JPH07152347A - 液晶表示装置のγ特性補正方法及び液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置のγ特性補正方法及び液晶表示装置

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JPH07152347A
JPH07152347A JP29860493A JP29860493A JPH07152347A JP H07152347 A JPH07152347 A JP H07152347A JP 29860493 A JP29860493 A JP 29860493A JP 29860493 A JP29860493 A JP 29860493A JP H07152347 A JPH07152347 A JP H07152347A
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JP
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liquid crystal
display device
crystal display
video signal
correction
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JP29860493A
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Yutaka Uehara
豊 上原
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示装置のγ特性を、γ補正してある映
像信号のγ特性を考慮して補正する。 【構成】 液晶表示装置本体204 の液晶パネル204bに異
なる電圧を順次印加し、液晶パネル204bの光透過率を変
化させる。異なる電圧を印加したときの光透過率を輝度
計201 で測定する。測定した光透過率特性に基づいてγ
補正してある映像信号のγ特性を考慮し、印加した電圧
の変化に対して光透過率の直線性が得られるγ補正デー
タをパーソナルコンピュータ202 により算出し、算出し
たγ補正データを、第1γ補正データ記憶手段106 へ書
き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置のγ特性
補正方法及び液晶表示装置に関し、更に詳述すればγ補
正してある映像信号のγ特性を考慮したγ特性補正方法
及びγ補正していない映像信号であってもγ補正を強調
しない液晶表示装置を提案するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置においては、液晶パネルに
おける液晶素子の電圧−光透過率特性の非直線性及び製
造上のバラツキを補正する、所謂γ補正をしている。こ
のようなγ補正をする液晶表示装置におけるγ補正回路
の自動調整方法は、例えば特開平5-64037 号に示されて
いる。図5はその自動調整方法を実施する場合のブロッ
ク図である。入力端子100 に入力されるR (赤) の映像
信号はγ補正装置1へ入力され、それから出力される映
像信号は増幅及び交流駆動装置112 へ入力される。増幅
及び交流駆動装置112 から出力される映像信号は液晶表
示素子108 へ与えられる。これらγ補正装置1、増幅及
び交流駆動装置112 及び液晶表示素子108により、R
(赤) の映像信号用の光変調装置8が構成されている。
【0003】また光変調装置8と同様の構成によりG
(緑) の映像信号用の光変調装置9及びB (青) の映像
信号用の光変調装置10が設けられている。R, G, Bの
液晶表示素子108 で変調された変調光は光学的合成装置
113 で光学的に合成される。光学的に合成された変調光
は輝度計2に入射するようになっている。輝度計2が測
定した測定出力たる光透過率特性はインターフェース5
を介して汎用マイクロコンピュータ4へ入力され、汎用
マイクロコンピュータ4から出力された光透過率データ
はインターフェース3を介してγ補正装置1へ与えられ
るようになっている。
【0004】次にγ補正回路の自動調整方法の動作を説
明する。液晶表示装置の入力電圧に対する輝度出力よ
