JPH07156863A - 錨 - Google Patents
錨Info
- Publication number
- JPH07156863A JPH07156863A JP5308294A JP30829493A JPH07156863A JP H07156863 A JPH07156863 A JP H07156863A JP 5308294 A JP5308294 A JP 5308294A JP 30829493 A JP30829493 A JP 30829493A JP H07156863 A JPH07156863 A JP H07156863A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- hooks
- anchor
- engaging
- main shaft
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】不使用時にコンパクトに変形し得るようにした
錨に関するもので、該錨の組立て作業が簡便・迅速に行
えるようにする。 【構成】錨主軸(1) の下部外周にこれと平行な態様で添
設固定されたフック保持筒(4) (4) の夫々にフック(2)
(2) の基端部を回動自在に挿通し、該フック保持筒(4)
(4) の先端周縁部には該先端方向に向けて開放する係合
凹部を形成すると共に該係合凹部に係脱自在に係合する
係合突起(21)をこれに対応するフック側壁部分に突設
し、更に、フック(2) (2) に対して接離する方向に移動
し得るロック手段(3) を錨主軸(1) に外嵌装着し、フッ
ク(2) (2) を使用状態にセットしたときはこれに具備さ
せた上記係合突起(21)(21)がこれに対応するフック保持
筒(4)側の係合凹部に係合するようにすると共に、該状
態に於いてはフック保持筒(4)(4) に対するフック(2)
(2) の軸線方向の移動を阻止し得る位置にロック手段
(3) が固定できるようにした。
錨に関するもので、該錨の組立て作業が簡便・迅速に行
えるようにする。 【構成】錨主軸(1) の下部外周にこれと平行な態様で添
設固定されたフック保持筒(4) (4) の夫々にフック(2)
(2) の基端部を回動自在に挿通し、該フック保持筒(4)
(4) の先端周縁部には該先端方向に向けて開放する係合
凹部を形成すると共に該係合凹部に係脱自在に係合する
係合突起(21)をこれに対応するフック側壁部分に突設
し、更に、フック(2) (2) に対して接離する方向に移動
し得るロック手段(3) を錨主軸(1) に外嵌装着し、フッ
ク(2) (2) を使用状態にセットしたときはこれに具備さ
せた上記係合突起(21)(21)がこれに対応するフック保持
筒(4)側の係合凹部に係合するようにすると共に、該状
態に於いてはフック保持筒(4)(4) に対するフック(2)
(2) の軸線方向の移動を阻止し得る位置にロック手段
(3) が固定できるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は船用の錨、特に、小型船
舶に適した折畳式の錨に関するものである。
舶に適した折畳式の錨に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】不使用時にコンパクトに変形でき
るようにして小さなスペースに収納し得るようにした錨
が実公昭63-32556号に開示されている。図6に示すよう
に、錨主軸(1) の下部には固定フランジ(10)が張り出し
ていると共に、該固定フランジ(10)には円周方向に等ピ
ッチで穿設された差込孔(11)(11)が設けられており、該
差込孔(11)(11)には釣り針状のフック(2) (2) の基端部
が挿抜自在に挿入されている。
るようにして小さなスペースに収納し得るようにした錨
が実公昭63-32556号に開示されている。図6に示すよう
に、錨主軸(1) の下部には固定フランジ(10)が張り出し
ていると共に、該固定フランジ(10)には円周方向に等ピ
ッチで穿設された差込孔(11)(11)が設けられており、該
差込孔(11)(11)には釣り針状のフック(2) (2) の基端部
が挿抜自在に挿入されている。
【0003】上記錨主軸(1) における固定フランジ(10)
