JPH07160805A - 両面同時読取りの光学文字読取り装置 - Google Patents
両面同時読取りの光学文字読取り装置Info
- Publication number
- JPH07160805A JPH07160805A JP5310234A JP31023493A JPH07160805A JP H07160805 A JPH07160805 A JP H07160805A JP 5310234 A JP5310234 A JP 5310234A JP 31023493 A JP31023493 A JP 31023493A JP H07160805 A JPH07160805 A JP H07160805A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 両面同時読取りにおいて、文字読取り領域の
読取り基準辺を表面と裏面とで変更することにより、カ
ット誤差があっても両面読取りを可能とする両面同時読
取りの光学文字読取り装置の提供。 【構成】 表／裏識別部２は走査部１の帳票イメージの
スキャン開始後、読取り実行面の表裏を識別し、読取り
基準辺選択部３は前記識別された帳票面に対応するメモ
リ６の予め記憶させたカット辺情報から読取り基準辺を
選定し、フォーマット変換部４は前記読取り基準辺情報
とメモリ６の帳票フォーマット設定時の初期読取り基準
辺情報とを比較し、異なれば、読取り基準辺から読取り
領域までの距離を帳票幅で変換して出力し、逆に等しけ
れば、メモリ６の読取り領域の位置情報をそのまま出力
する。文字認識部５はフォーマット変換部４の読取り基
準辺と読取り領域位置の情報を受け、公知技術により帳
票の文字認識を実行する。
読取り基準辺を表面と裏面とで変更することにより、カ
ット誤差があっても両面読取りを可能とする両面同時読
取りの光学文字読取り装置の提供。 【構成】 表／裏識別部２は走査部１の帳票イメージの
スキャン開始後、読取り実行面の表裏を識別し、読取り
基準辺選択部３は前記識別された帳票面に対応するメモ
リ６の予め記憶させたカット辺情報から読取り基準辺を
選定し、フォーマット変換部４は前記読取り基準辺情報
とメモリ６の帳票フォーマット設定時の初期読取り基準
辺情報とを比較し、異なれば、読取り基準辺から読取り
領域までの距離を帳票幅で変換して出力し、逆に等しけ
れば、メモリ６の読取り領域の位置情報をそのまま出力
する。文字認識部５はフォーマット変換部４の読取り基
準辺と読取り領域位置の情報を受け、公知技術により帳
票の文字認識を実行する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光学文字読取り装置に
関し、特にカット誤差のある帳票の両面同時読取りに関
する。
関し、特にカット誤差のある帳票の両面同時読取りに関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来の光学文字読取り装置は、帳票の片
面のみの文字を読取ることが多い。読取り基準辺はでき
る限りカットしないようにする。しかし、もしカットす
る場合には、読取り基準辺の代りにラインマークを帳票
に付加して、装置はラインマークを基準として帳票上の
文字を読取り、カット誤差を補正する。
面のみの文字を読取ることが多い。読取り基準辺はでき
る限りカットしないようにする。しかし、もしカットす
る場合には、読取り基準辺の代りにラインマークを帳票
に付加して、装置はラインマークを基準として帳票上の
文字を読取り、カット誤差を補正する。
【０００３】しかし、両面同時読取りの光学文字読取り
装置においては、例えば帳票の搬送路を挟み、表面、裏
面読取り用の読取り部で両面を読取るか、または片面を
読取った後、帳票を反転させて残る片面を読取るかの方
法が採用されており、カット誤差の補正処置は帳票の表
面および裏面にそれぞれラインマークを付加して帳票上
の文字を読取ることで処理されている。
装置においては、例えば帳票の搬送路を挟み、表面、裏
面読取り用の読取り部で両面を読取るか、または片面を
読取った後、帳票を反転させて残る片面を読取るかの方
法が採用されており、カット誤差の補正処置は帳票の表
面および裏面にそれぞれラインマークを付加して帳票上
の文字を読取ることで処理されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】両面同時読取りの帳票
の例えば右辺をカットする際、帳票の表面および裏面に
それぞれ読取り基準辺を同じ左辺にとることは図２に示
すように不可能であり、カットを必要とする帳票では前
記のようにラインマークを付加して帳票上の文字を読取
