JPH07152496A - 誤り訂正符号化復号装置および誤り訂正符号化復号装置を備えたディスクアレイシステムコントローラ - Google Patents

誤り訂正符号化復号装置および誤り訂正符号化復号装置を備えたディスクアレイシステムコントローラ

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JPH07152496A
JPH07152496A JP5301913A JP30191393A JPH07152496A JP H07152496 A JPH07152496 A JP H07152496A JP 5301913 A JP5301913 A JP 5301913A JP 30191393 A JP30191393 A JP 30191393A JP H07152496 A JPH07152496 A JP H07152496A
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俊雄 時田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 復号処理から符号化処理へと連続して高速処
理を行うとともに、ディスクアレイ装置の高信頼化を図
る。 【構成】 復号処理を行う復号手段3、データを時間的
に遅延させて出力する第1の遅延手段4、入力データを
復号手段3へ供給されるべきものと第1の遅延手段4へ
供給されるべきものとに分けて、復号手段3及び第1の
遅延手段4とに供給するデータ入力手段2、符号化処理
を行う符号化手段6、データを時間的に遅延させて出力
する第2の遅延手段7、復号手段3及び第1の遅延手段
4から出力されたデータを、符号化手段6へ供給される
べきものと第2の遅延手段7へ供給されるべきものとに
分けて、符号化手段6及び第2の遅延手段7とに供給す
るデータ選択手段5、並びに符号化手段6及び第2の遅
延手段7から出力されたデータを出力するデータ出力手
段8を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、誤り訂正処理を行う
符号化復号装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の技術に関する先行技術として
は、特開昭62−269425、特開平4−22815
3、特開平4−287255、特開平3−190327
に掲げるものの他、次に掲げるものがある。図7は、特
開平2−236714に示された、従来のディスクアレ
イ装置を簡略的に示した図であり、図8は図7における
ECC(エラー訂正及び制御)エンジン23のブロック
構成図である。図7において、19はホストコンピュー
タ、20はホストコンピュータと後述のディスクアレイ
コントローラ間のバッファとなるホストインタフェー
ス、21は後述のディスクアレイコントローラ全体を制
御するマイクロプロセッサ、22はメモリ、23は冗長
データの生成及び復元を行うECCエンジン、24はホ
ストインタフェース20とマイクロプロセッサ21とメ
モリ22とECCエンジン23とを共通に接続するデー
タバス、25はチャネルコントローラであり、チャネル
コントローラ25も上記データバス24に接続されてい
る。26はディスク装置、27はチャネルで、複数台の
ディスク装置26が共通のチャネル27を介して上記チ
ャネルコントローラ25に接続される。28はスタンバ
イディスク、29は予備チャネルで、複数台のスタンバ
イディスク28が共通の予備チャンネル29を介してチ
ャネルコントローラ25に接続される。30は複数台の
ディスク装置26およびスタンバイディスク28を制御
するディスクアレイコントローラである。
【0003】このように構成された従来のディスクアレ
イ装置における、誤り訂正及びその制御の動作について
図7および図8を用いて説明する。ECCエンジン23
はディスクアレイコントローラ30内にあらかじめ設定
されているソフトウエアと処理を分担して共同して誤り
訂正符号化復号処理を行う。データ書き込み時には、デ
ータはデータバス24上からECCエンジン23へピッ
クアップされ、リードソロモン符号による2種類の冗長
データの計算が行われる(リードソロモン符号は当該技
術分野においては公知の技術であり、その詳細は、今井
茂樹著「符号理論」(電子情報通信学会編)に記載され
ている。)。ECCエンジン23内において、第1の冗
長データは排他的論理和機能ブロック32により排他的
