JPH071597Y2 - 伸縮器のロック装置 - Google Patents

伸縮器のロック装置

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JPH071597Y2
JPH071597Y2 JP11748189U JP11748189U JPH071597Y2 JP H071597 Y2 JPH071597 Y2 JP H071597Y2 JP 11748189 U JP11748189 U JP 11748189U JP 11748189 U JP11748189 U JP 11748189U JP H071597 Y2 JPH071597 Y2 JP H071597Y2
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pipe
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shaped
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英也 大関
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日本省機株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えば三脚装置に適用して好適な伸縮器におけ
るロック装置に関する。
〔考案の概要〕
本考案は複数段のパイプ状体が同時に伸縮作動される伸
縮器において、パイプ状体の伸縮スライド動作に伴って
一体的に移動される移動紐材を備え、この移動紐材をロ
ック部材によって押圧して固定することにより、パイプ
状体を所望の伸縮スライド位置でロックするようにした
ものである。
〔従来の技術〕
例えばカメラ用三脚装置においては、その脚部材として
自由な長さに調整可能な伸縮器(脚)が用いられてい
る。
即ちこの伸縮器は、終段に向かって順次小径となる複数
段のパイプ状体を入れ子状に嵌挿して成り、不使用時に
は各段のパイプ状体を収納して収縮状態とし、使用時に
は各段のパイプ状体を引出して伸長状態とする如く構成
されている。
そして、この伸縮器においては、各段のパイプ状体毎に
ロック機構が設けられており、このロック機構によって
各段のパイプ状体が所定の引出し位置においてスライド
不能にロックされることにより、伸縮器は所定の伸長状
態で固定保持されるように成されている。
このような伸縮器においては、各段のパイプ状体毎に収
納/引出し動作を行なうので、伸縮動作に手間を要し、
しかも各段のパイプ状体に夫々ロック機構を設ける必要
があるので、部品点数が多くコスト高になる不具合があ
った。
そこでこの問題を解消するために本出願人は、先に「特
願昭63−237878」において各段のパイプ状体が連動して
同時に伸縮作動されるようにした伸縮器を提案した。
即ちこの伸縮器は、始段と終段を除く各段のパイプ状体
に、その内外両面に沿って連動紐材を装着し、この連動
紐材の一部を前段のパイプ状体に固着すると共に他の一
部を次段のパイプ状体に固着して成り、何れかの段のパ
イプ状体を伸縮スライドさせることにより連動紐材を介
して全段のパイプ状体が連動して伸縮作動し、全体の長
さが所望の長さとなったところでロック機構によって何
れかの段のパイプ状体をロックすることにより、全段の
パイプ状体が同時に固定される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このような伸縮器を例えばカメラ用三脚装置
に適用する場合、カメラを固定支持するための支持台に
始台(1段目)のパイプ状体を連結し、支持台に対して
2段目以降のパイプ状体を伸縮スライドさせて長さを調
整する如く構成する。
この場合、支持台側においてパイプ状体のロック操作を
行なえるようにすると操作性の面で望ましいが、現在あ
る各種ロック機構の中には、このように伸縮器の外部に
おいてパイプ状体をロック操作できるようなものは見当
たらない。
従って本考案は、伸縮器の外部においてパイプ状体のロ
ック操作が行なえ、全段のパイプ状体が同時にロックさ
れるロック装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために本考案は、終段に向って順
次小径となる複数段のパイプ状体を入れ子状に嵌挿し、
各段のパイプ状体を連動紐材で連結して各段のパイプ状
体が同時に伸縮スライドされるように構成された伸縮器
をロックするためのロック装置であって、パイプ状体の
伸縮スライドに伴ってこれと一体的に移動される移動紐
材と、この移動紐材に対し接触/離隔する方向に移動自
在に配されるロック部材と、このロック部材を動作させ
る操作部材とを備えて成るものである。
〔作用〕
このように構成される本考案装置においては、パイプ状
体を伸縮スライドさせると、これに伴って移動紐材が移
動され、伸縮器全体の長さが所望の長さとなったところ
でロック部材を移動紐材に圧接させることにより、移動
紐材が固定され、その結果、隣り合う全てのパイプ状体
