JPH071507U - 照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】施工が容易になるとともに、寸法の大きい照明
器具のパネル等のユニットを共用でき、しかもユニット
を使用しない場合に外観を悪くしない照明器具を提供す
る。 【構成】連結飾り枠２と、この連結飾り枠２を介在して
連続的に縦列配置された複数の同構造の器具本体１とを
備え、器具本体１の相隣接するもの同志の中心間隔が、
器具本体１よりも縦列方向の寸法が大きい別種の器具本
体１を連続的に縦列配置したときの相隣接するもの同志
の中心間隔と等しくなるように、連結飾り枠２の厚さを
設定している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、照明器具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

複数の同構造の器具本体を連続的に縦列配置したたとえば天井埋込型等の照明 器具がある。またこの種の照明器具には、グレアレスを目的としたたとえば寸法 １２５０ｍｍの器具本体と、たとえば寸法１２４５ｍｍの通常の器具本体等の機 種がある。

【０００３】 この場合、通常の器具本体にグレアレスを目的とした照明器具のたとえばグレ アレスパネル等のユニットを設けるようにすると部品の共通化が可能となる利点 がある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、器具本体の中心間隔をグレアレスを目的とした器具本体の中心 間隔に合わせる必要があるため、器具本体間に隙間が形成されるので、隙間を考 慮して器具本体を施工する必要があるので施工が煩雑になるとともに、グレアレ スパネル等のユニットを設けない場合に外観が悪くなるという欠点があった。

【０００５】 したがって、この考案の目的は、施工が容易になるとともに、寸法の大きい照 明器具のパネル等のユニットを共用でき、しかもユニットを使用しない場合に外 観を悪くしない照明器具を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

請求項１の照明器具は、連結飾り枠と、この連結飾り枠を介在して連続的に縦 列配置された複数の同構造の器具本体とを備え、前記器具本体の相隣接するもの 同志の中心間隔が、前記器具本体よりも縦列方向の寸法が大きい別種の器具本体 を連続的に縦列配置したときの相隣接するもの同志の中心間隔と等しくなるよう に、前記連結飾り枠の厚さを設定したことを特徴とするものである。

【０００７】 請求項２の照明器具は、請求項１において、前記連結飾り枠は仮留め部を有し 、前記器具本体は前記仮留め部を仮留めする仮留め受け部を有するものである。 請求項３の照明器具は、請求項１または請求項２において、前記器具本体の相 隣接するものが、前記連結飾り枠を貫通するビスにより連結され、前記連結飾り 枠は弾性を有する樹脂製であって前記ビスを圧入保持させる溝を有するものであ る。

【０００８】

【作用】

請求項１の照明器具によれば、器具本体間に連結飾り枠を介在しながら器具本 体を連続的に縦列配置するため、施工容易になるとともに、器具本体よりも大き い寸法の照明器具のパネル等のユニットを共用することができ、しかもユニット を使用しない場合に器具本体間に連結飾り枠があり隙間が形成されないので外観 が良好になる。

【０００９】 請求項２の照明器具によれば、請求項１において、前記連結飾り枠は仮留め部 を有し、前記器具本体は前記仮留め部を仮留めする仮留め受け部を有するため、 請求項１の作用のほか、より一層施工がし易くなる。 請求項３の照明器具によれば、請求項１または請求項２において、前記器具本 体の相隣接するものが、前記連結飾り枠を貫通するビスにより連結され、前記連 結飾り枠は弾性を有する樹脂製であって前記ビスを圧入保持させる溝を有するた め、請求項１または請求項２の作用のほか、連結飾り枠を介在した状態の一対の 器具本体の連結が簡単にできるとともに、ビスの袋詰めが不要となり省梱包によ る費用削減が図れ、しかも紛失や手違いによりビス捨てられるのを防止すること ができる。

【００１０】

【実施例】 この考案の一実施例を図１ないし図６により説明する。すなわち、この照明器 具は、複数の器具本体１と、連結飾り枠２とを有する。 複数の器具本体１は相互に同構造であって、一直線状に連続的に縦列配置され る天井埋込型である。各器具本体１は長方体状の箱形をなし両側縁部に折返し部 ３を有する。また器具本体１の両端部には断面の略半分の大きさの端壁４を上端 側に有し、端壁４に連結孔５を形成するとともに、端壁４の縁部に切欠を実施例 とする仮留め受け部６を形成している。７は通気孔、１１は天井であり、公知の 天井取付具により器具本体１を天井に取付けている。

【００１１】 また器具本体１の内部には図２に示すように２灯の直管蛍光ランプ８を平行に 配置してなり、両端部にランプソケット９を有し、直管蛍光ランプ８の背面側に 反射板１０を有する。そして、器具本体１はこれよりも縦列方向寸法が大きいた とえばグレアレス器具の器具本体（図示せず）を直線状に隙間なく連続して縦列 したときの中心間隔に等しい中心間隔で隙間を設けて並べられる。

【００１２】 連結飾り枠２は、複数の器具本体１の間に介在されている。この連結飾り枠２ の厚さは施工された器具本体１間の隙間の寸法に等しくなるように、すなわち器 具本体１の相隣接するもの同志の中心間隔が、器具本体１よりも縦列方向の寸法 が大きい別種の器具本体を連続的に縦列配置したときの相隣接するもの同志の中 心間隔と等しくなるように、設定されている。

