JPH0716387Y2 - 封筒型寝袋 - Google Patents

封筒型寝袋

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JPH0716387Y2
JPH0716387Y2 JP1991068517U JP6851791U JPH0716387Y2 JP H0716387 Y2 JPH0716387 Y2 JP H0716387Y2 JP 1991068517 U JP1991068517 U JP 1991068517U JP 6851791 U JP6851791 U JP 6851791U JP H0716387 Y2 JPH0716387 Y2 JP H0716387Y2
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JP
Japan
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fastener
sleeping bag
envelope
bag structure
male
Prior art date
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JP1991068517U
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English (en)
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JPH0529472U (ja
Inventor
雅男 鶴巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suncrest Co Ltd
Original Assignee
Suncrest Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、寝袋とりわけ封筒型寝
袋に関する。
【0002】
【従来の技術】以前より、布団の使えない野外において
は寝袋において暖かく快適な睡眠を得ることが出来る。
当該寝袋においては、一般に夏用、3シーズン用、冬用
などに区分される。型は、コンパクトで持つ運びも楽な
人形型や、布団感覚で寝返り自由で寝心地が快適な封筒
型などがある。しかしながら、これら寝袋は原則として
個人使用を目的としており、それぞれの大きさも当該目
的に合わせて作られている。このため家族連れ等の複数
人のキャンプにおいては寝袋1つ1つが個体として複数
個存在することになり、子供連れ等の場合においては1
つの寝袋において共に就寝するには狭く、別々の就寝は
心配である等の不便なことが多かった。この場合、封筒
型寝袋を2つに限り連結することが出来るものが存在し
ていたが、当該連結可能な寝袋においても片方側がその
特性上掛け布団に該当する部分と引き布団に該当する部
分が反対になるといった弊害があり、当該側の寝袋にな
った者にとっては不快は否めなかった。又、就寝中の寝
袋中の温度が急激に上昇した際にも従来の寝袋において
は片側ファスナーであるため適当な開放がままならない
等問題点が多く存在した。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】このような従来技術
の問題点に鑑み、本考案の主な目的は上面部と下面部を
有する封筒型寝袋において、上面部と下面部とを逆にす
ることなく複数の寝袋を幾つも連結することを可能に
し、これによって家族連れ等のキャンプにおいても一体
的に就寝することができ、更に一人使用の際にも両サイ
ドのファスナーが開く事により温度調節が簡単に出来る
ものである。
【0004】
【問題を解決する手段】上記目的を達成するために本考
案は、表面と裏面が表生地部3と裏生地部2とで構成さ
れる寝袋構成体の長手方向の中央部を境として一方を上
面部3A、他方を下面部3Bとし、前記表生地部3の上
面部3Aと下面部3Bの各々の両側に互いに同一長さの
ファスナー固定部6A,6B,6B,6Aを固着し、前
記上面部3Aの一側部のファスナー固定部6Bは、前記
寝袋構成体の中央の一側部に対向して始点部材8Aを有
し且つ一対のファスナーをその始点部材から終点部材に
向けて結合するためのファスナー移動部8を備え、前記
下面部3Bの一側部のファスナー固定部6Aは、前記寝
袋構成体の中央の一側部に対向して前記ファスナー 移動
部8の雌部に挿入するための雄部7を備え、前記上面部
3Aの他側部のファスナー固定部6Aは、前記寝袋構成
体の中央の他側部に対向して前記雄部7と同じ雄部7を
備え、前記下面部3Bの他側部のファスナー固定部6B
は、前記寝袋構成体の中央の他側部に対向して始点部材
8Aを有し且つ一対のファスナーをその始点部材から終
点部材に向けて結合するためのファスナー移動部8を備
え、前記雄部7,7を有するファスナー固定部6A,6
Aと、前記ファスナー移動部8,8を備えたファスナー
固定部6B,6Bとを相互に前記雄部7,7をファスナ
ー移動部8,8の雌部に挿入することによって結合し得
るようにしたものである。
【0005】
【作用】寝袋を構成するには、寝袋構成体の中央を裏生
地部2を内側にして、且つ下面部3Bが下、上面部3A
が上となるように折り重ねる。該状態で、重なった一対
のファスナー固定部6A,6Bと一対のファスナー固定
部6B,6Aを雄部7,7をファスナー移動部8,8の
雌部に挿入し、ファスナー移動部8,8を、重ね合った
ファスナー固定部6A,6B,6B,6Aに沿って該フ
ァスナー固定部6A,6B,6B,6Aの終点部材に向
けて移動することで、結合する。これによって、封筒型
の寝袋が構成される。この寝袋は、両サイドのファスナ
ーを開放することによって就寝中の寝袋の中の温度の急
激な上昇を調整することができる。また、同一構造の寝
袋構成体を複数用意し、この寝袋構成体を上面部3Aを
上、下面部3Bを下として中央部から2つ折りとし、結
合すべき一対の寝袋構成体の各側部を隣接し、隣接する
下面部3B,3Bのファスナー固定部6A,6Bどうし
を、一方のファスナー固定部6Aの雄部7を他方のファ
スナー固定部6Bに装着されているファスナー移動部8
の雌部に挿入して、該ファスナー移動部8を移動して結
合し、且つ隣接する上面部3A,3Aのファスナー固定
部6B,6Aどうしを上記した要領で結合することで、
複数の封筒型寝袋を上下を変えることなく結合すること
