JPH07158508A - スターリングエンジン及びその起動方法 - Google Patents

スターリングエンジン及びその起動方法

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JPH07158508A
JPH07158508A JP30440293A JP30440293A JPH07158508A JP H07158508 A JPH07158508 A JP H07158508A JP 30440293 A JP30440293 A JP 30440293A JP 30440293 A JP30440293 A JP 30440293A JP H07158508 A JPH07158508 A JP H07158508A
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JP
Japan
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engine
space
working gas
cylinder
heater
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Application number
JP30440293A
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English (en)
Inventor
Mikio Mori
美喜男 森
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH07158508A publication Critical patent/JPH07158508A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G1/00Hot gas positive-displacement engine plants
    • F02G1/04Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
    • F02G1/043Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 起動を容易にし、出力の素早いアップを図
る。 【構成】 シリンダ3内の膨張空間14、圧縮空間1
5、ヒータ管5、再生器9、クーラー10、ディスプレ
ーサピストン11、動力ピストン13、電磁弁16を介
して連通されたタンク31を備えたスターリングエンジ
ンにおいて、圧縮空間15に2本の並列な通路41、4
2を介して外部タンク21を接続し、それら通路41、
42にそれぞれ電磁弁17、18及び逆止弁19、20
を設け、エンジンの停止直前に高圧の作動ガスを外部タ
ンク21に導出し、次の起動時に、外部タンク21の作
動ガスをエンジン内に導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、起動を容易にしたス
ターリングエンジン及びその起動方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のスターリングエンジンを示
す構成図である。図において、1はクランク機構を内蔵
したスターリングエンジン本体、2は燃焼器、3はシリ
ンダ、4は排気ガスと燃焼用空気との間で熱交換を行う
空気予熱器、5は燃焼熱を吸熱し作動ガスと熱交換する
ヒータ管(ヒータ)、6は燃焼室、7は燃焼ノズル、8
は熱交ヘッド(シリンダヘッド)、9は再生器、10は
作動ガスを冷却するクーラー、11はシリンダ3内を往
復動するディスプレーサピストン(ピストン機構)、1
2はディスプレーサロッド、13はシリンダ3内をディ
スプレーサピストン11と所定位相差を持って往復運動
する動力ピストン(ピストン機構)、14は膨張空間、
15は圧縮空間、16は起動・停止用に用いる電磁弁、
17はエンジン出力を低減する減速弁、18はエンジン
出力を増加させる増速弁、19及び20は逆止弁、21
はタンク、22はスタータ、23はフライホイール、2
3aはエンジン出力軸を示す。
【0003】次に動作について説明する。図4に示され
たスターリングエンジンでは、燃焼用空気は空気導入管
(図示せず)を通って空気予熱器4に入り、排気ガスと
熱交換し、燃焼室6に入る。一方、燃料となるガスは、
燃料導入管(図示せず)を通り、燃焼ノズル7から燃焼
室6に噴出され、前記燃焼用空気と混合し燃焼する。燃
焼熱はヒータ管5を加熱する。ヒータ管5の温度が所定
値に達すると、電磁弁16が開き、スタータ22が回転
し、フライホイール23を回転させる。フライホイール
23はクランク機構(図示せず)を介して、動力ピスト
ン13、ディスプレーサロッド12を動かす。シリンダ
3内の作動ガスは、圧縮空間15と膨張空間14間を、
クーラー10、再生器9、ヒータ管5を介して往復し、
