JPH07150142A - 強誘電液晶組成物 - Google Patents

強誘電液晶組成物

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JPH07150142A
JPH07150142A JP23739694A JP23739694A JPH07150142A JP H07150142 A JPH07150142 A JP H07150142A JP 23739694 A JP23739694 A JP 23739694A JP 23739694 A JP23739694 A JP 23739694A JP H07150142 A JPH07150142 A JP H07150142A
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JP
Japan
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group
liquid crystal
substituted
crystal composition
ferroelectric liquid
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JP23739694A
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English (en)
Inventor
Ayako Takechi
彩子 武市
Irian Geruharuto
ゲルハルト・イリアン
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Sanofi Aventis KK
Original Assignee
Hoechst Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、従来の強誘電相への転移温度(60
℃以上)を低下させることなく、また、Sa相を適当な
温度範囲に保ち、かつ、コーン角を減少させるのに有用
な液晶組成物を提供することを目的とする。 【構成】下記の一般式1〜3で表される液晶化合物の少
なくとも1種を含有し、Sa/Sc相転移温度が60℃
以上であり、かつ、15℃から35℃のある温度におい
て47度以下のコーン角を示す、強誘電液晶組成物。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強誘電液晶表示素子に
用いられる強誘電液晶組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】特にここ10年間、液晶の電気光学的性質
および表示素子としての性質が必要とされるような様々
な技術分野、例えば時計、電卓、タイプライターの表示
部等において、液晶が導入されてきた。これらの表示素
子は、液晶化合物のネマチック、コレステリック、また
はスメクチック相における誘電性配向効果に基づいてお
り、これらの液晶相においては、誘電異方性のために、
化合物の分子の長軸は印加電界中で選択的な配向をと
る。表示素子の通常の応答時間は、液晶の応用が可能な
その他の多くの分野にとっては長すぎる。この欠点は特
に、多くのピクセルに電界を印加しなければならない場
合に顕著である。したがって、比較的広い画面面積を有
する機器の生産コストは、一般的に極めて高い。
【0003】ネマチックおよびコレステリック液晶の
他、光学的に活性なスメクチック液晶相もまた、ここ数
年の間にその重要性が増大している。
【0004】クラーク(Clark)およびラガウォール(L
agerwall)は、非常に薄いセルの中において強誘電性液
晶系を使用すると、通常のTN(ツイステッド・ネマチ
ック)セルの1000倍も速い応答時間を示す電気光学的ス
イッチングまたは表示素子が得られることを明らかにし
た(例えば、ラガウォールら、「ディスプレイ用強誘電
性液晶(Ferroelectric Liquid Crystals for Display
s, SID Symposium, October Meeting, 1985, San Dieg
o, Ca, USA)」)。このような性質、あるいは、双安定
性スイッチングや、見る角度によってほとんど変わらな
いコントラストなどの、その他の好ましい性質のため、
強誘電性液晶(FLC)は原理的には上述の応用分野、
例えばマトリックス・アドレスを用いる分野に適してい
る。FLCは高いコントラストと速さを有しているため
に、空間光変調器(spatial lightmodulators)の分野
にも適している(例えば、エフロン(U.Efron)ら、
