JPH0715827U - 地盤改良装置 - Google Patents

地盤改良装置

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JPH0715827U
JPH0715827U JP4693093U JP4693093U JPH0715827U JP H0715827 U JPH0715827 U JP H0715827U JP 4693093 U JP4693093 U JP 4693093U JP 4693093 U JP4693093 U JP 4693093U JP H0715827 U JPH0715827 U JP H0715827U
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JP
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bit
excavation
sun gear
casing
gear
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Pending
Application number
JP4693093U
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English (en)
Inventor
修久 池田
博行 川崎
Original Assignee
株式会社利根
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘削孔内の掘削土を攪拌翼で略均一に移動
し、かつ、掘削土中の土塊を粉砕して、掘削土や充填剤
の攪拌、混合性能の向上を図る。 【構成】 ケーシング24内に太陽ギア34を回動自在
に支持し、ケーシング24内に遊星ギア26を回動自在
に設け、かつ流星ギア26を太陽ギア34に連結させ
た。遊星ギア26には同軸上にビット軸28が設けら
れ、ビット軸28にビット30及び攪拌翼32を設け
た。従って、駆動装置22の駆動でケーシング24が回
転すると、遊星ギア26が自転しながら太陽ギア34の
回りを公転するので、ビット軸28に設けられているビ
ット30と攪拌翼32が自転しながら公転する。従っ
て、掘削壁側の掘削土が掘削孔の中央側に移動され、か
つ掘削孔の中央側の掘削土が掘削壁側に移動される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は地盤改良装置に係り、特に基礎工事等において掘削土と充填剤を混合 して地盤を改良する地盤改良装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の地盤改良装置は特公昭58−29374号公報に示すように、掘削軸の 下端部に掘削用のビットを備えていて、ビットの上方の掘削軸には攪拌翼が複数 段状に取り付けられていて、ビットと攪拌翼間の掘削軸や攪拌翼と攪拌翼間の掘 削軸には共回り防止板が回動自在に支持されている。この共回り防止板はビット 径や攪拌翼径より長く設定されている。このように構成された地盤改良装置で地 盤を改良する場合、掘削軸を回転してビットで地盤に円形の孔を掘削し、同時に 掘削軸からセメントミル等の充填剤を供給して掘削する。ビットで掘削された掘 削土は充填剤と混り合いながら、粘性と付着があるのでビットや攪拌翼の動きと 一緒に共回りする。
【0003】 一方、共回り防止板はビットや攪拌翼より長く形成されているので、共回り防 止板の両端部が掘削孔の外側の地盤に嵌入する。従って、共回り防止板の両端部 は掘削孔の外側地盤の抵抗を受けるので、共回り防止板は回転せずに掘削孔内に 嵌入する。これにより、回転翼等と共回りしている掘削土や充填剤は共回り防止 板でせき止められて共回りが静止され、静止した掘削土や充填剤は回転中のビッ トや攪拌翼で剪断粉砕されるので、掘削土や充填剤が攪拌、混合されて地盤が改 良される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の地盤改良装置はビットや攪拌翼が掘削軸を中心にして同 心円状に回転するので、ビットや攪拌翼と共回りする掘削土や充填剤は遠心力の 作用で掘削孔の壁面方向に移動する。掘削孔の壁面方向に移動した掘削土や充填 剤は掘削孔の壁面に押しつけられた状態になるので、掘削土や充填剤の攪拌・混 合が十分に行われないという欠点がある。
【0005】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、掘削土や充填剤の攪拌・混 合性能の向上を図ることができる地盤改良装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
