JPH0715445Y2 - 衣服用釦 - Google Patents

衣服用釦

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JPH0715445Y2
JPH0715445Y2 JP1990028738U JP2873890U JPH0715445Y2 JP H0715445 Y2 JPH0715445 Y2 JP H0715445Y2 JP 1990028738 U JP1990028738 U JP 1990028738U JP 2873890 U JP2873890 U JP 2873890U JP H0715445 Y2 JPH0715445 Y2 JP H0715445Y2
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hole
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JP1990028738U
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太平 亀井
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有限会社オリエント釦工業所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、座板と一体に形成された軸部に、槍状先端部
として複数の盃状隆起部を段設した打込脚を連続させた
中実金属製の固定部材と、釦頭に胴脚を一体に形成して
中心に前記打込脚が圧入れされる貫通する打込孔を設け
た合成樹脂製の釦主体の前記釦頭に金属製の飾板を被着
した釦本体とからなる衣服用釦の改良に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来のこの種の釦においては、合成樹脂製の釦主体の胴
脚へ固定部材の打込脚を打込む際は、該打込脚の外径よ
りも僅かに小径の盲孔として胴脚に開設された打込孔に
対して行ない、打込脚を打込孔の内壁に食い込ませて行
なっていた。
ところが打込抗が盲孔であると、該孔内の圧縮空気の逃
げ場がないため、孔内壁を押し広げるように作用して胴
脚や釦頭部分が変形したり、また亀裂を生じさせる欠点
があった。
このような欠点を解消するため、第4図に示すように、
座板aの中央に先端が先尖で、太径の段部bを形成した
中空の打込脚cを突設した固定部材Aと、合成樹脂製の
釦主体dの裏面中央に、前記打込脚cよりも小径であっ
て周段部kを有する打込孔eを貫通させた胴脚fを突設
し、釦主体dには飾板hを被着した釦本体Bとで構成
し、打込孔e内の圧縮空気を飾板hの被着間隙から逃が
すようにした構成の衣服用釦が案出され、実公昭58−32
660号公報において公知となっている。
しかし上記のように改良された衣服用釦では、圧縮空気
による釦主体dの変形、亀裂の発生は防止するが、打込
脚cが中空であるために打込みの際にこれが変形しやす
く、また打込脚c先端の段部bと打込孔eの周段部kと
の係合が生地の厚薄によって定まらないばかりか、段部
bの打込孔eの周壁への食い込みが浅く、繰り返される
釦の掛け外しに対する耐久性に欠ける点に問題点があっ
た。
このような問題点は、例えば、実開昭60−17112号公報
や実開昭60−69006号公報に開示されているような、座
板と一体に形成された軸部に、槍状先端部として複数の
盃状隆起部を段設した打込脚を連続させた中実金属製の
固定部材を使用することによってある程度は解消するこ
とができる。
(考案が解決しようとする課題) ところが上記のように、複数の盃状隆起部を段設した打
込脚を有する中実金属製の固定部材を使用する場合に
は、打込脚の外径と打込孔の内径差が大きいと圧入が困
難となり、また差が小さいと金属製の盃状隆起部で打込
孔内面が削られて僅かの樹脂側の変形だけで嵌着される
状態となって十分な固定ができず、また使用する樹脂の
種類によっても最適の寸法差が異なることから、寸法精
度の設定が非常に難しいものであり、仮に最適の寸法差
に製作したとしても、金属製の複数の盃状隆起部と打込
孔内面との食い込みが浅く平均化されることから、釦の
掛け外しの繰り返しによって、比較的短期間に生地から
釦が離脱し易く、耐久性においては、従前のものと同様
に解決すべき課題として残っていた。
(考案の目的) 本考案は、固定部材と打込孔内の圧縮空気による釦主体
の変形、亀裂を招来せず、しかも生地の厚い薄い差があ
っても常に打込脚の打込孔内での食い込みが強固で、取
付対象生地に確実に固定でき、不用意に緩んだり離脱し
たりすることのない耐久性に優れた衣服用釦を提供する
ことを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案の衣服用釦は、前記目的を達成するためになされ
たものであって、座板1と一体に形成された軸部2に、
槍状先端部3として複数の盃状隆起部4を段設した打込
脚5を連続させた中実金属製の固定部材6と、釦頭8に
胴脚9を一体に形成して中心に前記打込脚5が圧入され
る貫通する打込孔を設けた合成樹脂製の釦主体10の前記
釦頭8に金属製の飾板7を被着した釦本体13とからなる
衣服用釦において、 前記釦主体10の打込孔を、該孔内中間部に前記槍状先端
部3で突破可能な厚みの係止爪形成壁12で仕切って、前
記打込脚5の外径より僅かに小径でしかも胴脚9の端面
で開口する打込孔11aと、その反対側の釦頭8側で開口
する打込孔11bとで同心に形成し、また前記軸部2の長
さLを、取付対象生地Cの圧縮厚に前記打込孔11aの深
さDを加えた長さ程度としたことを特徴とする構成とし
たものである。
(実施例) 次に、本考案の衣服用釦の実施例を図面に基づいて説明
すると以下の通りである。
第1図は本考案を実施した衣服用釦の分解断面図、第2
図は取付状態断面図、第3図は釦本体の底面図であっ
て、固定部材6と釦本体13とからなるものである。