加熱、冷却される。このとき、電磁弁16が開となって
圧縮空間15がタンク21に連結されていることによ
り、圧縮空間15の容積が実質的に拡大して、圧縮仕事
量が減り、スタータ22の負荷が軽減される。そして、
スタータ22による駆動が容易になる。スタータ22の
作動後、エンジン回転数が上昇したら、電磁弁16を閉
じる。これにより圧力変動が発生して、エンジンが自立
運転を開始する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のスターリングエ
ンジンは以上のように構成されているので、エンジンが
冷えた状態での起動時(コールドスタート時)には、ヒ
ータ管5の温度が上昇した時点でスタータ22を作動さ
せても、作動ガスが十分加熱されていないために、自立
運転に必要な出力が得られないことがあった。そのた
め、上記動作を数回繰り返す必要があり、起動に手間や
時間を要する上、起動しても出力が不足し、低速での運
転が続いて振動が大きくなる等の問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、起動を容易にし、最初から安定
した高い出力を取り出すことのできるスターリングエン
ジン及びその起動方法を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るス
ターリングエンジンの起動方法は、エンジンが停止動作
に入ったとき、エンジン内の高圧の作動ガスを外部タン
クに充填する操作を行い、次の起動時、スタータによっ
てエンジン出力軸を回転させてエンジン回転数が所定値
まで上昇した段階で、外部タンクから高圧の作動ガスを
シリンダ内に取り入れるようにしたものである。
【0007】請求項2の発明に係るスターリングエンジ
ンの起動方法は、シリンダ内の空間に第1の開閉弁を介
して連通された予備タンクを備えたスターリングエンジ
ンを起動するに当たり、エンジンの停止直前にシリンダ
内の高圧の作動ガスを外部タンクに導出して蓄えてお
き、次の起動時に、第1の開閉弁を開いてシリンダ内の
空間に予備タンクを連通させると共に、スタータによっ
てエンジン出力軸を回転させ、エンジン回転数が所定値
まで上昇した段階で、第1の開閉弁を閉じると共に、外
部タンクに蓄えておいた高圧の作動ガスをシリンダ内に
導入するものである。
【0008】請求項3の発明に係るスターリングエンジ
ンは、シリンダ内の空間に2本の並列な通路を介して外
部タンクを接続し、2本の通路のうち一方の通路に第2
の開閉弁及びシリンダ内の空間側から外部タンク側への
作動ガスの流通のみを許す第1の逆止弁を設けると共
に、他方の通路に第3の開閉弁及び外部タンク側からシ
リンダ内の空間側への作動ガスの流通のみを許す第2の
逆止弁を設け、さらにエンジンの停止直前に前記第2の
開閉弁を開き、次の起動時、スタータによってエンジン
出力軸が回転させられてエンジン回転数が所定値まで上
昇した段階で前記第3の開閉弁を開くよう制御する制御
手段を設けたものである。
【0009】請求項4の発明に係るスターリングエンジ
ンは、シリンダ内の空間に第1の開閉弁を介して連通さ
れた予備タンクを備えたスターリングエンジンにおい
て、シリンダ内の空間に2本の並列な通路を介して外部
タンクを接続し、2本の通路のうち一方の通路に第2の
開閉弁及びシリンダ内の空間側から外部タンク側への作
動ガスの流通のみを許す第1の逆止弁を設けると共に、
他方の通路に第3の開閉弁及び外部タンク側からシリン
ダ内の空間側への作動ガスの流通のみを許す第2の逆止
弁を設け、さらに、エンジンの停止直前に第2の開閉弁
を開き、次の起動時、第1の開閉弁を開いてシリンダ内
の空間に予備タンクを連通させると共に、スタータによ
ってエンジン出力軸を回転させ、エンジン回転数が所定
値まで上昇した段階で、第1の開閉弁を閉じると共に、
第3の開閉弁を開くよう制御する制御手段を設けたもの
である。
【0010】請求項5の発明に係るスターリングエンジ
ンの起動方法は、エンジン起動に際し、加熱されたヒー
タの温度が所定値に達したとき、スタータを作動させて
ピストン機構を動かすことにより作動ガスの移し替えを
行い、作動ガス温度が所定値に達するまでこれを繰り返
し、作動ガス温度が所定値に達した段階で自立運転させ
るものである。
【0011】請求項6の発明に係るスターリングエンジ
ンの起動方法は、エンジン起動に際し、加熱されたヒー
タの温度が所定値に達したとき、スタータを作動させて
ピストン機構を動かすことにより作動ガスの移し替えを
行い、膨張空間を内装したシリンダヘッドの温度が所定
値に達するまでこれを繰り返し、シリンダヘッドの温度
が所定値に達した段階で自立運転させるものである。
【0012】請求項7の発明に係るスターリングエンジ
ンの起動方法は、エンジンの停止中に、ヒータの温度低
下を抑えるための燃焼を継続させ、その状態からエンジ
ンを起動するものである。
【0013】請求項8の発明に係るスターリングエンジ
