JPH07151082A - ロータ軸アセンブリ及びそのロータを精密鋳造する方法 - Google Patents
ロータ軸アセンブリ及びそのロータを精密鋳造する方法Info
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Abstract
空室へ加圧空気を連通させないこと。 【構成】 ルーツ型ブロワ過給機に使用するロータ軸ア
センブリ(33)で、軸方向に離れた前方(49、53) 及び後方
(57、51) 位置で駆動軸(41)に固定されロータ(39)を有し
ている。ロータ(39)は、各ローブ(61)に中空室(71)を形
成した鋳造部材で、前方及び後方位置間の軸方向に円筒
形のウェブ部分(67)が形成され、各ローブはウェブ部分
と協働して、鋳造工程の完了後に中空室からコアを除去
しやすくするコア開口(81)を形成している。各コア開口
は、それぞれの中空室と軸孔との間を開放連通させてお
り、その各々は軸方向において前方及び後方位置間に設
けられているため、ロータを軸に圧入した後には、加圧
空気を中空室に導く漏出路が生じない。
Description
ッサ及びブロワ、特にルーツ型ブロワに関するものであ
る。さらに詳しく言えば、本発明は、圧入または他の適
当な手段によってロータ軸にロータを固定した形式のポ
ンプ及びブロワに関するものである。
に使用できるが、ルーツ型ブロワに用いた時に特に好都
合なロータ軸サブアセンブリに関する。
対のローブ付きロータを設けており、各ロータは軸に取
り付けられ、また各軸にタイミング歯車が取り付けられ
ている。回転ブロワ、特にルーツ型ブロワは、内燃機関
用の過給器として用いられて、通常は一般的に10,000〜
20,000rpmの比較的高速で作動する。
噛み合わせて、入口ポートから出口ポートへ空気容積を
移動させることが好ましく、この時にロータは実際に互
いに接触しないが、一部の形式の被膜ロータでは制限接
触することが知られている。作動させる必要がない時に
ブロワを切り離すことができるように、入力プーリとブ
ロワとの間に何らかのクラッチ(一般的に電動式のも
の)を設けることが一般的になってきている。
合及び離脱するので、耐久性及び寿命が、ロータローブ
の大きさ及び質量(重量)の関数であるロータの慣性に
よって大きく左右される。本発明の譲受人によって内燃
機関の過給機として使用するために市販用に製造されて
いる一般的なルーツ型ブロワは、ローブの半径が約2イ
ンチ(約5cm)〜約3インチ(約7.5 cm)である。
減少させたいという願望から、当該分野で働く人々は中
実のローブを設けていない、すなわち各ローブの少なく
とも一部分が「中空」であるロータを開発しようとして
きた。しかし、いわゆる「中空」ロータ構造の一部のも
のにおいては、「中空」部分が加圧空気の一部と連通す
るため、容積効率を低下させる漏出経路が形成される。
を製造する別の試みでは、各ローブの中空部分が完全に
ローブ内に入っており、従って、漏出経路は生じない。
しかし、そのようなロータは一般的に2部材型構造であ
り、中空室を閉じるための「端部キャップ」または何ら
かのプラグ構造を追加する必要があった。いずれの場合
も、1つの結果として後でロータに機械加工を追加する
必要があるため、ロータを経済的なコストで製造するこ
とができないという問題点があった。
は、従来技術の上記問題点を解消する、回転ポンプまた
はブロワに用いるロータ構造及びロータ軸アセンブリと
その製造方法を提供することである。
各々が中空であり、そのためロータの重量及び慣性を減
少させることができるが、ロータ軸アセンブリは、ポン
プまたはブロワ内に使用された時、ローブによって形成
された中空キャビティに加圧空気を連通させないことを
特徴としたロータを与えることである。
に、本発明は、入口及び出口と、横方向に重合している
平行な第1及び第2シリンダ室とを形成したハウジング
