JPH07160210A - サイン灯用電源装置及びサイン灯用点滅・調光装置 - Google Patents

サイン灯用電源装置及びサイン灯用点滅・調光装置

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JPH07160210A
JPH07160210A JP30783993A JP30783993A JPH07160210A JP H07160210 A JPH07160210 A JP H07160210A JP 30783993 A JP30783993 A JP 30783993A JP 30783993 A JP30783993 A JP 30783993A JP H07160210 A JPH07160210 A JP H07160210A
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Kazuo Fuse
一雄 布施
Makoto Noda
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネオンサインの工事を簡単にする。 【構成】 選択信号発生器44からの選択データにより
搬送波を変調して送信コイル52により磁気信号として
電源装置21内へ供給される。受信コイル39で受信し
た磁気信号は検波され、マイコンよりなる制御部25に
入力され、その選択データが解読され、これに応じて保
持手段33内の複数のパターンデータのうちの1つが選
択されて読みだされ、そのパターンデータによりトライ
アック22がオンオフされ、商用交流電圧がオンオフ制
御され、これに応じてネオン管が点滅される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、商用交流電圧を受電
して変圧器により直接高電圧に変換し、又は、インバー
タによって高周波に変換するとともに変圧器によって高
電圧とし、その高電圧を、その変圧器の二次側に接続さ
れたネオン管やアルゴン管などの放電管に印加して点灯
し、又、その点灯を滅灯したり制御し、、或いは点灯輝
度を徐々に変化させ、いわゆる調光表示をおこなうサイ
ン灯用電源装置、また商用交流電力をパターンデータに
よりスイッチング制御して、その出力を、二次側に放電
管が接続された変圧器へ供給して放電管の点滅・調光に
用いるサイン灯用点滅・調光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に従来のこの種の放電灯の点滅制御
装置、或いは調光装置を示す。商用交流電源11からの
商用交流電圧はドラムスイッチ装置12に供給され、ド
ラムスイッチ装置12は図に示していないがドラム上に
複数の帯状接点が並列に取り付けられ、その帯状接点が
それぞれ長手方向に断続するパターンとして構成され、
このドラムが回転するとその断続パターンに従って商用
交流電圧をオンオフするものであり、即ち、ドラムスイ
ッチ装置12の各スイッチ121 乃至12n がその帯状
接点パターンに従ってオンオフされる。この各スイッチ
121 乃至12nがそれぞれ変圧器、いわゆるネオント
ランス131 乃至13n の各一次側に接続され、変圧器
131 乃至13n の各二次側に高電圧が発生される。こ
の高電圧はこれら変圧器131 乃至13n の二次側に接
続されたネオン管やアルゴン管などの放電管141 乃至
14n を点滅制御する。調光装置においてはドラムスイ
ッチ装置12の替わりにそれぞれのスイッチ121 乃至
12n の部分にサイリスタが設けられ、そのサイリスタ
が商用交流電圧の1サイクル中にオンになる位相角が徐
々に制御されて、それによりネオン管などの放電管14
1 乃至14n の明るさが制御され、その明るさが徐々に
明るくなったり暗くなったり等の制御がおこなわれて調
光表示が行われる。
【0003】或いは、図10に示すように変圧器131
乃至13n の一次側に電源制御器151 乃至15n がそ
れぞれ設けられ、その電源制御器151 乃至15n に対
して商用交流電源11が接続され、又、点滅調光制御器
16がそれぞれ電源制御器151 乃至15n に対し各別
の信号線171 乃至17n で接続され、各電源制御器1
1 乃至15n はその入力された商用交流電圧を、また
入力された点滅、調光制御信号に応じて断続して変圧器
131 乃至13n にそれぞれ供給する。よって変圧器1
1 乃至13n にそれぞれ接続された放電管141 乃至
14n がそれぞれ点滅制御、或いは調光制御される。