「空間光変調器およびその応用("Spatial Light Modul
ators and Applications", SPIE, Vol.1150, p.46 f
f)」)。
【0005】上述のように従来のTN型液晶表示素子に
比べ、FLC素子では高スピード、高コントラストを達
成することが可能である。FLC素子においては、以下
に述べるようにスピードとコントラストは相関して変化
する値である。すなわち、コントラストは明状態におけ
る透過率と暗状態における透過率の比であり、明状態に
おける透過率は2つの消光位間の角度2Θeffと次式に
示す関係がある。
【0006】 透過率=sin2(4Θeff)×sin2(πdΔn/λ) d: セル厚 Δn: 屈折率異方性 λ: 入射光の波長 またスイッチング速度は次式で与えられる。
【0007】 スイッチング時間=a×sin(Θeff) (a:定数) これらの式から求めたスイッチング速度およびコントラ
ストの相対値を表1に示す。
【0008】
【表1】 明状態における光透過率とパルス幅 (2Θeff=45度における値に対する相対値)2Θeff 55 50 45 40 35 33 30 25 20 透過率 88 97 100 97 88 83 75 59 41 パルス幅 120 110 100 89 79 74 68 56 45 表1によれば、コントラストは2つの消光位間の角度2
Θeffが45度となるときに最高値になり、スピードは
2Θeffが0度に近いほど高速になる。このように2Θ
eff<45度の範囲においては高透過率と高速の達成は
明らかに相反する。このため、表示素子として用いるた
めには、液晶組成物の組み合わせによりこれらを最適化
する必要がある。
【0009】例えば、2Θeffが33度の液晶組成物は
透過率が80%以上であり、45度のときと比較してス
イッチング速度は26%改善される。
【0010】近年、表示素子において実効角である2Θ
effと、スメクチック相の相法線と分子のダイレクター
(すなわち分子長軸の平均方向)のなす角の2倍である
コーン角を同様に大きくするモードについて検討がなさ
れてきた。これはシェブロン配向したセルに電界処理を
行うか、プレチルトの高い配向膜を用いることにより達
成される。これらのモードにおいて表示素子として適当
なスピードとコントラストを実現するためには、2Θ
effが28度から45度である液晶組成物が必要であ
る。または、実効角は通常コーン角より2度程度小さく
なるため、コーン角が30度から47度であることが必
要である。
【0011】従来の液晶組成物は主に、フェニルピリミ
ジン、フェニルベンゾエート、フェニルピリジン、ピリ
ジルピリミジン、ジフルオロフェニルピリミジン、フェ
ニルフルオロピリジン、ジフェニルピリミジン等の化合
物を含有する。これらは以下の従来技術の実施例として
記載されている:欧州特許公開第0284008号、同
第0308794号、同第0307880号、同第03
18423号、同第0288813号、同第04518
21号、国際公開第90/11547号、同第90/1
1336号および同第91/08272号。これらの液
晶組成物においては、Sc/Saの相転移温度が60℃
で2Θeffが45度、70℃で55度程度である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】先に述べたような適当
なスイッチングスピード並びにコントラストを実現する
ためには、液晶組成物のコーン角を減少させることが必
要である。コーン角は、一般的に、相転移温度を低下さ
せることにより容易に減少する。しかし相転移温度を低
下させることにより液晶材料の動作温度範囲が狭くなる
ため、表示素子への応用には実用的でない。表示素子へ
の応用には、液晶材料の適切な動作温度範囲を確保する
ために、一般的に60℃以上の強誘電相を持つことが要
求される。また、広いSa相を持つ化合物を大量に液晶
組成物に加えることによってもコーン角は減少する
(「強誘電液晶の構造と物性」、福田敦夫ら、コロナ
社)。しかしこの方法は、等方相への転移点が100℃
を越えるため、セルへの液晶の注入温度が高くなり、セ
ルの構成材料が制限されるという欠点がある。
【0013】以上のことから本発明は、従来の強誘電相
への転移温度(60℃以上)を低下させることなく、ま
た、Sa相を適当な温度範囲に保ち、かつ、コーン角を
減少させるのに有用な液晶組成物を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の強誘電液晶組成
物は、下記の一般式1〜3で表される化合物の少なくと
も1種を含有し、このことにより、Sc/Sa相転移温