【００１３】 実施例の連結飾り枠２は、弾性を有する樹脂材料により形成され、器具本体１ の仮留め受け部６に対向する位置に仮留め部１２を上部に突設するとともに、器 具本体１の折返し部３に圧入する先細形の嵌合突部１３を下部に設けている。し たがって、仮留め部１２を仮留め受け部６に嵌合することにより連結飾り枠２を 仮留めでき、このとき嵌合突部１３が折返し部３の端部に圧入されるが、仮留め 部１２と嵌合突部１３の相互間隔を仮留め受け部６と折返し部３の相互間隔より も大きくしており、仮留め部１２が仮留め受け部６から下向きの力を受けて嵌合 突部１３が折返し部３の内面に密着し摩擦力が大きくなるので、しっかりとした 仮留めができる。また連結飾り枠２を仮留めした状態で連結孔５に整合する貫通 孔１４を連結飾り枠２に形成している。

【００１４】 また図６に連結飾り枠２の一部を拡大して示すように、ビス１５およびナット １６を仮保持状態に摩擦力により保持させる溝１７を有する。このビス１５を器 具本体１の連結孔５および貫通孔１４に貫通してナット１６で締め付けることに より器具本体１が連結飾り枠２を挟んだ状態に連結される。 この実施例によれば、器具本体１間に連結飾り枠２を介在しながら器具本体１ を連続的に縦列配置するため、施工容易になるとともに、図３に示すように器具 本体１よりも大きい寸法の照明器具のグレアレスパネル１８を器具本体１に共通 して適用できる。また図２に示すようにグレアレスパネル１８を使用しない場合 に器具本体１間に連結飾り枠２があり隙間が形成されないので外観が良好になる 。

【００１５】 また連結飾り枠２は仮留め部１２を有し、器具本体１は仮留め部１２を仮留め する仮留め受け部６を有するため、より一層施工がし易くなる。 さらに、器具本体１の相隣接するものが、連結飾り枠２を貫通するビス１５に より連結されるため、連結飾り枠２を介在した状態の一対の器具本体１の連結が 簡単にできる。しかも連結飾り枠２は弾性を有する樹脂製であってビス１５およ びナット１６を圧入保持させる溝１７を有するため、ビス１５およびナット１６ の袋詰めが不要となり省梱包による費用削減が図れ、しかも紛失や手違いにより ビス捨てられるのを防止することができる。

【００１６】 なお、前記パネル等のユニットはグレアレスパネル１８に限られない。また連 結飾り枠２に仮保持されるものはビス１５やナット１６に限らすその他の部品の 保持も可能である。

【００１７】

【考案の効果】

請求項１の照明器具によれば、器具本体間に連結飾り枠を介在しながら器具本 体を連続的に縦列配置するため、施工容易になるとともに、器具本体よりも大き い寸法の照明器具のパネル等のユニットを共用することができ、しかもユニット を使用しない場合に器具本体間に連結飾り枠があり隙間が形成されないので外観 が良好になるという効果がある。

【００１８】 請求項２の照明器具によれば、請求項１において、前記連結飾り枠は仮留め部 を有し、前記器具本体は前記仮留め部を仮留めする仮留め受け部を有するため、 請求項１の効果のほか、より一層施工がし易くなる。 請求項３の照明器具によれば、請求項１または請求項２において、前記器具本 体の相隣接するものが、前記連結飾り枠を貫通するビスにより連結され、前記連 結飾り枠は弾性を有する樹脂製であって前記ビスを圧入保持させる溝を有するた め、請求項１または請求項２の効果のほか、連結飾り枠を介在した状態の一対の 器具本体の連結が簡単にできるとともに、ビスの袋詰めが不要となり省梱包によ る費用削減が図れ、しかも紛失や手違いによりビス捨てられるのを防止すること ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例の分解斜視図である。

【図２】グレアレスパネルを取付けない状態の部分斜視
図である。

【図３】グレアレスパネルを取付けた状態の斜視図であ
る。

【図４】連結飾り枠の部分斜視図である。

【図５】その仮留め状態の部分断面図である。

【図６】ビスの仮保持状態の部分斜視図である。

【符号の説明】

１ 器具本体 ２ 連結飾り枠

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 連結飾り枠と、この連結飾り枠を介在し
   て連続的に縦列配置された複数の同構造の器具本体とを
   備え、前記器具本体の相隣接するもの同志の中心間隔
   が、前記器具本体よりも縦列方向の寸法が大きい別種の
   器具本体を連続的に縦列配置したときの相隣接するもの
   同志の中心間隔と等しくなるように、前記連結飾り枠の
   厚さを設定したことを特徴とする照明器具。
2. 【請求項２】 前記連結飾り枠は仮留め部を有し、前記
   器具本体は前記仮留め部を仮留めする仮留め受け部を有
   する請求項１記載の照明器具。
3. 【請求項３】 前記器具本体の相隣接するものは、前記
   連結飾り枠を貫通するビスにより連結され、前記連結飾
   り枠は弾性を有する樹脂製であって前記ビスを圧入保持
   させる溝を有する請求項１または請求項２記載の照明器
   具。