JPH07162Y2 - 二方向気水分離器 - Google Patents

二方向気水分離器

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JPH07162Y2
JPH07162Y2 JP4521091U JP4521091U JPH07162Y2 JP H07162 Y2 JPH07162 Y2 JP H07162Y2 JP 4521091 U JP4521091 U JP 4521091U JP 4521091 U JP4521091 U JP 4521091U JP H07162 Y2 JPH07162 Y2 JP H07162Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
outer cylinder
inner cylinder
cylinder
pipe connecting
water
Prior art date
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Application number
JP4521091U
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JPH04131403U (ja
Inventor
忠 畠山
Original Assignee
東京企業株式会社
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Publication date
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は給水配管設備におい
て、エア−抜弁と共働して水中に混入しているエア−を
分離排除すべき二方向気水分離器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は図3に示すような、横置きに配設
される配管aの途中においてこの配管aの上部にエア−
抜弁bを設けた、横引き気水分離器や、図4に示すよう
な垂直上向きの配管cと水平の配管dとの中間に、エア
−抜弁eを設けた、垂直−水平気水分離器が行なわれて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、一種類の
気水分離器を、横引き配管(水平)と縦−横配管(垂直
−水平)に兼用できるようにすることを企図するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】ここにおいてこの考案
は、頂部をエア−抜弁に連通すべき気水分離器本体を、
前記頂部との間に空間を残した外筒と、この外筒より丈
低の内筒とからなりかつ外筒の下端を閉塞した二重筒体
として構成し、前記内筒の下端部と、前記外筒の下端部
の両側とに、それぞれ配管接続部を形成すると共に、こ
れら配管接続部のいずれか一つを閉塞すべき蓋栓を準備
し、前記外筒の下端部の配管接続部間を隔てる隔壁を前
記外筒と内筒との間にこの内筒の途中までの高さ範囲で
設け、比較的広い空間を形成してなる二方向気水分離器
を提案し、かつその実施に当り、前記外筒の下端部に形
成した配管接続部の一方を前記蓋栓で閉塞した場合にお
いて、水流は内筒の下端部の配管接続部から、内筒内を
通り、この内筒の上端開口から外筒内を経て外筒の他方
の配管接続部に向つて形成されるようにし、また前記内
筒の下端部の配管接続部を前記蓋栓で閉塞した場合にお
いて、水流は外筒の下端部の一配管接続部の一方から前
記隔壁を越えて他方へ向つて形成されるようにすること
を提案するものである。
【0005】
【作用】上記構成からなるこの考案の二方向気水分離器
において、配管を接続部から気水分離器本体内に導入さ
れた水流は、この気水分離器本体上端部の比較的大きい
空間によつて、流速が落ち、圧力も低下するので、水中
に含まれるエア−は分離し、前記エア−抜弁を介して系
統外へ逸出され、このようにしてエア−が分離された水
が送水されるのであつて、この考案では前記配管接続部
のいずれかを蓋栓で閉塞することによつて、一つの機器
において2通りの使用方法を選択できる。
【0006】
【実施例】次にこの考案を図1及び図2に示す各実施例
について説明する。これら図において、1は気水分離器
本体であつて、これは外筒2と、この外筒2より丈低の
内筒3とからなりかつ外筒2と内筒3との間の下端を底
壁4で閉塞した二重筒体として構成され、その二重筒体
間の中間に、水平横引用配管に直角に、かつ内筒3の上
端より丈低に2箇の隔壁10,10を設けて構成され
る。
【0007】前記内筒3の下端部には配管接続部5が開
口し、また外筒2の下端部の両側に、それぞれ配管接続
部6及び7が開口する。これら管状を呈する各配管接続
部5,6,7の開口端部外周には、これら配管接続部
5,6,7を閉塞する蓋栓8の雌ねじ部9がねじ込まれ
る雄ねじ部5a,6a,7aを刻設する。なお前記外筒
2と気水分離器本体1の頂部との間には空間11が残置
されるようにする。
【0008】図示のように配管接続部6を蓋体8で閉塞
し、水を前記配管接続部5から内筒3内に上向きに導入
した場合において、内筒3内を通つて前記空間11に達
した水は、この空間11において、その流速及び圧力が
低下し、ここにおいて水中に含まれるエア−は分離し
て、気水分離器本体1の頂部に備えたエア−抜弁12を
介して外部へ逸出し、水だけが配管接続部7から流出し
て、所定の作業機器へ送られるのである。
【0009】前記エア−抜弁12は例えば次のような構
造を有する。すなわち、下端部を通孔13を設けた底壁
14で閉塞し、上端部に開口15を形成した中空筒状の
ケ−シング16内に、水に浮くフロ−ト状の第1の弁体
17を収容し、この第1の弁体17の頂面に冠装されて
この第1の弁体17の弁座18を形成する第2の弁体1
9には、この弁座18によつて包囲される部分に圧力バ
ランス用細孔20を形成し、かつこの第2の弁体19を
前記開口15に就座可能に構成するのである。
【0010】前記図において、実線で示すのは、エア−
が通孔13からケ−シング16と第1の弁体17との間
を通り、開口15から外部へ排出されている状態であ
り、この際、第1の弁体17は第2の弁体19を乗せた
まま、ケ−シング16の下端部の底壁14上に載置され
ている。
【0011】エア−が抜けて通孔13から水がケ−シン
グ16内に入り込んでくると、前記第1の弁体17は第
2の弁体19と共に上昇し、この第2の弁体19が開口
15に就座してこの開口15を閉塞するに至る。この状
態を図に想像線で示す。
【0012】実用上、前記配管接続部5を蓋栓8で閉塞
し、前記配管接続部6,7のいずれか一方から他方へ向
けて気水分離すべき水を流通させることができ、この場
合は、外筒2と内筒3の間に導入された水は隔壁10を
越えたところで比較的広い空間11aに達することによ
り流速、圧力が低下し、水に含まれるエア−は上方へ向
かつて前記通孔13からエア−抜弁12に至り、水は流
下して他方の配管接続部から流出する。
【0013】
【考案の効果】この考案の上述の構造の気水分離器によ
れば、気水分離器本体内へ導入され、上向きに移行され
る水流は、比較的大きい空間によつて、流速が落ち、圧
力も低下して、水中に含まれるエア−は容易に分離し
て、エア−抜弁から系統外へ逸出させられるので、水中
のエア−抜きを効率よく実施することができると共に、
前記配管接続部のいずれかを蓋栓で閉塞することによつ
て、一つの気水分離器を2通りに使用できるという効果
も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例をエア−抜弁と共に示す竪
断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】従来例の一例の説明図である。
【図4】従来例の他の例の説明図である。
【符号の説明】 1 気水分離器本体 2 外筒 3 内筒 5,6,7 配管接続部 8 蓋栓 10 隔壁 11,11a 空間

