JPH07152247A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH07152247A
JPH07152247A JP5298363A JP29836393A JPH07152247A JP H07152247 A JPH07152247 A JP H07152247A JP 5298363 A JP5298363 A JP 5298363A JP 29836393 A JP29836393 A JP 29836393A JP H07152247 A JPH07152247 A JP H07152247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
image forming
developing
image
developing sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5298363A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Haneda
哲 羽根田
Isao Endo
勇雄 遠藤
Yotaro Sato
洋太郎 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP5298363A priority Critical patent/JPH07152247A/ja
Publication of JPH07152247A publication Critical patent/JPH07152247A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)
  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像器に設けられる制御用の電極板に付着す
るトナーを効率良く自動的に除去・清掃することを目的
とする。 【構成】 感光体ベルト1の潜像間の非画像領域に表面
電位が0に近い領域を設けて搬送速度を低下した状態で
イエローの現像器の現像によりイエローの堆積トナーT
Yからなる堆積トナーTTを形成して置く。前記の堆積
トナーTTがマゼンタの現像器の電極板85に近接したと
き現像スリーブ81と電極板85に感光体ベルト1の表面電
位より高い直流成分のみのバイアス電圧を印加すること
により、堆積トナーTTの突き当てにより電極85aより
剥離したマゼンタのトナーを感光体ベルト1側に飛翔さ
せて前記の堆積トナーTTに沿って付着させ回収するよ
うに構成したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写装置等に
おいて、1成分現像剤あるいは磁性キャリア粒子とトナ
ー粒子とを混合した2成分現像剤を用いて静電潜像ある
いは磁気潜像を現像する現像装置を備える画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写装置等においては、
2成分現像剤を用いた磁気ブラシ現像方式の現像装置が
多く用いられている。この現像装置は、内部に複数の磁
極を有する磁石体からなる磁石ロールを備え回転可能に
支持された円筒状の現像スリーブを有し、この現像スリ
ーブ表面にトナー粒子を付着させた磁性キャリアを保持
し現像領域に搬送して現像を行うもので、トナー粒子の
摩擦帯電制御が比較的容易で、トナー粒子の凝集が起こ
りにくく、磁気ブラシの穂立ちがよくて、像担持体面の
摩擦性に優れ、クリーニングとの兼用においても十分な
クリーニング効果が発揮される等の特長を有し、また像
担持体面と非接触で現像する非接触現像にも適している
ことから、キャリア粒子に対するトナー粒子の量の管理
を必要とするにも拘わらず、多く用いられている。しか
し、この磁気ブラシを像担持体面に摺擦させて現像する
現像方式には、従来一般に平均粒径が数十〜数百μmの
