JPH07159414A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JPH07159414A
JPH07159414A JP30301893A JP30301893A JPH07159414A JP H07159414 A JPH07159414 A JP H07159414A JP 30301893 A JP30301893 A JP 30301893A JP 30301893 A JP30301893 A JP 30301893A JP H07159414 A JPH07159414 A JP H07159414A
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一光 川瀬
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恭子 今井
Kazunari Imai
一成 今井
Jiyunko Momose
潤子 百瀬
Yasushi Nomura
靖 野村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試料液の分析部本体外への飛散を防止すると
ともに操作者による分析部本体の蓋及び操作パネル等の
汚染を防止できる自動分析装置を実現する。 【構成】 カバー開閉判断部110はセンサ19からの
信号に基づきカバー9の開閉状態を判断する。開閉指令
判断部111はカバー9の開閉を指示する足踏みスイッ
チ10、11によりカバーの開閉が指令されたかを判断
する。分析動作開始停止判断部114は分析動作の開始
停止を指示する足踏みスイッチ12、5により分析動作
開始又は停止が指令されたかを判断する。開閉駆動指令
部112は判断部110、111、114からの信号に
基づき、分析動作が停止状態のときのみカバー9の開閉
を指令する。分析動作判断部115はカバー9が閉の状
態のときのみ分析動作の開始を指令する。これにより、
分析動作中にカバー9が開となること、カバー9が開の
状態で分析動作が実行されることが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生物の血液や尿等を分
析する自動分析装置に係り、特に感染性を有する生体試
料の分析に好適な自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医者、検査技師等が血液検査等病原体が
含まれる可能性のある試料を扱う場合に、検査者自身が
試料により感染する可能性がある。特に、生命に重大な
危機をもたらすウイルス性のHIV(ヒト免疫不全ウイ
ルス)やHTLV(ヒトT細胞白血病ウイルス)等を検
査する場合には、取扱いに十分な注意が必要である。生
化学や免疫学における分析装置の自動化により、検査者
が試料容器や分析装置本体に接触する操作の減少化が行
なわれ、装置を媒介とする感染や汚染が抑制されてい
る。
【0003】このような自動化された分析装置、つまり
自動分析装置として、例えば特公平1−47744号公
報に記載された自動分析装置がある。特公平1−477
44号公報に記載された自動分析装置においては、試薬
供給装置の試薬分注用プローブが試薬液内に浸入したこ
とが検知され、プローブの下降運動が停止されて、試薬
液が上記可動プローブ内へ吸入される。そして、プロー
ブが下降停止したときの位置情報と試薬液槽底面の位置
情報とに基づいて該当する試薬液槽内の試薬液の残量が
算出され、表示部に表示される。また、分析動作の起動
・停止等の各種命令の信号は操作者がキーボードやタッ
チスクリーン等の操作パネルを操作することにより分析
動作制御部に供給される。上記公報記載の自動分析装置
にあっては、表示部に試薬液の残量を表示することによ
り複数項目の分析に関わる操作者の試薬管理作業を軽減
することができる。
【0004】他の従来技術として特開平2−42361
号公報に記載された自動分析装置がある。特開平2−4
2361号公報に記載された自動分析装置において、装
置本体の電源とは別の電源により独立して作動する時計
回路及び制御回路を有し、装置本体への電源の供給を開
閉するスイッチ部材を備え、このスイッチ部材は、装置
本体の制御手段により予め設定された時刻に、時計回路
及び制御回路により装置本体への電源の供給を自動的に
ONとする。また、スイッチ部材は、上記装置本体にお
ける所定の分析動作が完了すると、上記制御手段から供
給される完了信号により上記装置本体への電源の供給を
自動的にOFFとするように構成されている。このよう
に、電源を自動的にONとする機能のみならず、動作終
了時に自動的に電源をOFFとする機能により、無人で
装置の起動停止を行なうことができる。
【0005】また、さらに他の従来技術としては、特開
昭62−28669号公報に記載された生化学分析装置
の反応ライン装置がある。特開昭62−28669号公
報に記載された生化学分析装置においては、反応ライン
上に複数の反応容器列が並列に配置され一定方向に間欠
移動される。そして、この反応容器列の上方には、試薬
等の液体を反応容器列に滴下させるための分注ノズルが
配置されている。
【0006】また、この分注ノズルの移動範囲内に位置
する反応容器列の反応容器の口部を覆い得る開閉蓋が設
置される。この開閉蓋は、蓋自動開閉手段により反応ラ
インの作動と同期又は連動し、反応ラインが移動中に開
閉蓋が閉ざされ、反応ラインが停止した際にはこの開閉
蓋が開けられ、分注ノズルから試薬が滴下される。従っ
て、分注ノズルの先端部等に付着した試薬が反応容器列
の移動中に、滴下したとしても反応容器内への浸入が防
止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特公平
