JPH07156041A - ワーク部材の加工制御装置 - Google Patents

ワーク部材の加工制御装置

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JPH07156041A
JPH07156041A JP32587193A JP32587193A JPH07156041A JP H07156041 A JPH07156041 A JP H07156041A JP 32587193 A JP32587193 A JP 32587193A JP 32587193 A JP32587193 A JP 32587193A JP H07156041 A JPH07156041 A JP H07156041A
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JP
Japan
Prior art keywords
processing
work
speed
machining
relative position
Prior art date
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Pending
Application number
JP32587193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Futagami
和彦 二上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JAPAN II M KK
Japan EM Co Ltd
Original Assignee
JAPAN II M KK
Japan EM Co Ltd
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Publication date
Application filed by JAPAN II M KK, Japan EM Co Ltd filed Critical JAPAN II M KK
Priority to JP32587193A priority Critical patent/JPH07156041A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ワーク部材や加工部材に過大なス
トレスを与えることなく早送り速度と加工速度の適切な
切替えを行うことを目的とする。 【構成】 本発明のワーク部材の加工制御装置は、ワー
ク部材10と加工部材9の相対位置を検出する検出手段
11と、加工する形状と相対位置に基づいて加工部材9
のワーク部材10への加工量,及び相対位置に基づいて
加工部材9の移動速度を演算する演算手段3,4と、加
工量,及び移動速度に基づいて加工部材9を移動する駆
動手段5,6を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワーク部材の加工制御装
置に関し、特に、ワーク部材や加工部材に過大なストレ
スを与えることなく早送り速度と加工速度の適切な切替
えを行えるようにしたワーク部材の加工制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】金属部材(以下、ワークという)に切
削,或いは研削等の加工を施して、所定の形状の加工品
を製造することが一般的に行われている。
【0003】図4は、この種の加工によって製造された
加工品の一例として金型用のパンチ10を示している。
パンチ10は、下方のダイ22と共働してストリッパ2
0とダイ22の間のリードフレーム(金属板)21を打
ち抜く。このため、先端は打ち抜き形状に、また、基部
は押圧力を先端部まで伝達できるように先端部より大径
となるように加工される必要がある。
【0004】このような加工品を得る場合には、例え
ば、研削加工法においては、通常、研削砥石を高速回転
させてワーク表面から金属を少量ずつ削り取りながら研
削砥石を移動させ、ワークを所定の形状にしている。
【0005】一方、この種の加工法において、加工部材
(上記研削加工法では、研削砥石)の移動は、加工を行
わない部分については早送り速度で、また、加工を行う
部分については早送り速度より遅い加工速度で行ってい
る。このとき、移動速度の切替え制御は、加工部材を駆
動するモータの負荷電流の増減によって負荷量、すなわ
ち、切込量を検出して行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のワーク
加工法によると、移動速度の切替えをモータの負荷電流
の増減、つまり、切込量を検出して行っているため、切
込量が大きくなってはじめて加工部分の検出を行うこと
になり、早送り速度と加工速度の適切な切替えができな
い。すなわち、加工部分の検出にあたっては必ず早送り
速度で大きな切込みを行うことになり、この検出時にワ