の下方には上記フック(2) (2) を回り止め状態に固定す
る為の係合鍔(13)が装着されており、上記固定フランジ
(10)から斜め下方に延びるフック(2) (2) が前記係合鍔
(13)の外周に開放するスリット(130) (130) 内に密に挿
通するようにしてこれらの回り止め状態が確保されてい
る。又、上記係合鍔(13)はピン(14)で錨主軸(1) に固定
されている。
の下方には上記フック(2) (2) を回り止め状態に固定す
る為の係合鍔(13)が装着されており、上記固定フランジ
(10)から斜め下方に延びるフック(2) (2) が前記係合鍔
(13)の外周に開放するスリット(130) (130) 内に密に挿
通するようにしてこれらの回り止め状態が確保されてい
る。又、上記係合鍔(13)はピン(14)で錨主軸(1) に固定
されている。
【0004】このものでは、各構成部品を分解して収納
できるようになっている。即ち、ピン(14)を引き抜いて
錨主軸(1) から係合鍔(13)を取り外し、更に、固定フラ
ンジ(10)からフック(2) (2) を抜き取るのである。これ
により、全体が各部品毎に分解できることとなり、不使
用時に必要となる収納スペースが小さくて済む利点があ
る。
できるようになっている。即ち、ピン(14)を引き抜いて
錨主軸(1) から係合鍔(13)を取り外し、更に、固定フラ
ンジ(10)からフック(2) (2) を抜き取るのである。これ
により、全体が各部品毎に分解できることとなり、不使
用時に必要となる収納スペースが小さくて済む利点があ
る。
【0005】しかしながら、上記従来のものでは収納時
におけるフック(2) (2) 等の各部品が分解されて夫々独
立した状態になっているから、錨を組立てる際に各部品
が見つからないことがあり、かかる場合には該錨が迅速
に組立てられない不都合が生じる。本発明は、上記の点
に鑑みて成されたもので、『釣り針状に曲成されたフッ
ク(2) (2) を、錨主軸(1) の下端近傍から放射状に突出
するように取付け、不使用時には全体をコンパクトに変
形できるようにした錨』に於いて、各部品を探すことな
く錨の組立て作業が行えるようにし、これにより、錨の
組立て作業が簡便・迅速に行えるようにすることをその
課題とする。
におけるフック(2) (2) 等の各部品が分解されて夫々独
立した状態になっているから、錨を組立てる際に各部品
が見つからないことがあり、かかる場合には該錨が迅速
に組立てられない不都合が生じる。本発明は、上記の点
に鑑みて成されたもので、『釣り針状に曲成されたフッ
ク(2) (2) を、錨主軸(1) の下端近傍から放射状に突出
するように取付け、不使用時には全体をコンパクトに変
形できるようにした錨』に於いて、各部品を探すことな
く錨の組立て作業が行えるようにし、これにより、錨の
組立て作業が簡便・迅速に行えるようにすることをその
課題とする。
【0006】
【技術的手段】上記課題を解決する為の本発明の技術的
手段は『フック保持筒(4) (4) を錨主軸(1) の下部外周
にこれと平行な態様で添設固定し、該フック保持筒(4)
(4) の夫々にフック(2) (2) の基端部を回動自在に挿通
し、前記フック保持筒(4) (4)の先端周縁部には該先端
方向に向けて開放する係合凹部を形成すると共に該係合
凹部に係脱自在に係合する係合突起(21)をこれに対応す
るフック側壁部分に突設し、更に、フック(2) (2) に対
して接離する方向に移動し得るロック手段(3) を錨主軸
(1) に外嵌装着し、フック(2) (2) を使用状態にセット
したときはこれに具備させた上記係合突起(21)(21)がこ
れに対応するフック保持筒(4) 側の係合凹部に係合する
ようにすると共に、該状態に於いてはフック保持筒(4)
(4) に対するフック(2) (2) の軸線方向の移動を阻止し
得る位置にロック手段(3) が固定できるようにした』こ
とである。
手段は『フック保持筒(4) (4) を錨主軸(1) の下部外周
にこれと平行な態様で添設固定し、該フック保持筒(4)
(4) の夫々にフック(2) (2) の基端部を回動自在に挿通
し、前記フック保持筒(4) (4)の先端周縁部には該先端
方向に向けて開放する係合凹部を形成すると共に該係合
凹部に係脱自在に係合する係合突起(21)をこれに対応す