本考案は、前記目的を達成する為に、ビット及び攪拌翼を回転しつつ掘削土と 充填剤とを混合攪拌する地盤改良装置において、駆動装置に固定されると共に前 記充填剤を先端部開口から前記掘削土中に供給する掘削内管と、前記駆動装置に 回動力が伝達可能に連結されると共に該掘削内管の外側に設けられた掘削外管と 、前記掘削内管の先端部に同軸上に設けられた太陽ギアと、前記掘削外管の先端 部に設けられると共に前記太陽ギアを収納し、かつ該太陽ギアに対して回動自在 に支持されたケーシングと、前記太陽ギアの軸線から偏心した状態で前記ケーシ ングに回動自在に支持されると共に前記太陽ギアに連結された遊星ギアと、該遊 星ギアに同軸上に設けられ、先端部に前記ビットが設けられると共に攪拌翼が設 けられたビット軸と、を備え、前記駆動装置で前記掘削外管並びに前記ケーシン グを回転することにより、前記ビット軸に設けられた前記ビットと攪拌翼を自転 させながら公転することを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案によれば、掘削内管を駆動装置に固定して、掘削内管の外側に設けられ た掘削外管を駆動装置に回動力が伝達可能に連結する。掘削内管の先端部には太 陽ギアが同軸上に設けられていて、太陽ギアはケーシング内に回動自在に支持さ れている。ケーシングは掘削外管の先端部に設けられている。また、遊星ギアは 太陽ギアの軸線から偏心した状態でケーシングに回動自在に支持されていて、こ の遊星ギアは太陽ギアに連結されている。さらに、遊星ギアに同軸上に設けられ ているビット軸の先端部にはビットが設けられ、またビット軸には攪拌翼が設け られている。
【0008】 従って、駆動装置で掘削外管を回転するとビット軸に設けられたビットと攪拌 翼とが自転しながら公転する。このように、ビット軸に設けられているビットと 攪拌翼が自転しながら公転するので、掘削壁側の掘削土が掘削孔の中央側に移動 され、かつ掘削孔の中央側の掘削土が掘削壁側に移動される。
【0009】
【実施例】
以下添付図面に従って本考案に係る地盤改良装置の好ましい実施例について詳 説する。図3は本考案に係る地盤改良装置10が使用されている地盤改良機1の 側面図であり、地盤改良機本体2のリーダ3にはパワースイベル12が上下方向 に摺動自在に支持されている。パワースイベル12はワイヤ4を介してウインチ (図示せず)に吊下げられている。このウインチはリーダ3の頂部に設けられて いて、ウインチの駆動でパワースイベル12が上下方向に摺動する。パワースイ ベル12には地盤改良装置10が設けられている。
【0010】 図1は本考案に係る地盤改良装置10の断面図であり、同図に示すように地盤 改良装置10はパワースイベル12を備えている。パワースイベルはベースマシ ーンのリーダに昇降自在に支持されている(双方図示せず)。パワースイベル1 2には外管14の上端部が回動自在に支持されていて、外管14の上端部にはギ ア16が同軸上に固定されている。ギア16にはギア18が噛合していて、ギア 18は減速機20を介してモータ22の駆動軸(図示せず)に回転力を伝達可能 に連結されている。外管14の下端部にはケーシング24が同軸上に固定されて いる。従って、モータ22が駆動するとギア18、ギア16及び外管14等を介 してケーシング24が反時計回り方向(図2参照)に回動する。
【0011】 ケーシング24内には遊星ギア26、26が夫々ビット軸28、28を介して 回動自在に支持されている。また、ビット軸28、28は外管14を対称軸とし て互いに対称な位置に配置されている。ビット軸28の下端部にはビット30、 30、30が取りつけられている。ビット30、30、30は回転軸28を中心 として一定の間隔をおいて放射線状に配置されている。
【0012】 ビット30、30、30の上方の回転軸28には攪拌翼32、32、32が取 りつけられている。攪拌翼32、32、32はビット30、30、30と同様に 回転軸28を中心として一定の間隔をおいて放射線状に配置されている。そして 、一方の回転軸28に取り付けられている攪拌翼32、32、32と、他方の回 転軸28に取り付けられている攪拌翼32、32、32は互いにオーバラップす るように構成されている。攪拌翼32の端部には掘削刃32Aが取り付けられて いる。
【0013】 また、ケーシング24の中央には太陽ギア34が回動自在に支持されていて、 太陽ギア34には遊星ギア26、26が噛合している。太陽ギア34には内管3 6の下端部が固定されていて、太陽ギア34と内管36は同軸上に配置されてい る。さらに、内管36は外管14内に同軸上に配置されていて、内管36の上端 部はパワースイベル12に固定されている。従って、上述したようにモータ22 の駆動でケーシング24が反時計回り方向(図2参照)に回動すると、遊星ギア 26、26が反時計回り方向に公転する。この場合、遊星ギア26、26は太陽 ギア34に噛合しているので、遊星ギア26、26は反時計回り方向に自転しな がら反時計回り方向に公転する。
【0014】 内管36の上端部はセメントミル等の充填剤37を供給する充填剤供給手段( 図示せず)に連通されている。これにより、充填剤供給手段から供給されたセメ ントミル等の充填剤37は内管を経て内管36の下端部から供給される。尚、4 0はケーシング24の外周に固着されている攪拌翼であり、攪拌翼40はケーシ ング24の外周の対向する位置に直線上に配置されている。
【0015】 前記の如く構成された地盤改良装置10の作用について説明する。先ず、内管 36の下端部からセメントミル等の充填剤37を供給し、同時にモータ22を駆 動してギア18、ギア16及び外管14等を介してケーシング24を反時計回り 方向(図2参照)に回動する。ケーシング24が反時計回り方向に回動すると、 遊星ギア26、26が反時計回り方向に公転する。そして、遊星ギア26、26 が反時計回り方向に公転すると、遊星ギア26、26は太陽ギア34に噛合して いる遊星ギア26、26は反時計回り方向に自転する。
