JPH07155583A - 転動造粒装置及び転動造粒方法 - Google Patents

転動造粒装置及び転動造粒方法

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JPH07155583A
JPH07155583A JP30630293A JP30630293A JPH07155583A JP H07155583 A JPH07155583 A JP H07155583A JP 30630293 A JP30630293 A JP 30630293A JP 30630293 A JP30630293 A JP 30630293A JP H07155583 A JPH07155583 A JP H07155583A
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泰一 水田
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耕治 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 造粒槽の内部の温度及び湿度を常温付近又は
それよりも低温領域において一定に保ち、安定して造粒
を行うことができる転動造粒装置及び転動造粒方法を得
る。 【構成】 ブロワー51により空気流を発生させ、冷却
装置52により空気流を一旦冷却し、空気流中に含まれ
ている水分を結露させ除湿し、加熱装置53により冷却
された空気流を所定の設定温度に加熱する。造粒槽の内
部に設けられた温度センサー40により造粒槽の内部の
温度を測定し、冷却装置の空気流出力端に設けた湿度セ
ンサーにより空気流の湿度を測定し、温度及び湿度をフ
ィードバック制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粉末薬剤等(以下、
単に粉末剤と称する)を顆粒状に造粒する転動造粒装置
及び転動造粒方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、粉末剤を顆粒状に造粒する装置
及び方法として転動造粒装置及び転動造粒方法が知られ
ている。公知の転動造粒装置及び方法とは、円筒状の造
粒槽の内部において回転する円盤上で核となる粒子(以
下、核粒子と称する)を転動させ、核粒子に湿度を与え
るための液体を噴霧し、次に粉末剤を散布して湿つた核
粒子の表面に付着させ、以後液体の噴霧及び粉末剤の散
布を交互に繰返すか又は同時に行ない、徐々に顆粒剤を
成長させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、風邪薬等の1
分包中には、服用後すぐに溶けて薬効を発現させるため
の顆粒剤(仮にB顆粒剤と称する)と、服用後一定時間
経過後に薬効を発現させる顆粒剤(仮にA顆粒剤と称す
る)とが含まれている。A顆粒剤とB顆粒剤とでは、基
本的な薬効成分は同じであるが、A顆粒剤はその表面に
胃液等に対して溶けにくいようにコーティングが施され
ている。A顆粒剤にコーティングされるコーティング剤
は、常温付近での高湿度状態では高い粘性を示す傾向が
ある。また、薬効成分中にも、例えばd−マレイン酸ク
ロルフェラミン等のように高温度状態で高い粘性を示す
ものが含まれている。
【0004】ところが、従来の転動造粒装置及び転動造
粒方法では、造粒槽の内部の温度及び/又は湿度を一定
に保つための手段として、加熱による乾燥が用いられて
いた。すなわち、従来の転動造粒装置及び転動造粒方法
では、ブロワー等で空気流を発生し、この空気流をヒー
ター等で加熱して温風化し、温風を造粒槽内に導入する
方法が採られていた(自明につき図示せず)。そのた
め、造粒槽の内部の温度及び/又は湿度を一定に保とう
とすれば必然的に造粒槽内部の温度も高くなり、常温付
近において造粒槽中の温度及び湿度を一定に維持するこ
とは不可能であった。そのため、造粒状態が不安定にな
り、高粘性の造粒物(粉末剤や造粒中の中間体粒子等)
が造粒槽の内壁面に付着し、収率の低下や造粒された顆
