JPH07158712A - 摩擦車式無段変速機 - Google Patents

摩擦車式無段変速機

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JPH07158712A
JPH07158712A JP31040093A JP31040093A JPH07158712A JP H07158712 A JPH07158712 A JP H07158712A JP 31040093 A JP31040093 A JP 31040093A JP 31040093 A JP31040093 A JP 31040093A JP H07158712 A JPH07158712 A JP H07158712A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦車式無段変速機の組み立て性を向上さ
せ、合わせて前後の無段変速ユニット間での変速同期を
確実にする。 【構成】 ギヤハウジング31を変速機ケース1に取着
するためのボルト32を、αで示すように出力コーンデ
ィスク6の外周縁よりも径方向外方に配置する。これに
より上部のボルト32と側部のボルトとの間にスペース
を生じさせるよう、変速機ケース1を造形し得ることと
なり、これらスペース35内に、前後のアッパリンク1
5,17間を一体的に結合する橋絡部材36を貫通させ
る。ディスク6をギヤハウジング31にサブアセンブリ
した状態で変速機ケース1にボルト締めし得るし、橋絡
部材36によりアッパリンク15,17間を一体結合し
たことで、前後の無段変速ユニット間における変速同期
性能を向上させ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摩擦車式無段変速機
の、組み立て性についての改良提案に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】摩擦車式無段変速機は通常、対向配置し
た一対のディスクと、これらディスクの回転軸線を挟ん
で両側に配置され、該ディスク間で摩擦係合により動力
の受渡しを行う一対の摩擦車とよりなる無段変速ユニッ
トを設けて構成される。
【0003】ところで、大きな伝動容量を要求される場
合、摩擦車式無段変速機は上記の無段変速ユニットを2
組、同軸配置して構成する。
【0004】この場合の構成を、摩擦車式無段変速機の
一例であるトロイダル型無段変速機について詳述する
に、この種伝動容量を大きくしたトロイダル型無段変速
機は一般的に、例えば特開平1−216158号公報に
記載の如くに構成するのが普通である。
【0005】即ち、図1および図2に示すように、変速
機ケース1内に2組のトロイダル伝動ユニット(無段変
速ユニット)2,3を同軸に設け、これら伝動ユニット
はそれぞれ、入力コーンディスク4,5と、出力コーン
ディスク6,7と、パワーローラ(摩擦車)8,9とで
概ね構成する。そして図1に明示するように、各トロイ
ダル伝動ユニットの入出力コーンディスク4,6相互お
よび5,7相互を対向させ、出力コーンディスク6,7
が背中合わせになるよう両トロイダル伝動ユニット2,
3を主軸10上に配置する。
【0006】この配置に当たっては、変速機ケース1内
に主軸10を回転自在に支持し、この主軸10上に入出
力コーンディスク4〜7を支承する。入力コーンディス
ク4,5はボールスプライン11,12により主軸10
に対し、軸線方向に変位可能にして回転結合させ、この
主軸と一体回転可能にするも、出力コーンディスク6,
7は主軸10上に回転自在に支持する。
【0007】パワーローラ8,9は図2に明示するよう
に一対1組として設け、入出力コーンディスク4〜7の
回転軸線を挟んでその両側に配置し、各組のパワーロー
ラは対応する入出力コーンディスク間で摩擦係合により
動力の受渡しを行うものとする。各パワーローラ8,9
は個々のトラニオン(摩擦車支持部材)13に回転自在
に支持し、これら各トラニオンをパワーローラ回転軸線
と直行する軸線周りに回転可能にして、個々のパワーロ
ーラを首振り回動自在とする。
【0008】これがため前段のトロイダル伝動ユニット
2におけるトラニオン13は、上端をアッパリンク15
により、また下端をロアリンク16によりそれぞれ、首
振り回動軸線周りに回転自在に支持し、後段のトロイダ
