JPH07151455A - ショーケース - Google Patents
ショーケースInfo
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- JPH07151455A JPH07151455A JP30062593A JP30062593A JPH07151455A JP H07151455 A JPH07151455 A JP H07151455A JP 30062593 A JP30062593 A JP 30062593A JP 30062593 A JP30062593 A JP 30062593A JP H07151455 A JPH07151455 A JP H07151455A
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- JP
- Japan
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- door
- storage chamber
- sensor
- temperature
- showcase
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成にて扉開放による冷却装置の連続
運転の発生を解消することができるショーケースを提供
する。 【構成】 ショーケース1は、引き戸式扉9A、9Bに
より貯蔵室2を開閉自在に閉塞する。貯蔵室2の温度を
検出するセンサー31と、このセンサー31が検出する
温度に基づいて冷却装置を制御する制御装置とを設け
る。扉9A、9Bが開放されても必ず扉9A或いは9B
が存在する範囲L2に対応した貯蔵室2上部にセンサー
31を設ける。
運転の発生を解消することができるショーケースを提供
する。 【構成】 ショーケース1は、引き戸式扉9A、9Bに
より貯蔵室2を開閉自在に閉塞する。貯蔵室2の温度を
検出するセンサー31と、このセンサー31が検出する
温度に基づいて冷却装置を制御する制御装置とを設け
る。扉9A、9Bが開放されても必ず扉9A或いは9B
が存在する範囲L2に対応した貯蔵室2上部にセンサー
31を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引き戸式扉により貯蔵
室を開閉自在に閉塞して成るショーケースに関するもの
である。
室を開閉自在に閉塞して成るショーケースに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来この種ショーケース、特にケーキや
チョコレート等の洋菓子を冷却しながら陳列する所謂対
面型と称されるショーケースは、例えば特開平1ー18
4382号公報(F25D23/00)に示されるよう
に、前面に透明ガラスを備え、後面には複数枚の引き戸
式扉を設けて貯蔵室を開閉自在に閉塞している。この貯
蔵室の下方には冷却装置の冷却器と送風機を設け、後面
の扉側の貯蔵室下部より貯蔵室内に冷気を吐出し、貯蔵
室内を冷却した後、前面の透明ガラス側から冷気を吸い
込む構成とされている。
チョコレート等の洋菓子を冷却しながら陳列する所謂対
面型と称されるショーケースは、例えば特開平1ー18
4382号公報(F25D23/00)に示されるよう
に、前面に透明ガラスを備え、後面には複数枚の引き戸
式扉を設けて貯蔵室を開閉自在に閉塞している。この貯
蔵室の下方には冷却装置の冷却器と送風機を設け、後面
の扉側の貯蔵室下部より貯蔵室内に冷気を吐出し、貯蔵
室内を冷却した後、前面の透明ガラス側から冷気を吸い
込む構成とされている。
【0003】また、冷却装置の圧縮機の運転は図7に示
すように通常貯蔵室100内上部(前記公報では下部に
設けられている)、即ち、天壁102の下面に設けたセ
ンサー101が検出する温度に基づいて制御装置により
制御され、それによって貯蔵室100内は陳列する商品
に応じた冷蔵温度に維持されていた。
すように通常貯蔵室100内上部(前記公報では下部に
設けられている)、即ち、天壁102の下面に設けたセ
ンサー101が検出する温度に基づいて制御装置により
制御され、それによって貯蔵室100内は陳列する商品
に応じた冷蔵温度に維持されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ショーケー
ス後面の扉が開放されると、貯蔵室100の後面開口1