論理和演算が行われて、この演算結果はDPRAM31
に格納される。また、第2の冗長データは排他的論理積
機能ブロック34により排他的論理積演算が行われて、
この演算結果はDPRAM33に格納される。これらの
演算を行うためのアルゴリズムは当該技術分野では周知
のアルゴリズムであり、データに特別の多項式(定数)
を乗じることにより行われる。これら2種類の冗長デー
タの演算結果に基づいてシンドロームが計算され、シン
ドロームがゼロでなければ、誤りが生じていることにな
る。ディスクアレイコントローラ30にあらかじめ設定
されているソフトウエアは、ECCエンジン23を利用
して、誤りの有無を調べ、誤りにより失われたデータの
復元が可能か否かを調べることができる。ECCエンジ
ン23は、冗長データの生成、すなわち誤り訂正符号化
処理をハードウエア的方法により実現するが、ディスク
アレイシステムにおける誤り訂正の復号処理の一部分も
実現する。しかし、復号処理の大部分はソフトウエアの
手段により行われる。このソフトウエアは、前述のよう
に主としてディスクアレイコントローラ30内にあらか
じめ設定されており、複数の誤り発生の状況信号と生成
されたシンドロームとを整合させる。すなわち、ECC
エンジン23から提供された冗長性に関する情報を使っ
て、誤りの数の識別、誤ったデータの特定、誤りの訂
正、誤り発生の報告を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の誤り訂正符号化
復号装置は、前述のように符号化処理と復号処理とに共
通する処理と共通しない処理とに分け、それぞれ別のハ
ードウエアおよびソフトウエアの手段で実現し、また、
符号化処理と復号処理の制御の大部分をソフトウエアで
行っているため、符号化処理と復号処理とを全てハード
ウエアで処理する場合と比較すると、高速に処理できな
いという問題点があった。また、復号処理から符号化処
理へと処理を連続して高速に行う手段も提供されていな
い。
【0005】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、復号処理から符号化処理へと処理
を連続して高速に行う誤り訂正符号化復号装置を得るこ
とを目的とする。また、さらにこの誤り訂正符号化復号
装置をディスクアレイ装置に適用し、ディスク装置が故
障してもデータの読み出し、書き込みおよび故障により
失われたデータの回復を可能とし、ディスクアレイ装置
の高信頼化を図ることをも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明にかかる誤り
訂正符号化復号装置は、入力されたデータを、復号処理
の対象とするデータと復号処理の対象としないデータと
に分けて、それぞれ出力するデータ入力手段と、データ
入力手段で分けられた、復号処理の対象とするデータの
復号処理を行う復号手段と、データ入力手段で分けられ
た、復号処理の対象としないデータを時間的に遅延させ
て出力する第1の遅延手段と、復号手段および第1の遅
延手段から出力されたデータを、復号処理の対象とする
データと復号処理の対象としないデータとに分けて、そ
れぞれ出力するデータ選択手段と、データ選択手段で分
けられた、符号化処理の対象とするデータの符号化処理
を行う符号化手段と、データ選択手段で分けられた、符
号化処理の対象としないデータを時間的に遅延させて出
力する第2の遅延手段と、符号化手段および第2の遅延
手段から出力されたデータを出力するデータ出力手段
と、データ入力手段、復号手段、第1の遅延手段、デー
タ選択手段、符号化手段、第2の遅延手段、データ出力
手段の制御を行う制御手段とを備えたものである。
【0007】第2の発明にかかる誤り訂正符号化復号装
置は、復号手段における復号処理の時間分データを時間
的に遅延させて出力する第1の遅延手段と、符号化手段
における符号化処理の時間分データを時間的に遅延させ
て出力する第2の遅延手段を備えたものである。
【0008】第3の発明にかかる誤り訂正符号化復号装
置を備えたディスクアレイシステムコントローラは、請
求項第1項および第2項記載の誤り訂正符号化復号装置
に、データ入力手段に入力されるデータ及び前記データ
出力手段から出力されるデータの送受を行うバッファ
と、制御手段に制御信号を与える中央処理装置と、メモ
リとを備えたものである。
【0009】第4の発明にかかるディスクアレイシステ
ムコントローラは、符号化手段は、リードソロモン符号
による生成行列を用いたマトリックス演算による符号化