り、入力電圧の変化に対する輝度出力、即ちV−T特性
を測定し、このV−T特性に基づき液晶表示装置のγ特
性を適正に補正するγ補正データを汎用マイクロコンピ
ュータ4で演算する。この演算結果をγ補正データとし
てγ補正装置1内の図示しないメモリに記憶させること
によりγ補正回路のγ補正データを自動調整する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、前述した
従来の液晶表示装置におけるγ補正回路の自動調整方法
により液晶パネルのγ特性を補正した場合は、入力され
る映像信号がγ補正してある場合には、このγ補正がな
された状態で液晶パネルのγ補正が行われることにな
り、映像信号のγ補正が強調されてしまうという問題が
ある。また、例えγ補正してある映像信号のγ補正を考
慮していたとしても、γ補正していない映像信号の場合
は、映像信号の逆γ補正が行われて、この場合もγ特性
が強調されるという問題がある。
【0006】本発明は斯かる問題に鑑み、γ補正してあ
る映像信号のγ特性を考慮した場合のγ補正データと、
考慮しない場合のγ補正データとを得る液晶表示装置の
γ特性補正方法、及びγ補正してある映像信号、γ補正
していない映像信号のいずれにおいてもγ補正が強調さ
れない液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明の液晶表示装置
におけるγ特性調整方法は、電圧を印加した液晶パネル
の光透過率を測定し、測定した光透過率に基づいて液晶
パネルのγ特性を求め、液晶パネルのγ特性を補正する
液晶表示装置のγ特性補正方法において、前記液晶パネ
ルに印加すべき異なる電圧を順次発生させるステップ
と、光透過率に基づいて求めた液晶パネルのγ特性のそ
の逆関数に、γ補正してある映像信号のγ特性の逆関数
を乗じて、γ補正してある映像信号のγ特性を考慮した
γ補正データを算出するステップとを有することを特徴
とする。
【0008】第2発明の液晶表示装置は、液晶パネルの
γ特性を補正するγ補正データにより、映像信号をγ補
正するようにしている液晶表示装置において、γ補正し
ていない映像信号のγ特性を考慮しない前記γ補正デー
タを記憶する第1記憶手段と、γ補正してある映像信号
のγ特性を考慮したγ補正データを記憶する第2記憶手
段と、第1記憶手段及び第2記憶手段を択一的に選択す
る手段とを備えていることを特徴とする。
【0009】
【作用】第1発明では、テスト信号を発生させて、テス
ト信号に対応する電圧を液晶パネルに印加する。印加し
た電圧に応じて液晶パネルの光透過率が変化し、変化し
た液晶パネルの光透過率を測定する。測定した光透過率
に基づいて液晶パネルのγ特性が求まる。液晶パネルの
γ特性の、その逆関数と、γ補正してある映像信号のγ
特性の逆関数とを乗算すると、γ補正してある映像信号
のγ特性を考慮したγ補正データが得られる。これによ
り、パネルの光透過率を測定する場合、液晶パネルに印
加する電圧をテスト信号により自動的に与え得る。γ補
正してある映像信号の場合に、γ補正を強調しないγ補
正データが得られる。
【0010】第2発明では、γ補正していない映像信号
のγ特性を考慮しないγ補正データを第1記憶手段へ、
γ特性を考慮したγ補正データを第2記憶手段へ書き込
む。γ補正していない映像信号の場合は第1記憶手段の
γ補正データにより映像信号をγ補正する。γ補正して
ある映像信号の場合は、第2記憶手段のγ補正データに
より映像信号をγ補正する。これによりγ補正していな
い映像信号又はγ補正してある映像信号のいずれにおい
ても映像信号のγ補正が強調されることがない。
【0011】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面により詳
述する。図1は第1発明に係る液晶表示装置におけるγ
特性補正方法の実施状態を示すブロック図である。液晶
表示装置本体204 にはビデオ回路204aを内蔵し、液晶パ
ネル204bを設けており、また液晶表示装置の外面には、
後述するγ補正データ記憶手段を選択するスイッチSW及
び図示していない映像信号入力端子等を設けている。液
晶パネル204bと輝度計201 の光入射側とを対向させてお
り、輝度計201 により液晶パネル204bの光透過率を測定
