JPH07155579A - 撹拌翼 - Google Patents
撹拌翼Info
- Publication number
- JPH07155579A JPH07155579A JP5326130A JP32613093A JPH07155579A JP H07155579 A JPH07155579 A JP H07155579A JP 5326130 A JP5326130 A JP 5326130A JP 32613093 A JP32613093 A JP 32613093A JP H07155579 A JPH07155579 A JP H07155579A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- rotary shaft
- stirring blade
- fixed
- blades
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低粘度から高粘度までのいずれの粘度の液体
についても効率的に撹拌する。 【構成】 回転軸２に、左右１対の板状の翼体３を軸方
向に複数段固定し、これら翼体３の前記回転軸２への固
定角度を回転方向に順次ずらしている。
についても効率的に撹拌する。 【構成】 回転軸２に、左右１対の板状の翼体３を軸方
向に複数段固定し、これら翼体３の前記回転軸２への固
定角度を回転方向に順次ずらしている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は化学工業や食品工業等に
おいて種々の液体の混合に好適な撹拌翼に関する。
おいて種々の液体の混合に好適な撹拌翼に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の撹拌翼として翼体が単純な
平板からなりブッシュその他の手段により回転軸に固定
されている広幅パドルと呼ばれている翼が知られてい
る。
平板からなりブッシュその他の手段により回転軸に固定
されている広幅パドルと呼ばれている翼が知られてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来の撹拌翼によ
れば翼体が単純な平板でその根部が回転軸に固定されて
いる構成であるので、該撹拌翼を槽内に取り付け該撹拌
翼により該槽内の液体を撹拌すると、該槽内の上下循環
流が得にくく上部と下部の２つの流れとなる。特に前記
翼体の上下の隈の近傍にドーナツ状の停滞部が生ずる問
題点を有している。
れば翼体が単純な平板でその根部が回転軸に固定されて
いる構成であるので、該撹拌翼を槽内に取り付け該撹拌
翼により該槽内の液体を撹拌すると、該槽内の上下循環
流が得にくく上部と下部の２つの流れとなる。特に前記
翼体の上下の隈の近傍にドーナツ状の停滞部が生ずる問
題点を有している。
【０００４】本発明はこれらの問題点を解消し低粘度か
ら高粘度に至るいずれの粘度の液体に対しても効率的に
撹拌することが可能な撹拌翼を提供することを目的とす
る。
ら高粘度に至るいずれの粘度の液体に対しても効率的に
撹拌することが可能な撹拌翼を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成すべく本
発明は回転軸に、左右１対の板状の翼体を軸方向に複数
段固定し、これら翼体の前記回転軸への固定角度を回転
方向に順次ずらしたことを特徴とする。
発明は回転軸に、左右１対の板状の翼体を軸方向に複数
段固定し、これら翼体の前記回転軸への固定角度を回転
方向に順次ずらしたことを特徴とする。
【０００６】
【作用】回転軸を回転させると、槽内の液体は、翼体の
先端部の個所において順次所定の角度遅れて回転してく
る翼体により上昇流となると共に翼体の中間部から根部
の個所において強制的な螺旋流の状態で降下流となって
単一のループ流となり、液体を効率的に撹拌する。
先端部の個所において順次所定の角度遅れて回転してく
る翼体により上昇流となると共に翼体の中間部から根部
の個所において強制的な螺旋流の状態で降下流となって
単一のループ流となり、液体を効率的に撹拌する。
【０００７】
【実施例】本発明の１実施例を図１及び図２に従って説
明する。
明する。
【０００８】１は撹拌翼、２はその回転軸、３は翼体を
示し、左右１対の翼体３は軸方向に４段に形成されてお
り、これら翼体３は同じ大きさの長方形の板状体で前記
回転軸２にブッシュ５その他の手段により下方位置にな
るに従って順次回転方向に対して逆方向に約３０度ずら
せると共に、軸方向に隣り合う上、下段の前記翼体３、
３を、その根部において、その上段の翼体３の下方端縁
部３ｂが、その下段の翼体３の上方端縁部３ａより該翼
体３の約３分の１の幅だけ下方にずれて、前記回転軸２
に固定されている。
示し、左右１対の翼体３は軸方向に４段に形成されてお
り、これら翼体３は同じ大きさの長方形の板状体で前記
回転軸２にブッシュ５その他の手段により下方位置にな
るに従って順次回転方向に対して逆方向に約３０度ずら
せると共に、軸方向に隣り合う上、下段の前記翼体３、
３を、その根部において、その上段の翼体３の下方端縁
部３ｂが、その下段の翼体３の上方端縁部３ａより該翼
体３の約３分の１の幅だけ下方にずれて、前記回転軸２
に固定されている。
【０００９】このように構成されている撹拌翼１を槽４