るフック側壁部分に突設し、更に、フック(2) (2) に対
して接離する方向に移動し得るロック手段(3) を錨主軸
(1) に外嵌装着し、フック(2) (2) を使用状態にセット
したときはこれに具備させた上記係合突起(21)(21)がこ
れに対応するフック保持筒(4) 側の係合凹部に係合する
ようにすると共に、該状態に於いてはフック保持筒(4)
(4) に対するフック(2) (2) の軸線方向の移動を阻止し
得る位置にロック手段(3) が固定できるようにした』こ
とである。
【0007】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。使用可
能状態においては、フック(2) (2) が錨主軸(1) の外周
から放射状に突出してこれらが開いた状態になってい
る。即ち、フック(2) の基端部はフック保持筒(4) 内に
挿入された状態になっていると共に、該フック保持筒
(4) の端部周縁部に形成されされた係合凹部(該端部の
方向に開放している)にはフック(2)の側壁に突設され
た係合突起(21)が係合している。従って、これら係合凹
部と係合突起(21)の係合によってフック保持筒(4) とフ
ック(2) の回り止め状態が確保されている。又、上記使
用状態に於いては錨主軸(1) に装着されたロック手段
(3) は、フック保持筒(4) (4) に対するフック(2) (2)
の軸線方向の移動を阻止する位置に固定されており、こ
れにより、該フック(2) の側壁に突設された係合突起(2
1)とこれに対応するフック保持筒(4) 側の係合凹部の係
合が外れるのを確実に防止している。このように、使用
可能状態にセットされたフック(2) (2) は、該フック
(2) の側壁に突設された係合突起(21)とこれに対応する
フック保持筒(4) 側の係合凹部との係合と、該係合状態
の解除を防止するロック手段(3) により、これら各フッ
ク(2) (2) が展開状態に維持されている。
能状態においては、フック(2) (2) が錨主軸(1) の外周
から放射状に突出してこれらが開いた状態になってい
る。即ち、フック(2) の基端部はフック保持筒(4) 内に
挿入された状態になっていると共に、該フック保持筒
(4) の端部周縁部に形成されされた係合凹部(該端部の
方向に開放している)にはフック(2)の側壁に突設され
た係合突起(21)が係合している。従って、これら係合凹
部と係合突起(21)の係合によってフック保持筒(4) とフ
ック(2) の回り止め状態が確保されている。又、上記使
用状態に於いては錨主軸(1) に装着されたロック手段
(3) は、フック保持筒(4) (4) に対するフック(2) (2)
の軸線方向の移動を阻止する位置に固定されており、こ
れにより、該フック(2) の側壁に突設された係合突起(2
1)とこれに対応するフック保持筒(4) 側の係合凹部の係
合が外れるのを確実に防止している。このように、使用
可能状態にセットされたフック(2) (2) は、該フック
(2) の側壁に突設された係合突起(21)とこれに対応する
フック保持筒(4) 側の係合凹部との係合と、該係合状態
の解除を防止するロック手段(3) により、これら各フッ
ク(2) (2) が展開状態に維持されている。
【0008】次に、上記錨を収納すべくこれを折り畳む
場合の作業について説明する。先ず、錨主軸(1) に装着
したロック手段(3) をフック(2) (2) から離反する方向
に移動させ、これにより、フック(2) の基端部側壁に突
設された係合突起(21)とこれに対応するフック保持筒
(4) 側の係合凹部の係合が解除できる状態にする。次
に、フック(2) に具備させた上記係合突起(21)とフック
保持筒(4) 側の前記係合凹部の係合が外れる方向に該フ
ック(2) を移動させ、これにより、フック保持筒(4)
(4) に対してフック(2) (2) が回動し得る状態する。そ
して、上記の状態にあるフック(2) (2) をフック保持筒
(4) に対して回動させることにより該フック(2) (2) の
釣り針状先端部を集合させると、該フック(2) (2) が畳
まれた状態になり、この状態で適宜収納しておく。
場合の作業について説明する。先ず、錨主軸(1) に装着
したロック手段(3) をフック(2) (2) から離反する方向
