JPH0715280B2 - 多段ポンプ装置 - Google Patents
多段ポンプ装置Info
- Publication number
- JPH0715280B2 JPH0715280B2 JP33311189A JP33311189A JPH0715280B2 JP H0715280 B2 JPH0715280 B2 JP H0715280B2 JP 33311189 A JP33311189 A JP 33311189A JP 33311189 A JP33311189 A JP 33311189A JP H0715280 B2 JPH0715280 B2 JP H0715280B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- fluid
- pump device
- liquid
- impellers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、複数の羽根車により流体の圧力を高める多段
ポンプ装置に係り、とくに、ポンプ系内において、本来
の流体通路部分以外の部分に入っている流体を排除する
ための構造に関するものである。
ポンプ装置に係り、とくに、ポンプ系内において、本来
の流体通路部分以外の部分に入っている流体を排除する
ための構造に関するものである。
(従来の技術) 従来の多段ポンプ装置を、第2図を参照して説明する。
第2図において、1は中空状のケーシングで、このケー
シング1内の一側部(図示右側部)にメカニカルシール
2が設けられ、このメカニカルシール2に対して、図示
しない軸受に回転自在に支持された回転軸3の大径部3a
を回転自在かつ液密に貫通させてあり、そして、このケ
ーシング1の他端部(図示左端部)に、Oリング4を介
して、板状のカバー5を液密に取付けることによって、
このカバー5とケーシング1との間に空間6が形成さ
れ、この空間6に上記回転軸3の先端の小径部3bが突設
されている。
シング1内の一側部(図示右側部)にメカニカルシール
2が設けられ、このメカニカルシール2に対して、図示
しない軸受に回転自在に支持された回転軸3の大径部3a
を回転自在かつ液密に貫通させてあり、そして、このケ
ーシング1の他端部(図示左端部)に、Oリング4を介
して、板状のカバー5を液密に取付けることによって、
このカバー5とケーシング1との間に空間6が形成さ
れ、この空間6に上記回転軸3の先端の小径部3bが突設
されている。
ここで、上記メカニカルシール2は、上記空間6の一側
部に位置して、上記回転軸3の大径部3aの周囲に回転環
9をねじ10で固定し、この回転環9の一側部に位置し
て、回転軸3の大径部3aの周囲に、Oリング11を介し
て、環状の回転シール体12を液密に設け、この回転シー
ル体12と上記回転環9との間にコイルばね13を介在さ
せ、上記ケーシング1の一端部に固定環14を固定し、こ
の固定環14の内側に、Oリング15,16を介して、環状の
固定シール体17を液密に支持した構造である。
部に位置して、上記回転軸3の大径部3aの周囲に回転環
9をねじ10で固定し、この回転環9の一側部に位置し
て、回転軸3の大径部3aの周囲に、Oリング11を介し
て、環状の回転シール体12を液密に設け、この回転シー
ル体12と上記回転環9との間にコイルばね13を介在さ
せ、上記ケーシング1の一端部に固定環14を固定し、こ
の固定環14の内側に、Oリング15,16を介して、環状の
固定シール体17を液密に支持した構造である。
そして、このメカニカルシール2では、回転シール体12
がコイルばね13によって固定シール体17に密着し、図示
しないモータにより上記回転軸3が回転したときに、回
転シール体12が上記回転環9及び回転軸3とともに回転
し、回転シール体12と固定シール体17が液密に摺接して
液漏れを止めるようになっており、この摺接部以外の他
の部分の液漏れはOリング11,15,16で止めるようになっ
ている。
がコイルばね13によって固定シール体17に密着し、図示
しないモータにより上記回転軸3が回転したときに、回
転シール体12が上記回転環9及び回転軸3とともに回転
し、回転シール体12と固定シール体17が液密に摺接して
液漏れを止めるようになっており、この摺接部以外の他
の部分の液漏れはOリング11,15,16で止めるようになっ
ている。
また、上記空間6には3枚の環状の羽根車21,22,23と2
枚の環状の仕切板24,25が交互に配設され、羽根車21,2
2,23はそれぞれ上記回転軸3の小径部3bに固定されてい
るとともに、仕切板24,25はそれぞれ上記ケーシング1
に少なくとも回転しないように固定されている。
枚の環状の仕切板24,25が交互に配設され、羽根車21,2
2,23はそれぞれ上記回転軸3の小径部3bに固定されてい