と、それぞれ前記第1及び第2シリンダ室内に配置され
ている、噛み合った第1及び第2ローブ付きロータとを
設けた形式の回転ポンプに使用される改良形ロータ軸ア
センブリを構成する。
2の細長い駆動軸と共転可能に取り付けられている。各
ロータ軸アセンブリには、複数のローブ及び中央軸孔を
形成した一体部材からなるロータが設けられており、軸
孔は、軸方向に離れた前方及び後方位置で駆動軸にと固
定されて共に作動する。
造部材であり、ロータのローブの各々に中空室が形成さ
れていることを特徴としている。ロータには、駆動軸を
包囲して、軸方向において前方及び後方位置間に配置さ
れたほぼ円筒形のウェブ部分が設けられている。ローブ
の各々が円筒形ウェブ部分と協働して、中空室からコア
を除去しやすくするためのコア開口を形成している。コ
ア開口の各々は、それぞれの中空室と軸孔との間を開放
連通させており、コア開口だけが、それぞれの中空室と
ロータの外部との間を連通させている。コア開口の各々
は、軸方向において前方及び後方位置間に配置されてい
る。
タの所望の完成形状にほぼ一致した原型を用意し、鋳型
キャビティを形成する鋳型を製造するのに十分な厚さに
前記原型の露出表面のほぼ全体を硬化性材料で被覆し、
前記原型を前記鋳型キャビティから除去し、溶融金属を
前記鋳型キャビティに注入して、前記溶融金属を固化さ
せ、前記鋳型のそれぞれの中空室を形成している部分を
各コア開口から除去するステップを含んでいて、前記鋳
型を構成する前記硬化性材料を除去する、各工程を有し
ていることを特徴としている。
ブに中空室を形成して重量を軽くし、この鋳造されたロ
ータに駆動軸が圧入されると、ロータは駆動軸の前方位
置と後方位置で固定され、ロータの各ローブに形成され
た中空室への気密が保持されるため、この中空室へロー
ブ外側から加圧空気が侵入するのが防止される。
間にウェブ部分が形成されており、このウェブ部分によ
って、ロータ全体の剛性及び強度が向上し、ローブのた
わみを低減させる。
方向に連続しておらず、各ローブがウェブ部分と協働し
てコア開口を形成し、これによって各中空室を内孔と連
通させているので、中空室内の鋳型材がコア開口から容
易に除去される。
が、これらは本発明を制限するものではない。図1ない
し図3は、ルーツ型の回転ポンプまたはブロワ11を示し
ている。ブロワ11は、米国特許第4,828,467 号及び第5,
118,268 号に詳細に示されており、これらの特許は共に
本発明の譲受人に譲渡されており、参考として本説明に
含まれる。
ッサ及びブロワは、一般的に入口ポート開口から出口ポ
ート開口へ空気などの圧縮性流体を、出口開口で高圧空
気に触れる前に移動容積の空気を圧縮させることなく送
り出す、すなわち移動させるために使用される。ロータ
は歯車式ポンプに幾分類似した作動をする、すなわちロ
ータの歯すなわちローブの噛み合いが外れると、各ロー
タの隣接ローブによって形成された容積すなわち空間に
空気が流入する。
(但し非接触)関係になる位置へ移動した時、その容積
内の空気が隣接の噛み合っていないローブ間に捕らえら
れる。各移動容積の前(先行)ローブが出口ポート開口
の縁部を横切る時に、その容積の空気が移送される、す
なわち出口開口の空気に直接的に触れる。
プレート部材17と、駆動ハウジング部材19とを含むハウ
ジングアセンブリ13を有している。これらの3つの部材
15、17 及び19は、複数のねじ21によって接合されてい
る。
部材15は、横方向に重なり合った平行なシリンダ室27,2
9 を形成する円筒形壁面23,25 を設けた一体部材であ
る。ここには図示されていないが、主ハウジング部材15
にはさらに、入口ポート開口及び出口ポート開口と、一
般的に様々な他のポート、スロット及び開口とが設けら
れており、これらはすべて上記米国特許第5,118,268 号
に詳細に記載されている。
ブリ31及び33が対向方向に回転可能に取り付けられてお