できるようになっている。輝度計201 の測定出力はパー
ソナルコンピュータ202 へ入力される。
【0012】パーソナルコンピュータ202 から出力され
る信号はγ補正回路203 へ入力される。γ補正回路203
から出力される信号は液晶表示装置本体204 へ入力さ
れ、液晶表示装置本体204 から出力される信号はγ補正
回路203 へ入力される。γ補正回路203 は、アナログ/
デジタル変換部 (以下A/D 変換部という) 102 、デジタ
ル/アナログ変換部 (以下D/A 変換部という) 104 、CP
U 101 、γ補正データを記憶させるγテーブル103 、第
1γ補正データ記憶手段105 及び第2γ補正データ記憶
手段106 を内蔵している。
【0013】図2、図3はγ補正回路203 の実回路を示
すブロック図である。液晶表示装置本体204 から入力端
子 100Ri (100Gi ,100Bi ) へ入力されたR (G,
B) の映像信号は、A/D 変換部102 のA/D 変換回路ADR
(ADG ,ADB )へ入力される。アナログ/デジタル変換
(以下A/D 変換という)されてA/D 変換回路ADR (A
DG,ADB )から出力される映像信号はA/D 変換部102 の
ラッチ回路LR (LG ,L B )へ入力される。ラッチ回
路LR (LG ,LB )から出力される映像信号はセレク
タSLR1(SLG1,SLB1)を介してγテーブル103 のSRAM
SMR (SMG ,SMB )のアドレス端子A0 〜A7 へ入力さ
れる。SRAM SMR (SMG ,SMB )の入出力端子D0 〜D
7 から出力される映像信号はセレクタSLR2(SLG2,S
LB2)を介してD/A 変換部104 のD/A 変換回路DAR (DA
G ,DAB )へ入力される。
【0014】デジタル/アナログ変換 (以下D/A 変換と
いう) されてD/A 変換回路DAR (DA G ,DAB )から出力
される映像信号は出力端子 100R0 (100G0 ,100B0 )
へ出力される。SRAM SMR (SMG ,SMB )のチップセレ
クト端子CS2 には、チップセレクト制御回路CSR (C
SG ,CSB )から出力されるチップセレクト信号が入力
され、書き込みイネーブル端子#WEには書き込み信号#
WRが入力される。またアウトプットイネーブル端子#OE
には、アウトプットイネーブル制御回路OEから出力され
るアウトプットイネーブル信号が入力される。アウトプ
ットイネーブル制御回路OEにはモード切替信号P10 と読
み出し信号#RDとが与えられる。
【0015】パーソナルコンピュータ202 から出力され
る後述のテスト信号データはラッチ回路L1 へ、モード
切替信号P10 、ゲート制御信号P16 等の制御指令信号は
ラインドライバLDへ入力される。ラッチ回路L1 の出力
側とCPU 101 のポートP0とラッチ回路L2 の入力側と、
プログラムメモリPGM の出力側とバストランシーバ BTR
R ,BTRG ,BTRB の一方の入出力側と、テスト信号出力部
たるラッチ回路L3 の入力側と、EEPROM 105R ,105G ,1
05B の入出力端子D0 〜D7 とEEPROM 106R ,106G ,106
B の入出力端子D0 〜D7 とがデータバスDBにより接続
される。
【0016】ラッチ回路L3 は液晶パネル204bの光透過
率を定めるべく液晶パネルに印加する電圧に対応するテ
スト信号を出力するようになっている。ラッチ回路L3
の出力側と、セレクタSLR2, SLG2,SLB2の一方の入力側
とがデータバスDBにより接続される。バストランシーバ
BTRR (BTRG ,BTRB ) の他方の入出力側と、SRAMSMR(S
MG ,SMB )の入出力端子D0 〜D7 とセレクタSLR2 (S
LG2,SLB2) の他方の入力側とがデータバスにより接続
される。セレクタSLR2, SLG2,SLB2にはモード切替信号
P10 が与えられる。バストランシーバ BTRR ,BTRG ,BTR
B には、ゲート制御回路GCからバストランシーバ制御信
号が与えられる。ゲート制御回路GCにはゲート制御信号
P16 と読み出し信号#RDと書き込み信号#WRとが与えら
れる。
【0017】EEPROM 105R ,105G ,105B はR, G, Bの
