JPH07162584A - イメージセンサおよびイメージセンサユニット - Google Patents

イメージセンサおよびイメージセンサユニット

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JPH07162584A
JPH07162584A JP5307865A JP30786593A JPH07162584A JP H07162584 A JPH07162584 A JP H07162584A JP 5307865 A JP5307865 A JP 5307865A JP 30786593 A JP30786593 A JP 30786593A JP H07162584 A JPH07162584 A JP H07162584A
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Japan
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image sensor
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JP5307865A
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English (en)
Inventor
Katsushige Yamashita
勝重 山下
Takahiko Murata
隆彦 村田
Hirotaka Hongou
弘貴 本郷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の受光素子からなるイメージセンサにお
いて、その受光素子の数よりも少ない数のメモリであっ
てもシェーディング補正を有効に機能させることができ
る低コストのものを実現する。 【構成】 複数の受光素子1ー1〜1ーNと前記各受光
素子1ー1〜1ーNの光信号を読み出す複数のスイッチ
手段2ー1〜2ーNと前記スイッチ手段2ー1〜2ーN
を順次アクセスするシフトレジスタ5とを有し,前記受
光素子1ー1〜1ーNを複数のブロックに分け,各ブロ
ック毎に前記受光素子1ー1〜1ーNからの光信号を増
幅する増幅トランジスタ4ー1〜4ーnを設けた構成と
して、ブロック毎に白原稿に対する出力を記憶させるだ
けですべての受光素子1ー1〜1ーNに対するシェーデ
ィング補正を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリなどに利用
されるイメージセンサおよびそれを組み込んでなるユニ
ットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年,ファクシミリなどに利用されるイ
メージセンサにおいては以下に説明するような理由から
シェーディング補正のためのデータを蓄積保存するメモ
リの減少を図ることが、そのイメージセンサの低コスト
化の有効な1つの手段として求められている。
【0003】まず,上記シェーディング補正について説
明する。一般にイメージセンサは原稿から反射されてく
る光を受光するための複数の受光素子が配列されて構成
されている。これら各受光素子それぞれの出力特性にば
らつきがあると,均一反射率の原稿に対しても各受光素
子からの出力状態は均一なものにはならない。このよう
な出力状態のままではイメージセンサから得られる出画
には白または黒の線が発生してしまって好ましくない。
そこで出力特性にばらつきのある受光素子を用いたイメ
ージセンサにおいては、受光素子にばらつきがあっても
均一反射率の原稿に対して各受光素子それぞれの出力を
均一にするシェーディング補正を行って出画に白または
黒の線の発生を抑えるようにしたものがある。ここでの
シェーディング補正とは,Vo’(i)=K×Vo
(i)/Vl(i) ……(1)の式で表されるような
補正を行うことである。ただし、式中でVo’(i)は
シェーディング補正後の各受光素子の出力,Vo(i)
はシェーディング補正前の各受光素子の出力、Vl
(i)は白原稿に対する各受光素子の出力,iは1〜N
までに番号付けされた各受光素子の番号,Kは定数で8
ビット処理のイメージセンサの場合では255である。
原稿読み取りの場合,もしi番目の受光素子が白原稿に
対応する場合は,Vo(i)=Vl(i)となり,シェ
ーディング補正後の各受光素子の出力Vo’(i)は2
55となる。またi番目の受光素子が黒原稿に対応する
場合には,Vo(i)=0となり,シェーディング補正
後の各受光素子の出力は0となる。このようにすること
