JPH0716427A - 空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化装置

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JPH0716427A
JPH0716427A JP5149926A JP14992693A JPH0716427A JP H0716427 A JPH0716427 A JP H0716427A JP 5149926 A JP5149926 A JP 5149926A JP 14992693 A JP14992693 A JP 14992693A JP H0716427 A JPH0716427 A JP H0716427A
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JP
Japan
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gas
air
layer
chamber
dehumidifying
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JP5149926A
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Kaoru Umeya
薫 梅屋
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Toyo Netsu Kogyo Kaisha Ltd
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Toyo Netsu Kogyo Kaisha Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02CCAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
    • Y02C20/00Capture or disposal of greenhouse gases
    • Y02C20/40Capture or disposal of greenhouse gases of CO2

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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で特に大気中のCOX ガスの分離
除去を容易に効果的に行い局所的な空気の清浄化を図っ
た空気浄化装置を提供する。 【構成】 浄化すべき空気が流通するチャンバー4と、
該チャンバー4内に設けた除湿層7およびCOX 吸着層
8とを有する空気浄化装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は汚染空気の浄化装置に関
し、特に空気中のCOX、NOX 並びにSOXガス、その
中でも特にCOX ガスを分離除去する空気浄化装置に関
するものである。
【0002】大気汚染ガスとして、COX ガス、NOX
ガスおよびSOX ガスが問題となっている。この3つの
ガス成分のうちNOX ガスおよびSOX ガスの空気中の
含有量はCOX ガスに比べて比較にならない程低濃度で
あり、またNOX ガスおよびSOX ガスは化学的活性が
COX ガスに比べて桁違いに大きい。従って、本発明が
適用される有害ガス吸着除去層に関しては、COX ガス
の吸着除去が行われていれば他のNOX ガスおよびSO
X ガスについては自明的に吸着反応が進み除去されてい
るものである。従って、本発明において空気中の有害ガ
ス吸着除去に関しては、COX ガスについてのみ考慮す
れば足りる。
【0003】
【従来の技術】大気中の有害ガスであるCOX ガス、N
X ガスおよびSOX ガス、その中でも特に難分離性の
COX ガスを分離してこれを処理するCOX ガス分離除
去処理技術として以下の2つの方法が汚染大気浄化対策
の根本的手段として従来提案され今日あるいは将来実行
に移されようとしている。
【0004】第1の方法は、COX ガスを臨界圧以上に
上げいわゆる臨界液としたものを、海底深部凹地形部所
(臨界圧以上の海水圧となっている地形部所)に貯留
し、ガス化を防止しながら貯留に耐える構造として深海