内に設置し、該槽４内に所定の液体を入れてから図示し
ていない駆動装置により回転軸２を回転させると、翼体
３の先端部の個所において、上段の翼体３が通過した後
にその下段の翼体３が約３０度の角度遅れて通過するよ
うにして液体を押し出すために該液体は上昇流となり、
更に翼体３の中間部から根部の個所において、前述のよ
うに下段に位置するのに応じて回転角度が順次遅れた翼
体３により液体が強制的な螺旋流となって下方へ送ら
れ、しかも前記軸方向に隣り合う上、下段の前記翼体
３、３の各下、上方端縁部３ｂ、３ａがずれて重なるよ
うな軸方向の位置関係で前記回転軸２に固定されている
ので、粘性力のある前記所定の液体は隣り合う上、下段
の前記翼体３、３間の間隙から流出することなく完全な
単一のループ流となり、かくて液体が中高粘度或いは低
粘度のいずれの粘度であっても効率的に撹拌される。
尚、回転軸２の回転を逆にすれば、液体が逆方向の単一
ループになる。
内に設置し、該槽４内に所定の液体を入れてから図示し
ていない駆動装置により回転軸２を回転させると、翼体
３の先端部の個所において、上段の翼体３が通過した後
にその下段の翼体３が約３０度の角度遅れて通過するよ
うにして液体を押し出すために該液体は上昇流となり、
更に翼体３の中間部から根部の個所において、前述のよ
うに下段に位置するのに応じて回転角度が順次遅れた翼
体３により液体が強制的な螺旋流となって下方へ送ら
れ、しかも前記軸方向に隣り合う上、下段の前記翼体
３、３の各下、上方端縁部３ｂ、３ａがずれて重なるよ
うな軸方向の位置関係で前記回転軸２に固定されている
ので、粘性力のある前記所定の液体は隣り合う上、下段
の前記翼体３、３間の間隙から流出することなく完全な
単一のループ流となり、かくて液体が中高粘度或いは低
粘度のいずれの粘度であっても効率的に撹拌される。
尚、回転軸２の回転を逆にすれば、液体が逆方向の単一
ループになる。
【００１０】図３乃至図５は本発明の第２実施例を示
し、この実施例は液深の深い槽４の場合であり、左右１
対の翼体３が軸方向に６段に形成されており、これら翼
体３の固定は第１実施例と同様に下段位置になるに従っ
て順次回転方向に対して逆方向に約３０度ずらせると共
に、軸方向に隣り合う上、下段の前記翼体３、３を、そ
の根部において、その上段の翼体３の下方端縁部３ｂが
その下段の翼体３の上方端縁部３ａより該翼体３の約３
分の１の幅だけ下方にずれて前記回転軸２に固定されて
おり、その作用は、前記槽４内の液面が図３の実線で示
す位置まであるときは、第１実施例と同様であるが、例
えば液面の位置が図３の破線で示す如く、上方から３段
目の翼体３の縦幅内にあるときは、該３段目の翼体３の
上部が外方に露出しているために、上方から４段目の翼
体３により上方へ押し出された前記液体が前記３段目の
翼体３により邪魔されて前記単一ループ流が形成されな
いおそれがあり、これを防止すべく上方から３段目の翼
体３までを全て前記破線で示す液面から上方へ出す必要
がある。
し、この実施例は液深の深い槽４の場合であり、左右１
対の翼体３が軸方向に６段に形成されており、これら翼
体３の固定は第１実施例と同様に下段位置になるに従っ
て順次回転方向に対して逆方向に約３０度ずらせると共
に、軸方向に隣り合う上、下段の前記翼体３、３を、そ
の根部において、その上段の翼体３の下方端縁部３ｂが
その下段の翼体３の上方端縁部３ａより該翼体３の約３
分の１の幅だけ下方にずれて前記回転軸２に固定されて
おり、その作用は、前記槽４内の液面が図３の実線で示
す位置まであるときは、第１実施例と同様であるが、例
えば液面の位置が図３の破線で示す如く、上方から３段
目の翼体３の縦幅内にあるときは、該３段目の翼体３の
上部が外方に露出しているために、上方から４段目の翼
体３により上方へ押し出された前記液体が前記３段目の
翼体３により邪魔されて前記単一ループ流が形成されな
いおそれがあり、これを防止すべく上方から３段目の翼
体３までを全て前記破線で示す液面から上方へ出す必要
がある。
【００１１】そこで前記３段目までの翼体３と前記ブッ
シュ５とを連結するそれぞれの個所に下端を固定した昇
降棒６を前記回転軸２に併設し、更に前記３段目までの
翼体３を上、下動自在とするために前記ブッシュ５の内
周面と前記回転軸２との間にキー溝、或いはスプライン
２ａを形成し、前記翼体３は上、下方向には移動可能で
あるが、回転方向の動きが規制されるようにした。
シュ５とを連結するそれぞれの個所に下端を固定した昇
降棒６を前記回転軸２に併設し、更に前記３段目までの
翼体３を上、下動自在とするために前記ブッシュ５の内
周面と前記回転軸２との間にキー溝、或いはスプライン
２ａを形成し、前記翼体３は上、下方向には移動可能で
あるが、回転方向の動きが規制されるようにした。
【００１２】尚、例えば前記回転軸２の上方部に複数の
透孔を有する円板を固定し、これら各透孔に前記昇降棒
６の上方部を挿通し、各昇降棒６を昇降させて翼体３を
上昇或いは降下させたときにそれぞれの位置で該昇降棒
６を前記円板にクランプその他の手段により固定するよ
うにしてもよい。このように液深に応じて翼体３の段数
を変更すればよい。
透孔を有する円板を固定し、これら各透孔に前記昇降棒
６の上方部を挿通し、各昇降棒６を昇降させて翼体３を
上昇或いは降下させたときにそれぞれの位置で該昇降棒
６を前記円板にクランプその他の手段により固定するよ
うにしてもよい。このように液深に応じて翼体３の段数
を変更すればよい。
【００１３】
【発明の効果】このように本発明によると左右１対の複
数段の翼体を、回転方向に順次固定角度をずらして回転
軸に固定したので、該回転軸の回転により槽内の液体に
周辺部の上昇流と中心部に近い部分に強制的な螺旋状の
降下流が生じ、かくて槽の中心部近傍に液体の停滞が生
ずることなく、低粘度から高粘度に至る種々の粘度の液
体が効率的に撹拌される効果を有する。
数段の翼体を、回転方向に順次固定角度をずらして回転
軸に固定したので、該回転軸の回転により槽内の液体に
周辺部の上昇流と中心部に近い部分に強制的な螺旋状の
降下流が生じ、かくて槽の中心部近傍に液体の停滞が生
ずることなく、低粘度から高粘度に至る種々の粘度の液
体が効率的に撹拌される効果を有する。
【００１４】
【図１】本発明の第１実施例の正面図である。
【図２】その平面図である。
【図３】本発明の第２実施例の正面図である。
【図４】その平面図である。
【図５】翼体の昇降機構の１部を示す正面図である。
１ 撹拌翼 ２ 回転軸 ３ 翼体 ６ 昇降棒
Claims (5)
- 【請求項１】 回転軸に、左右１対の板状の翼体を軸方
向に複数段固定し、これら翼体の前記回転軸への固定角
度を回転方向に順次ずらしたことを特徴とする撹拌翼。 - 【請求項２】 隣り合う上下段の翼体の前記回転軸への
固定個所の角度差を一定にしたことを特徴とする請求項
１に記載の撹拌翼。 - 【請求項３】 軸方向に隣り合う前記翼体を、その上方
の翼体の下方端縁部が、その下方の翼体の上方端縁部よ
り少許下方となる位置で、前記回転軸に固定したことを
特徴とする請求項１又は請求項２に記載の撹拌翼。 - 【請求項４】 前記翼体を前記回転軸に沿って、上、下
動可能に形成したことを特徴とする請求項１乃至請求項
３のいずれか１に記載の撹拌翼。 - 【請求項５】 前記翼体の根部に下端を固定し該翼体を
上、下動可能とする昇降棒を前記回転軸に並設したこと
を特徴とする請求項４に記載の撹拌翼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5326130A JPH07155579A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 撹拌翼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5326130A JPH07155579A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 撹拌翼 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07155579A true JPH07155579A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=18184402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5326130A Pending JPH07155579A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 撹拌翼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07155579A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002273188A (ja) * | 2001-03-19 | 2002-09-24 | Aoki Kk | 攪拌機 |
| JP2019072676A (ja) * | 2017-10-17 | 2019-05-16 | 住友重機械エンバイロメント株式会社 | 撹拌機 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0549890A (ja) * | 1990-08-07 | 1993-03-02 | Shinko Pantec Co Ltd | 攪拌装置 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP5326130A patent/JPH07155579A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0549890A (ja) * | 1990-08-07 | 1993-03-02 | Shinko Pantec Co Ltd | 攪拌装置 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002273188A (ja) * | 2001-03-19 | 2002-09-24 | Aoki Kk | 攪拌機 |
| JP2019072676A (ja) * | 2017-10-17 | 2019-05-16 | 住友重機械エンバイロメント株式会社 | 撹拌機 |
| JP2022010024A (ja) * | 2017-10-17 | 2022-01-14 | 住友重機械エンバイロメント株式会社 | 撹拌機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040518 |