に移動させ、これにより、フック(2) の基端部側壁に突
設された係合突起(21)とこれに対応するフック保持筒
(4) 側の係合凹部の係合が解除できる状態にする。次
に、フック(2) に具備させた上記係合突起(21)とフック
保持筒(4) 側の前記係合凹部の係合が外れる方向に該フ
ック(2) を移動させ、これにより、フック保持筒(4)
(4) に対してフック(2) (2) が回動し得る状態する。そ
して、上記の状態にあるフック(2) (2) をフック保持筒
(4) に対して回動させることにより該フック(2) (2) の
釣り針状先端部を集合させると、該フック(2) (2) が畳
まれた状態になり、この状態で適宜収納しておく。
【0009】又、上記折りたたみ状態にある錨を再度使
用状態に組立てる場合は、上記と逆の順序で作業すれば
よい。即ち、折り畳み状態にあるフック(2) (2) を錨主
軸(1) の外周から放射状に突出した状態となるように該
フック(2) (2) を展開し、その後該フック(2) (2) 側に
ロック手段(3) を移動させてこの状態に保持させればよ
いのである。
用状態に組立てる場合は、上記と逆の順序で作業すれば
よい。即ち、折り畳み状態にあるフック(2) (2) を錨主
軸(1) の外周から放射状に突出した状態となるように該
フック(2) (2) を展開し、その後該フック(2) (2) 側に
ロック手段(3) を移動させてこの状態に保持させればよ
いのである。
【0010】このように、上記技術的手段によれば錨全
体を折り畳んで収納することができ、既述従来のものの
ようにフック(2) (2) 等の部品を分解する必要がないか
ら、錨を組み立てる際に各部品を探す必要がなくなる。
体を折り畳んで収納することができ、既述従来のものの
ようにフック(2) (2) 等の部品を分解する必要がないか
ら、錨を組み立てる際に各部品を探す必要がなくなる。
【0011】
【効果】本発明は次の特有の効果を有する。錨を組み立
てる際に各部品を探す必要がないから、該錨の組立て作
業が簡便・迅速に行える。
てる際に各部品を探す必要がないから、該錨の組立て作
業が簡便・迅速に行える。
【0012】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て説明する。図1,図2に示すように、錨主軸(1) の下
部外周には、これと平行にフック保持筒(4) (4) が添設
されていると共に該フック保持筒(4) (4) にはフック
(2) (2) が保持されている。又、上記フック保持筒(4)
の上方に於ける錨主軸(1) 部分にはロック手段(3) とし
て機能するロックナット(30)が螺合されている。
て説明する。図1,図2に示すように、錨主軸(1) の下
部外周には、これと平行にフック保持筒(4) (4) が添設
されていると共に該フック保持筒(4) (4) にはフック
(2) (2) が保持されている。又、上記フック保持筒(4)
の上方に於ける錨主軸(1) 部分にはロック手段(3) とし
て機能するロックナット(30)が螺合されている。
【0013】フック保持筒(4) (4) は錨主軸(1) の外周
に溶接して固定されていると共に、各フック保持筒(4)
(4) 相互もその触部で溶接固定されており、これによ
り、フック保持筒(4) (4) と錨主軸(1) が束ねられた状
態に結合せしめられている。上記フック保持筒(4) (4)
にはフック(2) (2) の基端部が挿通されていると共に、
各フック(2) (2) はそれぞれ異なる大きさの外形に形成
されている。即ち、最も小さなフック(2) の両脇にはこ
れよりも一回り大きな2本のフック(2) (2)を配設して
いると共に、残った2本のフック(2) (2) は更にこれよ
り一回り大きく形成されている。そしてこれにより、フ
ック(2) (2) を畳んだ際にこれらが整然と重なるように
している。
に溶接して固定されていると共に、各フック保持筒(4)
(4) 相互もその触部で溶接固定されており、これによ
り、フック保持筒(4) (4) と錨主軸(1) が束ねられた状
態に結合せしめられている。上記フック保持筒(4) (4)
にはフック(2) (2) の基端部が挿通されていると共に、
各フック(2) (2) はそれぞれ異なる大きさの外形に形成
されている。即ち、最も小さなフック(2) の両脇にはこ