地形部に貯留する方法である。
【0005】第2の方法は、COX ガスを陸上あるいは
海中植物の生存雰囲気中に誘導し、同時に太陽光の導入
を図り、炭素同化作用により植物の栄養源として摂取さ
せる方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1の臨界液方法においては、COX ガスを臨界圧以上に
上げるためのガス圧縮装置を必要としまたこのために機
械エネルギーを必要としエネルギー資源の消費を来す。
また、一旦臨界圧以上の海底深部凹地形部所に貯留した
後にプレートテクトニックス(大陸棚移動)による地殻
変動により貯留部が浅い地形部分に移動すると、圧力が
臨界圧以下になり臨界状態が破壊されて臨界液が再ガス
化し、かつてのニオス湖事件のような壊滅的災害をもた
らす危険が発生するおそれがある。
【0007】また、植物を用いた炭素同化作用による前
記第2の方法においては、陸上あるいは海中植物による
炭素同化により生化学的に栄養源としてCOX ガス成分
を植物体内に取入れなければならず、このため臨界圧以
下のCOX ガスを大量に遠距離輸送する必要がある。さ
らに太陽光による有効な照射条件を創り出すため、低レ
ベル太陽炉や光ファイバー集光技術等の太陽光の集光照
射技術の開発を必要とし、大規模で複雑な設備となり多
大な設備開発費用が必要になる。
【0008】一方、大気汚染源としてのCOX ガスの除
去に関しては、前述のような抜本的処理の開発が必要不
可欠であるが、このような処理技術が充分に実用可能と
なる前に、今日既に大気中のCOX ガス濃度の上昇によ
る大気汚染が問題となり各種災害を引起こしている。
【0009】例えば、自動車道路の料金徴収所において
は、既にこのCOX ガスによる汚染の問題が顕著とな
り、料金徴収ブース内で働く作業員やそこを通過する車
の乗員に対して、人体生理上の悪影響を与え健康障害を
引き起こすおそれが大きくなっている。このような問題
に対処するため、前述のような大規模な根本的対策の他
に局所的な場所における小且つ限定規模のCOX ガス分
離除去技術の開発が早急に要求されている。このような
局所的大気汚染問題解決の要求に対処するため、本願出
願人は既に先願において、特に有料道路の料金徴収ブー
スにおける有害ガス除去に関する技術を開示している
(実願平5−5060号、特願平5−28304号)。
【0010】本発明は上記従来からの局所的大気汚染の
問題に鑑みなされたものであって、前記本出願人自身の
先願技術に関連し、簡単な構成で特に大気中のCOX
NOX並びにSOX ガス、その中でも特にCOX ガスの
分離除去を容易に効果的に行い局所的な空気の清浄化を
図った空気浄化装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る空気浄化装置は、浄化すべき空気が流
通するチャンバーと、該チャンバー内に設けた除湿層お
よびCOX、NOX 並びにSOX ガス、その中でも特に
COX ガスを吸着する汚染ガス吸着層とを有している。
【0012】好ましい実施例においては、前記チャンバ
ー内の空気を均一に流通させるためのディストリビュー
タを該チャンバー内に装着している。
【0013】さらに、本発明の一態様においては、CO
X 等の汚染ガス吸着層の周囲を除湿層で覆った二重構造
の空気浄化用ペレットを用いている。
【0014】
【作用】例えば筒体形状のチャンバー内に汚染された空
気が圧送される。この圧送された汚染空気はまず除湿層
を通過しここで水分が除去され適度な乾燥空気状態とな
る。この乾燥空気は次にCOX 吸着層(汚染ガス吸着
層)を通過しここで空気中のCOX ガス成分が吸着分離
され清浄化される。この場合、チャンバー内にディスト
リビュータを装着し、圧送された汚染空気をチャンバー
内空気流通経路断面全体にわたって均質に分散して流通
させることが望ましい。
【0015】ここで、もしCOX ガス吸着前に除湿層で
空気中の水分を取り除いておかないと、COX ガス吸収
ペレット(汚染ガス吸着層)にCOX ガスだけでなく水
分も吸着されてしまう。この結果、COX ガス吸収ペレ
ット(CaOペレット)がその吸着水分により水和反応
して粉状化(dusting)し崩壊する。除湿層の作
用はこのような不具合を防止することである。
【0016】また、COX ガス吸着層にCOX ガス、N