映像信号に対応していて、γ補正していない映像信号の
γ特性を考慮しないγ補正データを記憶する第1γ補正
データ記憶手段105 を構成している。またEEPROM 10
6R ,106G ,106B はR, G, Bの映像信号に対応してい
てγ補正してある映像信号のγ特性を考慮したγ補正デ
ータを記憶する第2γ補正データ記憶手段106 を構成し
ている。EEPROM 105R ,105 G ,105B 及びEEPROM 106R ,1
06G ,106B のアウトプットイネーブル端子#OEには読み
出し信号#RDが与えられ、書き込みイネーブル端子#WE
には書き込み信号#WRが与えられる。またEEPROM 105R
(105G ,105B ) 及び 106R (106G ,106B ) にはEEPROMセ
レクト信号Y1(Y2,Y3) が与えられ、EEPROM 105R (10
5G ,105B ) 及び106R (106G ,106B ) のR/B 端子からEE
PROM待機/動作(READY/BUSY) 判別信号T0が出力され
る。
【0018】更にEEPROM 105R ,105G ,105B のチップセ
レクト端子#CSには、液晶表示装置本体204 に設けたス
イッチSWのオン, オフに応じた切替信号SSLが与えら
れ、EEPROM 106R ,106G ,106B のチップセレクト端子#
CSには、切替信号SSLをインバータINV を介して与えら
れる。
【0019】ラインドライバLDの出力側とCPU 101 のポ
ートP1とがバスにより接続される。またラインドライバ
LDから割り込み制御信号INT0がCPU 101 へ与えられる。
プログラムメモリPGM の入力側と、ラッチ回路L2 の出
力側と、アドレスデコーダADD のアドレス端子と、CPU
101 のポートP2と、セレクタSLR1, SLG1,SLB1の入力端
子と、EEPROM 105R ,105G ,105B 、 106R ,106G ,106B
のアドレス端子A0 〜A7 とがアドレスバスADB により
接続される。CPU 101 からモード切替信号P10、ゲート
制御信号P16 、読み出し信号#RD及び書き込み信号#WR
が出力される。
【0020】またCPU 101 には、EEPROM 105R ,105G ,1
05B 、 106R ,106G ,106B からゆEEPROM待機/動作判別
信号T0が与えられる。アドレスデコーダADD からラッチ
回路L1 の出力制御端子#OCへ出力制御信号が与えられ
る。またアドレスデコーダADD からEEPROMセレクト信号
Y1,Y2,Y3及びSRAMセレクト信号Y4,Y5,Y6が出力される。
SRAMセレクト信号Y4(Y5,Y6) 及びモード切替信号P10 は
チップセレクト制御回路CSR (CSG ,CSB )へ与えられ
る。アドレスデコーダADD から出力されるラッチ制御信
号Y0は、ラッチ回路L3 へ与えられる。
【0021】次に液晶表示装置のγ特性補正方法を説明
する。先ずパーソナルコンピュータ202 及び液晶表示装
置本体204 に電源を投入して、パーソナルコンピュータ
202、液晶表示装置本体204 及びγ補正回路203 を動作
状態にする。そうすると、パーソナルコンピュータ202
から、液晶パネル204bに印加する電圧に応じたテスト信
号を発生させるためのテスト信号データ及びモード切替
信号、ゲート制御信号等の制御指令信号が出力され、γ
補正回路203 へ入力される。このテスト信号データはA/
D 変換回路ADR , ADG ,ADB が例えば8ビットの場合に
表現できる数は0〜256 であるので、この範囲内の適宜
の数に決めている電圧レベルを発生させる内容となる。
そして、このテスト信号データがγ補正回路203 へ入力
され、ラッチ回路L1 を介してラッチ回路L3 及びCPU
101 へ入力される。
【0022】また制御指令信号をラインドライバLDを介
してCPU 101 へ入力する。これらの信号の入力によりCP
U 101 から例えばLレベルのモード切替信号P10 が出力
され、セレクタSLR2, SLG2,SLB2へ与えられる。それに
よりセレクタSLR2, SLG2,SL B2はラッチ回路L3 を選択
するよう切替動作する。またCPU 101 によりアドレスデ
コーダADD が制御され、アドレスデコーダADD からラッ