ンの起動方法は、エンジンの停止中に、ヒータの温度低
下を抑えるための燃焼を継続させ、シリンダ内の作動ガ
ス温度が所定値以下になったとき、スタータを作動させ
てピストン機構を動かすことにより作動ガスの移し替え
を行って作動ガス温度を所定値以上に保ち、その状態か
らエンジンを起動するものである。
【0014】請求項9の発明に係るスターリングエンジ
ンは、シリンダ内の空間に第1の開閉弁を介して連通さ
れた予備タンクを備えたスターリングエンジンにおい
て、ピストンの内部空間を予備タンクとして利用し、こ
のピストンの内部空間とシリンダ内の空間を結ぶ連通路
に、前記開閉弁として、周囲温度が低いとき閉じかつ周
囲温度が高いとき開く温度感応型の開閉弁を設けたもの
である。
【0015】請求項10の発明に係るスターリングエン
ジンは、シリンダ内の空間に開閉弁を介して連通された
予備タンクを備えたスターリングエンジンにおいて、デ
ィスプレーサピストンの内部空間を予備タンクとして利
用し、このディスプレーサピストンの内部空間と膨張空
間を連通路で結び、この連通路に、前記開閉弁として、
周囲温度が低いとき閉じかつ周囲温度が高いとき開く温
度感応型の開閉弁を設けたものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明におけるスターリングエンジン
の起動方法は、エンジン停止前に高圧の作動ガスを外部
タンクに逃がすので、次の起動時におけるスタータの負
荷を軽減することができる。また、次の起動時に、エン
ジン回転数が所定値まで上昇した段階で、外部タンクか
ら高圧の作動ガスをシリンダ内に導入するので、エンジ
ン内の作動ガスの圧力が増加し、起動時のエンジン出力
が大きくなり、エンジンが素早く所定の回転数にまで立
上がる。
【0017】請求項2の発明におけるスターリングエン
ジンは、エンジン停止前に高圧の作動ガスを外部タンク
に逃がし、次の起動時に、予備タンクをシリンダ内の空
間に連通させて、圧縮仕事量を減少させた状態でスター
タを作動させるので、スタータの負荷をより軽減するこ
とができる。また、起動時には、エンジン回転数が所定
値まで上昇した段階で、予備タンクの連通を閉じ、外部
タンクから高圧の作動ガスをシリンダ内に導入するの
で、エンジン内の作動ガス圧が増加し、起動時のエンジ
ン出力が大きくなり、エンジンが素早く所定の回転数に
まで立上がる。
【0018】請求項3の発明におけるスターリングエン
ジンは、第2の開閉弁の操作によって、エンジンの停止
直前に、シリンダ内の高圧の作動ガスを外部タンクに蓄
えらることができる。そして、次の起動時に第3の開閉
弁の操作によって、外部タンクから高圧の作動ガスをシ
リンダ内に導入することができる。よって、起動時のス
タータの負荷を軽減することができる。また、自立運転
段階でのエンジン内の作動ガス圧を高めて、起動時のエ
ンジン出力を増大し、エンジン回転数の素早い立上がり
を実現する。
【0019】請求項4の発明におけるスターリングエン
ジンは、第2の開閉弁の操作によって、エンジンの停止
直前に、シリンダ内の高圧の作動ガスを外部タンクに蓄
えらることができる。また、起動時は、第1の開閉弁を
開くことにより、予備タンクを用いて圧縮仕事量を減少
させた状態でスタータを作動させることができので、ス
タータの負荷をより軽減することができる。また、起動
時は、第3の開閉弁の操作によって、外部タンクから高
圧の作動ガスをシリンダ内に導入することができるの
で、自立運転段階でのエンジン内の作動ガス圧を高め
て、起動時のエンジン出力を増大し、エンジン回転数の
素早い立上がりを実現する。
【0020】請求項5の発明におけるスターリングエン
ジンの起動方法は、エンジン起動に際し、加熱されたヒ
ータの温度が所定値に達したとき、スタータを作動させ
て作動ガスの移し替えを行うので、その段階で作動ガス
を加熱することができる。そして、作動ガス温度が所定
値に達してから自立運転させるので、スタータの負荷が
小さくてすみ、しかも最初から高いエンジン出力が得ら
れる。
【0021】請求項6の発明におけるスターリングエン
ジンの起動方法は、エンジン起動に際し、加熱されたヒ
ータの温度が所定値に達したとき、スタータを作動させ
て作動ガスの移し替えを行うので、その段階で作動ガス
を加熱すると共に、シリンダヘッドを加熱することがで
きる。そして、シリンダヘッドの温度が高まった段階で
自立運転させるので、スタータの負荷が小さくてすみ、
しかも最初から高いエンジン出力が得られる。
【0022】請求項7の発明におけるスターリングエン
ジンの起動方法は、エンジン停止中も燃焼を継続させて
ヒータを加熱するので、コールドスタートでなくなる。
【0023】請求項8の発明におけるスターリングエン
ジンの起動方法は、エンジン停止中も燃焼を継続させて
ヒータを加熱し、しかもヒータが所定の温度になった時
点でスタータを作動させるので、作動ガスに熱を与える
ことができ、作動ガス温度を一定以上に保つことができ
る。
