JPH07158814A - 噴霧式過熱低減器 - Google Patents
噴霧式過熱低減器Info
- Publication number
- JPH07158814A JPH07158814A JP30498693A JP30498693A JPH07158814A JP H07158814 A JPH07158814 A JP H07158814A JP 30498693 A JP30498693 A JP 30498693A JP 30498693 A JP30498693 A JP 30498693A JP H07158814 A JPH07158814 A JP H07158814A
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- JP
- Japan
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- pipe
- circulating
- liquid droplets
- tube
- flow
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】過熱低減器の管内に液滴を噴射するための液滴
発生装置を設けてあり、また、旋回流を発生させるため
の構造物を管内に有する。 【効果】熱衝撃が発生しにくくなる。
発生装置を設けてあり、また、旋回流を発生させるため
の構造物を管内に有する。 【効果】熱衝撃が発生しにくくなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は火力発電プラントなど
で、ボイラから発生した蒸気を過熱する過熱器あるいは
再過熱する再熱器において、蒸気温度を調整するための
過熱低減器に関する。
で、ボイラから発生した蒸気を過熱する過熱器あるいは
再過熱する再熱器において、蒸気温度を調整するための
過熱低減器に関する。
【０００２】
【従来の技術】過熱低減器には、機械工学便覧基礎編応
用編（日本機械学会編，丸善株式会社発行，１９８７）
のＢ６−２３図６０（Ｃ）に記載の噴水式過熱低減器の
ように、過熱蒸気中に水を噴射して蒸気温度を低下する
装置が知られている。
用編（日本機械学会編，丸善株式会社発行，１９８７）
のＢ６−２３図６０（Ｃ）に記載の噴水式過熱低減器の
ように、過熱蒸気中に水を噴射して蒸気温度を低下する
装置が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】過熱低減器は発電プラ
ントの通常運転時は非稼働状態となっており、その管は
過熱蒸気にされているため高温となっている。過熱低減
器が稼働されるのは発電負荷の変化時で、このとき管内
のスプレイノズルなどの液滴発生装置から液滴を噴射
し、液滴の蒸発を利用して蒸気から熱を奪い、蒸気温度
を下げる。ところで従来の過熱低減器では、スプレイノ
ズルによって蒸気流に偏流が発生しやすい。噴射された
液滴は偏流の影響により運動方向を曲げられ、過熱低減
器の管の特定の箇所に衝突しやすくなる。管壁へ衝突す
る液滴が少なければ管表面で膜沸騰がおこり、液滴が管
に直接接触することはない。しかし、蒸気の偏流の影響
を受けて液滴が管の特定箇所に衝突する場合には、単位
面積あたりに衝突する液滴の数も増すため、膜沸騰によ
って蒸発しきれずに、管壁に液滴が直接接触するように
なる。液滴が管壁に直接接触すると、管壁の温度が急激
に下がるため、管に熱衝撃が発生する。
ントの通常運転時は非稼働状態となっており、その管は
過熱蒸気にされているため高温となっている。過熱低減
器が稼働されるのは発電負荷の変化時で、このとき管内
のスプレイノズルなどの液滴発生装置から液滴を噴射
し、液滴の蒸発を利用して蒸気から熱を奪い、蒸気温度
を下げる。ところで従来の過熱低減器では、スプレイノ
ズルによって蒸気流に偏流が発生しやすい。噴射された
液滴は偏流の影響により運動方向を曲げられ、過熱低減
器の管の特定の箇所に衝突しやすくなる。管壁へ衝突す
る液滴が少なければ管表面で膜沸騰がおこり、液滴が管
に直接接触することはない。しかし、蒸気の偏流の影響
を受けて液滴が管の特定箇所に衝突する場合には、単位
面積あたりに衝突する液滴の数も増すため、膜沸騰によ
って蒸発しきれずに、管壁に液滴が直接接触するように
なる。液滴が管壁に直接接触すると、管壁の温度が急激
に下がるため、管に熱衝撃が発生する。
【０００４】本発明の目的は過熱低減器の管の熱衝撃を
生じにくくすることにある。
生じにくくすることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】過熱低減器内部に旋回流
を発生させる構造物を設置する。
を発生させる構造物を設置する。
【０００６】
【作用】本発明によれば、過熱低減器内部に設けた構造
物により管内に旋回流が発生する。スプレイノズル下流
での蒸気の偏流によって液滴は運動方向を変えられる
が、旋回流の影響で管内を旋回運動するために、管の特
定の箇所のみに液滴が衝突することは防止される。した
がって従来の過熱低減器と等しい流量で液滴を噴射した
ときでも、管壁の単位面積あたりに衝突する液滴数は従
来のものよりも少なくなるので、液滴は管壁に直接接触
しにくくなり、熱衝撃の発生が抑えられる。
物により管内に旋回流が発生する。スプレイノズル下流
での蒸気の偏流によって液滴は運動方向を変えられる
が、旋回流の影響で管内を旋回運動するために、管の特