【0004】従来のサイン灯用点滅・調光装置18は図
11に示すように、商用交流電源11が入力端子に接続
され、この入力端子は複数に分岐され、それぞれスイッ
チング素子191 〜19n を通じて出力端子に接続さ
れ、各出力端子にネオン変圧器131 〜13n がそれぞ
れ接続される。点滅・調光制御器16の出力側がサイン
灯用点滅・調光装置18内の制御器15に接続され、制
御器15は入力されたパターンデータに従ってスイッチ
ング素子191 〜19n をオンオフ制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9に示した個別配線
によって各変圧器に対して配線を行う場合は、変圧器の
数が多くなるにしたがって膨大な配線を必要とし、工事
に多大な時間を要する問題があった。一方、信号線を別
に設ける図10に示す方式においては、信号線に雑音が
重畳する恐れがあり、その影響を無くす必要があった。
又、信号線を個々に配線するのも電源線ほどではないが
多くの工事を必要とすることになる。
【0006】従来のサイン灯用点滅・調光装置はネオン
塔の近くに分散配置され、各ネオン変圧器、ネオン管の
配線は短くなるが、サイン灯用点滅・調光装置への点滅
・調光パターンデータの伝送距離が比較的長くなり、雑
音の影響を受け易く、またその信号線のための配線を必
要とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のサイン灯用電
源装置によれば、複数のパターンデータを保持するデー
タ保持手段が内蔵され、又、そのデータ保持手段中のパ
ターンデータから選択されたものを読みだして、そのパ
ターンデータに従って変圧器の二次側の電力を制御、つ
まりオンオフ制御、或いは位相角制御(流通位相角制
御)ないし電流制御を行う手段と、外部からの選択信号
によりパターンデータの選択を行う選択手段とが内蔵さ
れている。
【0008】この発明のサイン灯用点滅・調光装置によ
れば、複数のパターンデータがデータ保持手段に保持さ
れ、これらパターンデータの一つが選択されてそのパタ
ーンデータに従って、受電商用交流電力をオンオフする
スイッチング素子が制御され、外部からの選択信号によ
って選択手段で上記パターンデータの選択が行われる。
【0009】上記いずれの装置においても選択手段とし
ては、受電商用交流電力の所定時間以上、所定時間以下
の断と、所定時間以上、所定時間以下の続との少なくと
も一方が検出され、その検出回数が計数され、その計数
値に応じたパターンデータが選出される。あるいは上記
選択手段は受電商用交流電力の断続状態が2値信号に変
換され、その2値信号の所定長における各単位時間ごと
の2値状態が解読され、その結果に応じたパターンデー
タが選出される。
【0010】
【実施例】図1にこの発明によるネオン灯用電源装置の
実施例を示す。この発明による電源装置21はそのケー
ス内に変圧器13が内蔵され、その変圧器13の一次側
はトライアク等の半導体スイッチ素子22を通じて電源
入力端子23a、23bに接続され、変圧器13の二次
側は出力端子24a、24bに接続される。電源装置2
1のケースは変圧器13のケース自体であってもよい。
入力端子23a、23bはスイッチを介して商用交流電
源11に接続され、出力端子24a、24bはネオン管
のような放電管14に接続される。
【0011】電源装置21内には、ワンチップマイコン
より構成された制御部25が設けられ、入力端子23
a、23bにトランス26が接続され、トランス26の
二次側に全波整流器27が接続され、その整流出力はコ
ンデンサ28を充電すると同時に定電圧回路29に供給
され、定電圧回路29の出力側にコンデンサ31が接続
される。そのコンデンサ31の両端電圧、つまり定電圧
回路29の出力は制御部25の動作電源端子に印加され
る。又、定電圧回路29の出力側にリセット回路32が
接続され、商用交流電源電圧が最初に印加された際に、
その立ち上がりを検出して制御部25を初期状態にリセ
ットするように成されている。
【0012】この発明においては、パターンデータを保
持するデータ保持手段33、例えばROMが設けられ、
ROM33には放電管を点滅制御する場合には、点灯を
示すデータとして1が、消灯を示すデータとして0が記
憶される。このデータ保持手段33が一定時間ごとに、
例えば1秒ごとに読みだされ、その読み出し周期を示す
一定時間は、例えばタイマー34を設け、そのタイマー
34がタイマーアウトするごとに読み出しを行い、また
そのタイマー34をリセットする、この例では読みださ