により反射率が均一の原稿に対して各受光素子の出力を
均一にすることが可能となる。この場合,シェーディン
グ補正データは上記式(1)から全受光素子の白原稿に
対するデータVl(i)を保存するメモリが必要とな
る。
【0004】以下図5を参照しながら,このようなシェ
ーディング補正を行う従来のイメージセンサの一例につ
いて説明する。図5において,21−1〜21−Nそれ
ぞれは受光素子に用いたフォトトランジスタ,22−1
〜22−Nそれぞれはフォトトランジスタ21−1〜2
1−Nの光信号を個別に対応して読み出すPNPトラン
ジスタ,5はシフトレジスタ,6はスタート信号入力端
子,7はクロック入力端子,8は接続端子,9は出力端
子である。
【0005】以上のように構成されたイメージセンサに
ついて,以下その動作について説明する。
【0006】まず,i(1〜Nまでの間の任意の数)番
目のフォトトランジスタ21−iを例にしてフォトトラ
ンジスタの動作について説明する。はじめにPNPトラ
ンジスタ22−iをオンし,フォトトランジスタ21−
iのベース−コレクタの接合容量を充電する。次にPN
Pトランジスタ22−iをオフする。このオフの間フォ
トトランジスタ21−iには原稿からの反射光が入射さ
れ,フォトトランジスタ21−iのベース−コレクタ接
合部で光電流が発生し,この光電流によりフォトトラン
ジスタ21−iのベース−コレクタの接合容量に充電さ
れた電荷が光電流に比例して減少する。さらに再度PN
Pトランジスタ22−iをオンすると,フォトトトラン
ジスタ21−iのベース−コレクタの接合容量に光電流
により失われた電荷の分を再度充電しておく。この充電
の際に流れる電流がフォトトランジスタ21−iのベー
ス電流となり,フォトトランジスタ21−iでhFE倍さ
れて出力端子9へ送られる。
【0007】次に,N個のフォトトランジスタ21−1
〜21−N,これと同数のPNPトランジスタ22−1
〜22−N,および単一のシフトレジスタ5から構成さ
れるイメージセンサについて説明する。シフトレジスタ
5は,スタート信号入力端子6からのスタート信号の入
力に応答してスタート状態となると,クロック入力端子
7からのクロックの入力に応答して順次シフト動作を行
うことによって,PNPトランジスタ22−1〜22−
Nをオン−オフしていく出力を当該トランジスタ22ー
1〜22ーNそれぞれのベースに順次に出力する。こう
してトランジスタ22ー1〜22ーNが順次にオン−オ
フしていくことにより,上記i番目のトランジスタ22
ーiと21ーiの動作で説明したように、それぞれ対応
する各フォトトランジスタ21−1〜21−Nそれぞれ
からの光信号が順次に出力端子9に出力されていくこと
になる。また、このような構成を有するイメージセンサ
を複数個直列に接続して全体が密着型のイメージセンサ
として構成する場合では,接続端子8と次のイメージセ
ンサのスタート信号入力端子6とを相互に接続すること
により,順次フォトトランジスタの光信号を、各イメー
ジセンサの出力端子9を共通接続した出力線に出力する
ことができる。(特開昭63−286054号公報参
照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成で
は,受光素子としてフォトトランジスタを用いているた
めに,各フォトトランジスタそれぞれの増幅率hFEのば
らつきにより全てのフォトトランジスタの白原稿に対応
する出力がばらついてくることになる。このようなばら
つきをなくすために上記シェーディング補正を行うので
あるが、そのシェーディング補正のために上記式におけ
る白原稿に対する受光素子の出力つまりフォトトランジ
スタの出力を記憶させるためのメモリが必要となってし
まい、必然的に必要なメモリの数が多くなり、これがイ
メージセンサのコストをアップさせ、同時にそれをユニ
ット化する場合でもそのコストの低減化を図るという要
請に反してしまうという問題点を有していた。
【0009】そこで、本発明においては上述した問題点
に鑑みて,シェーディング補正のための受光素子出力の
記憶のためのメモリの数を減少させても白黒の線が出な
い良好な出画が得られるイメージセンサおよびそれを用
いたイメージセンサユニットを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために本発明のイメージセンサは,複数の受光素子と、
前記各受光素子それぞれに個別に対応して設けられ、そ
れぞれ対応する前記各受光素子からの光信号を読み出す
複数のスイッチ手段と、前記各スイッチ手段を順次アク
セスするシフトレジスタとを有し、かつ、前記受光素子