ル伝動ユニット3におけるトラニオン13は、上端をア
ッパリンク17により、また下端をロアリンク18によ
りそれぞれ、首振り回動軸線周りに回転自在に支持す
る。各アッパリンク15,17は両端間中央をアッパリ
ンクポスト19,20を介して変速機ケース1内に傾動
可能に支持し、また各ロアリンク16,18は両端間中
央をロアリンクポスト21,22を介して変速機ケース
1内に傾動可能に支持し、これらによりピストン23
で、各トラニオン13を首振り回動軸線方向に同期して
昇降させ得るようにする。
【0009】なお、前記アッパリンクポスト19,20
は図示を省略した複数のボルトで変速機ケース1に固定
される。図中、変速機ケース1の上面の凸部200は、
前記ボルトを螺合させる穴を加工する為に形成された突
起である。
【0010】なお、この同期が前後のトロイダル伝動ユ
ニット2,3間でも確実になるよう図1に示す如く、ロ
アリンク16,18間を橋絡部材24により一体結合す
る。この意味合いにおいてアッパリンク15,17間も
一体結合させるのが良いが、スペースの確保ができず、
この代わりにアッパリンク15,17に作用する前後力
を内力として打ち消すよう、アッパリンクポスト19,
20間をアッパリンクポストベース25により一体結合
することで、トロイダル伝動ユニット2,3間の同期性
能を向上させる。
【0011】図1に示す如く、前段におけるトロイダル
伝動ユニット2の入力コーンディスク4に同軸にカムフ
ランジ26を対設し、これら入力コーンディスク4およ
びカムフランジ26間にローディングカム27を介在さ
せる。このローディングカム27は周知のもので、図示
せざる入力軸からカムフランジ26への回転を入力コー
ンディスク4に伝達すると共に、伝達トルクに応じたカ
ムフランジ26と入力コーンディスク4の相対回転によ
り、入力コーンディスク4に出力コーンディスク6へ向
かう方向のスラストを付与するものとする。
【0012】上記のスラスト反力は、スラストベアリン
グ28、主軸10、ローディングナット29、および皿
ばね100を介して後段におけるトロイダル伝動ユニッ
ト3の入力コーンディスク5に入力し、これにより後段
のトロイダル伝動ユニット3においても、入力コーンデ
ィスク5に出力コーンディスク7へ向かう方向の同等の
スラストを付与するものとする。
【0013】両トロイダル伝動ユニットの出力コーンデ
ィスク6,7は共通な出力歯車30に駆動結合し、この
歯車を主軸10上に回転自在に支持すると共に、ギヤハ
ウジング31内に収納し、ギヤハウジング31を、コー
ンディスク回転軸線方向に延在するボルト32により変
速機ケース1内に支持する。なお、歯車30の回転はカ
ウンタシャフト33を経て出力軸34より取出す。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これに代表さ
れる従来の摩擦車式無段変速機は、変速機ケース1の下
部開口から組み立てるに際し、ボルト32の配列ピッチ
線が出力コーンディスク6,7の外周縁よりも径方向内
方に位置しているため、先ずボルト32によるギヤハウ
ジング31の取着を行い、その後に出力コーンディスク
6,7を取り付ける組み立て手順を採用せざるを得ず、
組み立て作業が以下の如くに面倒になっていた。
【0015】ここで、組み立て手順を説明するに、先
ず、変速機ケース1の下部開口より、アッパリンクポス
トベース25を挿入し、出力歯車30がサブアッセンブ
リされたギヤハウジング31を、出力コーンディスク
6,7の除去後、挿入し、ギヤハウジング31をボルト
32により変速機ケースに取り付け、該取り付けのため
の他のボルトをねじ込み、アッパリンクポストベース2
5を前にずらしながら、出力コーンディスク6を出力歯
車30に結合させ、アッパリンクポストベース25を後
にずらしながら、出力コーンディスク7を出力歯車30
に結合させ、アッパリンクポストベース25を正規の中
央位置に戻して、ボルト締めし、アッパリンク15,1
7を挿入して、アッパリンクポスト19,20に取り付
け、アッパリンクポスト19,20の周辺における部品
を組付け、アッパリンク15,17の両端に夫々トラニ
オン13を取着し、入力コーンディスク5を仮に取り付
け、主軸10を、入力コーンディスク4、およびカムフ
ランジ26を取り付けた状態で変速機ケース1に対し、
変速機ケース1の前開口から挿入し、ロアリンク16,