ることとなる。しかし、帳票にラインマークを付加する
にはカットのための余裕幅が必要となり、帳票設計上の
制限が増加するという欠点がある。
の例えば右辺をカットする際、帳票の表面および裏面に
それぞれ読取り基準辺を同じ左辺にとることは図２に示
すように不可能であり、カットを必要とする帳票では前
記のようにラインマークを付加して帳票上の文字を読取
ることとなる。しかし、帳票にラインマークを付加する
にはカットのための余裕幅が必要となり、帳票設計上の
制限が増加するという欠点がある。
【０００５】本発明の目的は帳票のカット誤差の補正に
ラインマークを付加することなく、帳票の表面、裏面を
識別して読取り基準辺を選定し、前記読取り基準辺から
読取り領域までの距離を決定する手段を有する両面同時
読取りの光学文字読取り装置を提供することである。
ラインマークを付加することなく、帳票の表面、裏面を
識別して読取り基準辺を選定し、前記読取り基準辺から
読取り領域までの距離を決定する手段を有する両面同時
読取りの光学文字読取り装置を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の両面同時読取り
の光学文字読取り装置は、読取るべき帳票の裁断辺が左
辺か右辺かのカット辺情報と、帳票の読取り領域を示す
フォーマット情報とが予め格納されるメモリ手段と、読
取るべき帳票の現読取面が帳票の表面なのか裏面なのか
を識別する表裏識別手段と、前記識別された表面か裏面
かの情報と、予め設定されている前記帳票のカット辺情
報との組合せから前記帳票の文字読取りの基準となる基
準辺が左辺か右辺かを決定する読取り基準辺情報を判定
する手段と、前記読取り基準辺情報と前記帳票の読取り
領域のフォーマット情報の初期読取り基準辺情報を比較
し、異なる時は前記読取り領域までの距離を帳票幅から
換算して、読取り基準辺からの距離を決定する手段を有
する。
の光学文字読取り装置は、読取るべき帳票の裁断辺が左
辺か右辺かのカット辺情報と、帳票の読取り領域を示す
フォーマット情報とが予め格納されるメモリ手段と、読
取るべき帳票の現読取面が帳票の表面なのか裏面なのか
を識別する表裏識別手段と、前記識別された表面か裏面
かの情報と、予め設定されている前記帳票のカット辺情
報との組合せから前記帳票の文字読取りの基準となる基
準辺が左辺か右辺かを決定する読取り基準辺情報を判定
する手段と、前記読取り基準辺情報と前記帳票の読取り
領域のフォーマット情報の初期読取り基準辺情報を比較
し、異なる時は前記読取り領域までの距離を帳票幅から
換算して、読取り基準辺からの距離を決定する手段を有
する。
【０００７】また、前記表裏識別手段は帳票の表裏にそ
れぞれ彩色されている異なった色を識別する手段を有す
る。
れぞれ彩色されている異なった色を識別する手段を有す
る。
【０００８】また、前記表裏識別手段は帳票の表裏にそ
れぞれ記入されている記号を計数して表裏の決定をする
手段を有する。
れぞれ記入されている記号を計数して表裏の決定をする
手段を有する。
【０００９】
【作用】本発明の両面同時読取りの光学文字読取り装置
は両面に記入された帳票を読取るとき、先ず片面のスキ
ャンで表面か裏面かの何れかを識別し、その表面または
裏面の情報とメモリ上に予め設定されている帳票のカッ
ト辺情報とから、読取り基準辺情報を選定し、読取り基
準辺情報と初期読取り基準辺情報から、読取り領域まで
の距離情報を換算し、帳票の読取り領域までの距離を決
定する。したがって帳票上にラインマークを付加するこ
となく、帳票の文字読取りができる。
は両面に記入された帳票を読取るとき、先ず片面のスキ
ャンで表面か裏面かの何れかを識別し、その表面または
裏面の情報とメモリ上に予め設定されている帳票のカッ
ト辺情報とから、読取り基準辺情報を選定し、読取り基
準辺情報と初期読取り基準辺情報から、読取り領域まで
の距離情報を換算し、帳票の読取り領域までの距離を決
定する。したがって帳票上にラインマークを付加するこ
となく、帳票の文字読取りができる。
【００１０】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図１は本発明の両面同時読取りの光学文字読
取り装置の一実施例の構成を示すブロック図、図２は帳
票表面のカット辺が右辺の場合の読取り面と読取り基準
辺の関係を示す図、図３は文字読取り領域までの距離を
変換する際の読取り基準辺と読取り領域位置との関係を
示す図である。
説明する。図１は本発明の両面同時読取りの光学文字読
取り装置の一実施例の構成を示すブロック図、図２は帳
票表面のカット辺が右辺の場合の読取り面と読取り基準
辺の関係を示す図、図３は文字読取り領域までの距離を