れよりも一回り大きな2本のフック(2) (2)を配設して
いると共に、残った2本のフック(2) (2) は更にこれよ
り一回り大きく形成されている。そしてこれにより、フ
ック(2) (2) を畳んだ際にこれらが整然と重なるように
している。
【0014】又、各フック保持筒(4) の上端部には係合
凹部(41)が開削されており、該係合凹部(41)にはフック
(2) の上端近傍の側壁から突出するピン(210) (210)
(既述技術的手段の項に記載の係合突起(21)に対応して
いる)が係脱自在に嵌り込んでいる。そして、上記ピン
(210) は図3に示す如くフック(2) の側壁の雌ネジ(23)
に螺入することにより該フック(2) に取付けられてい
る。
凹部(41)が開削されており、該係合凹部(41)にはフック
(2) の上端近傍の側壁から突出するピン(210) (210)
(既述技術的手段の項に記載の係合突起(21)に対応して
いる)が係脱自在に嵌り込んでいる。そして、上記ピン
(210) は図3に示す如くフック(2) の側壁の雌ネジ(23)
に螺入することにより該フック(2) に取付けられてい
る。
【0015】更に、上記フック保持筒(4) の上方に於け
る錨主軸(1) 部分には雄ネジ(16)が刻設されており、該
雄ネジ(16)部分に既述したロックナット(30)が螺合せし
められている。そして、該ロックナット(30)によって各
フック(2) (2) の上端が押えられるようになっており、
これにより、該フック(2) (2) の上端近傍側壁に突設し
た上記ピン(210) (210) とフック保持筒(4) (4) 側の係
合凹部(41)(41)の係合が解除されるのを防止している。
又、上記錨主軸(1) に於ける前記ロックナット(30)の上
方には該ロックナット(30)の緩みを防止する為のゴムリ
ング(18)が装着されている。
る錨主軸(1) 部分には雄ネジ(16)が刻設されており、該
雄ネジ(16)部分に既述したロックナット(30)が螺合せし
められている。そして、該ロックナット(30)によって各
フック(2) (2) の上端が押えられるようになっており、
これにより、該フック(2) (2) の上端近傍側壁に突設し
た上記ピン(210) (210) とフック保持筒(4) (4) 側の係
合凹部(41)(41)の係合が解除されるのを防止している。
又、上記錨主軸(1) に於ける前記ロックナット(30)の上
方には該ロックナット(30)の緩みを防止する為のゴムリ
ング(18)が装着されている。
【0016】図1の組立状態にある錨を折り畳むときは
先ずゴムリング(18)を想像線で示すように上方に移動さ
せ、その後、ロックナット(30)を回してこれを上方に移
動させる。この状態で、フック(2) (2) を上方に押しあ
げることによって該フック(2) の基端部側壁に突設した
ピン(210) をこれに対応するフック保持筒(4) 側の係合
凹部(41)から脱出させる。これによりフック保持筒(4)
に対してフック(2) が自由に回動し得る状態になり、こ
の状態で各フック(2) (2) を回動させてこれらを一か所
に集合させる。
先ずゴムリング(18)を想像線で示すように上方に移動さ
せ、その後、ロックナット(30)を回してこれを上方に移
動させる。この状態で、フック(2) (2) を上方に押しあ
げることによって該フック(2) の基端部側壁に突設した
ピン(210) をこれに対応するフック保持筒(4) 側の係合
凹部(41)から脱出させる。これによりフック保持筒(4)
に対してフック(2) が自由に回動し得る状態になり、こ
の状態で各フック(2) (2) を回動させてこれらを一か所
に集合させる。
【0017】他方、上記折り畳み状態にある錨を再び使
用状態に組立てるときは、図4の状態からフック(2)
(2) をフック保持筒(4) (4) に対して回動させ、これに
より、フック(2) (2) を展開状態にする。すると、フッ
ク保持筒(4) の上端に形成された係合凹部(41)にフック
(2) 側のピン(210) が係合してこれが回り止め状態に保
持される。以後、ロックナット(30)を締め付けると共に
ゴムリング(18)を降下させると、図1の如く使用状態に
組立てられる。
用状態に組立てるときは、図4の状態からフック(2)
