JPH07149238A

JPH07149238A - ショッピングカート

Info

Publication number: JPH07149238A
Application number: JP30024993A
Authority: JP
Inventors: Tosaku Nagumo; 東作南雲
Original assignee: YUKIGAYA SANGYO KK
Current assignee: YUKIGAYA SANGYO KK
Priority date: 1993-11-30
Filing date: 1993-11-30
Publication date: 1995-06-13

Abstract

(57)【要約】【目的】品物の入った重たい買い物かごを楽にチック
アウトカウンターに下ろすことができるショッピングカ
ートを得ることを目的とする。【構成】買い物かご台２を、平滑板またはローラを有
するものとすることにより、買い物かご台２の表面の摩
擦係数を小さくしたショッピングカートである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えばセルフサービス
形式の店舗で、買い物に使用して好適なショッピングカ
ートに関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
セルフサービス形式の店舗で買い物をするときは、店内
に備え付けてある買い物かごを使用していた。

【０００３】一方、大型店舗によっては、カートにバス
ケットがついておりその中に商品をいれて買い物をする
ショッピングカートがある。また、ショッピングカート
に買い物かごを乗せて買い物をする場合もある。

【０００４】買い物をすませ、チェックアウトカウンタ
ーで清算をするとき前者は、商品を１つ１つ取り出しカ
ウンターに置きながら計算し、終わるとサッカーと称す
る人がついていて包装しバスケットに再び入れる。

【０００５】後者は、商品の入った重いかごをショッピ
ングカートから持ち上げ、チエックアウトカウンターに
下ろして清算を待つことになる。レジスターの係りは、
かごの商品を計算しながら別のかごに移し清算する。ま
た、そのかごを持ち上げ、ショッピングカートにいれて
包装台へ向かうことになる。

【０００６】前述したバスケットのついたショッピング
カートは、商品を包装するためのサッカーという用員が
必要となる。人件費を削減したノンサッカーは、清算す
るとき、お客がショッピングカートから商品の入った買
い物かごを持ち上げてチエックアウトカウンターに置
き、レジ係は商品をそのかごから清算しながら別のかご
に移す。支払いを済ませるとお客は商品の入った、重た
い買い物かごをショッピングカートへ、再び持ち上げて
入れなければならない。これは、子どもや年配者、また
は身体の不自由な人たちにとって大変な作業である。

【０００７】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、品物の入った重たい買い物かごを楽にチッ
クアウトカウンターに下ろすことができるショッピング
カートを得ることを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明のショッピングカ
ートは、例えば図１に示すように、表面の摩擦係数が小
さい買い物かご台２を有するものである。

【０００９】また、本発明のショッピングカートは、例
えば図２に示すように、買い物かご台２が、平滑板１１
またはローラ１０を有する上述構成のショッピングカー
トである。

【００１０】また、本発明のショッピングカートは、例
えば図３に示すように、ローラの軸受けが、ドライベア
リング２１またはベアリング軸受け２２である上述構成
のショッピングカートである。

【００１１】また、本発明のショッピングカートは、例
えば図４に示すように、買い物かご台２が回転可能であ
る上述構成のショッピングカートである。

【００１２】また、本発明のショッピングカートは、例
えば図７に示すように、車輪が付いた軸用部材３２にお
いて、この軸用部材３２に設けた複数の高さ調整用孔２
８のうちの１つの孔と、脚５に設けたピン用孔２９とを
ピン２７で貫通し固定した上述構成のショッピングカー
トである。

【００１３】

【作用】本発明のショッピングカートによれば、買い物
かご台２に平滑板１１またはローラ１０を設けることに
より、買い物かご台の表面の摩擦係数が小さくなるの
で、品物の入った重たい買い物かごを楽にチックアウト
カウンターに下ろすことができる。

【００１４】

【実施例】以下、本発明ショッピングカートの一実施例
について図１〜図７を参照しながら説明しよう。

【００１５】図１は、本例ショッピングカートの全体の
構成を示すものである。ここで、２は買い物かごを乗せ
るための台（以下「買い物かご台」という。）である。
この買い物かご台２の外周は枠１により構成され、買い
物かごの重量を支える構造となっている。この枠１の内
側には、後述するように、ローラまたは平滑板を設置
し、買い物かごが滑って移動しやすいようにしている。