変換する際の読取り基準辺と読取り領域位置との関係を
示す図である。
【００１１】この両面同時読取りの光学文字読取り装置
は走査部１と、表／裏識別部２と、読取り基準辺選択部
３と、フォーマット変換部４と、文字認識部５と、メモ
リ６とからなる。
は走査部１と、表／裏識別部２と、読取り基準辺選択部
３と、フォーマット変換部４と、文字認識部５と、メモ
リ６とからなる。
【００１２】走査部１は帳票イメージのスキャンを実行
する。
する。
【００１３】表／裏識別部２は走査部１からの信号１０
１により起動されると読取り実行面、すなわち帳票の表
面か裏面かを識別し、表面または裏面の情報としてデー
タ２０１を読取り基準辺選択部３に出力する。
１により起動されると読取り実行面、すなわち帳票の表
面か裏面かを識別し、表面または裏面の情報としてデー
タ２０１を読取り基準辺選択部３に出力する。
【００１４】メモリ６には表面および裏面に対応するカ
ット辺情報６０１と読取り領域の位置情報６０２が格納
されている。
ット辺情報６０１と読取り領域の位置情報６０２が格納
されている。
【００１５】読取り基準辺選択部３は表／裏識別部２か
らのデータ２０１により、その識別された表面または裏
面の情報に対応するメモリ６のカット辺情報６０１の反
対辺を読取り基準辺として選定し、フォーマット変換部
４へデータ３０１として出力する。
らのデータ２０１により、その識別された表面または裏
面の情報に対応するメモリ６のカット辺情報６０１の反
対辺を読取り基準辺として選定し、フォーマット変換部
４へデータ３０１として出力する。
【００１６】フォーマット変換部４は読取り基準辺選択
部３からの読取り基準辺のデータ３０１とメモリ６の読
取り領域の位置情報６０２の設定時の初期読取り基準辺
情報（一般には左辺）とを比較し、異なる場合には読取
り領域の位置情報６０２すなわち初期読取り基準辺から
の距離を帳票幅で変換してデータ３０１とともにデータ
４０１として出力する。逆にデータ３０１と初期読取り
基準辺の情報とが等しい場合、フォーマット変換部４は
データ３０１と読取り領域の位置情報６０２をそのまま
データ４０１として出力する。
部３からの読取り基準辺のデータ３０１とメモリ６の読
取り領域の位置情報６０２の設定時の初期読取り基準辺
情報（一般には左辺）とを比較し、異なる場合には読取
り領域の位置情報６０２すなわち初期読取り基準辺から
の距離を帳票幅で変換してデータ３０１とともにデータ
４０１として出力する。逆にデータ３０１と初期読取り
基準辺の情報とが等しい場合、フォーマット変換部４は
データ３０１と読取り領域の位置情報６０２をそのまま
データ４０１として出力する。
【００１７】文字認識部５はフォーマット変換部４より
のデータ４０１すなわち読取り基準辺の情報３０１と読
取り領域の位置情報６０２に従って、読取り領域位置を
決定し、前記光学文字読取り装置の公知技術により帳票
上の文字の認識を実行する。
のデータ４０１すなわち読取り基準辺の情報３０１と読
取り領域の位置情報６０２に従って、読取り領域位置を
決定し、前記光学文字読取り装置の公知技術により帳票
上の文字の認識を実行する。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、帳票の表
面および裏面に対応して読取り基準辺を選定し、読取り
領域の位置情報を変換することにより、帳票にカット誤
差がある場合でもラインマークを付加することなく両面
同時読取りができると言う効果を有する。
面および裏面に対応して読取り基準辺を選定し、読取り
領域の位置情報を変換することにより、帳票にカット誤
差がある場合でもラインマークを付加することなく両面
同時読取りができると言う効果を有する。
【００１９】更に、本発明は帳票の表面と裏面を識別す
ることにより表面と裏面とが混在する場合でも帳票の読
取りが可能である。
ることにより表面と裏面とが混在する場合でも帳票の読
取りが可能である。
【図１】本発明の両面同時読取りの光学文字読取り装置
の一実施例の構成を示すブロック図。
の一実施例の構成を示すブロック図。
【図２】帳票表面のカット辺が右端の場合の読取り面と
読取り基準辺の関係を示す図。
読取り基準辺の関係を示す図。
【図３】読取り領域位置を変換する際の読取り基準辺と
読取り領域位置との関係を示す図。
読取り領域位置との関係を示す図。
１ 走査部 ２ 表／裏識別部 ３ 読取り基準辺選択部 ４ フォーマット変換部 ５ 文字認識部 ６ メモリ １０１ 走査部からの信号 ２０１ 表面または裏面の情報データ ３０１ 選定された読取り基準辺情報データ ４０１ フォーマット変換部からのデータ ６０１ カット辺情報 ６０２ 読取り領域の位置情報