粒剤の成分の不均一を生じるという問題点を有してい
た。また、造粒槽の内壁に付着した造粒物をかき落とす
作業を必要としたり、造粒中に設定条件の変更を余儀な
くされるという問題点も有していた。本発明は、以上の
ような問題点を解決するためになされたものであり、造
粒槽内の温度及び湿度を常温付近で一定に保ち、造粒状
態を安定化し、造粒された顆粒剤の収率の向上及び成分
の均一化を計る転動造粒装置及び転動造粒方法を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の転動造粒装置は、造粒槽の内部において回
転する円盤上で核粒子を転動させ、核粒子に湿度を与え
るための液体を噴霧し、湿らせた核粒子の表面に粉末剤
等を散布して付着させ、粒子を顆粒剤に成長させる転動
造粒装置であって、前記造粒槽の内部に導入する空気流
の温度及び湿度を常温付近又はそれよりも低温領域にお
いて一定に保つための温度・湿度制御手段を具備するよ
うに構成されている。上記構成において、前記温度・湿
度制御手段は、空気流を発生するためのブロワーと、前
記空気流を冷却し、除湿するための冷却装置と、前記冷
却された空気流を所定の設定温度に加熱するための加熱
装置と、前記造粒槽の内部に設けられた温度センサー
と、前記冷却装置の空気流出力端に設けられた湿度セン
サーを具備することが好ましい。また、上記構成におい
て、前記冷却装置は、冷却水によりその壁面が冷却され
た管路に前記空気流を通過させ、前記空気流に含まれて
いる水分を結露させ除湿することが好ましい。また、上
記構成において、前記湿度センサーは、前記冷却装置か
ら出力された冷却された空気流の露点を検出し、前記冷
却装置は前記露点が一定となるように前記冷却水の量を
制御することが好ましい。また、上記構成において、前
記加熱装置は、スチームによりその壁面が加熱された管
路に前記冷却された空気流を通過させることが好まし
い。また、上記構成において、前記加熱装置は、前記温
度センサーにより検出される前記造粒槽内の温度が所定
の設定範囲内にあるように、前記スチームの量を調節す
ることが好ましい。また、上記構成において、前記空気
流を前記造粒槽に導入する導入口よりも空気流の上流側
に圧力センサーを設け、前記ブロワーによる空気流の風
量を制御することが好ましい。一方、本発明の転動造粒
方法は、造粒槽の内部において回転する円盤上で核粒子
を転動させ、核粒子に湿度を与えるための液体を噴霧
し、粉末剤等を散布して湿つた核粒子の表面に付着さ
せ、顆粒剤を成長させる転動造粒方法であって、前記造
粒槽の内部に導入する空気流の温度及び湿度を常温付近
又はそれよりも低温領域において一定に保つように構成
されている。上記構成において、前記温度及び湿度を常
温付近又はそれよりも低温領域において一定に保つため
に、ブロワーにより発生された空気流を一旦冷却して除
湿し、前記冷却された空気流を所定の設定温度に加熱す
ることが好ましい。また、上記構成において、冷却水に
よりその壁面が冷却された管路に前記空気流を通過さ
せ、前記空気流に含まれている水分を結露させ除湿する
ことが好ましい。また、上記構成において、前記冷却さ
れた空気流の露点を検出し、前記露点が一定となるよう
に前記冷却水の量を制御することが好ましい。また、上
記構成において、スチームによりその壁面が加熱された
管路に前記冷却された空気流を通過させ、前記所定の温
度に加熱することが好ましい。また、上記構成におい
て、前記造粒槽内の温度が所定の設定範囲内にあるよう
に、前記スチームの量を調節することが好ましい。ま
た、上記構成において、前記造粒槽の内部に導入される
空気流の風量を制御することが好ましい。
【0006】
【作用】造粒槽の内部に導入される空気流はスリットエ
アーとも呼ばれ、造粒槽の内部の円盤よりも下の部分に
導入され、造粒槽の内壁と円盤との間の隙間から円盤よ
りも上の部分に吹出される。造粒中の個々の粒子は、円
盤の回転により回転方向の力受け、円盤と同方向に回転
する。また、円盤と同方向の回転により、粒子に遠心力
が作用し、造粒槽の内壁に衝突する。さらに、内壁に衝
