JPS58222996A - 再生ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は１枚のインペラで２段ポンプとした再生ポンプ
に、関する。

最近、例えば省燃費化低コスト化の流れの中にある車輌
の液体燃料の圧送用ポンプの場合の様に、従来より用い
られている往復式や歯車式の高精度で高価な定容積型ポ
ンプに替えて、小型軽量で低価格な再生ポンプを用いる
ことが検詞され始めた。

しかし再生ポンプは、外周部に羽根を形成したインペラ
とその周囲のポンプ通路という簡単な椙成で運転動力も
小さくて済み、従来比較的粘度が低い例えば水の様な液
体を圧送りる場合に用いられていたものの、吐出圧力は
吐出流量に反比例して吐出流量の変動に大きく影響され
るという欠点があった。更に、再生ポンプの吐出可能な
高圧限界は定容積型ポンプのそれに比して低いためこの
再生ポンプを高吐出圧化する必要−があ゛るが、この目
的のために従来用いられて来た方法は同種のポンプを直
列に多段接続するか或は製品寸法を大きくしたりするも
のであリ、これらの方法では多段化した分だＧノ部品数
が増して価格が高くなるばかりか、構造が複雑となって
小型で軽量というこのポンプ本来の特徴をも損うもので
あった。

本発明の目的は、前述の再生ポンプの欠点を解消しで、
定容積型ポンプに替り得る小型で軽量な再生ポンプを低
価格で提供することにある。

本発明では、再生ポンプの吐出流量を平均化するど共に
吐出可能な高圧限界を伸ばして上述の目的を達成り°る
ために、円周面で軸方向に隔置され軸方向両面に及ぶ半
径方向溝を円周方向に多数並設した２列の羽根を有づる
円板状インペラと、このインペラを収容し両端に流体の
吸入口及び吐出口をそれぞれ右す−る２列のポンプ通路
を前記インペラの２列の羽根に対向して形成４るケーシ
ングとを再生ポンプに備え、前記′１ ２列のポンプ通路の内の一方の吐出口を他方の吸入口に
連通することで１枚のインペラで２段ポンプとしたこと
を特徴とづ゛る再生ポンプが得られる。

次に本発明の実施例を添（＝Ｊの図面を参照しＣ説明Ｊ
る。第１図は本発明による再生ポンプのポンプ部分の構
造を示す断面図で、ポンプ駆動用のモータ部分は公知の
ものであるので図示されていない。第１のケーシング２
と第２のケーシング３は、スペーサ６を挾持４る様に重
ね合けられると共に、ハウジング５中に固定されて内部
にポンプ室を画定、する。インペラ１はこのポンプ室に
収容されており、第１のケーシング２及びスペーサ６に
設置）られている円弧状の渦と協働して第１段目のポン
プ通路７を、第２のケーシング３及びスペーサ６に設り
られている円弧状の溝と協働して第２段目のポンプ通路
８をそれぞれ形成している。

インペラ１と第１のケーシング２、第２のケーシング３
及びスペーサ６との間には、それぞれわずかな隙間１５
．１６及び１７が設置ノられているので゛、インペラ１
は駆動用のモータシャフト４からビン１４等によって回
転力を伝達されるとこのポンプ室内で自由に回転するこ
とが出来る。インペラ１の軸方向両面には、第１図、第
２図及び第４図中に明瞭に示される様に、インペラ１の
円周面で隔置され軸り白面にそれぞれ及ぶ半径方向溝、
即ら互に軸方向に隔てられて底面が交差しない溝を円周
り向に等間隔で多数説りた閉羽根式の羽根列がそれぞれ
形成されている。

第２図は第１段目のポンプ通路７を示１断面図で、この
図に示される如くインペラ１を取り囲む円弧状のポンプ
通路７は、その両端に流体の吸入口９及び吐出口ｌＯを
段番ノられており、吸入し１９と吐出口１０どはスペー
サ６の凸部１１及び第１のケーシング２の溝なし部分（
図示甘ず）によって互に隔てられシールされている。

第１段目のポンプ通路７の吸入口９は、流体の吸入のた
めにポンプ外部の流体供給源に連通しており、吐出口１
０は第３図に示される如くスベーナＢを貫通して第２段
目のポンプ通路８の吸入口１２に連通している。第４図
は第２段目のポンプ通路８を示す断面図で、ポンプ通路
８は第１段目のポンプ通路と同様に、スペーサ６の凸部
１８及び第２のケーシング３の溝なし部分（図示せず）
によって互に隔゛Ｃられシールされている吸入口１２及
び吐出口１３を（の両端に設けられでＪ３す、吐出口１
３は流体の１１出のためにポンプ外部に連通している。