り、それぞれの軸線は、室27,29 のそれぞれの軸線とほ
ぼ一致している。ここで、ロータ軸アセンブリは、ロー
タとロータ軸とで構成され、ルーツ型ブロワ等に使用さ
れるサブアセンブリを示すものである。
一であるが、サブアセンブリ31は図3において反時計回
り方向のらせん形になっているのに対して、サブアセン
ブリ33は時計回り方向のらせん形になっている。しか
し、本発明の説明上、サブアセンブリ31,33 は同一であ
ると見なして、一方についてのみ以下に詳細に説明す
る。
固着されたロータ35が設けられている。同様に、サブア
センブリ33には、軸41に回転可能に固着されたロータ39
が設けられている。当業者には公知のように、軸41は入
力軸を構成しており、駆動ハウジング部材19内に収容さ
れている。
説明すると、これらの図面ではロータ39及び41が幾分詳
細に示されているが、軸41は図4だけに示されている。
構造及び各図面の関係を理解しやすくするため、図4
は、図5及び図6のそれぞれの4ー4線に沿った断面図
であることに注意されたい。
ータ39があたかも直線的であるように描かれているが、
図5及び図6に示されている図面は、実際には互いに対
して約20度回転変位している。
般的に軸受セット(図示せず)の内レース内に収容され
ている。端部分43に隣接して、密接ランド部分45が設け
られており、その前方に溝47が設けられている。軸41の
前端部側に圧入領域49が設けられている。ロータ39に
は、後内孔部分51と前内孔部分53とが設けられている。
軸方向において内孔部分51及び53間に大径の内孔部分55
が設けられている。軸方向において、溝47と圧入部分49
との間に主軸部分57が設けられており、これは軸方向の
全長に渡ってほぼ均一直径であり、図4に示されている
ように、軸部分57が内孔部分55から半径方向に離れてお
り、また後部分にも圧入領域が設けられている。
いが、軸41が前方(図4の左端部)からロータ39内に押
し込まれて、軸41の主軸部分57が後内孔部分51内に圧入
される。同時に、圧入領域49が前内孔部分53内に押し込
まれる。ロータの内孔を軸41に固定してロータと軸を作
動係合させるために用いられる方法は、上記米国特許第
4,828,467 号に詳細に記載されている。
発明の本質的な特徴ではないが、軸方向に離れた前後位
置でロータと軸とを何らかの形式で固定して共に作動す
ることは、本発明の重要な特徴の1つである。
後内孔部分51内に圧入されているのに対して、前方位置
では、領域49が前内孔部分53内に圧入されている。好ま
しくは、2つの係合位置が、トルクを伝達できると共
に、ほぼ気密状態にすることができる。これらの軸方向
に離れた前後係合位置の重要性は、以下の説明から明ら
かになるであろう。
がら説明すると、ロータ39には3つの分離したローブ6
1、63及び65が設けられている。また、ロータ39にはほ
ぼ円筒形のウェブ部分67が設けられている。図4からわ
かるように、円筒形ウェブ部分67は、隣接のローブ間に
おいて半径方向に厚く、各ローブの位置で半径方向に薄
くなっている。ウェブ部分67がローブ61、63及び65から
分離した部材であるかのごとく説明しているが、以下に
説明するように、ローブ及びウェブがすべて一体の部材
であって、好ましくは一体の鋳造品であることが、当業
者には理解されるであろう。
1つの重要な特徴は、ロータ全体に向上した剛性及び強
度を与えることであることがわかった。本発明が関連す
る形式のロータの1つの重要な評価基準は、各ローブ先
端(外径部分)に円周方向に発生するたわみである。ウ
ェブ部分67を設けることによって、ローブのたわみを相
当に低減できることがわかっている。
71、73及び75が設けられている。本発明の1つの重要な
特徴によれば、ロータ39は、軸孔55及び中空室71、73及
び75の各々と共に、以下に詳細に説明する鋳造方法によ