X ガスおよびSOX ガスの混合ガスが流入すると、N
X ガスおよびSOX ガスはCOX ガスに比べ分量が少
なく(1/100以下)、また反応性が大きい(10倍
以上)ため、COX ガスが吸着除去される前にこれに優
先して選択反応しほぼ全て吸着除去される。従って、N
X ガスおよびSOX ガスについては、COX ガスが吸
着除去される限りこれより先に吸着除去され問題として
は残らない。
【0017】また本発明において、前記除湿層および汚
染ガス吸着層からなる並列2層構造の代りに、COX
ス成分を吸着するために、COX ガス吸着剤の周囲を除
湿剤で覆った二重構造のペレットを用いることにより、
ペレット構成材質であるCOX ガス吸着剤と水分との反
応によるCOX ガス吸着剤の粉化作用に伴うペレットの
崩壊およびこれによる流通路の閉塞が防止される。
【0018】
【実施例】図1は本発明の実施例に係る空気浄化装置の
構成図である。この実施例に係る汚染ガス吸収搭1は、
入口2と出口3を有する筒体形状のチャンバー4からな
り、ファン5により浄化すべき汚染空気を矢印で示すよ
うに入口2から内部に吸引圧送し筒体チャンバー4内を
流通させて出口3より排出する。このチャンバー4内に
は、流通路に沿って上流側(この例では下側)から順番
にディストリビュータ6、除湿層7およびCOX ガス吸
収層8が設けられる。
【0019】ディストリビュータ6は、例えばセラミッ
ク多孔板からなり、空気流を搭断面全体に均一に分散さ
せる整流作用を果す。通常単に筒体内に空気を送り込む
と、筒断面における流速分布のばらつきを生じ、このた
め流速に応じて部分的に吸収分離作用が行われ除湿剤や
ガス吸収剤の反応使用部分が局部的となってCOX ガス
吸収層8全体の機能が有効に発揮されなくなる。このよ
うな弊害を防止するため、好ましい実施例においては上
記ディストリビュータ6を筒体チャンバー4内に装着し
ておくことが望ましい。
【0020】除湿層7は、例えばゼオライトペレットを
充填した層からなり、汚染空気中の水分を吸収して乾燥
空気とするものである。このような除湿層7はCOX
ス吸収層8の前(上流側)に配置され、後述のCaOペ
レット等からなるCOX ガス吸収剤が、空気中の水分と
の反応によりガス吸収機能が低下することを防止しペレ
ットを保護する役割を果すとともに、CaOの水和膨張
による崩壊を防止する作用を果す。
【0021】空気中のCOX ガス成分を吸着分離するガ
ス吸収剤としては、以下の3種類の材料を使用すること
ができる。 (1) 第1の吸収剤は、活性炭素を粉末状あるいはペ
レット状としたものである。 (2) 第2の吸収剤は、CaO(カルシア),MgO
(マグネシア),CaMgO2 (脱酸ドロマイト)等の
塩基性アルカリ塩無水物を粉末状あるいはペレット状と
したものである。 (3) 第3の吸収剤は、脱水ゼオライトのような多孔
性セラミック材料を粉末状あるいはペレット状としたも
のである。
【0022】以上の3つの吸収剤について、COX ガス
の吸収能力については(1)の活性炭素が一番大きく、
続いて(2)の塩基性アルカリ塩無水物、次に(3)の
多孔性セラミックの順である。実際の工業的な開発実施
に際しては、ガス吸収能力だけでなく、それぞれの吸収
剤の商業的価格や取扱い性、劣化の程度その他各種条件
についても考慮しなければならない。価格についてみる
と、(1)が一番高く、続いて(2)、(3)の順番で
ある。従って、本実施例においては、COX ガス吸収剤
として、ガス吸収能力および価格等を総合判断して最も
有利な(2)のCaO、MgOまたはCaMgO2等の
塩基性アルカリ塩無水物材料をペレット状にして用いて
いる。しかしながら、本発明はこのような(2)のCa
O等の塩基性アルカリ塩無水物材料に限定されるもので
はなく、(1)の活性炭素や(3)の多孔性セラミック
による吸収剤のペレットまたは粉状物を用いた実施例に
ついても本発明に含まれるものである。
【0023】なお、このようなCaOまたはMgOまた
はCaMgO2 のペレット(以下単にCaOペレットと
いう)は、本実施例において、現在特に問題となってい
る大気汚染物質であるCOX ガスの除去のために用いて
いるが、前述のようにNOxやSOx 等の他の汚染ガス
成分も同様に吸収分離する。
【0024】前述のように除湿層7で水分を吸収され脱
湿されたCOX ガス汚染空気は、続いてCaOペレット