第２図及び第４図に見られる如く、第゛１段目のポンプ
通路７ど第２段目のポンプ通路８とはほぼ１］様の構成
であって、ポンプ通路８に対し−Ｃポンプ通路７をイン
ペラの回転方向にわずかに回転させて吐出口１０ど吸入
口１３の円周方向位置を一致さぜ連通さゼたものである
。

前述した如く構成された再生ポンプの作動を次に説明す
る。駆動用モータ（図示せず）によってモータシャフト
４を介してインペラ１が第２図中の矢印方向に回転され
ると、流体は供給源から吸入口９を通って第１段目のポ
ンプ通路７へ導入される。ポンプ通路７へ導入された流
体は、インペラ１の回転に伴なってこのインペラの羽根
により昇圧されつつ吐出口１０へ到る。

第１段目のポンプ通路７の吐出口１０と第２段目のポン
プ通路８の吸入口１２は連通されているのぐ、第１段目
のポンプ通路７で昇圧された流体は、吸入口１２を介し
て第２段目のポンプ通路８へ流入し、再びインペラ１の
羽根で昇圧されて吐出口１３より吐出される。この様に
１枚のインペラで２段のポンプ作用が行なわれ、導入さ
れた流体は２段胃圧される。

本発明の再生ポンプは以上述べた構成及び作動により次
の如き特性を示す。即ち第５図は本発明にＪ、る再生ポ
ンプの吐出圧及び吐出量と従来の１段胃圧の再生ポンプ
の吐出圧及び吐出量とを比較するため、両者のインペラ
径を同一（Ｄ＝４０ｍｍ）どし同一（ＤＨ体（ｊｊＶ　
ＩＪ　ン）　ヲ用いて実験した結果を示す線図で、同図
中本発明による再生ポンプの結果−警棒実線で、従来の
゛１段Ｈ圧の再生ポンプによる結果は破線で示されてい
る。

同線図で明らかな如く、従来の再生ポンプでは吐出圧力
１ｋｇ／ｃｍＺ時で吐出流間約１５０ｆｆｉ／ｈに対し
吐出圧力４　ｋＱ／　ｃｍ２時で吐出流間約４０℃／ｈ
と急変している。これに対して本発明の再生ポンプでは
ポンプ通路の断面積が従来のものの１／２以下どなるた
め吐出量の最大値は従来のものの約半分となるものの、
吐出圧の最大値が増すので吐出１１−ど吐出量の反比例
率がなだらかとなり、広い吐出圧範囲に渡って吐出量変
動の比較的少ない昇圧効果が得られている。従って本発
明の再生ポンプは、従来の再生ポンプと同一寸法であっ
てわす゛かな部品増のみで従来の再生ポンプに比し−Ｃ
高い叶１１冒１−が得られると共に、定容積型ポンプの
昇圧特ｆｆＣに比較的近い昇圧効果が得られるものであ
る。

以上説明した通り“、本発明はインペラの２列の羽根に
対向した２列のポンプ通路を形成しこの２列のポンプ通
路を互に連通させるという簡単な構成１、により、１枚
インペラの再生ポンプを２段ポンプとすることが出来る
ものであっＣ１小型軽量で高吐出圧が得られる再生ポン
プを低価格で提供し、定容積型ポンプに賛え−Ｃ車輌の
燃料圧送に用いられることを可能ならしめるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による丙午ポンプのポンプ部分を示す断
面図、第２図はＭ１図中のＩ［−Ｉ［線に治った断面図
、第３図は同■−■線に治った断面図、第４図は同ＩＶ
−ＩＶ線に治った断面図、第５図は本発明及び従来の再
生ポンプの吐出量と吐出圧の相関関係の一例を示す線図
である。 １・・・インペラ、　　　　２・・・第１のケーシング
、３・・・第２のケーシング、６・・・スペーサ、７．
８・・・ポンプ通路、　９，１２・・・吸入１コ、１０
．１３・・・吐出口。 代理人　　浅　村　　皓 外４名

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　円周面で軸方向に隔置され軸方向両面に及ぶ半
   径方向溝を円周方向に多数並設した２列の羽根を有する
   円板状インペラと、このインペラを収容し両端に流体の
   吸入口及び吐出口をそれぞれ右４る２列のポンプ通路を
   前記インペラの２列の羽根に対向し℃形成するケーシン
   グどを備え、前記２列のポンプ通路の内の一方の吐出口
   を他方の吸入口に連通して２段ポンプどしたことを特徴
   とする再生ポンプ。
2. （２）　前記インペラの円周面で軸方向に隔置された溝
   の間で前記２列のポンプ通路を区切るスペーサを前記ケ
   ーシングが含み、前記２列のポンプ通路め連通が前記ス
   ペーサを貫通してなされていることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の再生ポンプ。