1−47744号公報および特開平2−42361号公
報に記載された自動分析装置においては、分析装置本体
を覆っている蓋は分析動作中であっても開閉に制限がな
いために、装置の分析動作中に操作者により誤って蓋が
開けられてしまう恐れがあった。自動分析装置の分析動
作中に蓋が開けられると、液体試料が分析装置外に飛散
してしまう可能性がある。
【0008】また、上記特開昭62−28669号公報
に記載された生化学分析装置の反応ライン装置において
は、試薬の反応容器内への誤滴下は防止されるものの、
分析装置本体を覆う蓋の開閉動作の制限については、何
ら考慮されておらず、上記特公平1−47744号公報
及び特開平2−42361号公報と同様に液体試料が分
析装置外に飛散してしまう可能性がある。
【0009】さらに、上記特公平1−47744号公報
および特開平2−42361号公報に記載された自動分
析装置において、分析開始時に試料を装置にセットする
際及びセットした後と、分析が終了して試料を取り出す
際及び取りだした後とに、分析装置本体を覆う蓋を開閉
するには、操作者の手で開閉しなければならなかった。
この場合、操作者の手は、試料等により汚染されている
可能性があり、この汚染された手で蓋に接触すると、蓋
も汚染される可能性がある。
【0010】また、操作者が試料液を扱った手で接触す
る部位は、上記蓋の他に自動分析装置の、起動・停止等
を指令するキーボード等の操作パネルがある。つまり、
自動分析装置の起動は試料を装置にセットした後に行わ
れるので、試料を扱った手、すなわち汚染されている可
能性のある手で操作パネルに接触し、この操作パネルも
汚染されてしまう可能性があった。このように、蓋や、
操作パネルが汚染されると、この汚染された蓋等に、例
えば、手に創傷を有する操作者が接触し、感染してしま
う恐れがあった。
【0011】そこで、試料を扱う際に、操作者が手袋を
はめて操作することが考えられるが、手袋の着脱が煩雑
であり、かつ外した手袋(試料により汚染されている)
の保管場所の確保が困難であるため、得策ではない。
【0012】本発明の目的は、液体試料を分析する分析
部本体と、この分析部本体を覆う蓋とを有する自動分析
装置において、分析動作中に蓋が開けられることを制限
し、試料液の分析部本体外への飛散を防止するととも
に、操作者による分析部本体の蓋及び操作パネル等の汚
染を防止することができる自動分析装置を実現すること
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次のように構成される。液体試料を分析
する分析部本体と、この分析部本体を覆う蓋とを有する
自動分析装置において、上記蓋の開閉と、分析部本体の
動作の開始と、停止とを示す指令信号を出力するスイッ
チ手段と、上記蓋が開の状態の場合は、スイッチ手段か
らの指令信号に拘らず、分析部本体の動作の開始を禁止
し、分析部本体が動作状態の場合は、スイッチ手段から
の指令信号に拘らず、上記蓋の開動作を禁止する開閉動
作制限手段とを備える。
【0014】好ましくは、上記自動分析装置において、
スイッチ手段は、分析部本体が設置される設置面から4
5センチメートル以内に配置される。
【0015】また、好ましくは、上記自動分析装置にお
いて、動作制御手段は、上記蓋の開閉状態を感知するセ
ンサを有し、このセンサにより蓋が閉じていることを確
認し、かつ停止状態を確認した後に蓋が開く。また、好
ましくは、上記自動分析装置において、スイッチ手段
は、操作面が少なくとも25平方センチメートルの面積
を有する。また、好ましくは、上記自動分析装置におい
て、スイッチ手段は、表面に凹凸加工が施されている。
また、好ましくは、上記自動分析装置において、スイッ
チ手段の表面は、次亜塩素酸により消毒処理できる金属
又は樹脂で形成される。また、好ましくは、上記自動分
析装置において、スイッチ手段は複数の開閉部からな
り、少なくとも2つの開閉部を同時に操作することによ
り、上記蓋の開閉と、分析部本体の動作開始と、停止と
のそれぞれを示す指令信号が出力される。
【0016】
【作用】足踏みスイッチ手段により、分析部本体を覆う
蓋の開が指令される。すると、開閉動作制限手段は、分
析部本体の動作が停止しているか否かを判断する。そし
て、開閉動作制限手段は、分析部本体の動作が停止して
いる場合のみ、上記蓋の開を許可する。また、足踏みス
イッチ手段により、分析部本体の動作開始が指令され
る。すると、開閉動作制限手段は、上記蓋が閉の状態と
なっているか否かを判断する。そして、開閉動作制限手
段は、上記蓋が閉の状態となっている場合のみ、分析部
本体の動作開始を許可する。分析部本体の動作中に、上
記蓋を開ける必要がある場合には、足踏みスイッチ手段
により、分析部本体の動作停止が指令される。そして、
分析部本体の動作が停止されてから、足踏みスイッチ手
段により、蓋の開が指令されると、開閉動作制限手段に
より、蓋の開が許可される。
【0017】これによって、分析部本体の動作中に蓋が
開となること、並びに、蓋が開の状態で分析部本体が動
作されることが防止される。また、操作者は、蓋及び操
作パネル等を手で触れること無しに、蓋の開閉を操作す
る事ができる。
【0018】
【実施例】本発明に基づく実施例を図1〜図9を参照し
て、以下に説明する。図1は本発明の第1実施例である
自動分析装置の要部概略構成図であり、図2は分析部本
体104及びデータ処理部105の全体概略構成図であ
る。まず、図2を用いて、分析部本体104の構成を説
明する。そして、分析部本体104は、試料分注機構5
2と、洗浄水ポンプ53と、試薬分注機構54と、試料
テーブル2と、試薬テーブル8と、反応テーブル31と
を備えている。
【0019】試料テーブル2と、試薬テーブル8と、反
応テーブル31とは、円盤状のテーブルであり、円周上