処理を行い、復号手段は、検査行列を用いてシンドロー
ム算出し誤り数値を算出する復号処理を行うことを特徴
とするものである。
【0010】
【作用】データ入力手段は、入力されたデータを復号手
段へ供給されるべきものと復号手段と並列に設けられた
第1の遅延手段へ供給されるべきものとに分けて、それ
ぞれ復号手段および第1の遅延手段とに供給し、データ
選択手段は、復号手段および第1の遅延手段から出力さ
れたデータを、符号化手段へ供給されるべきものと符号
化手段と並列に設けられた第2の遅延手段へ供給される
べきものとに分けて、それぞれ符号化手段および第2の
遅延手段とに供給し、制御手段は、データ入力手段、復
号手段、第1の遅延手段、データ選択手段、符号化手
段、第2の遅延手段、データ出力手段の制御を行う。
【0011】第1の遅延手段は、復号手段における復号
処理時間分データを時間的に遅延させて出力し、第2の
遅延手段は、符号化手段における符号化処理時間分デー
タを時間的に遅延させて出力する。
【0012】誤り訂正符号化復号装置を備えたディスク
アレイシステムコントローラは、請求項第1項および第
2項記載の誤り訂正符号化復号装置において、データ入
力手段に入力されるデータ及びデータ出力手段から出力
されるデータの送受を行うバッファと、制御手段に制御
信号を与える中央処理装置と、メモリとを備えた。
【0013】ディスクアレイシステムコントローラにお
いて、符号化手段は、リードソロモン符号による生成行
列を用いたマトリックス演算による符号化処理を行い、
復号手段は、検査行列を用いてシンドローム算出し誤り
数値を算出する復号処理を行う。
【0014】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の実施例1に示す誤り訂正
符号化復号装置のハードウエア構成図である。図1にお
いて、10はこの発明にかかる誤り訂正符号化復号装
置、2は入力データを後述の復号手段3へ供給されるべ
きものと後述の第1の遅延手段4へ供給されるべきもの
とに分けて、それぞれ復号手段3および第1の遅延手段
4とに供給するデータ入力手段、3は復号処理を行う復
号手段、4は復号手段3における復号処理時間分データ
を遅延させて出力する第1の遅延手段であり、第1の遅
延手段4は復号手段3と並列に設けられている。また、
5は復号手段3および第1の遅延手段4から出力された
データから、後述の符号化手段6へ供給されるべきもの
と後述の第2の遅延手段7へ供給されるべきものとに分
けて、それぞれ符号化手段6と第2の遅延手段7および
供給するデータ出力手段、6は誤り訂正符号化処理を行
う符号化手段、7は符号化手段5における符号化処理時
間分データを遅延させる第2の遅延手段であり、第2の
遅延手段7は符号化手段5と並列に設けられている。さ
らに、8は符号化手段6および第2の遅延手段7から出
力されてきたデータを誤り訂正符号化復号装置10外部
に出力するデータ出力手段であり、9は入力手段2、復
号手段3、第1の遅延手段4、データ形式選択手段5、
符号化手段6、第2の遅延手段7、出力手段8の動作の
制御を行う制御手段である。また、入力手段2、復号手
段3、第1の遅延手段4、データ形式選択手段5、符号
化手段6、第2の遅延手段7、出力手段8、制御手段9
はすべてハードウエアにより構成されるものとする。
【0015】次に動作について説明する。まず、誤り訂
正符号化復号装置10の外部よりデータ入力手段2に入
力データが入力されると、制御手段9から各手段、すな
わち、データ入力手段2、復号手段3、第1の遅延手段
4、データ選択手段5、符号化手段6、第2の遅延手段
7、データ出力手段8に対して復号・符号化処理が連続
して行われることを示す制御信号が入力される。データ
入力手段2は、制御手段9からの復号処理に関するその
制御信号に基づき、入力データの中から復号処理に必要
なデータを抽出して復号手段3に出力し、入力データの
うち残りのデータ(復号処理に関係せず符号化処理に必
要なデータ)については第1の遅延手段4に出力する。
復号手段3では、制御手段9からの復号処理に関するそ
の制御信号に基づいて復号処理が行われ、復号手段3は
その復号されたデータをデータ選択手段5に出力する。
一方、第1の遅延手段4では、送られてきたデータに対
しては何も演算は行われず、復号手段3における復号処
理の時間分データが遅延されてデータ選択手段5に出力
される。制御手段9からのその制御信号に基づき、デー
タ選択手段5は復号手段で復号されたデータおよび第1