を複数毎にブロックに分けるとともに,さらに前記各ブ
ロック毎に、前記各受光素子それぞれからの光信号を増
幅する増幅手段を備えた構成としたものである。
【0011】また、本発明のイメージセンサユニットは
前記イメージセンサの複数を基板上に並置し、かつ、こ
れら並置された複数のイメージセンサを正立等倍レンズ
と線光源と共にユニット化した構成としたものである。
【0012】
【作用】本発明のイメージセンサは上記した構成によっ
て,各ブロックに属する複数の受光素子からはそれぞれ
同一の均一な出力が得られるから、白原稿に対する出力
を記憶するメモリとしては受光素子の数よりも少なくブ
ロックの数だけで済むことになり、結局、少ないメモリ
ですべての受光素子の出力に対するシェーディング補正
が可能となる。
【0013】また、本発明のイメージセンサユニット
は、このようなシェーディング補正が可能なイメージセ
ンサの複数を基板上に並置し、かつ、これら並置された
複数のイメージセンサを正立等倍レンズと線光源と共に
ユニット化した構成としたから低コストのユニットとな
る。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しながら説
明する。
【0015】実施例1図1は本発明の実施例1に係るイ
メージセンサの構成を示すものであって、同図におい
て,1−1〜1−Nはそれぞれ受光素子の一例として用
いたフォトダイオード,2−1〜2−Nはそれぞれ前記
各フォトダイオード1−1〜1−Nに個別に対応して設
けられ、かつそれぞれ対応するフォトダイオードからの
光信号を読み出すスイッチ手段の一例としてのPNP型
のバイポーラトランジスタ、5はシフトレジスタ、6は
スタート信号入力端子、7はクロック入力端子、8は接
続端子、9は出力端子である。
【0016】本実施例1では、上記した基本の構成に加
えて、n(=N/8)個のNPN型の増幅トランジスタ
4ー1〜4ーnを設けている。この増幅トランジスタ4
ー1〜4ーnについて説明すると、本実施例1ではフォ
トダイオード1−1〜1−Nを複数個ずつこの例では8
個ずつをそれぞれそれらのアノードを共通に接続する。
またそれに対応するトランジスタ2ー1〜2ーNの8個
ずつをそれらのエミッタを電源Vccに共通に接続しそ
れらのコレクタを対応するフォトダイオード1ー1〜1
ーNのカソードに個別に対応して接続して1つのブロッ
クとする。このようなブロックを全体でn個構成し、か
つ各ブロック毎に共通に接続されたフォトダイオード1
ー1〜1ーNのアノードを個別にNPN型の増幅トラン
ジスタ4ー1〜4ーnのベースに接続し、この増幅トラ
ンジスタ4ー1〜4ーnそれぞれのコレクタを電源Vc
cに、それぞれのエミッタを出力端子9に、共通に接続
して構成されている。
【0017】以上のように、増幅トランジスタ4ー1〜
4ーnをブロック毎に設けて構成されたイメージセンサ
の概略の動作をフォトダイオード1−1を動作説明の一
例に用いて説明すると、はじめにスタート信号入力端子
6にスタート信号を入力してシフトレジスタ5をスター
ト状態とすると、シフトレジスタ5はクロック入力端子
7からのクロックの入力に応答して、トランジスタ2−
1をオンにする出力をそのトランジスタ2ー1のベース
に出力する。これによってトランジスタ2ー1はスイッ
チオンすることで,フォトダイオード1−1はトランジ
スタ2ー1のコレクタ・エミッタを介して与えられる電
源Vccからの電流でアノード−カソードの接合容量を
充電される。この充電ののちシフトレジスタ5はトラン
ジスタ2ー1のベースにこれをスイッチオフにする出力
を与えることでトランジスタ2−1をスイッチオフにす
る。このトランジスタ2ー1がオフの間にフォトダイオ
ード1−1に原稿からの反射光が入射され,その結果、
フォトダイオード1−1のアノード−カソード接合部で
光電流が発生し,この光電流によりフォトダイオード1
−1のアノード−カソードの接合容量に充電された電荷
が光電流に比例して減少する。さらに、シフトレジスタ
5からの出力で再度トランジスタ2−1をスイッチオン
すると,フォトダイオード1−1のアノード−カソード
の接合容量には光電流により失われた電荷が再度充電さ
れる。この充電電流が増幅トランジスタ4−1のベース
電流となって,このトランジスタ4−1でhFE倍されて
出力端子9へ送られる。
【0018】上記のような動作において、フォトダイオ
ードを8個ずつのブロックに分けるとともに,増幅トラ
ンジスタを各ブロック毎に設けたことによる動作を説明
する。すなわち、シフトレジスタ5は,上述のごとく、
スタート信号入力端子6からのスタート信号に応答して