磁性キャリア粒子と平均粒径が10μm前後の非磁性トナ
ー粒子からなる現像剤が用いられており、トナー粒子や
さらにはキャリア粒子が粗いために、繊細な線や点或い
は濃淡差等を再現する高画質画像が得られにくいといっ
た問題がある。そこで、この現像方法において高画質を
得るために、従来、例えば、キャリア粒子の樹脂コーテ
イングとか、現像剤搬送担体における磁石体の改良と
か、多くの努力が払われているが、それでも未だ安定し
て十分に満足し得る画像が得られないのが現状である。
従って、高画質画像を得るためには、トナー粒子及びキ
ャリア粒子をより微粒子にすることが必要であると考え
られる。しかし、トナー粒子を平均粒径が20μm以下、
特に10μm以下の微粒子にすると、現像時のクーロン
力に対して相対的にファンデルワールス力の影響が現れ
て、像背景の地部分にもトナー粒子が付着する所謂かぶ
りが生ずるようになり、現像剤搬送担体への直流バイア
ス電圧印加によってもかぶりを防ぐことが困難となる。
トナー粒子の摩擦帯電制御が難しくなって凝集が起こ
り易くなる。一方、キャリア粒子を微粒子化していく
と、キャリア粒子も像担持体の静電像部分に付着する
ようになる。この原因としては、磁気バイアスの力が低
下して、キャリア粒子がトナー粒子と共に像担持体側に
付着したためと考えられる。なお、バイアス電圧が大き
くなると、像背景の地部分にもキャリア粒子が付着する
ようになる。微粒子化には、上述のような副作用の方が
目立って、鮮明な画像が得られないという問題があるの
で、そのためにトナー粒子及びキャリア粒子を微粒子化
することは実際に用いるのが困難であった。
【0003】上記問題を解決する方法として、本出願人
が出願した、現像領域にトナー粒子の飛翔を制御する制
御電極を設け、交流電圧成分を有するバイアス電圧を印
加して生ずる振動電界下で現像を行う方法(特開昭59-2
23467号公報)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の提案に
は長時間の使用中に制御電極にトナーが付着して堆積
し、これが感光体に再付着する欠点があるため、カラー
画像形成装置に適用した場合には混色や画像破壊を引き
起こすおそれがある。
【0005】本発明はこの点を解決して改良した結果、
制御電極へのトナーの付着・堆積を防止し現像効率を向
上して高品質の画像を得ることの出来る画像形成装置の
提供を目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、現像スリー
ブ上に現像剤を搬送し、振動電界中で像形成体にトナー
を飛翔させて現像を行う現像装置を備える画像形成装置
において、前記現像スリーブと前記像形成体の間に電極
を有する制御電極部材を設けると共に前記像形成体上に
トナー堆積部を形成し、前記トナー堆積部の通過により
前記電極に付着したトナーを清掃することを特徴とする
画像形成装置によって達成される。
【0007】
【実施例】図4は本発明の現像装置を好適な現像手段と
して備えたカラー画像形成装置の一例を示す断面構成図
である。
【0008】図4において、1は光導電体を塗布あるい
は蒸着した可撓性のベルトからなるベルト状の感光体で
ある感光体ベルトで、該感光体ベルト1は回動ローラ2
および3の間に架設されていて回動ローラ2の駆動によ
り時計方向に搬送される。
【0009】4は前記感光体ベルト1に内接するよう装
置本体に固定したガイド部材で、前記感光体ベルト1は
テンションローラ5の作用によって緊張状態とされるこ
とによりその内周面を前記ガイド部材4に摺擦させる。
【0010】6は帯電手段たるスコロトロン帯電器、7
は像露光手段たるレーザビームを用いた光書込み装置、
8Aないし8Dはそれぞれ特定色の現像剤を収容した複
数の現像手段たる本発明の現像装置であって、これ等の
像形成手段は感光体ベルト1の前記ガイド部材4に接す
る部分に配設される。
【0011】前記各現像器8A,8B,8C,8Dは詳