の遅延手段4から遅延されて出力されたデータから、制
御手段9からの符号化に関するその制御信号に基づき、
符号化処理に必要なデータを抽出して符号化手段6へ出
力し、それ以外のデータを第2の遅延手段7へ出力す
る。符号化手段6では、制御手段9からの符号化に関す
るその制御信号に基づき、誤り訂正符号化処理を行う。
そして、符号化手段6は誤り訂正符号化処理により得ら
れた符号化データを、データ出力手段8に出力する。第
2の遅延手段7は、符号化手段6における符号化処理の
時間分データが遅延され、データ出力手段8に出力す
る。データ出力手段8は、符号化手段6および第2の遅
延手段7から入力されたデータを誤り訂正符号化復号装
置10の外部に出力する。実施例1によれば、入力デー
タのうち復号処理が行われるべきデータに対しては復号
処理を、符号化処理が行われるべきデータに対しては符
号化処理を高速に行ことができる。また、データ入力手
段2、復号手段3、第1の遅延手段4、データ選択手段
5、符号化手段6、第2の遅延手段7、データ出力手段
8および制御手段9はハードウエアで構成されているの
で処理を高速に行うことができる。
【0016】実施例2.この発明の実施例2について説
明する。図2は、実施例2での符号化処理におけるデー
タフローである。誤り訂正符号化復号装置10の構成
は、実施例1に示した装置と同様なものであり、この装
置を用いて符号化処理を行う。次に動作について説明す
る。まず、誤り訂正符号化復号装置10の外部よりデー
タ入力手段2に入力データが入力されると、制御手段9
から各手段、すなわち、データ入力手段2、復号手段
3、第1の遅延手段4、データ選択手段5、符号化手段
6、第2の遅延手段7、データ出力手段8に対して符号
化処理が行われることを示す制御信号が入力される。デ
ータ入力手段2は、制御手段9からの符号化処理に関す
るその制御信号に基づき、入力データの中から符号化処
理に必要なデータを抽出して第1の遅延手段4に出力す
る。第1の遅延手段4では、送られてきたデータに対し
ては何も演算は行われず、適当な時間分データが遅延さ
れてデータ選択手段5に出力される。データ選択手段5
は第1の遅延手段4から遅延されて出力されたデータ
を、制御手段9からの符号化処理に関するその制御信号
に基づき、符号化手段6へ出力する。符号化手段6で
は、制御手段9からの符号化処理に関するその制御信号
に基づき、誤り訂正符号化処理を行う。そして、符号化
手段6は誤り訂正符号化処理により得られた符号化デー
タをデータ出力手段8に出力する。データ出力手段8
は、符号化手段6から出力されたデータを誤り訂正符号
化復号装置10の外部に出力する。実施例2では第1の
遅延手段4におけるデータの遅延時間は、特に規定しな
かったが、遅延時間をゼロにすることも、また任意の時
間に設定してもよい。実施例2によれば、実施例1に示
す誤り訂正符号化復号装置10を用いて誤り訂正符号化
処理を行うことができる。
【0017】実施例3.この発明の実施例3について説
明する。図3は、実施例3での復号処理におけるデータ
フローである。装置の構成は、実施例1に示した装置と
同様であり、この装置を用いて復号処理を行う。次に動
作について説明する。まず、誤り訂正符号化復号装置1
0の外部よりデータ入力手段2に入力データが入力され
ると、制御手段9から各手段、すなわち、データ入力手
段2、復号手段3、第1の遅延手段4、データ選択手段
5、符号化手段6、第2の遅延手段7、データ出力手段
8に対して復号処理が行われることを示す制御信号が入
力される。データ入力手段2は、制御手段9からの復号
処理に関するその制御信号に基づき、入力データの中か
ら復号処理に必要なデータを抽出して復号手段3に出力
する。復号手段3では、制御手段9からの復号処理に関
するその制御信号に基づいて復号処理が行われ、復号手
段3はその復号されたデータをデータ選択手段5に出力
する。制御手段9からのその制御信号に基づき、データ
選択手段5は復号手段で復号されたデータを第2の遅延
手段7へ出力する。第2の遅延手段7は符号化手段6に
おける適当な時間分データが遅延され、データ出力手段
8に出力する。データ出力手段8は第2の遅延手段7か
ら出力されたデータを誤り訂正符号化復号装置10の外
部に出力する。実施例3では、第2の遅延手段7におけ
るデータの遅延時間は、特に規定しなかったが、遅延時
間をゼロにすることも、任意の時間に設定してもよい。
実施例3によれば、実施例1に示す誤り訂正符号化復号
装置10を用いての復号処理を行うことができる。