に複数個の容器が配列され、後述する駆動部103によ
り回動される。試料テーブル2には、分析すべき試料が
収容される容器1からなる普通試料容器列3と、緊急検
査用試料や標準試料が収容される容器からなる特殊試料
容器列4が配置されている。
【0020】また、反応テーブル31には、円周上に複
数個の反応容器32が配列される。そして、これら反応
容器32は、反応テーブル31が回動されることによ
り、1ピッチずつ移送されたり、数ピッチ一度に移送さ
れる。反応容器32は、恒温装置50によって所定温度
に保持される。また、反応容器32に収容された反応液
は所定の位置で撹拌機38によって撹拌される。
【0021】反応テーブル31の中央部には、光源34
が設置され、この光源34からの光束35は反応容器3
2を通過して光度計36に導かれる。そして、光度計3
6に導かれた光束は、光度計36内で回折格子により分
散された後、特定波長の光が光電検出器(図示せず)を
介して検出される。検出された特定波長の光を示す信号
は、光度計36からA/D変換器47、対数変換器4
6、インターフェース55を介して、マイクロコンピュ
ータ56に供給される。
【0022】反応テーブル31の周縁部近辺であり、か
つ光度計36の近辺には、洗浄機構37が配置される。
この洗浄機構37は、吐出管と吸入管とを備え、反応テ
ーブル31が停止すると、反応容器32内にこれらの管
が挿入される。そして、洗浄水ポンプ53により、反応
容器32内の液体が吸入管から吸入される。また、洗浄
水ポンプ53により、洗浄液が吐出管から反応容器32
内へ流入され、洗浄される。
【0023】試薬テーブル8には、複数個の試薬容器4
1が配列される。この試薬容器41には種類や使用期限
等の情報を示すバーコードが付けられており、バーコー
ドリーダー42でその情報が読み取られ、インターフェ
ース55を介してマイクロコンピュータ56に供給され
る。
【0024】サンプリング機構43の試料プローブ20
は、試料テーブル2に配置された試料容器1内に挿入さ
れ、試料液が吸引される。そして、試料液を吸引した試
料プローブ20は、反応テーブル31の反応容器32上
に移動され、この反応容器32内に試料液が吐出され
る。
【0025】また、試薬ピペッティング機構44のプロ
ーブ21は、試薬テーブル8に配置された試薬容器41
内に挿入され、試薬が吸引される。そして、試薬を吸引
したプローブ21は、反応テーブル31の反応容器32
上に移動され、この反応容器32内に試薬が吐出され
る。
【0026】次に、データ処理部105について説明す
る。このデータ処理部105は、A/D変換器47及び
対数変換器46と、インターフェイス55と、プリンタ
17と、CRT57と、スイッチ部101とを有する。
さらに、データ処理部105は、カバー開閉確認センサ
19と、フロッピーディスクドライブ51と、マイクロ
コンピュータ56と、細部操作パネル102とを有す
る。そして、この細部操作パネル102は項目キー及び
テンキーから構成され(図示せず)、オペレータは、検
査伝票に従って患者情報、それに基づいた分析項目、項
目別分析条件等の必要な情報を入力する。この入力情報
は、インターフェース55を介してマイクロコンピュー
タ56に供給される。
【0027】また、光度計36及びバーコードリーダ4
2からの信号が、インターフェイス55を介してマイク
ロコンピュータ56に供給されると、このマイクロコン
ピュータ56は、分析に必要な演算を実行し、分析結果
がメモリに記憶される。この分析結果や統計データは、
CRT57で表示させたり、プリンタ17で印字させ
る。スイッチ部101、細部操作パネル102からマイ
クロコンピュータ56に入力された情報は、マイクロコ
ンピュータ56からインターフェイス55を介してCR
T57に表示される。また、分析結果や統計データはF
DD(フロッピーディスクドライブ)51によってFD
(フロッピーディスク)に保存することもできる。
【0028】次に、図1を用いて、上述した分析部本体
104を収容する箱体6及びその開閉スイッチ部101
について説明する。図1において、箱体6は、前面部、
側面部、後面部、底面部及び上面部つまり、試料カバー
9からなり、この試料カバー9は、蝶番を介して上記後
面部に取り付けられている。また、開閉確認センサ19
が箱体6の前面部又は側面部のカバー9と接触する淵付
近に配置される。この開閉確認センサ19からの信号
は、インターフェイス55を介してマイクロコンピュー
タ56に供給される。このマイクロコンピュータ56
は、カバー開閉判断部110、開閉指令判断部111、
分析動作開始停止判断部114、開閉駆動指令部112
及び分析動作制御部115を機能ブロックとして、備え
ている。
【0029】また、箱体6の下方には、カバー9の開閉
及び分析部本体104の分析動作の開始、停止を指令す
るスイッチ部101が配置される。このスイッチ部10
1は、操作者の足で操作することが可能なように、自動
分析装置の設置面から45センチメートル以内の低い場
所であって、箱体6に近接した位置に配置される。そし
て、このスイッチ部101は、カバー9の開閉を指示す
る開閉指令スイッチ10と、この開閉指令スイッチ10
と同時に操作される開閉補助スイッチ11とを備える。
また、スイッチ部101は、分析部本体104の分析動
作開始及び停止を指令する操作スイッチ5と、この操作
スイッチ5と同時に操作される操作補助スイッチ12と
を備える。これら開閉補助スイッチ11及び操作補助ス
イッチ12は、操作者の誤操作を防止するために、設け
られている。つまり、スイッチ部101は、足踏みスイ
ッチであるため、誤って、例えば開閉指令スイッチ10
を踏んだとしても、それだけでは、カバー開の指令と
は、認識されない構成となっている。
【0030】図3は、上記スイッチ部101の概略構成