細については後述するが、例えばイエロー,マゼンタ,
シアン,黒色の各現像剤をそれぞれ収容するもので前記
感光体ベルト1と所定の間隙を保つ各現像スリーブ81を
備え、感光体ベルト1上の潜像を非接触の反転現像法に
より顕像化する機能を有している。この非接触現像は接
触現像と異なり、感光体ベルト1の移動を妨げない長所
を有する。
【0012】12は転写器、13はクリーニング装置で該ク
リーニング装置13のブレード13aとトナー搬送ローラ13
bは画像形成中には感光体ベルト1の表面より離間した
位置に保たれ画像転写後のクリーニング時のみ図示のよ
うに感光体ベルト1の表面に圧接される。
【0013】かかるカラー画像形成装置によるカラー画
像形成のプロセスは次のようにして行われる。
【0014】先ず、本実施例による多色像の形成は図6
の像形成システムに従って遂行される。即ち、オリジナ
ル画像を撮像素子が走査するカラー画像データ入力部
(イ)で得、該データを画像データ処理部(ロ)で演算
処理して画像データを作成し、一旦画像メモリ(ハ)に
格納される。次いで該画像データは記録時取り出されて
記録部(ニ)である例えば図4のカラー画像形成装置へ
入力される。即ち、前記カラー画像形成装置とは別体の
画像読取装置から出力される色信号である画像データが
前記光書込み装置7に入力されると、光書込み装置7に
おいては図示しない書込み光源である半導体レーザで発
生されたレーザビーム(書き込み光)は図示しないコリ
メータレンズ及びシリンドリカルレンズを通過し、駆動
モータ71により回転される回転多面鏡74により回転走査
され、fθレンズ75とシリンドリカルレンズ76を経てそ
の間2個のミラー77,78により光路を曲げられて、予め
帯電手段たるスコロトロンの帯電器6によって一様な電
荷を付与された感光体ベルト1の周面上に投射され主走
査がなされて輝線を形成する。
【0015】一方、走査が開始されるとレーザビームが
図示しないインデックスセンサによって検知され、第1
の色信号により変調されたレーザビームが前記感光体ベ
ルト1の周面上を走査する。従ってレーザビームによる
主走査と感光体ベルト1の搬送による副走査により感光
体ベルト1の周面上に第1の色に対応する潜像が形成さ
れて行く。この潜像は現像手段の内イエロー(Y)のト
ナー(顕像媒体)の装填された現像器8Aにより反転現
像されて、ベルト表面にトナー像が形成される。得られ
たトナー像はベルト面に保持されたまま感光体ベルト1
の周面より引き離されている清掃手段たるクリーニング
装置13のブレード13aの下を通過し、次の画像形成サイ
クルに入る。
【0016】即ち、前記感光体ベルト1は前記帯電器6
により再び帯電され、次いで第2の色信号が前記光書込
み装置7に入力され、前述した第1の色信号の場合と同
様にしてベルト表面への書込みが行われ潜像が形成され
る。潜像は第2の色としてマゼンタ(M)のトナーを装填
した現像器8Bによって反転現像される。
【0017】このマゼンタ(M)のトナー像はすでに形成
されている前述のイエロー(Y)のトナー像の存在下に形
成される。
【0018】8Cはシアン(C)のトナーを有する現像装
置で、第1,第2の色と同様にベルト表面にシアン(C)
のトナー像を形成する。
【0019】さらに8Dは黒色のトナーを有する現像装
置であって、前記の色と同様の処理によりベルト表面に
黒色のトナー像を重ね合わせて形成する。これ等各現像
器8A,8B,8C及び8Dの各スリーブには直流ある
いはさらに交流のバイアスが印加され、顕像手段である
2成分現像剤による非接触反転現像が行われ、基体が接
地された感光体ベルト1には非接触で現像が行われるよ
うになっている。
【0020】かくして感光体ベルト1の周面上に形成さ
れたカラーのトナー画像は、転写部においてトナーと逆
極性の高電圧が印加されて、給紙カセット14より給紙ガ
イド15を経て送られてきた転写材に転写される。