【0024】請求項9の発明におけるスターリングエン
ジンは、起動時の作動ガス温度が低い段階では、開閉弁
が自動的に開いて、シリンダ内の空間をピストンの内部
空間に連通させて作動空間を実質的に拡大し、それによ
り圧縮仕事量を減らして、スタータの負荷を軽減する。
そして、作動ガス温度が上昇すると、自動的に開閉弁が
閉じて自立運転が開始する。
【0025】請求項10の発明におけるスターリングエ
ンジンは、起動時の作動ガス温度が低い段階では、開閉
弁が自動的に開いて、シリンダ内の膨張空間をディスプ
レーサピストンの内部空間に連通させて作動空間を実質
的に拡大し、それにより圧縮仕事量を減らして、スター
タの負荷を軽減する。そして、作動ガス温度が上昇する
と自動的に開閉弁が閉じて自立運転が開始する。
【0026】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は請求項1〜4の発明の一実施例によるスタ
ーリングエンジンを示す構成図であり、図1において、
1〜15、22、23、23aは、従来例で述べた図4
のスターリングエンジンと同じものである。また、16
は起動・停止に用いる電磁弁(第1の開閉弁)、17は
エンジン出力を低減する減速弁(第2の開閉弁)、18
はエンジン出力を増加させる増速弁(第3の開閉弁)、
19及び20は作動ガスの流通を許可する方向が互いに
逆になった逆止弁(第1の逆止弁,第2の逆止弁)、2
1はタンク(外部タンク)、31は予備タンクである。
タンク21は、2本の並列な通路41、42を介して圧
縮空間15に接続されており、各通路41、42に電磁
弁17、18と逆止弁19、20がそれぞれ挿入されて
いる。また、このスターリングエンジンには、図示しな
いが、各開閉弁16、17、18を制御するための制御
手段が装備されている。
【0027】次に動作について説明する。図1に示され
たスターリングエンジンでは、燃焼用空気は空気導入管
(図示せず)を通って空気予熱器4に入り、排気ガスと
熱交換し、燃焼室6に入る。一方、燃料となるガスは、
燃料導入管(図示せず)を通り、燃焼ノズル7から燃焼
室6に噴出され、前記燃焼用空気と混合し燃焼する。燃
焼熱はヒータ管5を加熱する。ディスプレーサピストン
11はディスプレーサロッド12を介してクランクシャ
フト(図示せず)に動力ピストン13とある位相差を持
って連結されており。シリンダ3内の作動ガスは、圧縮
空間15と膨張空間14間を、クーラー10、再生器
9、ヒータ管5を介して往復し、加熱、冷却される。
【0028】エンジンが停止動作に入ったとき、図示し
ない制御手段により、電磁弁17が開操作される。そし
て、圧縮空間15の圧力がタンク21内の圧力より高く
なった時、エンジン内の作動ガスが逆止弁19を通っ
て、タンク21内に流入し、タンク21内の圧力は高く
なる。次の起動時には、従来の方法と同様に、ヒータ管
5の温度が所定の温度になったとき、電磁弁16が開操
作され、スタータ22が始動させられる。この際、予め
前回の停止時にシリンダ3内の圧力が低下させられてい
る(高圧ガスを外部タンク21に導くことにより)上、
予備タンク31が圧縮空間15に連通しているので、ス
タータ22の負荷が軽減されて、スタータ22による始
動がスムーズに行われる。そして、エンジンが所定の回
転まで上昇したとき、電磁弁16が閉操作されると同時
に、電磁弁18が開操作される。これにより、タンク2
1内の高圧の作動ガスがシリンダ3内の圧縮空間15に
流入し、エンジン内の作動ガス圧力が上昇する。したが
って、作動ガスの圧力が高くなることで、エンジン出力
が増大し、自立運転が容易に行われる。
【0029】実施例2.実施例2(請求項5の発明の実
施例)のスターリングエンジンの起動方法を実施するた
めのエンジン構成は図4のものと同じである。この実施
例2では、起動時、ヒータ管5の温度が所定値に達した
後、電磁弁16を開いて、スタータ22を作動させ、作
動ガスを動かすことにより、ヒータ管5の熱を作動ガス
に吸収する。これにより作動ガス温度が上昇し、ヒータ
管温度は低下する。スタータ22の作動を所定の時間行
ない、作動ガス温度が所定の値に達していなければ、ス
タータ22を停止して、ヒータ管5の温度が再び所定の
温度に到達するのを待つ。ヒータ管5の温度が所定の値
に達した後は、スタータ22を作動させ、上記動作を繰
り返す。そして、膨張空間14での作動ガス温度が所定
の値に達したら、電磁弁16を閉じ、自立運転を開始さ
せる。このとき、作動ガス温度は十分に高くなっている
ため、エンジン出力が高く、容易に起動し、エンジンは
素早く所定の回転数まで上昇する。
【0030】実施例3.実施例2においては、作動ガス
温度が所定値に達した段階で自立運転を開始させていた
が、シリンダヘッド(熱交ヘッド)8の温度が所定値に
なったとき、電磁弁16を閉じ、自立運転を開始させて
もよい(請求項6)。そうした場合は、シリンダヘッド
8の温度を測定するだけで済むので、構造を簡略化でき
る。