るとともに、仕切板24,25はそれぞれ上記ケーシング1
に少なくとも回転しないように固定されている。
そして、上記羽根車21,22,23の内周部の一側面にそれぞ
れ筒状のボス部21a,22a,23aが突設され、このボス部21
a,22a,23aが上記回転軸3の段部3cに対して順番に密着
し、また、上記仕切板24,25の外周部の他側面にそれぞ
れ筒状の突縁24a,25aが突設され、この突縁24a,25aがケ
ーシング1とカバー5の間に挟持されて互いに密着し、
これによって、羽根車21,22,23の外周側の円板部21b,22
b,23bと仕切板24,25の内周側の円板部24b,25bが交互に
少許の間隙をおいて対向している。
れ筒状のボス部21a,22a,23aが突設され、このボス部21
a,22a,23aが上記回転軸3の段部3cに対して順番に密着
し、また、上記仕切板24,25の外周部の他側面にそれぞ
れ筒状の突縁24a,25aが突設され、この突縁24a,25aがケ
ーシング1とカバー5の間に挟持されて互いに密着し、
これによって、羽根車21,22,23の外周側の円板部21b,22
b,23bと仕切板24,25の内周側の円板部24b,25bが交互に
少許の間隙をおいて対向している。
そして、上記羽根車21,22,23の円板部21b,22b,23bの外
周両側部にはそれぞれ円板部21b,22b,23bの外周面及び
側面に開口する多数の羽根溝21c,22c,23cが形成され、
この羽根車21,22,23のそれぞれの羽根溝21c,22c,23cに
対応した溝状の流体通路26,27,28が上記ケーシング1、
上記仕切板24,25及び上記カバー5に有端の円弧状に形
成されている。
周両側部にはそれぞれ円板部21b,22b,23bの外周面及び
側面に開口する多数の羽根溝21c,22c,23cが形成され、
この羽根車21,22,23のそれぞれの羽根溝21c,22c,23cに
対応した溝状の流体通路26,27,28が上記ケーシング1、
上記仕切板24,25及び上記カバー5に有端の円弧状に形
成されている。
そして、この流体通路26,27,28のそれぞれの一端部に図
示しない超純水等の液体の吸入口が形成されているとと
もに、この流体通路26,27,28のそれぞれの他端部に図示
しない液体の吐出口が形成され、一側部の流体通路26の
吸入口は上記ケーシング1の外部に連通し、この一側部
の流体通路26の吐出口が中央部の流体通路27の吸入口に
連結され、この中央部の流体通路27の吐出口が他側部の
流体通路28の吸入口に連結され、この他側部の流体通路
28の吐出口はケーシング1の外部に連通している。
示しない超純水等の液体の吸入口が形成されているとと
もに、この流体通路26,27,28のそれぞれの他端部に図示
しない液体の吐出口が形成され、一側部の流体通路26の
吸入口は上記ケーシング1の外部に連通し、この一側部
の流体通路26の吐出口が中央部の流体通路27の吸入口に
連結され、この中央部の流体通路27の吐出口が他側部の
流体通路28の吸入口に連結され、この他側部の流体通路
28の吐出口はケーシング1の外部に連通している。
そして、この多段ポンプ装置では、一側部の流体通路26
の吸入口から、各流体通路26,27,28に液体を通した状態
で、回転軸3をモータで駆動して羽根車21,22,23を回転
すると、遠心力によってそれぞれの羽根車21,22,23の多
数の羽根溝21c,22c,23c内の液体が速度エネルギと圧力
エネルギを受け、羽根溝21c,22c,23c内の液体が羽根溝2
1c,22c,23cの外側から流体通路26,27,28に流出するとと
もに、流体通路26,27,28の液体が羽根溝21c,22c,23cの
側部から羽根溝21c,22c,23c内に流入し、液体の渦流が
発生する。
の吸入口から、各流体通路26,27,28に液体を通した状態
で、回転軸3をモータで駆動して羽根車21,22,23を回転
すると、遠心力によってそれぞれの羽根車21,22,23の多
数の羽根溝21c,22c,23c内の液体が速度エネルギと圧力
エネルギを受け、羽根溝21c,22c,23c内の液体が羽根溝2
1c,22c,23cの外側から流体通路26,27,28に流出するとと
もに、流体通路26,27,28の液体が羽根溝21c,22c,23cの
側部から羽根溝21c,22c,23c内に流入し、液体の渦流が
発生する。
そして、それぞれの流体通路26,27,28において、速度エ
ネルギが圧力エネルギに変換され、このような作用をそ
れぞれの羽根車21,22,23の多数の羽根溝21c,22c,23cで
繰返すことにより、それぞれの流体通路26,27,28におい
て液体の圧力が次第に高められ、これによって、液体
を、一側部の流体通路26の吸入口から吸入して、各流体
通路26,27,28において段階的に圧力を高めた上で、他側