18を取り付け、ピストン23および関連部品を組付け
る。
【0016】かかる面倒な組み立て手順は、摩擦車式無
段変速機の組み立て作業を困難にし、それがもとで摩擦
車式無段変速機の原価を高くしていたのみならず、当該
組み立ての自動化を妨げるといった、弊害が生ずるのを
免れなかった。
【0017】また、従来の摩擦車式無段変速機の構成で
は、アッパリンク15,17間を一体結合するための橋
絡部材を設置するスペースがなく、これらアッパリンク
15,17を取り付けるアッパリンクポスト19,20
をアッパリンクポストベース25で一体結合することに
より、前後トロイダル伝動ユニット2,3間の変速同期
性能を向上させる対策がなされたが、なお、十分でなか
った。
【0018】本発明は、摩擦車式無段変速機の組み立て
を容易にすると共に、自動化も可能となるようにし、合
わせて前後における無段変速ユニットのアッパリンクを
一体化して、これらユニット間の同期性能が十分なもの
となるようにした摩擦車式無段変速機を提供することを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的のため第1発明
は、対向配置した一対のディスクと、これらディスクの
回転軸線を挟んで両側に配置され、該ディスク間で摩擦
係合により動力の受渡しを行う一対の摩擦車とからなる
無段変速ユニットを2組、一方のディスクが相互に背中
合わせになるよう同軸配置して具え、これら一方のディ
スクに夫々駆動結合した共通な歯車を、該一方のディス
ク間におけるギヤハウジングに収納すると共に、このギ
ヤハウジングを、ディスク回転軸線方向へ延在するボル
トで変速機ケースに取着し、前記摩擦車を個々に回転自
在に且つ首振り回動自在に支持する摩擦車支持部材を、
無段変速ユニット毎に、上端においてアッパリンクによ
り相互に連結すると共に、該アッパリンクの中央を、変
速機ケースに設けたアッパリンクポストに傾動可能に支
持した摩擦車式無段変速機において、前記ボルトの配列
ピッチ線を、前記一方のディスクの外周縁よりも径方向
外方に位置させたものである。
【0020】また、第2発明は上記第1発明において、
ボルトの配列ピッチ線を前記一方のディスクの外周縁よ
りも径方向外方に位置させたことによりボルト間に生ず
るスペースに橋絡部材を貫通させて設け、該橋絡部材に
より、前記両無段変速ユニットのアッパリンク間を一体
結合したものである。
【0021】
【作用】各無段変速ユニットにおいて、摩擦車は一対の
対向ディスク間で摩擦係合により動力の受渡しを行い、
摩擦車を首振り回動させて対向ディスクに対する摩擦係
合円径を変化させることにより、各無段変速ユニットは
対向ディスク間の伝動比を無段階に変化させることがで
きる。そして、この変速に際し各無段変速ユニットの両
摩擦車支持部材を昇降させる場合において、該部材の上
端が相互にアッパリンクで連結されているため、各無段
変速ユニットにおける両摩擦車支持部材の昇降を同期さ
せることができる。なお、両無段変速ユニットの背中合
わせのディスクは、共通な歯車との間で動力の受渡しを
行い、この歯車を介して外部に対する動力の受渡しを行
う。
【0022】ところで第1発明においては、上記の共通
な歯車を収納したギヤハウジングを、ディスク回転軸線
方向へ延在するボルトにより変速機ケースに取着するに
際し、該ボルトの配列ピッチ線を、背中合わせのディス
クの外周縁よりも径方向外方に位置させたことから、上
記共通な歯車および背中合わせのディスクをギヤハウジ
ングにサブアセンブリし、これらをユニットとして変速
機ケースにボルト締めすることができ、摩擦車式無段変
速機の組み立て性を大幅に向上させ得ると共に、当該組
み立てを難なく自動化することができることとなる。
【0023】また第2発明においては、第1発明のよう
にボルトの配列ピッチ線を前記一方のディスクの外周縁
よりも径方向外方に位置させることによりボルト間に生
じたスペースに、橋絡部材を貫通させて設け、この橋絡
部材により、前後無段変速ユニットのアッパリンク間を
一体結合したから、これら前後の無段変速ユニット間に
おける変速同期性能を確実に向上させ得るといった作用
効果も合わせ奏することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図3乃至図5は、図1および図2におけるト