00A上部からは図7中実線矢印で示す如く暖かい外気
が流入し、開口100A下部からは破線矢印で示す如く
低温の貯蔵室100内冷気が流出する。しかしながら、
従来では扉が移動して開放される部分の開口100Aに
対応した位置にセンサー101が取り付けられていたた
め、扉が開放されたときに流入する外気が直接センサー
101に当たっていた。
ス後面の扉が開放されると、貯蔵室100の後面開口1
00A上部からは図7中実線矢印で示す如く暖かい外気
が流入し、開口100A下部からは破線矢印で示す如く
低温の貯蔵室100内冷気が流出する。しかしながら、
従来では扉が移動して開放される部分の開口100Aに
対応した位置にセンサー101が取り付けられていたた
め、扉が開放されたときに流入する外気が直接センサー
101に当たっていた。
【0005】そのため、扉の開閉が頻繁に行われるとセ
ンサー101が検出する温度が上昇し、冷却装置の圧縮
機が連続運転されるようになると共に、それが進行する
と冷却器が霜閉塞する危険性があった。これを解決する
ためにセンサー101の後方に対応して支柱等を立設す
ると、今度は開口100Aの開口面積を狭め、且つ、貯
蔵室100の有効容積も縮小されてしまう結果となる。
ンサー101が検出する温度が上昇し、冷却装置の圧縮
機が連続運転されるようになると共に、それが進行する
と冷却器が霜閉塞する危険性があった。これを解決する
ためにセンサー101の後方に対応して支柱等を立設す
ると、今度は開口100Aの開口面積を狭め、且つ、貯
蔵室100の有効容積も縮小されてしまう結果となる。
【0006】本発明は係る従来の技術的課題を解決する
ために成されたものであり、簡単な構成にて扉開放によ
る冷却装置の連続運転の発生を解消することができるシ
ョーケースを提供することを目的とする。
ために成されたものであり、簡単な構成にて扉開放によ
る冷却装置の連続運転の発生を解消することができるシ
ョーケースを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のショーケース
は、引き戸式扉により貯蔵室を開閉自在に閉塞して成る
ものであって、貯蔵室の温度を検出するセンサーと、こ
のセンサーが検出する温度に基づいて冷却装置を制御す
る制御装置とを備えており、扉が開放されても必ず扉が
存在する範囲に対応した貯蔵室上部にセンサーを設けた
ものである。
は、引き戸式扉により貯蔵室を開閉自在に閉塞して成る
ものであって、貯蔵室の温度を検出するセンサーと、こ
のセンサーが検出する温度に基づいて冷却装置を制御す
る制御装置とを備えており、扉が開放されても必ず扉が
存在する範囲に対応した貯蔵室上部にセンサーを設けた
ものである。
【0008】また、請求項2の発明のショーケースは上
記において、扉側の貯蔵室下部より冷気を吐出するもの
である。更に、請求項3の発明のショーケースは上記各
発明において、制御装置は、切り替えスイッチの操作に
より貯蔵室の高湿度運転及び低湿度運転を選択的に行う
ものである。
記において、扉側の貯蔵室下部より冷気を吐出するもの
である。更に、請求項3の発明のショーケースは上記各
発明において、制御装置は、切り替えスイッチの操作に
より貯蔵室の高湿度運転及び低湿度運転を選択的に行う
ものである。
【0009】
【作用】本発明のショーケースによれば、扉が開放され
ても必ず扉が存在する範囲に対応した貯蔵室上部にセン
サーを設けたので、引き戸式の扉の開閉に係わらず、セ
ンサーとショーケース外部の間には必ず扉が存在するこ
とになる。それによって、扉が開放されて外気が流入し
ても、センサーに直接当たることがなくなるので、制御
装置は外気の影響を受け難くなり、安定した貯蔵室の温
度制御が可能となる。
ても必ず扉が存在する範囲に対応した貯蔵室上部にセン
サーを設けたので、引き戸式の扉の開閉に係わらず、セ
ンサーとショーケース外部の間には必ず扉が存在するこ
とになる。それによって、扉が開放されて外気が流入し
ても、センサーに直接当たることがなくなるので、制御
装置は外気の影響を受け難くなり、安定した貯蔵室の温
度制御が可能となる。
【0010】従って、冷却装置の連続運転の発生が防止
され、冷却装置の冷却器の霜閉塞の危険性も解消され
る。また、請求項2の発明のショーケースによれば上記
に加えて、扉側の貯蔵室下部より冷気を吐出するもので
あるから、吐出された冷気は扉内面に沿って上昇するこ
とになるが、本発明では扉の開閉に係わらず、センサー
に対応して必ず扉が存在するので、この扉がダクトとな
って冷気をセンサーに案内することになる。従って、扉
が開放されてもセンサーには冷気が円滑に吹き付けられ
るようになり、温度制御性能を更に安定させることがで
きる。
され、冷却装置の冷却器の霜閉塞の危険性も解消され
る。また、請求項2の発明のショーケースによれば上記
に加えて、扉側の貯蔵室下部より冷気を吐出するもので
あるから、吐出された冷気は扉内面に沿って上昇するこ
とになるが、本発明では扉の開閉に係わらず、センサー
に対応して必ず扉が存在するので、この扉がダクトとな
って冷気をセンサーに案内することになる。従って、扉
が開放されてもセンサーには冷気が円滑に吹き付けられ
るようになり、温度制御性能を更に安定させることがで
きる。
【0011】更に、請求項3の発明のショーケースによ
れば前記各発明に加えて、制御装置が、切り替えスイッ
チの操作により貯蔵室の高湿度運転及び低湿度運転を選
択的に行うものであるから、係る高湿度或いは低湿度運
転制御も安定して行えるようになる。
れば前記各発明に加えて、制御装置が、切り替えスイッ
チの操作により貯蔵室の高湿度運転及び低湿度運転を選
択的に行うものであるから、係る高湿度或いは低湿度運
転制御も安定して行えるようになる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明のショーケース1の斜視図、図2はシ
ョーケース1の縦断側面図、図3はショーケース1の後
方斜視図、図4は貯蔵室2内上部の拡大斜視図、図5は
ショーケース1の制御装置Cの電気回路図である。
る。図1は本発明のショーケース1の斜視図、図2はシ
ョーケース1の縦断側面図、図3はショーケース1の後
方斜視図、図4は貯蔵室2内上部の拡大斜視図、図5は
ショーケース1の制御装置Cの電気回路図である。
【0013】ショーケース1は、ケーキやチョコレート
等の洋菓子を冷却しながら陳列販売する所謂対面型ショ
ーケースであり、上面に開口した容器状の断熱壁3と、
この断熱壁3の後端に立設された支柱4、4と、この支
柱4、4の上端に取り付けられた天壁6と、この天壁6
の前端及び断熱壁3の前端間を結んで取り付けられた前
面の透明ガラス7と、側面ガラス8、8とから後方に開
放した貯蔵室2を構成している。
等の洋菓子を冷却しながら陳列販売する所謂対面型ショ
ーケースであり、上面に開口した容器状の断熱壁3と、
この断熱壁3の後端に立設された支柱4、4と、この支
柱4、4の上端に取り付けられた天壁6と、この天壁6
の前端及び断熱壁3の前端間を結んで取り付けられた前
面の透明ガラス7と、側面ガラス8、8とから後方に開
放した貯蔵室2を構成している。
【0014】この貯蔵室2の後面開口2Aは二枚の引き
戸式ガラス扉9A、9Bによって開閉自在に閉塞されて
おり、断熱壁3の上面には間隔を存して貯蔵室2の底板
11が設けられている。この底板11と断熱壁3間には
冷却室12が構成され、この冷却室12内には冷却装置
を構成する冷却器13と送風機14、14(2台)が配
設されている。底板11の後側には扉9A及び9Bの下
端内側に位置して吐出口16が形成され、底板11の前
側には透明ガラス7の下端内側に位置して吸込口17が
形成されている。
戸式ガラス扉9A、9Bによって開閉自在に閉塞されて
おり、断熱壁3の上面には間隔を存して貯蔵室2の底板
11が設けられている。この底板11と断熱壁3間には
冷却室12が構成され、この冷却室12内には冷却装置
を構成する冷却器13と送風機14、14(2台)が配
設されている。底板11の後側には扉9A及び9Bの下
端内側に位置して吐出口16が形成され、底板11の前
側には透明ガラス7の下端内側に位置して吸込口17が
形成されている。
【0015】また、断熱壁3の下方床面との間には機械
室21が構成されており、この機械室21内には前記冷
却器13と共に冷却装置を構成する圧縮機22、凝縮器
23及び凝縮器用送風機24、24(2台)が設置され
ている。貯蔵室2内には前記支柱4、4に複数段の棚2
6、26が架設されており、天壁6下面及び各棚26、
26下面には蛍光灯27・・がそれぞれ取り付けられて
いる。
室21が構成されており、この機械室21内には前記冷
却器13と共に冷却装置を構成する圧縮機22、凝縮器
23及び凝縮器用送風機24、24(2台)が設置され
ている。貯蔵室2内には前記支柱4、4に複数段の棚2
