JPH07161459A - 誘導加熱装置 - Google Patents

誘導加熱装置

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JPH07161459A
JPH07161459A JP30842893A JP30842893A JPH07161459A JP H07161459 A JPH07161459 A JP H07161459A JP 30842893 A JP30842893 A JP 30842893A JP 30842893 A JP30842893 A JP 30842893A JP H07161459 A JPH07161459 A JP H07161459A
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JP
Japan
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high frequency
heating
frequency power
current
power supply
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Application number
JP30842893A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Karube
邦彦 軽部
Tetsuo Fujiwara
哲雄 藤原
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数個の同一形状、材質の鍋を、同時に、同一
電力で加熱する誘導加熱装置を提供する。 【構成】商用電源1をコンバータ2で直流電源に変換
し、高周波電源10で高周波に変換し、高周波電源10
より同一特性の加熱コイル4a〜4cを直列に接続した
ものに電力を給電する。高周波電源10からは電流設定
値に従った高周波電流を加熱コイル4a〜4cに流すこ
とで被加熱物である鍋5a,5bの加熱電力が一定とな
る構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、飲食店や宴
会場等で使用される同一形状,同一材質の鍋等の、同一
特性を有する複数個の被加熱物を同時に加熱する誘導加
熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の誘導加熱装置の構成を示
す。同図において、商用電源1をダイオード整流器等で
構成するコンバータ2で直流電源に変換し、直流を高周
波交流に変換する高周波電源3a〜3cに給電する。高
周波電源3a〜3cの出力には、それぞれ加熱コイル4
a〜4cが接続され、加熱コイル4a〜4cは高周波電
源3a〜3cより供給される高周波交流により磁界が発
生する。被加熱物である鍋5a,5bに前記磁界が鎖交
することにより、鍋5a,5bの内部に渦電流が発生
し、鍋5a,5bが有する抵抗分によりジュール損失が
発生し、その結果、鍋5a,5bが加熱する。
【0003】図6に図5の高周波電源3aの動作を説明
する回路構成を示す。図6において、高周波電源3aは
インバータ主回路30およびその周辺回路(図6に示す
符号では41〜44,51,52)で構成される。イン
バータ主回路30はこの例では、平滑コンデンサ31
と、トランジスタ32,33と、ダイオード34,35
とで構成されるハーフブリッジインバータであり、直流
を矩形波交流に変換し、この矩形波交流が共振コンテン
サ36,37と図5に示す加熱コイル4a〜4cとで構
成する共振回路に印加される。
【0004】上述の図5,図6の構成で、図5に示す高
周波電源3aの出力電力の調整は図6に示すトランジス
タ32,33をスイッチ動作させるスイッチング信号の
周波数を制御することにより行われる。この方法を図6
を参照しつつ説明する。すなわち図6において、インバ
ータ主回路30の直流入力電圧と直流電流検出器51の
出力とにより電力演算器41でインバータ主回路30の
出力電力を演算し、電力演算器41の出力値と出力電力
設定値Pとにより電力調節器42で調節演算し、電力調
節器42の出力値と交流電流検出器52の出力とにより
電流調節器43で調節演算し、電流調節器43の出力値
を駆動信号生成回路44でトランジスタ32,33のベ
ースに入力するスイッチング信号に変換している。上述
のような構成にすることにより、電力調節器42の作用
により、出力電力設定値Pが一定であれば、インバータ
主回路30の直流入力電圧の変動、図5に示す鍋5aの
材質,形状の違い等に無関係に前記鍋5aの加熱電力は
ほぼ一定であり、出力電力設定値Pを変化させること
