JPH0715322B2 - 脱塩処理システム - Google Patents
脱塩処理システムInfo
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- JPH0715322B2 JPH0715322B2 JP25466989A JP25466989A JPH0715322B2 JP H0715322 B2 JPH0715322 B2 JP H0715322B2 JP 25466989 A JP25466989 A JP 25466989A JP 25466989 A JP25466989 A JP 25466989A JP H0715322 B2 JPH0715322 B2 JP H0715322B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、発電プラントの復水系統において復水と加熱
器ドレンを処理する脱塩処理システムに係り、特に、加
熱器ドレンの処理に伴う温度変化による脱塩装置処理水
の温度上昇を防止し、復水脱塩器の性能低下を防ぐに好
適な脱塩処理システムに関する。
器ドレンを処理する脱塩処理システムに係り、特に、加
熱器ドレンの処理に伴う温度変化による脱塩装置処理水
の温度上昇を防止し、復水脱塩器の性能低下を防ぐに好
適な脱塩処理システムに関する。
従来、火力・原子プラントの復水系統は、例えば第5図
に示すような構成からなり、復水器11から流出した復水
は、低圧復水ポンプ12により昇圧され、復水濾過装置13
にて濾過処理された後、入口管14をへて、複数の復水脱
塩器15からなる復水脱塩装置へ送られ脱塩処理される。
復水脱塩器15で処理された復水は出口管16をへて高圧復
水ポンプ17により昇圧され、給水加熱器18により加熱さ
れて、下流系統へ送られる。
に示すような構成からなり、復水器11から流出した復水
は、低圧復水ポンプ12により昇圧され、復水濾過装置13
にて濾過処理された後、入口管14をへて、複数の復水脱
塩器15からなる復水脱塩装置へ送られ脱塩処理される。
復水脱塩器15で処理された復水は出口管16をへて高圧復
水ポンプ17により昇圧され、給水加熱器18により加熱さ
れて、下流系統へ送られる。
また、給水加熱器18の加熱側ドレンは、給水加熱器18よ
り、管路21を介して給水加熱器ドレンタンク22に回収さ
れた後、管路23をへてドレンポンプ24で昇圧される。ポ
ンプ24で昇圧されたドレンは、管路28、ドレン供給制御
用の供給弁29および管路30をへて入口管14で復水と合流
し、復水と混合後、復水脱塩器15で脱塩処理され、下流
系統に送られる。
り、管路21を介して給水加熱器ドレンタンク22に回収さ
れた後、管路23をへてドレンポンプ24で昇圧される。ポ
ンプ24で昇圧されたドレンは、管路28、ドレン供給制御
用の供給弁29および管路30をへて入口管14で復水と合流
し、復水と混合後、復水脱塩器15で脱塩処理され、下流
系統に送られる。
ここで、給水加熱器ドレンを昇圧するドレンポンプ24の
故障等により、入口管14にドレンを合流できない場合
は、管路25よりドレン供給制御用の供給弁26、管路27を
介して復水器11に回収され、復水と混合後、低圧復水ポ
ンプ12で昇圧され、復水濾過装置13、復水脱塩器15で濾
過脱塩処理される。
故障等により、入口管14にドレンを合流できない場合
は、管路25よりドレン供給制御用の供給弁26、管路27を
介して復水器11に回収され、復水と混合後、低圧復水ポ
ンプ12で昇圧され、復水濾過装置13、復水脱塩器15で濾
過脱塩処理される。
なお、この種の装置として関連するものには、例えば、
実開昭62−39108号等が挙げられる。
実開昭62−39108号等が挙げられる。
ところで、火力・原子プラントに使用されている復水脱
塩器15は、陰イオン交換樹脂と陽イオン交換樹脂を収納
する塔に復水を通すことで、復水及び給水加熱器ドレン
中の不純物を濾過、脱塩処理するものであるが、陰イオ
ン交換樹脂の最高使用温度は通常60℃程度であるので、
復水脱塩装置入口水が60℃を越えると陰イオン交換性能
の低下、樹脂の分解によるアミンの溶出がおこる。
塩器15は、陰イオン交換樹脂と陽イオン交換樹脂を収納
する塔に復水を通すことで、復水及び給水加熱器ドレン
中の不純物を濾過、脱塩処理するものであるが、陰イオ
ン交換樹脂の最高使用温度は通常60℃程度であるので、
復水脱塩装置入口水が60℃を越えると陰イオン交換性能
の低下、樹脂の分解によるアミンの溶出がおこる。
ここで、原子力プラントにおける復水温度は、通常運転