固定部材6は、アルミ又は黄銅部材からなり、座板1と
一体に形成された長さLを有する中実の軸部2に、槍状
先端部3として三個の盃状隆起部4を段設した中実の打
込脚5を連続させ、座板1には金属又は合成樹脂の化粧
キャップ14が被着された構成となっている。
また釦本体13は、釦頭8に胴脚9を突出させた合成樹脂
製の釦主体10に、前記打込脚5の外径より僅かに小径で
しかも胴脚9の端面で開口する打込孔11aと、その反対
側の釦頭8側で開口する打込孔11bとを同心に開設し、
両打込孔11a,11bの境界部には、前記槍状先端部3で突
破可能な厚みの係止爪形成壁12を釦主体10と一体に形成
され、釦頭8には金属製の飾板7が被着された構成とな
っている。
上記のように構成した衣服用釦は、釦本体13の胴脚9端
面に取付対象生地Cを配設した後、固定部材6の打込脚
5を打込孔11aに圧入させることにより取付けられるの
である。
この場合、打込脚5によって係止爪形成壁12が破られる
までは、打込孔11a内の空気は圧縮されるが、この圧縮
空気の圧力が槍状先端部3による係止爪形成壁12の突破
に補助的に作用することから、比較的簡単に係止爪形成
壁12を突破することができ、突破するや否や圧縮空気は
釦頭8に被着した飾板7の間隙に通じる打込孔11bに通
じて逃げるようになる。
そして、破られた係止爪形成壁12は、その弾力によっ
て、打込脚5の一部の盃状隆起部4間に全周から密着
し、他の盃状隆起部4の打込孔11a,11bへの食い込みと
の共働で、取付対象生地Cの厚い薄いに影響されること
なく取付生地Cに竪固に固定できるようになる。
尚、釦頭8への金属製の飾板7の被着は、釦頭8の被着
周縁を逆錐形の斜面として該斜面の八ケ所に突起15を形
成しておき、この突起15を横倒しするように被着するこ
とが好ましい。これによって、周縁に凸部が形成され、
釦頭8に対し飾板7がみだりに回転しないようになる。
(考案の作用効果) 以上説明した本考案の衣服用釦は、釦主体10の打込孔
を、該孔内中間部に前記槍状先端部3で突破可能な厚み
の係止爪形成壁12で仕切って、前記打込脚5の外径より
僅かに小径でしかも胴脚9の端面で開口する打込孔11a
と、その反対側の釦頭8側で開口する打込孔11bとで同
心に形成したから、打込脚5によって係止爪形成壁12が
破られるまでは、打込孔11a内の空気は圧縮されるが、
この圧縮空気の圧力が槍状先端部3による係止爪形成壁
12の突破の補助的に作用して、比較的簡単に係止爪形成
壁12を突破させることができ、突破するや否や圧縮空気
は釦頭8に被着した飾板7の間隙に通じる打込孔11bを
通じて逃げるようになり、合成樹脂製の釦主体の変形ま
たは亀裂が防止される。
また前記軸部2の長さLを、取付対象生地Cの圧縮厚に
前記打込孔11aの深さDを加えた長さ程度とすることに
よって、複数の盃状隆起部と打込孔内面との食い込みと
は別に、係止爪形成壁12の突破により形成される係止爪
が、最も食い込みが少なくなる軸部2と盃状隆起部4の
境界部に全周から強力に密着し、強固で耐久性に優れた
結合を確保することができる。
また係止爪形成壁12の突破により形成される係止爪は、
打込孔の中間部において釦主体10と一体に形成されてい
るため、打込孔の開口縁部に係止爪を形成した場合のよ
うに、固定部材6の引き抜き方向の力に対し抵抗する強
度が得られず破損されるといったことがなく、その係止
爪の根元強度は大きくなり、長期にわたって結合強度を
維持し耐久性を確保することができる。
従って本考案によれば、固定部材と打込孔内の圧縮空気
による釦主体の変形、亀裂を招来せず、しかも生地の厚
い薄い差があっても常に打込脚の打込孔内での食い込み
が強固で、取付対象生地に確実に固定でき、不用意に緩
んだり離脱したりすることのない耐久性に優れた衣服用
釦を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した衣服用釦の分解断面図、第2
図は取付状態断面図、第3図は釦本体の底面図、第4図
は従来品の衣服用釦の分解断面図である。 1……座板、2……軸部 3……槍状先端部、4……盃状隆起部 5……打込脚、6……固定部材 7……飾板、8……釦頭 9……胴脚、10……釦主体 11a、11b……打込孔 12……係止爪形成壁、13……釦本体 L……長さ、D……深さ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】座板1と一体に形成された軸部2に、槍状
    先端部3として複数の盃状隆起部4を段設した打込脚5
    を連続させた中実金属製の固定部材6と、釦頭8に胴脚
    9を一体に形成して中心に前記打込脚5が圧入される貫
    通する打込孔を設けた合成樹脂製の釦主体10の前記釦頭
    8に金属製の飾板7を被着した釦本体13とからなる衣服
    用釦において、 前記釦主体10の打込孔を、孔内中間部に前記槍状先端部
    3で突破可能な厚みの係止爪形成壁12で仕切って、前記
    打込脚5の外径より僅かに小径でしかも胴脚9の端面で
    開口する打込孔11aと、その反対側の釦頭8側で開口す
    る打込孔11bとで同心に開設し、また前記軸部2の長さ
    Lを、取付対象生地Cの圧縮厚に前記打込孔11aの深さ
    Dを加えた長さ程度としたことを特徴とする衣服用釦。
JP1990028738U 1990-03-20 1990-03-20 衣服用釦 Expired - Lifetime JPH0715445Y2 (ja)

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JPH03120809U JPH03120809U (ja) 1991-12-11
JPH0715445Y2 true JPH0715445Y2 (ja) 1995-04-12

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