れたデータはインバータ35で極性反転されてラッチ回
路36にラッチされ、ラッチ回路36の出力によってト
ライアック、つまり半導体スイッチ素子22が制御され
る。この例では半導体スイッチ素子22として光トライ
アックを用いた場合であって、そのラッチ回路36の出
力側は発光素子37を通じて定電圧回路29の出力側に
接続され、発光素子37の発光によってフォトトライア
ック22がオンするように構成されている。発光素子3
7とフォトトライアック22はフォトカプラを構成して
いる。従ってデータ保持手段33に保持されているパタ
ーンデータの内容にしたがって放電管14が点滅制御さ
れる。
【0013】データ保持手段33としては読み出し専用
メモリ(ROM)に限らず、電気的に書換え可能である
が、電源が切断されても記憶内容を保持する、例えばE
EPROMを用いてもよく、あるいは記憶を保持する電
源を必要とするRAMを用いてもよい。またデータ保持
手段33内の領域33aに、例えば夏用のパターンデー
タ、領域33bに冬用のパターンデータ、領域33cに
クリスマス用のパターンデータなどと、互いに異なるパ
ターンデータが複数記憶されてあり、外部からその1つ
を選択して、その選択した1つのパターンデータでネオ
ン管を点灯制御するようになされている。このパターン
データの選択は手動で簡単に商用交流電圧を直接オンオ
フ制御して、例えば電磁開閉器によって電源線76をオ
ンオフ制御して作ることが可能である。このため全波整
流器27の一端が抵抗器86、86’を通じて接地さ
れ、その抵抗器86’と並列にコンデンサ87が接続さ
れ、コンデンサ87の両端電圧が制御部25に入力され
る。このコンデンサ87と抵抗器86との時定数を商用
交流電圧の半サイクルに対して充分短く、例えば1ミリ
秒に選定する。制御部25に入力されたコンデンサ87
の両端電圧はAD変換器88でデジタル信号に変換され
る。
【0014】いま、例えば図2Aaに示すように、電源
電圧を投入して適当な時間、例えば10秒程度オンとし
た後、1秒以下で商用交流電圧をオンオフ制御する。電
源装置21側においては、図1中のコンデンサ87を含
む回路の時定数を1秒以上とし、コンデンサ28を含む
回路の時定数をコンデンサ87を含む回路の時定数の1
0乃至20倍よりも大きな値とする。この時、図2Aa
に示した電源電圧が電源装置21に与えられると、コン
デンサ28の電圧が図2Abのようになり、定電圧回路
29が動作し、その出力は図2Acのように定電圧に保
持され、制御部25が十分動作するようになる。つま
り、商用交流電圧がオンオフされても1秒以内程度であ
ればこれに影響されないで制御部25は動作を継続す
る。
【0015】一方コンデンサ87の電圧は図2Adに示
すように商用交流電圧のオンオフに応じてオンオフする
波形となり、この電圧を制御部25に取り込んでAD変
換器88でデジタル信号としてその商用交流電圧のオン
状態、オフ状態を、それぞれ高レベル信号、低レベル信
号として検出すると、図2Aeに示すようなデータが得
られる。
【0016】例えばこの図2Aeに示したような信号が
検出されたとき、制御部25においては図2Bに示すよ
うな処理により選択するパターンデータの番号を求め
る。即ち、先ず商用交流電圧が到来し、電源の立ち上が
りを検出すると(S1 )、その商用交流電圧が継続して
いる時間t1 が5秒以上か否かをチェックし(S2 )、
5秒以下の場合はカウンタをクリアして通常運転モード
に切り替わる(S3 )。一方、電源電圧が立ち上がりが
検出されてから次に断となるまでの時間t1 が5秒以上
の場合は、その断となって次に立ち上がるまでのオフ時
間t2 が0.1秒乃至1秒であるか、つまり正常なオフ
区間かを判定し(S4 )、もしその範囲にあれば、その
オンとなってから次にオフとなるまでのオン期間t3
0.1秒乃至1秒であるか、つまり正常なオン区間かを
判定し(S5 )、これが満足される場合はカウンタを+
1する(S6 )。その後ステップS4 にもどり、次のオ
フ間が0.1乃至1秒以内かどうかのチェックをし、正
常のオフ区間だったらステップS5 において次のオン区
間が0.1乃至1秒であるか、つまり正常なオン区間で
あるかを判定し、正常である場合はカウンタを+1す
る。以下このことを繰り返す。
【0017】ステップS4 において正常なオフ区間でな
く、オフ区間が継続する場合にはステップS3 に移り、
ステップS5 において正常なオン区間でなく、オン区間
が連続する状態ではカウンタの計数値Nが3より大きい
かをチェックし(S7 )、3より大きければそのカウン