チ制御信号Y0が出力されてラッチ回路L3 へ与えられ、
そのタイミングでラッチ回路L3 からテスト信号データ
によるテスト信号が発生する。このテスト信号がセレク
タSLR2 (SLG2,SLB2) を介してD/A 変換回路DAR2 (D
AG2,DAB2) へ入力され、D/A 変換される。D/A 変換し
たアナログ電圧は、出力端子 100R0 ,100G0 ,100B0
を介して液晶表示装置本体204 へ入力され、液晶パネル
204bに印加される。
【0023】これにより液晶パネル204bは、その全面が
印加電圧に応じた光透過率に変化する。輝度計201 は液
晶パネル204bの光透過率 (輝度) を測定する。測定した
光透過率の測定値をパーソナルコンピュータ202 が取り
込みメモリに書き込む。続いてパーソナルコンピュータ
202 によりテスト信号データを変更し、前述したと同様
にラッチ回路L3 へ入力して、液晶パネル204bに印加す
る電圧を変更して液晶パネル204bの光透過率を変化させ
る。その光透過率を輝度計201 で測定し、その測定値を
前述したと同様にメモリに書き込む。同様の動作を繰り
返して、液晶パネル204bの印加電圧を例えば黒レベルか
ら白レベルまで順次変化させて、夫々の印加電圧に対応
する光透過率を測定する。
【0024】このようにして黒レベルから白レベルまで
の全ての光透過率を測定することにより、液晶パネル20
4bのγ特性が求まる。それによりパーソナルコンピュー
タ202 はメモリに記憶している光透過率の測定値を読み
出して、液晶パネル204bのγ特性であるそのγ特性の逆
関数を演算して液晶パネル204bのγ特性を補正するγ補
正データを算出する。このように算出したγ補正データ
をパーソナルコンピュータ202 に一旦格納する。
【0025】ところで、例えば放送局から送信される映
像信号は次式のようにしてγ補正されたγ特性となって
いる。 L={ (V+0.1115) /1.1115}(1/0.45) …(1) 但し、V≧0.0913の場合 L=V/4.0 …(2) 但し、V<0.081 の場合 (L:白 100%に対する相対光透過率、V:液晶パネル
に印加する電圧の白100%に対する相対印加電圧)
【0026】そのため、γ補正してある映像信号の場合
は、γ補正してある映像信号のγ特性についても補正す
る必要がある。そこで、パーソナルコンピュータ202 に
より、γ補正してある映像信号のγ特性の逆関数を演算
し、演算した逆関数と、液晶パネルのγ特性を補正する
γ補正データ、つまり液晶パネル204bのγ特性の逆関数
とを乗算して、γ補正してある映像信号のγ特性を考慮
したγ補正データを算出する。
【0027】これにより、液晶パネルのγ特性及びγ補
正してある映像信号のγ特性を補正できるγ補正データ
が得られる。このようにして算出したγ補正データをパ
ーソナルコンピュータ202 に一旦格納する。
【0028】次に液晶表示装置本体204 に設けているス
イッチSWを例えばオフにして切替信号SSLをLレベルに
してEEPROM 105R ,105G ,105B を選択させる。その後、
γ補正データを記憶した後にパーソナルコンピュータ20
2 から出力される制御指令信号をγ補正回路203 へ入力
し、CPU 101 からアドレス信号及び書き込み信号#WRを
出力させて、EEPROM 105R ,105G ,105B 、 106R ,10
6G ,106B へ与える。ここでパーソナルコンピュータ202
から、例えばγ補正していない映像信号のγ特性を考
慮しないγ補正データを読み出してγ補正回路203 へ入
力し、そのγ補正データをEEPROM 105R ,105G ,105B
書き込む。このγ補正データの書き込みが終了した後、
スイッチSWを切替えて切替信号SSLをHレベルにして、
EEPROM 106R,106G ,106B を選択させる。そしてパーソ
ナルコンピュータ202 からγ補正してある映像信号のγ
特性を考慮したγ補正データを読み出し、γ補正回路20
3 へ入力して、EEPROM 106R ,106G ,106B へ書き込む。
【0029】これにより、γ補正していない映像信号の
γ特性を考慮しないγ補正データと、γ補正してある映
像信号のγ特性を考慮したγ補正データとが得られるこ
