JPH07161245A - フラットケーブルの製造方法 - Google Patents

フラットケーブルの製造方法

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JPH07161245A
JPH07161245A JP34167793A JP34167793A JPH07161245A JP H07161245 A JPH07161245 A JP H07161245A JP 34167793 A JP34167793 A JP 34167793A JP 34167793 A JP34167793 A JP 34167793A JP H07161245 A JPH07161245 A JP H07161245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal foil
carrier tape
flat cable
insulating film
residual material
Prior art date
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Pending
Application number
JP34167793A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Takamura
聡 高村
Atsushi Fujisaki
敦 藤崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種電気機器や自動車等の電気配線に使用さ
れるフラットケーブルを効率よく製造する。 【構成】 必要な部分のみに接着剤を塗布したキャリア
テープ1に金属箔2を接着し、この金属箔2にハーフカ
ットを入れ、連続した金属箔残材部4を連続残材巻取ロ
ール5に巻取り除去し、金属箔導体部6の露出面に絶縁
フィルム8を被着したのち、キャリアテープ1を除去
し、キャリアテープ1を除去したあとの金属箔導体部6
の露出面に絶縁フィルム18を被着し、金属箔導体部6を
上下面から被着した絶縁フィルム8,18の連続体9を所定
形状に打抜くフラットケーブル11の製造方法において、
ハーフカット後、絶縁フィルム8を被着するまでの間
に、キャリアテープ1の金属箔貼着面を横方向乃至下方
向に向けてキャリアテープ1上の島状の金属箔残材部12
を重力落下させて除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電気機器や自動車
等の電気配線に使用されるフラットケーブルを効率よく
製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6イ,ロは従来のフラットケーブル製
造法の工程説明図及びその部分斜視図である。必要な部
分のみに接着剤を塗布したキャリアテープ1上に金属箔
2を接着し、前記キャリアテープ1上に接着された金属
箔2を、ハーフカットプレス3により金属箔導体部6と
金属箔残材部17とにハーフカットし、金属箔残材部17は
連続残材巻取ロール5に巻取り除去し、次いで金属箔導
体部6の上面に絶縁フィルム8を被着し、続いて下面の
キャリアテープ1を除去し、代わりに絶縁フィルム18を
被着し、金属箔導体部6の上下面に絶縁フィルム8,18
を被着した連続体9を打抜プレス10により所定形状に打
抜いて製造する。金属箔導体部6下面の絶縁はキャリア
テープ1をそのまま代用することもある。
【0003】前記のキャリアテープの接着剤を塗布する
必要部分とは、金属箔導体部が位置する部分である。接
着剤は、キャリアテープにマスクを被せて金属箔導体部
と同じ形状に塗布する。ハーフカットプレスのプレス位
置はキャリアテープに同期用ポイントを穿孔しておいて
設定する。又ハーフカットとは、金属箔にのみ切れ目を
入れ、下地のキャリアテープには切れ目を入れないカッ
トのことである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ハーフカット後の金属
箔は、通常、導体となる金属箔導体部とその他の連続し
た金属箔残材部に分けられるが、中には図7に示したよ
うに、金属箔導体部6に囲まれた島状の金属箔残材部12
がでる。連続した金属箔残材部4は連続残材巻取ロール
5に巻取って除去するが、島状の金属箔残材部12は、キ
ャリアテープ1上に残る。これを除去するには絶縁フィ
ルム8を被着する前に手で除去するか、或いは最終の打
抜加工後に回収している。前者は人手を要し、後者は屑
転回するのに絶縁フィルム8を剥がす手間を要し、いず
れも生産性を阻害した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような状
況に鑑み鋭意研究を重ねてなされたもので、フラットケ
ーブルを効率よく製造する方法の提供を目的とする。即
ち、本発明は、必要な部分のみに接着剤を塗布したキャ
リアテープに金属箔を接着するA工程、キャリアテープ
上に接着剤により固着された金属箔導体部と金属箔残材
部との境界にハーフカットを入れるB工程、金属箔残材
部のうちの連続した金属箔残材部をロールに巻取り除去
するC工程、金属箔導体部の露出面に絶縁フィルムを被
着するD工程、キャリアテープを除去するE工程、キャ
リアテープを除去したあとの金属箔導体部の露出面に絶
縁フィルムを被着するF工程、金属箔導体部を上下面か
ら被着した絶縁フィルムの連続体を所定形状に打抜くG
工程を順次施すフラットケーブルの製造方法において、
少なくともB工程とD工程の間に金属箔の露出面を横方
向乃至下方向に向けて金属箔残材部の島状部分を重力に
より落下させ除去することを特徴とするものである。
【0006】本発明は、金属箔をハーフカットしたあと
のキャリアテープ上に載った島状の金属箔残材部を、キ
ャリアテープの金属箔を貼着した面を横向き乃至下向き
にして重力により落下させ除去するものである。キャリ
アテープを横向き乃至下向きにするのは、少なくとも、
金属箔にハーフカットを入れてから、最初に絶縁フィル
ムを被着するまでの間に行う。従って、当初からキャリ
アテープの下側に接着剤を塗布し、前記接着剤に金属箔
を貼着し、そのままキャリアテープの向きを変えずに製
造する方法、又はハーフカット後一時的に向きを変える
方法等種々の方法が適用できる。島状の金属箔残材部を
確実に落下させる為に、キャリアテープに振動を付与す
るのが好ましい。
【0007】
【作用】本発明では、キャリアテープ上に載った島状残
材部を、キャリアテープを横向き乃至下向きにして重力
落下させるので、島状金属箔を人手を掛けずに効率よく
除去できる。