図である。図3において、操作スイッチ5は、スタート
スイッチ13と、ストップスイッチ14と、緊急スター
トスイッチ15とからなる。また、各スイッチの操作表
面は滑りにくい凹凸加工が施され、また材質は、ABS
樹脂が用いられる。これは、ABS樹脂であれば、スイ
ッチ表面が汚染された場合には、次亜塩素酸で消毒が容
易であるからである。
【0031】さて、図1において、開閉確認センサ19
からの出力信号は、インターフェース55を介して、カ
バー開閉判断部110に供給される。また、開閉指令ス
イッチ10及び開閉補助スイッチ11からの開閉指令信
号は、インターフェース55を介して開閉指令判断部1
11に供給される。また、操作スイッチ5からの操作指
令信号は、インターフェース55を介して、分析動作開
始停止判断部114に供給される。
【0032】カバー開閉判断部110からは、カバー9
の開閉状態を示す信号が開閉駆動指令部112に供給さ
れ、開閉指令判断部111からは、カバー開が指令され
たか、閉が指令されたかを示す信号が、開閉駆動指令部
112に供給される。また、分析動作開始停止判断部1
14からは、分析部本体104の分析動作の開始が指令
されたか、停止が指令されたかを示す信号が、開閉駆動
指令部112及び分析動作制御部115に供給される。
開閉駆動指令部112は、供給された信号からカバー9
を開閉駆動する駆動部103及び後述する切り換え機構
113に、インターフェース55を介して、駆動指令信
号を供給する。
【0033】分析動作制御部115は、分析動作開始停
止判断部114及び開閉駆動指令部112からの信号に
基づいて、分析部本体104の動作を制御する制御信号
をインターフェース55を介して、分析部本体104に
供給する。さて、次に、開閉駆動指令部112からの駆
動指令信号によって、動作される駆動部103及び切り
換え機構113について説明する。図4は、駆動部10
3及び切り換え機構113の概略上面図であり、図5
は、駆動部103及び切り換え機構113の概略側面図
である。図4及び図5において、駆動部103は、メイ
ンステッピングモータM1とメインピニオンギア61と
からなり、このメインピニオンギア61は、メインステ
ッピングモータM1のシャフトに取り付けられている。
また、メインステッピングモータM1は、開閉駆動指令
部112からの指令信号及び分析動作制御部115から
の指令信号により動作開始及び停止が制御される。
【0034】切り換え機構113は、ステッピングモー
タM2と、このステッピングモータM2のシャフトに取
り付けられたピニオンギア64と、このピニオンギア6
4と噛み合う扇形ギア72とを備える。また、切り換え
機構113は、メインピニオンギア61と噛み合うスイ
ングギア62を備えており、このスイングギア62は、
スイングアーム63により、扇形ギア72に連結されて
いる。そして、スイングアーム63の中央部は、シャフ
トにより、回動可能に支持されている。
【0035】そして、開閉駆動指令部112から、分析
動作の開始が指令されると、モータM2が回転し、扇形
ギア72が移動し、スイングギア62が移動して、ディ
スク回転用ギア65と噛み合う(実線図示)。また、開
閉駆動指令部112から、カバー9の開又は閉が指令さ
れると、モータM2が回転し、スイングギア62が移動
して、カバー開閉用ギア66と噛み合う(破線図示)。
このカバー開閉用ギア66のシャフトの延長部には、第
1ベベルギア67が取り付られている。この第1ベベル
ギア67は、第2ベベルギア68と噛み合っている。そ
して、この第2ベベルギア68のシャフトには、クラン
ク69が取付られており、クランク69の端部には、コ
ンロッド70が取り付けられている。このコンロッド7
0はカバー9に取り付けられており、このコンロッド7
0の往復運動によりカバー9が開閉する。そして、カバ
ー開閉用ギア66、ベベルギア67、68、クランク6
9、コンロッド70により、カバー開閉機構71が構成
される。
【0036】上記構成の駆動部103及び切り換え機構
113において、ディスク回転用ギア65と噛み合って
いたスイングギア62が、カバー開閉用ギア66側へ移
動した後に、再びディスク回転用ギア65に戻る場合、
ギアの噛み合わせが移動前とずれると、反応ディスク等
の回転角にズレが生じる可能性がある。そこで、ギア6
5及び66にロック機構又は回転防止機構(図示せず)
を配置し、スイングギア62と噛み合っていないギアの
回転を防止する。そして、スイングギア62が移動中に
は、メインピニオンギア61は、完全に停止状態となっ
ているように、モータM1は、開閉動作指令部112に
より制御される。
【0037】また、スイングギア62とギア65とが噛
み合った状態で、メインピニオンギア61が回転すると
(定常状態)、ギアの面圧によりスイングギア62が、
ギア65から離れてしまうことも考えられる。このた
め、定常状態においては、スイングアーム63が移動し
ないように、移動停止機構(図示せず)を設ける。ま
た、定常状態においては、開閉駆動指令部112は、モ
ータM2が完全に停止するように、モータM2を制御す
る。なお、上記移動停止機構は、ギア72又はギア64
と噛み合い、これらの回転を阻止するギア等により、構
成することができる。
【0038】次に、本発明の第1実施例の動作について
説明する。まず、初めに操作者は、検査伝票に従って患
者情報、それに基づく分析項目、項目別分析条件などの
必要な情報を細部操作パネル102を用いて、マイクロ
コンピュータ56に入力する。
【0039】続いて、操作者は、分析部本体104のカ
バー9を開ける。この場合、操作者は、開閉補助スイッ
チ11を踏みながら開閉スイッチ10を足で踏む。そし
て、カバー9を閉じるときには、上述と同様に、開閉補