度が60℃以上であり、かつ、15℃から35℃のある
温度において47度以下のコーン角を示すことを特徴と
する。
【0015】一般式1:
【化12】 [式中、芳香環の水素原子はF、ClおよびCNからな
る群より選択される置換基により置換されていてもよ
く、mは1〜16の整数であり、Rは (a) 炭素原子数2〜16の直鎖状または分岐状アル
キル基であり、ここで1個または2個の非隣接の−CH
2−基が−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−
O−CO−、−CO−S−、−S−CO−、−CH=C
H−、−C≡C−、−Si(CH3)2−、キラルエポキシ
基または−O−CO−O−で置換されていてもよく、ま
たアルキル基の任意の水素原子がF、ClおよびCNか
らなる群より選択される置換基により置換されていても
よく、また、末端のメチル基がシクロプロピル基または
シクロヘキシル基で置換されていてもよい;または (b):
【化13】 (ここでnは1〜10の整数である)であり、Zは単結
合、−O−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CH
2−または−CH2−O−である。ただし、Rが(b)の
ときZは−CO−O−または−CH2−O−であ
る。]; 一般式2:
【化14】 [式中、芳香環の任意の1個以上の=CH−基が=CF
−または=N−で置換されていてもよく、R1およびR2
は互いに独立に、 (a)水素原子; (b)炭素原子数2〜16の直鎖状または分岐状アルキ
ル基であり、ここで1個または2個の非隣接の−CH2
−基が−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O
−CO−、−CO−S−、−S−CO−、−CH=CH
−、−C≡C−、−Si(CH3)2−、キラルエポキシ基
または−O−CO−O−で置換されていてもよく、また
アルキル基の任意の水素原子がF、ClおよびCNから
なる群より選択される置換基により置換されていてもよ
く、また、末端のメチル基がシクロプロピル基またはシ
クロヘキシル基で置換されていてもよい;または (c):
【化15】 (ここでnは1〜10の整数である)であり、Z1およ
びZ2は、単結合、−O−、−CO−O−、−O−CO
−、−O−CH2−または−CH2−O−である。ただ
し、R1が(c)のときZ1は−CO−O−または−CH
2−O−であり、R2が(c)のときZ2は−O−CO−
または−O−CH2−である。]; 一般式3:
【化16】 [式中、A1およびA2は、同一または異なり、1個また
は2個のHがF、ClまたはCNで置換されていてもよ
い1,4−フェニレン、あるいは、1個または2個のH
がFで置換されていてもよいピラジン−2,5−ジイ
ル、ピリダジン−3,6−ジイル、ピリジン−2,5−
ジイルまたはピリミジン−2,5−ジイルであり、aは
0または1であり、R3およびR4は互いに独立に、 (a)水素原子; (b)炭素原子数2〜16の直鎖状または分岐状アルキ
ル基であり、ここで1個または2個の非隣接の−CH2
−基が−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O
−CO−、−CO−S−、−S−CO−、−CH=CH
−、−C≡C−、−Si(CH3)2−、キラルエポキシ基
または−O−CO−O−で置換されていてもよく、また
アルキル基の任意の水素原子がF、ClおよびCNから
なる群より選択される置換基で置換されていてもよく、
また、末端のメチル基がシクロプロピル基またはシクロ
ヘキシル基で置換されていてもよい;または (c):
【化17】 (ここでnは1〜10の整数である)であり、Yは、単
結合、−O−CO−、−CO−O−、−O−CH2−ま
たは−CH2−O−であり、Z3およびZ4は、単結合、
−O−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CH2
または−CH2−O−である。ただし、R3が(c)のと
きZ3は−CO−O−または−CH2−O−であり、R4
が(c)のときZ4は−O−CO−または−O−CH2
である。]。
【0016】好ましくは、本発明の強誘電液晶組成物
は、下記の一般式1〜3で表される液晶化合物の少なく
とも1種を含有する。
【0017】一般式1:
【化18】 [式中、mは1〜16の整数であり、Rは炭素原子数2
〜16の直鎖状または分岐状アルキル基であり、ここで
1個または2個の非隣接の−CH2−基が−O−、−C
O−、−CO−O−、−O−CO−または−O−CO−
O−で置換されていてもよく、また、末端のメチル基が
シクロプロピル基またはシクロヘキシル基で置換されて
