JPH07161550A - モールド変圧器 - Google Patents

モールド変圧器

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JPH07161550A
JPH07161550A JP5303570A JP30357093A JPH07161550A JP H07161550 A JPH07161550 A JP H07161550A JP 5303570 A JP5303570 A JP 5303570A JP 30357093 A JP30357093 A JP 30357093A JP H07161550 A JPH07161550 A JP H07161550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage coil
low
temperature sensor
winding
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP5303570A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiji Kagohara
義二 篭原
Masao Murata
正雄 村田
Koichi Hirakawa
功一 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5303570A priority Critical patent/JPH07161550A/ja
Publication of JPH07161550A publication Critical patent/JPH07161550A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力を受配電するときに用いるモード変圧器
の温度測定において、時間的遅れが少なく、かつ、正確
に温度測定できることを目的とする。 【構成】 鉄心に、低圧コイル4および低圧コイル4の
外側に高圧コイル3を同心状に配設した脚部2を有する
モールド変圧器であって、低圧コイル4の巻き終わり引
出し線15に隣接した隙間部に絶縁物18を介して配設
した温度センサ17を備えた構成により、高圧コイル3
と低圧コイル4に電流が流れて生じた熱を熱伝導によ
り、自然対流による乱れの影響が少なく、迅速に、か
つ、直接的に測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力を受配電するとき
に用いるモールド変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、変圧器の負荷管理や異常発熱の監
視のために変圧器自体の温度を測定することが盛んに行
われており、温度を正確に測定する工夫がなされている
(例えば、特開平2−294003号公報、実開平2−
67618号公報参照)。
【0003】以下に従来のモールド変圧器について説明
する。図7および図8に示すように、モールド変圧器の
温度を監視するための温度センサ1が最も外側の脚部2
の高圧コイル3と低圧コイル4の間でコイル本体5の上
端面5aより上方へ20〜30mmの位置に配設されてい
る。低圧用巻線6を樹脂7でモールドした低圧コイル4
を内側とし、高圧用巻線8を樹脂9でモールドした高圧
コイル3を外側にして、鉄心10に同心状に配設した構
成のコイル本体5は、コイル支持材11でコイル支持金
具12に固定され、温度センサ1は、固定用ボルト13
でコイル支持金具12に固定されている。なお、図中の
14はコイル本体5の上端面5a上の温度センサ1の温
度測定点を示す。
【0004】以上のように構成されたモールド変圧器に
ついて、以下その動作について説明する。モールド変圧
器に通電することにより高圧用巻線8と低圧用巻線6に
電流が流れて生じた熱が樹脂9と樹脂7に伝わり、自然
対流により空気中に伝わり温度センサ1により検知され
る。温度センサ1はモールド変圧器の最も外側の脚部2
の高圧コイル3と低圧コイル4の間でコイル本体5の上
端面5aより上方へ20〜30mmの位置に配設されてい
るので、発生した熱によるコイル本体5の温度を直接は
測定できず、したがって、最高温度を測定できない。ま
た、温度センサ1に熱が伝わるのに時間的な遅れが生
じ、自然対流に乱れが生じたとき正確な温度測定ができ
ない。さらに温度センサ1の取り付け位置により測定値
にばらつきが生じるので温度センサ1の取り付けが重要
であるが、所定の範囲に精度よく設定するのは困難であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の構
成では、モールド変圧器の温度の測定において、時間的
遅れが生じ、かつ、自然対流の乱れによる影響を受け、
正確な温度が測定できないという問題点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、モールド変圧器の温度測定において、時間的遅れが
少なく、かつ、自然対流の乱れによる影響が小さくて、
正確な温度が測定できるモールド変圧器を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のモールド変圧器は、外側に高圧コイル、内側
に低圧コイルとして、鉄心に同心状に配設した脚部の低
圧コイルに隣接させて配設した絶縁物製の温度センサ収
納筒に、低圧コイルの上端面から、その低圧コイルの高
さの10〜45%の下方に検知部が位置するように収納
した温度センサを備えた構成としたものである。
【0008】
【作用】この構成において、高圧用巻線と低圧用巻線に
電流が流れて生じた熱が、時間的遅れがなく、熱の損失
が少なく、熱伝導で低圧用巻線をモールドしている樹脂
に伝わり、ついで温度センサの検知部に伝わることとな
る。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0010】本発明の一実施例において、前述の従来例
について説明した構成部分と同じ部分については同一符
号を付し、その説明を省略する。
【0011】(実施例1)図1ないし図3に示すよう
に、本実施例の特徴とするところは、従来例で説明した
脚部2を3個有する3相のモールド変圧器において、3
個の脚部2の中で最も温度が高くなるV相の低圧用巻線
6の巻き終わり引出し線15を絶縁紙16で巻き付けた
ときにできる巻き終わり引出し線15に隣接した隙間部
に温度センサ17を絶縁物18を介して配設した点であ
る。なお、図中の19は低圧用巻線6の巻き始め引出し
線である。
【0012】以上のように本実施例によれば、温度セン