とになる。つまり、γ補正していない映像信号及びγ補
正してある映像信号のいずれであっても、映像信号のγ
補正を強調しないγ補正データが得られる。
【0030】なお、本実施例ではパーソナルコンピュー
タ202 からのγ補正データをEEPROM105R ,105G ,105B
及び 106R ,106G ,106B に直接に各別に書き込んだが、
SRAMSMR , SMG ,SMB に一旦書き込んでEEPROM 105R ,1
05G ,105B 及び 106R ,106 G ,106B へ各別に転送して書
き込むこともできる。またγ補正していない映像信号の
γ特性を考慮しないγ補正データ及びそのγ特性を考慮
したγ補正データを、第1γ補正データ記憶手段105 及
び第2γ補正データ記憶手段106 に分けて書き込んだ
が、例えば一方のγ補正データ記憶手段を第1記憶領域
と第2記憶領域とに区分して、γ特性を考慮しないγ補
正データを第1記憶領域に、γ特性を考慮したγ補正デ
ータを第2記憶領域に書き込むようにしても同様の効果
が得られる。
【0031】次に液晶表示装置本体204 とγ補正回路20
3 とからなる液晶表示装置の動作を説明する。図4は画
像を表示する場合の液晶表示装置の構成図であり、液晶
表示装置本体204 及びγ補正回路203 の構成は、図1に
おける液晶表示装置本体204 及びγ補正回路203 と同様
であり、γ補正回路203 の構成は図2のγ補正回路と同
様である。
【0032】先ず、第1γ補正データ記憶手段105 に
は、γ補正していない映像信号のγ特性を考慮しないγ
補正データを、第2γ補正データ記憶手段106 にはγ補
正してある映像信号のγ特性を考慮したγ補正データを
前述したγ特性補正方法により記憶させておく。いま、
液晶表示装置本体204 にγ補正していない映像信号を入
力して画像を表示させる場合は、液晶表示装置本体204
に設けたスイッチSWをオフにしておく。ここで液晶表示
装置の電源を投入すると切替信号SSLがLレベルとなり
第1γ補正データ記憶手段105 のEEPROM 105R ,105G ,1
05B が選択される。
【0033】またCPU 101 が制御動作を開始し、CPU 10
1 からHレベルのモード切替信号P10 、ゲート制御信号
P16 、読み出し信号#RD及び書き込み信号#WRが出力さ
れる。そしてゲート制御回路GCにゲート制御信号P16 及
び読み出し信号#RDが与えられると、ゲート制御回路GC
からバストランシーバ BTRR ,BTRG ,BTRB にゲート信号
が与えられて、バストランシーバ BTRR (BTRG ,BTRB )
はEEPROM 105R (105G,105B ) のγ補正データをSRAM S
MR (SMG ,SMB ) へ入力できる状態になる。
【0034】またEEPROM 105R ,105G ,105B にアドレス
信号及び読み出し信号#RDが与えられ、アドレスデコー
ダADD からのEEPROMセレクト信号Y1,Y2,Y3が与えられる
と、EEPROM 105R (105G ,105B ) からγ補正していない
映像信号のγ特性を考慮しないγ補正データが読み出さ
れて、バストランシーバ BTRR (BTRG ,BTRB ) を通って
SRAM SMR (SMG ,SMB ) へ入力される。モード切替信
号P10 及びSRAMセレクト信号Y6がチップセレクト制御回
路CSR , CSG ,CSB へ入力されるとチップセレクト制御
回路CSR , CSG ,CSB から出力されるチップセレクト信
号がSRAM SMR, SMG ,SMB へ与えられ、また書き込み
信号#WRがSRAM SMR , SMG ,SMB へ与えられると、EE
PROM 105R ,105G ,105B から与えられた補正データをSR
AM SMR, SMG ,SMB に書き込んでγテーブル103 にγ
補正データが設定される。
【0035】続いて、セレクタSLR1,SLG1,SLB1及びSL
R2,SLG2,SLB2にHレベルのモード切替信号P10 が与え
られると、セレクタSLR1 (SLG1,SLB1) はラッチ回路L
R (LG ,LB ) を選択し、セレクタSLR2 (SLG2,S
LB2) はSRAM SMR (SMG ,SMB) を選択するよう切替動