で、トランジスタ32,33のベースへのスイッチング
信号の周波数を制御し、任意の前記加熱電力が得られ
る。
【0005】なお、図6では図5に示す高周波電源3a
の詳細について説明したが、図5に示す高周波電源3
b,3cについても図6と同一の回路構成を有し、ま
た、1個の加熱コイルに対して1個の鍋が対応するよう
にしており、それぞれに別個の前記高周波電源を使用し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の誘導加熱装置で
は、複数個の同一特性を有する被加熱物を同時に同一電
力で誘導加熱する場合、、例えば、飲食店や宴会場にお
いて同一形状,同一材質の鍋を同時に同一電力で加熱す
る場合、1つの加熱コイルに対し1台の高周波電源が用
いられているため、高周波電源の台数が多くなるという
問題が発生する。
【0007】この発明は、上記問題を解決する誘導加熱
装置を提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明では、同一特性を有する加熱コイルを複
数個直列に接続し、該直列接続された加熱コイルを高周
波電源に接続して誘導加熱装置を構成する。また、第2
の発明では、前記第1の発明の誘導加熱装置の直列接続
された加熱コイルと高周波電源との間に電流変換手段と
して変流器を設ける。
【0009】さらに、第3の発明では、前記第1、第2
の発明の誘導加熱装置の複数の加熱コイルそれぞれにた
いして並列にスイッチを接続する。
【0010】
【作用】第1の発明によれば、同一特性を有する加熱コ
イルを複数個直列に接続し、該直列接続された加熱コイ
ルを高周波電源に接続したことにより、前記加熱コイル
には被加熱物の有無に係わりなく所望の高周波電流が供
給され、被加熱物を有する加熱コイルそれぞれの加熱電
力はほぼ一定値となる。
【0011】また、第2の発明によれば、直列接続され
た加熱コイルと高周波電源との間に電流変換手段として
変成流を設けたことにより、前記加熱コイルの直列数に
関係なく所望の高周波電流が供給される。また第3の発
明によれば、加熱コイルそれぞれにたいして並列にスイ
ッチを接続し、加熱コイルをスイッチで短絡することに
より、加熱コイルへの高周波電流が個別に遮断される。
【0012】
【実施例】図1は第1の発明の実施例を示す構成図であ
って、1は商用電源、2はコンバータ、4a〜4cは加
熱コイル、5a,5bは同一形状,同一材質の鍋、10
は高周波電源である。図2は前記高周波電源10の構成
図であって、30はインバータ主回路、43は電流調節
器、44は駆動信号生成回路、52は交流電流検出器で
ある。
【0013】図1において加熱コイル4a〜4cは直列
に接続され、加熱コイル4a〜4cの直列回路が高周波
電源10に接続されている。高周波電源10より出力さ
れる高周波電流によって加熱コイル4a〜4cは鍋5
a,5bを加熱するわけであるが、鍋が発熱する原理は
先述のとおりであるので、ここでは説明を省略する。高
周波電源10は図2に示すように、交流電流検出器52
によってインバータ出力電流即ち、加熱コイルに流れる
電流Icを検出し、電流調節器43はあらかじめ定めた
出力電流設定値Iと電流検出値Icとの偏差が零になる
ように調節演算を行い、駆動信号生成回路44は電流調
節器43の出力に基づいてインバータ主回路30を構成
するトランジスタへのスイッチング信号を出力する。こ
こで、インバータ主回路30の構成は図6と同様である
ので説明を省略する。
【0014】したがって、高周波電源10から加熱コイ
ル4a〜4cに一定値に制御された高周波電流が供給さ
れ、鍋5a,5bは同一電力によって加熱される。図3
は第2の発明の実施例を示す構成図であって、11は電
流変換手段としての変流器である。図3において、直列
接続された加熱コイル4a〜4dが変流器11を介して
高周波電源20に接続されている。鍋の発熱原理と高周
波電源20の制御は第1の発明による実施例と同様であ
るので説明を省略するが、本実施例では、図1の構成に
比べ直列数の多い加熱コイルに電力を供給するため、高
周波電源20は高周波電源10より大容量である。
【0015】本実施例では、加熱コイルの直列回路と高
周波電源との間に変流器を挿入し、変流器の1次電流が
一定となるように高周波電源20を制御しているため、
加熱コイルの直列数が増加した場合においても加熱コイ
ルには第1の発明と同様の高周波電流が流れ、鍋5a〜
5cは同一電力によって加熱される。図4は第3の発明
の実施例を示す構成図であって、12a〜12cはスイ
ッチである。スイッチ12a〜12cは、直列に接続さ
れている加熱コイル4a〜4cそれぞれに対して並列に
接続されている。つまり、スイッチ12aを閉じると加