ロイダル型無段変速機に対する本発明の適用例で、図
中、図1および図2におけると同様の部分を同一符号に
て示す。
【0025】本例においては、出力歯車30(図1参
照)を収納したギヤハウジング31を変速機ケース1に
取着するためのボルト32を、図3にαで示すように出
力コーンディスク6(7)の外周縁よりも径方向外方に
位置する配列ピッチ線上に配置する。これにより図4に
明示する如く、上部のボルトと側部のボルトとの間にス
ペース35を生じさせるよう、変速機ケース1を造形し
得ることとなり、これらスペース35内に、前後のアッ
パリンク15,17間を図5の如く一体的に結合するた
めの橋絡部材36を貫通させる。
【0026】これによりアッパリンク15,17間の前
後力が、内力となって打ち消し合うため、変速機ケース
1に作用しなくなり、従ってアッパリンクポスト19,
20は、従来のようにアッパリンクポストベース25
(図1参照)で一体化する必要がなくなり、図3に示す
ように変速機ケース1に直接設けることができる。
【0027】よって変速機ケース1には、前記アッパリ
ンクポスト19,20を取り付けるボルト用穴を加工す
るのに必要な凸部200(図1参照)が不要になり、該
凸部200分だけ変速機ケースの外径寸法を低減するこ
とができる。
【0028】なお、図5に示すようにアッパリンク1
5,17が両端にトラニオン13(図2参照)の上端を
連結するための孔15a,17aを有し、中央に、これ
らをアッパリンクポスト19,20に連結するための孔
15b,17bを有するのは従前通りである。
【0029】本例の構成においては、トロイダル型無段
変速機の組み立てを以下の如くに行う。先ず、アッパリ
ンク15,17を挿入して、アッパリンクポスト19,
20に取り付け、アッパリンクポスト19,20の周辺
における部品を組付け、変速機ケース1の下部開口よ
り、出力歯車30および出力コーンディスク6,7(い
ずれも図1参照)がサブアッセンブリされたギヤハウジ
ング31を挿入し、ギヤハウジング31を、変速機ケー
ス1の前開口から挿入したレンチにより締結されるボル
ト32により変速機ケースに取り付け、以後、前記した
従来の場合と同様に、各アッパリンク15,17の両端
に夫々、トラニオン13(図2参照)を取着し、入力コ
ーンディスク5(図1参照)を取り付け、主軸10(図
1参照)を入力コーンディスク4、およびカムフランジ
26を取り付けた状態で変速機ケース1に対し、変速機
ケース1の前開口から挿入し、ロアリンク16,18
(図1参照)を取り付け、ピストン23(図2参照)お
よび関連部品を組付ける。
【0030】かかる組み立て手順は、出力コーンディス
ク6,7(図1参照)をギヤハウジング31にサブアッ
センブリし、これと共に単一ユニットとして取り扱うこ
とができることとも相俟って、摩擦車式無段変速機の組
み立て作業を頗る容易にし、摩擦車式無段変速機の原価
を安くし得ると共に、当該組み立ての自動化を難なく実
現することができる。
【0031】また、本例の摩擦車式無段変速機の構成で
は、アッパリンク15,17間を橋絡部材36により一
体結合することができ、従って従来のようにアッパリン
クポスト19,20をアッパリンクポストベース25
(図1参照)で一体結合する場合のように大きなスペー
スが必要になることもないし、この対策よりも前後トロ
イダル伝動ユニット2,3間の変速同期性能を一層向上
させることができ、十分な同期性能を得ることができ
る。
【0032】また、本例の摩擦車式無段変速機の構成で
は、ディスクの軸線方向へ延在するボルトの配列ピッチ
線をディスクの外周縁よりも径方向外方へ出す事によ
り、一見変速機ケース1の外径が大型化する事が懸念さ
れるが、前述したように、変速機ケース1の上面のボル
ト穴加工用の凸部200を廃止することができるため、
結果的に、変速機ケース1の外径寸法が大型化すること
は防止できる。
【0033】
【発明の効果】かくして第1発明の摩擦車式無段変速機
は、請求項1に記載の如く、背中合わせのディスクに共
通な歯車を収納したギヤハウジングを、ディスク回転軸
線方向へ延在するボルトにより変速機ケースに取着する
に際し、該ボルトの配列ピッチ線を、背中合わせのディ
スクの外周縁よりも径方向外方に位置させたから、上記
共通な歯車および背中合わせのディスクをギヤハウジン
グにサブアセンブリし、これらをユニットとして変速機