作する。そうすると、入力端子 100Ri (100Gi ,100B
i )に入力されたγ補正していない映像信号をA/D 変換
し、ラッチ回路LR (L G ,LB ) へ入力している映像
信号は、セレクタSLR1 (SLG1,SLB1) を通ってSRAM SM
R (SMG ,SMB ) へ入力される。この映像信号の電圧レ
ベルがアドレス信号となり、それに応じてSRAM SMR
(SMG ,SMB ) に記憶させているγ補正データにより映
像信号がγ補正される。
【0036】そしてモード切替信号P10 及び読み出し信
号#RDが入力されたアウトプットイネーブル制御回路OE
から出力されるアウトプットイネーブル信号がSRAM SM
R ,SMG ,SMB に与えられるとγ補正された映像信号を
読み出す。読み出した映像信号はセレクタSLR2,SLG2
SLB2を通ってD/A 変換回路DAR , DAG ,DAB へ入力され
D/A 変換される。D/A 変換したアナログの映像信号は出
力端子 100R0 ,100G 0 ,100B0 を通って液晶表示装置
本体204 の液晶パネル204bへ印加されて液晶パネルに画
像を表示する。
【0037】このようにγ補正していない映像信号を、
γ補正していない映像信号のγ特性を考慮しないγ補正
データによりγ補正するから、γ補正回路203 から出力
する映像信号は、液晶パネルのγ特性に応じてγ補正さ
れ、映像信号のγ補正が強調されることがない。
【0038】次に、γ補正してある映像信号を入力して
画像を表示する場合は、液晶表示装置本体204 に設けて
いるスイッチSWをオンにする。そうすると切替信号がH
レベルとなり、第2γ補正データ記憶手段106 のEEPROM
106R ,106G ,106B が選択された状態になる。そして前
述したと同様にして、この場合にはEEPROM 106R ,10
6 G ,106B に記憶しているγ補正してある映像信号のγ
特性を考慮したγ補正データがバストランシーバ BT
RR ,BTRG ,BTRB を通ってSRAM SMR , SMG ,SMB に与
えられ書き込まれる。これにより、入力端子 100Ri (1
00Gi ,100Bi )へ入力されたγ補正してある映像信号
をA/D 変換してラッチ回路LR (LG ,LB ) へ入力
し、ラッチ回路LR (LG ,LB ) から出力される映像
信号を、セレクタSL R1 (SLG1,SLB1) を通してSRAM SM
R (SMG ,SMB ) へ入力し、それに記憶させているγ補
正データによりγ補正してある映像信号がγ補正され
る。
【0039】そしてSRAM SMR (SMG ,SMB ) からγ補
正してある映像信号のγ特性を考慮したγ補正データに
よりγ補正された映像信号を読み出し、セレクタSLR2
(SLG2,SLB2) を通ってD/A 変換回路DAR (DAG ,DAB )
へ入力させる。そしてD/A 変換されたアナログの映像
信号を出力端子 100R0 (100G0 ,100B0 ) を通って液
晶表示装置本体204 の液晶パネル204bに印加させて液晶
パネル204bに画像を表示する。
【0040】このように入力端子 100Ri ,100Gi ,100
i に入力されたγ補正してある映像信号を、γ補正し
てある映像信号のγ特性を考慮したγ補正データにより
γ補正されるから、出力端子 100R0 (100G0 ,100
0 ) から出力される映像信号は、液晶パネルのγ特性
及びγ補正してある映像信号のγ特性がともにγ補正さ
れて、映像信号のγ補正が強調されることがない。これ
により、γ補正していない映像信号及びγ補正してある
映像信号のいずれにも適正に対応してγ補正をすること
ができる液晶表示装置が得られる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように第1発明によれば、
液晶パネルの光透過率を測定するときに、テスト信号発
生ステップにより、液晶パネルに印加する電圧をテスト
信号データにより順次変化させて、液晶パネルの光透過
率の測定の自動化が可能になる。またγ補正してある映
像信号のγ特性を考慮したγ補正データを得ることがで
きる。
【0042】第2発明によれば、γ補正していない映像
信号のγ特性を考慮しないγ補正データと、γ補正して
