JPH07150476A - 糊剤付着アルミナ質繊維 - Google Patents
糊剤付着アルミナ質繊維Info
- Publication number
- JPH07150476A JPH07150476A JP29635293A JP29635293A JPH07150476A JP H07150476 A JPH07150476 A JP H07150476A JP 29635293 A JP29635293 A JP 29635293A JP 29635293 A JP29635293 A JP 29635293A JP H07150476 A JPH07150476 A JP H07150476A
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- Japan
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- fiber
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- alumina
- alumina fiber
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 アルミナ質繊維に対し、ケン化度70〜90
モル%、平均重合度300〜1500のポリビニルアル
コール10〜50重量%、平均重合度5〜20のポリプ
ロピレングリコール50〜90重量%よりなる糊剤を1
〜12重量%付着してなる糊剤付着アルミナ質繊維。 【効果】 本発明の糊剤付着アルミナ質繊維を用い織布
や組紐等を製造する場合には、繊維に適度の柔軟性と集
束性を付与し、繊維相互あるいは繊維と他の物質との摩
擦が小さく、繊維の毛羽だちや損傷が少なく、かつ製造
後の織布や組紐より糊剤の加熱除去に優れたアルミナ質
繊維が得られる。
モル%、平均重合度300〜1500のポリビニルアル
コール10〜50重量%、平均重合度5〜20のポリプ
ロピレングリコール50〜90重量%よりなる糊剤を1
〜12重量%付着してなる糊剤付着アルミナ質繊維。 【効果】 本発明の糊剤付着アルミナ質繊維を用い織布
や組紐等を製造する場合には、繊維に適度の柔軟性と集
束性を付与し、繊維相互あるいは繊維と他の物質との摩
擦が小さく、繊維の毛羽だちや損傷が少なく、かつ製造
後の織布や組紐より糊剤の加熱除去に優れたアルミナ質
繊維が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は糊剤を付着したアルミナ
質繊維に関するものである。更に詳細にはアルミナ質繊
維の織布、不織布、組紐等を製造するのに好適な繊維を
得るための糊剤付着アルミナ質繊維に関するものであ
る。
質繊維に関するものである。更に詳細にはアルミナ質繊
維の織布、不織布、組紐等を製造するのに好適な繊維を
得るための糊剤付着アルミナ質繊維に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】アルミナ質繊維は耐熱性があり、軽量で
高強度、高弾性を有し、織布や組紐状として耐熱性分野
等で使用されている。しかし、アルミナ質繊維は伸度が
小さく脆い為にその取扱い中に折れやすく、毛羽も発生
しやすい。そこでこれらのアルミナ質繊維による織布や
組紐等の製造中及び製造後の性能を改良しやすくする為
に、各種糊剤を被覆することが行われている。
高強度、高弾性を有し、織布や組紐状として耐熱性分野
等で使用されている。しかし、アルミナ質繊維は伸度が
小さく脆い為にその取扱い中に折れやすく、毛羽も発生
しやすい。そこでこれらのアルミナ質繊維による織布や
組紐等の製造中及び製造後の性能を改良しやすくする為
に、各種糊剤を被覆することが行われている。
【0003】この糊剤としては、各種のエポキシ樹脂や
ポリビニルアルコール等からなるものが知られている。
例えば特開平3−76872号公報には高純度アルミナ
長繊維を製織するに際し、エポキシ系樹脂を糊付けする
方法が提案されており、特開昭61−81403号公報
と特開昭59−66576号公報にはポリビニルアルコ
ール系糊剤及び糊付け方法が提案されている。
ポリビニルアルコール等からなるものが知られている。
例えば特開平3−76872号公報には高純度アルミナ
長繊維を製織するに際し、エポキシ系樹脂を糊付けする
方法が提案されており、特開昭61−81403号公報
と特開昭59−66576号公報にはポリビニルアルコ
ール系糊剤及び糊付け方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−76872
号公報で示されているエポキシ樹脂で糊付けされたアル
ミナ質繊維は、繊維と樹脂マトリックスとの接着性を向
上させる目的には適しているが、織布や組紐等にする為
には、繊維の摩擦が十分に小さいものではなく耐擦過性
が不充分で、織布や組紐等を製造中の繊維の切断や毛羽
を少なくする上で未だ改良の余地がある。
号公報で示されているエポキシ樹脂で糊付けされたアル
ミナ質繊維は、繊維と樹脂マトリックスとの接着性を向
上させる目的には適しているが、織布や組紐等にする為
には、繊維の摩擦が十分に小さいものではなく耐擦過性
が不充分で、織布や組紐等を製造中の繊維の切断や毛羽
を少なくする上で未だ改良の余地がある。
【0005】特開昭61−81403号公報で示されて
いる、末端に反応性の硅素基を含有するポリビニルアル
コール系重合体を糊剤として使用したものは、織布や組
紐等を製造後に糊剤を水洗により容易に除去し得るもの
の、処理コストの比較的低い空気中での加熱除去方法
(以下、ヒートクリーニングと表現する)では充分に除
去できない。加えて、この糊剤はアルミナ質繊維の柔軟
性の改良に寄与しない。
いる、末端に反応性の硅素基を含有するポリビニルアル
コール系重合体を糊剤として使用したものは、織布や組
紐等を製造後に糊剤を水洗により容易に除去し得るもの
の、処理コストの比較的低い空気中での加熱除去方法
(以下、ヒートクリーニングと表現する)では充分に除
去できない。加えて、この糊剤はアルミナ質繊維の柔軟
性の改良に寄与しない。
【0006】また、特開昭59−66576号公報に示
されているポリビニルアルコールと特定範囲の平均重合
度を有するポリエチレングリコール及びエマルジョン型
ワックスよりなる糊剤をアルミナ質繊維表面に糊付けし
たものは、繊維に柔軟性や集束性が付与され、繊維相互
或いは繊維と他の固体との摩擦が小さく、繊維の毛羽だ
ちや損傷の改良効果は見られるもののヒートクリーニン
グ性が不良であるとの欠点を有する。
されているポリビニルアルコールと特定範囲の平均重合
度を有するポリエチレングリコール及びエマルジョン型
ワックスよりなる糊剤をアルミナ質繊維表面に糊付けし
たものは、繊維に柔軟性や集束性が付与され、繊維相互
或いは繊維と他の固体との摩擦が小さく、繊維の毛羽だ
ちや損傷の改良効果は見られるもののヒートクリーニン
グ性が不良であるとの欠点を有する。
【0007】そこで、本発明者等はアルミナ質繊維より
織布や組紐等を製造するに際し、繊維に適度の柔軟性と
集束性を付与し、繊維相互或いは繊維と他の固体との摩
擦が小さく、毛羽立ちや繊維損傷が少なく、かつ製造後
の織布や組紐より糊剤の加熱除去、即ちヒートクリーニ
ング性に優れたアルミナ質繊維を得ることを目的とし鋭
意検討した結果、本発明を完成するに至った。
織布や組紐等を製造するに際し、繊維に適度の柔軟性と
集束性を付与し、繊維相互或いは繊維と他の固体との摩
擦が小さく、毛羽立ちや繊維損傷が少なく、かつ製造後
の織布や組紐より糊剤の加熱除去、即ちヒートクリーニ
ング性に優れたアルミナ質繊維を得ることを目的とし鋭
意検討した結果、本発明を完成するに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明はアルミナ
質繊維に対し、ケン化度70〜90モル%、平均重合度
300〜1500のポリビニルアルコール10〜50重
量%、平均重合度5〜20のポリプロピレングリコール
50〜90重量%よりなる糊剤を1〜12重量%付着し
てなる糊剤付着アルミナ質繊維を提供するにある。
質繊維に対し、ケン化度70〜90モル%、平均重合度
300〜1500のポリビニルアルコール10〜50重
量%、平均重合度5〜20のポリプロピレングリコール
50〜90重量%よりなる糊剤を1〜12重量%付着し
てなる糊剤付着アルミナ質繊維を提供するにある。
【0009】以下、本発明を更に詳細に述べる。本発明
に於いて用いられるアルミナ質繊維とは、1本の直径が
約3〜約20μm、長さ約1mm以上のものが約100
〜約10000本程度からなり、アルミナの含有量が約
60重量%以上のものである。中でも1本の直径が約5
〜約15μm、連続長繊維のものが約500〜約600
0本程度からなり、引張強度、弾性率はそれぞれ約15
0Kg/mm2 以上、約12t/mm2 以上の値を有するもの
が好ましい。上記のアルミナ質繊維は、例えば特公昭5
1−12736号公報、特公昭51−13768号公報
等に記載された方法で製造することができる。
に於いて用いられるアルミナ質繊維とは、1本の直径が
約3〜約20μm、長さ約1mm以上のものが約100
〜約10000本程度からなり、アルミナの含有量が約
60重量%以上のものである。中でも1本の直径が約5
〜約15μm、連続長繊維のものが約500〜約600
0本程度からなり、引張強度、弾性率はそれぞれ約15
0Kg/mm2 以上、約12t/mm2 以上の値を有するもの
が好ましい。上記のアルミナ質繊維は、例えば特公昭5
1−12736号公報、特公昭51−13768号公報
等に記載された方法で製造することができる。
【0010】本発明に於いて用いられるポリビニルアル
コールはケン化度約70〜約90モル%、平均重合度約
300〜約1500のものである。ケン化度が約70モ
ル%未満の場合は水に溶け難く、成膜した時の膜強度が
弱くなりすぎ不適当である。約90モル%を越える場合
は膜強度が強く、硬くなってしまう為、糊付け処理され
た繊維束は柔軟性に欠け、目的を達成することができな
い。平均重合度が約300未満の時は成膜性に欠け、且
つ膜強度も弱く不適である。約1500を越える場合
は、水に対する溶解性が悪くなると共に処理繊維束の柔
軟性に欠ける。
コールはケン化度約70〜約90モル%、平均重合度約
300〜約1500のものである。ケン化度が約70モ
ル%未満の場合は水に溶け難く、成膜した時の膜強度が
弱くなりすぎ不適当である。約90モル%を越える場合
は膜強度が強く、硬くなってしまう為、糊付け処理され
た繊維束は柔軟性に欠け、目的を達成することができな
い。平均重合度が約300未満の時は成膜性に欠け、且
つ膜強度も弱く不適である。約1500を越える場合
は、水に対する溶解性が悪くなると共に処理繊維束の柔
軟性に欠ける。
【0011】本発明に於いて用いられるポリプロピレン
グリコールは平均重合度約5〜約20である。平均重合
度が5未満の場合は、織布や組紐等を製造した後のヒー
トクリーニング性に劣り、一部炭素が繊維に残留しやす
く悪影響を与える。約20を越えると水に不溶性となる
と共に例え水エマルジョン液として繊維に糊付けしても
柔軟性に劣る。
グリコールは平均重合度約5〜約20である。平均重合
度が5未満の場合は、織布や組紐等を製造した後のヒー
トクリーニング性に劣り、一部炭素が繊維に残留しやす
く悪影響を与える。約20を越えると水に不溶性となる
と共に例え水エマルジョン液として繊維に糊付けしても
柔軟性に劣る。
【0012】これらポリビニルアルコールとポリプロピ
レングリコールの配合割合は、それぞれ約10〜約50
重量%、約50〜約90重量%の範囲であり、好ましく
は約15〜約35重量%、約65〜約85重量%の範囲
である。この範囲を越えた場合は、糊剤処理されたアル
ミナ質繊維束の柔軟性が失われ、硬く脆くなり折れやす
くなって織布や組紐等に使用できない、繊維束表面の粘
着性が増し織機にかからない或いは生産速度が落ちる等
の問題が発生する。
レングリコールの配合割合は、それぞれ約10〜約50
重量%、約50〜約90重量%の範囲であり、好ましく
は約15〜約35重量%、約65〜約85重量%の範囲
である。この範囲を越えた場合は、糊剤処理されたアル
ミナ質繊維束の柔軟性が失われ、硬く脆くなり折れやす
くなって織布や組紐等に使用できない、繊維束表面の粘
着性が増し織機にかからない或いは生産速度が落ちる等
の問題が発生する。
【0013】本発明に於いて、必要に応じて滑り性を改
良する為に周知のワックス類を添加したり、界面活性
剤、制電剤、酸化防止剤等を単独或いは2種以上で添加
してもよく、本発明の必須成分(糊剤)に対してこれら
の添加成分の合計が約5〜約30重量%の範囲で使用し
てもよい。
良する為に周知のワックス類を添加したり、界面活性
剤、制電剤、酸化防止剤等を単独或いは2種以上で添加
してもよく、本発明の必須成分(糊剤)に対してこれら
の添加成分の合計が約5〜約30重量%の範囲で使用し
てもよい。
【0014】これら糊剤のアルミナ質繊維束に対する付
着量は約1〜約12重量%、好ましくは約3〜約10重
量%である。付着量が約1重量%未満の場合は糊剤の繊
維集束性が悪くなり、繊維束のバラケ、単繊維切れや繊
維束の切断を生じやすい。付着量が約12重量%を越え
ると屈曲強さが低下し、ヒートクリーニング性も不良と
なる。
着量は約1〜約12重量%、好ましくは約3〜約10重
量%である。付着量が約1重量%未満の場合は糊剤の繊
維集束性が悪くなり、繊維束のバラケ、単繊維切れや繊
維束の切断を生じやすい。付着量が約12重量%を越え
ると屈曲強さが低下し、ヒートクリーニング性も不良と
なる。
【0015】アルミナ質繊維への該糊剤の付着方法は、
該糊剤を水溶液又は水エマルジョン液として使用する。
該糊剤の水溶液又は水エマルジョン液のアルミナ質繊維
への付着は、浸漬法、ローラー転写接触法、スプレー法
等の周知の方法によって行われる。
該糊剤を水溶液又は水エマルジョン液として使用する。
該糊剤の水溶液又は水エマルジョン液のアルミナ質繊維
への付着は、浸漬法、ローラー転写接触法、スプレー法
等の周知の方法によって行われる。
【0016】アルミナ質繊維に付着された該糊剤は次い
で乾燥される。乾燥方法は特に限定されるものではな
く、例えば約100℃〜約200℃の熱風乾燥、或いは
熱ローラー上等での乾燥等、周知の方法によって行えば
よい。アルミナ質繊維に対する該糊剤の付着は、一般的
には、糊剤構成成分を混合後繊維表面に付着させるが、
必要により構成成分の一種を単独で付着させ乾燥させて
から別の成分を単独で付着させて乾燥させてもよいし、
付着、乾燥を複数回に分割、実施してもよい。
で乾燥される。乾燥方法は特に限定されるものではな
く、例えば約100℃〜約200℃の熱風乾燥、或いは
熱ローラー上等での乾燥等、周知の方法によって行えば
よい。アルミナ質繊維に対する該糊剤の付着は、一般的
には、糊剤構成成分を混合後繊維表面に付着させるが、
必要により構成成分の一種を単独で付着させ乾燥させて
から別の成分を単独で付着させて乾燥させてもよいし、
付着、乾燥を複数回に分割、実施してもよい。
【0017】該糊剤のアルミナ質繊維への付着量の調節
は、該糊剤の水溶液、水エマルジョン液の濃度、繊維に
付与された張力や浸漬した後の液の絞り程度によって行
う。つまり、該糊剤の付着量は、水溶液やエマルジョン
液中の糊剤の濃度が高く、繊維に付与された張力が低く
液の絞り程度が小さいほど大きくなり、糊剤の濃度が低
く繊維に付与された張力が高く液の絞り程度が大きいほ
ど小さくなる。
は、該糊剤の水溶液、水エマルジョン液の濃度、繊維に
付与された張力や浸漬した後の液の絞り程度によって行
う。つまり、該糊剤の付着量は、水溶液やエマルジョン
液中の糊剤の濃度が高く、繊維に付与された張力が低く
液の絞り程度が小さいほど大きくなり、糊剤の濃度が低
く繊維に付与された張力が高く液の絞り程度が大きいほ
ど小さくなる。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した本発明の糊剤付着アルミナ
質繊維は、従来法に比較しヒートクリーニング性に優れ
ると共に、得られた繊維に適度な集束性、柔軟性、平滑
性を付与するので高い屈曲強さと耐擦過性を有する。従
って、該処理後の繊維を用い織布や組紐等を製造する際
に繊維の毛羽が発生し難く、損傷が少ないので加工時に
於ける繊維の切断が少なくなり、高品質の織布や組紐等
の加工品を高生産性、低コストで製造でき、その産業上
の価値は頗る大である。
質繊維は、従来法に比較しヒートクリーニング性に優れ
ると共に、得られた繊維に適度な集束性、柔軟性、平滑
性を付与するので高い屈曲強さと耐擦過性を有する。従
って、該処理後の繊維を用い織布や組紐等を製造する際
に繊維の毛羽が発生し難く、損傷が少ないので加工時に
於ける繊維の切断が少なくなり、高品質の織布や組紐等
の加工品を高生産性、低コストで製造でき、その産業上
の価値は頗る大である。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例により限定されるもの
ではない。尚、本発明方法に於いて糊剤付着アルミナ質
繊維の評価は以下の方法により測定した。
明するが、本発明はこれら実施例により限定されるもの
ではない。尚、本発明方法に於いて糊剤付着アルミナ質
繊維の評価は以下の方法により測定した。
【0020】屈曲強さ;表面が平滑な直径0.5mmの
金属棒に繊維を360度屈曲させて引っ掛け、引張速度
80mm/分で引っ張った時の繊維が破断する強度。
金属棒に繊維を360度屈曲させて引っ掛け、引張速度
80mm/分で引っ張った時の繊維が破断する強度。
【0021】耐擦過性;200gの張力で引っ張った繊
維の上に、100gの張力で引っ張った繊維を135度
の折り曲げ角度で90度に交叉させた状態で、該繊維を
100mm/秒の速度で350mmのストロークで60
回往復運動させた後の毛羽立ちの少ないものから○、
△、×で評価した。
維の上に、100gの張力で引っ張った繊維を135度
の折り曲げ角度で90度に交叉させた状態で、該繊維を
100mm/秒の速度で350mmのストロークで60
回往復運動させた後の毛羽立ちの少ないものから○、
△、×で評価した。
【0022】集束性;直径20mmのガラス管の中に繊
維の一端を固定し、固定した側から乾燥した空気を2Kg
/cm2 の圧力で4分間流通した後、繊維の広がり状態を
広がりの少ないものから○、△、×で評価した。
維の一端を固定し、固定した側から乾燥した空気を2Kg
/cm2 の圧力で4分間流通した後、繊維の広がり状態を
広がりの少ないものから○、△、×で評価した。
【0023】ヒートクリーニング性;糊剤を付着させた
アルミナ質繊維束1m長を、空気中で600℃×1時
間、700℃×1時間それぞれ加熱したものについて、
黒色物が全く見られないものを○、1〜4個見られるも
のを△、5個以上見られるものを×で評価した。
アルミナ質繊維束1m長を、空気中で600℃×1時
間、700℃×1時間それぞれ加熱したものについて、
黒色物が全く見られないものを○、1〜4個見られるも
のを△、5個以上見られるものを×で評価した。
【0024】実施例1〜2、比較例1〜6 ケン化度88モル%、各種平均重合度のポリビニルアル
コール20重量%を熱水中に溶解し、それに各種平均重
合度のポリプロピレングリコール70重量%、エマルジ
ョンタイプワックス10重量%を加え水溶性液を得た。
この水溶性液中にアルミナ質繊維束(住友化学工業株式
会社製、アルテックス−アルミナ分85重量%、シリカ
分15重量%、直径15μm、引張強度180Kg/m
m2 、引張弾性率20000Kg/mm2 、単繊維数約10
00本)を浸漬し、取り出して130℃で揮発分を乾燥
し表1に示す対繊維糊剤付着量のものを得た。 性能評
価結果を表1に示す。
コール20重量%を熱水中に溶解し、それに各種平均重
合度のポリプロピレングリコール70重量%、エマルジ
ョンタイプワックス10重量%を加え水溶性液を得た。
この水溶性液中にアルミナ質繊維束(住友化学工業株式
会社製、アルテックス−アルミナ分85重量%、シリカ
分15重量%、直径15μm、引張強度180Kg/m
m2 、引張弾性率20000Kg/mm2 、単繊維数約10
00本)を浸漬し、取り出して130℃で揮発分を乾燥
し表1に示す対繊維糊剤付着量のものを得た。 性能評
価結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
Claims (1)
- 【請求項1】アルミナ質繊維に対し、ケン化度70〜9
0モル%、平均重合度300〜1500のポリビニルア
ルコール10〜50重量%、平均重合度5〜20のポリ
プロピレングリコール50〜90重量%よりなる糊剤を
1〜12重量%付着してなる糊剤付着アルミナ質繊維。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29635293A JPH07150476A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 糊剤付着アルミナ質繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29635293A JPH07150476A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 糊剤付着アルミナ質繊維 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07150476A true JPH07150476A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=17832447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29635293A Pending JPH07150476A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 糊剤付着アルミナ質繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07150476A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009522461A (ja) * | 2005-12-30 | 2009-06-11 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | セラミックオキシド繊維 |
CN114717700A (zh) * | 2022-04-12 | 2022-07-08 | 山东大学 | 一种氧化铝连续纤维缝纫线的制备方法 |
US11639316B2 (en) | 2018-09-26 | 2023-05-02 | 3M Innovative Properties Company | Fiber tows with a heat-activated sizing |
-
1993
- 1993-11-26 JP JP29635293A patent/JPH07150476A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009522461A (ja) * | 2005-12-30 | 2009-06-11 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | セラミックオキシド繊維 |
US11639316B2 (en) | 2018-09-26 | 2023-05-02 | 3M Innovative Properties Company | Fiber tows with a heat-activated sizing |
CN114717700A (zh) * | 2022-04-12 | 2022-07-08 | 山东大学 | 一种氧化铝连续纤维缝纫线的制备方法 |
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