【0021】即ち、給紙カセット14に収容された転写材
は、給紙ローラ16の回転によって最上層の一枚が搬出さ
れてタイミングローラ17を介し感光体ベルト1上の像形
成とタイミングを合わせて転写器12へと供給される。
【0022】画像の転写を受けた転写材は、前記回動ロ
ーラ2に沿って急に方向転換をする感光体ベルト1より
確実に分離して上方に向かい、定着ローラ18によって画
像を溶着したのち排紙ローラ19を経てトレイ20上に排出
される。
【0023】一方、転写材への転写を終えた感光体ベル
ト1は、さらに搬送を続けてブレード13aとトナー搬送
ローラ13bを圧接状態とした前記クリーニング装置13に
おいて残留したトナーの除去を行いその終了をまって再
び前記ブレード13aを引き離し、それより少し後にトナ
ー搬送ローラ13bを引き離し新たな画像形成のプロセス
に入る。
【0024】上記本発明の現像装置を用いるカラー画像
形成装置として、像担持体がベルト状のものについて述
べたが、ドラム状の像担持体を有する画像形成装置につ
いても同様に用いることができる。
【0025】前記現像器8A〜8Dは同一の構成からな
り、以下符号8をもって示すことにする。図5は本発明
に用いられる現像装置の実施例を示す概略断面図であ
る。図5(a)は、本発明装置の実施例1の断面図であ
って、81はアルミニウム等の非磁性材料からなる10〜25
mmφの現像スリーブ、82は現像スリーブ81の内部に設け
られ表面に複数のN,S磁極を周方向に有する磁石体
で、この現像スリーブ81と磁石体82とで現像剤搬送担体
を構成している。そして、現像スリーブ81は磁石体82に
対して回転可能であり、図は現像スリーブ81が矢示左方
向に回転するものであることを示している。また、現像
部の磁石体82のN,S磁極は通常500〜1,500ガウスの磁
束密度に磁化されており、その磁力によって現像スリー
ブ81の表面にトナー粒子とキャリア粒子とからなる現像
剤Dの層即ち、磁気ブラシを形成する。この磁気ブラシ
は現像スリーブ81の回転によって現像スリーブ81の回転
と同方向に移動し、現像領域Aに搬送される。この現像
スリーブ81上に形成される磁気ブラシは現像機の近傍に
配置したN,S磁極によって寝た穂の状態となり、感光
体ベルト1の表面に接触せず間隙を保つように、現像ス
リーブ81と規制ブレード86の間隙及び現像スリーブ81と
感光体ベルト1の間隙を調整される。
【0026】ここでθ1、θ2は感光体の最近接した現像
スリーブ位置から、現像スリーブの移動方向の上流側及
び下流側に近接配置した磁極間角度である。又θ3は、
後述する制御電極先端とのなす角度である。
【0027】ここでθ1,θ2は各々5〜45゜とすること
が望ましい。この様にすることにより均一に寝た穂から
なる磁気ブラシを形成できる。
【0028】又、制御電極は上流側の磁極上から、下流
に向けて設定され、その先端迄の好ましい角度θ3はθ2
に対し(0〜0.9)×θ2である。
【0029】83,84は現像剤Dを図中前後に現像剤を循
環して撹拌して成分を均一にする撹拌スクリュー、85は
振動電界を形成するために現像領域Aの上流側に設けた
制御電極を有する電極板、電極板85は現像スリーブ81に
面して設けたガラスエポキシやゴムなどの絶縁体よりな
る弾性を有する絶縁部材85b上の先端部に金属等の導電
性材料からなる板状の線状電極85aを一体に設けたもの
である。線状電極85aは現像スリーブ81と電極板85との
最近接位置から下流に設けることが好ましい。又、この
電極幅は50〜1000μmが好ましい。電極が現像スリーブ
回転方向の上流迄広がっていると、上流部で電極と現像
スリーブとの間で振動電界が形成され、トナーが飛散し
てしまう。それ故、電極85aは制御電極板の先端に線状
に形成する必要がある。86は磁気ブラシの高さ、量を規
制するため設けられた非磁性体や磁性体からなる現像剤
規制手段である規制ブレード、87は現像領域Aを通過し