定の箇所のみに液滴が衝突することは防止される。した
がって従来の過熱低減器と等しい流量で液滴を噴射した
ときでも、管壁の単位面積あたりに衝突する液滴数は従
来のものよりも少なくなるので、液滴は管壁に直接接触
しにくくなり、熱衝撃の発生が抑えられる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図１は本
発明に基づく過熱低減器の実施例である。また、図２は
比較のため、従来の過熱低減器を示したものである。図
２において、管１の上流より流れてきた蒸気流３は、ス
プレイノズル２の影響を受けて管の上方へ向かう偏流７
となる。スプレイノズル２より噴射された液滴４は、偏
流７のために運動方向を曲げられ、管の上方に吹き上げ
られる。このようにして液滴４は管１の上部に衝突しや
すくなり、熱衝撃の原因となる。一方、本発明の実施例
によると、図１のように管１の内部に旋回羽根５を設置
してあり、蒸気流３はこの旋回羽根５の影響を受けて旋
回流６となる。スプレイノズル２より噴射された液滴４
は、この旋回流６の影響を受けて旋回運動し、管１の内
部で一様に広がる。このため、管１の特定の箇所のみへ
の液滴４の衝突は防止される。したがって、液滴４が管
１の壁面に衝突したとしても、単位面積あたりの衝突個
数は従来の過熱低減器に比べて少なくなるので、熱衝撃
も発生しにくくなる。
発明に基づく過熱低減器の実施例である。また、図２は
比較のため、従来の過熱低減器を示したものである。図
２において、管１の上流より流れてきた蒸気流３は、ス
プレイノズル２の影響を受けて管の上方へ向かう偏流７
となる。スプレイノズル２より噴射された液滴４は、偏
流７のために運動方向を曲げられ、管の上方に吹き上げ
られる。このようにして液滴４は管１の上部に衝突しや
すくなり、熱衝撃の原因となる。一方、本発明の実施例
によると、図１のように管１の内部に旋回羽根５を設置
してあり、蒸気流３はこの旋回羽根５の影響を受けて旋
回流６となる。スプレイノズル２より噴射された液滴４
は、この旋回流６の影響を受けて旋回運動し、管１の内
部で一様に広がる。このため、管１の特定の箇所のみへ
の液滴４の衝突は防止される。したがって、液滴４が管
１の壁面に衝突したとしても、単位面積あたりの衝突個
数は従来の過熱低減器に比べて少なくなるので、熱衝撃
も発生しにくくなる。
【０００８】
【発明の効果】本発明によれば過熱低減器の管に熱衝撃
が発生しにくくなる。
が発生しにくくなる。
【図１】本発明の実施例による過熱低減器の断面図。
【図２】従来の過熱低減器の断面図。
１…管、２…スプレイノズル、３…蒸気流、４…液滴、
５…旋回羽根、６…旋回流、７…偏流。
５…旋回羽根、６…旋回流、７…偏流。
Claims (1)
- 【請求項１】内部に気体を流す管と、前記気体の中に液
滴を噴射して前記気体の温度を低下させる液滴発生装置
からなる過熱低減器において、前記管の内部に前記気体
を旋回させる構造物を有することを特徴とする噴霧式過
熱低減器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30498693A JPH07158814A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 噴霧式過熱低減器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30498693A JPH07158814A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 噴霧式過熱低減器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07158814A true JPH07158814A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17939699
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30498693A Pending JPH07158814A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 噴霧式過熱低減器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07158814A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015190757A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | ドゥサン ヘヴィー インダストリーズ アンド コンストラクション カンパニー リミテッド | 過熱低減装置および過熱低減方法 |
-
1993
- 1993-12-06 JP JP30498693A patent/JPH07158814A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015190757A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | ドゥサン ヘヴィー インダストリーズ アンド コンストラクション カンパニー リミテッド | 過熱低減装置および過熱低減方法 |
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