サ17をコイル本体5に埋め込んで配設しているので、
自然対流の乱れによる影響が小さく、最高温度、巻線平
均温度に近い温度を迅速かつ直接に測定でき、モールド
変圧器の異常過熱を早期に検知できる。
【0013】また、温度センサ17は低圧用巻線6の巻
き終わり引出し線15に隣接した隙間部に配設するの
で、温度センサ17の新設によるコイル本体5の形状変
化の必要がなく工数増加を抑えることができ、温度セン
サ17の取り付け取り替えも容易にできる。
【0014】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて説明する。
【0015】図4および図5に示すように、本実施例の
特徴とするところは、前述実施例1の構成に、低圧用巻
線6の巻き終わり引出し線15に隣接させて配設した絶
縁物製の温度センサ収納筒20を設け、温度センサ17
と温度センサ収納筒20との隙間をなくすことを目的と
して、温度センサ収納筒20内に収納した液状もしくは
ゼリー状の充填剤21を介して、温度センサ17の検知
部17aが低圧コイル4の上端面4aから低圧コイル4
の高さHの10〜45%の位置になるように配置した点
である。
【0016】温度センサ収納筒20は、例えばガラスク
ロスにアミン系の硬化剤を用いた樹脂を含浸した筒状の
エポキシガラスプリプレグと、その底部に設けた多孔質
の材料で構成されるように樹脂製とし、かつ、低圧コイ
ル4は、例えば低圧用巻線6をモールドする樹脂として
酸無水物を、硬化剤としてフィラーを用いた構成のよう
に樹脂製としているので、温度センサ収納筒20をモー
ルド変圧器に配設してもクラックが起こりにくく、また
絶縁性も良好である。
【0017】以上のように本実施例によれば、前述実施
例1と同様な効果が得られる。 (実施例3)以下本発明の第3の実施例について説明す
る。
【0018】本実施例の構成は、前述実施例1または2
の構成に、低圧コイル4の上端面4aから上方に出た温
度センサ17の部分を絶縁し、かつ温度センサ17を固
定するために、図6に示すような絶縁物製の縦方向の切
り込み22aと突起部22bを形成したセンサカバー2
2を設けたものである。すなわち、低圧コイル4の上端
面4aから上方に出た温度センサ17の部分にセンサカ
バー22をかぶせ、センサカバー22を締め付けて固定
する。さらにセンサカバー22の突起部22bを介して
低圧用巻線6の巻き終わり引出し線15に固定させる。
【0019】以上のように本実施例によれば、センサカ
バー22を用いることにより、前述実施例1または2の
効果に加えて温度センサ17と低圧用巻線6の巻き終わ
り引出し線15との絶縁性を良くし、さらに固定も確実
に行うことができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
は、外側に高圧コイル、内側に低圧コイルとして、鉄心
に同心状に配設した脚部の低圧コイルに隣接させて配設
した絶縁物製の温度センサ収納筒に、コイルの上端面か
ら、その低圧コイルの高さの10〜45%の下方に検知
部が位置するように収納した温度センサを備えた構成に
より、モールド変圧器の温度測定において、時間的遅れ
が少なく、かつ、自然対流の乱れによる影響が小さく
て、正確な温度が測定できる優れたモールド変圧器を実
現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例1のモールド変圧器の
平面略図 (b)は(a)の一部を欠載して断面を示した正面略図
【図2】同モールド変圧器の温度センサを備えた脚部の
平面断面図
【図3】図2の拡大要部平面図
【図4】本発明の実施例2のモールド変圧器の温度セン
サを配設する前の正面断面図
【図5】(a)は同モールド変圧器の温度センサの配設
状態を示す要部断面図 (b)は同温度センサの平面断面図
【図6】(a)は本発明の実施例3のモールド変圧器の
センサカバーの平面図 (b)は同センサカバーの正面図
【図7】従来のモールド変圧器の側面図
【図8】同モールド変圧器の脚部の平面断面図
【符号の説明】
2 脚部 3 高圧コイル 4 低圧コイル 15 巻き終わり引出し線 17 温度センサ 18 絶縁物 20 温度センサ収納筒 21 充填剤 22 センサカバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心に、低圧用巻線を樹脂でモールドし
    た低圧コイルおよび前記低圧コイルの外側に高圧用巻線
    を樹脂でモールドした高圧コイルを同心状に配設した脚
    部を有するモールド変圧器であって、前記高圧コイルの
    内側に位置する前記低圧コイルの低圧用巻線の巻き終わ
    り引出し線に隣接した隙間部に、絶縁物を介して配設し
    た温度センサを備えたことを特徴とするモールド変圧
    器。
  2. 【請求項2】 鉄心に、低圧用巻線を樹脂でモールドし
    た低圧コイルおよび前記低圧コイルの外側に高圧用巻線
    を樹脂でモールドした高圧コイルを同心状に配設した脚
    部を少なくとも2個以上有するモールド変圧器であっ
    て、1個の前記脚部の低圧用巻線の巻き終わり引出し線
    に隣接させて配設した絶縁物製の温度センサ収納筒に、
    前記低圧コイルの上端面からその低圧コイルの高さの1
    0〜45%の下方の位置に検知部が位置するように収納
    した温度センサを備えたことを特徴とするモールド変圧
    器。
  3. 【請求項3】 温度センサ収納筒は、ガラスクロスにア
    ミン系の硬化剤を用いた樹脂を含浸した筒状のエポキシ
    ガラスプリプレグと、その底部に設けた多孔質の材料で
    構成され、低圧コイルは、樹脂として酸無水物を、硬化
    剤としてフィラーを用いた構成である請求項2記載のモ
    ールド変圧器。
  4. 【請求項4】 温度センサ収納筒は、その筒内に液状も
    しくはゼリー状の充填剤を有し、その充填剤の中に温度
    センサの検知部が配設された構成である請求項2または
    3記載のモールド変圧器。
  5. 【請求項5】 低圧コイルの上端面より上方へ突出した
    温度センサの金属部と信号線部をカバーし、かつ、低圧
    用巻線の末端の引出し線に固定する構成とした絶縁物製
    のセンサカバーを備えた請求項2ないし4のいずれかに
    記載のモールド変圧器。
JP5303570A 1993-12-03 1993-12-03 モールド変圧器 Pending JPH07161550A (ja)

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