ークや加工部材にストレスが生じ、加工部材の破損や加
工品の品質の低下を招くという不都合がある。
【0007】従って、本発明の目的はワーク部材や加工
部材に過大なストレスを与えることなく早送り速度と加
工速度の適切な切替えを行うことができるワーク部材の
加工制御装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、ワーク部材や加工部材に過大なストレスを与えるこ
となく早送り速度と加工速度の適切な切替えを行えるよ
うにするため、ワーク部材と加工部材の相対位置を検出
する検出手段と、加工する形状と相対位置に基づいて加
工部材のワーク部材への加工量,及び相対位置に基づい
て加工部材の移動速度を演算する演算手段と、加工量,
及び移動速度に基づいて加工部材を駆動する駆動手段を
備えたワーク部材の加工制御装置を提供するものであ
る。
【0009】上記演算手段は、加工部材とワーク部材と
の距離が所定の距離より大きいとき早送り速度を設定
し、所定の距離より小さいとき早送り速度より遅い加工
速度を設定する構成を有している。
【0010】また、上記検出手段は、加工部材の近傍に
レーザビームを出射するレーザ発振器と、レーザビーム
の反射光を受光する受光手段より構成されていることが
好ましい。また、このレーザ機構はカメラ等の撮影機構
によって置換されても良い。
【0011】
【作用】上記の構成を有する本発明のワーク部材の加工
制御装置は、ワーク部材と加工部材の相対位置を検出
し、加工する形状と相対位置に基づいて加工部材のワー
ク部材への加工量を、また、相対位置に基づいて加工部
材の移動速度を演算して、加工部材の駆動手段を制御し
ているため、ワーク部材の加工部分を、加工を施す以
前、すなわち、ワーク部材の加工部分に加工部材が近接
したときに検出することができ、加工部材の移動速度を
早送り速度から加工速度に加工部分に至る直前に切替え
ることができる。また、加工部分から加工部材が離れ
る、つまり、加工部材との間に所定の距離が発生すると
加工部材を早送り速度にする。従って、ワーク部材や加
工部材に過大なストレスを与えることなく早送り速度と
加工速度の適切な切替えを行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明のワーク部材の加工制御装置に
ついて添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】図1には、本発明の一実施例のワーク部材
の加工制御装置の構成が示されている。このワーク部材
の加工制御装置は、研削砥石9をX方向,Y方向に所定
の速度で移動させ、ワーク10に対して研削加工を行う
ものであり、オペレーションプログラムとして加工する
形状のデータを記憶したメモリ1と、メモリ1に記憶さ
れた形状のデータに基づいて加工する形状を作成する形
状補間部2と、加工する形状と研削砥石9とワーク10
の相対位置に基づいて研削砥石9のワーク10への加工
量を演算する切込量演算部3と、研削砥石9とワーク1
0の相対位置に基づいて研削砥石9の移動速度を演算す
る切込み速度演算部4と、切込量演算部3から出力され
る研削砥石9のワーク10への切込量と切込速度演算部
4から出力される研削砥石9の移動速度をそれぞれ入力
するX−ドライバ5,及びY−ドライバ6と、X−ドラ
イバ5,及びY−ドライバ6でそれぞれ駆動され、研削
砥石9をX方向,Y方向にそれぞれ移動させるX−モー
タ7,及びY−モータ8と、前述した研削砥石9とワー
ク10の相対位置を検出するセンサ11を備えている。
【0014】センサ11は、図2に示すように、所定の
波長のレーザビームを研削砥石9の先端近傍に出射する
レーザ発振器12と、そこから出射したレーザビームの
反射光を受光するホトダイオード等の受光部13を有し
て構成され、受光部13は研削砥石9とワーク10の距
離が所定の距離より小さいとき、研削砥石9とワーク1
0からの反射光を受光し、研削砥石9とワーク10の距
離が所定の距離より大きいとき研削砥石9からの反射光
のみを受光するようになっている。このため、図1のブ
ロック図においては、便宜上、研削砥石9,ワーク10
とセンサ11を接続している。
【0015】以下、パンチを製造する場合の本発明の動
作を説明する。まず、オペレータはメモリ1に加工する
形状のデータ、つまり、要点となる座標値や曲げ部の曲
率等を予め入力しておく。
【0016】このような初期設定を行ってから装置を作
動させると、センサ11のレーザ発振器11からレーザ
ビームが出射され、受光部13においてレーザビームの
反射光の受光を開始する。
【0017】また、これと同時にメモリ1に記憶された
形状のデータに基づいて形状補間部2が加工する形状を
作成し、続いて、切込量演算部3がセンサ11から出力
される研削砥石9とワーク10の相対位置と形状補間部
2で作成された加工する形状に基づいて研削砥石9のワ
ーク10への加工量を演算すると共に、この演算結果を
