JPH07153368A - フイラメント支持具 - Google Patents
フイラメント支持具Info
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- JPH07153368A JPH07153368A JP5329899A JP32989993A JPH07153368A JP H07153368 A JPH07153368 A JP H07153368A JP 5329899 A JP5329899 A JP 5329899A JP 32989993 A JP32989993 A JP 32989993A JP H07153368 A JPH07153368 A JP H07153368A
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Links
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Landscapes
- Solid Thermionic Cathode (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、フイラメント支持具において、フイ
ラメントを取り付ける時間を減少させると共に、取り付
けの際の変形を抑えて使用期間を長くし得るようにす
る。 【構成】棒状部材12の一端が棒状部材12の長手方向
に形成された所定長さの間隙14によつて分割されてな
る分割部12Aを配し、通電して加熱される線状のフイ
ラメント5をこの間隙14に挟んで支持する。
ラメントを取り付ける時間を減少させると共に、取り付
けの際の変形を抑えて使用期間を長くし得るようにす
る。 【構成】棒状部材12の一端が棒状部材12の長手方向
に形成された所定長さの間隙14によつて分割されてな
る分割部12Aを配し、通電して加熱される線状のフイ
ラメント5をこの間隙14に挟んで支持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフイラメント支持具に関
し、例えば半導体製造用の不純物イオンを発生させるイ
オン発生源に適用し得る。
し、例えば半導体製造用の不純物イオンを発生させるイ
オン発生源に適用し得る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のイオン発生源には、高真
空に排気した真空容器(以下チヤンバという)内にフイ
ラメントを配し、このフイラメントより放出された熱電
子を例えば3フツ化硼素(BF3 )等のソースガスと衝
突させてイオンを発生させるものがある。
空に排気した真空容器(以下チヤンバという)内にフイ
ラメントを配し、このフイラメントより放出された熱電
子を例えば3フツ化硼素(BF3 )等のソースガスと衝
突させてイオンを発生させるものがある。
【0003】図2に示すように、チヤンバ(図示せず)
内に配されたフイラメント支持部1には、下部が碍子
(図示せず)に取り付けられてチヤンバより絶縁された
円形断面を有する棒状の電極2が2つ配されている。こ
の2つの電極2は上部にフイラメント取付け部2Aをそ
れぞれ配されている。
内に配されたフイラメント支持部1には、下部が碍子
(図示せず)に取り付けられてチヤンバより絶縁された
円形断面を有する棒状の電極2が2つ配されている。こ
の2つの電極2は上部にフイラメント取付け部2Aをそ
れぞれ配されている。
【0004】フイラメント取付け部2Aには、長方形の
押え板3と、電極2の上端より長手方向に3〔cm〕程度
の深さだけ半円形断面に形成された押えアゴ4とが配さ
れている。フイラメント5は電極2の長手方向と直角に
押え板3と押えアゴ4との間に挟まれ、押え板3及び押
えアゴ4の上半部と下半部とにそれぞれ挿通された2対
の小ネジ及びナツト6で固定される。
押え板3と、電極2の上端より長手方向に3〔cm〕程度
の深さだけ半円形断面に形成された押えアゴ4とが配さ
れている。フイラメント5は電極2の長手方向と直角に
押え板3と押えアゴ4との間に挟まれ、押え板3及び押
えアゴ4の上半部と下半部とにそれぞれ挿通された2対
の小ネジ及びナツト6で固定される。
【0005】フイラメント5は、電流約 200〔A〕を流
して加熱され、周囲を覆つている箱形状の対向電極7と
の間に例えば60〔V〕〜 100〔V〕の電圧が印加される
と熱電子を放出する。熱電子は対向電極7の側面に穿設
された穴7Aより供給されたソースガス8に衝突してイ
オン8Aを発生させる。このイオン8Aはチヤンバの外
の電圧や供給されるソースガス8の圧力によつて対向電
極7の上部に配されたスリツト7Bよりチヤンバの外に
引き出される。因みに対向電極7は4隅がそれぞれ支柱
9で支えられており、電気的にチヤンバと同電位であ
る。
して加熱され、周囲を覆つている箱形状の対向電極7と
の間に例えば60〔V〕〜 100〔V〕の電圧が印加される
と熱電子を放出する。熱電子は対向電極7の側面に穿設
された穴7Aより供給されたソースガス8に衝突してイ
オン8Aを発生させる。このイオン8Aはチヤンバの外
の電圧や供給されるソースガス8の圧力によつて対向電
極7の上部に配されたスリツト7Bよりチヤンバの外に
引き出される。因みに対向電極7は4隅がそれぞれ支柱
9で支えられており、電気的にチヤンバと同電位であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでフイラメント
5は、加熱されたときの温度が1000〔℃〕以上に達し、
通電時間に比例して蒸発する。このため次第に細くなつ
て使用に耐えなくなる前に、(実際上約24時間毎に)フ
イラメント5を新しいものに交換する必要がある。また
電極2や対向電極7に付着したフイラメント5の蒸発物
をビーズブラスタ等でクリーニングする必要があり、こ
のためフイラメント支持部1はフイラメント5を交換す
る際に分解される。
5は、加熱されたときの温度が1000〔℃〕以上に達し、
通電時間に比例して蒸発する。このため次第に細くなつ
て使用に耐えなくなる前に、(実際上約24時間毎に)フ
イラメント5を新しいものに交換する必要がある。また
電極2や対向電極7に付着したフイラメント5の蒸発物
をビーズブラスタ等でクリーニングする必要があり、こ
のためフイラメント支持部1はフイラメント5を交換す
る際に分解される。
【0007】ところが、フイラメント5を電極に取り付
けるときには、フイラメント5に当てた押え板3の傾き
や、上下2対の小ネジ及びナツト6の締めつけ力が均等
になるように注意しながら指で締めつけている。このバ
ランスの取り方や締めつけ力は作業者の個人差に影響さ
れ易く、これにより新しいフイラメント5をバランス良
く正しく取り付けるには時間がかかるという問題があつ
た。また上下2対の小ネジ及びナツト6はフイラメント
5の熱で焼きつくことがしばしば有り、焼きつきが発生
した場合には分解に多くの時間が必要となる。このため
小ネジ及びナツト6が少ないことが望ましい。
けるときには、フイラメント5に当てた押え板3の傾き
や、上下2対の小ネジ及びナツト6の締めつけ力が均等
になるように注意しながら指で締めつけている。このバ
ランスの取り方や締めつけ力は作業者の個人差に影響さ
れ易く、これにより新しいフイラメント5をバランス良
く正しく取り付けるには時間がかかるという問題があつ
た。また上下2対の小ネジ及びナツト6はフイラメント
5の熱で焼きつくことがしばしば有り、焼きつきが発生
した場合には分解に多くの時間が必要となる。このため
小ネジ及びナツト6が少ないことが望ましい。
【0008】さらに押え板3は厚さ2〔mm〕でなり中央
にフイラメント5を安定に挟むためV字形の溝を形成さ
れている。これによりフイラメント5を2対の小ネジ及
びナツト6で締めつけると応力が溝を形成した部分の断
面に集中して押え板3は変形し易く、繰り返しの使用が
困難になるという問題もあつた。
にフイラメント5を安定に挟むためV字形の溝を形成さ
れている。これによりフイラメント5を2対の小ネジ及
びナツト6で締めつけると応力が溝を形成した部分の断
面に集中して押え板3は変形し易く、繰り返しの使用が
困難になるという問題もあつた。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、フイラメントを取り付ける時間を減少させると共
に、取り付けの際の変形を抑えて使用期間を長くし得る
フイラメント支持具を提案しようとするものである。
で、フイラメントを取り付ける時間を減少させると共
に、取り付けの際の変形を抑えて使用期間を長くし得る
フイラメント支持具を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、棒状部材12でなり、通電して加
熱される線状のフイラメント5を支持するフイラメント
支持具12において、棒状部材12の一端が棒状部材1
2の長手方向に形成された所定長さの間隙14によつて
分割されてなる分割部12Aを備え、フイラメント5を
間隙14に挟んで支持する。
め本発明においては、棒状部材12でなり、通電して加
熱される線状のフイラメント5を支持するフイラメント
支持具12において、棒状部材12の一端が棒状部材1
2の長手方向に形成された所定長さの間隙14によつて
分割されてなる分割部12Aを備え、フイラメント5を
間隙14に挟んで支持する。
【0011】
【作用】棒状部材12の一端が棒状部材12の長手方向
に形成された所定長さの間隙14によつて分割されてな
る分割部12Aを配し、通電して加熱される線状のフイ
ラメント5をこの間隙14に挟んで支持することによつ
て、フイラメント5の取付け時間が一段と短くなると共
に、分割部12Aの強度が向上して取付けの際の変形が
抑えられ使用期間を従来に比して一段と長くし得る。
に形成された所定長さの間隙14によつて分割されてな
る分割部12Aを配し、通電して加熱される線状のフイ
ラメント5をこの間隙14に挟んで支持することによつ
て、フイラメント5の取付け時間が一段と短くなると共
に、分割部12Aの強度が向上して取付けの際の変形が
抑えられ使用期間を従来に比して一段と長くし得る。
【0012】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
する。
【0013】図2との対応部分に同一符号を付して示す
図1において、11は全体として半導体製造用の不純物
イオンを発生させるイオン発生源のフイラメント支持部
を示し、従来の電極2に代えて円形断面を有する棒状の
電極12が直径約 1.5〔mm〕のフイラメント5を支持す
るようになされている。
図1において、11は全体として半導体製造用の不純物
イオンを発生させるイオン発生源のフイラメント支持部
を示し、従来の電極2に代えて円形断面を有する棒状の