突した際に内壁から反力を受け、粒子は反対方向に反射
される。同時に、造粒槽の内壁と円盤との間の隙間近傍
において、隙間部分から吹出される空気流により、各粒
子は円盤の表面に対して上向きの力等を受ける。その結
果、造粒槽の内部においてドーナツ状の転動層を作り、
個々の粒子はその中を螺旋運動する。造粒中、造粒槽内
で転動する粒子に対して液体が噴霧され、粒子の表面は
一時的に湿った状態となる。しかし、比較的短時間の内
に粉末剤が散布され、粉末剤が粒子に表面に付着するこ
とにより粒子の表面は乾燥する。一方、空気流は常時造
粒槽内に導入されているため、造粒槽の内部の温度及び
湿度は実質的に空気流の温度及び湿度によって支配され
る。従って、造粒槽内に導入される空気流の温度及び湿
度を一定にするように制御することにより、実質的に造
粒槽の内部の温度及び湿度を一定に維持することが可能
となる。
【0007】温度及び湿度を常温付近又はそれよりも低
温領域において一定に保つための温度・湿度制御手段と
して、空気流を発生させるためのブロワー、空気流を一
旦冷却し、空気流中に含まれている水分を結露させるこ
とにより除湿する冷却装置と、冷却された空気流を所定
の設定温度(常温、例えば25℃等)に加熱する加熱装
置と、造粒槽の内部に設けられ造粒槽に内部の温度を測
定する温度センサーと、冷却装置の空気流出力端に設け
られ空気流の湿度を測定する湿度センサー等を用いる。
一般に、温度センサーの設置場所としては、加熱装置よ
りも空気流の下流側であればどこでもよいが、造粒槽の
内部に設けることにより、直接的に造粒中の温度を測定
することが可能となる。一方、造粒槽の内部では、一時
的にしろ液体の噴霧及び粉末剤の散布等により湿度が急
激に変化する。そのため、造粒槽の内部は湿度センサー
の設置場所としては適当ではない。むしろ、冷却装置よ
りも空気流の下流側で、かつ、造粒槽の空気流の導入口
よりも上流側に湿度センサーを設置することにより、造
粒中に噴霧される液体の影響を受けずに造粒中の空気流
の湿度制御を行うことが可能となる。
【0008】ブロワーは、所定量、例えば毎分2.5m
3の空気流を発生させる。冷却装置は、冷却水(冷水)
によりその壁面が冷却された管路にこの空気流を通過さ
せ、空気流に含まれている水分を結露させ除湿するよう
に構成することにより、短時間の内にこの空気流を冷却
し、空気流に含まれている水分を結露させることが可能
となる。湿度センサーは、冷却装置から出力された冷却
された空気流の露点を検出し、冷却装置は露点が一定と
なるように冷却水の量を制御するように構成したので、
ブロワーにより発生される空気流の温度及び空気流に含
まれる水分の量が変化した場合であってもフィードバッ
ク制御により、容易に空気流の湿度を一定に保つことが
可能である。加熱装置は、スチームによりその壁面が加
熱された管路に冷却された空気流を通過させるように構
成したので、短時間の内に空気流を所定の温度に加熱す
ることが可能であると共に、空気流中に余分な水分が加
えられることはなく、湿度を一定に保つことが可能とな
る。さらに、加熱装置は温度センサーにより検出される
造粒槽内の温度が所定の設定範囲内にあるようにスチー
ムの量を調節するように構成することにより、冷却装置
により冷却された空気流の温度が変化した場合であって
もフィードバック制御により、容易に空気流の温度を一
定に保つことが可能となる。
【0009】さらに、造粒が進行するにつれて徐々に粒
子の大きさが成長し、それに伴って個々の粒子の重量及
び表面積が増加する。そのため、造粒槽の内部に噴霧す
べき液体の量や散布すべき粉末剤の量も増加させなけれ
ばならず、また造粒中の粒子を巻き上げるために必要な
風量も増加させなければならない。しかし、造粒槽の空
気流の上流側に圧力センサーを設け、ブロワーによる空
気流の風量を制御することにより、造粒開始直後から造
粒の終了まで造粒状態が安定化し、最終的に造粒された
顆粒剤の収率が向上し、また顆粒剤に含まれる成分が均
一になる。
【0010】
【実施例】この発明に係る転動造粒装置及び方法を、そ
の好適な一実施例を示す図1及び図2を用いて説明す