って形成される。しかし、ロータを鋳造する特定の方
法、その鋳造方法の詳細、材料、作動パラメータ等が本
発明の本質ではないことを、当業者は理解されたい。
ロータを容易に製造できるようにするロータの形状にあ
り、出来上がったロータ軸アセンブリは、加圧空気を中
空室71、73及び75に連通させないという上記目的を達成
するものである。
と、ウェブ部分67が軸方向の全長に渡って(図5に示さ
れているように)円周方向に連続しているのではないこ
とが、本発明の本質的な特徴の1つである。反対に、各
ローブはウェブ部分67と協働して、コア開口を形成して
おり、これによって各中空室が内孔55と開放連通してい
る。従って、ローブ61はウェブ部分67と協働してコア開
口81を形成して、中空室71と内孔55との間を連通させて
いる。
てコア開口83を形成して、中空室73と内孔55との間を連
通させている。最後になるが、ローブ65はウェブ部分67
と協働してコア開口85を形成して、中空室75と内孔55と
の間を連通させている。部分81、83及び85に関して「コ
ア開口」という表現を用いる理由は、以下の説明から明
らかになるであろう。
鋳造方法の詳細にあるのではなく、ロータ39の鋳造は、
鋳造分野の専門家の技量の範囲内であると考えられる。
従って、主にすでに導びかれている構造上の特徴の重要
性及び本発明から得られる利点の説明を目的として、鋳
造方法を以下に簡単に説明するだけとする。
鋳造する好適な実施例では、第1ステップとして、所望
のロータ鋳造品の形状とまったく同じろう型(原型)を
設ける。ロータ39の形状に一致したろう型を設けるた
め、2部材(一方はほぼカップ形で、他方は「端部キャ
ップ」を構成する)で型を形成することが必要であろ
う。次に、ろう型をセラミックコーティングで被覆する
が、それは最初はスラリー状であるが、やがてろう型上
で固化する。
が約1/8〜約1/4インチで、「ロータ」(すなわち
ろう型)の、内孔部分55及び中空室71、73及び75の各々
の内表面を含むすべての露出表面を被覆する。セラミッ
クコーティングが落ち着いて固化した後、ろう及びセラ
ミックのアセンブリを加熱してセラミックを硬化させる
が、セラミックの硬化中に、ろうが溶けて除去される。
従って、残るのは、中空のセラミック鋳型だけであり、
その内部はロータ鋳造品の所望形状に一致している。
去すれば、次のステップとして、溶融金属(一般的にア
ルミニウム)を鋳型に重力供給することによって、ロー
タを鋳造する。溶融金属は、鋳型に「注入」することも
できるが、この表現は、通常は公知の射出成形方法に関
連した意味に理解されるが、以下の説明及び請求項にお
いて、溶融金属を「注入」するとは、単に溶融金属を鋳
型に供給するという包括的意味で理解されたい。適当な
時間が経過し、溶融金属が固化して冷めてから、最終ス
テップとしてセラミック鋳型を取り除くが、これがコア
開口81、83及び85を設ける理由の1つである。
ト等の何らかの方法で除去される。セラミック鋳型をロ
ータの軸孔51、53及び55から除去した後、水ジェットを
コア開口81から延ばして、セラミック鋳型の、中空室71
の内表面を形成している部分を除去し、他の中空室73及
び75についても同様に行う。
ほぼ図5及び図6に示されている形状の完成鋳造部材が
得られる。その後、ローブのプロフィール、ロータの端
面及び内孔部分51及び53を仕上げ加工する必要がある。
加工の完了後は、コア開口81、83及び85だけが、それぞ
れロータ39の外部と中空室71、73及び75との間を開放連
通させることがわかるであろう。
介した外部と室との間の連通は、ロータ39を軸41に組み
付ける前の、ロータ自身について言うだけであることを
理解されたい。言い換えれば、前述したように軸41をロ
ータ39に押し込んで、前方及び後方係合位置49、53 及び
57、51 を形成すると、中空室71、73及び75はロータの外