時20℃〜50℃で、最高使用温度66℃であり、給水加熱器
ドレン温度は、通常運転時80℃〜90℃で、最高使用温度
約150℃が一般的である。
時20℃〜50℃で、最高使用温度66℃であり、給水加熱器
ドレン温度は、通常運転時80℃〜90℃で、最高使用温度
約150℃が一般的である。
上述した給水加熱器ドレンを復水脱塩装置入口に回収す
るシステムにおいては、復水と給水加熱器ドレンが混合
した後、復水脱塩器15に供給されるため、復水温度が高
く、かつ供給加熱器ドレン温度も高い場合は、復水脱塩
装置入口水の温度制御を行っていないことから、復水脱
塩器15の樹脂最高使用温度60℃を越え、復水脱塩器15の
脱塩性能低下、樹脂の分解がおこるという問題があっ
た。
るシステムにおいては、復水と給水加熱器ドレンが混合
した後、復水脱塩器15に供給されるため、復水温度が高
く、かつ供給加熱器ドレン温度も高い場合は、復水脱塩
装置入口水の温度制御を行っていないことから、復水脱
塩器15の樹脂最高使用温度60℃を越え、復水脱塩器15の
脱塩性能低下、樹脂の分解がおこるという問題があっ
た。
本発明の目的は、復水脱塩装置の入口水温度が樹脂の最
高使用温度を越えないように制御し、復水脱塩装置の性
能を常に適正に維持する脱塩処理システムを提供するこ
とにある。
高使用温度を越えないように制御し、復水脱塩装置の性
能を常に適正に維持する脱塩処理システムを提供するこ
とにある。
本発明によれば、上記目的のため、復水器とこれより出
る復水を加熱する加熱器との間に設置された脱塩装置
と、前記加熱器からのドレンを前記脱塩装置の上流に合
流させる第1の管路とを備え、この合流した復水とドレ
ンの混合水を脱塩装置にて処理する脱塩処理システムに
おいて、前記加熱器からのドレンを前記脱塩装置の下流
に合流させる第2の管路と、前記第1および第2の管路
に設けられた弁手段と、前記脱塩装置の入口水温度を測
定する温度検出装置と、前記温度検出装置で測定した脱
塩装置の入口水温度が所定値を越えると前記第1の管路
を閉じ、前記第2の管路を開けるように前記弁装置を制
御する制御手段とを設けた脱塩処理システムが提供され
る。
る復水を加熱する加熱器との間に設置された脱塩装置
と、前記加熱器からのドレンを前記脱塩装置の上流に合
流させる第1の管路とを備え、この合流した復水とドレ
ンの混合水を脱塩装置にて処理する脱塩処理システムに
おいて、前記加熱器からのドレンを前記脱塩装置の下流
に合流させる第2の管路と、前記第1および第2の管路
に設けられた弁手段と、前記脱塩装置の入口水温度を測
定する温度検出装置と、前記温度検出装置で測定した脱
塩装置の入口水温度が所定値を越えると前記第1の管路
を閉じ、前記第2の管路を開けるように前記弁装置を制
御する制御手段とを設けた脱塩処理システムが提供され
る。
好ましくは、前記制御手段はタイマーを有し、前記脱塩
装置の入口水温度が所定値を越えたとき一定時間経過後
に弁手段の上記制御を行うようにする。
装置の入口水温度が所定値を越えたとき一定時間経過後
に弁手段の上記制御を行うようにする。
また好ましくは、前記弁手段は前記第1および第2の管
路にそれぞれ設けられた第1および第2の弁装置を有
し、前記制御手段は、前記脱塩装置の入口水温度が所定
値を越えたとき一定時間経過後にまず第2の弁装置を開
け、第2の弁装置が開き、脱塩装置の入口水温度がまだ
所定値を越えていることを確認してから前記第1の弁装
置を閉じるようにする。
路にそれぞれ設けられた第1および第2の弁装置を有
し、前記制御手段は、前記脱塩装置の入口水温度が所定
値を越えたとき一定時間経過後にまず第2の弁装置を開
け、第2の弁装置が開き、脱塩装置の入口水温度がまだ
所定値を越えていることを確認してから前記第1の弁装
置を閉じるようにする。
前記弁手段は前記第1および第2の管路にそれぞれ設け
られた第1および第2の弁装置を有し、前記制御手段
は、前記脱塩装置の入口水温度が所定値を越えたとき、
その所定値を保持するための第1および第2の弁装置の
開度比を演算し、この開度比になるように第1および第
2の弁装置の弁開度を調整するようにしてもよい。
られた第1および第2の弁装置を有し、前記制御手段
は、前記脱塩装置の入口水温度が所定値を越えたとき、
その所定値を保持するための第1および第2の弁装置の
開度比を演算し、この開度比になるように第1および第
2の弁装置の弁開度を調整するようにしてもよい。
また、加熱器からのドレンを復水器に供給する第3の管
路を上述した第2の管路の代わりに用いてもよい。
路を上述した第2の管路の代わりに用いてもよい。
このように構成した本発明においては、脱塩装置の入口