ケースにボルト締めすることができ、摩擦車式無段変速
機の組み立て性を大幅に向上させ得ると共に、当該組み
立てを難なく自動化することができることとなる。
【0034】また第2発明の摩擦車式無段変速機におい
ては、第1発明のようにボルトの配列ピッチ線を背中合
わせのディスクの外周縁よりも径方向外方に位置させる
ことによりボルト間に生じたスペースに、橋絡部材を貫
通させて設け、この橋絡部材により、前後無段変速ユニ
ットのアッパリンク間を一体結合したから、これら前後
の無段変速ユニット間における変速同期性能を確実に向
上させ得るといった作用効果も合わせ奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の摩擦車式無段変速機を例示するトロイダ
ル型無段変速機の要部断面図である。
【図2】図1のA−A線上における横断面図である。
【図3】本発明摩擦車式無段変速機の一実施例を示すト
ロイダル型無段変速機の概略縦断側面図である。
【図4】同例の概略横断面図である。
【図5】同例におけるアッパリンクを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 変速機ケース 2 トロイダル伝動ユニット(無段変速ユニット) 3 トロイダル伝動ユニット(無段変速ユニット) 4 入力コーンディスク(ディスク) 5 入力コーンディスク(ディスク) 6 出力コーンディスク(一方のディスク) 7 出力コーンディスク(一方のディスク) 8 パワーローラ(摩擦車) 9 パワーローラ(摩擦車) 10 主軸 13 トラニオン( 摩擦車支持部材) 15 アッパリンク 16 ロアリンク 17 アッパリンク 18 ロアリンク 19 アッパリンクポスト 20 アッパリンクポスト 21 ロアリンクポスト 22 ロアリンクポスト 23 ピストン 25 アッパリンクポストベース 26 カムフランジ 27 ローディングカム 30 出力歯車( 共通な歯車) 31 ギヤハウジング 32 ボルト 33 カウンタシャフト 34 出力軸 36 橋絡部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置した一対のディスクと、これら
    ディスクの回転軸線を挟んで両側に配置され、該ディス
    ク間で摩擦係合により動力の受渡しを行う一対の摩擦車
    とからなる無段変速ユニットを2組、一方のディスクが
    相互に背中合わせになるよう同軸配置して具え、 これら一方のディスクに夫々駆動結合した共通な歯車
    を、該一方のディスク間におけるギヤハウジングに収納
    すると共に、このギヤハウジングを、ディスク回転軸線
    方向へ延在するボルトで変速機ケースに取着し、 前記摩擦車を個々に回転自在に且つ首振り回動自在に支
    持する摩擦車支持部材を、無段変速ユニット毎に、上端
    においてアッパリンクにより相互に連結すると共に、該
    アッパリンクの中央を、変速機ケースに設けたアッパリ
    ンクポストに傾動可能に支持した摩擦車式無段変速機に
    おいて、 前記ボルトの配列ピッチ線を、前記一方のディスクの外
    周縁よりも径方向外方に位置させたことを特徴とする摩
    擦車式無段変速機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ボルトの配列ピッチ
    線を前記一方のディスクの外周縁よりも径方向外方に位
    置させたことによりボルト間に生ずるスペースに橋絡部
    材を貫通させて設け、該橋絡部材により、前記両無段変
    速ユニットのアッパリンク間を一体結合したことを特徴
    とする摩擦車式無段変速機。
JP5310400A 1993-12-10 1993-12-10 摩擦車式無段変速機 Expired - Lifetime JP3055383B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5902208A (en) * 1996-05-23 1999-05-11 Nissan Motor Co., Ltd. Dual cavity toroidal type continuously variable transmission
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