る。図1はこの発明に係る転動造粒装置の一実施例の構
成を示す斜視図であり、図2は特に造粒槽の内部に導入
される空気流の温度及び/又は湿度を一定に保つための
装置の構成を示すブロック図である。
【0011】図1において、円筒状の造粒槽1の内部に
はローター(円盤)10が設けられており、造粒槽1の
下部に設けられたモーター54により所定の方向に所定
の速度で回転される。造粒槽1の内部は、ローター10
により上下2つの空間1e及び1bに分割され、下部の
空間1bにはブロワー51、冷却装置52及び加熱装置
53等により所定の温度及び/又は湿度及び所定の風量
に制御された空気流が矢印gで示すように常時導入され
ている。導入された空気は矢印cで示すように造粒槽1
の内壁1aとローター10との隙間1cから上部の空間
1eに吹出す。造粒中の粒子等(材料である粉末薬剤や
核となる粒子、及び造粒中の中間体粒子等)が下部の空
間1bに落下しないように、また均一に空気を吹出させ
るために、造粒槽1の内壁1aとローター10との隙間
1cは均一で、かつ、きわめて狭くなければならない。
そのために、ローター10の回転軸の傾きをきわめて小
さくするために、軸受部11を長くしてある。
【0012】造粒槽1の天井部分1fには、空気抜きの
穴2及び複数の貫通パイプ3a、3b、3c・・・等が
設けられている。造粒槽1に供給された空気は矢印fで
示すように空気抜きの穴2から外部へ排出される。1つ
の貫通パイプ3aには、例えばメチルセルロースやエチ
ルセルロース等の結合剤を含んだ液体(以下、単に液体
と称する)を噴霧するためのスプレーガン30、液体の
噴霧を制御するためのバルブ31及び液体を貯蔵するた
めのタンク32等が取り付けられている。また、別の貫
通パイプ3bには粉末剤を散布するためのノズル24、
連結パイプ23、粉末剤の供給を制御するインペラー2
1、インペラー21を駆動するためのモーター22及び
粉末剤を貯蔵するための粉末供給器20等が取り付けら
れている。
【0013】造粒槽1の側部には蓋1dが設けられてお
り、造粒された顆粒剤等はこの蓋1dを開けて外部へ取
り出される。また、造粒槽1の天井部1fには、造粒槽
の内部の温度を測定するための温度センサー40と、造
粒槽の内部の湿度を測定し、噴霧する液体の量や散布す
る粉末剤の量等を制御するための湿度センサー41が設
けられている。さらに、造粒槽1の空気流導入口には、
空気流の風量を測定するための圧力センサー42が設け
られている。温度センサー40、湿度センサー41、圧
力センサー42、バルブ31、モーター22及び54、
ブロワー51、冷却装置52、加熱装置53等は制御装
置50にそれぞれ接続されている。
【0014】造粒中の粒子の動きについて説明する。造
粒中の粒子の動きをマクロ的に見た場合、図1中2点鎖
線で示すように、多数の粒子によるドーナツ状の転動層
60として観察される。しかし、ミクロ的に個々の粒子
について見た場合、造粒中の個々の粒子61は、ロータ
ー10の回転により矢印Aで示す回転方向の力と、矢印
Bで示す遠心力及び内壁1aに衝突する際に生じる反力
と、矢印cで示す空気流による上向きの力と、重力によ
る下向きの力、ローター10からの反力等を受ける。そ
して、これらの力が合成され、個々の粒子61は螺旋状
(つるまき状)の運動を行なつていると考えられる。
【0015】次に、図2を用いてブロワー51、冷却装
置52、加熱装置53等の構成を詳細に説明する。図2
において、ブロワー51は予め設定されている風量、例
えば毎分2.5m3の空気流を発生するように、制御装
置50により制御されている。ブロワー51により発生
される空気流の下流側、すなわち、ブロワー51の空気
流出力端には冷却装置52が接続されている。冷却装置
52の空気流出力側端部には加熱装置53が接続されて
いる。冷却装置52と加熱装置53との間には、湿度セ
ンサー56が設けられており、冷却装置52から出力さ
れる空気流の湿度を測定する。
【0016】冷却装置52は、例えば金属製の管等で構
成された管路をその外側から冷却水等で冷却し、管路の
内側に空気流を通すことにより、空気流から熱を奪い空