ができる。これによって、家族連れ等同一の寝袋におい
て就寝を希望する場合にも簡単に複数の封筒型寝袋を希
望の数だけ連結することができる。
【0006】
【実施例】以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例
を参照して詳細に説明する。第1図、第2図、第3図、
第4図は、本考案に基づく封筒型寝袋の実施例を開示し
ている。
【0007】第1図は、本願封筒型寝袋のファスナーを
全開し封筒型寝袋を完全に開いた状態を表している。第
1図において3は、封筒型の寝袋構成体の表生地部を表
している。当該部分はポリエステル65パーセント及び
コットン35パーセントのT/Cを使用するかまたはコ
ットンかナイロンタフタを使用するが特に限定されるも
のではない。
【0008】第1図において3Aは封筒型寝袋構成体
表生地部の上面部を表し、3Bは封筒型寝袋構成体の表
生地部の下面部を表している。封筒型寝袋構成体の表生
地部3において、4は連結部材であり、複数の封筒型寝
構成体を連結する際に、ファスナーで各寝袋を連結す
ると同時に当該連結部材4を使用して更に一体化をす
る、これによって猛暑の夏などにおいては封筒型寝袋
成体の表生地部の両側面の長手方向に縫合されているフ
ァスナー固定部6A,6Bを開放し、当該連結部材4の
みによって封筒型寝袋構成体の上・下面を連結すること
も可能である。
【0009】本願において当該連結部材4は、マジック
テープを使用しているがホック類、ボタン等の連結及び
解除が安易にできるものであれば特に限定するものでは
無い。6A,6Bは、ファスナー固定部であり封筒型寝
構成体の表生地部の両側面の長手方向に沿って縫い合
わされている。8は、ファスナー移動部を表している。
ファスナー固定部は6Aと6Bの2種類があり、この2
種類で1組として1つの封筒型寝袋構成体に同じ長さで
2組ずつ縫合されている。
【0010】6Aは、ファスナー移動部8の噛み合わさ
れていない方のファスナー固定部を表しており、その先
端には雄部7が設けられている。この雄部7によるファ
スナー移動部8雌部への挿入により、6Aと6Bのファ
スナー固定部は噛み合うことになる。
【0011】6Bは、ファスナー移動部8の噛み合わさ
れている方のファスナー固定部を表している。8Aは、
ファスナー固定部同士の噛合のための始点部材を表し、
8Bは、同じく終点部材を表す。8Cは、ファスナー移
動部8自体の上と下の2ケ所に設けられたファスナー移
動部を引っ張る為の指で掴む取っ手である。この下の取
っ手(図示しない)により寝ながら封筒型寝袋のファス
ナー移動部8を簡単に移動させることが可能となる。
【0012】6Bにおけるファスナー移動部とファスナ
ー固定部との噛み合わせはファスナー移動部8に設けら
れた左右の両雌部のうち片側をファスナー固定部と噛み
合わされることにより行われる。
【0013】6A,6Bの2種類のファスナー固定部の
噛み合いに際しては、6Aのファスナー固定部の先端の
雄部7をファスナー移動部8の空いている方の雌部に挿
入したのちファスナー移動部とファスナー固定部同士の
噛合のための始点部材8Aにおいてと結合したのち、フ
ァスナー固定部同士の噛合のための終点8Bの方向にフ
ァスナー移動部8を進ませることにより行う。
【0014】これは、各側辺にファスナー固定部6A,
6Bをつけた部面どおしの結合を意味している。よっ
て、ファスナーの結合により自由に封筒型寝袋における
2つの側面を合わせることができる。
【0015】10はゴムひもを表している。これによっ
て収納のため小さく折り畳んだ封筒型寝袋構成体は最終
的に当該ゴムひも10によってまとめられることにな
る。
【0016】第3図、第4図は本願考案の連結の状態を
表すものであり、第4図は本願考案の連結を表す説明図
である。第5図は従来技術であるところの連結可能な封
筒型寝袋構成体の説明図である。
【0017】第3図において2は封筒型寝袋構成体の裏
生地部であり当該部分は、通常の場合コットンフランネ
ルを使用するが特に限定されるものではない。
【0018】第5図により明かなように従来のものは、
長手方向の側面の一方にのみファスナー固定部6A,6
Bが付けられていることから片側の封筒型寝袋において
は従来掛け布団として使用していた部分Aを敷き布団に
又、従来敷き布団に使用している部分B’を掛け布団に
て使用することが強いられることになる。しかるに本願
考案においては、図4に示すように、中央部から折り畳
んだ封筒型寝袋構成体を2つ隣接すると、一方即ち左側
の寝袋構成体の下面部3Bの雄部7を有するファスナー
固定部6Aは、他方即ち右側の寝袋の下面部3Bの、フ
ァスナー移動部8を備えたファスナー固定部6Bと結合
することができ、一方の寝袋構成体の上面部3Aの、フ
ァスナー移動部8を備えたファスナー固定部6Bと、他
方の寝袋構成体の上面部3Aの、雄部7を有するファス
ナー固定部6Aとを結合することができる。この要領
で、寝袋構成体を上面部と下面部とを逆にすることなく
横にいくつでも連結することができる。
【0019】
【効果】本考案は上述のごとく構成したので、連結自在
の封筒型寝袋において複数個を上下を逆にすることなく
希望個数連結することが可能であり、家族連れのキャン
プ等いっしょに就寝を希望する場合に便利である。又、
連結された封筒型寝袋内ではお互いの体温を通じてより
暖かくなり、更にはファスナーを開放することにより封
筒型寝袋の両側を開放できることから就寝中の急激な温
度上昇にも素早く対応することが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づく実施例に示す封筒型寝袋の表生
地部を開放した平面図である。
【図2】本考案に基づく側面図である。
【図3】本考案に基づく連結の状態を表す斜視図であ
る。
【図4】図3に示す矢印の方向より見た場合の本考案の
寝袋の連結を表す説明図である。
【図5】従来技術において図4と同方向より見た場合の
連結を表す説明図である。
【符号の説明】
2 封筒型寝袋の裏生地部 3 封筒型寝袋の表生地部 3A 封筒型寝袋の表生地上面部 3B 封筒型寝袋の表生地下面部 4 連結部材 6A ファスナー固定部 6B ファスナー固定部 7 ファスナー固定部雄部 8 ファスナー移動部 8A ファスナー固定部同士噛合のための始点部材 8B ファスナー固定部同士噛合のための終点部材 8C 取っ手 10 ゴムひも