【0031】実施例4.実施例4(請求項7,8の発明
の実施例)のスターリングエンジンの起動方法を実施す
るためのエンジン構成は図4のものと同じである。この
実施例4では、エンジンの停止中に、ヒータ管5の温度
低下を抑えるための燃焼を継続させ、シリンダ3内の作
動ガス温度が所定値以下になったとき、電磁弁16を開
いて、スタータ22を作動させ、ディスプレーサピスト
ン11、動力ピストン13を動かして、作動ガスの移し
替えを行い、作動ガス温度を所定値以上に保つようにし
ている。従来のエンジンでは、停止時は燃料の供給を停
止しており、ヒータ管5の温度は低下する。停止が長時
間になると、次の起動時は、コールドスタートとなる
が、少量の燃料を燃焼ノズル7から供給し、ヒータ管5
の温度が低下しないよう燃焼を継続し、常にホットスタ
ートとなるようにしている。
【0032】実施例5.図2は実施例5のスターリング
エンジンの構成図、図3はその要部詳細図である。この
実施例5のスターリングエンジンでは、図1の電磁弁1
6とタンク31が廃止され、図2に示すように、ディス
プレーサピストン11の内部空間35が予備タンクとし
て利用されている。そして、膨張空間14と内部空間3
5とを連通する通路に、温度感応型の開閉弁32が取付
けられている。この温度感応型の開閉弁32は、作動ガ
ス温度が低いとき、図3に示すように弁(閉開弁)34
が開き、膨張空間14とディスプレーサピストン11の
内部空間35を、穴(連通路)33を通してつなげる。
よって、外部の予備タンクに接続されたのと同等の効果
を発生する。作動ガス温度が上昇すると、弁34は閉
じ、作動ガスは、膨張空間14と圧縮空間15の間を移
動し、自立運転を始める。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、エンジンが停止動作に入ったとき、エンジン内の高
圧の作動ガスを外部タンクに充填する操作を行い、次の
起動時、スタータによってエンジン出力軸を回転させて
エンジン回転数が所定値まで上昇した段階で、外部タン
クから高圧の作動ガスをシリンダ内に取り入れるように
構成したので、起動時におけるスタータの負荷を軽減す
ることができと共に、自立運転段階でのエンジン内の作
動ガス圧力を増加してエンジン出力を大きくすることが
できる。したがって、エンジンの起動が容易になり、低
速での運転時間が短くなって、エンジン振動が軽減され
る等の効果がある。
【0034】請求項2の発明によれば、シリンダ内の空
間に第1の開閉弁を介して連通された予備タンクを備え
たスターリングエンジンの起動方法において、エンジン
の停止直前にシリンダ内の高圧の作動ガスを外部タンク
に導出して蓄えておき、次の起動時に、第1の開閉弁を
開いてシリンダ内の空間に予備タンクを連通させると共
に、スタータによってエンジン出力軸を回転させ、エン
ジン回転数が所定値まで上昇した段階で、第1の開閉弁
を閉じると共に、外部タンクに蓄えておいた高圧の作動
ガスをシリンダ内に導入するように構成したので、起動
時におけるスタータの負荷をより軽減することができと
共に、自立運転段階でのエンジン内の作動ガス圧力を増
加してエンジン出力を大きくすることができる。したが
って、エンジンの起動が容易になり、低速での運転時間
が短くなって、エンジン振動が軽減される等の効果があ
る。
【0035】請求項3の発明によれば、シリンダ内の空
間を、開閉弁と逆止弁を挿入した2本の並列な通路を介
して外部タンクに接続し、停止時と起動時にこれら開閉
弁を操作することにより、停止時に外部タンクに高圧の
作動ガスを蓄え、起動時に高圧ガスをエンジン内に導入
するように構成したので、エンジンを容易に起動するこ
とができると共に、起動後エンジンの回転数を素早く所
定の値にまで立ち上げることができ、エンジン振動を軽
減できるという効果がある。
【0036】請求項4の発明によれば、シリンダ内の空
間に第1の開閉弁を介して連通された予備タンクを備え
たスターリングエンジンにおいて、シリンダ内の空間
を、開閉弁と逆止弁を挿入した2本の並列な通路を介し
て外部タンクに接続し、停止時と起動時にこれら開閉弁
を操作することにより、停止時に外部タンクに高圧の作
動ガスを蓄え、起動時に高圧ガスをエンジン内に導入す
るように構成したので、エンジンをより一層容易に起動
することができると共に、起動後エンジンの回転数を素
早く所定の値にまで立ち上げることができ、エンジン振
動を軽減できるという効果がある。
【0037】請求項5の発明によれば、起動時にヒータ
の温度が所定値に達したとき、スタータを作動させて作
動ガスの移し替えを行い、作動ガス温度が所定値まで高
まった段階で自立運転させるように構成したので、起動
が容易であり、しかも最初から高い出力でエンジンを回
転させることができ、エンジン振動を軽減することがで
きる等の効果がある。
【0038】請求項6の発明によれば、起動時にヒータ
の温度が所定値に達したとき、スタータを作動させて作