を充填したCOX ガス吸収層8に導入される。汚染空気
がこのCOX ガス吸収層8を通過する間にこの層を構成
するCaOペレットによりCOX ガス成分の大部分が吸
収分離される(99.9%のCOX ガスを吸収分離可能
である)。
【0025】このようにしてCOX ガスが除去され清浄
化された空気はチャンバー4の出口3から排出される。
このような清浄空気は、例えば高速道路の料金徴収ブー
スあるいはその他局所的に汚染空気が問題となる場所に
送り込まれ内部の作業員その他の人員をCOX ガスによ
る健康障害から保護するとともにCOX ガスによる各種
災害の防止に寄与できる。
【0026】上記COX ガスの浄化作用において、除湿
層7を構成するゼオライトペレットは水分に対する選択
反応性が大きく、COX ガスよりも水分に対する選択吸
収作用が大きくなり、COX ガスに優先して水分を吸収
分離する。従って、COX ガスは実質上除湿層7には吸
収されず、COX ガス吸収層8に流入して初めてそのC
aOペレットによって吸着分離が行われる。ただし、除
湿層7のゼオライトペレットもCOX ガスに対し幾分か
の吸収性を有しているため、汚染空気の流速が小さい場
合にはCOX ガスの一部が除湿層7のゼオライトペレッ
トによって吸収分離される。しかしながら、チャンバー
4内に送り込まれた汚染空気から効率良く水分およびC
X ガス成分を吸収分離するためには、除湿層7では水
分のみを吸着除去し、COX ガス除去層8ではCOX
スのみを吸着分離するように汚染空気の流速を適当に定
めることが望ましい。その他の各種構成要件、例えば除
湿層7やCOX ガス吸収層8の厚さや各ペレットの量、
チャンバー4の形状等についてもそれぞれの使用条件や
要求される清浄空気のガス成分濃度等を考慮して最適な
構成が設定される。
【0027】図2は、本発明の別の実施例に係る汚染空
気浄化用ペレットの断面構成図である。この実施例にお
いては、前述のCaOまたはMgOまたはCaMgO2
からなるCOX ガス吸収層8の周囲をゼオライトまたは
シリカゲルからなる除湿層7で覆った二重構造ペレット
9を用いている。このような二重構造ペレット9を用い
る理由は以下のとおりである。
【0028】前述の図1の実施例のように除湿層7を構
成するゼオライトペレットとCOXガス吸収層8を構成
するCaOペレットとをそれぞれ別に設けた構成におい
ては、汚染空気が除湿層7を通過してゼオライトペレッ
トにより水分を吸着除去された後においてもなお少量の
水分が残るため、浄化装置を長時間使用するとこの少量
の水分が次のCOX ガス吸収層8のCaOペレットに部
分吸着されて化学反応を起こし、水和反応が進行してC
aOの一部がCa(OH)2 となる。この結果ダスチン
グ(dusting)と呼ばれる粉化作用が起こり、3
〜4か月の使用後にCaOペレットの一部が粉化してこ
のCOX ガス吸収層8を通過する空気流の障害となりチ
ャンバー内の円滑な流れが阻害される場合がある。
【0029】これに対し、図2に示す二重構造ペレット
を用いた場合には、外側のゼオライト層は水分吸収によ
り強固な水和層となり固化能力が高まる結果、内側のC
aOが水分の部分吸着によりダスチングを起こしてペレ
ット状態が崩壊しかけても、このような状態となるとき
には外側のゼオライト層が水和により固化されているた
め二重構造全体のペレットは崩壊することなくペレット
形状を保ち、CaOの粉化による充填層の閉塞等の弊害
が防止される。
【0030】このような二重構造ペレット9は、図1の
構造においてそれぞれ別に設けた除湿層7およびCOX
ガス吸収層8に代えて、これらの2層を各ペレットが含
む形でチャンバー内に外見上単層の形式で設けられる。
このような二重構造ペレット層を汚染空気が流通する
と、各ペレットにおいてまず外側の除湿層7のゼオライ
ト層が選択反応性の大きい空気中の水分を強固に吸着す
るとともに、選択性の小さいCOX ガスについても弱い
力で吸着する(なお、このとき空気中に微量に含まれる
NOx やSOx も同様に吸着される)。しかしこの外側
のゼオライト層に吸着されたCOX ガス等に対して、内
側のCOX ガス吸収層8のCaOが外側のゼオライト層
よりも強い選択吸着反応性を示すため、COX 成分は外
側のゼオライト層から内側のCaO層に移動してCOX
ガス吸収層8に強固に吸着される。このようにして空気
中のCOX ガス成分が分離除去されこの二重構造ペレッ
