演
算し、その演算により割り出された治療ポイントとなる
ツボ位置８と手や足の輪郭１５を用紙に印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、手、或いは足に存在す
る様々なツボの位置を印刷することが可能なツボ位置プ
リンタに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、身体に起こる痛み等の種々の症状
に対する治療法の１つとして、ツボ療法は非常に優れた
治療法といわれているが、素人が用いるには少々難点が
あった。この理由としては、ツボが全身に散らばってい
るために、ツボを探したり刺激したりするのが難しいこ
と等が挙げられる。しかしながら、手や足については、
ツボの正しい位置さえ解れば、自分自身で比較的簡単に
ツボを刺激したりすることができる。そこで、現在、一
般の人達の中には、市販されている特開昭６０ー６６７
４６号公報に開示されるような指圧用衣服や、実開平１
ー７７７４７号公報に開示されるような指圧壺名称手袋
等のようなツボの位置が予め表示された物品を購入し、
それらを足に靴下感覚ではいたり、手に通常の手袋のよ
うにはめたりして、ツボの位置を知ることにより、自分
自身で指圧などを行っていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなツボの位置が予め表示された靴下や手袋は、フ
リーサイズで作られているため、使用者の手や足の大き
さや形によって、ツボの位置が微妙にずれてしまい、ツ
ボの正確な位置を把握することができないことにより、
ツボに対して指圧等をうまく行うことができなかった。

【０００４】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、各人の実際のツボ位置を正確に
知ることが可能な手段を備えたツボ位置プリンタを提供
すること目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のツボ位置プリンタは、手、或いは足を載置す
る載置台と、その載置台上に載置される手、或いは足の
輪郭を読取る読取り手段と、身体に起こる痛み等の種々
の症状に応じて、それらの治療に有効なツボの位置を個
々に記憶する記憶手段と、その記憶手段に記憶されるツ
ボの位置と、前記読取り手段で読取った手、或いは足の
輪郭から、その輪郭における実際のツボの位置を割り出
す演算手段と、その演算手段によって割り出された実際
のツボの位置を印刷する印刷手段とを備えている。

【０００６】

【作用】上記の構成を有する本発明のツボ位置プリンタ
は、載置台上に載置される手、或いは足の輪郭を読取り
手段により読取り、読取った輪郭と記憶手段に記憶され
るツボの位置とから、演算手段が前記輪郭における実際
のツボの位置を割り出して、それを印刷手段により印刷
する。

【０００７】

【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図１は、ツボ位置プリンタ１０の外
観を示す斜視図であり、図２は、その横断面図である。

【０００８】まず始めに、本発明のツボ位置プリンタの
構成の概要について説明すると、本実施例におけるツボ
位置プリンタ１０は、複数のキースイッチ１４を有し、
それらのキースイッチ１４を押下することにより、身体
に起こる痛み等の種々の症状等のデータを入力可能なキ
ーボード部１２と、手や足の輪郭１５を読取るスキャナ
部１６と、制御部１８と、プリンタ部２０から構成され
ている。

【０００９】また、前記スキャナ部１６は、図２に示す
ように、フルスピードミラー部２４と、ハーフスピード
ミラー部２６と、カメラ部２８とから構成されており、
それらと対向するプリンタ本体の上部には透明な載置台
２２が固定されている。

【００１０】また、前記プリンタ部２０は、プリンタ本
体の下部に配設され、巻回収納された連帳タイプの用紙
５６と、その用紙５６の両端に形成される送り穴５８と
係合して、用紙を搬送するピントラクタ６２、６３と、
それらのピントラクタ６２、６３を駆動させるモータ６
６と、そのモータ６６を制御するモータ制御回路６８
と、用紙５６に印刷を行うプリンタ６０と、そのプリン
タ６０を制御するプリンタ制御回路７０と、用紙５６を
必要寸法にカットするカット部７２から構成されてい
る。

【００１１】また、前記制御装置１８は、図３に示すよ
うに、各種演算を処理するＣＰＵ４８と、種々の症状に
応じて、それらの治療に有効な複数のツボ位置等のデー
タや、演算、制御に関するプログラム等が予め記憶され
ているＲＯＭ５０と、演算した結果を一時的に記憶する
ＲＡＭ５２と、それらを接続するバス５４から構成され
ている。そして、更に制御装置１８には、前述したスキ
ャナ部１６と、プリンタ部２０と、キーボード部１２と
が接続されている。

