JPH0716054U - ギヤケーシング - Google Patents

ギヤケーシング

Info

Publication number
JPH0716054U
JPH0716054U JP050823U JP5082393U JPH0716054U JP H0716054 U JPH0716054 U JP H0716054U JP 050823 U JP050823 U JP 050823U JP 5082393 U JP5082393 U JP 5082393U JP H0716054 U JPH0716054 U JP H0716054U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
casing
worm
lubricating oil
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP050823U
Other languages
English (en)
Inventor
淳 青木
Original Assignee
青木精密工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 青木精密工業株式会社 filed Critical 青木精密工業株式会社
Priority to JP050823U priority Critical patent/JPH0716054U/ja
Publication of JPH0716054U publication Critical patent/JPH0716054U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ウォームホイールによって掻き上げられる潤滑
油を軸受に効率よく流入するようにしてウォームの軸受
に十分の潤滑油を供給するようにしたギヤケーシングを
提供する。 【構成】ウォームギヤ1の両端を軸受2で支持するよう
にしたケーシング3内の油だめ4に潤滑油5を収容した
ギヤケーシングにおいて、各軸受2を挿嵌する軸受室9
の下部に沿ってケーシング3の内方に突出する油溜り6
を設け、ケーシング3の内壁面3aに沿い、且つ油溜り
6の夫々に向かって下降する傾斜棚7を設け、ウォーム
1aの回転により飛散した潤滑油を内壁面3aを伝って
傾斜棚7に流下し、油溜り6に流入させて軸受2に供給
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ウォームギヤ減速機において、ギヤケーシング内の油だめに収容し た潤滑油を、回転するウォームホイールで掻き上げてウォームの軸受に強制給送 するようにしたギヤケーシングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ウォーム減速機における従来の潤滑方式を図3に示すと、間隔を開けて対向配 設した軸受室29、29内に、テーパローラベアリングによって構成する軸受2 0、20を挿嵌し、これら軸受20、20によってウォーム21の両端を軸支す る。
【0003】 このウォーム21とかみ合うウォームホイール22の下方には油だめ23が設 けてある。油だめ23には、上方の注油口24から注入された潤滑油25の油面 がウォームホイール22の下部までくるように給油してある。この潤滑油25の 給油量はオイルゲージ26で測定する。
【0004】 ウォーム21はモータ軸27と連結され、モータ28の駆動により回転したウ ォーム21に従動してウォームホイール22が回転する。このウォームホイール 22の回転によって潤滑油25が掻き上げられると、潤滑油25はウォーム21 とウォームホイール22のかみ合い部に流入して両者の潤滑を行う。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、軸受20、20は予め封入したグリスで潤滑するほか、ウォーム2 1の回転によって周辺に飛散した潤滑油25のうち、軸受20、20に到達した 分だけがこの軸受20、20の潤滑油として用いられる。
【0006】 しかして、ウォームホイール22の掻き上げに次いでウォーム21の回転によ って周辺に飛散した潤滑油25が、軸受20、20に到達する分量はわずかであ り、従って軸受20の潤滑が十分に行われないという問題点があった。
【0007】 本考案は、ウォームホイールによって掻き上げられる潤滑油を軸受に効率よく 流入するようにして、ウォームの軸受に十分の潤滑油を供給するようにしたギヤ ケーシングを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案のギヤケーシングは、ウォームギヤ1の 両端を軸受2、2で支持するようにしたケーシング3内の油だめ4に潤滑油5を 収容したギヤケーシングにおいて、前記軸受2、2を挿嵌する軸受室9、9の下 部に沿って前記ケーシング3の内方に突出する油溜り6、6を設け、前記ケーシ ング3の内壁面3a、3aに沿い、且つ前記油溜り6、6の夫々に向かって下降 する傾斜棚7、7を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
上記構成において、ウォームホイール1bによって掻き上げられた潤滑油5は 、ウォーム1aとウォームホイール1bとのかみ合い部に流入すると同時に、ウ ォーム1aの回転によってケーシング3の内壁面3aに付着する。
【0010】 このケーシング3の内壁面3aに付着した潤滑油5は、壁面を伝って下方に流 れるが、傾斜棚7の上方の潤滑油5はすべてこの傾斜棚7に流れ落ち、該傾斜棚 7を伝って両側の油溜り6、6に流入し、夫々の軸受2、2の潤滑油として使用 することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0012】 図1は本考案のギヤケーシングをウォーム減速機に適用した縦断面図である。 図2は図1に示すウォーム減速機のギヤケーシングを概略的に示した斜視図であ る。
【0013】 図1に示すウォームギヤ減速機において、ケーシング3内には下方に油だめ4 が設けてあり、その上方には空所を開けて対向する軸受室9、9が設けてある。 両方の軸受室9、9には、軸受2、2としてテーパローラベアリングがその内周 に収嵌してあり、ウォームギヤ1aの支持軸12の両端を両方の軸受2、2の内 周に挿着してある。