た磁気ブラシを現像スリーブ81上から除去するクリーニ
ングブレード、88は現像剤溜まり、89はケーシングであ
る。現像スリーブ81には直流バイアス電源E1と交流バ
イアス電源E2により保護抵抗R1を介して直流に交流
を重畳したバイアス電圧が印加される。また、電極板85
の電極85aには直流バイアス電源E3から保護抵抗R2
を介してバイアス電圧が印加される。
【0030】図5(b)は現像領域A近傍を示す拡大断
面図である。弾性を有する電極板85は現像剤を介して現
像スリーブ81を押圧している。現像スリーブ81には図5
(a)に示すように直流に交流を重畳したバイアス電圧
が、また線状電極85aには直流バイアス電圧が印加され
る。
【0031】図5(c)は現像部に磁極を対向させた別
の構成を示す。この図5(c)は、本発明装置の実施例
1と同様に使用される断面図であって、81はアルミニウ
ム等の非磁性材料からなる10〜25mmφの現像スリーブ、
82は現像スリーブ81の内部に設けられ表面に複数のN,
S磁極を周方向に有する磁石体で、この現像スリーブ81
と磁石体82とで現像剤搬送担体を構成している。そし
て、現像スリーブ81は磁石体82に対して回転可能であ
り、図は現像スリーブ81が矢示左方向に回転するもので
あることを示している。また、現像部の磁石体82のN磁
極は通常500〜1,500ガウスの磁束密度に磁化されてお
り、その磁力によって現像スリーブ81の表面にトナー粒
子とキャリア粒子とからなる現像剤Dの層即ち、磁気ブ
ラシを形成する。この磁気ブラシは現像スリーブ81の回
転によって現像スリーブ81の回転と同方向に移動し、現
像領域Aに搬送される。この現像スリーブ81上に形成さ
れる磁気ブラシは現像機の近傍に配置したN磁極によっ
て立った穂の状態となり、感光体ベルト1の表面に接触
せず間隙を保つように、現像スリーブ81と規制ブレード
86の間隙及び現像スリーブ81と感光体ベルト1の間隙を
調整される。
【0032】ここでθ4は感光体の最近接した現像スリ
ーブ位置から、現像スリーブの移動方向の上流側あるい
は下流側に配置した磁極角度である。又θ3は、後述す
る制御電極先端とのなす角度である。
【0033】ここでθ4は各々−15〜15゜とすることが
望ましい。
【0034】又、制御電極は下流に向けて設定され、そ
の先端迄の好ましい角度θ3は0≦θ3≦20°であり、θ
4に対し、上流にある。すなわちθ3>θ4である。この
様にすることにより均一に穂立した磁気ブラシを形成で
きる。
【0035】以上のバイアス電圧の印加により、感光体
ベルト1と現像スリーブ81との間に形成する振動電界
(これを第2の振動電界と言うことにする)と共に、電
極板85の先端部に設けた線状電極85aと現像スリーブ81
との間に第1の振動電界を発生させるようにしてある。
【0036】前記のカラー画像形成装置において、感光
体ベルト1の感光体としては負に帯電させるOPC感光
体を用い反転現像が行われ、感光体が例えば−800Vに
帯電されているとすると、電極板85には−(0〜1000)V
の直流電圧、現像スリーブ81には−700Vの直流電圧成
分と交流電圧成分のバイアス電圧が印加される。交流電
圧成分は周波数500Hz〜20KHZ、好ましくは5〜15KHZ
電圧の Peak to Peakが200〜4000Vである。電極板85に
は、トナーと同極性で現像スリーブあるいは感光体電位
より高い電圧が印加されている場合は電極にトナーが付
着することも少ないし、重ね合わせプロセスにおいて
は、感光体上のトナー像が電極に付着することも少な
い。電極85aが感光体ベルト1より現像スリーブ81に近
接して設けることにより電極と現像スリーブ間で形成さ
れる第1の振動電界の強さが現像スリーブと感光体間で
形成される第2の振動電界の強さより大としている。電
極85aと現像スリーブとの最近接間隙d2は感光体と現
像スリーブとの最近接距離d1に対し、d2=(0.2〜0.