部の流体通路28の吐出口から吐出するようになってい
る。
ネルギが圧力エネルギに変換され、このような作用をそ
れぞれの羽根車21,22,23の多数の羽根溝21c,22c,23cで
繰返すことにより、それぞれの流体通路26,27,28におい
て液体の圧力が次第に高められ、これによって、液体
を、一側部の流体通路26の吸入口から吸入して、各流体
通路26,27,28において段階的に圧力を高めた上で、他側
部の流体通路28の吐出口から吐出するようになってい
る。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述した多段ポンプ装置は、複数の羽根車2
1,22,23を設けるために、少なくとも1つの仕切板24,25
をケーシング1とカバー5の間に挟持しているので、ケ
ーシング1、仕切板24,25及びカバー5の当接部分aの
面積が、ケーシング1とカバー5だけの1段式のポンプ
装置の場合と比べて、かなり広くなり、この当接部分a
の空隙に液体が侵入して滞留し、とくに、作動中には、
この当接部分aの空隙の液体が、圧力差によって、高圧
の流体通路28,27側から低圧の流体通路27,26側に向かっ
て移動することになる。
1,22,23を設けるために、少なくとも1つの仕切板24,25
をケーシング1とカバー5の間に挟持しているので、ケ
ーシング1、仕切板24,25及びカバー5の当接部分aの
面積が、ケーシング1とカバー5だけの1段式のポンプ
装置の場合と比べて、かなり広くなり、この当接部分a
の空隙に液体が侵入して滞留し、とくに、作動中には、
この当接部分aの空隙の液体が、圧力差によって、高圧
の流体通路28,27側から低圧の流体通路27,26側に向かっ
て移動することになる。
したがって、この多段ポンプ装置の組立時に、ケーシン
グ1、仕切板24,25及びカバー5の当接部分aに汚れが
付着していると、作動時に、汚れた液体が吐出口から吐
出される液体に混入して液体を汚染することになり、と
くに、超純水等を対象とする場合、汚れがあると、滞留
時に細菌等の微生物が発生し易く、著しい汚染を引起こ
すことになる。
グ1、仕切板24,25及びカバー5の当接部分aに汚れが
付着していると、作動時に、汚れた液体が吐出口から吐
出される液体に混入して液体を汚染することになり、と
くに、超純水等を対象とする場合、汚れがあると、滞留
時に細菌等の微生物が発生し易く、著しい汚染を引起こ
すことになる。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、超純
水、バイオテクノロジー、医薬品、食品、化学工業等に
用いる多段ポンプ装置において、ケーシング1、仕切板
24,25及びカバー5の当接部分aに入った流体を排除
し、多段ポンプ装置から吐出される流体に不純物が混入
するのを阻止することを目的とするものである。
水、バイオテクノロジー、医薬品、食品、化学工業等に
用いる多段ポンプ装置において、ケーシング1、仕切板
24,25及びカバー5の当接部分aに入った流体を排除
し、多段ポンプ装置から吐出される流体に不純物が混入
するのを阻止することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、ケーシング1とカバー5に囲まれた空間6に
回転軸3を配設し、上記空間6内に上記回転軸3に固定
された少なくとも2つの羽根車21,22,23と上記ケーシン
グ1に固定された少なくとも1つの仕切板24,25とを交
互に配設して、上記各羽根車21,22,23と上記ケーシング
1、上記仕切板24,25あるいは上記カバー5との間にそ
れぞれの羽根車21,22,23に対応した流体通路26,27,28を
形成し、羽根車21,22,23の回転によりそれぞれの流体通
路26,27,28内の流体の圧力を順次高める多段ポンプ装置
において、上記ケーシング1、上記仕切板24,25及び上
記カバー5のそれぞれの当接部分aの空隙と外部とを連
通する排出通路31を形成したものである。
回転軸3を配設し、上記空間6内に上記回転軸3に固定
された少なくとも2つの羽根車21,22,23と上記ケーシン
グ1に固定された少なくとも1つの仕切板24,25とを交
互に配設して、上記各羽根車21,22,23と上記ケーシング
1、上記仕切板24,25あるいは上記カバー5との間にそ
れぞれの羽根車21,22,23に対応した流体通路26,27,28を
形成し、羽根車21,22,23の回転によりそれぞれの流体通
路26,27,28内の流体の圧力を順次高める多段ポンプ装置
において、上記ケーシング1、上記仕切板24,25及び上
記カバー5のそれぞれの当接部分aの空隙と外部とを連
通する排出通路31を形成したものである。
(作用) 本発明の多段ポンプ装置では、ケーシング1、仕切板2