X−ドライバ5,及びYドライバ6にそれぞれ出力す
る。
【0018】一方、センサ11から出力される研削砥石
9とワーク10の相対位置に基づいて切込み速度演算部
4が研削砥石9の移動速度を演算すると共に、この演算
結果をX−ドライバ5,及びY−ドライバ6にそれぞれ
出力する。
【0019】X−ドライバ5,及びY−ドライバ6は、
それぞれ入力した情報(切込量と切込み速度)に基づい
て研削砥石9をX方向,Y方向にそれぞれ移動させるX
−モータ7,及びY−モータ8をそれぞれ駆動させ、図
3に示すような研削加工を行う。なお、図3において、
12Aは研削砥石9の先端近傍に出射されたレーザビー
ムである。
【0020】ここで、研削砥石9とワーク10に接近し
た場合、つまり、研削砥石9とワーク10の距離が所定
の距離より小さくなったとき、センサ11の受光部13
はレーザビーム12Aのワーク10からの反射光を受光
するため、切込み速度演算部4は研削砥石9の移動速度
を早送り速度から加工速度に切り替える。
【0021】一方、ワーク10から研削砥石9が離れた
場合、センサ11の受光部13は、レーザビーム12A
のワーク10からの反射光を受光しなくななるため、切
込み速度演算部4は研削砥石9の移動速度を加工速度か
ら早送り速度に切り替える。
【0022】このように本発明のワーク部材の加工制御
装置は、ワーク10と研削砥石9の相対位置に基づいて
研削砥石9の移動速度を演算して、研削砥石9を制御し
ているため、ワーク10の加工部分を、加工を施す以
前、すなわち、ワーク10の加工部分に研削砥石9が近
接したときに検出することができ、研削砥石9の移動速
度を早送り速度から加工速度に加工部分に至る直前に切
替えることができる。また、加工部分から研削砥石9が
離れる、つまり、研削砥石9との間に所定の距離が発生
すると研削砥石9を早送り速度にする。従って、ワーク
部材や加工部材に過大なストレスを与えることなく早送
り速度と加工速度の適切な切替えを行うことができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のワーク部材
の加工制御装置によると、ワーク部材と加工部材の相対
位置を検出する検出手段と、加工する形状と相対位置に
基づいて加工部材のワーク部材への加工量,及び相対位
置に基づいて加工部材の移動速度を演算する演算手段
と、加工量,及び移動速度に基づいて加工部材を駆動す
る駆動手段を備え、演算手段は加工部材とワーク部材と
の距離が所定の距離より大きいとき早送り速度を設定
し、所定の距離より小さいとき早送り速度より遅い加工
速度を設定する構成を有しているため、ワーク部材や加
工部材に過大なストレスを与えることなく早送り速度と
加工速度の適切な切替えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】一実施例に係るセンサを示すブロック図。
【図3】一実施例に係るパンチの研削加工を示す説明
図。
【図4】ワーク部材を加工して得た加工品の一例を示す
説明図。
【符号の説明】
1 メモリ 2 形状
補間部 3 切込量演算部 4 切込
み速度演算部 5 X−ドライバ 6 Y−
ドライバ 7 X−モータ 8 Y−
モータ 9 研削砥石 10 ワー
ク(パンチ) 11 センサ 12 レー
ザ発振器 13 受光部 20 スト
リッパ 21 リードフレーム 22 ダイ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク部材に加工部材による切削,研削
    等の加工を施して打抜きパンチ等の所定の形状を有した
    加工品を製造するワーク部材の加工制御装置において、 前記ワーク部材と前記加工部材の相対位置を検出する検
    出手段と、 前記所定の形状と前記相対位置に基づいて前記加工部材
    の前記ワーク部材への加工量,及び前記相対位置に基づ
    いて前記加工部材の移動速度を演算する演算手段と、 前記加工量,及び前記移動速度に基づいて前記加工部材
    を駆動する駆動手段を備え、 前記演算手段は、前記加工部材と前記ワーク部材との距
    離が所定の距離より大きいとき早送り速度を設定し、前
    記所定の距離より小さいとき前記早送り速度より遅い加
    工速度を設定する構成を有することを特徴とするワーク
    部材の加工制御装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記加工部材の近傍に
    レーザビームを出射するレーザ発振器と、前記レーザビ
    ームの反射光を受光する受光手段より構成されている構
    成の請求項1のワーク部材の加工制御装置。
JP32587193A 1993-11-30 1993-11-30 ワーク部材の加工制御装置 Pending JPH07156041A (ja)

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