気流の温度を低下させる。空気流の温度が低下すると、
飽和蒸気圧が下がり、空気流に含まれている水分が管路
の内側表面に結露し、その結果、空気流から水分が除去
される。加熱装置53は、例えば金属製の管等で構成さ
れた管路をその外側からスチーム等で加熱し、管路の内
側に冷却装置52により冷却及び除湿された空気流を通
すことにより、空気流の温度を所定の設定温度(例え
ば、常温25℃)に上昇させる。温度センサー40は造
粒槽1の内部に設けられているので、直接的に造粒中の
温度を測定することができる。
【0017】一方、湿度センサー56は冷却装置52と
加熱装置53との間に設けられているため、造粒中に造
粒槽1の内部に噴霧される液体の影響を受けずに造粒中
の空気流の湿度制御を行うことができる。ブロワー51
により発生される空気流の温度及び空気流に含まれる水
分の量が変化した場合、それに対応して冷却装置52の
冷却能力を適宜変更し得るようにフィードバック制御を
行う。そのため、湿度センサー56により、冷却装置5
2から出力された冷却された空気流の露点を検出し、露
点が一定となるように冷却装置52の冷却水の量を制御
する。同様に、温度センサー40により造粒槽1の内部
の温度を測定し、造粒槽1の内部の温度が所定の設定範
囲内にあるように加熱装置53のスチームの量を調節す
る。
【0018】さらに、造粒槽1における造粒が進行する
につれて徐々に粒子の大きさが成長し、それに伴って個
々の粒子の重量及び表面積が増加する。そのため、造粒
槽1の内部に導入する空気流の風量、すなわち粒子を巻
き上げるために必要な風量も増加させなければならない
場合もある。そこで、加熱装置53と造粒槽1との間に
設けられた圧力センサー42により、ブロワー51によ
る空気流の風量を制御する。これらの各装置の機能によ
り、造粒開始直後から造粒の終了まで造粒状態が安定化
し、最終的に造粒された顆粒剤の収率が向上し、また顆
粒剤に含まれる成分が均一になる。
【0019】次に、上記本発明の転動造粒装置及び転動
造粒方法及び従来の転動造粒装置及び転動造粒方法を用
いて、風邪薬等の1分包中に含まれている、服用後一定
時間経過後に薬効を発現させるA顆粒剤の造粒の比較実
験を行った。まず、本発明の転動造粒装置及び転動造粒
方法を用いて、空気流の温度を常温、すなわち25±
0.3℃(共通)に保ち、湿度をそれぞれ20±3%、
40±3%及び60±3%の3通りの条件に保ち、造粒
を行った。比較例として、従来の転動造粒装置及び転動
造粒方法を用いて、温度及び湿度を制御せずに、常温付
近の温度条件で3回造粒を行った。その結果を表1に示
す。表1において、「設定条件の変更」とは、造粒中に
おける液体の噴霧量や噴霧回数の変更、粉末剤の散布量
や散布回数の変更等をいう。また、「非定常作業」とは
造粒槽1の内壁面1aに付着した粉末剤等のかき落とし
作業をいう。
【0020】
【表1】
【0021】表1において、「非定常作業」回数に着目
すると、従来の転動造粒装置及び転動造粒方法を用いた
場合は、いずれも4〜6回のかき落とし作業が必要であ
り、粉末剤等造粒物の付着が激しかったことがわかる。
また、その度に造粒を中断しなければならず、効率は悪
かった。一方、本発明の転動造粒装置及び転動造粒方法
を用いた場合は、いずれも0であり、本発明によれば造
粒槽1の内壁面1aには、粉末剤等はほとんど付着しな
かったことがわかる。また、かき落とし作業のための中
断がないため、効率よく造粒を行うことができた。次
に、「設定条件の変更」の有無に着目すると、従来の転
動造粒装置及び転動造粒方法を用いた場合はいずれも、
造粒中における液体の噴霧量や噴霧回数の変更、粉末剤
の散布量や散布回数の変更等を行わなければならなかっ
たが、本発明の転動造粒装置及び転動造粒方法を用いた
場合は設定条件を変更する必要はなく、造粒状態(造粒
中における条件)が安定していたことがわかる。
【0022】さらに、収量及び収率に着目すると、従来
の転動造粒装置及び転動造粒方法を用いた場合は、1例
を除いた他の2例はいずれも収量が少なく収率が低かっ
た。一方、本発明の転動造粒装置及び転動造粒方法を用