ト層を通過した空気が清浄化される。
【0031】充分な長期間の使用後において、内側のC
X ガス吸収層8のCaOが水分の部分吸着により水酸
化反応が進行しこれにより粉化作用が起きても、そのと
きには、これを覆う外側のゼオライト層が水分吸収によ
り強固に固化しているため、二重構造のペレット形状は
内部の粉化により誘発され崩れることはなく、内側の粉
状になったCa(OH)2 は内部に閉じ込められたまま
の状態であって、この粉体が外に散乱して流路を塞ぐと
いう弊害は起こらない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、チャンバー内にゼオライト等からなる除湿層とCa
O等からなるCOX ガス吸収層とを設け、このチャンバ
ーを通して汚染空気を通過させて空気を清浄化している
ため、簡単な構成で容易にCOXガスの除去が可能とな
り、有料道路の料金徴収ブースやその他の場所での局所
的なCOX ガスによる弊害問題を解消することができ
る。
【0033】また、チャンバー内に整流作用を有するデ
ィストリビュータを設けることにより、清浄化すべき空
気をチャンバー断面全体に均一に流すことができ、CO
X ガス吸収剤の局部的反応を防止し効率よくガス吸収剤
を使用して効果的な汚染空気浄化作用を達成することが
できる。
【0034】さらに、CaO等のCOX ガス吸収剤を内
側にし、ゼオライト等の除湿剤を外側にした二重構造ペ
レットを用いれば、内部のCaOの水酸化反応による粉
化によってチャンバー内の空気流路が閉塞されるという
弊害が防止され、長期間にわたって常に安定して効率よ
く汚染空気の浄化作用が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る空気浄化装置の構成説
明図である。
【図2】 本発明の別の実施例に係る空気浄化用二重構
造ペレットの断面図である。
【符号の説明】
1:汚染ガス吸収搭、 2:チャンバーの入口、 3:チャンバーの出口、 4:チャンバー、 5:汚染空気圧送用のファン、 6:汚染空気整流用のディストリビュータ、 7:除湿層、 8:COX ガス吸収層、 9:二重構造ペレット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/34 ZAB 53/60 53/74 B01D 53/34 132 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浄化すべき空気が流通するチャンバー
    と、該チャンバー内に設けた除湿層およびCOX 、NO
    X 並びにSOX ガス、その中でも特にCOX ガスを吸着
    する汚染ガス吸着層とを有する空気浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記チャンバー内の空気を均一に流通さ
    せるためのディストリビュータを該チャンバー内に装着
    したことを特徴とする請求項1に記載の空気浄化装置。
  3. 【請求項3】 COX、NOX 並びにSOX ガス、その
    中でも特にCOX ガスを吸着する汚染ガス吸着層の周囲
    を除湿層で覆った二重構造の空気浄化用ペレット。
JP5149926A 1993-06-22 1993-06-22 空気浄化装置 Pending JPH0716427A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001252525A (ja) * 2000-03-13 2001-09-18 Nkk Corp 排出炭酸ガス吸収反応用の反応装置
US7202590B2 (en) 2003-05-09 2007-04-10 Fujitsu Media Devices Limited Surface acoustic wave device and method of manufacturing the same
KR100746065B1 (ko) * 1999-05-28 2007-08-03 오끼 덴끼 고오교 가부시끼가이샤 분파 필터 패키지
CN103120883A (zh) * 2013-03-06 2013-05-29 富阳凯合空分设备有限公司 气体扩散装置

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