助スイッチ11を踏みながら開閉スイッチ10を足で踏
む。つまり、スイッチ10、11を操作すると、試料カ
バー9が閉じている場合は、カバー9は開となり、カバ
ー9が開いているときは、閉となる。ただし、後述する
ように、分析部本体104が動作中には、カバー9は開
とはならない。
【0040】操作者が、分析部本体104の分析動作を
開始させるには、操作補助スイッチ12を踏みながらス
タートスイッチ13を足で踏む。また、分析動作を停止
させたいときは操作補助スイッチ12を踏みながらスト
ップスイッチ14を足で踏む。ただし、後述するよう
に、カバー9が開の状態の場合には、分析部本体104
は動作されない。また、通常試料の分析中に、緊急試料
を分析動作を分析中に始めるには、操作補助スイッチ1
2を踏みながら緊急スタートスイッチ15を足で踏み、
緊急試料の分析の操作を行う。
【0041】図6は上記第1実施例の動作フローチャー
トである。ステップ200において、開閉指令判断部1
11は、開閉補助スイッチ11が踏まれているか否かを
判断し、スイッチ11が踏まれている場合には、ステッ
プ201に進み、開閉スイッチ10が踏まれているか否
かを判定する。開閉スイッチ10が踏まれている場合に
は、ステップ202に進み、開閉駆動指令部112は、
分析動作開始停止判断部114からの信号に基づいて、
装置が停止しているか否か、つまり、分析部本体104
が動作しているか否かを判断する。装置が停止していな
ければ、ステップ200に戻る。装置が停止していれ
ば、ステップ203に進む。そして、ステップ203に
おいて、開閉駆動指令部112は、カバー9を開とさせ
る。この状態で、操作者が試料液等を分析部本体104
にセットする。
【0042】次に、ステップ204において、開閉指令
判断部111は、スイッチ11が踏まれているか否かを
判断し、踏まれている場合には、ステップ205に進
む。そして、ステップ205において、開閉判断部11
1は、スイッチ10が踏まれているか否かを判断し、踏
まれている場合は、ステップ206に進む。このステッ
プ206において、カバー開閉判断部110は、カバー
9が開か否かを判断する。そして、カバー9が開となっ
ていれば、それを示す信号を開閉駆動指令部112に供
給する。すると、ステップ207において、開閉駆動指
令部112により、カバー9の閉が指令され、カバー9
が閉とされる。
【0043】次に、ステップ208において、分析動作
開始停止判断部114は、補助スイッチ12が踏まれて
いるか否かを判断し、踏まれている場合には、ステップ
209に進み、スタートスイッチ13が踏まれているか
否かを判断する。スタートスイッチ13が踏まれている
場合には、分析動作開始停止判断部114は、それを示
す信号を開閉駆動指令部112及び分析動作制御部11
5に供給する。次に、ステップ210において、開閉駆
動指令部112は、カバー9が閉となっているか否かを
判断する。開閉駆動指令部112は、カバー9が閉じて
いれば、それを示す信号を分析動作制御部115に供給
する。すると、分析動作制御部115は、ステップ21
1において、分析部本体104の分析動作を制御する。
これによって、試料の分析が実行される。
【0044】次に、212において、分析動作開始停止
判断部114は、補助スイッチ12が踏まれているか否
かを判断し、踏まれていなければ、ステップ216に進
む。そして、ステップ216において、分析動作制御部
115は、分析が終了したか否かを判断し、終了してい
れば、ステップ217に進み、分析部本体104の動作
を停止させる。ステップ216において、分析動作が終
了していなければ、ステップ212に戻る。
【0045】また、ステップ212において、分析動作
開始停止判断部114は、補助スイッチ12が踏まれて
いれば、ステップ213に進み、緊急スイッチ15が踏
まれているか否かを判断する。緊急スイッチ15がオン
となっていれば、ステップ214に進み、後述する緊急
動作が実行される。ステップ212において、緊急スイ
ッチ15がオンとなっていなければ、ステップ215に
進み、停止スイッチ14が踏まれているか否かを判断す
る。そして、緊急スイッチ14が踏まれていなければ、
ステップ212に戻る。ステップ215において、スイ
ッチ14が踏まれていれば、ステップ217に進み、分
析部本体104の動作が停止される。
【0046】次に、218において、開閉指令判断部1
11は、スイッチ11が踏まれているか否かを判断し、
踏まれていれば、ステップ219に進む。このステップ
219において、カバー開閉判断部110は、スイッチ
10が踏まれているか否かを判断し、踏まれていれば、
ステップ220に進む。このステップ220において
は、開閉駆動指令部112が分析部本体104の動作が
停止しているか否かを判断する。動作が停止していれ
ば、ステップ221に進み、開閉駆動指令部112によ
り、カバー9が開とされる。この状態において、操作者
は、分析が終了した試料液等を分析部本体104から外
部へ移動させる。
【0047】続いて、ステップ222において、開閉指
令判断部111は、スイッチ11が踏まれているか否か
を判断し、踏まれていれば、ステップ223に進む。こ
のステップ223において、スイッチ10が踏まれてい
るか否かを判断する。スイッチ10が踏まれていれば、
ステップ224に進み、カバー開閉判断部110がカバ
ー9が開いているか否かを判断する。カバー9が開いて
いれば、ステップ225に進み、カバー9を閉とする動
作が実行される。
【0048】さて、上述した分析動作実行中に、緊急に
分析しなければならない試料が生じる場合がある。この
場合には、操作者は補助スイッチ12を踏みながら、緊
急スイッチ15を踏む。すると、分析動作開始停止判断
部114は、ステップ213において、緊急スイッチ1