【0018】実施例4.この発明の実施例4について説
明する。実施例4では、実施例1に示す誤り訂正符号化
復号装置を、ディスクアレイ装置の誤り訂正に応用した
例を示す。図4は、実施例4に示すディスクアレイ装置
全体の構成図であり、前記従来例と同一または相当部分
については同一の符号を付しその説明は省略する。実施
例4においては、図4に示すように、ディスクアレイ装
置全体の構成は、ディスクアレイ装置全体を統括制御す
るディスクアレイコントローラ100が、ホストインタ
フェース20を介してホストコンピュータ19と一端で
接続し、また、ディスクアレイコントローラ100の内
部に配置した従来のチャネルコントローラ25a〜25
fの代わりに、ディスクアレイコントローラ100の外
部にSCSIインタフェース17a〜17fを配置して
それらを介してディスク装置18a〜18fと他端で接
続するという構成をとる。また、実施例4においては、
誤り訂正を行う従来例に示したECCエンジン23の代
わりにECC−UNIT12を採用し、このECC−U
NIT12には、図5に示すように実施例1に示された
誤り訂正符号化復号装置を採用する。さらに、この実施
例4ではディスクアレイ装置にディスク装置6台を用
い、そのうち符号化による情報データの記憶にディスク
装置4台分の容量を、符号化による冗長データの記憶に
ディスク装置2台分の容量をそれぞれ使用する。MPU
14とメモリ22によって、ディスク装置の故障の発生
状況およびECC−UNIT12で行うべき処理を管理
し、バッファ13を介してECC−UNIT12とデー
タの入出力を行う。実施例4ではSCSIインタフェー
ス17をディスクアレイコントローラ100の外部に配
置している点は従来例とは異なるが、従来例のようにデ
ィスクアレイコントローラ10の内部に配置してもよ
い。
【0019】次にディスク装置2台までの故障に対応す
るための、ECC−UNIT12の動作について説明す
る、前述のようにECC−UNIT12は、実施例1で
示される誤り訂正符号化復号装置の構成をとり、実施例
1、2及び3で説明した符号化処理、復号処理、復号処
理と符号化処理の連続処理の動作を行う。前述した従来
のディスクアレイ装置では、符号化処理、復号化処理の
動作制御を装置外部にあるソフトウエアによって行って
いたが、本発明では、ECC−UNIT12内に制御手
段9を設けることにより、動作制御を自律的に行うこと
が可能になる。また、前述のように、情報データの記憶
にディスク装置4台分の容量を使用し、符号化による冗
長データの記憶にディスク装置2台分の容量を使用す
る。誤り訂正符号としては、最小距離d=3のリードソ
ロモン符号を用いる。ECC−UNIT12内で、符号
化手段6は、生成行列Gを用いてマトリックス演算を行
い、復号手段3は、制御手段9より故障位置情報を与え
られて、検査行列Hを用いてシンドロームを計算し、こ
のシンドロームから誤り数値を算出し、1または2シン
ボル消失訂正を行う。これによりディスク装置6台の
内、1台または2台の故障が発生しても、故障により失
われたデータを再生することが可能となり、ディスクア
レイ装置の高信頼化を図ることができる。
【0020】図5は、図4に示すディスクアレイ装置に
おいてディスク装置の正常/故障状態と、それに対応し
たECC−UNIT12の処理の内容を示した表であ
る。ECC−UNIT12は、ディスクアレイ装置の正
常/故障状態、すなわち、正常状態(故障ディスク装置
なし)、ディスク装置1台故障、およびディスク装置2
台故障のいずれかによって、また、データの読み出し、
書き込み、故障により失われたデータの回復処理(故障
回復処理)のいずれかによって、それぞれの状況に応じ
た処理を行う。以下にそれらの処理を説明する。
【0021】まず、正常状態の際に、データの書き込み
を行う場合の動作を説明する。ECC−UNIT12内
の制御手段9には、正常状態であること、及びデータの
書き込みを行うディスク装置を示す制御情報が、ECC
−UNIT12の外部より与えられ、データ入力手段2
には、新たに書き込むデータ(新データ)、新データを
書き込む場所にすでに書き込まれているデータ(旧デー
タ)、及び旧データに対応する誤り訂正符号化による冗
長データ(旧冗長データ)が入力される。次に、データ
入力手段2は、制御手段9からの符号化処理を行うこと
を示す制御信号により、新データ、旧データ、及び旧冗
長データを遅延手段4に出力する。遅延手段4では、何
ら演算は行われず、入力されたデータはそのままデータ