部とはまったく連通しなくなり、これが本発明の目的の
1つである、すなわちロータローブによって形成された
中空室すなわち空洞部へ加圧空気が連通(漏出路)する
ことないようにした、ロータ軸アセンブリを提供してい
る。
は、ロータの剛性を向上させ、それによってローブの望
ましくないたわみを低減させるのに重要である。同時
に、セラミック鋳型材を除去するためにはコア開口81、
83及び85が不可欠である。従って、最大剛性が得られる
ようにできる限り長いウェブ部分67を設けることと、鋳
型材を除去しやすくするためにできる限り大きいコア開
口81、83及び85を設けることとを適当に妥協させること
が望ましいことが、当業者には理解されるであろう。当
業者であれば、本明細書を読んで理解すれば、適当な妥
協点に到達できるであろうと考えられる。
密鋳造方法について説明してきたが、様々な他の鋳造方
法を使用できることは、当業者には理解されるであろ
う。例えば、ロータの外形状を標準的な金属射出成形型
で形成するが、内孔部分51、53及び55と中空室71、73及
び75はサンドコアで形成する「半永久的型」方法を用い
ることもできる。そのような半永久的型鋳造方法を用い
る場合、ロータを形成し、溶融金属が冷めて固化した
後、前述の場合と同様にしてサンドコアをコア開口81、
83及び85から除去する。
してきたが、本明細書を読んで理解すれば、当業者であ
れば様々な変更を加えることができると考えられる。そ
のような変更は、本発明の精神の範囲内であれば、本発
明に含まれるものとする。
れたロータのローブに中空室を形成してその軽量化を図
るとともに、ロータが、軸方向に離れた前方位置及び後
方位置の2個所で駆動軸に固定されるために中空室へ加
圧空気を導く経路が断たれるので、ローブの外側から中
空室内に加圧空気が侵入することを防止できる。
部分と協働して、鋳造工程の完了後に中空室からコアを
除去しやすくするコア開口を形成しており、鋳型の離脱
が容易に行うことができ、かつウェブ部分の形成するこ
とにより、ロータ全体の剛性及び強度が向上し、ローブ
のたわみを低減することができる。
ロワの上面図である。
ある。
面図である。
図である。
沿った横断面図である。
った横断面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 入口及び出口と、横方向に重合している
平行な第1,第2のシリンダ室(27,29) とを形成したハ
ウジング(15)を設けた形式の回転ポンプ(10)に使用する
ロータ軸アセンブリ(31、33) の1つであって、 それぞれ第1,第2のシリンダ室(27,29) 内の一方に配
置され、それぞれ第1,第2の細長い駆動軸(37,41) に
回転可能に取り付けられている、噛み合った第1,第2
のローブ付きロータ(35,39) を設けており、前記ロータ
の各々は、複数のローブ(61、63、65)及び中央軸孔(55)を
形成した一体部材であり、前記軸孔は、軸方向に離れた
前方位置(49、53) 及び後方位置(57、51) で前記駆動軸に
固定されて作動係合しており、 (a)前記ロータ(39)は鋳造部材であり、 (b)前記ロータの各ローブ(61、63、65)は中空室(71、7
3、75)を形成し、 (c)前記ロータ(39)は、前記駆動軸(41)を包囲して、
軸方向において前記前方位置(49、53) 及び後方位置(57、
51) 間に配置されたほぼ円筒形のウェブ部分(67)を有
し、 (d)前記ローブ(61、63、65)の各々は、前記円筒形ウェ
ブ部分(67)と協働して前記中空室(71、73、75)からコアを
除去しやすくするためのコア開口(81、83、85)を形成し、 (e)前記コア開口(81、83、85)の各々は、それぞれの中
空室(71、73、75)と前記軸孔(55)との間を開放連通させて
おり、前記コア開口だけが、それぞれの中空室と前記ロ