Claims (3)
- 【請求項１】 両面同時読取りの光学文字読取り装置で
あって、 読取るべき帳票の裁断辺が左辺か右辺かのカット辺情報
と、帳票の読取り領域を示すフォーマット情報とが予め
格納されるメモリ手段と、 読取るべき帳票の現読取面が帳票の表面なのか裏面なの
かを識別する表裏識別手段と、 前記識別された表面か裏面かの情報と、予め設定されて
いる前記帳票のカット辺情報との組合せから前記帳票の
文字読取りの基準となる基準辺が左辺か右辺かを決定す
る読取り基準辺情報を判定する手段と、 前記読取り基準辺情報と前記帳票の読取り領域のフォー
マット情報の初期読取り基準辺情報を比較し、異なる時
は前記読取り領域までの距離を帳票幅から換算して、読
取り基準辺からの距離を決定する手段を有する両面同時
読取りの光学文字読取り装置。 - 【請求項２】 前記表裏識別手段が帳票の表裏にそれぞ
れ彩色されている異なった色を識別する手段である請求
項１記載の両面同時読取りの光学文字読取り装置。 - 【請求項３】 前記表裏識別手段が帳票の表裏にそれぞ
れ記入されている記号を計数して表裏の決定をする手段
である請求項１記載の両面同時読取りの光学文字読取り
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5310234A JP2586314B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 両面同時読取りの光学文字読取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5310234A JP2586314B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 両面同時読取りの光学文字読取り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07160805A true JPH07160805A (ja) | 1995-06-23 |
| JP2586314B2 JP2586314B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=18002802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5310234A Expired - Fee Related JP2586314B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 両面同時読取りの光学文字読取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2586314B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100623799B1 (ko) * | 2003-06-04 | 2006-09-19 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 화상 데이터 처리 장치 및 화상 데이터 처리 방법 |
| JP2019139737A (ja) * | 2018-02-08 | 2019-08-22 | セイコーエプソン株式会社 | レシート処理装置、プログラム及びレポートの生産方法 |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP5310234A patent/JP2586314B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100623799B1 (ko) * | 2003-06-04 | 2006-09-19 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 화상 데이터 처리 장치 및 화상 데이터 처리 방법 |
| JP2019139737A (ja) * | 2018-02-08 | 2019-08-22 | セイコーエプソン株式会社 | レシート処理装置、プログラム及びレポートの生産方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2586314B2 (ja) | 1997-02-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205 Year of fee payment: 13 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |