JPH07151232A - シール用パッキン - Google Patents
シール用パッキンInfo
- Publication number
- JPH07151232A JPH07151232A JP5300155A JP30015593A JPH07151232A JP H07151232 A JPH07151232 A JP H07151232A JP 5300155 A JP5300155 A JP 5300155A JP 30015593 A JP30015593 A JP 30015593A JP H07151232 A JPH07151232 A JP H07151232A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- expansion
- liquid
- expansion material
- packing body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joints With Pressure Members (AREA)
- Joints With Sleeves (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 施工性、シール性能の向上を図る。
【構成】 弾性を有する中空のパッキン本体４の中空部
内に、水などの液体を吸収して膨張する膨張材６が充填
され、前記本体４に一又は複数の通液開口７を設けたも
のである。施工前に水等に浸漬して膨張材６に液体を吸
収させ、シール部に装着する。
内に、水などの液体を吸収して膨張する膨張材６が充填
され、前記本体４に一又は複数の通液開口７を設けたも
のである。施工前に水等に浸漬して膨張材６に液体を吸
収させ、シール部に装着する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、管継手等におけるシー
ル用パッキンに関するものである。
ル用パッキンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、管継手やその他のシールを必要
とする部分には、シール用パッキンが介装され、気密性
或いは水密性を保持するようになっている。従来、この
種シール用パッキンとしては、ゴム、合成樹脂、皮等か
らなる一体物で、管継手の場合は継手本体と押輪の間に
挟み、ボルトにより締付けることによって気密性および
水密性を確保するようになっている。また、管継手本体
の受口部にシールパッキンを挿入し、シールパッキンの
内側に接続管の挿口部を挿入するようにしたものも知ら
れている（特公平１−２６９７８７号公報参照）。
とする部分には、シール用パッキンが介装され、気密性
或いは水密性を保持するようになっている。従来、この
種シール用パッキンとしては、ゴム、合成樹脂、皮等か
らなる一体物で、管継手の場合は継手本体と押輪の間に
挟み、ボルトにより締付けることによって気密性および
水密性を確保するようになっている。また、管継手本体
の受口部にシールパッキンを挿入し、シールパッキンの
内側に接続管の挿口部を挿入するようにしたものも知ら
れている（特公平１−２６９７８７号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術の前者では、ボルト締結に多くの時間を要し、かつ狭
い場所での作業が困難であるという問題がある。また、
上記従来技術の後者では、ワンタッチで接合が可能であ
るという利点を有しているが、パッキンの弾力のみによ
り接合されているため、管内圧力が大きくなると漏水が
生じ易く、著しい場合は接続管が管継手から抜け出る場
合もある。
術の前者では、ボルト締結に多くの時間を要し、かつ狭
い場所での作業が困難であるという問題がある。また、
上記従来技術の後者では、ワンタッチで接合が可能であ
るという利点を有しているが、パッキンの弾力のみによ
り接合されているため、管内圧力が大きくなると漏水が
生じ易く、著しい場合は接続管が管継手から抜け出る場
合もある。
【０００４】本発明は、上述のような問題点に鑑みなさ
れたもので、施工性およびシール性能の向上並びに耐圧
抜出防止機能を確保しうるシール用パッキンを提供する
ことを目的としている。
れたもので、施工性およびシール性能の向上並びに耐圧
抜出防止機能を確保しうるシール用パッキンを提供する
ことを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、弾性を有する中空のパッキン本体内に、水などの
液体を吸収して膨張すると共に膨張後その状態が保持さ
れる膨張材が充填され、前記本体に一又は複数の通液開
口を設けている。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、弾性を有する中空のパッキン本体内に、水などの
液体を吸収して膨張すると共に膨張後その状態が保持さ
れる膨張材が充填され、前記本体に一又は複数の通液開
口を設けている。
【０００６】
【作用】本発明によれば、まず、シール用パッキンの施
工に際しては、前もって水などの液中にシール用パッキ
ンを浸漬し、通液開口からシール用パッキン本体内に液
体を浸入させ、膨張材に液体を吸収させた後、シールを
要する部分に嵌装する。シール用パッキン本体内の膨張
材は、所定時間経過後に膨張が完了するので、膨張完了
前は装着は容易で、完了後はシール部にパッキン本体が
強固に密着状態となる。前記膨張材は、一旦膨張すると
その状態が保持されるので、気密又は水密状態も保持さ
れる。
工に際しては、前もって水などの液中にシール用パッキ
ンを浸漬し、通液開口からシール用パッキン本体内に液
体を浸入させ、膨張材に液体を吸収させた後、シールを
要する部分に嵌装する。シール用パッキン本体内の膨張
材は、所定時間経過後に膨張が完了するので、膨張完了
前は装着は容易で、完了後はシール部にパッキン本体が
強固に密着状態となる。前記膨張材は、一旦膨張すると
その状態が保持されるので、気密又は水密状態も保持さ
れる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図１および図２は本発明の第１実施例を示し、１は
管継手用のシールパッキンで略円筒状を呈し、管継手本
体２の受口部２Ａと、接続管３の挿口部３Ａとの間に嵌
装されるようになっている。
る。図１および図２は本発明の第１実施例を示し、１は
管継手用のシールパッキンで略円筒状を呈し、管継手本
体２の受口部２Ａと、接続管３の挿口部３Ａとの間に嵌
装されるようになっている。
【０００８】該パッキン１は、ゴム、軟質合成樹脂等の
弾性を有する材料からなる中空の略円筒状のパッキン本
体４と、該本体４の中空部内に挿入されるゴム繊維、不
織布、合成樹脂シート等の透水性材料からなる膨張材収
容袋５と、該袋５内に充填された粉末状の膨張材６とか
らなっている。前記パッキン本体４は、一端内周に環状
の内向鍔４Ａを備えており、外周面には中空部内に貫通
する通液開口７が形成され、膨張材６が収容された収容
袋５が該開口７を介して本体４の中空部内に挿入セット
されている。なお、該通液開口７は、パッキン本体４の
外周面に全周に連なるように環状に形成されており、前
記膨張材収容袋５を中空部内に挿入し易くしてある。
弾性を有する材料からなる中空の略円筒状のパッキン本
体４と、該本体４の中空部内に挿入されるゴム繊維、不
織布、合成樹脂シート等の透水性材料からなる膨張材収
容袋５と、該袋５内に充填された粉末状の膨張材６とか
らなっている。前記パッキン本体４は、一端内周に環状
の内向鍔４Ａを備えており、外周面には中空部内に貫通
する通液開口７が形成され、膨張材６が収容された収容
袋５が該開口７を介して本体４の中空部内に挿入セット
されている。なお、該通液開口７は、パッキン本体４の
外周面に全周に連なるように環状に形成されており、前
記膨張材収容袋５を中空部内に挿入し易くしてある。
【０００９】前記パッキン本体４の外郭寸法は、前記膨
張材６の膨張前の状態において、管継手本体２の受口部
２Ａに嵌装し易く、かつ接続管３の挿口部３Ａを挿入し
易いように設計される。また、パッキン本体４の中空部
の内容積は、膨張材６の膨張時に、管内最高圧力におい
て接続管３が抜け出すことがないように強固な圧着力を
確保し、かつ気密性および水密性を保持するように設計
される。
張材６の膨張前の状態において、管継手本体２の受口部
２Ａに嵌装し易く、かつ接続管３の挿口部３Ａを挿入し
易いように設計される。また、パッキン本体４の中空部
の内容積は、膨張材６の膨張時に、管内最高圧力におい
て接続管３が抜け出すことがないように強固な圧着力を
確保し、かつ気密性および水密性を保持するように設計
される。
【００１０】前記膨張材６としては、石灰系けい酸塩化
合物を主体としたものがよく、水との水和反応によって
膨張し、一旦膨張すると、水分がなくなっても収縮せ
ず、膨張状態を保持することができ好適である。尚、本
材は岩石の静的破砕材として市販されている。上記第１
実施例において、シール用パッキン１を図１に示す管継
手本体２の受口部２Ａに嵌装する場合は、まず、シール
用パッキン１を水中に浸漬し、通液開口７から水を浸入
させて前記収容袋５を通して膨張材６に十分吸収させた
後、前記受口部２Ａに嵌装し、続いて接続管３の挿口部
３Ａをシール用パッキン１内に挿入する。
合物を主体としたものがよく、水との水和反応によって
膨張し、一旦膨張すると、水分がなくなっても収縮せ
ず、膨張状態を保持することができ好適である。尚、本
材は岩石の静的破砕材として市販されている。上記第１
実施例において、シール用パッキン１を図１に示す管継
手本体２の受口部２Ａに嵌装する場合は、まず、シール
用パッキン１を水中に浸漬し、通液開口７から水を浸入
させて前記収容袋５を通して膨張材６に十分吸収させた
後、前記受口部２Ａに嵌装し、続いて接続管３の挿口部
３Ａをシール用パッキン１内に挿入する。
【００１１】前記膨張材６の水和反応は、吸水後時間経
過に比例して進行し、所要時間（例えば１２時間）経過
後に終了すると共に膨張が終了して、その後は、水分の
蒸発等によって、水分がなくなっても一旦膨張すると収
縮することはない。したがって、パッキン本体４は、膨
張材６によって、管継手２の受口部２Ａ内周面および接
続管３の挿口部３Ａ外周面に強力にかつ密着状に圧接さ
れ、管継手２と接続管３が強固に接合される。
過に比例して進行し、所要時間（例えば１２時間）経過
後に終了すると共に膨張が終了して、その後は、水分の
蒸発等によって、水分がなくなっても一旦膨張すると収
縮することはない。したがって、パッキン本体４は、膨
張材６によって、管継手２の受口部２Ａ内周面および接
続管３の挿口部３Ａ外周面に強力にかつ密着状に圧接さ
れ、管継手２と接続管３が強固に接合される。
【００１２】図３は本発明の第２実施例を示し、第１実
施例と異なるところは、膨張材収容袋をなくし、通液開
口７（全周又は周方向に部分的に形成）に、透水性材料
例えばゴム繊維からなる栓材８を詰めて、膨張材６が膨
張時に漏出ないようにした点であり、第１実施例に比し
て膨張材収容袋を挿入しなくてもよい点で、製作が容易
でかつコスト低下を図ることができる。尚、第２実施例
において第１実施例と共通する部分には同符号を付し、
詳細説明は省略する。
施例と異なるところは、膨張材収容袋をなくし、通液開
口７（全周又は周方向に部分的に形成）に、透水性材料
例えばゴム繊維からなる栓材８を詰めて、膨張材６が膨
張時に漏出ないようにした点であり、第１実施例に比し
て膨張材収容袋を挿入しなくてもよい点で、製作が容易
でかつコスト低下を図ることができる。尚、第２実施例
において第１実施例と共通する部分には同符号を付し、
詳細説明は省略する。
【００１３】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば管継手以外の容器、軸封装置等のシール
部分に採用でき、その構造・形状も適宜設計変更可能で
ある。
はなく、例えば管継手以外の容器、軸封装置等のシール
部分に採用でき、その構造・形状も適宜設計変更可能で
ある。
【００１４】
【発明の効果】本発明は、上述のように、弾性を有する
中空のパッキン本体内に、水などの液体を吸収して膨張
すると共に膨張後その状態が保持される膨張材が充填さ
れ、前記本体に一又は複数の通液開口を設けたことを特
徴とするものであるから、シール部分へ簡単に装着で
き、施工性の向上はもとより、膨張材の膨張により大き
な密着度や接合強度が得られるため、気密性能・水密性
能を大幅に向上でき、接続管の抜け出し等を防止するこ
とができる。
中空のパッキン本体内に、水などの液体を吸収して膨張
すると共に膨張後その状態が保持される膨張材が充填さ
れ、前記本体に一又は複数の通液開口を設けたことを特
徴とするものであるから、シール部分へ簡単に装着で
き、施工性の向上はもとより、膨張材の膨張により大き
な密着度や接合強度が得られるため、気密性能・水密性
能を大幅に向上でき、接続管の抜け出し等を防止するこ
とができる。
【図１】本発明の第１実施例を示す一部破断正面図であ
る。
る。
【図２】同実施例を管継手のシール部に装着した状態を
示す中央縦断面図である。
示す中央縦断面図である。
【図３】本発明の第２実施例を示す一部省略縦断面図で
ある。
ある。
１ シール用パッキン ４ パッキン本体 ６ 膨張材 ７ 通液開口
Claims (1)
- 【請求項１】 弾性を有する中空のパッキン本体（４）
内に、水などの液体を吸収して膨張すると共に膨張後そ
の状態が保持される膨張材（６）が充填され、前記本体
（４）に一又は複数の通液開口（７）を設けたことを特
徴とするシール用パッキン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5300155A JPH07151232A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | シール用パッキン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5300155A JPH07151232A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | シール用パッキン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07151232A true JPH07151232A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=17881413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5300155A Pending JPH07151232A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | シール用パッキン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07151232A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113803542A (zh) * | 2021-08-06 | 2021-12-17 | 梁秀真 | 一种多规格异形管道辅助密封式对接定位配件 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP5300155A patent/JPH07151232A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113803542A (zh) * | 2021-08-06 | 2021-12-17 | 梁秀真 | 一种多规格异形管道辅助密封式对接定位配件 |
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