JPH07155395A - 放水移動車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クローラ式移動車にかかる炎の輻射熱を排出
し、放水移動車を火点で使用できるようにする。 【構成】 クローラ式移動車３の上部に放水装置１を固
定する。その冷却装置１に連結された冷却装置２を、ク
ローラ式移動車３のコントロール装置６を内部に包み込
むように、配置する。また、放水装置１はホース５によ
って給水装置４によって連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、クローラ式移動車を用
いた放水移動車に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、４０℃程度までの環境中では、ク
ローラ式移動車に放水装置を搭載して、放水移動車とし
て使用することは一般に行われている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のクローラ式移動車を火点の付近で使用すると、炎の
輻射熱の影響で４０度を超える高温となり、従来のクロ
ーラ式移動車を使用することができない。そこで、本発
明は、クローラ式移動車にかかる炎の輻射熱を排出し、
放水移動車を火点の付近で使用できるようにしたもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】クローラ式移動車と、こ
のクローラ式移動車の上部に固定され、水の流入側と流
出側に水管が連結された放水装置と、上記クローラ式移
動車のコントロール装置を内部に包み込むように、その
上部に固定された冷却装置と、上記放水装置に給水する
給水装置と、この給水装置と上記放水装置とを連結する
ホースと、を設ける。

【０００５】

【作用】上記構成による本発明の放水移動車では、給水
装置より送り出された水が、放水装置の流入側において
冷却装置給水路へ分流する。放水装置の流入側におい
て、その分流した水が放水装置へ戻る。それによって、
冷却装置を冷却してクローラ式移動車のコントロール装
置およびその周辺装置にかかる炎の輻射熱が排出でき
る。

【０００６】

【実施例】図１〜３は本発明の放水移動車の一例で、図
２は放水装置の断面図、図３は冷却装置の断面図であ
る。クローラ式移動車３の上部に放水装置１を固定し、
この放水装置１の水の流入側の冷却装置給水路１５と流
出側の冷却装置排水路１６とに、それぞれ冷却装置給水
口１７の水管と冷却装置排水口１８の水管を連結し、ク
ローラ式移動車３のコントロール装置６を内部に包み込
むように冷却装置２を配置し、また、放水装置１はホー
ス５によって給水装置４によって連結されている。放水
装置１は筒先１０、広がり路１１、狭まり路１２、ホー
ス結合部１３、流量調整弁１４、冷却装置給水路１５、
冷却装置排水路１６からなり、冷却装置２は側面下方に
付いた冷却装置給水口１７と側面上方に付いた冷却装置
排水口１８からなっている。

【０００７】このように構成した放水移動車が放水する
場合、給水装置４より給水され圧送された水がホース５
を通って、ホース結合部１３を経て狭まり路１２に到る
と、狭まり路１２で昇圧されるため水の一部が流量調整
弁１４を経て冷却装置給水路１５から冷却装置給水口１
７へ流入するようになる。一方、放水装置１の広がり路
１１では、狭まり路１２で昇圧された水が降圧されるの
で、冷却装置給水降７から流入した水が冷却装置２を通
って、冷却装置排水口１８より吸い出されるように流れ
る。これにより冷却装置２の内部の熱も排出される。

【０００８】

【発明の効果】本発明によれば、不整地でも安定して走
行できる放水移動車を、火点の付近で使用することが可
能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の放水移動車の一例である。

【図２】本発明の放水移動車の放水装置の断面図であ
る。

【図３】本発明の放水移動車の吸熱装置の断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 放水装置 ２ 冷却装置 ３ クローラ式移動車 ４ 給水装置 ５ ホース １０ 筒先 １３ ホース結合部 １４ 流量調整弁 １５ 冷却装置給水路 １６ 冷却装置排水路 １７ 冷却装置給水口 １８ 冷却装置排水口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】クローラ式移動車と、 このクローラ式移動車の上部に固定され、水の流入側と
   流出側に水管が連結された放水装置と、 上記クローラ式移動車のコントロール装置を内部に包み
   込むように、その上部に固定された冷却装置と、 上記放水装置に給水する給水装置と、 この給水装置と上記放水装置とを連結するホースと、 を備える放水移動車。