【００１２】つぎに、本実施例のツボ位置プリンタの動
作について説明する。

【００１３】まず始めに、使用者は身体の症状をキーボ
ード部１２にてデータ入力する。つぎに、図４に示すよ
うに、手や足を載置台２２に載せ、キーボード部１２の
読取りキー１３を押下すると、フルスピードミラー部２
４に内包されているハロゲンランプ３０の光はリフレク
タ３２にて集光され、手や足の読取り面３４を照明する
ことにより、手や足の輪郭１５が読取られる。そして、
フルスピードミラー部２４に内包されているミラー３５
は、読取り面３４で反射された光（手や足の輪郭デー
タ）をハーフスピードミラー部２６に向けて反射する。
そして、その光はハーフスピードミラー部２６に内包さ
れている２枚のレンズにてさらに反射され、前記カメラ
部２８に入射される。そして、カメラ部２８の平行板ガ
ラス３６、レンズ３８、ＣＣＤ４０を介して、前記読取
った光（手や足の輪郭データ）がＣＣＤ４０上に入る。

【００１４】その後、印刷キー４４を押下すると、読取
った手や足の輪郭データと、キーボード部１２において
入力した症状に対応する治療ポイントであるツボ位置を
制御装置１８にて演算し、現寸大にてインクジェット方
式などのプリンタ６０によって用紙５６に印刷する。こ
こにおいて、印刷に用いられるインクとしては、用紙面
に転写した後、手や足等に再転写可能な、例えばレタリ
ングシート等に使用される剥離しやすいものが好適に用
いられる。そして、その用紙５６は、前記した送り穴対
６０に係合されたピントラクタ６２、６３により印刷と
同時に搬送され、必要長さになったら、カット部７２に
よりカットする。

【００１５】その後、使用者がカットされた用紙５６を
図５に示すように、足の裏に用紙５６の印刷面側をあて
がい、その反対側から擦ることにより、症状に対応した
ツボの位置を示すインクが足の裏に転写される。

【００１６】なお、本発明は上述したような実施例に限
定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲におい
て種々の変更を加えることができる。例えば、本実施例
では、読み取りキー１３や印刷キー４４等は装置本体の
キーボード上に配置されているが、足をプリンタ本体に
載せた状態ではキーを操作しづらいので、リモコン等に
してもよい。

【００１７】また、読み取りキー１３を押して、その
後、印刷キー４４を押すとしたが、読み取りキー１３を
押せば、印刷キー４４を押すことなく、用紙５６が搬送
されるような制御であってもよい。

【００１８】さらには、本実施例では、症状をキーイン
した後、手や足の輪郭を読み取ったが、この順序が逆で
あっても良い。

【００１９】

【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のツボ位置プリンタによれば、各人の実際のツボの
位置を正確に知ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例のツボ位置プリンタの外観を示す斜視
図である。

【図２】図１に示すツボ位置プリンタの横断面図であ
る。

【図３】本実施例の制御部の構成を示すブロック図であ
る。

【図４】ツボ位置プリンタの使用状態を示す斜視図であ
る。

【図５】ツボ位置プリンタにより印刷された用紙の使用
過程の一部を表す図である。

【符号の説明】

８ ツボ位置 １０ ツボ位置プリンタ １２ キーボード部 １５ 手や足の輪郭 １６ 光学読み取り手段（スキャナ部） ２０ プリンタ部 ２２ 透明な台 ４８ 演算手段（ＣＰＵ） ５０ メモリ（ＲＯＭ） ５６ 用紙

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 手、或いは足を載置する載置台と、 その載置台上に載置される手、或いは足の輪郭を読取る
   読取り手段と、 身体に起こる痛み等の種々の症状に応じて、それらの治
   療に有効なツボの位置を個々に記憶する記憶手段と、 その記憶手段に記憶されるツボの位置と、前記読取り手
   段で読取った手、或いは足の輪郭から、その輪郭におけ
   る実際のツボの位置を割り出す演算手段と、 その演算手段によって割り出された実際のツボの位置を
   印刷する印刷手段とを備えたことを特徴とするツボ位置
   プリンタ。