タ値N−3の番号のパターンデータからの読み出しを行
うように切り替えてステップS3 に移る(S8 )。ここ
で、カウンタの計数値が3以上とすることは、1回、2
回のオンオフもパターンデータの切替えデータとする
と、誤って1回や2回のオンオフをしてもパターンデー
タの切替えが生じることがないようにするためである。
従って、例えば図2Aeにおいては計数値Nが5とな
り、図1のパターン番号2(5−3=2)の領域33b
に記憶されたパターンデータの読み出しに切り替えられ
る。尚、カウンタの計数値Nが3以下で、しかも信号が
例えば10秒間継続して来ない場合は切替えを止めて、
前のパターンデータの選択をしたまま動作を開始する。
【0018】このように商用交流電圧自体を断続制御し
て選択信号を行う場合に、この断続をその商用交流電圧
と同期して行う例を図3Aに示す。即ち、パターン番号
選択スイッチ44よりのスイッチデータは、例えばマイ
クロコンピュータよりなる断続制御部81に入力され
る。商用交流電源11の電源線76にトランス82が分
岐接続され、そのトランス82の出力が整流器83で全
波整流され、その整流出力が断続制御部81内のA/D
変換器に入力され、デジタル信号に変換される。パター
ン番号選択スイッチ44からの選択信号データが1の場
合は、断続制御部81から商用交流電圧の1サイクルの
期間、これと同期して、例えば1KHzの交流信号が出
力され、パルストランス84を介してパルスとしてトラ
イアック85のゲートに印加される。トライアック85
は電源線76に直列に挿入されている。
【0019】例えば、商用交流電圧が図3Baに示すよ
うな状態においては、その整流器83の出力は図3Bb
に示すようになり、この全波整流電圧の0交差点が断続
制御部81に於いて図3Bcに示すように検出される。
パターン番号選択スイッチ44から入力された選択デー
タが図3Bdに示すような状態において、その高レベル
1で断続制御部81から1KHzのパルスが図3Beに
示すように出力され、低レベル0では1KHzのパルス
は出力されない。この1KHzのパルスによってトライ
アック85が駆動され、この1KHzの断続は入力され
た商用交流電圧と同期し、1Hzを単位として行わ
れ、、従って商用交流電圧の断続出力は図5Bfに示す
ようになる。つまり、パターン番号選択スイッチ44か
らの選択信号データが高レベルの場合は商用交流電圧が
1サイクル出力され、データが低レベル0の場合におい
ては商用交流電圧は出力されない。
【0020】従って図1の電源装置21内の全波整流器
27から、例えば図3Bgに示すように、受電期間は商
用交流電圧の全波整流波形が交流の1サイクルを基準と
して得られ、非受電時は0となり、制御部25でその整
流電圧の存在する期間が高レベルとされ、図3Bhに示
すように2値の選択信号データが再現される。即ち、例
えば50サイクルの電源確認時間のあいだ高レベルが継
続すると、電源確立と判定し、その後に電源電圧0期間
が発生すると、これがスタートビットとして認識されそ
の次からの各1サイクルごとの高レベルか低レベルかが
各1つのデータとして認識され、このような8つのデー
タの次の1サイクルがパリティビット、最後の1サイク
ルがストップビットとして認識される。この場合は8ビ
ットデータとパリティビット及びストップビットとの1
1ビットであり、各1サイクルづつが用いられ、11サ
イクルで1つのデータ分として送られる。この選択信号
データを解読してパターン番号を求め、そのパターンデ
ータをデータ保持手段33から読みだす。なおこの場合
スタートビットは0.5秒以上、かつ1秒以下で発生し
た場合をスタートビットとし、通常のスタートビットの
後の各サイクルは1.05サイクルより短く、0.95
サイクルより長いものをデータとして扱う。このように
各データの1ビットを商用交流電圧の1サイクルとする
ときは、この電源に接続される変圧器13等の磁芯が偏
磁する恐れがない。この点からすると1つのデータは1
サイクルの整数倍の長さとすることもできる。また、後
で述べるインバータ形式の電源装置においては特に1ビ
ットのデータ長を1サイクルの整数倍とする必要はな
い。同一の選択信号データの伝送を複数回、例えば2回
行って2回とも一致したらその選択信号データが示すパ
ターン番号のパターンデータを選択し、もし一致しない
場合においてはその選択信号データを採用しない。実際
のデータ転送に当たっては、受信側電源電圧が動作に十
分な電圧レベルを保つように図1のコンデンサ28の容
量を大きく選ぶとともに、データとデータの間にコンデ