5が踏まれていることを判断する。そして、処理は、ス
テップ214に進む。
【0049】図7は、緊急動作の動作フローチャートで
ある。図7のステップ300において、分析動作制御部
115が分析部本体104の動作が停止しているか否か
を判断し、停止していれば、ステップ301に進む。こ
のステップ301において、開閉指令判断部111は、
開閉補助スイッチ11が踏まれているか否かを判断し、
スイッチ11が踏まれている場合には、ステップ302
に進み、開閉スイッチ10が踏まれているか否かを判定
する。開閉スイッチ10が踏まれている場合には、ステ
ップ303に進み、開閉駆動指令部112は、分析動作
開始停止判断部114からの信号に基づいて、分析部本
体104が動作しているか否かを判断する。装置が停止
していなければ、ステップ200に戻る。装置が停止し
ていれば、ステップ304に進み、開閉駆動指令部11
2は、カバー9を開とさせる。この状態において、操作
者は、分析部本体104に緊急に分析する試料等をセッ
トする。
【0050】次に、ステップ305において、開閉指令
判断部111は、スイッチ11が踏まれているか否かを
判断し、踏まれている場合には、ステップ306に進
む。そして、ステップ306において、開閉判断部11
1は、スイッチ10が踏まれているか否かを判断し、踏
まれている場合は、ステップ307に進む。このステッ
プ307において、カバー開閉判断部110は、カバー
9が開か否かを判断する。そして、カバー9が開となっ
ていれば、それを示す信号を開閉駆動指令部112に供
給する。すると、ステップ308において、開閉駆動指
令部112により、カバー9の閉が指令され、カバー9
が閉とされる。
【0051】次に、ステップ309において、分析動作
開始停止判断部114は、補助スイッチ12が踏まれて
いるか否かを判断し、踏まれている場合には、ステップ
310に進み、スタートスイッチ13が踏まれているか
否かを判断する。スタートスイッチ13が踏まれている
場合には、分析動作開始停止判断部114は、それを示
す信号を開閉駆動指令部112及び分析動作制御部11
5に供給する。次に、ステップ311において、開閉駆
動指令部112は、カバー9が閉となっているか否かを
判断する。開閉駆動指令部112は、カバー9が閉じて
いれば、それを示す信号を分析動作制御部115に供給
する。すると、分析動作制御部115は、ステップ31
2において、分析部本体104の分析動作を開始させ、
その動作を制御する。これによって、緊急試料の分析が
実行される。
【0052】そして、ステップ313において、分析動
作制御部115は、緊急試料の分析が終了したか否かを
判断し、分析が終了すれば、ステップ314に進み、分
析部本体104の動作を停止させる。続いて、処理はス
テップ200に戻る。この場合、中断していた試料の分
析が再開される。
【0053】以上のように、本発明の第1実施例によれ
ば、分析部本体104のカバー9が開の状態において
は、分析部本体104が動作することが禁止される。ま
た、分析部104が動作中には、カバー9が開となるこ
とが禁止され、分析部本体104の動作が停止した状態
でなければ、カバー9は開とされない。さらに、カバー
9の開閉及び分析部本体104の動作開始及び停止は、
足踏みスイッチ部101により、操作される。したがっ
て、試料液の分析部本体外への飛散を防止するととも
に、操作者による分析部本体の蓋及び操作パネル等の汚
染を防止可能な自動分析装置を実現することができる。
【0054】さらに、足踏みスイッチ部101は、補助
スイッチ11又は12を踏みながら、指令スイッチ10
又は13、14を踏むことにより、カバー9の開閉及び
分析動作開始停止が指令される。これによって、操作者
等のスイッチ誤操作による誤作動が防止される。つま
り、操作者が誤って、例えば、指令スイッチ10のみを
踏んでも、カバー開閉指令とは認識されない。
【0055】なお、上述した例においては、切り換え機
構113により、駆動部103がディスク回転ギア65
を駆動するか、カバー開閉用ギア66を駆動するかを切
り換えるように構成したが、ディスク回転用ギア65及
びカバー回転用ギア66それぞれに駆動部を配置しても
よい。
【0056】また、上述した例は、分析が終了したら、
カバー9を開とした後に、常にカバー9を閉とする例で
あるが、分析が終了したら、カバー9を開とした状態の
ままであってもよい。つまり、図6のフローチャートに
おいて、動作をステップ204から開始し、ステップ2
21で終了するように構成してもよい。
【0057】さらに、上述した例は、カバー9の開閉動
作及び分析部本体104の動作開始停止の判断をマイク
ロコンピュータ56が実行するように構成したが、マイ
クロコンピュータ56とは別に、カバー9の開閉動作及
び分析部本体104の動作開始停止の判断専用の回路を
設ける構成とすることもできる。
【0058】図8は、本発明の第2実施例の要部構成図
であり、上述した判断専用回路500の回路図である。
この判断専用回路以外の構成は、第1実施例と同様であ
るので、図示は省略する。
【0059】図8において、カバー開閉スイッチ10か
らのカバー開スイッチ信号120は、NOT回路400
を介してNAND回路406の入力端子に供給される。
マイクロコンピュータ56から、装置起動状態信号12
1(分析部本体動作状態を示す信号)が出力され、この
起動状態信号121は、NOT回路401と、NOT回
路403と、NAND回路439の入力端子に供給され
る。
【0060】NOT回路401の出力信号は、NOT回
路402を介して、NAND回路406の入力端子に供
給される。また、NOT回路401の出力信号は、NO
T回路414を介してNAND回路416の入力端子に
供給される。NOT回路403の出力信号は、NAND