ータの外部との間を連通させており、 (f)前記コア開口(81、83、85)の各々は、軸方向におい
て前記前方位置(49、53) 及び後方位置(57、51) 間に配置
されていることを特徴とするロータ軸アセンブリ。 - 【請求項2】 ロータ(39)は少なくとも3つのローブ(6
1、63、65)を有していることを特徴とする請求項1のロー
タ軸アセンブリ。 - 【請求項3】 複数のローブ(61、63、65)及びほぼ円筒形
のウェブ部分(67)は、一体成形された単一鋳造部材であ
ることを特徴とする請求項1のロータ軸アセンブリ。 - 【請求項4】 軸方向に離れた前方位置(49、53) 及び後
方位置(57、51) は、ほぼロータ(39)の軸方向の両端部分
に位置し、ほぼ円筒形のウェブ部分(67)は、軸方向に離
れた前記前方位置(49、53) 及び後方位置(57、51) 間の軸
方向のほぼ全長に渡って軸方向に延在していることを特
徴とする請求項1のロータ軸アセンブリ。 - 【請求項5】 コア開口(81、83、85)の各々は、前方位置
(49、53) 及び後方位置(57、51) の内の一方に軸方向に隣
接して設けられていることを特徴とする請求項4のロー
タ軸アセンブリ。 - 【請求項6】 ロータ(39)は、焼流し鋳造部材であるこ
とを特徴とする請求項1のロータ軸アセンブリ。 - 【請求項7】 ロータが、複数のローブ(61、63、65)を有
し、軸方向に離れた前方位置(49、53) 及び後方位置(57、
51) で駆動軸(41)に固定されて共に作動し、前記ローブ
(61、63、65)の各々に中空室(71、73、75)を形成し、さらに
前記ロータは、前記駆動軸(41)を包囲して、軸方向にお
いて前記前方位置及び後方位置間に配置されたほぼ円筒
形のウェブ部分(67)を有しており、前記ローブの各々が
前記円筒形ウェブ部分と協働して、それぞれの中空室(7
1、73、75)と前記軸孔(51、53、55)との間を連通させるコア
開口(81、83、85)を形成している、ロータ軸アセンブリ(3
3)に使用するための前記ロータ(39)を精密鋳造する方法
であって、 (a)前記ロータ(39)の所望の完成形状にほぼ一致した
原型を用意し、 (b)鋳型キャビティを形成する鋳型を製造するのに十
分な厚さに前記原型の露出表面のほぼ全体を硬化性材料
で被覆し、 (c)前記原型を前記鋳型キャビティから除去し、 (d)溶融金属を前記鋳型キャビティに注入して、前記
溶融金属を固化させ、 (e)前記鋳型のそれぞれの中空室(71、73、75)を形成し
ているコア部分を各コア開口(81、83、85)から除去するス
テップを含んでいて、前記鋳型を構成する前記硬化性材
料を除去する、各工程を有していることを特徴とする方
法。 - 【請求項8】 ロータに一致した原型を用意する工程
は、ほぼカップ形部分を与えるステップ、端部キャップ
を与えるステップ、及び前記カップ形部分と端部キャッ
プとを結合させて前記原型を構成するステップとを有し
ていることを特徴とする請求項7の方法。 - 【請求項9】 被覆工程は、原型をセラミックスラリー
で被覆し、さらに、前記セラミック材を硬化させて鋳型
を形成するステップを含むことを特徴とする請求項7の
方法。 - 【請求項10】 原型はろう材料で構成され、前記原型
を鋳型キャビティから除去する工程は、前記原型及び鋳
型の結合体を、前記ろう材料の原型を溶融できる温度ま
で加熱するステップを有していることを特徴とする請求
項7の方法。 - 【請求項11】 鋳型を除去する工程は、前記鋳型を構
成している硬化性材料に高圧液体をかけるステップを有
しており、前記高圧液体は、中空室(71、73、75)を形成し
ている前記鋳型の部分を除去するために、前記コア開口
(81、83、85)からかけられることを特徴とする請求項7の
方法。
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