ンサ28の充電時間分の休止時間を設ける。又、データ
は最初にアドレスデータが送信され、続いてパターンデ
ータが送出される。アドレスの一致した受信先のみがデ
ータの取込みを行う。
【0021】選択信号の入力は遠隔地から行う場合のみ
ならず、電源装置21の近くで行ってもよい。例えば図
1に示すように、外部よりの選択信号を磁気結合により
取り込んで(受信して)、その受信選択信号によってパ
ターンデータを選択するようにする。即ち電源装置21
内には磁芯38にコイル39を巻いた受信部が設けら
れ、そのコイル39の出力はダイオード41で検波さ
れ、その時定数回路42で波形が整えられて制御部25
内のAD変換器43に入力される。
【0022】一方、選択信号の発生装置としては、例え
ばマイクロコンピュータを内蔵した選択信号発生器44
に対しキーボード45を操作して所望のパターン番号を
入力し、そのパターン番号を表示部46で表示させて確
認しながら入力する。選択信号発生器44は入力された
パターン番号を図5Bdに示した選択信号データに編集
して出力する。この直列データはゲート47に供給さ
れ、そのゲート47には搬送波発生器48の搬送波信号
が入力され、よってその搬送波信号が選択信号発生器4
4からの直列データ信号の1、0によって断続制御さ
れ、そのゲート47の出力は同調トランス49を通じて
トランジスタ51のベースに与えられてトランジスタ5
1が駆動される。トランジスタ51の出力側、即ちコレ
クタに同調回路が接続される。同調回路の同調コイル5
2は送信コイルであって磁芯53上に巻かれている。
【0023】従ってこの磁芯53に発生した磁力線を受
信コイル39と磁気結合させると、受信コイル39で受
信された信号はダイオード41及び時定数回路42で包
絡線検波が行われ、変調データ、つまり選択信号発生器
44の出力データ信号が得られる。これが制御部25内
に入力され、そのAD変換器43の出力から前述した各
通信フォーマットに応じて、そのスタートビットとスト
ップビットの間における8つのデータを取り出し、これ
を解読してデータ保持手段33から読みだすパターンデ
ータの選択を行う。
【0024】このような磁気結合による書き込みの構造
的例を図4A、Bを参照して説明する。電源装置21の
ケース55の、例えば上板の内面にE字型の磁芯38
が、その3つの脚部の端面側を上板側と接近して配さ
れ、その中心脚部に受信コイル39が巻かれている。ケ
ース55は非磁性材で構成されている。一方、送信側の
磁芯53も同様にE字型に構成され、その中心脚部に送
信コイル52が巻かれている。よって図に示すように、
そのE字型磁芯38と53とをその両脚部の端面をケー
ス55の上板を介して突き合わせるようにすると、互い
に磁気結合する。
【0025】この場合、送信コイル52を含む磁芯53
をキャップ状の取り付け具56内に取り付け、その取り
付け具56をケース55の上部に被せるように嵌合させ
ると、送信コイル52と受信コイル39とが位置決めさ
れて互いに磁気的結合をするようにすると便利である。
或いは、このような取り付け具を付けることなく、図2
Aに示すようにケース55の上面上の受信コイル39の
取り付けられている磁芯の脚部の端面と対向する部分に
コイル位置マーク57を付けておき、このコイル位置マ
ーク57上に送信コイル52が巻かれた磁芯脚部の端面
を配置して送信コイル52と受信コイル39との確実な
磁気結合を簡単に行う構成とすることもできる。
【0026】図4Cに示すように、ケース55にスリッ
ト58を形成し、そのスリット58に送信コイル52を
挿入すると、リング状磁芯38の空隙内に送信コイル5
2が位置し、受信コイル39と磁気結合するようにして
もよい。この場合図4Dに示すように、ケース55に小
さい穴59を形成し、小さな棒状磁芯53を挿入して、
コ字状磁芯38の両脚部間に磁芯53が位置するように
してもよい。図4C及びDに示した構成においては、ケ
ース55を磁性材で形成してもよい。
【0027】電源装置21への選択信号の供給は、先の
磁気結合による他、各種の手段によることもできる。即
ち、例えば図5Aにこれまでの説明と対応する部分に同
一符号を付けて示すように、ゲート47の出力を発光素
子61に供給し、この発光素子61の発生光、又はその
発光素子61自体を、例えばケース55に形成した小さ
な穴を通じてその内部に入れ、パターンデータによって
変調された高周波信号によって発光素子61の光発生が
制御され、その光がケース55内に設けた受光素子62
で受光されて、その光強度に応じた電気信号に変換さ