いてもよく、Zは単結合、−O−、−CO−O−または
−O−CO−である]; 一般式2:
【化19】 [式中、芳香環の任意の1個以上の=CH−基が=CF
−または=N−で置換されていてもよく、R1およびR2
は互いに独立に、 (a)水素原子; (b)炭素原子数2〜16の直鎖状または分岐状アルキ
ル基であり、ここで1個または2個の非隣接の−CH2
−基が−O−、−CO−O−、−O−CO−、−Si(C
3)2−、キラルエポキシ基または−O−CO−O−で
置換されていてもよく、また、末端のメチル基がシクロ
プロピル基またはシクロヘキシル基で置換されていても
よい;または (c):
【化20】 (ここでnは1〜10の整数である)であり、Z1およ
びZ2は、単結合、−O−、−CO−O−、−O−CO
−、−O−CH2−または−CH2−O−である。ただ
し、R1が(c)のときZ1は−CO−O−または−CH
2−O−であり、R2が(c)のときZ2は−O−CO−
または−O−CH2−である。]; 一般式3:
【化21】 [式中、A1およびA2は、同一または異なり、1個また
は2個のHがFで置換されていてもよい1,4−フェニ
レン、ピリジン−2,5−ジイルまたはピリミジン−
2,5−ジイルであり、aは0または1であり、R3
よびR4は互いに独立に、 (a)水素原子; (b)炭素原子数2〜16の直鎖状または分岐状アルキ
ル基であり、ここで1個または2個の非隣接の−CH2
−基が−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO
−、−Si(CH3)2−、キラルエポキシ基または−O−
CO−O−で置換されていてもよく、また、末端のメチ
ル基がシクロプロピル基またはシクロヘキシル基で置換
されていてもよい;または (c):
【化22】 (ここでnは1〜10の整数である)であり、Yは、単
結合、−O−CO−、−CO−O−、−O−CH2−ま
たは−CH2−O−であり、Z3およびZ4は、単結合、
−O−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CH2
または−CH2−O−である。ただし、R3が(c)のと
きZ3は−CO−O−または−CH2−O−であり、R4
が(c)のときZ4は−O−CO−または−O−CH2
である。]。
【0018】液晶組成物中に上記の一般式1〜3で表さ
れる化合物のいずれかを、好ましくは5重量%以上、特
に好ましくは10〜50重量%含有させることにより、
強誘電相への転移温度(Tc/a)を60℃以上に、Sa
相を適当な温度範囲に保ち、かつ、コーン角を減少させ
ることができる。好ましくはTc/aは65℃以上であ
り、より好ましくはTc/aは70℃以上である。Tc/a
上限は特に制限されないが、表示素子の動作速度および
液晶組成物のセルへの注入温度等の観点から、実用的に
は100℃以下であることが好ましい。
【0019】本発明の液晶組成物は、上記の一般式1〜
3で表される化合物の少なくとも1種を含有することに
より、15℃から35℃、すなわち液晶表示素子の通常
の動作温度範囲のある温度において、47度以下のコー
ン角を示すことができる。好ましくは、本発明の液晶組
成物は(Tc/a−30)℃の温度において47度以下の
コーン角を示す。より好ましくは、本発明の液晶組成物
は(Tc/a−40)℃の温度において47度以下のコー
ン角を示す。
【0020】一般式1で示される化合物のうち、好まし
い化合物としては、下記の式(1a)で示される化合物
が挙げられる。
【0021】
【化23】 [式中、m=1〜16であり、Rは炭素原子数2〜16
の直鎖状または分岐状アルキル基であり、ここで1個ま
たは2個の非隣接の−CH2−基が−O−、−CO−、
−CO−O−、−O−CO−または−O−CO−O−で
置換されていてもよく、また、末端のメチル基がシクロ
プロピル基またはシクロヘキシル基で置換されていても
よく、Zは単結合、−O−、−CO−O−または−O−
CO−である]。より好ましくは、式(1a)において
Zは−O−または−CO−O−である。
【0022】また、一般式1で示される化合物におい
て、Rは炭素数1〜16のn−アルキル基であることが
好ましい。
【0023】一般式1で示される化合物として特に好ま
しいものは下記の化合物である。
【0024】
【化24】
【化25】
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
【化31】
【化32】
【化33】
【化34】
【化35】
【化36】
【化37】 一般式2で示される化合物のうち、好ましい化合物とし
ては、下記の式(2a)、(2b)、(2c)および
(2d)で示される化合物が挙げられる。
【0025】
【化38】 式(2a)、(2b)、(2c)および(2d)におい
て、R1は炭素数1〜16のn−アルキル基であること
が好ましく、また、R2は下記の式(2−i)〜(2−
v)の基であることが好ましい。
【0026】(2−i) 炭素数1〜16のn−アルキ
ル基 (2−ii)
【化39】 (2−iii)
【化40】 (2−iv) シクロヘキシル基 (2−v) H また、特に好ましくは、式(2a)〜(2c)の化合物
において、R1およびR2は炭素数1〜16のn−アルキ
ル基である。
【0027】一般式2で示される化合物として特に好ま
しいものは下記の化合物である。
【0028】
【化41】
【化42】
【化43】
【化44】
【化45】
【化46】
【化47】
【化48】
【化49】
【化50】
【化51】
【化52】
【化53】
【化54】
【化55】
【化56】
【化57】
【化58】
【化59】
【化60】 一般式3で示される化合物のうち、好ましい化合物とし
ては、下記の式(3a)または(3b)で示される化合
物が挙げられる。
【0029】
【化61】 式(3a)または(3b)において、R3およびR4は下
記の式(3−i)または(3−ii)の基であることが好
ましい。
【0030】(3−i) 炭素数1〜16のn−アルキ
ル基 (3−ii)
【化62】 (式中、mは1〜16である)。
【0031】また、一般式3で示される化合物におい
て、Z3およびZ4は−O−であることが好ましい。
【0032】一般式3で示される化合物として特に好ま
しいものは下記の化合物である。
【0033】
【化63】
【化64】
【化65】
【化66】 本発明の強誘電液晶組成物は、上記の一般式1〜3で表
される化合物の少なくとも1種を含有する。好ましく
は、本発明の強誘電液晶組成物は、一般式1の化合物を
含有する。より好ましくは、本発明の強誘電液晶組成物
は、一般式1および2、2および3、または、3および
1の化合物をそれぞれについて少なくとも1種以上含有
する。特に好ましくは、本発明の強誘電液晶組成物は、
一般式1、2および3の化合物をそれぞれについて1種
以上含有する。これらの化合物を組み合わせて使用する
ことにより、より小さいコーン角を得ることができる。
さらに、液晶組成物に対する混和性が向上することによ
り、強誘電液晶組成物の融点を低下させることができ
る。
【0034】組成物中の一般式1〜3の化合物の含有量
は、好ましくは合計で5重量%以上50重量%以下であ
り、より好ましくは10重量%以上50重量%以下であ
る。また、本発明の組成物は、一般式1〜3で表される
少なくとも1種の化合物とともに、フェニルピリミジン
を好ましくは10重量%以上50重量%以下の濃度で含
有してもよい。
【0035】以下に実施例によって、本発明をさらに詳
細に説明する。
【0036】実施例においては、コーン角および実効角
は以下のようにして測定した。液晶組成物を充填した測
定セルを、交差した分析器と偏光器の間に置かれた偏光
顕微鏡の回転台の上に装着した。台を回転させることに
より、セルの2つのスイッチング状態について、光透過
が最小となる台の位置を決定した。測定の間にスイッチ
ング電界が印加されている場合には、回転台の2つの位
置の差はコーン角と等しく、スイッチング電界が切断さ
れている場合には、回転台の2つの位置の差は実効角と
等しい。
【0037】以下の実施例においては、コーン角の測定
はSc/Sa相転移温度より40℃低い温度において行
った。
【0038】
【実施例】
(実施例1)下記の化合物を下記の重量比(%)で混合
し、液晶組成物Aを作成した。
【0039】
【化67】
【化68】 この液晶組成物Aに、下記に示す化合物を各々下記に示
す重量比(%)で混合し、液晶組成物Bを作成した。
【0040】
【化69】 この液晶組成物Bをセル厚2μmのセルに注入し、30
秒間、10hz、30Vの矩形波を印加したところ、コ
ーン角47度、実効角44度の疑似ブックシェルフテク
スチャーが観測された。
【0041】液晶組成物Bの相転移温度は以下のとおり
であった。
【0042】 Sc 70.5 Sa 89.5 N 96 I (比較例1)実施例1と同様にして、液晶組成物Aをセ
ル厚2μmのセルに注入し、30秒間、10hz、30
Vの矩形波を印加したところ、コーン角50度、実効角
48度の疑似ブックシェルフテクスチャーが観測され
た。
【0043】液晶組成物Aの相転移温度は以下のとおり
であった。
【0044】 Sc 69 Sa 86.5 N 93 I 液晶組成物Aは典型的なフェニルピリミジンよりなり、
液晶組成物Bに比べ、Sc/Sa相転移温度は1.5度
低いにもかかわらず、コーン角は3度大きくなってい
る。また、実効角は45度より大きく、液晶組成物の示
す透過率は若干低くなっている。このことは、本発明に
関わる化合物が、一般的な液晶組成物であるフェニルピ
リミジン液晶のコーン角を減少させることにより、透過
率とスピードを改善するのに非常に有用であることを示
している。
【0045】(実施例2)下記の化合物を下記の重量比
(%)で混合し、液晶組成物Cを作成した。
【0046】
【化70】
【化71】 この液晶組成物Cに、下記に示す化合物を各々下記に示
す重量比(%)で混合し、液晶組成物Dを作成した。
【0047】
【化72】 この液晶組成物Dをセル厚2μmのセルに注入し、30
秒間、10hz、30Vの矩形波を印加したところ、コ
ーン角32度、実効角29度の疑似ブックシェルフテク
スチャーが観測された。スイッチング速度は90μsで
あった。
【0048】液晶組成物Dの相転移温度は以下のとおり
であった。
【0049】 Sc 60 Sa 90 N 108 I (比較例2)実施例2と同様にして、液晶組成物Cに以
下に示す化合物を20%の重量比で混合し、液晶組成物
Dと同様の相転移温度を有する液晶組成物Eを作成し
た。
【0050】
【化73】 実施例1と同様に、この液晶組成物Eをセル厚2μmの
セルに注入し、30秒間、10hz、30Vの矩形波を
印加したところ、コーン角40度、実効角37度の疑似
ブックシェルフテクスチャーが観測された。スイッチン
グ速度は110μsであった。
【0051】液晶組成物Eの相転移温度は以下のとおり
であった。
【0052】 Sc 60 Sa 86.5 N 93 I 液晶組成物Eは典型的なフェニルピリミジン化合物とフ
ェニルベンゾイック酸エステル化合物よりなり、液晶組
成物Dとほぼ同様の相転移温度を示すが、コーン角は本
発明に従って特定の化合物を含有する液晶組成物Dに比
べ、8度大きく、また、スイッチング速度も遅い。この
ことは、本発明に関わる化合物が、一般的な液晶組成物
であるフェニルピリミジン液晶のコーン角を減少させる
ことにより、透過率とスピードを改善するのに非常に有
用であることを示している。
【0053】(実施例3〜5)下記の化合物を下記の重
量比(%)で混合し、液晶組成物Fを作成した。
【0054】
【化74】
【化75】 この液晶組成物Fをセル厚2μmのセルに注入し、30
秒間、10hz、30Vの矩形波を印加したところ、コ
ーン角48度、実効角44度の疑似ブックシェルフテク
スチャーが観測された。
【0055】液晶組成物Fの相転移温度は以下のとおり
であった。
【0056】 X −8 Sc 63 Sa 79 N 84 I この液晶組成物Fに、式(g)、(h)または(i)の
化合物をそれぞれ8%混合し、液晶組成物G、Hおよび
Iを作成した。
【0057】
【化76】 液晶組成物G、HおよびIの相転移温度、ならびにコー
ン角はそれぞれ以下のとおりであった。
【0058】
【表2】実施例 液晶組成物 相転移温度 コーン角 3 G Sc 63 Sa 78 N 81 I 46度 4 H Sc 67 Sa 80 N 86 I 46度 5 I Sc 64 Sa 80 N 86 I 46度 (実施例6)実施例3の液晶組成物Fに、下記に示す化
合物を各々下記に示す重量比(%)で混合し、液晶組成
物Jを作成した。
【0059】
【化77】 液晶組成物Jのコーン角、実効角および相転移温度はそ
れぞれ以下のとおりであった。
【0060】 コーン角 47度 実効角 45度 相転移温度 Sc 65 Sa 82 N 84 I 本発明に従って、特定の化合物を含有する液晶組成物J
は、液晶組成物Fに比べ、相転移温度が上昇しているに
もかかわらず、コーン角が減少しているという優れた性
質を示した。
【0061】(実施例7)実施例3の液晶組成物Fに、
下記に示す化合物を各々下記に示す重量比(%)で混合
し、液晶組成物Kを作成した。
【0062】
【化78】 液晶組成物Kのコーン角、実効角および相転移温度はそ
れぞれ以下のとおりであった。
【0063】 コーン角 45度 実効角 43度 相転移温度 Sc 63 Sa 79 N 84 I 本発明に従って、特定の化合物を含有する液晶組成物K
は、液晶組成物Fに比べ、同等の相転移温度を示すが、
コーン角および実効角が減少しているという優れた性質
を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02F 1/13 500 9225−2K

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の一般式1〜3で表される化合物を、
    少なくとも1種を含有する強誘電液晶組成物であって、
    Sc/Sa相転移温度が60℃以上であり、かつ、15
    ℃から35℃のある温度において47度以下のコーン角
    を示すことを特徴とする強誘電液晶組成物: 一般式1: 【化1】 [式中、芳香環の水素原子はF、ClおよびCNからな
    る群より選択される置換基により置換されていてもよ
    く、mは1〜16の整数であり、Rは (a) 炭素原子数2〜16の直鎖状または分岐状アル
    キル基であり、ここで1個または2個の非隣接の−CH
    2−基が−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−
    O−CO−、−CO−S−、−S−CO−、−CH=C
    H−、−C≡C−、−Si(CH3)2−、キラルエポキシ
    基または−O−CO−O−で置換されていてもよく、ま
    たアルキル基の任意の水素原子がF、ClおよびCNか
    らなる群より選択される置換基により置換されていても
    よく、また、末端のメチル基がシクロプロピル基または
    シクロヘキシル基で置換されていてもよい;または (b): 【化2】 (ここでnは1〜10の整数である)であり、Zは単結
    合、−O−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CH
    2−または−CH2−O−である。ただし、Rが(b)の
    ときZは−CO−O−または−CH2−O−であ
    る。]; 一般式2: 【化3】 [式中、芳香環の任意の1個以上の=CH−基が=CF
    −または=N−で置換されていてもよく、R1およびR2
    は互いに独立に、 (a)水素原子; (b)炭素原子数2〜16の直鎖状または分岐状アルキ
    ル基であり、ここで1個または2個の非隣接の−CH2
    −基が−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O
    −CO−、−CO−S−、−S−CO−、−CH=CH
    −、−C≡C−、−Si(CH3)2−、キラルエポキシ基
    または−O−CO−O−で置換されていてもよく、また
    アルキル基の任意の水素原子がF、ClおよびCNから
    なる群より選択される置換基により置換されていてもよ
    く、また、末端のメチル基がシクロプロピル基またはシ
    クロヘキシル基で置換されていてもよい;または (c): 【化4】 (ここでnは1〜10の整数である)であり、Z1およ
    びZ2は、単結合、−O−、−CO−O−、−O−CO
    −、−O−CH2−または−CH2−O−である。ただ
    し、R1が(c)のときZ1は−CO−O−または−CH
    2−O−であり、R2が(c)のときZ2は−O−CO−
    または−O−CH2−である。]; 一般式3: 【化5】 [式中、A1およびA2は、同一または異なり、1個また
    は2個のHがF、ClまたはCNで置換されていてもよ
    い1,4−フェニレン、あるいは、1個または2個のH
    がFで置換されていてもよいピラジン−2,5−ジイ
    ル、ピリダジン−3,6−ジイル、ピリジン−2,5−
    ジイルまたはピリミジン−2,5−ジイルであり、aは
    0または1であり、R3およびR4は互いに独立に、 (a)水素原子; (b)炭素原子数2〜16の直鎖状または分岐状アルキ
    ル基であり、ここで1個または2個の非隣接の−CH2
    −基が−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O
    −CO−、−CO−S−、−S−CO−、−CH=CH
    −、−C≡C−、−Si(CH3)2−、キラルエポキシ基
    または−O−CO−O−で置換されていてもよく、また
    アルキル基の任意の水素原子がF、ClおよびCNから
    なる群より選択される置換基で置換されていてもよく、
    また、末端のメチル基がシクロプロピル基またはシクロ
    ヘキシル基で置換されていてもよい;または (c): 【化6】 (ここでnは1〜10の整数である)であり、Yは、単
    結合、−O−CO−、−CO−O−、−O−CH2−ま
    たは−CH2−O−であり、Z3およびZ4は、単結合、
    −O−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CH2
    または−CH2−O−である。ただし、R3が(c)のと
    きZ3は−CO−O−または−CH2−O−であり、R4
    が(c)のときZ4は−O−CO−または−O−CH2
    である。]。
  2. 【請求項2】下記の一般式1〜3で表される化合物を、
    少なくとも1種を含有する強誘電液晶組成物であって、
    Sc/Sa相転移温度が60℃以上であり、かつ、15
    ℃から35℃のある温度において47度以下のコーン角
    を示すことを特徴とする強誘電液晶組成物: 一般式1: 【化7】 [式中、mは1〜16の整数であり、Rは炭素原子数2
    〜16の直鎖状または分岐状アルキル基であり、ここで
    1個または2個の非隣接の−CH2−基が−O−、−C
    O−、−CO−O−、−O−CO−または−O−CO−
    O−で置換されていてもよく、また、末端のメチル基が
    シクロプロピル基またはシクロヘキシル基で置換されて
    いてもよく、Zは単結合、−O−、−CO−O−または
    −O−CO−である]; 一般式2: 【化8】 [式中、芳香環の任意の1個以上の=CH−基が=CF
    −または=N−で置換されていてもよく、R1およびR2
    は互いに独立に、 (a)水素原子; (b)炭素原子数2〜16の直鎖状または分岐状アルキ
    ル基であり、ここで1個または2個の非隣接の−CH2
    −基が−O−、−CO−O−、−O−CO−、−Si(C
    3)2−、キラルエポキシ基または−O−CO−O−で
    置換されていてもよく、また、末端のメチル基がシクロ
    プロピル基またはシクロヘキシル基で置換されていても
    よい;または (c): 【化9】 (ここでnは1〜10の整数である)であり、Z1およ
    びZ2は、単結合、−O−、−CO−O−、−O−CO
    −、−O−CH2−または−CH2−O−である。ただ
    し、R1が(c)のときZ1は−CO−O−または−CH
    2−O−であり、R2が(c)のときZ2は−O−CO−
    または−O−CH2−である。]; 一般式3: 【化10】 [式中、A1およびA2は、同一または異なり、1個また
    は2個のHがFで置換されていてもよい1,4−フェニ
    レン、ピリジン−2,5−ジイルまたはピリミジン−
    2,5−ジイルであり、aは0または1であり、R3
    よびR4は互いに独立に、 (a)水素原子; (b)炭素原子数2〜16の直鎖状または分岐状アルキ
    ル基であり、ここで1個または2個の非隣接の−CH2
    −基が−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO
    −、−Si(CH3)2−、キラルエポキシ基または−O−
    CO−O−で置換されていてもよく、また、末端のメチ
    ル基がシクロプロピル基またはシクロヘキシル基で置換
    されていてもよい;または (c): 【化11】 (ここでnは1〜10の整数である)であり、Yは、単
    結合、−O−CO−、−CO−O−、−O−CH2−ま
    たは−CH2−O−であり、Z3およびZ4は、単結合、
    −O−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CH2
    または−CH2−O−である。ただし、R3が(c)のと
    きZ3は−CO−O−または−CH2−O−であり、R4
    が(c)のときZ4は−O−CO−または−O−CH2
    である。]。
  3. 【請求項3】一般式1で表される化合物を少なくとも1
    種以上含有することを特徴とする、請求項1記載の強誘
    電液晶組成物。
  4. 【請求項4】請求項1記載の一般式1および2、2およ
    び3、または、3および1の化合物をそれぞれについて
    少なくとも1種以上含有することを特徴とする請求項1
    記載の強誘電液晶組成物。
  5. 【請求項5】請求項1記載の一般式1〜3で表される化
    合物を、それぞれについて少なくとも1種以上含有する
    ことを特徴とする請求項1記載の強誘電液晶組成物。
  6. 【請求項6】請求項1記載の一般式1〜3で表される化
    合物の含有量が10重量%以上50重量%以下であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の強誘電液晶組成物。
  7. 【請求項7】さらに、フェニルピリミジン化合物を10
    重量%以上50重量%以下の濃度で含有する請求項1記
    載の強誘電液晶組成物。
  8. 【請求項8】請求項1記載の強誘電液晶組成物を含む強
    誘電液晶表示素子。
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