水温度が所定値を越えると、制御手段は第1の管路を閉
じ、第2の管路または第3の管路を開けるように弁装置
を制御するので、復水よりも高温の加熱器からのドレン
は脱塩装置の上流に合流せず、第2の管路の場合は脱塩
装置の下流に合流し、第3の管路の場合は復水器に供給
され、冷却される。このため、脱塩装置の入口水温度が
所定値以下なるので、その所定値を樹脂の最高使用温度
に設定すれば、脱塩装置の入口水温度が樹脂の最高使用
温度を越えないように制御され、脱塩装置の性能を常に
適正に維持することが可能となる。
水温度が所定値を越えると、制御手段は第1の管路を閉
じ、第2の管路または第3の管路を開けるように弁装置
を制御するので、復水よりも高温の加熱器からのドレン
は脱塩装置の上流に合流せず、第2の管路の場合は脱塩
装置の下流に合流し、第3の管路の場合は復水器に供給
され、冷却される。このため、脱塩装置の入口水温度が
所定値以下なるので、その所定値を樹脂の最高使用温度
に設定すれば、脱塩装置の入口水温度が樹脂の最高使用
温度を越えないように制御され、脱塩装置の性能を常に
適正に維持することが可能となる。
以下、本発明の一実施例を第1図および第2図により説
明する。
明する。
第1図において、復水脱塩器5で、復水及び給水加熱器
ドレンを処理する系統構成は、従来と変わるところはな
い。すなわち、復水器11から流出した復水は低圧復水ポ
ンプ12で昇圧され、復水濾過装置13にて濾過処理された
後、入口管14をへて複数の復水脱塩器15からなる復水脱
塩装置へ送られ脱塩処理される。復水脱塩器15で処理さ
れた復水は出口管16をへて、高圧復水ポンプ17により昇
圧され、給水加熱器18により加熱されて、下流系統へ送
られる。
ドレンを処理する系統構成は、従来と変わるところはな
い。すなわち、復水器11から流出した復水は低圧復水ポ
ンプ12で昇圧され、復水濾過装置13にて濾過処理された
後、入口管14をへて複数の復水脱塩器15からなる復水脱
塩装置へ送られ脱塩処理される。復水脱塩器15で処理さ
れた復水は出口管16をへて、高圧復水ポンプ17により昇
圧され、給水加熱器18により加熱されて、下流系統へ送
られる。
また、給水加熱器18の加熱側ドレンは、給水加熱器18よ
り、管路21を介して給水加熱器ドレンタンク22に回収さ
れた後、管路23をへてドレンポンプ24で昇圧される。ポ
ンプ24で昇圧されたドレンは、管路28、ドレン供給制御
用の供給弁29および管路30をへて入口管14で復水と合流
し、復水と混合された後、復水脱塩器15で脱塩処理さ
れ、下流系統に送られる。
り、管路21を介して給水加熱器ドレンタンク22に回収さ
れた後、管路23をへてドレンポンプ24で昇圧される。ポ
ンプ24で昇圧されたドレンは、管路28、ドレン供給制御
用の供給弁29および管路30をへて入口管14で復水と合流
し、復水と混合された後、復水脱塩器15で脱塩処理さ
れ、下流系統に送られる。
ここで、給水加熱器ドレンを昇圧するドレンポンプ24の
故障等により、入口管14にドレンを合流できない場合
は、管路25に設けられたドレン供給制御用の供給弁26を
開け、管路25より供給弁26、管路27を介して復水器11に
回収され、復水と混合した後、低圧復水ポンプ12で昇圧
され、復水濾過装置13、復水脱塩器15で濾過脱塩処理さ
れる。そして、本実施例では、上述の構成に加えて、給
水加熱器ドレンを復水脱塩装置の出口管に供給する管路
31,33、これら管路31,33によるドレン供給制御用の供給
弁32を設置すると共に、復水脱塩装置の入口管14に温度
検出器41、温度スイッチ42を設置したものである。
故障等により、入口管14にドレンを合流できない場合
は、管路25に設けられたドレン供給制御用の供給弁26を
開け、管路25より供給弁26、管路27を介して復水器11に
回収され、復水と混合した後、低圧復水ポンプ12で昇圧
され、復水濾過装置13、復水脱塩器15で濾過脱塩処理さ
れる。そして、本実施例では、上述の構成に加えて、給
水加熱器ドレンを復水脱塩装置の出口管に供給する管路
31,33、これら管路31,33によるドレン供給制御用の供給
弁32を設置すると共に、復水脱塩装置の入口管14に温度
検出器41、温度スイッチ42を設置したものである。
温度検出器41は、復水と給水加熱器ドレンが混合した復
水脱塩装置入口水温度を検出し、温度スイッチ42に伝送
する。温度スイッチ42は、温度検出器41で検出した温度
が樹脂の最高使用温度、例えば60℃に達した時に動作
し、供給弁32の開信号、供給弁29の閉信号を出す。