6)d1が好ましい。なお、d1は0.2〜1.0mmが好まし
い。
【0037】この第1の振動電界によってトナー粒子を
その電気力線の方向に振動させるのでトナー粒子をキャ
リアから分離飛翔させることができる。この飛翔したト
ナーは第2の振動電界によって感光体ベルト1上の潜像
に向う飛翔を助けられ均一な現像が行われる。
【0038】ここで、第1と第2の振動電界は同位相で
あることは重要である。同位相であるためにトナーの振
動が乱されることなく現像が行われる。又、位相差に伴
う強い電界が生じないことから、ブレークダウンするこ
ともない。
【0039】以上の交流電圧成分は波形が正弦波に限ら
ず、矩形波や三角波等であってもよい。そして周波数も
関係するが、電圧値は高い程現像剤の磁気ブラシを振動
させるようになって、トナー粒子にキャリア粒子からの
分離飛翔が行われ易くなるが、反面、かぶりや落雷現象
のような絶縁破壊が発生し易くなる。かぶりの発生は直
流電圧成分で防止し、絶縁破壊は、現像スリーブ81や電
極85aの表面を樹脂や酸化皮膜等により絶縁ないしは半
絶縁にコーティングすること、あるいは現像剤のキャリ
ア粒子に後述するような絶縁性のキャリア粒子を用いる
こと、等によって防止することができる。
【0040】現像動作を停止し、かつ、像形成体上のト
ナー像を乱さないためのoff状態においては現像スリー
ブの回転を停止し、電極には現像時の現像スリーブ電位
あるいは感光体の帯電電位より高いDCバイアスを、現
像スリーブは電極と同じく高いDCバイアスを印加する
かフローティング状態としておくことが望ましい。
【0041】本発明の画像形成装置の備える現像装置
は、以上述べたように2成分現像剤の磁気ブラシを像担
持体である感光体ベルト1に対して非接触に保ち、第1
及び第2の振動電界によって飛翔トナーを発生させ、感
光体ベルト1への分離飛翔を向上させ、静電像への選択
吸着性を向上させて、キャリア粒子の感光体ベルト1へ
の付着を防止し、従ってトナー粒子やキャリア粒子に微
粒子のものを用いることを可能にして、高画質画像の現
像が行われるようにしたものである。なお、一成分現像
剤に対しても本制御電極を用いた構成は適用しうる。
【0042】しかしながら、使用中に電極85aにトナー
が付着し、これが堆積して像形成体である感光体に接触
し、画像にかぶりや乱れを起こす原因となる。特に、ト
ナー像を像形成体に重ね合わせる画像形成装置において
は、既に形成されているトナー像が他の現像器の電極板
を通過するために、トナー像の破壊や混色が起こるとい
う問題が深刻となる。
【0043】しかし、電極85aに堆積したトナーは電気
的なバイアスの操作のみでは十分に除去することが困難
である。それ故、本発明においては、力学的な作用を与
えて堆積したトナーを除去するものである。すなわち、
像形成体上にトナー堆積部を形成し、これにより前記電
極85aに堆積したトナーをこすりとるものである。これ
1つより前記の電極板85は、画像形成作用の前もしくは
終了毎もしくは定期的に電極板85に付着したトナーを清
掃されて、適正な現像作用を持続できるようになってい
る。
【0044】まず、感光体ベルト1の搬送速度を通常の
1/2ないし1/5に低下した状態で感光体ベルト1上への露
光により表面電位VS≒0の帯状の領域を形成し、イエ
ローの現像器8Aによる現像作用を行い前述した表面電
位VS≒0の領域にイエローのトナーTYを堆積してト
ナー堆積部TTを形成する。帯電を行わないでVS≒0
の領域を形成してもよい。
【0045】前記堆積トナーTTは図1に示す如く現像
器8Aの作用の制御により前述したVS≒0の領域の前
半部に形成され、そのトナーの量は画像領域のトナー量
の2ないし5倍の量に達する厚さに付着される。堆積ト
ナーTTの形成後現像器8Aの作動も停止され、現像ス
リーブ81はoff時の感光体電位より高い直流成分のみの
バイアス電圧あるいはフローティングに切り換えられ、
電極板85に印加されるDCバイアス電圧を与えられて、
電極や現像スリーブからトナーや電極に堆積したトナー
TYを感光体側へと電気的に移動させる電界を形成させ
る。
【0046】このoffの状態は、堆積トナーTTが通過
する各現像器に対して同様に設定しておく。
【0047】この状態で前記の堆積トナーTTは感光体
ベルト1の搬送により図2(a)および(b)に示す如
くマゼンタの現像器8Bの備える電極板85に付着するマ
ゼンタのトナーTMに突き当たり線状電極85aよりトナ
ーTMを除去する。
【0048】トナーTMの除去に当たり現像器8Bの現
像スリーブ81および電極板85には図3(a)(b)に示
す如く共に感光体ベルト1の表面電位VS≒0より遙に
高い直流成分のスリーブバイアス電圧VDCSおよび電極
バイアス電圧VCDeが印加されて、それによってトナー