6、26が架設されており、天壁6下面及び各棚26、
26下面には蛍光灯27・・がそれぞれ取り付けられて
いる。
【0016】前記扉9A及び9Bはいずれも額縁状のサ
ッシュにガラスを嵌め込んで構成されており、扉9Aが
後側、扉9Bが前側に位置して左右に引き違い移動自在
とされている。そして、両扉9A、9Bが図1及び図4
の如く開口2Aを閉じている状態では、両扉9A、9B
は開口2Aの中央部でそれらのサッシュ部分の範囲L1
が前後に重なり合う。そして、例えば扉9Aを移動させ
て開口2Aを開放させても、両扉9A、9Bは完全に重
なり合うことはなく、図3の如く所定の位置で扉9Aは
停止する。(扉9Bの場合も同様である。)従って、開
口2Aの中央部には図3の如く扉9A、9Bの開閉に係
わらず、必ず扉9A、或いはと9Bが存在する範囲L2
(L1はこの範囲に含まれる)が形成されることにな
る。そして、この範囲L2内の前方に対応する位置の天
壁6下面後部には、例えばサーミスタから成るセンサー
31がクリップにより取り付けられる。このセンサー3
1は貯蔵室2内の温度を検出するもので、センサー31
からのリード線32は、図4に示す如く片方の支柱4か
ら例えば機械室21内に引き込まれ、そこに設けられた
温度制御装置33に接続されている。
ッシュにガラスを嵌め込んで構成されており、扉9Aが
後側、扉9Bが前側に位置して左右に引き違い移動自在
とされている。そして、両扉9A、9Bが図1及び図4
の如く開口2Aを閉じている状態では、両扉9A、9B
は開口2Aの中央部でそれらのサッシュ部分の範囲L1
が前後に重なり合う。そして、例えば扉9Aを移動させ
て開口2Aを開放させても、両扉9A、9Bは完全に重
なり合うことはなく、図3の如く所定の位置で扉9Aは
停止する。(扉9Bの場合も同様である。)従って、開
口2Aの中央部には図3の如く扉9A、9Bの開閉に係
わらず、必ず扉9A、或いはと9Bが存在する範囲L2
(L1はこの範囲に含まれる)が形成されることにな
る。そして、この範囲L2内の前方に対応する位置の天
壁6下面後部には、例えばサーミスタから成るセンサー
31がクリップにより取り付けられる。このセンサー3
1は貯蔵室2内の温度を検出するもので、センサー31
からのリード線32は、図4に示す如く片方の支柱4か
ら例えば機械室21内に引き込まれ、そこに設けられた
温度制御装置33に接続されている。
【0017】尚、センサー31はサーミスタに係わらず
所定の冷媒が封入された感温筒でも良く、それをキャピ
ラリチューブを介して機械室21内に引き込み、機械式
の温度制御装置に接続しても差し支えない。次に、図5
の制御装置Cの電気回路において交流電源AC間には前
記温度制御装置33の接点33Sと直列に圧縮機22が
接続されており、この圧縮機22には前記凝縮器用送風
機24、24が並列接続されている。また、前記送風機
14、14は湿度切替スイッチ36のコモン接点に接続
されており、この湿度切替スイッチ36の高湿接点36
Bは電源ACに低湿接点36Cは接点33Sと圧縮機2
2間に接続されている。
所定の冷媒が封入された感温筒でも良く、それをキャピ
ラリチューブを介して機械室21内に引き込み、機械式
の温度制御装置に接続しても差し支えない。次に、図5
の制御装置Cの電気回路において交流電源AC間には前
記温度制御装置33の接点33Sと直列に圧縮機22が
接続されており、この圧縮機22には前記凝縮器用送風
機24、24が並列接続されている。また、前記送風機
14、14は湿度切替スイッチ36のコモン接点に接続
されており、この湿度切替スイッチ36の高湿接点36
Bは電源ACに低湿接点36Cは接点33Sと圧縮機2
2間に接続されている。
【0018】以上の構成で次にショーケース1の動作を
説明する。貯蔵室2内にはケーキが陳列されるものとす
ると、温度制御装置33にはケーキの保存に適した例え
ば+5℃の貯蔵室2内温度が設定される。また、ケーキ
の場合には60%以上の湿度が適しているため、湿度切
替スイッチ36は図5の如く高湿接点36B側に閉じら
れる。
説明する。貯蔵室2内にはケーキが陳列されるものとす
ると、温度制御装置33にはケーキの保存に適した例え
ば+5℃の貯蔵室2内温度が設定される。また、ケーキ
の場合には60%以上の湿度が適しているため、湿度切
替スイッチ36は図5の如く高湿接点36B側に閉じら
れる。
【0019】今、貯蔵室2内の温度が高いものとする
と、センサー31は係る高温度を検出し、温度制御装置
33はセンサー31の出力に基づいて接点33Sを閉じ
る。それによって、圧縮機22及び凝縮器用送風機2
4、24が運転され、冷却器13で冷却作用が発揮され
る。また、送風機14、14には高湿接点36Bを介し
て通電され、回転して冷却器13と熱交換した冷気を吐
出口16から貯蔵室2内に吐出する。扉9A、9Bが閉
じられているものとすると、吐出された冷気は図2中矢
印の如く扉9A、9Bの内面に沿って上昇し、天壁6下
面を経て貯蔵室2内を循環した後、吸込口17から冷却
室12内に帰還する。
と、センサー31は係る高温度を検出し、温度制御装置
33はセンサー31の出力に基づいて接点33Sを閉じ
る。それによって、圧縮機22及び凝縮器用送風機2
4、24が運転され、冷却器13で冷却作用が発揮され
る。また、送風機14、14には高湿接点36Bを介し
て通電され、回転して冷却器13と熱交換した冷気を吐
出口16から貯蔵室2内に吐出する。扉9A、9Bが閉
じられているものとすると、吐出された冷気は図2中矢
印の如く扉9A、9Bの内面に沿って上昇し、天壁6下
面を経て貯蔵室2内を循環した後、吸込口17から冷却
室12内に帰還する。
【0020】係る冷却によって貯蔵室2内の温度が例え
ば+3℃まで低下すると、センサー31は係る温度低下
を検出し、温度制御装置33はセンサー31の出力に基
づいて接点33Sを開く。それによって、圧縮機22及
び凝縮器用送風機24、24は停止する。圧縮機22の
停止により貯蔵室2内の温度が例えば+7℃に上昇する
と、センサー31は係る温度上昇を検出し、温度制御装
置33はセンサー31の出力に基づいて再び接点33S
を閉じ、圧縮機22等を起動する。
ば+3℃まで低下すると、センサー31は係る温度低下
を検出し、温度制御装置33はセンサー31の出力に基
づいて接点33Sを開く。それによって、圧縮機22及
び凝縮器用送風機24、24は停止する。圧縮機22の
停止により貯蔵室2内の温度が例えば+7℃に上昇する
と、センサー31は係る温度上昇を検出し、温度制御装
置33はセンサー31の出力に基づいて再び接点33S
を閉じ、圧縮機22等を起動する。
【0021】以上の如き温度制御によって貯蔵室2内は
平均として前記+5℃に冷却維持されるが、送風機1
4、14は湿度切替スイッチ36の高湿接点36Bを介
して乗じ運転されており、従って、貯蔵室2内には圧縮
機22の停止中にも冷却器13を経た冷気が循環され
る。即ち、冷却器13に付着した霜或いは露が循環冷気
によって貯蔵室2に運ばれるので、貯蔵室2内はケーキ
の保存に適した60%以上の高湿度に維持されるように
なる。
平均として前記+5℃に冷却維持されるが、送風機1
4、14は湿度切替スイッチ36の高湿接点36Bを介
して乗じ運転されており、従って、貯蔵室2内には圧縮
機22の停止中にも冷却器13を経た冷気が循環され
る。即ち、冷却器13に付着した霜或いは露が循環冷気
によって貯蔵室2に運ばれるので、貯蔵室2内はケーキ
の保存に適した60%以上の高湿度に維持されるように
なる。
【0022】また、貯蔵室2内にチョコレートを陳列す
る場合には、温度制御装置33に例えば+20℃の貯蔵
室2内温度を設定する。そして、チョコレートの場合に
は湿度は低い方が良いので湿度切替スイッチ36は図6
の如く低湿接点36Cに閉じる。これによって、送風機
14、14は圧縮機22に同期して運転・停止されるよ
うになるので、前述の如き圧縮機22の停止中の加湿が
行われなくなり、貯蔵室2内は40%程のチョコレート
に適した湿度となる。
る場合には、温度制御装置33に例えば+20℃の貯蔵
室2内温度を設定する。そして、チョコレートの場合に
は湿度は低い方が良いので湿度切替スイッチ36は図6
の如く低湿接点36Cに閉じる。これによって、送風機
14、14は圧縮機22に同期して運転・停止されるよ
うになるので、前述の如き圧縮機22の停止中の加湿が
行われなくなり、貯蔵室2内は40%程のチョコレート
に適した湿度となる。
【0023】ここで、以上の如き冷却運転中に扉9A、
9Bの何れかが移動され、開口2Aが開放されると、貯
蔵室2内の冷気は後面の開口2A下部から流出すると共
に、開口2Aの上部からは暖かい外気が流入する。しか
しながら、センサー31は前述の如く開口2Aに扉9
A、9Bが必ず存在する範囲L2内の前方に位置してい
るので、扉9A、9Bの開放に係わらずセンサー31と
外部との間には扉9A或いは9Bが成らず存在すること
になる。
9Bの何れかが移動され、開口2Aが開放されると、貯
蔵室2内の冷気は後面の開口2A下部から流出すると共
に、開口2Aの上部からは暖かい外気が流入する。しか
しながら、センサー31は前述の如く開口2Aに扉9
A、9Bが必ず存在する範囲L2内の前方に位置してい
るので、扉9A、9Bの開放に係わらずセンサー31と
外部との間には扉9A或いは9Bが成らず存在すること
になる。
【0024】従って、開口2Aから流入する外気が直接
センサー31に当たることがなくなるので、センサー3
1は貯蔵室2内の温度を確実に捉えることができる。ま
た、センサー31の後方に必ず扉9A、9Bが存在する
ので、吐出口16から吐出された冷気は扉9A、9Bの
内面に沿ってセンサー31に向け、円滑に上昇する。即
ち、扉9A、9Bの開閉に係わらず扉9A、9Bがダク
トの代わりとなってセンサー31に冷気を案内するの
で、センサー31は一層外気の影響を受け難くなる。
センサー31に当たることがなくなるので、センサー3
1は貯蔵室2内の温度を確実に捉えることができる。ま
た、センサー31の後方に必ず扉9A、9Bが存在する
ので、吐出口16から吐出された冷気は扉9A、9Bの
内面に沿ってセンサー31に向け、円滑に上昇する。即
ち、扉9A、9Bの開閉に係わらず扉9A、9Bがダク
トの代わりとなってセンサー31に冷気を案内するの
で、センサー31は一層外気の影響を受け難くなる。
【0025】このように、本発明によれば扉9A、9B
の開閉に係わらずセンサー31が確実に貯蔵室2内の温
度を検出できるようになるので、温度制御装置33は外
気の影響を受け難くなり、安定した貯蔵室2の温度制御
及び高湿度・低湿度運転が可能となる。従って、圧縮機
22の連続運転の発生が防止され、冷却器13の霜閉塞
の危険性も解消される。
の開閉に係わらずセンサー31が確実に貯蔵室2内の温
度を検出できるようになるので、温度制御装置33は外
気の影響を受け難くなり、安定した貯蔵室2の温度制御
及び高湿度・低湿度運転が可能となる。従って、圧縮機
22の連続運転の発生が防止され、冷却器13の霜閉塞
の危険性も解消される。
【0026】尚、実施例では所謂対面型のショーケース
に本発明を適用したが、それに限らず、引き戸式の扉を
備えた各種ショーケースに本発明は有効である。
に本発明を適用したが、それに限らず、引き戸式の扉を
備えた各種ショーケースに本発明は有効である。
【0027】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、扉が
開放されても必ず扉が存在する範囲に対応した貯蔵室上
部にセンサーを設けたので、引き戸式の扉の開閉に係わ
らず、センサーとショーケース外部の間には必ず扉が存
在することになる。それによって、扉が開放されて外気
が流入しても、センサーに直接当たることがなくなるの
で、制御装置は外気の影響を受け難くなり、安定した貯
蔵室の温度制御が可能となる。
開放されても必ず扉が存在する範囲に対応した貯蔵室上
部にセンサーを設けたので、引き戸式の扉の開閉に係わ
らず、センサーとショーケース外部の間には必ず扉が存
在することになる。それによって、扉が開放されて外気
が流入しても、センサーに直接当たることがなくなるの
で、制御装置は外気の影響を受け難くなり、安定した貯
蔵室の温度制御が可能となる。
【0028】従って、簡単な構成により冷却装置の連続
運転の発生が防止され、冷却装置の冷却器の霜閉塞の危
険性も解消されるものである。また、請求項2の発明に
よれば上記に加えて、扉側の貯蔵室下部より冷気を吐出
するものであるから、吐出された冷気は扉内面に沿って
上昇することになるが、本発明では扉の開閉に係わら
ず、センサーに対応して必ず扉が存在するので、この扉
がダクトとなって冷気をセンサーに案内することにな
る。従って、扉が開放されてもセンサーには冷気が円滑
に吹き付けられるようになり、温度制御性能を更に安定
させることができる。
運転の発生が防止され、冷却装置の冷却器の霜閉塞の危
険性も解消されるものである。また、請求項2の発明に
よれば上記に加えて、扉側の貯蔵室下部より冷気を吐出
するものであるから、吐出された冷気は扉内面に沿って
上昇することになるが、本発明では扉の開閉に係わら
ず、センサーに対応して必ず扉が存在するので、この扉
がダクトとなって冷気をセンサーに案内することにな