【００１６】買い物かご台２の前方には前方止め金７が
取り付けてある。これは、買い物かごが前方から落ちな
いようにするためのものである。

【００１７】買い物かご台２の後方端の両側面は、フレ
ームと支点３によりピン接合されている。従って、買い
物かご台２は、支点３を中心に自由に回転させることが
できる。

【００１８】枠受け４は、買い物かご台２を支えるもの
である。すなわち、枠受け４は、買い物かご台２の枠１
の下面とぶつかり支えるものである。このことにより、
買い物かご台２は、支点３を中心に自由に回転できると
いっても、水平位置よりもさらに下方に傾くことはな
い。

【００１９】両側止め金８は、ハンドル９のフレームに
設置したものである。これは、買い物かごが、買い物か
ご台２の左側または右側からこぼれないようにしたもの
である。

【００２０】このほか、ハンドル９は手で握りショッピ
ングカートを移動させるものである。脚５は、全体の構
成物を支えるものである。また、車輪６は、ショッピン
グカートの移動をスムーズにし、進行方向を変えるのを
容易にするためのものである。

【００２１】次に、本例ショッピングカートについて、
各構成部分をさらに詳細に説明する。買い物かご台２の
枠１の内側は、図２Ａに示すように、ローラ１０を複数
本並べて買い物かごの移動を容易にさせることができ
る。ここで、買い物かごは、買い物かご台２の右側また
は左側から下ろすので、ローラ１０は前方から後方の方
向に設置すればよい。また、フレームは、後述する理由
により前方の幅を後方の幅よりも少し狭くしてある。ま
た、買い物かごの移動を容易にさせるためには、図２Ｂ
に示すように、ローラの代わりに平滑板１１を設置する
ことによってもその目的を達成することができる。

【００２２】枠１にローラ１０を設置した場合について
さらに説明する。最初の例は、図３Ａおよび３Ｂに示す
ものである。すなわち、枠１の前後両側の部分につい
て、その内側にローラ用穴２０を複数開ける。次に、前
後の相対応するローラ用穴２０にローラ１０を差し込
む。このことにより、ローラ１０はローラ用穴２０によ
り支えられ、同時に、ローラ１０はその軸を中心にして
自由に回転できる。この場合、ローラ１０とローラ用穴
２０の内側が直接摩擦するので回転により生ずる摩擦力
は少し大きいが、買い物かごの重量が小さいときは、そ
の移動はスムーズである。

【００２３】次に例は、図３Ｃ及び３Ｄに示すものであ
る。ここでは、まずローラ用穴２０にドライベアリング
２１を設置した。この後、ドライベアリング２１の内側
にローラ１０を差し込んだ。これにより、ローラ１０は
ドライベアリング２１の内側と摩擦し摩擦力が小さくな
るので、買い物かごの重量が大きくなってもその移動は
スムーズであった。

【００２４】次の例は、図３Ｅ及び図３Ｆに示すもので
ある。ここでは、ベアリング軸受け２２を枠１の内側に
固定した。このベアリング軸受け２２により、ローラ１
０を支持することにしたので、ローラ１０の摩擦力はさ
らに小さくなり、買い物かごの移動はさらにスムーズに
なった。

【００２５】次に、フレームに設けた支点３の機能につ
いて図４を参照しながら説明する。上述したように買い
物かご台２は、支点３を中心に回転させることができ
る。そこで、この買い物かご台２を少し持ち上げ、買い
物かご台２を前方が上を向いた斜めの形にする。この状
態でショッピングカートを前進させ、他のショッピング
カートの後ろ側から差し込むと、買い物かご台２は他の
ショッピングカートのハンドルのフレームの内側に入り
込むことになる。このとき買い物かご台２は、斜めにな
っているので他のショッピングカートの買い物かご台と
ぶつかることがない。買い物かご台２は、他のショッピ
ングカートの買い物かご台と斜めから重なるようにして
収まることになる。一方、買い物かご台２は、フレーム
にスムーズに入るようにその前方の幅を少し狭くしてあ
る。また、同じ理由から、脚５のうち前方の脚の間隔
は、後方の脚の間隔よりも少し狭くしてある。

【００２６】次に、両側止め金８について図５を参照し
ながら説明する。両側止め金８は、買い物かごが滑り落
ちないように取り付けてある棒である。この両側止め金
８は蝶番２５によりフレームに取り付けてある。従っ
て、この両側止め金８の先端は、上にあがるようにな
る。買い物かごをローラーからチェックアウトカウンタ
ーに滑らせるとき、レジスターが左または右にある場合
があり、左右どちらでも良いように取り付けてある。な
お、両側止め金８をフレームに取り付ける方法として
は、蝶番の他ピンにより接合させることもできる。