【0014】 モータ10側の軸受2の端部は、軸受室9の内周に嵌合させた固定リング11 で支持し、支持軸12とモータ回転軸10aとはキー接合してある。
【0015】 他方の支持軸12はベアリング調整板13で支持し、その外方にて、軸受室9 内周に固定した支持板13aに対してボルト13bを螺合し、その先端をベアリ ング調整板13に当ててボルト13bの締め付け調整により、軸受2の軸方向へ の移動調整を行う。
【0016】 また、ウォームギヤ1aは、その下方に設けられたウォームホイール1bに噛 合してある。油だめ4にはウォームホイール1bの下部に油面が位置するように ゲージ14で測定された潤滑油5が収容されている。
【0017】 ケーシング3内の上方には横穴15が穿設され、その外端をゴム栓15aで閉 塞してあり、横穴15の途中に注油口16が穿設してある。この注油口16には エア抜き孔17a付きの注油栓17が螺合してある。注油口16から供給された 潤滑油5は油だめ4に溜り、ウォームホイール1bの下部に油面が位置するよう にオイルゲージ14で測定するようにしてある。
【0018】 このようなギヤケーシングにおいて、図2に示すように、軸受室9、9の下部 に沿ってケーシング3の内方に突出する油溜り6、6を設ける。
【0019】 この油溜り6、6の形成方法としては、図2に示すように、空所を開けて対向 するケーシング3の両側の軸受室9、9の下端に沿って突出縁6a、6aを形成 しておき、軸受室9、9を穿設するとき、ケーシング3の空所の反対側からこの 空所に向かって穿設し、突出縁6a、6aの内縁を若干削りだしたところでこの 穿設加工を停止すると軸受室9、9の下部に油溜り6、6が形成される。このよ うな油溜り6、6の形成方法は、突出縁6a、6aを予め形成しておけば、軸受 室9、9の穿設加工と同時に行うことができ非常に簡易な作業となる。
【0020】 さらにケーシング3内においてウォーム1aと並設関係にある両側の内壁面3 a、3aに沿って、両方の油溜り6、6に向けて下降する傾斜棚7、7を固設し 、この傾斜棚7、7の下端を両側の油溜り6、6に連繋した状態とする。
【0021】 なお、図1及び図2において紙面の手前側の内壁面3aは、都合上図示してな いが、図2において、紙面の手前側の傾斜棚7の側面7aが片側の内壁面3aと 接することとなる。
【0022】 また、図1及び図2に示した傾斜棚7は、両方の油溜り6、6に向かって下降 する傾斜を有するから、中央で三角状の頂部を有する形状としてあるが、このほ か円弧状に形成してもよい。
【0023】 なお、傾斜棚7の幅は周辺の空所の状況によって許容される範囲で設定すれば よいが、夫々の傾斜棚7の幅が大であるほど潤滑油5を油溜り6に流入すること が可能となる。
【0024】 また、油溜り6、6を突出縁6a、6aに沿って拡張すると(図示省略)、傾 斜棚7、7を伝って流れる潤滑油5を直下で受け入れることが可能となる。
【0025】 上記構成において、ウォームホイール1bによって掻き上げられた潤滑油5は 、ウォームホイール1bとウォーム1aとのかみ合い部に流入すると同時に、ウ ォーム1aの回転によりケーシング3の両側の内壁面3a、3aに衝突する。こ の内壁面3a、3aに付着した潤滑油5は、夫々の壁面を伝って下方に流れるが 、傾斜棚7、7の上方の潤滑油5はすべてこの傾斜棚7、7に流れ落ちて、該傾 斜棚7、7を伝って両側の油溜り6、6に流入する。次いで、潤滑油5は夫々の 油溜り6、6を伝って各軸受室9、9に流入し、両側夫々の軸受2、2の潤滑油 として供給される。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のギヤケーシングによれば、ウォームホイール1 bによって掻き上げられ、ウォーム1aの回転によってケーシング3の内壁面3 a、3aに衝突した潤滑油5は、傾斜棚7、7を伝って両側の油溜り6、6に効 率よく流入するから、単にウォームの回転によって軸受に到達した潤滑油を利用 するだけの従来のものに比べると、軸受2、2に流入する潤滑油5は飛躍的に増 加し、この軸受2、2に十分な量の潤滑油5を供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案のギヤケーシングをウォーム減速
機に適用した縦断面図である。
【図2】図2は図1に示すウォーム減速機のギヤケーシ
ングを概略的に示した斜視図である。
【図3】図3は従来のウォーム減速機におけるギヤケー
シングの断面図である。
【符合の説明】
1…ウォームギヤ、1a…ウォーム、1b…ウォームホ
イール、2…軸受、3…ケーシング、4…油だめ、5…
潤滑油、6…油溜り、7…傾斜棚、9…軸受室、10…
モータ、12…支持軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウォームギヤ1の両端を軸受2、2で支持
    するようにしたケーシング3内の油だめ4に潤滑油5を
    収容したギヤケーシングにおいて、前記軸受2、2を挿
    嵌する軸受室9、9の下部に沿って前記ケーシング3の
    内方に突出する油溜り6、6を設け、前記ケーシング3
    の内壁面3a、3aに沿い、且つ前記油溜り6、6の夫
    々に向かって下降する傾斜棚7、7を設けたことを特徴
    とするギヤケーシング。
JP050823U 1993-08-25 1993-08-25 ギヤケーシング Pending JPH0716054U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP050823U JPH0716054U (ja) 1993-08-25 1993-08-25 ギヤケーシング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP050823U JPH0716054U (ja) 1993-08-25 1993-08-25 ギヤケーシング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0716054U true JPH0716054U (ja) 1995-03-17