クロック入力端子7からのクロックにより順次にシフト
し,トランジスタ2−1〜2−Nを順次スイッチオン−
オフする一方、このオン−オフにより,フォトダイオー
ド1−1〜1−Nの光信号がそれぞれ対応するブロック
の増幅トランジスタ4−1〜4−nによりhFE1〜hFE
n倍されて順次出力端子9に出力されるわけであるが、
この時,最初のブロック内にある8個のフォトダイオー
ド1−1〜1−8それぞれからの光信号は順次に初段の
増幅トランジスタ4−1により共通に増幅され、次のフ
ォトダイオード1ー9〜1ー16それぞれからの光信号
は次段の増幅トランジスタ4ー2により共通に増幅され
ていき、こうして最終段の増幅トランジスタ4ーnに至
るまで各ブロックそれぞれからのフォトダイオードの光
信号は増幅されて出力端子9から出力されていく。した
がって各ブロック毎に白原稿に対する8個ずつのイメー
ジセンサ出力は同じ出力となる。
【0019】実施例1のイメージセンサのタイミングチ
ャートを示す図2を参照して詳しく説明すると、同図に
おいて,STはスタート信号,CKはクロック,Is
(A)は実施例1のイメージセンサの出力,Is(B)
は従来例のイメージセンサの出力を示す。従来のイメー
ジセンサ出力Is(B)は同図の波形から明らかなよう
に各フォトトランジスタの増幅率hFEのばらつきにより
各フォトトランジスタ毎に異なっているが,本実施例1
のイメージセンサ出力Is(A)ではフォトダイオード
の各ブロック毎に増幅トランジスタを設けているため,
例えば各ブロック毎のフォトダイオード1−1〜1−
8,1−9〜1−16、…で均一となる。
【0020】したがって,実施例1によれば,各ブロッ
ク毎に1つの受光素子の白原稿に対する出力を記憶する
だけでよいことになり,その結果、シェーディング補正
時のメモリの数としては従来例のそれの1/8にするこ
とが可能となる。
【0021】以上のように本実施例1によれば,複数の
受光素子としてのフォトダイオードと、前記各フォトダ
イオードの光信号を読み出す複数のスイッチ手段として
のトランジスタと、前記トランジスタを順次アクセスす
るシフトレジスタとを有するイメージセンサにおいて,
前記フォトダイオードを複数のブロックに分け,各ブロ
ック毎に前記フォトダイードからの光信号を増幅する増
幅手段としての増幅トランジスタを設けた構成とするこ
とにより,少ないメモリでシェーディング補正が可能な
イメージセンサを提供することが可能となる。
【0022】実施例2次に,本発明の実施例2のイメー
ジセンサについて図3を参照しながら説明する。
【0023】図3は本発明の実施例2に係るイメージセ
ンサの構成を示すものであって、同図において,図1の
実施例1と対応する部分には同一の符号を付し、同一の
符号に係る部分についての詳しい説明は省略する。本実
施例2では実施例1のスイッチ手段としてバイポーラ型
のトランジスタ2ー1〜2ーNに替えてMOS型のトラ
ンジスタ3ー1〜3ーNを設けている。各MOSトラン
ジスタ3ー1〜3ー8,3ー9〜3ー16,…は8個毎
にドレインを共通に接続され、ソースを個別にそれに対
応するフォトダイオード1ー1〜1ー8,1ー9〜1ー
16,…それぞれのアノードに接続される。各MOSト
ランジスタ3ー1〜3ー8,3ー9〜3ー16,…はそ
れぞれ8個毎にそれぞれのドレインが増幅トランジスタ
4ー1〜4ーnそれぞれのベースに共通に接続されてい
る。増幅トランジスタ4ー1〜4ーnはそれぞれコレク
タが電源Vccに接続され、エミッタがそれぞれ出力端
子9に接続されている。こうして、これら増幅トランジ
スタ4ー1〜4ーnは実施例1と同様にしてフォトダイ
オード1−1〜1−NとMOSトランジスタ3ー1〜3
ーNとのそれぞれを8個ずつ1ブロックとした各ブロッ
ク毎に設けられている。
【0024】以上のように構成されたイメージセンサに
ついて、まず,フォトダイオード1−1の動作から説明
すると、スタート信号入力端子6にスタート信号を入力
し、クロック入力端子7にクロックを入力することでシ
フトレジスタ5からの出力で、フォトダイオード1ー1
に対応するMOSトランジスタ3−1をスイッチオンに
し,これによってフォトダイオード1−1のアノード−
カソードの接合容量を充電する。次に、シフトレジスタ
5からの出力によってMOSトランジスタ3−1をスイ
ッチオフにする。このオフの間フォトダイオード1−1
には原稿からの反射光が入射され,フォトダイオード1
−1のアノード−カソード接合部で光電流が発生し,こ
の光電流によりフォトダイオード1−1のアノード−カ
ソードの接合容量に充電された電荷が光電流に比例して