【0016】 これにより、夫々のビット軸28、28に設けられているビット30、30… と攪拌翼32、32…は自転しながら公転するので、ビット30、30…で掘削 孔50(図4参照)が穿孔され、掘削された掘削土及び充填剤37は攪拌翼32 、32…で攪拌される。この場合、掘削壁側の掘削土や充填剤37は掘削孔の中 央側に移動し、かつ掘削孔の中央側の掘削土や充填剤37は掘削壁側に移動する ので掘削土や充填剤37が効率よく攪拌される。
【0017】 また、攪拌翼は互いにオーバラップしながら回転するので掘削土中の土塊を粉 砕することができる。従って、掘削土や充填剤37の攪拌、混合性能の向上を図 ることができる。これにより、掘削孔50内の地盤を改良することができる。以 下、上述した工程を順次繰り返すことにより、図4に示すように連続的に穿孔さ れた掘削孔50、50…内の地盤を改良する。
【0018】 前記実施例ではビット30や攪拌翼32が設けられているビット軸28を2本 備えている地盤改良装置について説明したが、これに限らず、ビット軸28を1 本又は2本以上の複数本備えるように構成してもよい。 前記実施例では攪拌翼32をビット軸28に垂直に取り付けた場合について説 明したが、これに限らず、攪拌翼32を傾斜させてビット軸28に取り付けても よい。
【0019】 前記実施例では太陽ギア34に遊星ギア26を直接噛合させたが、これに限ら ず、太陽ギア34と遊星ギア26間にアイドルギアを設けてもよい。
【0020】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案に係る地盤改良装置によれば、駆動装置で掘削外 管を回転することによりビット軸に設けられたビットと攪拌翼を自転させながら 公転することができるので、掘削壁側の掘削土が掘削孔の中央側に移動され、か つ掘削孔の中央側の掘削土が掘削壁側に移動される。従って、掘削土や充填剤の 攪拌、混合性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る地盤改良装置の断面図
【図2】図1のA−A矢視図
【図3】本考案に係る地盤改良装置が使用された地盤改
良機の側面図
【図4】本考案に係る地盤改良装置で地盤が改良された
状態を説明する説明図
【符号の説明】
10…地盤改良装置 12…パワースイベル 14…掘削外管 22…駆動モータ 24…ケーシング 26…遊星ギア 28…ビット軸 30…ビット 32…攪拌翼 34…太陽ギア 36…掘削内管 37…充填剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビット及び攪拌翼を回転しつつ掘削土と
    充填剤とを混合攪拌する地盤改良装置において、 駆動装置に固定されると共に前記充填剤を先端部開口か
    ら前記掘削土中に供給する掘削内管と、 前記駆動装置に回動力が伝達可能に連結されると共に該
    掘削内管の外側に設けられた掘削外管と、 前記掘削内管の先端部に同軸上に設けられた太陽ギア
    と、 前記掘削外管の先端部に設けられると共に前記太陽ギア
    を収納し、かつ該太陽ギアに対して回動自在に支持され
    たケーシングと、 前記太陽ギアの軸線から偏心した状態で前記ケーシング
    に回動自在に支持されると共に前記太陽ギアに連結され
    た遊星ギアと、 該遊星ギアに同軸上に設けられ、先端部に前記ビットが
    設けられると共に攪拌翼が設けられたビット軸と、 を備え、前記駆動装置で前記掘削外管並びに前記ケーシ
    ングを回転することにより、前記ビット軸に設けられた
    前記ビットと攪拌翼を自転させながら公転することを特
    徴とする地盤改良装置。
JP4693093U 1993-08-30 1993-08-30 地盤改良装置 Pending JPH0715827U (ja)

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JP4693093U JPH0715827U (ja) 1993-08-30 1993-08-30 地盤改良装置

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JP4693093U JPH0715827U (ja) 1993-08-30 1993-08-30 地盤改良装置

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JPH0715827U true JPH0715827U (ja) 1995-03-17

Family

ID=12761051

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4693093U Pending JPH0715827U (ja) 1993-08-30 1993-08-30 地盤改良装置

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JP (1) JPH0715827U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012184612A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd 地盤改良装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012184612A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd 地盤改良装置

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