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂部をエア−抜弁に連通すべき気水分離
    器本体を、前記頂部との間に空間を残した外筒と、この
    外筒より丈低の内筒とからなりかつ外筒の下端を閉塞し
    た二重筒体として構成し、前記内筒の下端部と、前記外
    筒の下端部の両側とに、それぞれ配管接続部を形成する
    と共に、これら配管接続部のいずれか一つを閉塞すべき
    蓋栓を準備し、前記外筒の下端部の配管接続部間を隔て
    る隔壁を前記外筒と内筒との間にこの内筒の途中までの
    高さ範囲で設け、比較的広い空間を形成してなる二方向
    気水分離器。
  2. 【請求項2】 前記外筒の下端部に形成した配管接続部
    の一方を前記蓋栓で閉塞した場合において、水流は内筒
    の下端部の配管接続部から、内筒内を通り、この内筒の
    上端開口から外筒内を経て外筒の他方の配管接続部に向
    つて形成されるようにした請求項1記載の二方向気水分
    離器。
  3. 【請求項3】 前記内筒の下端部の配管接続部を前記蓋
    栓で閉塞した場合において、水流は外筒の下端部の一配
    管接続部の一方から前記隔壁を越えて他方へ向つて形成
    されるようにした請求項1記載の二方向気水分離器。
JP4521091U 1991-05-21 1991-05-21 二方向気水分離器 Expired - Lifetime JPH07162Y2 (ja)

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JP4521091U JPH07162Y2 (ja) 1991-05-21 1991-05-21 二方向気水分離器

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JP4521091U JPH07162Y2 (ja) 1991-05-21 1991-05-21 二方向気水分離器

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JPH04131403U JPH04131403U (ja) 1992-12-03
JPH07162Y2 true JPH07162Y2 (ja) 1995-01-11

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CN108246023A (zh) * 2018-02-11 2018-07-06 深圳市量子氢生物技术有限公司 一种气水分离器及包括它的氢气吸入装置

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JPH04131403U (ja) 1992-12-03

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