減少する。さらに再度、シフトレジスタ5からの出力に
よってMOSトランジスタ3−1をスイッチオンにする
と,フォトダイオード1−1のアノード−カソードの接
合容量に光電流により失われた電荷を再度充電する。こ
の充電電流が増幅トランジスタ4−1のベース電流とな
り,増幅トランジスタ4−1でhFE倍されて出力端子9
へ送られる。
【0025】次に,フォトダイオード1−1〜1−N,
MOSトランジスタ3−1〜3−N,増幅トランジスタ
4−1〜4−n,およびシフトレジスタ5から構成され
るイメージセンサの全体の動作について説明する。本実
施例2においては,実施例1と同じくフォトダイオード
を8個ずつのブロックに分け,増幅トランジスタ4ー1
〜4ーnを各ブロック毎に設けている。シフトレジスタ
5は,スタート信号入力端子6からのスタート信号,ク
ロック入力端子7からのクロックにより順次シフトし,
MOSトランジスタ3−1〜3−Nを順次オン−オフす
る。このオン−オフにより,フォトダイオード1−1〜
1−Nの光信号が増幅トランジスタ4−1〜4−nによ
りhFE1〜hFEn倍されて順次出力端子9に出力され
る。この時,フォトダイオード1−1〜1−8は増幅ト
ランジスタ4−1により光信号が増幅され,フォトダイ
オード1−9〜1−16は増幅トランジスタ4−2によ
り光信号が増幅され,…順次8個ずつ同じブロックに属
するフォトダイオードがそれらと同じブロックに属する
1個の増幅トランジスタにより光信号が増幅されて出力
される。従って白原稿に対するブロック毎の8個ずつの
フォトダイオード出力は同じ出力となる。
【0026】実施例2のイメージセンサのタイミングチ
ャートは,実施例1で示した図2と同様にその出力はI
s(A)となる。したがって,実施例2によっても,シ
ェーディング補正時のメモリの数は従来例のそれの1/
8にすることが可能となる。
【0027】以上のように実施例2によっても,少ない
メモリでシェーディング補正が可能なイメージセンサを
提供することが可能となる。
【0028】なお上記各実施例においては,1ブロック
内のフォトダイオードを8個としたが,8個に限定され
るものではなく適宜の数からなるフォトダイオードを含
むブロックであっても同等の効果が得られる。このと
き,1ブロック内のフォトダイオードの数を例えばk個
とすると,シェーディング補正時のメモリの数は従来例
のそれの1/kにすることが可能となる。
【0029】実施例3次に,本発明の実施例3の密着型
イメージセンサユニットについて図4を参照しながら説
明する。図4は本発明の実施例3における密着型イメー
ジセンサユニットの構成を示すものである。同図におい
て,11は基板,12−1〜12−mは前述した実施例
1とか実施例2の構成を有するイメージセンサ,13は
正立等倍レンズ,14は線光源としてのLEDアレイ,
15は原稿である。まず,複数個この例ではm個のイメ
ージセンサ12−1〜12−mを基板11上に直線状に
実装し,原稿長以上の長さを有する密着型イメージセン
サとする。この密着型イメージセンサは実施例1に示し
たように外部からのスタート信号とクロックとにより順
次光信号を出力する。また,各イメージセンサ12−1
〜12−mは接続部でそれぞれ接続端子とスタート信号
入力端子とを接続し,各イメージセンサ12−1〜12
−mの出力端子を共通に接続することにより,全てのイ
メージセンサ12−1〜12−m内の全ての受光素子の
光信号が順次共通出力線に出力される。また,全てのイ
メージセンサ12−1〜12−m内の受光素子は8個ず
つブロックに分けてブロック毎の増幅トランジスタによ
り増幅され出力されるため,各ブロック内の出力はすべ
て同じ出力となる。原稿読み取りは,原稿15にLED
を複数個並べたLEDアレイ14からの光を照射し,原
稿15での反射光を正立等倍レンズ13で前記密着型イ
メージセンサの各受光素子に結像することにより行われ
る。
【0030】したがって,実施例3によれば,各ブロッ
ク毎に1つの受光素子の白原稿に対する出力を記憶する
だけでよく,シェーディング補正時のメモリの数は従来
例のそれの1/8にすることが可能な密着型イメージセ
ンサユニットを提供することが可能となる。
【0031】以上のように本実施例3によれば,複数の
フォトダイオードと前記各フォトダイオードの光信号を
読み出す複数のスイッチと前記スイッチを順次アクセス
するシフトレジスタとを有するイメージセンサにおい
て,前記フォトダイオードを複数のブロックに分け,各
ブロック毎に前記フォトダイードからの光信号を増幅す
る増幅トランジスタを設けて複数のイメージセンサを同