いた場合は、いずれの場合でも収量及び収率が安定して
おり、しかも収量が多く収率が高かった。これは、造粒
槽1の内壁面1aに造粒物がほとんど付着しないため、
造粒槽1に投入された材料がほとんど顆粒剤として造粒
されたためである。次に、篩粉及び粗粒の量に着目す
る。篩粉とは、造粒完了後、造粒された顆粒剤や残った
材料の粉末等を所定の目の細かいふるい(篩)にかけ、
そのふるいを通過した径の小さい粒子のことをいう。ま
た、粗粒とは、同様に造粒された顆粒剤を別の所定の目
の粗いふるいにかけ、そのふるいを通過できなかった径
の大きい粒子のことをいう。すなわち、篩粉及び粗粒を
除いたものが良品としての顆粒剤である。従来の転動造
粒装置及び転動造粒方法を用いた場合は、1例を除いた
他の2例はいずれも粗粒の量が多かった。おそらく、造
粒槽の内壁面に付着した粉末剤等の造粒物がかき落とさ
れ、かき落とされた粒子を核としてその粉末剤が付着し
たため、粗粒が多く発生したと考えられる。
【0023】さらに、造粒された顆粒剤を水に溶かした
場合、時間経過と共にどの程度溶出するかを測定した溶
出特性に着目する。本発明の転動造粒装置及び転動造粒
方法を用いて造粒した顆粒剤の場合、いずれの場合も水
に溶かした直後は10%弱しか溶出せず、1時間経過時
で40%弱が溶出し、6時間経過時で約90%が溶出し
ている。すなわち、服用後一定時間経過した後に薬効成
分が溶けだすというA顆粒本来の目的が達成されてい
た。一方、従来の転動造粒装置及び転動造粒方法を用い
て造粒した顆粒剤の場合、1例では水に溶かした直後に
約35%が溶出し、1時間経過時に約70%が溶出して
しまっている。この例では、服用後一定時間経過した後
に薬効成分が溶けだすというA顆粒本来の目的が達成さ
れていない。また、他の1例では、6時間経過した時点
でも約85%しか溶出していない。すなわち、従来の転
動造粒装置及び転動造粒方法では、(サンプル数は少な
いが)3回に1回しか造粒状態が安定せず、ロット毎に
造粒された顆粒剤の成分が不均一であることがわかる。
一方、本発明の転動造粒装置及び転動造粒方法では、常
に造粒状態が安定し、いずれのロットであっても、造粒
された顆粒剤の成分は一定であることがわかる。
【0024】また、本発明の転動造粒装置及び転動造粒
方法を用いた3つの場合を比較すると、湿度60%の例
では粗粒の発生量が他の2例と比較して多かった。これ
は、胃液等に対して溶けにくいように、A顆粒剤の表面
にコーティングされるコーティング剤が、常温付近での
高湿度状態では高い粘性を示す傾向があるというデータ
と一致している。しかし、本発明では温度及び湿度を一
定に保つように制御しているため、たとえ高湿度であっ
ても、温度及び湿度を全く制御していない従来例と比較
すると、はるかに収量も多く、造粒された顆粒剤の成分
も安定していたことがわかる。
【0025】次に、d−マレイン酸クロルフェラミン等
のように高温度状態で高い粘性を示すものを薬効成分中
に含む薬剤を、本発明の転動造粒装置及び転動造粒方法
を用いて低温(例えば15℃)条件下で造粒実験を行っ
た。また、これと比較するために、従来の転動造粒装置
及び転動造粒方法を用いて常温で造粒を行った。その結
果を表2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】表2において、造粒された顆粒剤の収量及
び収率に関して、本発明の転動造粒装置及び転動造粒方
法を用いた場合も、また従来の転動造粒装置及び転動造
粒方法を用いた場合もあまり差はなかった。また、篩粉
及び粗粒の量を見ても、造粒された粒子の大きさのばら
つきにも顕著な差は見られなかった。しかし、「非定常
作業」回数に着目すると、従来の転動造粒装置及び転動
造粒方法を用いた場合は、6回のかき落とし作業が必要
であった。一方、本発明の転動造粒装置及び転動造粒方
法を用いた場合は、いずれも0であった。すなわち、造
粒槽1に導入する空気流の温度を15℃に低下させたた
め、d−マレイン酸クロルフェラミン等の造粒物の粘性
が低下し、造粒槽1の内壁面1aには粉末剤等の造粒物