れ、これが時定数回路63でその包絡が検出されて制御
部25内のAD変換器43に供給される。
【0028】或いは図5Bに示すように、選択信号発生
器44よりの直列データ信号によって送信機64が、例
えば振幅変調されて、電波としてアンテナより送信さ
れ、ケース55に設けられたアンテナで受信され、受信
機65で増幅検波されて、その検波出力がAD変換器4
3に供給される。この場合は、電波による結合であっ
て、かなり離れた箇所からも結合させることが可能であ
る。更に、図5Cに示すように、先の磁気結合における
出力駆動トランジスタ51の出力側に同調トランス67
が接続され、このトランス67の二次側に電極板68が
接続され、ケース55内面に設けた電極板69と近接対
向させて、両電極板68、69を静電的に結合させ、電
極板69の出力が同調トランス71を介して検波用ダイ
オード41に出力されるようにする。このように静電結
合によってデータ信号を供給することも可能である。
【0029】又、図6Aに示すように、搬送波発生器4
8としては音波周波数の発振器を設け、駆動トランジス
タ51に対し、送信コイルの替わりに電気音響変換器、
例えばスピーカー72を接続し、このスピーカー72か
らの音響信号を、ケース55に設けた音響電気変換器、
例えばマイクロホン73により受音し、その出力をダイ
オード41、時定数回路42により検波してAD変換器
43に供給するようにしてもよい。また、図6Bに示す
ように、ゲート47よりの出力を同調トランス49から
増幅器74へ供給し、その増幅出力を同調トランス75
を通じて、商用交流電源11と入力端子23a、23b
との間に接続された電源線76に供給して商用交流電圧
と重畳し、入力端子23a、23bへ伝送し、端子23
a、23b間に接続された同調トランス77によりその
伝送されてきた高周波信号の直列データ信号を取り出し
てダイオード41にて検波するようにしてもよい。この
場合は商用交流電源11へ高周波信号が入力するのを阻
止するチョークコイル78を設け、また同調トランス7
5、77には低周波阻止コンデンサ79が直列に挿入さ
れる。
【0030】上述においては、商用交流電圧を変圧器1
3で直接昇圧したが、一旦高周波信号に変換して高い電
圧を発生するようにするインバータ式の電源装置にもこ
の発明を適用することができる。例えば図7に図1と対
応する部分に同一符号を付けて示すように、入力端子2
3a、23bは全波整流回路91で整流され、更に平滑
回路92で平滑されて直流とされる。この平滑回路92
の一方の出力側が変圧器93の中点に接続されるととも
に、他方の出力側がスイッチング素子94、95を通じ
て変圧器93の両端にそれぞれ接続される。変圧器93
の二次側が出力端子24a、24bに接続される。制御
部25によりスイッチング素子94、95が交互にスイ
ッチングされて変圧器93に、例えば10乃至30KH
zの高周波信号が発生すると共に高い電圧に昇圧されて
出力端子24a、24bに印加される。この場合におい
てはネオン管14に対する点滅制御は、つまりデータ保
持手段33から読みだしたデータによってスイッチング
素子94、95のオンオフ制御を停止したり、スイッチ
ング動作を行わせたりする。つまり読みだしたデータが
1の場合はスイッチング動作を行うが、0の場合はスイ
ッチング動作を中止するように制御部25が動作する。
その他については、先に図1に対応して説明したことを
すべてこの場合にも適用することができる。
【0031】以上のように複数のパターンデータを保持
し、それを選択して利用することはサイン灯用点滅・調
光装置にも適用できる。その例を図8に図11及び図1
と対応する部分に同一符号を付けて示す。つまりこの実
施例では複数パターンデータが記憶されたデータ保持手
段33が設けられ、その1つが選択され、その選択され
たパターンデータが読みだされ、そのパターンデータに
よりスイッチング素子191 〜19n がオンオフ制御さ
れる。従ってこの点滅・調光装置18に変圧器131
13n を介して接続されるネオン管141 〜14n が点
滅制御され、あるいは明るさが制御される。このパター
ンデータの選択は先に図1について述べた各種の手法を
同様に用いることができる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明のサイン灯用
電源装置によれば、点滅・調光パターンデータが記憶さ
れてあり、これを読みだしてサイン灯の点滅・調光制御
が行われ、パターンデータを常時送信する必要がなく、