TMは飛散することなく図示のように感光体ベルト1の
表面電位VS≒0の領域に除去されて前記の堆積トナー
TTに沿って付着し回収される。
【0049】なお、この場合現像器8Bの現像スリーブ
81は電気的にフローティングの状態に置いても良く、ま
た電極板85に印加するバイアス電圧にはトナーを堆積部
へと移行させるための電界を生じさせる直流成分とさら
に交流成分を重畳することも出来る。
【0050】前記の堆積トナーTTは続いてシアン現像
器8C、黒現像器8Dの各電極板に付着したトナーT
C,TKを順次付着回収する。次に解除されているクリ
ーニング装置13を通り2回転目の感光体ベルト1の回転
によりイエロー現像器8Aの備える電極板に付着したト
ナーTYを剥離・除去し、当接したクリーニングブレー
ド13aにより感光体ベルト1の周面より除去・清掃され
る。
【0051】しかし、この場合、2回転目の像形成体の
回転においては回収したマゼンタ,シアンや黒トナーを
含んだ堆積トナーTTがイエロー現像器8Aの電極板清
掃時、イエロー現像器8Aに混色する場合がある。そこ
で前記の堆積トナーTTにより電極板85に付着したトナ
ーTM,TC,TKを順次付着、回収した後、一旦クリ
ーニングブレード13aにより感光体ベルト1の周面より
除去・清掃した後、クリーニングブレード13aを解除し
て再度イエロートナーTTの堆積を行い、現像器8Aの
備える電極板に付着したトナーTYを剥離・除去した
後、当接したクリーニングブレード13aにより除去・清
掃させることにより、混色の問題を完全に解決すること
ができる。
【0052】なお、トナー堆積部をイエローのトナーに
よって形成することは、かりにその一部が飛散して他の
トナーと混色することがあっても色調に与える影響を極
めて小さいものとすることが可能だからである。本方式
は像形成体上にトナー像を重ね合わせる場合は図7に示
すカラー画像形成装置にも適用することができる。図7
は像形成体101の周縁に帯電器106,光書き込み装置10
7,現像器108の組み合わせを複数組並列配置し、像形成
体101の1回転でカラー画像を重ね合わせて形成し、転
写器112によって転写材上に転写する構成であって、本
方式を適用することができる。また転写体200を備え、
像形成体201上に形成されたトナー像を順次転写体200上
に転写して行く方式の図8に示すカラー画像形成装置に
対しても同様に適用し得る。図7,図8の場合もクリー
ニングブレード213aは解除可能としておき、前記の同
じ方法でイエロートナーによる堆積部TTを形成して電
極部に付着したトナーを除去することが好ましい。しか
しながら図7,図8においては図4の装置と異なりイエ
ロー現像器108A,208A上をトナー像が通過することは
ないので、イエロー現像器108A,208Aの電極の清掃を
省略することは可能であり、そうした場合はクリーニン
グブレード113a,213aの解除を不要とさせてもよい。
またモノクロの画像形成装置の場合には前記のトナー堆
積部TTは当然のことながら黒色のトナーによって形成
され、クリーニングは解除可能とする必要がある。
【0053】
【発明の効果】本発明により画像の現像時に付着する制
御電極部材のトナーが極めて短時間の内に効率良く除去
清掃されることとなって、その結果常に高品質の画像を
維持することの出来る画像形成装置が提供されることと
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】トナー堆積部形成のプロセスを示す説明図。
【図2】トナー堆積部による電極板上のトナーの除去作
用を示す説明図。
【図3】現像器に印加するバイアス電圧の回路図。
【図4】本発明によるカラー画像形成装置の断面構成
図。
【図5】前記装置の備える現像装置の断面構成図。
【図6】像形成システムを示すブロック図。
【図7】他の実施例のカラー画像形成装置の断面構成
図。
【図8】更に他の実施例のカラー画像形成装置の断面構
成図。
【符号の説明】
1,101,201 感光体ベルト(像形成体) 6,106,206 帯電器 7,107,207 光書込み装置 8,108,208 現像器 12,112,212 転写器 13,113,213 クリーニング装置 14,114,214 給紙カセット 17 タイミングローラ 18,118,218 定着ローラ 81 現像スリーブ 85 電極板 85a (線状)電極 85b 絶縁部材 D 現像剤 TT 堆積トナー
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/09 Z 21/10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像スリーブ上に現像剤を搬送し、振動