(2) をフック保持筒(4) (4) に対して回動させ、これに
より、フック(2) (2) を展開状態にする。すると、フッ
ク保持筒(4) の上端に形成された係合凹部(41)にフック
(2) 側のピン(210) が係合してこれが回り止め状態に保
持される。以後、ロックナット(30)を締め付けると共に
ゴムリング(18)を降下させると、図1の如く使用状態に
組立てられる。
【0018】尚、フック(2) (2) が破損した場合には、
ピン(210) を取り外した状態で該フック(2) の基端部を
フック保持筒(4) に挿入すると共に、該フック(2) の基
端部側壁に形成した雌ネジ(23)部分を上記フック保持筒
(4) の上方に位置させ、該雌ネジ(23)部分にピン(210)
を螺入すればよい。第2実施例の要部を図示した図5の
ものでは、錨主軸(1) に対して摺動自在に取付けられた
スライダー(31)を設けたものである。即ち、錨主軸(1)
にはフック保持筒(4) (4) の上端近傍に位置させて係合
溝(19)を周設すると共に、該係合みぞに係合する固定ネ
ジ(311) をスライダー(31)に螺入している。
ピン(210) を取り外した状態で該フック(2) の基端部を
フック保持筒(4) に挿入すると共に、該フック(2) の基
端部側壁に形成した雌ネジ(23)部分を上記フック保持筒
(4) の上方に位置させ、該雌ネジ(23)部分にピン(210)
を螺入すればよい。第2実施例の要部を図示した図5の
ものでは、錨主軸(1) に対して摺動自在に取付けられた
スライダー(31)を設けたものである。即ち、錨主軸(1)
にはフック保持筒(4) (4) の上端近傍に位置させて係合
溝(19)を周設すると共に、該係合みぞに係合する固定ネ
ジ(311) をスライダー(31)に螺入している。
【0019】このものでは、固定ネジ(311) を緩めてそ
の先端部を錨主軸(1) の係合溝(19)から脱出させ、更
に、この状態でスライダー(31)を上昇させた後にフック
(2) (2) を上昇移動させ、その後、該フック(2) (2) を
回動させると既述第1実施例のものと同様に該フック
(2) (2) が折り畳めることとなる。尚、上記各実施例で
はフック(2) の側壁にピン(210) を螺合したが、フック
(2) の側壁に透孔を穿設すると共に該透孔にピンを挿入
した状態でこれを溶接固定するようにしても良い。
の先端部を錨主軸(1) の係合溝(19)から脱出させ、更
に、この状態でスライダー(31)を上昇させた後にフック
(2) (2) を上昇移動させ、その後、該フック(2) (2) を
回動させると既述第1実施例のものと同様に該フック
(2) (2) が折り畳めることとなる。尚、上記各実施例で
はフック(2) の側壁にピン(210) を螺合したが、フック
(2) の側壁に透孔を穿設すると共に該透孔にピンを挿入
した状態でこれを溶接固定するようにしても良い。
【0020】更に、上記何れの実施例に於いても、フッ
ク(2) の上端を下方に押えることによってこれとフック
保持筒(4) を回り止め状態に固定するようにしたが、フ
ック保持筒(4) の下端に係合凹部(41)を形成し、これに
対してフック(2) 側のピン(210) が下方から係合するよ
うにしても良い。かかる場合は、使用状態にセットした
フック(2) (2) が下方に移動するのを防止できるように
ロックナット(30)等のロック手段を配設すれば良い。即
ち、該ロックナット(30)等のロック手段を錨主軸(1) の
下端部に配設すると共に、該ロック手段でフック(2) の
屈曲部を下方から支持し得るように構成するのである。
ク(2) の上端を下方に押えることによってこれとフック
保持筒(4) を回り止め状態に固定するようにしたが、フ
ック保持筒(4) の下端に係合凹部(41)を形成し、これに
対してフック(2) 側のピン(210) が下方から係合するよ
うにしても良い。かかる場合は、使用状態にセットした
フック(2) (2) が下方に移動するのを防止できるように
ロックナット(30)等のロック手段を配設すれば良い。即
ち、該ロックナット(30)等のロック手段を錨主軸(1) の
下端部に配設すると共に、該ロック手段でフック(2) の
屈曲部を下方から支持し得るように構成するのである。
【図1】本発明実施例の側面図