サイン灯用電源装置を簡単に分散配置することができ
る。しかも、複数のパターンデータが保持され、これら
を例えば季節に応じて切り替えて使用できる。
【0033】またこの発明のサイン灯用点滅・調光装置
には、点滅・調光パターンデータが複数記憶され、その
1つを選択して、それにより出力交流電力をオンオフ、
或いは位相制御され、パターンデータを常時送信する必
要がなく、外来雑音の影響を受け難い。特に電源装置、
点滅・調光装置の何においても、パターンデータの切替
えを遠隔制御で行うようにしたものにおいても、これら
が設置された高所へ登ることなく、簡単にパターンデー
タの切替えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のサイン灯用電源装置の一例を示すブ
ロック図。
【図2】パターンデータの切替えを商用電源電圧の断続
により行う場合で、Aはその動作例を示すタイムチャー
ト、Bは選択信号の検出処理例を示す流れ図である。
【図3】パターンデータの切替えを商用電源電圧の断続
により行う場合で、Aはその断続構成を示す図、Bはそ
の動作例を示すタイムチャートである。
【図4】Aはこの発明の電源装置の外観例を示す斜視
図、Bはその縦断面図、Cはその変形例の一部を示す断
面図、Dは更に他の例の一部を示す断面図である。
【図5】外部より選択信号を供給する他の例を示す接続
図。
【図6】外部より選択信号を供給する更に他の例を示す
接続図。
【図7】この発明を適応したインバータ式電源の例を示
すブロック図。
【図8】この発明によるサイン灯用点滅・調光装置を示
すブロック図。
【図9】従来のネオン管の点灯制御装置を示すブロック
図。
【図10】従来のネオン管の点灯制御の他の例を示す接
続図。
【図11】従来のサイン灯用点滅・調光装置を示すブロ
ック図。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用交流電力を受電し、変圧器により高
    電圧に変換し、上記変圧器の二次側に接続された放電管
    を点灯するサイン灯用電源装置において、 複数のパターンデータを保持するデータ保持手段と、 そのデータ保持手段中の上記パターンデータから選択さ
    れたものに従って上記変圧器の二次側出力電力を制御す
    る手段と、 外部からの選択信号により上記パターンデータの選択を
    行う選択手段と、 が内蔵されていることを特徴とするサイン灯用電源装
    置。
  2. 【請求項2】 商用交流電力を受電し、パターンデータ
    に従って内蔵スイッチング素子を開閉して、上記受電商
    用交流電力を制御して出力し、その電力をサイン灯の点
    滅・調光に用いるサイン灯用点滅・調光装置において、 複数のパターンデータを保持するデータ保持手段と、 そのデータ保持手段中の上記パターンデータから選択さ
    れたものに従って上記受電商用交流電力の制御をさせる
    手段と、 外部からの選択信号により上記パターンデータの選択を
    行う選択手段と、 が内蔵されていることを特徴とするサイン灯用点滅・調
    光装置。
  3. 【請求項3】 上記選択手段は、受電商用交流電力の所
    定時間以上、所定時間以下の断と、所定時間以上、所定
    時間以下の続との少なくとも一方を検出する手段と、 その検出した回数を計数する手段と、 その計数値に応じてパターンデータの選出を行う手段と
    から構成されていることを特徴とする請求項1又は2記
    載の装置。
  4. 【請求項4】 上記選択手段は、受電商用交流電力の断
    続状態を、2値信号に変換する手段と、その2値信号の
    所定長における各単位時間ごとの2値状態を解読してこ
    れに応じたパターンデータの選出を行う手段とよりなる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020045676A (ko) * 2000-12-09 2002-06-20 박영호 색광조절방법과 패턴선택방법과 동작이상유무점검방법 및그 기능들을 갖춘 네온트랜스콘트롤러

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KR20020045676A (ko) * 2000-12-09 2002-06-20 박영호 색광조절방법과 패턴선택방법과 동작이상유무점검방법 및그 기능들을 갖춘 네온트랜스콘트롤러

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