ある映像信号のγ特性を考慮したγ補正データとを記憶
でき、それらのγ補正データを選択してγ補正していな
い映像信号又はγ補正してある映像信号をγ補正できる
ようにしたからいずれの映像信号であっても、映像信号
のγ補正が強調されることがない液晶表示装置を提供で
きる、等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示装置のγ特性補正方法を実施する場合
の構成図である。
【図2】γ補正回路の実回路を示すブロック図の半部で
ある。
【図3】γ補正回路の実回路を示すブロック図の半部で
ある。
【図4】液晶表示装置により画像表示する場合の構成図
である。
【図5】従来の液晶表示装置の模式的ブロック図であ
る。
【符号の説明】
101 CPU 201 輝度計 202 パーソナルコンピュータ 203 γ補正回路 204 液晶表示装置本体 204b 液晶パネル 100Ri ,100Gi ,100Bi 入力端子 105R ,105G ,105B EEPROM 106R ,106G ,106B EEPROM ADR ,ADG ,ADB アナログ/デジタル変換回路 DAR ,DAG ,DAB デジタル/アナログ変換回路 SLR1,SLG1,SLB1 セレクタ SLR2,SLG2,SLB2 セレクタ L1 〜L3 ラッチ回路 INV インバータ OE アウトプットイネーブル制御回路 GC ゲート制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧を印加した液晶パネルの光透過率を
    測定し、測定した光透過率に基づいて液晶パネルのγ特
    性を求め、液晶パネルのγ特性を補正する液晶表示装置
    のγ特性補正方法において、 前記液晶パネルに印加すべき異なる電圧を順次発生させ
    るステップと、光透過率に基づいて求めた液晶パネルの
    γ特性のその逆関数に、γ補正してある映像信号のγ特
    性の逆関数を乗じて、γ補正してある映像信号のγ特性
    を考慮したγ補正データを算出するステップとを有する
    ことを特徴とする液晶表示装置のγ特性補正方法。
  2. 【請求項2】 液晶パネルのγ特性を補正するγ補正デ
    ータにより、映像信号をγ補正するようにしている液晶
    表示装置において、γ補正していない映像信号のγ特性
    を考慮しない前記γ補正データを記憶する第1記憶手段
    と、γ補正してある映像信号のγ特性を考慮したγ補正
    データを記憶する第2記憶手段と、第1記憶手段及び第
    2記憶手段を択一的に選択する手段とを備えていること
    を特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 R,G,B夫々の映像信号のγ補正手
    段、前記第1記憶手段及び前記第2記憶手段を、単一の
    CPU により制御する構成にしてあることを特徴とする請
    求項2に記載の液晶表示装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6340996B1 (en) 1998-10-06 2002-01-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. γ Correction system and method utilizing graph approximation
JP2004021168A (ja) * 2002-06-20 2004-01-22 Seiko Epson Corp 画像表示装置および画像処理装置
KR100495792B1 (ko) * 1997-07-08 2005-09-30 삼성전자주식회사 감마 기준전압 보정을 통한 플리커 보상 기능을 갖는 액정표시 장치
JP2006171035A (ja) * 2004-12-10 2006-06-29 Sony Corp 信号保持回路及び表示装置
JP2011090240A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Panasonic Corp 画像表示装置及び画像表示方法

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