4,25及びカバー5のそれぞれの当接部分aの空隙に入っ
た流体を、圧力差により、排出通路31を通して、ポンプ
系の外部に排除することができる。
4,25及びカバー5のそれぞれの当接部分aの空隙に入っ
た流体を、圧力差により、排出通路31を通して、ポンプ
系の外部に排除することができる。
(実施例) 本発明の多段ポンプ装置の一実施例を第1図を参照して
説明する。
説明する。
なお、この実施例の多段ポンプ装置は、第2図に示した
従来の多段ポンプ装置と基本的な構造及び作用が同じで
あるため、同一部分には同一の符号を付して詳しい説明
を省略し、異なる構造及び作用を中心に説明する。
従来の多段ポンプ装置と基本的な構造及び作用が同じで
あるため、同一部分には同一の符号を付して詳しい説明
を省略し、異なる構造及び作用を中心に説明する。
第1図において、31は排出通路で、この排出通路31は、
ケーシング1とカバー5の間に挟持した仕切板24,25の
それぞれの外周に無端の円環状の溝32,33を形成すると
ともに、2枚の仕切板24,25とケーシング1に一体に連
通する通孔34を形成し、この通孔34と上記溝32,33をそ
れぞれ連結孔35,36で連結したもので、上記通孔34は、
上記ケーシング1とカバー5の間の空間6の外部の空所
37に開口し、この空所37からケーシング1の外部に通孔
38が形成されている。
ケーシング1とカバー5の間に挟持した仕切板24,25の
それぞれの外周に無端の円環状の溝32,33を形成すると
ともに、2枚の仕切板24,25とケーシング1に一体に連
通する通孔34を形成し、この通孔34と上記溝32,33をそ
れぞれ連結孔35,36で連結したもので、上記通孔34は、
上記ケーシング1とカバー5の間の空間6の外部の空所
37に開口し、この空所37からケーシング1の外部に通孔
38が形成されている。
この実施例では、このような構成により、第1図で説明
した従来の多段ポンプ装置と同様に、一側部の流体通路
26の吸入口から、各流体通路26,27,28に流体として超純
水の液体を通した状態で、回転軸3をモータで駆動して
羽根車21,22,23を回転することにより、液体を、一側部
の流体通路26の吸入口から吸入して、各流体通路26,27,
28において段階的に圧力を高めた上で、他側部の流体通
路28の吐出口から吐出するようになっている。
した従来の多段ポンプ装置と同様に、一側部の流体通路
26の吸入口から、各流体通路26,27,28に流体として超純
水の液体を通した状態で、回転軸3をモータで駆動して
羽根車21,22,23を回転することにより、液体を、一側部
の流体通路26の吸入口から吸入して、各流体通路26,27,
28において段階的に圧力を高めた上で、他側部の流体通
路28の吐出口から吐出するようになっている。
そして、この作動中には、各流体通路26,27,28には圧力
差が生ずるが、このなかで最も圧力の低い一側部の流体
通路26内の流体の圧力でも、空間6の外部つまりポンプ
系の外部の大気圧よりも高いので、各流体通路26,27,28
からケーシング1、仕切板24,25及びカバー5の当接部
分aの空隙に侵入した液体は、圧力差によって、上記溝
32,33と連結孔35,36と通孔34から成る排出通路31を通っ
て、ケーシング1の空所37に排出される。
差が生ずるが、このなかで最も圧力の低い一側部の流体
通路26内の流体の圧力でも、空間6の外部つまりポンプ
系の外部の大気圧よりも高いので、各流体通路26,27,28
からケーシング1、仕切板24,25及びカバー5の当接部
分aの空隙に侵入した液体は、圧力差によって、上記溝
32,33と連結孔35,36と通孔34から成る排出通路31を通っ
て、ケーシング1の空所37に排出される。
そして、とくに、溝32,33は、各仕切板24,25の外周に無
端の円環状に形成されているため、液体の排出が円滑に
行なわれ、液体が高圧の流体通路28,27側から低圧の流
体通路27,26側に向かって移動することがない。
端の円環状に形成されているため、液体の排出が円滑に
行なわれ、液体が高圧の流体通路28,27側から低圧の流
体通路27,26側に向かって移動することがない。
したがって、この多段ポンプ装置の組立時に、ケーシン
グ1、仕切板24,25及びカバー5の当接部分に汚れが付
着していたとしても、この汚れは作動時に液体とともに
排出通路31を通ってポンプ系の外部に排出されるので、
吐出口から吐出される液体に汚れが混入することがな
く、吐出口から吐出される液体が汚染される心配がな
く、とくに、超純水を対象とする場合でも、汚れがポン
プ系の外部に排出される結果、細菌等の微生物が発生し
難くなり、微生物が発生したとしても、液体とともに排
出通路31を通ってポンプ系の外部に排出される。
グ1、仕切板24,25及びカバー5の当接部分に汚れが付