動ガスの移し替えを行い、シリンダヘッド温度が所定値
まで高まった段階で自立運転させるように構成したの
で、起動が容易であり、しかも最初から高い出力でエン
ジンを回転させることができ、エンジン振動を軽減する
ことができ、さらにシリンダヘッドの温度を測定すれば
すむから構成が簡単にする等の効果がある。
【0039】請求項7の発明によれば、エンジンの停止
中に、ヒータの温度低下を抑えるための燃焼を継続させ
るように構成したので、コールドスタートでなくなり、
起動が容易となり、しかも最初から高い出力でエンジン
を回転させることができ、エンジン振動を軽減すること
ができる等の効果がある。
【0040】請求項8の発明によれば、エンジンの停止
中に、ヒータの温度低下を抑えるための燃焼を継続さ
せ、シリンダ内の作動ガス温度が所定値以下になったと
き、スタータを作動させて作動ガスの移し替えを行って
作動ガス温度を所定値以上に保つように構成したので、
コールドスタートの発生が無くなり、起動が容易になっ
て、しかも最初から高い出力でエンジンを回転させるこ
とができ、エンジン振動を軽減することができる等の効
果がある。
【0041】請求項9の発明によれば、ピストンの内部
空間を予備タンクとして利用し、このピストンの内部空
間とシリンダ内の空間を結ぶ連通路に、周囲温度が低い
とき閉じかつ周囲温度が高いとき開く温度感応型の開閉
弁を設けるように構成したので、起動時の温度が低い段
階では開閉弁が自動的に開いてシリンダ内の空間を実質
的に拡大し、スタータの負荷を軽減し、温度が上昇する
と自動的に開閉弁が閉じて自立運転が開始する。したが
って、起動が容易になると共に、最初から高い出力でエ
ンジンを回転させることができ、エンジン振動を軽減す
ることができる等の効果がある。
【0042】請求項10の発明によれば、ディスプレー
サピストンの内部空間を予備タンクとして利用し、この
ディスプレーサピストンの内部空間とシリンダ内の膨張
空間を結ぶ連通路に、周囲温度が低いとき閉じかつ周囲
温度が高いとき開く温度感応型の開閉弁を設けるように
構成したので、起動時の温度が低い段階ではシリンダ内
の空間を実質的に拡大して、スタータの負荷を軽減し、
温度が上昇すると自動的に開閉弁が閉じて自立運転が開
始する。したがって、起動が容易になると共に、最初か
ら高い出力でエンジンを回転させることができ、エンジ
ン振動を軽減することができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるスターリングエンジ
ンの構成を示す断面図である。
【図2】この発明の実施例5によるスターリングエンジ
ンの構成を示す断面図である。
【図3】図2のスターリングエンジンの一部拡大断面図
である。
【図4】従来のスターリングエンジンの構成を示す断面
図である。
【符号の説明】
3 シリンダ 5 ヒータ管(ヒータ) 8 シリンダヘッド 9 再生器 10 クーラー 11 ディスプレーサピストン(ピストン機構) 13 動力ピストン(ピストン機構) 14 膨張空間 15 圧縮空間 16 電磁弁(第1の開閉弁) 17 電磁弁(第2の開閉弁) 18 電磁弁(第3の開閉弁) 19 逆止弁(第1の逆止弁) 20 逆止弁(第2の逆止弁) 21 タンク(外部タンク) 23a エンジン出力軸 31 タンク(予備タンク) 32 開閉弁 33 穴(連通路) 34 弁(閉開弁) 35 内部空間 41,42 通路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内に形成された膨張空間及び圧
    縮空間と、前記膨張空間と圧縮空間をつなぐ通路に膨張
    空間側から順に設けられたヒータ、再生器及びクーラー
    と、前記膨張空間と圧縮空間との間で前記ヒータ、再生
    器、クーラーを介して作動ガスを移し替えると共に、作
    動ガス圧からエンジン出力を取り出すピストン機構と、
    このピストン機構に連結されたエンジン出力軸とを備え
    たスターリングエンジンの起動方法において、エンジン
    の停止直前に前記シリンダ内の高圧の作動ガスを外部タ
    ンクに導出して蓄えておき、次の起動時、スタータによ
    ってエンジン出力軸を回転させてエンジン回転数が所定
    値まで上昇した段階で、前記外部タンクに蓄えておいた
    高圧の作動ガスを前記シリンダ内に導入することを特徴
    とするスターリングエンジンの起動方法。
  2. 【請求項2】 シリンダ内に形成された膨張空間及び圧
    縮空間と、前記膨張空間と圧縮空間をつなぐ通路に膨張
    空間側から順に設けられたヒータ、再生器及びクーラー
    と、前記膨張空間と圧縮空間との間で前記ヒータ、再生
    器、クーラーを介して作動ガスを移し替えると共に、作
    動ガス圧からエンジン出力を取り出すピストン機構と、
    このピストン機構に連結されたエンジン出力軸と、前記
    シリンダ内の空間に第1の開閉弁を介して連通された予