水脱塩装置入口水温度を検出し、温度スイッチ42に伝送
する。温度スイッチ42は、温度検出器41で検出した温度
が樹脂の最高使用温度、例えば60℃に達した時に動作
し、供給弁32の開信号、供給弁29の閉信号を出す。
第2図は、温度スイッチ42による復水脱塩装置入口水温
度制御のロジック図を示したものである。供給弁29が開
状態で、かつ復水脱塩装置入口水温度が樹脂の最高使用
温度、例えば60℃を越え、タイマーTで設定された一定
時間経過後温度高が継続している場合、供給弁32を開と
し、この弁32の開信号と、復水脱塩装置入口水温度高の
継続中のAND条件で供給弁29を閉とすることにより、給
水加熱器ドレンは、復水脱塩装置出口側に回収される。
また、復水脱塩装置入口水温度が樹脂の最高使用温度を
越え、タイマーTで設定された一定時間経過後温度高が
継続した場合、温度高(H)の警告がアラームAより発
せられる。
度制御のロジック図を示したものである。供給弁29が開
状態で、かつ復水脱塩装置入口水温度が樹脂の最高使用
温度、例えば60℃を越え、タイマーTで設定された一定
時間経過後温度高が継続している場合、供給弁32を開と
し、この弁32の開信号と、復水脱塩装置入口水温度高の
継続中のAND条件で供給弁29を閉とすることにより、給
水加熱器ドレンは、復水脱塩装置出口側に回収される。
また、復水脱塩装置入口水温度が樹脂の最高使用温度を
越え、タイマーTで設定された一定時間経過後温度高が
継続した場合、温度高(H)の警告がアラームAより発
せられる。
ここで、給水加熱器ドレンを復水脱塩装置下流側に回収
した場合、給水加熱器ドレンが脱塩処理されないことに
なるが、近年のプラント給水加熱器ドレンの水質は、不
純物として約1ppb程度と良好であるため、復水脱塩装置
の下流系統に与える影響は少ない。
した場合、給水加熱器ドレンが脱塩処理されないことに
なるが、近年のプラント給水加熱器ドレンの水質は、不
純物として約1ppb程度と良好であるため、復水脱塩装置
の下流系統に与える影響は少ない。
本実施例によれば、復水脱塩装置入口水の温度高にて、
給水加熱器ドレンの回収先を復水脱塩装置入口から出口
に切換え、復水脱塩装置での処理を復水だけとすること
により、復水脱塩装置入口水温度が樹脂の最高使用温度
を越えることが防止でき、復水脱塩器樹脂の性能低下、
及び分解を防ぐ効果がある。
給水加熱器ドレンの回収先を復水脱塩装置入口から出口
に切換え、復水脱塩装置での処理を復水だけとすること
により、復水脱塩装置入口水温度が樹脂の最高使用温度
を越えることが防止でき、復水脱塩器樹脂の性能低下、
及び分解を防ぐ効果がある。
本発明の他の実施例を第3図により説明する。本実施例
は、給水加熱器ドレンを復水脱塩装置出口に供給する管
路を設けずに、既設の管路25を利用し、復水脱塩装置入
口水温度高にて給水加熱器ドレンを復水器へ回収するよ
うにしたものである。すなわち、温度スイッチ42は供給
弁26,29に接続され、復水脱塩装置入口水温度高が温度
検出器41で検出されると、温度スイッチ42は供給弁26を
開とした後、供給弁29を閉とし、復水器11に給水加熱器
ドレンを回収して復水器で冷却後、復水脱塩器15で処理
される。
は、給水加熱器ドレンを復水脱塩装置出口に供給する管
路を設けずに、既設の管路25を利用し、復水脱塩装置入
口水温度高にて給水加熱器ドレンを復水器へ回収するよ
うにしたものである。すなわち、温度スイッチ42は供給
弁26,29に接続され、復水脱塩装置入口水温度高が温度
検出器41で検出されると、温度スイッチ42は供給弁26を
開とした後、供給弁29を閉とし、復水器11に給水加熱器
ドレンを回収して復水器で冷却後、復水脱塩器15で処理
される。
このようにしても第1図の実施例と同様の効果を得るこ
とができる。
とができる。
本発明の更に他の実施例を第4図により説明する。本実
施例は、復水脱塩装置入口水温度が規定温度を越えない
ように供給弁29と供給弁32の開度比を自動制御するもの
である。すなわち、第1図の実施例の温度スイッチ42の
代わりに温度調節計45を設け、供給弁29,32には温度調
節計45の信号により作動する駆動調節計46,47を設け
る。
施例は、復水脱塩装置入口水温度が規定温度を越えない
ように供給弁29と供給弁32の開度比を自動制御するもの
である。すなわち、第1図の実施例の温度スイッチ42の
代わりに温度調節計45を設け、供給弁29,32には温度調
節計45の信号により作動する駆動調節計46,47を設け
る。
復水脱塩装置入口水温度は温度検出器41で検出し、温度
調節計45に伝送される。温度調節計45では、温度検出器