選択手段5に出力される。データ選択手段5は、制御手
段9からの符号化処理を行うことを示す制御信号によ
り、旧データ、新データ、旧冗長データを符号化手段6
に出力する。次に、符号化手段6では、制御手段9から
の符号化処理に関する制御信号により、リードソロモン
符号により生成行列Gを用いて差分符号化処理を行い、
符号化による冗長データ(新冗長データ)を算出し、新
データ及び新冗長データを、データ出力手段8に出力す
る。データ出力手段8は、制御手段9からの符号化処理
を行うことを示す制御信号により、新データ、および新
冗長データをECC−UNIT12の外部に出力する。
【0022】次に、ディスク装置1台が故障した際に、
データの読み出しを行う場合の動作を説明する。読み出
すデータが書き込まれているディスク装置が正常の場合
には、ECC−UNIT12は動作の必要がないので、
読み出すデータが、故障ディスクに書き込まれている場
合について説明する。ECC−UNIT12内の制御手
段9には、ディスク装置が1台故障していること、及び
どのディスク装置が故障しているか、さらに読み出すデ
ータが書かれているディスク装置を示す制御情報が、E
CC−UNIT12の外部から与えられ、データ入力手
段2には、故障ディスク装置以外の5台のディスク装置
から読み出された、符号語を構成するデータが入力され
る。次に、データ入力手段2は、制御手段9からの復号
処理を行うことを示す制御信号により、全データを復号
手段3に出力する。復号手段3では、制御手段9からの
復号処理に関する制御信号により、符号語の5つのシン
ボルのビットごとの排他的論理和演算を行い、故障によ
り失われたデータを再生(この再生されたデータを以下
回復データと呼ぶ)し、即ち読み出すデータを算出し、
回復データをデータ選択手段5に出力する。データ選択
手段5は、制御手段9からの制御信号により、回復デー
タを遅延手段7に出力する。遅延手段7では、何ら演算
は行われず、入力されたデータはそのままデータ出力手
段8に出力される。データ出力手段8は、制御手段9か
らの復号処理を行うことを示す制御信号により、回復デ
ータをECC−UNIT12の外部に出力する。
【0023】次に、ディスク装置2台が故障した際に、
データの読み出しを行う場合の動作を説明する。ディス
ク装置1台が故障した際の、データの読み出し動作と、
ほぼ同様な動作を行うが、1台故障の際と異なるのは、
復号手段3の動作である。復号手段3では符号語の4つ
のシンボルデータから2つのシンドロームを算出し、回
復データを算出する。
【0024】次に、ディスク装置1台が故障した際に、
データの書き込みを行う場合の動作を説明する。故障し
ているディスク装置が、書き込もうとするディスク装置
と冗長データが書き込まれているディスク装置以外の場
合は、ECC−UNIT12は正常状態の場合と同様の
動作を行う。書き込もうとするディスク装置または冗長
データが書き込まれているディスク装置が故障している
場合は、復号手段3において1台故障時のデータ読み出
しの際と同様な復号処理を行って回復データを算出し、
符号化手段6において、回復データを旧データまたは旧
冗長データとして、1台故障時のデータ書き込みの際と
同様な符号化処理を行う。
【0025】次に、ディスク装置1台が故障した際に、
データの書き込みを行う場合の動作を説明する。ディス
ク装置1台が故障した際の、データの書き込み動作と、
ほぼ同様な動作を行うが、1台故障の際と異なるのは、
復号手段3の動作である。復号手段3では、2台故障時
のデータ読み出しの際と同様な復号処理を行う。
【0026】次に、故障したディスク装置を新しいディ
スク装置に交換した際に、故障したディスク装置に書き
込まれていたデータを、新しいディスク装置に書き込む
ために、データを再生する処理(故障回復処理)を行う
場合の動作を説明する。ディスク装置1台が故障してい
る場合は、1台故障の際のデータ読み出しの場合と同様
な動作を行うが、この場合は、2シンボルの回復データ
を、ECC−UNIT12の外部に出力する。
【0027】実施例4では、符号化手段6における符号
化処理に、リードソロモン符号により生成行列Gを用い
てマトリックス演算を、復号手段3における復号処理
に、検査行列Hを用いてシンドローム算出し誤り数値を
算出する方式を用いたが、他の符号化方式、復号方式を
用いてもよい。
【0028】実施例4では、最小距離dの大きい適当な
誤り訂正符号を用いれば、ディスク装置の冗長グループ