    備タンクとを備えたスターリングエンジンの起動方法に
    おいて、エンジンの停止直前に前記シリンダ内の高圧の
    作動ガスを外部タンクに導出して蓄えておき、次の起動
    時、前記第1の開閉弁を開いてシリンダ内の空間に予備
    タンクを連通させると共に、スタータによってエンジン
    出力軸を回転させ、エンジン回転数が所定値まで上昇し
    た段階で、前記第1の開閉弁を閉じると共に、前記外部
    タンクに蓄えておいた高圧の作動ガスを前記シリンダ内
    に導入することを特徴とするスターリングエンジンの起
    動方法。
  3. 【請求項3】 シリンダ内に形成された膨張空間及び圧
    縮空間と、前記膨張空間と圧縮空間をつなぐ通路に膨張
    空間側から順に設けられたヒータ、再生器及びクーラー
    と、前記膨張空間と圧縮空間との間で前記ヒータ、再生
    器、クーラーを介して作動ガスを移し替えると共に、作
    動ガス圧からエンジン出力を取り出すピストン機構と、
    このピストン機構に連結されたエンジン出力軸とを備え
    たスターリングエンジンにおいて、前記シリンダ内の空
    間に2本の並列な通路を介して接続された外部タンク
    と、前記2本の通路の一方に設けられた第2の開閉弁及
    びシリンダ内の空間側から外部タンク側への作動ガスの
    流通のみを許す第1の逆止弁と、前記2本の通路の他方
    に設けられた第3の開閉弁及び外部タンク側からシリン
    ダ内の空間側への作動ガスの流通のみを許す第2の逆止
    弁と、エンジンの停止直前に前記第2の開閉弁を開き、
    次の起動時、スタータによってエンジン出力軸が回転さ
    せられてエンジン回転数が所定値まで上昇した段階で前
    記第3の開閉弁を開くよう制御する制御手段とを設けた
    ことを特徴とするスターリングエンジン。
  4. 【請求項4】 シリンダ内に形成された膨張空間及び圧
    縮空間と、前記膨張空間と圧縮空間をつなぐ通路に膨張
    空間側から順に設けられたヒータ、再生器及びクーラー
    と、前記膨張空間と圧縮空間との間で前記ヒータ、再生
    器、クーラーを介して作動ガスを移し替えると共に、作
    動ガス圧からエンジン出力を取り出すピストン機構と、
    このピストン機構に連結されたエンジン出力軸と、前記
    シリンダ内の空間に第1の開閉弁を介して連通された予
    備タンクとを備えたスターリングエンジンにおいて、前
    記シリンダ内の空間に2本の並列な通路を介して接続さ
    れた外部タンクと、前記2本の通路の一方に設けられた
    第2の開閉弁及びシリンダ内の空間側から外部タンク側
    への作動ガスの流通のみを許す第1の逆止弁と、前記2
    本の通路の他方に設けられた第3の開閉弁及び外部タン
    ク側からシリンダ内の空間側への作動ガスの流通のみを
    許す第2の逆止弁と、エンジンの停止直前に前記第2の
    開閉弁を開き、次の起動時、前記第1の開閉弁を開いて
    シリンダ内の空間に予備タンクを連通させると共に、ス
    タータによってエンジン出力軸を回転させ、エンジン回
    転数が所定値まで上昇した段階で、前記第1の開閉弁を
    閉じると共に、前記第3の開閉弁を開くよう制御する制
    御手段とを設けたことを特徴とするスターリングエンジ
    ン。
  5. 【請求項5】 シリンダ内に形成された膨張空間及び圧
    縮空間と、前記膨張空間と圧縮空間をつなぐ通路に膨張
    空間側から順に設けられたヒータ、再生器及びクーラー
    と、前記膨張空間と圧縮空間との間で前記ヒータ、再生
    器、クーラーを介して作動ガスを移し替えると共に、作
    動ガス圧からエンジン出力を取り出すピストン機構と、
    このピストン機構に連結されたエンジン出力軸とを備え
    たスターリングエンジンの起動方法において、エンジン
    起動に際し、前記ヒータの温度が所定値に達したとき、
    スタータを作動させてピストン機構を動かすことにより
    作動ガスの移し替えを行い、作動ガス温度が所定値に達
    するまでこれを繰り返し、作動ガス温度が所定値に達し
    た段階で自立運転させることを特徴とするスターリング
    エンジンの起動方法。
  6. 【請求項6】 シリンダ内に形成された膨張空間及び圧
    縮空間と、前記膨張空間と圧縮空間をつなぐ通路に膨張
    空間側から順に設けられたヒータ、再生器及びクーラー
    と、前記膨張空間と圧縮空間との間で前記ヒータ、再生
    器、クーラーを介して作動ガスを移し替えると共に、作
    動ガス圧からエンジン出力を取り出すピストン機構と、
    このピストン機構に連結されたエンジン出力軸とを備え
    たスターリングエンジンの起動方法において、エンジン
    起動に際し、前記ヒータの温度が所定値に達したとき、
