JPH0716369U - 同軸ケーブルの端末接続方法 - Google Patents
同軸ケーブルの端末接続方法Info
- Publication number
- JPH0716369U JPH0716369U JP5132193U JP5132193U JPH0716369U JP H0716369 U JPH0716369 U JP H0716369U JP 5132193 U JP5132193 U JP 5132193U JP 5132193 U JP5132193 U JP 5132193U JP H0716369 U JPH0716369 U JP H0716369U
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- Japan
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- coaxial cable
- connector
- terminal
- conductor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、同軸コネクタを使用しない場合
に、同軸ケーブルの挿入損失を小さく抑えることを可能
にする同軸ケーブルの端末接続方法に関するものであ
る。 【構成】 本考案は、コネクタの隣接する接続端子に同
軸ケーブルの中心導体、外部導体を接続して端末処理を
する際、外部導体を2つに分け、中心導体を2つの外部
導体ではさみ、空きが生じないように外部導体、中心導
体、外部導体の順に接続することを特徴とする同軸ケー
ブルの端末接続方法1である。
に、同軸ケーブルの挿入損失を小さく抑えることを可能
にする同軸ケーブルの端末接続方法に関するものであ
る。 【構成】 本考案は、コネクタの隣接する接続端子に同
軸ケーブルの中心導体、外部導体を接続して端末処理を
する際、外部導体を2つに分け、中心導体を2つの外部
導体ではさみ、空きが生じないように外部導体、中心導
体、外部導体の順に接続することを特徴とする同軸ケー
ブルの端末接続方法1である。
Description
【0001】
本考案は、同軸コネクタを使用しない場合に、同軸ケーブルの挿入損失を小さ く抑えることを可能にする同軸ケーブルの端末接続方法に関するものである。
【0002】
一般的に、同軸ケーブルをコネクタに接続する場合、同軸コネクタを使用する ことが望ましいが、例えば、同軸入り複合ケーブルをコネクタ付けしたい時には 同軸以外の心線を接続しなければならない場合が生じる。又、同様にD−sub コネクタに同軸線を接続したい場合やモジュラプラグに同軸線を接続したい場合 もしばしば生じる。例えば、コネクタを同軸用と信号用の2つに分けずに1つの コネクタにしたい場合や容易に着脱出来る機能を生かすため、どうしてもモジュ ラプラグをコネクタに使用したい場合が実装上の問題からしばしば起こり得る。
【0003】
その際に、図3に示すようにコネクタ4′の接続端子5′に中心導体2′を接 続すると共に外部導体3′を別の接続端子5′に接続していた。しかしながら、 このように従来から行われている接続方法では、コネクタ接続部分で挿入損失が 非常に大きくなってしまうという技術的な問題があった。 本考案は、このような技術的な問題を解決するため、コネクタ部分での挿入損 失を改善するため、実験を重ねて鋭意検討した結果、同軸コネクタを使用しない 場合に、同軸ケーブルの挿入損失を小さく抑えることを可能にする同軸ケーブル 1の端末接続方法1を提供することを目的としている。
【0004】
本考案は、コネクタの隣接する接続端子に同軸ケーブルの中心導体、外部導体 を接続して端末処理をする際、外部導体を2つに分け、中心導体を2つの外部導 体ではさみ、空きが生じないように外部導体、中心導体、外部導体の順に接続す ることを特徴とする同軸ケーブルの端末接続方法である。
【0005】
以下、本考案の同軸ケーブル1の端末接続方法1の実施例を添付図面を参照し て詳細に説明する。 図1は、本考案の同軸ケーブル1の端末接続方法1の平面図で、1は同軸ケー ブル、2は中心導体、3は外部導体、4はコネクタ、5は接続端子である。 図から明らかなように、本考案は、コネクタの隣接する接続端子5に同軸ケー ブル1の中心導体2、外部導体3を接続して端末処理をする際、外部導体3を2 つに分け、中心導体2を2つの外部導体3ではさみ、空きが生じないように外部 導体、中心導体、外部導体の順に接続することを特徴とする同軸ケーブルの端末 接続方法である。この場合、接続端子に同軸ケーブルを接続する際、外部導体3 と中心導体2の間に空きが生じないように接続端子に接続することが肝要である 。 このように外部導体3を2つに分けてコネクタに接続する必要性があることか ら同軸ケーブル1の外部導体3には横巻きシールドにするか、又は、編組シール ドやアルミシールドの場合では、ドレイン線を通常1本使用するところを2本使 用すると接続が容易になる。尚、同軸シールドを2本に分けてあるために回路上 どこかで再び接続する必要はある。 本考案の同軸ケーブルの端末接続方法1により、接続部分での挿入損失を小さ く抑えることが出来るしくみを以下に説明する。 一般的に、同軸ケーブルは、高周波やパルス信号の伝送線に使用され、中心導 体と外部導体と外部導体の間にはポリエチレン等の低損失誘電体が充填されてい る。信号伝送の電波は、内外導体間の表面のみを流れるので信号電流による電磁 波はケーブル内にのみ存在するので、レッヘル線のように電波を外部に放出する ことなく外部電磁波の障害も受けにくいので信号伝送用として広く使用されてい る。同軸コネクタを用いた場合は、電波を外部に放出することなく、ケーブルの 特性インピーダンスに整合し、反射の少ない構造になるが、同軸コネクタを使用 出来ない場合には、中心導体、外部導体をそれぞれ端子に接続するために中心導 体に誘電体を介して外部導体が外周を覆っている形状が崩れてしまい、この部分 で電波が外部に放出することにより、挿入損失が増大してしまう。 これを小さく抑えるために端末処理において、処理長さを短くして外部導体が 外周を覆っているケーブル形状の崩れた長さを極力短くすることやコネクタやそ のリセプタクルの端子の長さの短いものを選定することも重要である。本考案に おいては、この上更に、中心導体の両側に外部導体で覆う形状に少しでも近づけ ることにより、挿入損失をより小さくしようとするものである。 次に、本考案の同軸ケーブルの端末接続方法1による同軸ケーブル1の構造の 1実施例を表1に示す。
【0006】
【表1】