41で検出した温度が規定温度に達したらば、この温度を
越えないよう供給弁29,32の開度比を演算し、その信号
を駆動調節計46,47に送る。駆動調節計46,47は温度調節
計45で求めた開度比が得られるように供給弁29,32の弁
開度をそれぞれ調節し、復水脱塩装置入口管14に回収す
る給水加熱器ドレン量を調節する。これにより、復水脱
塩装置入口水温度は復水脱塩器樹脂の最高使用温度以下
に調節される。
調節計45に伝送される。温度調節計45では、温度検出器
41で検出した温度が規定温度に達したらば、この温度を
越えないよう供給弁29,32の開度比を演算し、その信号
を駆動調節計46,47に送る。駆動調節計46,47は温度調節
計45で求めた開度比が得られるように供給弁29,32の弁
開度をそれぞれ調節し、復水脱塩装置入口管14に回収す
る給水加熱器ドレン量を調節する。これにより、復水脱
塩装置入口水温度は復水脱塩器樹脂の最高使用温度以下
に調節される。
本発明によれば、復水脱塩装置入口に回収していた給水
加熱器ドレンを復水脱塩装置入口水温度高にて、自動定
に復水脱塩装置出口又は、給水加熱器ドレンの冷却が可
能な復水器に回収するので、復水脱塩器樹脂の性能低
下、分解を防ぐ効果がある。
加熱器ドレンを復水脱塩装置入口水温度高にて、自動定
に復水脱塩装置出口又は、給水加熱器ドレンの冷却が可
能な復水器に回収するので、復水脱塩器樹脂の性能低
下、分解を防ぐ効果がある。
第1図は本発明の一実施例による脱塩処理システムの概
略構成図であり、第2図は第1図の温度スイッチが行う
動作の制御ロジック図であり、第3図は本発明の他の実
施例による脱塩処理システムの概略構成図であり、第4
図は本発明のさらに他の実施例による脱塩処理システム
の概略構成図であり、第5図は従来の脱塩処理システム
の概略構成図である。 符号の説明 11…復水器 14…入口管 15…復水脱塩器(脱塩装置) 16…出口管 18…給水加熱器 25,27…管路(第3の管路) 26…供給弁(弁手段) 28,30…管路(第1の管路) 29…供給弁(弁手段;第1の弁装置) 31,33…管路(第2の管路) 32…供給弁(弁手段;第2の弁装置) 41…温度検出器 42…温度スイッチ(制御手段) 45…温度調節計(制御手段) 46,47…駆動調節計(制御手段)
略構成図であり、第2図は第1図の温度スイッチが行う
動作の制御ロジック図であり、第3図は本発明の他の実
施例による脱塩処理システムの概略構成図であり、第4
図は本発明のさらに他の実施例による脱塩処理システム
の概略構成図であり、第5図は従来の脱塩処理システム
の概略構成図である。 符号の説明 11…復水器 14…入口管 15…復水脱塩器(脱塩装置) 16…出口管 18…給水加熱器 25,27…管路(第3の管路) 26…供給弁(弁手段) 28,30…管路(第1の管路) 29…供給弁(弁手段;第1の弁装置) 31,33…管路(第2の管路) 32…供給弁(弁手段;第2の弁装置) 41…温度検出器 42…温度スイッチ(制御手段) 45…温度調節計(制御手段) 46,47…駆動調節計(制御手段)
Claims (5)
- 【請求項1】復水器とこれより出る復水を加熱する加熱
器との間に設置された脱塩装置と、前記加熱器からのド
レンを前記脱塩装置の上流に合流させる第1の管路とを
備え、この合流した復水とドレンの混合水を脱塩装置に
て処理する脱塩処理システムにおいて、 前記加熱器からのドレンを前記脱塩装置の下流に合流さ
せる第2の管路と、 前記第1および第2の管路に設けられた弁手段と、 前記脱塩装置の入口水温度を測定する温度検出装置と、 前記温度検出装置で測定した脱塩装置の入口水温度が所
定値を越えると前記第1の管路を閉じ、前記第2の管路
を開けるように前記弁装置を制御する制御手段と を設けたことを特徴とする脱塩処理システム。 - 【請求項2】請求項1記載の脱塩処理システムにおい
て、前記制御手段はタイマーを有し、前記脱塩装置の入
口水温度が所定値を越えたとき一定時間経過後に弁手段
の上記制御を行うことを特徴とする脱塩処理システム。 - 【請求項3】請求項1記載の脱塩処理システムにおい
て、前記弁手段は前記第1および第2の管路にそれぞれ
設けられた第1および第2の弁装置を有し、前記制御手
段は、前記脱塩装置の入口水温度が所定値を越えたとき
一定時間経過後にまず第2の弁装置を開け、第2の弁装
置が開き、脱塩装置の入口水温度がまだ所定値を越えて
いることを確認してから前記第1の弁装置を閉じること
を特徴とする脱塩処理システム。 - 【請求項4】請求項1記載の脱塩処理システムにおい