台数を大きくし、さらにディスク装置3台以上の故障に
対応することもできる。
【0029】実施例4によれば、ディスクアレイ装置が
故障してもデータの読み出し、書き込み及び故障により
失われたデータの回復が可能となり、ディスクアレイ装
置の高信頼化を図ることができる。
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、復号
処理、誤り訂正符号化処理、および、復号・符号化の連
続処理を1台の装置を用いて高速に行うことができる。
また、この誤り訂正符号化復号装置をディスクアレイ装
置に適用することにより、ディスクアレイ装置が故障し
てもデータの読み出し、書き込み及び故障により失われ
たデータの回復が可能となり、ディスクアレイ装置の高
信頼化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に示す誤り訂正符号化復号
装置のハードウエア構成図である。
【図2】実施例2での符号化処理におけるデータフロー
である。
【図3】実施例3での復号処理におけるデータフローで
ある。
【図4】実施例4に示すディスクアレイ装置全体の構成
図である。
【図5】図4に示すディスクアレイ装置全体の構成図に
おいて、ECCユニット12の内部構成を示した図であ
る。
【図6】図4に示すディスクアレイ装置においてディス
ク装置の正常/故障状態と、それに対応したECC−U
NIT12の処理の内容を示した表である。
【図7】特開平2−236714に示された、従来のデ
ィスクアレイ装置を簡略的に示した図である。
【図8】図7におけるECCエンジン22のブロック構
成図である。
【符号の説明】
2・・・データ入力手段 3・・・復号手段 4・・・第1の遅延手段 5・・・データ出力手段 6・・・符号化手段 7・・・第2の遅延手段 8・・・データ出力手段 9・・・制御手段 10・・・誤り訂正符号化復号装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたデータを、復号処理の対象とす
    るデータと復号処理の対象としないデータとに分けて、
    それぞれ出力するデータ入力手段と、 前記データ入力手段で分けられた、復号処理の対象とす
    るデータの復号処理を行う復号手段と、 前記データ入力手段で分けられた、復号処理の対象とし
    ないデータを時間的に遅延させて出力する第1の遅延手
    段と、 前記復号手段および前記第1の遅延手段から出力された
    データを、復号処理の対象とするデータと復号処理の対
    象としないデータとに分けて、それぞれ出力するデータ
    選択手段と、 前記データ選択手段で分けられた、符号化処理の対象と
    するデータの符号化処理を行う符号化手段と、 前記データ選択手段で分けられた、符号化処理の対象と
    しないデータを時間的に遅延させて出力する第2の遅延
    手段と、 前記符号化手段および前記第2の遅延手段から出力され
    たデータを出力するデータ出力手段と、 前記データ入力手段、前記復号手段、前記第1の遅延手
    段、前記データ選択手段、前記符号化手段、前記第2の
    遅延手段、前記データ出力手段の制御を行う制御手段と
    を備えた誤り訂正符号化復号装置。
  2. 【請求項2】前記第1の遅延手段は、前記復号手段にお
    ける復号処理の時間分データを時間的に遅延させて出力
    し、前記第2の遅延手段は、前記符号化手段における符
    号化処理の時間分データを時間的に遅延させて出力する
    ことを特徴とする請求項第1項記載の誤り訂正符号化復
    号装置。
  3. 【請求項3】請求項第1項および第2項記載の誤り符号
    化復号装置に、 前記データ入力手段に入力されるデータ及び前記データ
    出力手段から出力されるデータの送受を行うバッファ
    と、 前記制御手段に制御信号を与える中央処理装置と、 メモリとを備えることにより構成されるディスクアレイ
    システムコントローラ。
  4. 【請求項4】前記符号化手段は、リードソロモン符号に
    よる生成行列を用いたマトリックス演算による符号化処
    理を行い、前記復号手段は、検査行列を用いてシンドロ
    ームを算出して誤り数値を算出する復号処理を行うこと
    を特徴とする、請求項第3項記載のディスクアレイシス
    テムコントローラ。
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