【図2】X−X断面図
【図3】係合突起(21)の装着部の断面図
【図4】折り畳み状態の側面図
【図5】第2実施例の要部断面図
【図6】従来例の説明図
(1) ・・・錨主軸 (2) ・・・フック (3) ・・・ロック手段 (4) ・・・フック保持筒
Claims (1)
- 【請求項1】 釣り針状に曲成されたフック(2) (2)
を、錨主軸(1) の下端近傍から放射状に突出するように
取付け、不使用時には全体をコンパクトに変形できるよ
うにした錨に於いて、フック保持筒(4) (4) を錨主軸
(1) の下部外周にこれと平行な態様で添設固定し、該フ
ック保持筒(4) (4) の夫々にフック(2) (2) の基端部を
回動自在に挿通し、前記フック保持筒(4) (4) の先端周
縁部には該先端方向に向けて開放する係合凹部を形成す
ると共に該係合凹部に係脱自在に係合する係合突起(21)
をこれに対応するフック側壁部分に突設し、更に、フッ
ク(2) (2) に対して接離する方向に移動し得るロック手
段(3) を錨主軸(1) に外嵌装着し、フック(2) (2) を使
用状態にセットしたときはこれに具備させた上記係合突
起(21)(21)がこれに対応するフック保持筒(4) 側の係合
凹部に係合するようにすると共に、該状態に於いてはフ
ック保持筒(4) (4) に対するフック(2) (2) の軸線方向
の移動を阻止し得る位置にロック手段(3) が固定できる
ようにした錨。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5308294A JPH07156863A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 錨 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5308294A JPH07156863A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 錨 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07156863A true JPH07156863A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17979314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5308294A Pending JPH07156863A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 錨 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07156863A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160048476A (ko) * | 2014-10-24 | 2016-05-04 | 삼성중공업 주식회사 | 무어링장치 |
KR20160053698A (ko) * | 2014-11-05 | 2016-05-13 | 삼성중공업 주식회사 | 무어링장치 |
KR20160053699A (ko) * | 2014-11-05 | 2016-05-13 | 삼성중공업 주식회사 | 무어링장치 |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP5308294A patent/JPH07156863A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160048476A (ko) * | 2014-10-24 | 2016-05-04 | 삼성중공업 주식회사 | 무어링장치 |
KR20160053698A (ko) * | 2014-11-05 | 2016-05-13 | 삼성중공업 주식회사 | 무어링장치 |
KR20160053699A (ko) * | 2014-11-05 | 2016-05-13 | 삼성중공업 주식회사 | 무어링장치 |
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