【００２７】次に、買い物かごを固定する方法について
の他の例を、図６を参照しながら説明する。図６は、シ
ョッピングカートの上部を示したものであるが、後方止
め金３０はフレームに固定され、後方に向かってＵの字
の形状をしている。前方止め金７は、その両端を枠１に
ピンで接合され自由に回転できるようになっている。ま
た、前方止め金７のうちピン３１に接合している両側面
の部分はＬ字型の形状をしている。

【００２８】買い物かごの固定の方法を説明すると、ま
ず、前方止め金７を、図６の矢印の方向に回転させ、買
い物かごを買い物かご台２の上に載せる。この後、買い
物かごを後方に引き、この買い物かごを後方止め金３０
にぶつける。次に、前方止め金７を矢印と反対側に倒
し、買い物かごにぶつかるまで回転させる。こうすると
買い物かごは、前方止め金７と後方止め金３０との間に
挟まれて、しっかりと固定されることになる。

【００２９】次に、脚について図７を参照しながら説明
する。図７に示すように、脚５の下端部近くには、脚５
の中心部を通るようにピン用孔２９を開けてある。一
方、軸部材３２には、やはりピンを通すための高さ調整
用孔２８を複数個設けてある。ピン２７は、ピン用孔２
９及び高さ調整用孔２８の両方を貫通し、車輪６を脚５
に固定することになる。この構造にすると、高さ調整用
孔２８を選ぶことにより、買い物かご台２の高さを調整
することができる。従って、買い物かご台２をチェック
アウトカウンターの高さに合わせることができる。

【００３０】以上のことから、本例によれば、従来のシ
ョッピングカートに比べ、身体の不自由な人、力のない
子ども、または年配者などでも品物の入った重たい買い
物かごを楽にチックアウトカウンターに下ろすことがで
きる。また、ショッピングカートを前進させ、他のショ
ッピングカートの後ろ側から差し込むことにより、たく
さんのショッピングカートを狭い場所に収納することが
できる。また、軸部材に、ピンを通すための高さ調整用
孔を複数個設け、この高さ調整用孔を選ぶことにより、
買い物かご台の高さをチェックアウトカウンターの高さ
に合わせることができる。

【００３１】なお、本発明は上述の実施例に限らず本発
明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得
ることはもちろんである。

【００３２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
身体の不自由な人、力のない子ども、または年配者など
でも品物の入った重たい買い物かごを楽にチックアウト
カウンターに下ろすことができる。

【００３３】また、ショッピングカートを前進させ、他
のショッピングカートの後ろ側から差し込むことができ
るので、たくさんのショッピングカートを狭い場所に収
納することができる。

【００３４】また、高さ調整用孔を選ぶことができるの
で、買い物かご台の高さをチェックアウトカウンターの
高さに合わせることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明ショッピングカートの一実施例を示す構
成図である。

【図２】本発明ショッピングカートの買い物かご台の例
を示す構成図である。

【図３】買い物かご台に用いるローラの例を示す構成図
である。

【図４】本発明ショッピングカートに用いる買い物かご
台の例を示す説明図である。

【図５】本発明ショッピングカートに用いる両側止め金
の例を示す構成図である。

【図６】本発明ショッピングカートに用いる止め金の他
の例を示す説明図である。

【図７】本発明ショッピングカートに用いる脚及び車輪
の例を示す構成図である。

【符号の説明】

１枠２買い物かご台３支点４枠受け５脚６車輪７前方止め金８両側止め金９ハンドル

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】表面の摩擦係数が小さい買い物かご台を
有することを特徴とするショッピングカート。
【請求項２】買い物かご台は、平滑板またはローラを
有することをことを特徴とする請求１項記載のショッピ
ングカート。
【請求項３】ローラの軸受けは、ドライベアリングま
たはベアリング軸受けであることを特徴とする請求項２
記載のショッピングカート。
【請求項４】買い物かご台は回転可能であることを特
徴とする請求項１〜請求項３記載のショッピングカー
ト。
【請求項５】車輪が付いた軸用部材において、該軸用部材に設けた複数の高さ調整用孔のうちの１つの
孔と、脚に設けたピン用孔とをピンで貫通し固定したこ
とを特徴とする請求項１〜請求項４記載のショッピング
カート。