着していたとしても、この汚れは作動時に液体とともに
排出通路31を通ってポンプ系の外部に排出されるので、
吐出口から吐出される液体に汚れが混入することがな
く、吐出口から吐出される液体が汚染される心配がな
く、とくに、超純水を対象とする場合でも、汚れがポン
プ系の外部に排出される結果、細菌等の微生物が発生し
難くなり、微生物が発生したとしても、液体とともに排
出通路31を通ってポンプ系の外部に排出される。
上述したように、本発明によれば、多段ポンプ装置にお
いて、ケーシング、仕切板及びカバーのそれぞれの当接
部分の空隙に入った流体を、圧力差により、排出通路を
通して、ポンプ系の外部に排除することができるので、
多段ポンプ装置から吐出される流体に不純物が混入する
のを阻止することができる。
いて、ケーシング、仕切板及びカバーのそれぞれの当接
部分の空隙に入った流体を、圧力差により、排出通路を
通して、ポンプ系の外部に排除することができるので、
多段ポンプ装置から吐出される流体に不純物が混入する
のを阻止することができる。
第1図は本発明の多段ポンプ装置の一実施例を示す断面
図、第2図は従来の多段ポンプ装置を示す断面図であ
る。 1……ケーシング、3……回転軸、5……カバー、6…
…空間、21,22,23……羽根車、24,25……仕切板、26,2
7,28……流体通路、31……排出通路、a……当接部分。
図、第2図は従来の多段ポンプ装置を示す断面図であ
る。 1……ケーシング、3……回転軸、5……カバー、6…
…空間、21,22,23……羽根車、24,25……仕切板、26,2
7,28……流体通路、31……排出通路、a……当接部分。
Claims (1)
- 【請求項1】ケーシングとカバーに囲まれた空間に回転
軸を配置し、上記空間内に上記回転軸に固定された少な
くとも2つの羽根車と上記ケーシングに固定された少な
くとも1つの仕切板とを交互に配置して、上記各羽根車
と上記ケーシング、上記仕切板あるいは上記カバーとの
間にそれぞれの羽根車に対応した流体通路を形成し、羽
根車の回転によりそれぞれの流体通路内の流体の圧力を
順次高める多段ポンプ装置において、 上記ケーシング、上記仕切板及び上記カバーのそれぞれ
の当接部分の空隙と外部とを連通する排出通路を形成し
たことを特徴とする多段ポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33311189A JPH0715280B2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | 多段ポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33311189A JPH0715280B2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | 多段ポンプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03194189A JPH03194189A (ja) | 1991-08-23 |
JPH0715280B2 true JPH0715280B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=18262409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33311189A Expired - Lifetime JPH0715280B2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | 多段ポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0715280B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2301415A1 (en) * | 1999-04-19 | 2000-10-19 | Capstone Turbine Corporation | Helical flow compressor/turbine permanent magnet motor/generator |
JP2016098685A (ja) * | 2014-11-19 | 2016-05-30 | 株式会社川本製作所 | ポンプ装置 |
-
1989
- 1989-12-22 JP JP33311189A patent/JPH0715280B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03194189A (ja) | 1991-08-23 |
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