が同時にロックされる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
尚、本実施例は、三脚装置に本考案を適用した場合であ
る。
図において(1)は伸縮器(脚)を示し、この伸縮器
(1)は複数段のパイプ状体(2)により成る(本例に
おいては、A,B,Cの3段のパイプ状体(2)のみを図示
してあるが、実際のものはこれより数段多いパイプ状体
で構成される)。
これらのパイプ状体(2)は例えば金属管が用いられ、
始段(1段目A)から終段(3段目C)に向って次第に
その径が小さくなるように形成されており、これを順次
入れ子状に連結してある。つまり、1段目Aのパイプ状
体(2)に2段目Bのパイプ状体(2)がスライド自在
に嵌挿され、さらにこの2段目Bのパイプ状体(2)に
3段目Cのパイプ状体(2)がスライド自在に嵌挿され
ており、2段目B及び3段目Cのパイプ状体(2)を夫
々前段のパイプ状体(2)に対し引出し/収納方向にス
ライドさせることにより、全体の長さが伸長/収縮され
る如く成されている。
また2段目Bのパイプ状体(2)には、その内外両面に
沿って無端ベルト状の連動紐材(2a)が巻装されてお
り、この連動紐材(2a)の一部が1段目Aのパイプ状体
(2)に固着され、また他の一部が3段目Cのパイプ状
体(2)に固着されている。
そして例えば2段目Bのパイプ状体(2)を1段目Aの
パイプ状体(2)に対し伸縮スライドさせることによ
り、この2段目Bのパイプ状体(2)に装着されている
連動紐材(2a)がパイプ状体(2)の内外面に沿って周
回しながらこのパイプ状体(2)と共に移動し、これに
よってこの連動紐材(2a)の一部が固着されている3段
目Cのパイプ状体(2)が伸縮スライドされ、即ち2段
目Bと3段目Cのパイプ状体(2)が同時に伸縮スライ
ドされ、即ち2段目Bと3段目Cのパイプ状体(2)が
同時に伸縮スライドされる如く動作する(このように各
段のパイプ状体が同時に伸縮動作されるようにした伸縮
器は、本出願人が先に「特願昭63−237878」において提
案しているので、詳細についてはそちらを参照された
い)。
尚、この伸縮器(1)には、図示はしないが各段のパイ
プ状体(2)のスライドを一杯の引出し位置で停止させ
るストッパー機構が備えられており、伸長状態でパイプ
状体(2)とパイプ状体(2)の抜け止めが図られる構
造となっている。
一方(3)はカメラ等が固定支持される支持台で、伸縮
器(1)はその始段(1段目A)のパイプ状体(2)が
この支持台(3)に連結支持されている。即ち、1段目
Aのパイプ状体(2)の上端部には連結部材(4)が嵌
合固定されており、この連結部材(4)を枢軸(5)に
よって支持台(3)に対し所定範囲内で回動可能に軸着
してある。尚、1段目Aのパイプ状体(2)は本実施例
のように支持台(3)に対し枢軸を介して回動可能に連
結した構成に限らず、支持台(3)に直接的に固定連結
してもよい。
また、本例図面においては左右二組の伸縮器(1)を図
示してあるが、この伸縮器(1)は実際の三脚装置にお
いては三組、またその他各種の支持脚装置によっては一
本又は三組以上備えられるものである。
そしてこのように支持台(3)に連結支持される各伸縮
器においては、パイプ状体(2)の伸縮スライド動作に
伴ってこれと一体的に移動される移動紐材(6)が備え
られている。
この移動紐材(6)は、両端末部(6a)及び(6b)が2
段目Bのパイプ状体(2)の上端部に取付けられた固定
蓋体(7)に固定されており、この両端末部(6a)と
(6b)の間の部分は、2段目Bのパイプ状体(2)の伸
縮スライド動作と一体的に移動されるべく伸縮器(1)
の内外の所定経路を巡って装着されている。即ち、一端
末部(6a)側の固定部から延びた移動紐材(6)は、通
孔(4a)を介して1段目Aのパイプ状体(2)の外に表
出され、連結部材(4)の周面を通って通孔(4b)を介
して再び1段目Aのパイプ状体(2)の内空部に入り、
さらに1段目Aのパイプ状体(2)と2段目Bのパイプ
状体(2)の隙間部を通った後、1段目Aのパイプ状体
(2)の下端部に設けられた折返し部(8)において折
返されて再びパイプ状体(2)とパイプ状体(2)の隙
間部を通って他端末部(6b)が2段目Bのパイプ状体
(2)の固定蓋体(7)に固定されている。尚、この移
動紐材(6)は、連結部材(4)の周面を通った後、通
孔(4b)を通らずに1段目Aのパイプ状体(2)の外側
面を通って折返し部(8)において折返されるように装
着してもよい。
このように構成することにより、1段目Aのパイプ状体
(2)に対し2段目Bのパイプ状体(2)が伸長方向に
スライドされたときには、移動紐材(6)はその一端末
部(6a)側が下方へ引張られることによってこのパイプ
状体(2)のスライドに伴って移動し、また2段目Bの
パイプ状体(2)が収縮方向にスライドされたときに
は、移動紐材(6)はその他端末部(6b)が上方へ引張
られることによってこのパイプ状体(2)のスライドに
伴って移動される如く動作する。
一方、支持台(3)側には、このパイプ状体(2)の伸
縮スライドに伴って移動される移動紐材(6)を固定す
るためのロック機構が構成されている。