Family

ID=12869495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP050823U Pending JPH0716054U (ja) 1993-08-25 1993-08-25 ギヤケーシング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0716054U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5202765B2 (ja) * 2011-06-24 2013-06-05 三菱電機株式会社 減速歯車装置
JP2016040487A (ja) * 2015-12-11 2016-03-24 株式会社リコー 駆動装置及びこれを備えた画像形成装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5520797B2 (ja) * 1973-10-15 1980-06-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5520797B2 (ja) * 1973-10-15 1980-06-05

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5202765B2 (ja) * 2011-06-24 2013-06-05 三菱電機株式会社 減速歯車装置
CN103649574A (zh) * 2011-06-24 2014-03-19 三菱电机株式会社 减速齿轮装置和轴承
US9541162B2 (en) 2011-06-24 2017-01-10 Mitsubishi Electric Corporation Reduction gear unit
JP2016040487A (ja) * 2015-12-11 2016-03-24 株式会社リコー 駆動装置及びこれを備えた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930021916A (ko) 탠덤 액슬 장치용 윤활장치
WO2015106111A1 (en) Vehicle power transfer unit (ptu) with oil feed passage
CN102853064A (zh) 差速器齿轮单元的润滑结构
US2035519A (en) Oil sealed bearing
JP2008168742A (ja) インホイールモータ
CN112108326A (zh) 一种密封圈安装用润滑脂涂抹机
JPH0716054U (ja) ギヤケーシング
JP2015048890A (ja) 車両用差動歯車装置における潤滑構造
CN211107757U (zh) 一种可拆式支重轮
CN208935344U (zh) 一种工程车辆分动箱润滑结构
US1653377A (en) Self-oiling bearing
CN203335810U (zh) 齿轮润滑装置及具有该齿轮润滑装置的回转机构
KR970077898A (ko) 롤링베어링용 밀봉장치
JPH0244959Y2 (ja)
CN205401668U (zh) 一种减速机及其轴承润滑结构
JPH0648012B2 (ja) ユニバ−サルジヨイント
CN220302514U (zh) 防锈蚀中空注油螺杆组件
JPS6014077Y2 (ja) オイルリング式軸受装置
RU2107769C1 (ru) Вибрационный каток
JPH0752975Y2 (ja) ユニバーサルジョイント
JPH0720458U (ja) 差動装置の潤滑構造
CN210499245U (zh) 一种能够有效降低转动阻力的旋转平台
JPH0716056U (ja) ギヤケーシングの注油栓
CN213176752U (zh) 游梁式抽油机用减速器润滑系统
JP2698663B2 (ja) 軸受装置