    電界中で像形成体にトナーを飛翔させて現像を行う現像
    装置を備える画像形成装置において、前記現像スリーブ
    と前記像形成体の間に電極を有する制御電極部材を設け
    ると共に前記像形成体上にトナー堆積部を形成し、前記
    トナー堆積部の通過により前記電極に付着したトナーを
    清掃することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御電極部材は先端に線状電極を備
    えていることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御電極部材と前記像形成体の間に
    トナーを像形成体側に移動させる電界を形成することを
    特徴とする請求項1の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成装置がカラー画像を形成す
    るカラー画像形成装置の場合に、前記堆積部にイエロー
    のトナーを堆積させることを特徴とする請求項1の画像
    形成装置。
JP5298363A 1993-11-29 1993-11-29 画像形成装置 Pending JPH07152247A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5298363A JPH07152247A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5298363A JPH07152247A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07152247A true JPH07152247A (ja) 1995-06-16

Family

ID=17858725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5298363A Pending JPH07152247A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07152247A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9098011B2 (en) 2011-01-26 2015-08-04 Canon Kabushiki Kaisha Development device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9098011B2 (en) 2011-01-26 2015-08-04 Canon Kabushiki Kaisha Development device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6078768A (en) Developing apparatus which recycles used developer by effectively and thoroughly conveying the used developer from a developing sleeve to a developer conveying member
US5428428A (en) Developing device having a control electrode
JPH07128983A (ja) 現像装置及びこれを用いた多色画像形成装置
JP2979352B2 (ja) 画像形成方法
JP3466956B2 (ja) 画像形成装置
JPH07152247A (ja) 画像形成装置
JP3084465B2 (ja) 現像装置
JPH086384A (ja) 電子写真装置
JP2000284570A (ja) 画像形成装置
JP3099143B2 (ja) カラー画像形成装置
JPH07168416A (ja) カラー画像形成装置
JPH07146612A (ja) 画像形成装置
JPH06274039A (ja) 現像装置
JPH08202110A (ja) 画像形成装置
JP2589071B2 (ja) 画像形成装置
JPH07261547A (ja) 現像装置
JPH07319289A (ja) 現像装置
JP3674281B2 (ja) 現像装置
JP3475697B2 (ja) 画像形成装置
JPH11161008A (ja) 現像装置
JP2000172043A (ja) カラー画像形成装置
JP2000075602A (ja) 画像形成装置
JPH07333977A (ja) 現像装置
JPH08220853A (ja) 現像装置
JPH1184822A (ja) 画像形成装置