即ち、先ず支持台(3)には、連結部材(4)の内側に
対応してブロック状のロック部材(9)が、移動紐材
(6)に対し接触/離隔するように横方向移動可能に配
されている。尚、(10)及び(11)はこのロック部材
(9)を移動紐材(6)から離隔する方向へ付勢する手
段としての圧縮コイルスプリング及び押圧部材である。
また支持台(3)の中央部には、ロック部材(9)の内
側面部に摺接されるリング(12)が上下方向に移動自在
に配されている。このリング(12)は、ロック部材
(9)に対する摺接面が傾斜している楔形の断面形状を
有しており、これによってこのリング(12)の上下移動
に伴ってロック部材(9)が横方向移動される如く成さ
れている。
さらにこのリング(12)の上方には、操作部材としての
操作レバー(13)が水平方向に回動自在に配設されてい
る。この操作レバー(13)の下端面とリング(12)の上
端面、即ち両者の摺接面はいわゆるラチェット(13
a),(12a)と成されており、操作レバー(13)を回転
させることによってリング(12)が上下移動される構造
となっている。
また操作レバー(13)の上面は支持台(3)に固定され
たワッシャ(14)に摺接支持されており、このワッシャ
(14)と操作レバー(13)の間にはリターンスプリング
としてのねじりコイルスプリング(15)が配され、この
ねじりコイルスプリング(15)の一端はワッシャ(14)
側に、他端は操作レバー(13)側に夫々係止固定させて
あり、このねじりコイルスプリング(15)の偏倚力によ
って操作レバー(13)は、常にリング(12)を押し下げ
る方向に回動付勢されている。
従って通常の状態では、第2図に示す如くロック部材
(9)が移動紐材(6)に接触してこれを押圧している
状態にあり、このため移動紐材(6)は移動不能に固定
され、これによって伸縮器(1)は2段目B以降のパイ
プ状体(2)の伸縮スライドが阻止されたロック状態に
ある。
このロック状態から操作レバー(13)をねじりコイルス
プリング(15)の偏倚力に抗する方向に回動操作するこ
とにより、圧縮コイルスプリング(10)の力によってリ
ング(12)が押し上げられると共にロック部材(9)が
移動紐材(6)から離隔する方向へ移動され、このため
移動紐材(6)は移動自在となり、即ち伸縮器(1)は
2段目B以降のパイプ状体(2)のロックが解除されて
伸縮スライド自在となる(第1図の状態)。
そしてこのロック解除状態において2段目Bのパイプ状
体(2)を伸縮スライドさせると、これと連動して3段
目Cのパイプ状体(2)が伸縮スライドし、伸縮器
(1)全体の長さが所望の長さに設定された後、操作レ
バー(13)から手を離すと、上述した如くしてロック部
材(9)が再び移動紐材(6)を押圧し、このため伸縮
器(1)はその長さでロックされる。
このように本例装置においては、パイプ状体(2)を任
意の伸縮スライド位置で無段階的にロックすることがで
きるので、伸縮器(1)の長さを所望の長さに正確に調
整することができる。そしてこの調整動作では、支持台
(3)側においてパイプ状体(2)のロック操作を行な
うので、実用上操作性が極めて良好である。
尚、本実施例においては本考案を三脚に適用した場合を
示したが、本考案はこの三脚に限ることなく例えば釣竿
やいわゆるマジックハンド等の各種伸縮器において広く
適用可能なものである。
また、各部の構成は以上の実施例が本考案を特定するも
のではなく、実施にあたっては本考案の要旨を逸脱しな
い範囲において種々の変化変更が可能であることは勿論
である。
〔考案の効果〕
以上の如く本考案装置によれば、全ての隣り合うパイプ
状体を同時にロックすることができる。そして本考案を
例えば三脚装置に適用した場合には、支持台側において
パイプ状体のロック操作を行なうことができるので、操
作性が良好となり、円滑な伸縮調整を行なえる効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部縦断面とした側面
図、第2図はそのロック状態を示す要部の縦断面図であ
る。 図中、(1)は伸縮器、(2)はパイプ状体、(6)は
移動紐材、(9)はロック部材、(13)は操作レバーで
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】終段に向って順次小径となる複数段のパイ
    プ状体を入れ子状に嵌挿し、各段のパイプ状体を連動紐
    材で連結して各段のパイプ状体が同時に伸縮スライドさ
    れるように構成された伸縮器をロックするためのロック
    装置であって、 パイプ状体の伸縮スライドに伴ってこれと一体的に移動
    される移動紐材と、 この紐材に対し接触/離隔する方向に移動自在に配され
    るロック部材と、 このロック部材を移動動作させる操作部材とを備え、 上記ロック部材によって上記移動紐材を押圧し固定する
    ことにより上記パイプ状体が任意の伸縮スライド位置で
    ロックされるようにしたことを特徴とする伸縮器のロッ
    ク装置。
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