回路404の入力端子と、NAND回路429の入力端
子とに供給される。
【0061】開閉補助スイッチ11および操作補助スイ
ッチ12からの補助スイッチ信号122は、NAND回
路404の入力端子と、NOT回路432を介してNA
ND回路435の入力端子に供給される。そして、NA
ND回路404の出力信号は、NOT回路405を介し
て、NAND回路406の入力端子に供給される。ま
た、NAND回路404の出力信号は、NOT回路41
3を介してNAND回路416の入力端子に供給される
とともに、NOT回路422を介して、NAND回路4
25の入力端子に供給される。また、開閉確認センサ1
9からのカバー開閉状態信号123は、NOT回路41
1を介して、NAND回路410の入力端子に供給され
る。さらに、カバー開閉状態信号123は、NOT回路
411及び423を介して、NAND回路425の入力
端子に供給される。また、カバー開閉状態信号123
は、NOT回路411及び431を介して、NAND回
路435の入力端子に供給される。また、カバー開閉状
態信号123は、NAND回路420の入力端子に供給
される。
【0062】開閉指令スイッチ10からのカバー閉スイ
ッチ信号124は、NOT回路415を介して、NAN
D回路416の入力端子に供給される。また、スタート
スイッチ13からの起動スイッチ信号125は、NOT
回路424を介して、NAND回路425の入力端子に
供給される。ストップスイッチ14からの停止スイッチ
信号126は、NOR回路433及びNOT回路434
を介して、NAND回路435の入力端子に供給され
る。
【0063】また、マイクロコンピュータ56からの分
析終了信号127は、NOR回路433及びNOT回路
434を介して、NAND回路435の入力端子に供給
される。なお、クロック信号128は、フリップフロッ
プ回路412、421、430、440のクロック端子
に供給される。と、フリップフロップ回路421のクロ
ック端子と、フリップフロップ回路430のクロック端
子と、フリップフロップ回路440のクロック端子とに
供給される。
【0064】さて、NAND回路406の出力信号は、
NOR回路407及びNAND回路410を介して、フ
リップフロップ回路412のデータ端子に供給される。
このフリップフロップ回路412の出力信号は、NOT
回路408及び409を介して、NAND回路406の
入力端子に供給されるとともに、NOR回路407の入
力端子に供給される。上記フリップフロップ回路412
の出力信号が、カバー開信号130となる。
【0065】また、NAND回路416の出力信号は、
NOR回路417及びNAND回路420を介して、フ
リップフロップ回路421のデータ端子に供給される。
このフリップフロップ回路421の出力信号は、NOT
回路418及び419を介して、NAND回路416の
入力端子に供給されるとともに、NOR回路417の入
力端子に供給される。上記フリップフロップ回路421
の出力信号が、カバー閉信号131となる。
【0066】また、NAND回路425の出力信号は、
NOR回路426及びNAND回路429を介して、フ
リップフロップ回路430のデータ端子に供給される。
このフリップフロップ回路430の出力信号は、NOT
回路427及び428を介して、NAND回路425の
入力端子に供給されるとともに、NOR回路426の入
力端子に供給される。上記フリップフロップ回路421
の出力信号が、分析部本体104の分析動作を開始させ
る分析起動信号132となる。
【0067】また、NAND回路435の出力信号は、
NOR回路436及びNAND回路439を介して、フ
リップフロップ回路440のデータ端子に供給される。
このフリップフロップ回路440の出力信号は、NOT
回路437及び438を介して、NAND回路435の
入力端子に供給されるとともに、NOR回路436の入
力端子に供給される。上記フリップフロップ回路440
の出力信号が、分析部本体104の分析動作を停止させ
る分析停止信号133となる。
【0068】上述した本発明の第2実施例においても、
第1実施例と同様に、分析部本体104のカバー9が開
の状態においては、分析部本体104が動作することが
禁止される。また、分析部104が動作中には、カバー
9が開となることが禁止され、分析部本体104の動作
が停止した状態でなければ、カバー9は開とされない。
さらに、カバー9の開閉及び分析部本体104の動作開
始及び停止は、足踏みスイッチ101により、操作され
る。したがって、試料液の分析部本体外への飛散を防止
するとともに、操作者による分析部本体の蓋及び操作パ
ネル等の汚染を防止可能な自動分析装置を実現すること
ができる。
【0069】なお、図1の例においては、スイッチ部1
01は、箱体6に近接して配置されているが、図9に示
すように、箱体6と分離して配置してもよい。また、卓
上型の自動分析装置の場合は、分析部本体104及びデ
ータ処理部105を卓上に配置し、スイッチ部101を
床面に配置する。この場合、カバー9の開閉及び分析動
作の開始停止指令は、スイッチ部101からケーブルを
介してデータ処理部に伝達される。
【0070】また、スイッチ部101は、操作者の足に
より操作されるため、良好な操作性を確保する必要があ
る。このため、操作スイッチ部101の各スイッチの操
作面積は、約25平方センチメートルとすることが好ま
しい。
【0071】また、上述した例において、スイッチ10
〜15の操作表面をABS樹脂としたが、操作表面は、
ABS樹脂に限らず、次亜塩素酸で消毒が可能な他の樹
脂であってもよい。さらに、スイッチ10〜15の操作
表面を金属としてもよい。
【0072】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下のような効果がある。液体試料を分析