電極12が直径約 1.5〔mm〕のフイラメント5を支持す
るようになされている。
【0014】電極12は、材質がステンレスでなり、直
径及び高さがそれぞれ12〔mm〕及び約16〔cm〕であり、
下部には下端より長手方向に高さ約4〔cm〕程度まで半
円形断面に形成されてなる碍子取付け部12Bが配され
ている。碍子取付け部12Bの上半部及び下半部には取
付け穴13がそれぞれ穿設されている。
径及び高さがそれぞれ12〔mm〕及び約16〔cm〕であり、
下部には下端より長手方向に高さ約4〔cm〕程度まで半
円形断面に形成されてなる碍子取付け部12Bが配され
ている。碍子取付け部12Bの上半部及び下半部には取
付け穴13がそれぞれ穿設されている。
【0015】電極12の上部にはフイラメント取付け部
12Aが配されている。フイラメント取付け部12Aに
は、電極12の上端より長手方向に幅及び深さがそれぞ
れ1〔mm〕及び8〔cm〕のスリツト14が形成され、こ
れにより電極12の断面が2分割されてほぼ半円形の断
面を有する押えアゴ15が対向して2つ配されている。
12Aが配されている。フイラメント取付け部12Aに
は、電極12の上端より長手方向に幅及び深さがそれぞ
れ1〔mm〕及び8〔cm〕のスリツト14が形成され、こ
れにより電極12の断面が2分割されてほぼ半円形の断
面を有する押えアゴ15が対向して2つ配されている。
【0016】押えアゴ15のスリツト14側には、電極
12の上端より深さ約3〔cm〕の位置に長手方向と直角
にV字形の溝16が形成されている。また押えアゴ15
には、電極12の上端より深さ約 1.5〔cm〕の位置にス
リツト14の幅の方向に貫通穴(図示せず)が穿設され
ている。またこの貫通穴には1対の小ネジ及びナツト6
が配されている。
12の上端より深さ約3〔cm〕の位置に長手方向と直角
にV字形の溝16が形成されている。また押えアゴ15
には、電極12の上端より深さ約 1.5〔cm〕の位置にス
リツト14の幅の方向に貫通穴(図示せず)が穿設され
ている。またこの貫通穴には1対の小ネジ及びナツト6
が配されている。
【0017】以上の構成において、フイラメント5を交
換する際には、1対の小ネジ及びナツト6を緩め、スリ
ツト14にドライバ等のくさび状の先端部を軽く押し込
んでスリツト14を少し広げると、フイラメント5は溝
16に容易に挿通される。このようにして2つの電極1
2間にフイラメント5が差し渡されたときドライバ等の
先端を取り除くと、フイラメント5は押えアゴ15自体
の弾発力によつて溝16に安定的に保持され、これによ
り作業者は指先で押えアゴ15同士を押さえる必要がな
い。
換する際には、1対の小ネジ及びナツト6を緩め、スリ
ツト14にドライバ等のくさび状の先端部を軽く押し込
んでスリツト14を少し広げると、フイラメント5は溝
16に容易に挿通される。このようにして2つの電極1
2間にフイラメント5が差し渡されたときドライバ等の
先端を取り除くと、フイラメント5は押えアゴ15自体
の弾発力によつて溝16に安定的に保持され、これによ
り作業者は指先で押えアゴ15同士を押さえる必要がな
い。
【0018】この後、フイラメント取付け部12Aの1
対の小ネジ及びナツト6を締めるだけで、フイラメント
5は1対の押えアゴ15の間に均等な力で確実に固定さ
れる。このようにして2つの電極12の間にフイラメン
ト5を取り付ける時間は、従来は5分以上を要していた
のに対して、実施例の場合には1分以内で済むようにな
つた。
対の小ネジ及びナツト6を締めるだけで、フイラメント
5は1対の押えアゴ15の間に均等な力で確実に固定さ
れる。このようにして2つの電極12の間にフイラメン
ト5を取り付ける時間は、従来は5分以上を要していた
のに対して、実施例の場合には1分以内で済むようにな
つた。
【0019】また押えアゴ15は最大厚さが約5〔mm〕
である。これにより押えアゴ15の溝16を形成された
断面には、1対の小ネジ及びナツト6を指先で締めると
きの応力が集中しても容易には変形しないだけの強度が
与えられている。従つて押えアゴ15は従来に比して一
段と長期間の使用に耐えることができる。
である。これにより押えアゴ15の溝16を形成された
断面には、1対の小ネジ及びナツト6を指先で締めると
きの応力が集中しても容易には変形しないだけの強度が
与えられている。従つて押えアゴ15は従来に比して一
段と長期間の使用に耐えることができる。
【0020】さらに小ネジ及びナツト6が1つの電極1
2に1対だけ配されていることにより、焼きついたとき
のフイラメント支持部11の分解時間は従来に比して半
分になる。
2に1対だけ配されていることにより、焼きついたとき
のフイラメント支持部11の分解時間は従来に比して半
分になる。
【0021】さらに従来のフイラメント取付け部2Aで
は、フイラメント5の熱は1つの押えアゴ4を通じて下
部へ伝わる。これに対して実施例のフイラメント取付け
部12Aでは、フイラメント5の熱は2つの押えアゴ1
5に分かれて下部へ伝わることになる。これにより押え
アゴ15の温度を従来に比して低くし、小ネジ及びナツ
ト6の焼付きの発生を低減できる。
は、フイラメント5の熱は1つの押えアゴ4を通じて下
部へ伝わる。これに対して実施例のフイラメント取付け
部12Aでは、フイラメント5の熱は2つの押えアゴ1
5に分かれて下部へ伝わることになる。これにより押え