【0007】 又、本考案と従来の同軸ケーブルの端末接続方法による挿入損失測定方法の説 明図を図2に示す。 図から明らかなように、特性インピーダンス75Ω同軸ケーブルをモジュラプ ラグ6に接続した時の接続方法による挿入損失の差をネットワークアナライザー 7を使用してシールドルームで測定した。 モジュラプラグ6のリセプタクルにはモジュラジャック9を使用し、ケーブル 長を100mmで測定した。モジュラジャック9と測定器側の同軸ケーブルの接 続は、はんだ付けがなされている。 更に、本考案と従来の同軸ケーブルの端末接続方法による挿入損失測定結果を 表2に示す。
【0008】
【表2】
【0009】 以上の挿入損失測定結果から下記のことが明らかになった。 プラグ、ジャックに金属シールドを施しただけでは挿入損失を小さくする 効果は殆どない。 ジャックピンの長さは短い方が損失が小さい。これは前述のように、外部 導体が外周を覆う同軸構造が崩れてしまう長さが短い方が損失が小さいからで、 周波数が高くなるとその傾向も大になる。 本考案と従来の場合で比較した場合、本考案は明らかに低損失になり、特 に1GHzの高周波帯域においても低損失になることが分かる。
【0010】 今まで、本考案の同軸ケーブルの端末接続方法1の同軸ケーブル1の構造を代 表的にとり説明してきたが、必ずしもこの構造に限るものではなく例えば、変則 的な同軸ケーブルでも一向に構わない。 このように特殊な形状等設計上本考案の範囲内で各種の変形を含むものである ことは言うまでもない。
【0011】
以上の説明から明らかなように、本考案の同軸ケーブルの端末接続方法1によ れば、同軸コネクタを使用しなくても挿入損失を小さく抑えることが出来ること から、場合によっては非常に安価なコネクタで済ますことが出来たり、コネクタ の選定に対して自由度が大きくなり、機器の設計者にとってのメリットも大きく なる。又、今まで中心導体−外部導体と接続してきた従来の方法による製品も接 続方法を変えるだけで簡単に特性が向上するという優れた効果があるので、その 工業的価値は非常に大きい。
【図1】本考案の同軸ケーブル1の端末接続方法1の平
面図。
面図。
【図2】本考案と従来の同軸ケーブルの端末接続方法に
よる挿入損失測定方法の説明図。
よる挿入損失測定方法の説明図。
【図3】従来の同軸ケーブル1′の端末接続方法1′の
平面図。
平面図。
【符号の説明】1 本考案の同軸ケーブル1の端末接続方法 1 同軸ケーブル 2 中心導体 3 外部導体 4 コネクタ 5 接続端子 6 モジュラプラグ 7 ネットワークアナライザー 8 N型コネクタ 9 ジャック1 ′ 従来の同軸ケーブル1′の端末接続方法 1′ 同軸ケーブル 2′ 中心導体 3′ 外部導体 4′ コネクタ 5′ 接続端子
Claims (1)
- 【請求項1】 コネクタの隣接する接続端子に同軸ケー
ブルの中心導体、外部導体を接続して端末処理をする
際、外部導体を2つに分け、中心導体を2つの外部導体
ではさみ、空きが生じないように外部導体、中心導体、
外部導体の順に接続することを特徴とする同軸ケーブル
の端末接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5132193U JPH0716369U (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 同軸ケーブルの端末接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5132193U JPH0716369U (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 同軸ケーブルの端末接続方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0716369U true JPH0716369U (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=12883656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5132193U Pending JPH0716369U (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 同軸ケーブルの端末接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716369U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5020480U (ja) * | 1973-06-14 | 1975-03-07 | ||
JPS5176979U (ja) * | 1974-12-06 | 1976-06-17 | ||
JP2004257830A (ja) * | 2003-02-25 | 2004-09-16 | Fujikura Ltd | 測定用アダプタ |
JP2010062612A (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-18 | Sony Corp | 受信装置及び中継ケーブル |
JP2016134716A (ja) * | 2015-01-19 | 2016-07-25 | 株式会社オーディオテクニカ | コンデンサマイクロホン |
-
1993
- 1993-08-27 JP JP5132193U patent/JPH0716369U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5020480U (ja) * | 1973-06-14 | 1975-03-07 | ||
JPS5646253Y2 (ja) * | 1973-06-14 | 1981-10-29 | ||
JPS5176979U (ja) * | 1974-12-06 | 1976-06-17 | ||
JP2004257830A (ja) * | 2003-02-25 | 2004-09-16 | Fujikura Ltd | 測定用アダプタ |
JP2010062612A (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-18 | Sony Corp | 受信装置及び中継ケーブル |
JP2016134716A (ja) * | 2015-01-19 | 2016-07-25 | 株式会社オーディオテクニカ | コンデンサマイクロホン |
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