    スタータを作動させてピストン機構を動かすことにより
    作動ガスの移し替えを行い、前記膨張空間を内装したシ
    リンダヘッドの温度が所定値に達するまでこれを繰り返
    し、シリンダヘッドの温度が所定値に達した段階で自立
    運転させることを特徴とするスターリングエンジンの起
    動方法。
  7. 【請求項7】 シリンダ内に形成された膨張空間及び圧
    縮空間と、前記膨張空間と圧縮空間をつなぐ通路に膨張
    空間側から順に設けられたヒータ、再生器及びクーラー
    と、前記膨張空間と圧縮空間との間で前記ヒータ、再生
    器、クーラーを介して作動ガスを移し替えると共に、作
    動ガス圧からエンジン出力を取り出すピストン機構と、
    このピストン機構に連結されたエンジン出力軸とを備え
    たスターリングエンジンの起動方法において、エンジン
    の停止中に、前記ヒータの温度低下を抑えるための燃焼
    を継続させ、その状態からエンジンを起動することを特
    徴とするスターリングエンジンの起動方法。
  8. 【請求項8】 シリンダ内の作動ガス温度が所定値以下
    になったとき、スタータを作動させてピストン機構を動
    かすことにより作動ガスの移し替えを行って作動ガス温
    度を所定値以上に保ち、その状態からエンジンを起動す
    ることを特徴とする請求項7記載のスターリングエンジ
    ンの起動方法。
  9. 【請求項9】 シリンダ内に形成された膨張空間及び圧
    縮空間と、前記膨張空間と圧縮空間をつなぐ通路に膨張
    空間側から順に設けられたヒータ、再生器及びクーラー
    と、前記膨張空間と圧縮空間との間で前記ヒータ、再生
    器、クーラーを介して作動ガスを移し替えると共に、作
    動ガス圧からエンジン出力を取り出すピストン機構と、
    このピストン機構に連結されたエンジン出力軸と、前記
    シリンダ内の空間に開閉弁を介して連通された予備タン
    クとを備えたスターリングエンジンにおいて、前記ピス
    トン機構のピストンの内部空間を前記予備タンクとして
    利用し、このピストンの内部空間とシリンダ内の空間を
    結ぶ連通路に、前記開閉弁として、周囲温度が低いとき
    閉じ、周囲温度が高いとき開く温度感応型の開閉弁を設
    けたことを特徴とするスターリングエンジン。
  10. 【請求項10】 シリンダ内に形成された膨張空間及び
    圧縮空間と、前記膨張空間と圧縮空間をつなぐ通路に膨
    張空間側から順に設けられたヒータ、再生器及びクーラ
    ーと、前記膨張空間と圧縮空間との間で前記ヒータ、再
    生器、クーラーを介して作動ガスを移し替えると共に、
    作動ガス圧からエンジン出力を取り出すピストン機構
    と、このピストン機構に連結されたエンジン出力軸と、
    前記シリンダ内の空間に開閉弁を介して連通された予備
    タンクとを備えたスターリングエンジンにおいて、前記
    ピストン機構を構成するディスプレーサピストンの内部
    空間を前記予備タンクとして利用し、このディスプレー
    サピストンの内部空間と前記膨張空間を連通路で結び、
    この連通路に、前記開閉弁として、周囲温度が低いとき
    閉じ、周囲温度が高いとき開く温度感応型の開閉弁を設
    けたことを特徴とするスターリングエンジン。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009091959A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Toyota Motor Corp 排熱回収機関及び起動制御装置
JP2010502897A (ja) * 2006-09-11 2010-01-28 セヴェノド,フレデリック 外部熱源を備えた熱機関
DE102012212544A1 (de) 2011-07-19 2013-01-24 Toyota Jidosha K.K. Steuerungsgerät und steuerungsverfahren für einen stirlingmotor
KR101338135B1 (ko) * 2012-02-22 2013-12-06 한국과학기술연구원 스터링 엔진의 시동 장치
CN109854407A (zh) * 2019-04-11 2019-06-07 江苏克劳特低温技术有限公司 一种外加扰动机构的自由活塞斯特林发电机及其起动方法

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CN109854407B (zh) * 2019-04-11 2024-02-02 江苏克劳特低温技术有限公司 一种外加扰动机构的自由活塞斯特林发电机及其起动方法

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