する分析部本体と、この分析部本体を覆う蓋とを有する
自動分析装置において、蓋の開閉と、分析部本体の動作
の開始と、停止とを示す指令信号を出力する足踏みスイ
ッチ手段と、蓋が開の状態の場合はスイッチ手段からの
指令信号に拘らず、分析部本体の動作の開始を制限し、
分析部本体が動作状態の場合は、スイッチ手段からの指
令信号に拘らず、蓋の開動作を制限する開閉動作制限手
段とを備える。これにより、分析動作中に蓋が開となる
こと、並びに、蓋が開の状態で分析動作が開始されるこ
とが防止される。また、足踏みスイッチにより、操作者
は、蓋及び操作パネル等に手を触れること無く、蓋の開
閉を指令知ることができる。したがって、試料液の自動
分析装置本体外への飛散を防止するとともに、操作者に
よる分析部本体の蓋及び操作パネル等の汚染を防止する
ことができる自動分析装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である自動分析装置の要部
概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施例である自動分析装置の全体
概略構成図である。
【図3】スイッチ部の構成例を示す図である。
【図4】切り換え機構の構成を示す概略上面図である。
【図5】切り換え機構の構成を示す概略側面図である。
【図6】本発明の第1実施例の動作フローチャートであ
る。
【図7】緊急動作の詳細フローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例における判断専用回路50
0の回路図である。
【図9】分析部本体とスイッチ部との配置の他の例を示
す図である。
【符号の説明】
1 試料容器 2 試料テーブル 3 普通試料容器列 4 特殊試料容器列 5 操作スイッチ部 6 箱体 8 試薬テーブル 9 カバー 10 開閉スイッチ 11 開閉補助スイッチ 12 操作補助スイッチ 13 スタートスイッチ 14 ストップスイッチ 15 緊急スイッチ 17 プリンタ 19 開閉センサ 56 マイクロコンピュータ 57 CRT 62 スイングギア 63 スイングアーム 64 ピニオンギア 71 カバー開閉機構 101 スイッチ部 102 細部操作パネル 103 切り換え機構 110 カバー開閉判断部 111 開閉指令判断部 112 開閉駆動指令部 114 分析動作開始停止判断部 115 分析動作制御部
フロントページの続き (72)発明者 百瀬 潤子 茨城県勝田市市毛882番地 株式会社日立 製作所計測器事業部内 (72)発明者 野村 靖 茨城県勝田市市毛882番地 株式会社日立 製作所計測器事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体試料を分析する分析部本体と、この
    分析部本体を覆う蓋とを有する自動分析装置において、 上記蓋の開閉と、上記分析部本体の動作の開始と、停止
    とを示す指令信号を出力する足踏みスイッチ手段と、 上記蓋が開の状態の場合は、上記スイッチ手段からの指
    令信号に拘らず、分析部本体の動作の開始を制限し、上
    記分析部本体が動作状態の場合は、上記スイッチ手段か
    らの指令信号に拘らず、上記蓋の開動作を制限する開閉
    動作制限手段と、を備えることを特徴とする自動分析装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動分析装置において、
    上記スイッチ手段は、上記分析部本体が設置される設置
    面から上方45センチメートル以内に配置されることを
    特徴とする自動分析装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動分析装置において、
    上記開閉動作制限手段は、上記蓋の開閉状態を感知する
    センサを有することを特徴とする自動分析装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の自動分析装置において、
    上記スイッチ手段は分析部本体の設置面に配置されるこ
    とを特徴とする自動分析装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の自動分析装置において、
    上記スイッチ手段は操作面が少なくとも25平方センチ
    メートルの面積を有することを特徴とする自動分析装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の自動分析装置において、
    上記スイッチ手段の表面は凹凸状であることを特徴とす
    る自動分析装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の自動分析装置において、
    上記スイッチ手段の表面は金属で形成されていることを
    特徴とする自動分析装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の自動分析装置において、
    上記スイッチ手段の表面は樹脂で形成されていることを
    特徴とする自動分析装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の自動分析装置において、
    上記スイッチ手段は複数の開閉部からなり、少なくとも
    2つの開閉部を同時に操作することにより、上記蓋の開
    閉と、上記分析部本体の動作開始と、停止とのそれぞれ
    を示す指令信号を出力することを特徴とする自動分析装
    置。
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