アゴ15の温度を従来に比して低くし、小ネジ及びナツ
ト6の焼付きの発生を低減できる。
【0022】以上の構成によれば、棒状の電極12の一
端が長手方向に形成された所定長さのスリツト14によ
つて分割されてなるフイラメント取付け部12Aを配
し、フイラメント5をスリツト14に挟んで支持するこ
とにより、フイラメント5の取付け時間が一段と短くな
ると共に、フイラメント取付け部12Aの強度が向上し
て取付けの際の変形が抑えられ使用期間を従来に比して
一段と長くできる。
端が長手方向に形成された所定長さのスリツト14によ
つて分割されてなるフイラメント取付け部12Aを配
し、フイラメント5をスリツト14に挟んで支持するこ
とにより、フイラメント5の取付け時間が一段と短くな
ると共に、フイラメント取付け部12Aの強度が向上し
て取付けの際の変形が抑えられ使用期間を従来に比して
一段と長くできる。
【0023】なお上述の実施例においては、電極12の
断面形状が円形である場合について述べたが、本発明は
これに限らず、電極の断面形状は例えば4角形のように
円形以外でも良い。この場合にも上述と同様の効果を得
ることができる。
断面形状が円形である場合について述べたが、本発明は
これに限らず、電極の断面形状は例えば4角形のように
円形以外でも良い。この場合にも上述と同様の効果を得
ることができる。
【0024】また上述の実施例においては、スリツト1
4の幅及び深さがそれぞれ1〔mm〕及び8〔cm〕に形成
された場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
電極の直径、この電極に支持されるフイラメントの直
径、このフイラメントを固定するに必要な締めつけ力等
に応じて、フイラメントの幅及び深さは任意の値で形成
して良い。
4の幅及び深さがそれぞれ1〔mm〕及び8〔cm〕に形成
された場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
電極の直径、この電極に支持されるフイラメントの直
径、このフイラメントを固定するに必要な締めつけ力等
に応じて、フイラメントの幅及び深さは任意の値で形成
して良い。
【0025】さらに上述の実施例においては、フイラメ
ント取付け部12Aに1対の小ネジ及びナツト6を配し
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ネジ
類を省き、押えアゴの形状、寸法を適切に設定すること
により、押えアゴの弾発力だけでフイラメントを挟んで
固定するようにしても良い。こうすることによりネジ類
が焼きついた場合の分解の煩雑さを防止できる。またこ
のようにネジ類を省くような場合には棒の断面を例えば
十字形に4分割してスリツトにフイラメントを挿通させ
るときの手間を小さくするようにしても良い。
ント取付け部12Aに1対の小ネジ及びナツト6を配し
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ネジ
類を省き、押えアゴの形状、寸法を適切に設定すること
により、押えアゴの弾発力だけでフイラメントを挟んで
固定するようにしても良い。こうすることによりネジ類
が焼きついた場合の分解の煩雑さを防止できる。またこ
のようにネジ類を省くような場合には棒の断面を例えば
十字形に4分割してスリツトにフイラメントを挿通させ
るときの手間を小さくするようにしても良い。
【0026】さらに上述の実施例においては、本発明を
イオン発生源のフイラメント5を支持する電極12に適
用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
フイラメント支持具に電気を流すか否かに係わらず、例
えば乾燥装置や加熱装置等、フイラメントの熱や光を利
用する装置のフイラメント支持具に広く適用できる。
イオン発生源のフイラメント5を支持する電極12に適
用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
フイラメント支持具に電気を流すか否かに係わらず、例
えば乾燥装置や加熱装置等、フイラメントの熱や光を利
用する装置のフイラメント支持具に広く適用できる。
【0027】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、棒状部材
の一端が棒状部材の長手方向に形成された所定長さの間
隙によつて分割されてなる分割部を配し、通電して加熱
される線状のフイラメントをこの間隙に挟んで支持する
ことによつて、フイラメントの取付け時間が一段と短く
なると共に、分割部の強度が向上して取付けの際の変形
が抑えられ使用期間を従来に比して一段と長くし得るフ
イラメント支持具を実現できる。
の一端が棒状部材の長手方向に形成された所定長さの間
隙によつて分割されてなる分割部を配し、通電して加熱
される線状のフイラメントをこの間隙に挟んで支持する
ことによつて、フイラメントの取付け時間が一段と短く
なると共に、分割部の強度が向上して取付けの際の変形
が抑えられ使用期間を従来に比して一段と長くし得るフ
イラメント支持具を実現できる。
【図1】本発明によるフイラメント支持具の一実施例に
よる電極を使用したフイラメント支持部の説明に供する
斜視図である。
よる電極を使用したフイラメント支持部の説明に供する
斜視図である。
【図2】従来のフイラメント支持部の説明に供する斜視