【0008】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。 実施例1 図1は本発明方法の実施例を示す工程説明図である。こ
の工程に従って、島状金属箔残材部を有する導体パター
ンのフラットケーブルを製造した。1はキャリアテープ
で、このキャリアテープ1の下面の必要な部分のみに、
図示しない接着剤塗布装置により接着剤を塗布した。こ
の接着剤に金属箔2を貼着し、次いでこの金属箔2をハ
ーフカットプレス3によりハーフカットしたのち、連続
した金属箔残材部4を連続残材巻取ロール5に巻取って
除去した。次に金属箔導体部6の露出面に、絶縁フィル
ム供給ロール7から供給される絶縁フィルム8を被着
し、次にキャリアテープ1を剥取り、その後に別の絶縁
フィルム18を被着した。この金属箔導体部6を絶縁フィ
ルム8,18で被着した連続体9を打抜プレス10で所定形状
に打ち抜いてフラットケーブル11を製造した。島状の金
属箔残材部12はハーフカット後、絶縁フィルム8を被着
するまでの間に落下し除去された。島状の金属箔残材部
12の除去率は99.8%と高いものであった。
【0009】実施例2 実施例1において、図2に示したように、図示しないハ
ーフカットプレスと連続残材巻取ロール5の間に、振動
付与器19を配置してフラットケーブルを製造した。ハー
フカットプレスの後方には振動伝達防止ロールを配置し
て、振動が前記ハーフカットプレスに伝わらないように
した。振動付与器19には、図3〜5に示した3種の振動
付与器を用いた。
【0010】図3に示した第1の実施例を示す振動付与
器29は、ハーフカット後の金属箔2を貼着したキャリア
テープ1を、上下動する一対のロール13, 13’で挟んで
振動させるものである。
【0011】図4に示した第2の実施例を示す振動付与
器39は、ハーフカット後の金属箔2を貼着したキャリア
テープ1をコイルバネ14と断面楕円形のロール15で挟み
前記断面楕円形のロール15を回転させて振動を付与する
ものである。
【0012】図5に示した第3の実施例を示す振動付与
器49は、ハーフカット後の金属箔2を貼着したキャリア
テープ1を、90度の位相差をもって回転する一対の断面
繭型のロール16, 16’で挟み振動を付与するものであ
る。
【0013】上記3種の振動付与器を用いてフラットケ
ーブルを製造したところ、いずれによっても島状の金属
箔残材部12は、連続残材巻取ロール5の手前で全て落下
し除去された。前記3種の振動付与器は、連続残材巻取
ロール5と絶縁フィルム供給ロール7との間に配置して
用いても同様の除去効果が得られた。尚、前述の振動付
与器の他、キャリアテープ1上に載った島状の金属箔残
材部12に振動を付与し得るものであれば、超音波振動発
生器等任意の振動付与器が適用できる。
【0014】
【効果】以上述べたように、本発明によれば、島状の金
属箔残材部が容易に除去され、従ってフラットケーブル
が効率よく製造でき、工業上顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフラットケーブルの製造
工程説明図である。
【図2】本発明で振動付与器を用いた状態を示す斜視説
明図である。
【図3】本発明で用いる振動付与器の第1の実施例を示
す側面図である。
【図4】本発明で用いる振動付与器の第2の実施例を示
す側面図である。
【図5】本発明で用いる振動付与器の第3の実施例を示
す側面図である。
【図6】従来のフラットケーブルの製造工程説明図であ
る。
【図7】ハーフカット後の金属箔の説明図である。
【符号の説明】
1 キャリアテープ 2 金属箔 3 ハーフカットプレス 4 連続した金属箔残材部 5 連続残材巻取ロール 6 金属箔導体部 7 絶縁フィルム供給ロール 8,18 絶縁フィルム 9 金属箔導体部を絶縁フィルムで被着した連
続体 10 打抜プレス 11 フラットケーブル 12 島状の金属箔残材部 13, 13’ 上下動する一対のロール 14 コイルバネ 15 断面楕円形のロール 16, 16’ 断面繭型の一対のロール 17 金属箔残材部 19,29,39,49 振動付与器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必要な部分のみに接着剤を塗布したキャ
    リアテープに金属箔を接着するA工程、キャリアテープ
    上に接着剤により固着された金属箔導体部と金属箔残材
    部との境界にハーフカットを入れるB工程、金属箔残材
    部のうちの連続した金属箔残材部をロールに巻取り除去
    するC工程、金属箔導体部の露出面に絶縁フィルムを被
    着するD工程、キャリアテープを除去するE工程、キャ
    リアテープを除去したあとの金属箔導体部の露出面に絶
    縁フィルムを被着するF工程、金属箔導体部を上下面か
    ら被着した絶縁フィルムの連続体を所定形状に打抜くG
    工程を順次施すフラットケーブルの製造方法において、
    少なくともB工程とD工程の間に金属箔の露出面を横方
    向乃至下方向に向けて金属箔の島状残材部を重力により
    落下させ除去することを特徴とするフラットケーブルの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフラットケーブルの製造
    方法において、B工程とD工程の間で金属箔に振動を付
    与することを特徴とするフラットケーブルの製造方法。
JP34167793A 1993-12-10 1993-12-10 フラットケーブルの製造方法 Pending JPH07161245A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007145084A1 (ja) * 2006-06-16 2007-12-21 Sony Chemical & Information Device Corporation キャリアテープ付きフレキシブルフラットケーブル及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007145084A1 (ja) * 2006-06-16 2007-12-21 Sony Chemical & Information Device Corporation キャリアテープ付きフレキシブルフラットケーブル及びその製造方法
JP2007335296A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Sony Chemical & Information Device Corp キャリアテープ付きフレキシブルフラットケーブル及びその製造方法

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