はほとんど付着しなかったことがわかる。次に、「設定
条件の変更」の有無に着目すると、従来の転動造粒装置
及び転動造粒方法を用いた場合は、造粒中における液体
の噴霧量や噴霧回数の変更、粉末剤の散布量や散布回数
の変更等を行わなければならなかったが、本発明の転動
造粒装置及び転動造粒方法を用いた場合は設定条件を変
更する必要はなく、造粒状態(造粒中における条件)が
安定していたことがわかる。
【0028】なお、上記実施例は転動造粒装置を用いて
顆粒剤を造粒する場合の例を示したが、例えば流動層造
粒装置等の他の造粒装置を用いて造粒する場合にも応用
することができることはいうまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る転動造粒
装置及び転動造粒方法によれば、造粒槽の内部に導入さ
れる空気流の温度及び湿度を常温付近又はそれよりも低
温領域において一定に保つように構成したので、高湿度
環境下で高粘性を示す成分(粉末剤等)や、高温で高粘
性を示す成分が含まれていても、粉末剤等の造粒物が造
粒槽の内壁面に付着することもなく、また設定条件を変
更することもなく、安定して造粒を行うことができると
いう効果を有する。また、安定して造粒が行われるた
め、造粒された顆粒剤の収率も向上し、成分が均一化す
るという効果を有する。
【0030】また、温度センサーを造粒槽の内部に設け
たので、直接的に造粒中の温度を測定することが可能と
なる。さらに、湿度センサーを冷却装置よりも空気流の
下流側で、かつ、造粒槽の空気流の導入口よりも上流側
に設けたので、造粒中に噴霧される液体の影響を受けず
に造粒中の空気流の湿度制御を行うことが可能となる。
【0031】さらに、冷却装置を、冷却水(冷水)によ
りその壁面が冷却された管路にこの空気流を通過させ、
空気流に含まれている水分を結露させ除湿するように構
成したので、短時間の内にこの空気流を冷却し、空気流
に含まれている水分を結露させることが可能となる。さ
らに、湿度センサーを、冷却装置から出力された冷却さ
れた空気流の露点を検出し、冷却装置は露点が一定とな
るように冷却水の量を制御するように構成したので、ブ
ロワーにより発生される空気流の温度及び空気流に含ま
れる水分の量が変化した場合であっても、容易に空気流
の湿度を一定に保つことが可能である。さらに、加熱装
置は、スチームによりその壁面が加熱された管路に冷却
された空気流を通過させるように構成したので、短時間
の内に空気流を所定の温度に加熱することが可能である
と共に、空気流中に余分な水分が加えられることはな
く、湿度を一定に保つことが可能となる。さらに、加熱
装置は温度センサーにより検出される造粒槽内の温度が
所定の設定範囲内にあるようにスチームの量を調節する
ように構成することにより、冷却装置により冷却された
空気流の温度が変化した場合であっても、容易に空気流
の温度を一定に保つことが可能となる。
【0032】さらに、造粒が進行するにつれて粒子の大
きさが成長し、個々の粒子の重量及び表面積が増加して
も、造粒槽の空気流の上流側に圧力センサーを設け、ブ
ロワーによる空気流の風量を制御することにより、造粒
開始直後から造粒の終了まで造粒状態が安定化し、最終
的に造粒された顆粒剤の収率が向上し、また顆粒剤に含
まれる成分が均一になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転動造粒装置の一実施例の構成を
示す斜視図
【図2】本発明の転動造粒装置及び転動造粒方法に適す
る温度・湿度制御装置の一実施例の構成を示すブロック
【符号の説明】
1 :造粒槽 1a:内壁面 10 :ローター 20 :粉末供給器 30 :スプレーガン 40 :温度センサー 42 :圧力センサー 50 :制御装置 51 :ブロワー 52 :冷却装置 53 :加熱装置 55 :冷却水 56 :湿度センサー 57 :スチーム

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 造粒槽の内部において回転する円盤上で
    核粒子を転動させ、核粒子に湿度を与えるための液体を