熱コイル4aが短絡され、同様に、スイッチ12b,1
2cを閉じると加熱コイル4b,4cが短絡される。
【0016】即ち、図4において、スイッチ12a〜1
2cを閉じることにより、加熱コイル4a〜4cに流れ
る高周波電流がそれぞれ独立して遮断されるため、被加
熱物である鍋5a,5bを有しない加熱コイル4cへの
高周波電流の給電を止めることができ、また、鍋5a,
5bへの加熱を停止させることもできる。好適である。
【0017】
【発明の効果】第1の発明によれば、複数個の同一特性
を有する被加熱物を同時に同一電力で誘導加熱する場合
において、加熱コイルを複数個直列に接続して1台の高
周波電源によって同時に同一の高周波電力を供給するよ
うにしたため、加熱コイルと同数の高周波電源を用意す
る必要がなく、誘導加熱装置の設置スペースが小さくて
済み、保守点検の作業時間も短縮することができる。
【0018】第2の発明によれば、加熱コイルと高周波
電源との間に変流器を設けたことにより、加熱コイルの
直列数が増加しても、高周波電源の出力電圧を上げなく
ても、加熱コイルの直列数が少ない場合と同様の高周波
電源の出力電圧で、高周波電力が供給できる。第3の発
明によれば、各加熱コイルにスイッチを並列接続したこ
とにより、加熱コイルへの高周波電流をそれぞれ独立し
て遮断することができるため、被加熱物が具えられてい
ない加熱コイルへの高周波電流を遮断することができ、
高周波電源の負担VA(皮相電力)を軽減することがで
きる。また、被加熱物が具えられている加熱コイルであ
っても、高周波電流を遮断することにより被加熱物を取
り除かなくても加熱を停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す構成図
【図2】図1の高周波電源を説明する回路構成図
【図3】この発明の第2の実施例を示す構成図
【図4】この発明の第3の実施例を示す構成図
【図5】従来例を示す構成図
【図6】図5の高周波電源を説明する回路構成図
【符号の説明】
1…商用電源、2…コンバータ、3a〜3c…高周波電
源、4a〜4d…加熱コイル、5a〜5c…鍋、10…
高周波電源、11…変流器、12a〜12c…スイッ
チ、20…高周波電源、30…インバータ主回路、31
…平滑コンデンサ、32,33…トランジスタ、34,
35…ダイオード、36,37…共振コンデンサ、41
…電力演算器、42…電力調節器、43…電流調節器、
44…駆動信号生成回路、51…直流電流検出器、52
…交流電流検出器、P…出力電力設定値、I…出力電流
設定値、Ic…電流検出値。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波電源より出力される高周波電流を加
    熱コイルに流し、1つの加熱コイルにより1つの被加熱
    物を誘導加熱する誘導加熱装置において、 複数の同一特性をもつ加熱コイルを直列に接続し、該加
    熱コイルの直列回路を前記高周波電源に接続したことを
    特徴とする誘導加熱装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の誘導加熱装置において、 前記加熱コイルの直列回路と前記高周波電源との間に変
    流器を設けたことを特徴とする誘導加熱装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の誘導加熱
    装置において、 前記加熱コイルそれぞれに対しスイッチを並列接続した
    ことを特徴とする誘導加熱装置。
JP30842893A 1993-12-09 1993-12-09 誘導加熱装置 Pending JPH07161459A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007066782A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Daihen Corp 電磁誘導加熱調理器
JP2008029191A (ja) * 2006-06-19 2008-02-07 Fuji Electric Systems Co Ltd 高周波電源装置の直流電流検出方法および装置
JP2010073384A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Panasonic Corp 誘導加熱調理器
JP2017093181A (ja) * 2015-11-11 2017-05-25 株式会社ダイヘン 非接触電力伝送システム、および、送電装置

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