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面と裏面が表生地部(3)と裏生地部
    (2)とで構成される寝袋構成体の長手方向の中央部を
    境として一方を上面部(3A)、他方を下面部(3B)
    とし、前記表生地部(3)の上面部(3A)と下面部
    (3B)の各々の両側に互いに同一長さのファスナー固
    定部(6A)(6B)(6B)(6A)を固着し、前記
    上面部(3A)の一側部のファスナー固定部(6B)
    は、前記寝袋構成体の中央の一側部に対向して始点部材
    (8A)を有し且つ一対のファスナーをその始点部材か
    ら終点部材に向けて結合するためのファスナー移動部
    (8)を備え、前記下面部(3B)の一側部のファスナ
    ー固定部(6A)は、前記寝袋構成体の中央の一側部に
    対向して前記ファスナー移動部(8)の雌部に挿入する
    ための雄部(7)を備え、前記上面部(3A)の他側部
    のファスナー固定部(6A)は、前記寝袋構成体の中央
    の他側部に対向して前記雄部(7)と同じ雄部(7)を
    備え、前記下面部(3B)の他側部のファスナー固定部
    (6B)は、前記寝袋構成体の中央の他側部に対向して
    始点部材(8A)を有し且つ一対のファスナーをその始
    点部材から終点部材に向けて結合するためのファスナー
    移動部(8)を備え、前記雄部(7)(7)を有するフ
    ァスナー固定部(6A)(6A)と、前記ファスナー移
    動部(8)(8)を備えたファスナー固定部(6B)
    (6B)とを相互に前記雄部(7)(7)をファスナー
    移動部(8)(8)の雌部に挿入することによって結合
    し得るようにしたことを特徴とする封筒型寝袋。
JP1991068517U 1991-08-02 1991-08-02 封筒型寝袋 Expired - Lifetime JPH0716387Y2 (ja)

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JP1991068517U JPH0716387Y2 (ja) 1991-08-02 1991-08-02 封筒型寝袋

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JP1991068517U JPH0716387Y2 (ja) 1991-08-02 1991-08-02 封筒型寝袋

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JPH0529472U JPH0529472U (ja) 1993-04-20
JPH0716387Y2 true JPH0716387Y2 (ja) 1995-04-19

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ID=13375994

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JP1991068517U Expired - Lifetime JPH0716387Y2 (ja) 1991-08-02 1991-08-02 封筒型寝袋

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2574633B2 (ja) * 1993-09-27 1997-01-22 小川テント株式会社 寝 袋

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54175416U (ja) * 1978-05-29 1979-12-11
JPS58178977U (ja) * 1982-05-26 1983-11-30 フランスベッド株式会社 寝袋
JPH0254451U (ja) * 1988-10-14 1990-04-19

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JPH0529472U (ja) 1993-04-20

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