る。従って、扉が開放されてもセンサーには冷気が円滑
に吹き付けられるようになり、温度制御性能を更に安定
させることができる。
【0029】更に、請求項3の発明によれば前記各発明
に加えて、制御装置が、切り替えスイッチの操作により
貯蔵室の高湿度運転及び低湿度運転を選択的に行うもの
であるから、係る高湿度或いは低湿度運転制御も安定し
て行えるようになるものである。
に加えて、制御装置が、切り替えスイッチの操作により
貯蔵室の高湿度運転及び低湿度運転を選択的に行うもの
であるから、係る高湿度或いは低湿度運転制御も安定し
て行えるようになるものである。
【図1】本発明のショーケースの斜視図である。
【図2】本発明のショーケースの縦断側面図である。
【図3】本発明のショーケースの一部切欠後方斜視図で
ある。
ある。
【図4】本発明のショーケースの貯蔵室内上部のセンサ
ー部分の斜視図である。
ー部分の斜視図である。
【図5】本発明のショーケースの電気回路図である。
【図6】低湿運転時の本発明のショーケースの電気回路
図である。
図である。
【図7】従来のショーケースのセンサー部分の斜視図で
ある。
ある。
1 ショーケース 2 貯蔵室 2A 開口 9A、9B 扉 13 冷却器 14 送風機 22 圧縮機 31 センサー 33 温度制御装置 36 湿度切替スイッチ C 制御装置 L2 範囲
Claims (3)
- 【請求項1】 引き戸式扉により貯蔵室を開閉自在に閉
塞して成るショーケースにおいて、前記貯蔵室の温度を
検出するセンサーと、該センサーが検出する温度に基づ
いて冷却装置を制御する制御装置とを備え、前記扉が開
放されても必ず扉が存在する範囲に対応した前記貯蔵室
上部に前記センサーを設けたことを特徴とするショーケ
ース。 - 【請求項2】 扉側の貯蔵室下部より冷気を吐出するこ
とを特徴とする請求項1のショーケース。 - 【請求項3】 制御装置は、切り替えスイッチの操作に
より貯蔵室の高湿度運転及び低湿度運転を選択的に行う
ことを特徴とする請求項1または2のショーケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30062593A JPH07151455A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | ショーケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30062593A JPH07151455A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | ショーケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07151455A true JPH07151455A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=17887118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30062593A Pending JPH07151455A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | ショーケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07151455A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022186779A (ja) * | 2018-08-29 | 2022-12-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ショーケース |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP30062593A patent/JPH07151455A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022186779A (ja) * | 2018-08-29 | 2022-12-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ショーケース |
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