図である。
図である。
【符号の説明】 1、11……フイラメント支持部、2、12……電極、
2A、12A……フイラメント取付け部、3……押え
板、4、15……押えアゴ、5……フイラメント、6…
…小ネジ及びナツト、7……対向電極、8……ソースガ
ス、8A……イオン、9……支柱、12B……碍子取付
け部、13……取付け穴、14……スリツト、16……
溝。
2A、12A……フイラメント取付け部、3……押え
板、4、15……押えアゴ、5……フイラメント、6…
…小ネジ及びナツト、7……対向電極、8……ソースガ
ス、8A……イオン、9……支柱、12B……碍子取付
け部、13……取付け穴、14……スリツト、16……
溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H05B 3/06 Z 7715−3K
Claims (2)
- 【請求項1】棒状部材でなり、通電して加熱される線状
のフイラメントを支持するフイラメント支持具におい
て、 上記棒状部材の一端が上記棒状部材の長手方向に形成さ
れた所定長さの間隙によつて分割されてなる分割部を具
え、上記フイラメントを上記間隙に挟んで支持すること
を特徴とするフイラメント支持具。 - 【請求項2】上記間隙に挟んで支持された上記フイラメ
ントを上記棒状部材にねじを用いて固定する固定手段を
有することを特徴とする請求項1に記載のフイラメント
支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5329899A JPH07153368A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | フイラメント支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5329899A JPH07153368A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | フイラメント支持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07153368A true JPH07153368A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=18226507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5329899A Pending JPH07153368A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | フイラメント支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07153368A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007207447A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Sukegawa Electric Co Ltd | 熱電子放出用フィラメント支持構造 |
JP2011253693A (ja) * | 2010-06-02 | 2011-12-15 | Sukegawa Electric Co Ltd | 熱電子放出用フィラメントサポート |
GB2585158A (en) * | 2018-06-01 | 2020-12-30 | Micromass Ltd | Filament assembly |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP5329899A patent/JPH07153368A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007207447A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Sukegawa Electric Co Ltd | 熱電子放出用フィラメント支持構造 |
JP2011253693A (ja) * | 2010-06-02 | 2011-12-15 | Sukegawa Electric Co Ltd | 熱電子放出用フィラメントサポート |
GB2585158A (en) * | 2018-06-01 | 2020-12-30 | Micromass Ltd | Filament assembly |
GB2585158B (en) * | 2018-06-01 | 2021-07-28 | Micromass Ltd | Filament assembly |
US11972937B2 (en) | 2018-06-01 | 2024-04-30 | Micromass Uk Limited | Filament assembly |
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Effective date: 20050928 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081202 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090331 |