    噴霧し、湿らせた核粒子の表面に粉末剤等を散布して付
    着させ、粒子を顆粒剤に成長させる転動造粒装置であっ
    て、前記造粒槽の内部に導入する空気流の温度及び湿度
    を常温付近又はそれよりも低温領域において一定に保つ
    ための温度・湿度制御手段を具備する転動造粒装置。
  2. 【請求項2】 前記温度・湿度制御手段は、空気流を発
    生するためのブロワーと、前記空気流を冷却し、除湿す
    るための冷却装置と、前記冷却された空気流を所定の設
    定温度に加熱するための加熱装置と、前記造粒槽の内部
    に設けられた温度センサーと、前記冷却装置の空気流出
    力端に設けられた湿度センサーを具備する請求項1記載
    の転動造粒装置。
  3. 【請求項3】 前記冷却装置は、冷却水によりその壁面
    が冷却された管路に前記空気流を通過させ、前記空気流
    に含まれている水分を結露させ除湿することを特徴とす
    る請求項2記載の転動造粒装置。
  4. 【請求項4】 前記湿度センサーは、前記冷却装置から
    出力された冷却された空気流の露点を検出し、前記冷却
    装置は前記露点が一定となるように前記冷却水の量を制
    御することを特徴とする請求項3記載の転動造粒装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱装置は、スチームによりその壁
    面が加熱された管路に前記冷却された空気流を通過させ
    ることを特徴とする請求項2、3又は4記載の転動造粒
    装置。
  6. 【請求項6】 前記加熱装置は、前記温度センサーによ
    り検出される前記造粒槽内の温度が所定の設定範囲内に
    あるように、前記スチームの量を調節することを特徴と
    する請求項5記載の転動造粒装置。
  7. 【請求項7】 前記空気流を前記造粒槽に導入する導入
    口よりも空気流の上流側に圧力センサーを設け、前記ブ
    ロワーによる空気流の風量を制御する請求項1から6の
    いずれかに記載の転動造粒装置。
  8. 【請求項8】 造粒槽の内部において回転する円盤上で
    核粒子を転動させ、核粒子に湿度を与えるための液体を
    噴霧し、粉末剤等を散布して湿つた核粒子の表面に付着
    させ、顆粒剤を成長させる転動造粒方法であって、前記
    造粒槽の内部に導入する空気流の温度及び湿度を常温付
    近又はそれよりも低温領域において一定に保つことを特
    徴とする転動造粒方法。
  9. 【請求項9】 前記温度及び湿度を常温付近又はそれよ
    りも低温領域において一定に保つために、ブロワーによ
    り発生された空気流を一旦冷却して除湿し、前記冷却さ
    れた空気流を所定の設定温度に加熱することを特徴とす
    る請求項8記載の転動造粒方法。
  10. 【請求項10】 冷却水によりその壁面が冷却された管
    路に前記空気流を通過させ、前記空気流に含まれている
    水分を結露させ除湿することを特徴とする請求項9記載
    の転動造粒方法。
  11. 【請求項11】 前記冷却された空気流の露点を検出
    し、前記露点が一定となるように前記冷却水の量を制御
    することを特徴とする請求項10記載の転動造粒方法。
  12. 【請求項12】 スチームによりその壁面が加熱された
    管路に前記冷却された空気流を通過させ、前記所定の温
    度に加熱することを特徴とする請求項9、10又は11
    記載の転動造粒方法。
  13. 【請求項13】 前記造粒槽内の温度が所定の設定範囲
    内にあるように、前記スチームの量を調節することを特
    徴とする請求項12記載の転動造粒方法。
  14. 【請求項14】 前記造粒槽の内部に導入される空気流
    の風量を制御することを特徴とする請求項8から13の
    いずれかに記載の転動造粒方法。
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