て、前記弁手段は前記第1および第2の管路にそれぞれ
設けられた第1および第2の弁装置を有し、前記制御手
段は、前記脱塩装置の入口水温度が所定値を越えたと
き、その所定値を保持するための第1および第2の弁装
置の開度比を演算し、この開度比になるように第1およ
び第2の弁装置の弁開度を調整することを特徴とする脱
塩処理システム。 - 【請求項5】復水器とこれより出る復水を加熱する加熱
器との間に設置された脱塩装置と、前記加熱器からのド
レンを前記脱塩装置の上流に合流させる第1の管路とを
備え、この合流した復水とドレンの混合水を脱塩装置に
て処理すると共に、前記加熱器からのドレンを前記復水
器に供給する第3の管路を備えた脱塩処理システムにお
いて、 前記第1および第3の管路に設けられた弁手段と、 前記脱塩装置の入口水温度を測定する温度検出装置と、 前記温度検出装置で測定した脱塩装置の入口水温度が所
定値を越えると前記第1の管路を閉じ、前記第2の管路
を開けるように前記弁装置を制御する制御手段と を設けたことを特徴とする脱塩処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25466989A JPH0715322B2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 脱塩処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25466989A JPH0715322B2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 脱塩処理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03117802A JPH03117802A (ja) | 1991-05-20 |
JPH0715322B2 true JPH0715322B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=17268219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25466989A Expired - Lifetime JPH0715322B2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 脱塩処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0715322B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011067619A3 (en) * | 2009-12-03 | 2012-03-29 | Gea Egi Energiagazdálkodási Zrt. | Hybrid cooling system |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP25466989A patent/JPH0715322B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011067619A3 (en) * | 2009-12-03 | 2012-03-29 | Gea Egi Energiagazdálkodási Zrt. | Hybrid cooling system |
EP2647938A1 (en) | 2009-12-03 | 2013-10-09 | GEA EGI Energiagazdálkodási ZRT. | Cooling system with a condensate polishing unit |
EA023211B1 (ru) * | 2009-12-03 | 2016-05-31 | Геа Эги Энергиагаздалькодаши Зрт. | Гибридная система охлаждения |
EA023211B8 (ru) * | 2009-12-03 | 2016-10-31 | Геа Эги Энергиагаздалькодаши Зрт. | Гибридная система охлаждения |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03117802A (ja) | 1991-05-20 |
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