一基板上に並べてなる密着型イメージセンサと、正立等
倍レンズと、線光源であるLEDアレイとにより構成す
ることにより,少ないメモリでシェーディング補正が可
能な密着型イメージセンサユニットを提供することが可
能となる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明は,複数の受光素子
と前記各受光素子の光信号を読み出す複数のスイッチ手
段と前記スイッチ手段を順次アクセスするシフトレジス
タとを有し,前記受光素子を複数のブロックに分け,各
ブロック毎に前記受光素子からの光信号を増幅する増幅
手段を設けた構成とすることにより,少ない数のメモリ
でつまり低コスト構成のものでシェーディング補正が可
能なイメージセンサを提供することが可能となる。
【0033】また、本発明ではこのイメージセンサを正
立等倍レンズと線光源と共にユニット化したイメージセ
ンサユニットとしたから受光素子の数よりも少ないメモ
リでも受光素子の出力のシェーディング補正のできる機
能を備えた低コストのものを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るイメージセンサの構成
図である。
【図2】本発明の実施例1のタイミングチャート図であ
る。
【図3】本発明の実施例2におけるイメージセンサの構
成図である。
【図4】本発明の実施例3における密着型イメージセン
サユニットの構成図である。
【図5】従来例のイメージセンサの構成図である。
【符号の説明】
1−1〜1−N フォトダイオード 2−1〜2−N PNPトランジスタ 3−1〜3−N MOSトランジスタ 4−1〜4−n 増幅トランジスタ 5 シフトレジスタ 11 基板 12−1〜12−m イメージセンサ 13 正立等倍レンズ 14 LEDアレイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の受光素子と、前記各受光素子それぞ
    れに個別に対応して設けられ、それぞれ対応する前記各
    受光素子からの光信号を読み出す複数のスイッチ手段
    と、前記各スイッチ手段を順次アクセスするシフトレジ
    スタとを有し、かつ、前記受光素子を複数毎にブロック
    に分けるとともに,さらに前記各ブロック毎に、前記各
    受光素子それぞれからの光信号を増幅する増幅手段を備
    えたことを特徴とするイメージセンサ。
  2. 【請求項2】前記スイッチ手段がバイポーラトランジス
    タにより構成されたことを特徴とする前記請求項1に記
    載のイメージセンサ。
  3. 【請求項3】前記スイッチがMOSトランジスタにより
    構成されたことを特徴とする前記請求項1に記載のイメ
    ージセンサ。
  4. 【請求項4】前記請求項1ないし3のいずれかに記載の
    イメージセンサの複数を基板上に並置し、かつ、これら
    並置された複数のイメージセンサを正立等倍レンズと線
    光源と共にユニット化してなることを特徴とするイメー
    ジセンサユニット。
JP5307865A 1993-12-08 1993-12-08 イメージセンサおよびイメージセンサユニット Pending JPH07162584A (ja)

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JPH07162584A true JPH07162584A (ja) 1995-06-23

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JP5307865A Pending JPH07162584A (ja) 1993-12-08 1993-12-08 イメージセンサおよびイメージセンサユニット

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JP (1) JPH07162584A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10078010B2 (en) 2015-01-05 2018-09-18 Ricoh Company, Ltd. Photoelectric conversion device, image generation device, and method of correcting output of photoelectric conversion device

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