JPH07148473A - 有機物処理装置 - Google Patents

有機物処理装置

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JPH07148473A
JPH07148473A JP5298329A JP29832993A JPH07148473A JP H07148473 A JPH07148473 A JP H07148473A JP 5298329 A JP5298329 A JP 5298329A JP 29832993 A JP29832993 A JP 29832993A JP H07148473 A JPH07148473 A JP H07148473A
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JP
Japan
Prior art keywords
air supply
main body
supply pipe
carrier
apparatus main
Prior art date
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Pending
Application number
JP5298329A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Ishida
泰啓 石田
Norimasa Sakamoto
憲正 坂本
Noriaki Kimura
規明 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 担体7を収納する処理装置本体1と、処理装
置本体1内に配置され、多数の小孔を有する給気パイプ
17と、給気パイプ17外周を間隙を有して被う多数の小孔
を有する防虫パイプ19と、給気パイプ17を介して処理装
置本体1内に空気を供給する空気供給手段18とを備えた
有機物処理装置。 【効果】 処理装置本体内で成育する蠅などの幼虫が給
気パイプ内に侵入して給気パイプが詰まるのを防止し、
微生物等の活性化に好適な空気を供給することができ、
処理効率を向上することができる等の効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厨芥等の有機物を処理
する有機物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、担体を収納する処理装置本体に、
担体と厨芥等の有機物を混合する混合手段を設け、担体
に繁殖する微生物等により有機物を分解処理し、有機物
の分解により生じた水を、厨芥と一緒に処理装置本体内
に入った水とともに排水部を介して排水する処理装置
が、特公平4-4084号公報(B09B 5/00)等にて知られてい
る。この処理装置は、排水部を介して担体に繁殖する微
生物等に外気を供給することにより有機物の分解を促進
するようになっている。
【0003】しかしながら、外気は排水部に供給される
構成となっているため、通気抵抗の大きい担体に供給さ
れる空気は少なく、ほとんどの外気は排水部から排水管
を介して外部へ漏れてしまい、良好な好気性分解を行う
ことができず、悪臭が発生する恐れがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、処理装置への空気の供給を確実に
行い、有機物の処理効率を向上することのできる有機物
処理装置を提供することを課題とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の手段
は、担体を収納する処理装置本体と、該処理装置本体内
に配置され、多数の小孔を有する給気パイプと、該給気
パイプ外周を間隙を有して被う多数の小孔を有する防虫
パイプと、前記給気パイプを介して処理装置本体内に空
気を供給する空気供給手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0006】本発明の第2の手段は、担体を収納する処
理装置本体と、該処理装置本体内に配設され、担体と有
機物を混合する混合手段と、該処理装置本体内に配置さ
れ、多数の小孔を有する給気パイプと、該給気パイプ外
周を間隙を有して被う多数の小孔を有する防虫パイプ
と、前記給気パイプを介して処理装置本体内に空気を供
給する空気供給手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の手段によれば、処理装置本体内に排気
された有機物は、担体に培養される微生物等により分解
処理される。給気パイプを介して外気が処理装置本体内
に供給され、微生物等が活性化し、有機物が効率よく分
解される。有機物に付着した蠅などの卵が処理装置本体
内で孵化し、担体内で蠅などの幼虫が成育する。蠅など
の幼虫は大気中に出ようとする性質を有しており、担体
内部で孵化した蠅などの幼虫の中には、給気パイプ内に
侵入しようとする幼虫がいるが、防虫パイプが給気パイ
プ外周を間隔を有して被っているので、給気パイプ内に
蠅などの幼虫が侵入することはなく、幼虫によって給気
パイプが詰まることがない。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図3に基づいて
以下に詳述する。
【0009】1は処理装置本体で、基部2、側板3及び
天板4からなる本体ケース5と、該本体ケース5内に収
納される処理槽6等から構成されている。前記本体ケー
ス5の側板3はブロー成形にて形成され、各側板3内部
に断熱空間を設けて、外気温の変化による本体ケース5
内部温度の変化を抑制している。
【0010】前記処理槽6内には、おが屑等の木質細
片、もみがら、米糠、土等の担体7、本実施例では特公
昭2-34679号公報(C02F 11/02)「木質細片による汚泥微
生物処理方法」に示される担体が収納されている。この
担体7は、多孔質に形成され、高い通気性、通水性を有
すると共に、袋形動物や微生物の繁殖に好適な水分と空
気を保つ性質を有し、担体7に厨芥などの有機物(以下
厨芥という)を混合すると、厨芥に付着した輪虫類や線
虫類などの袋形動物、原虫や細菌などの微生物が繁殖
し、それらの袋形動物や微生物が厨芥を最終的に水と炭
酸ガスに分解して、厨芥を堆肥化することなく消滅させ
る。
【0011】8は前記処理槽6上部に凹設された収納部
で、担体7より上方に設けることにより処理槽6に収納
される担体7の量が減少するのを防止している。9は前
記収納部8に収納される正逆転可能な電動機で、前記処
理槽6側面に固定される図示しない補強板に固定され
る。
【0012】10は前記処理槽6内に配置される攪拌翼、
11は前記攪拌翼10の回転軸に回り止め固定されるスプロ
ケットで、前記電動機9の駆動軸に回り止め固定される
スプロケット12との間にチェーン13を架設し、電動機9
の駆動により攪拌翼10を回転させるようになっている。
【0013】14は前記攪拌翼10下方で、処理槽6に収納
される担体7全体の略中央部に配置される加熱手段で、
高伝熱性及び高耐食性を有する材料、例えば、ステンレ
スにて形成される加熱パイプ15と、加熱パイプ15内に配
設されるヒータ16とから構成されており、この加熱手段
14により担体7全体を常時約25度〜40度に維持する
ようになっている。
【0014】17は前記処理槽6内下部に配置された給気
パイプで、下方に向かって多数の小孔を穿設し、本体ケ
ース5の基部2に固定されたポンプ18により処理装置本
体1の外部から吸気した空気を給気パイプ17を介して処
理槽6内に供給するようになっている。19は前記給気パ
イプ17を間隔を有して被う防虫パイプで、全周に担体7
より小径の多数の小孔を有し、給気パイプ17からの送風
を全周から担体7に供給するようになっている。
【0015】20は前記本体ケース5側板3に配設された
排気ファンで、処理槽6側面に形成された連通孔21周縁
に図示しないシール剤を介して密接し、本体ケース5側
板3に形成された排気口22から処理槽6内の空気を排気
するようになっている。
【0016】23は前記本体ケース5の天板4に形成され
た開口に着脱自在に装着されるシューターで、底面を下
方に向けて傾斜させ、その下端に廃棄口24を形成してい
る。25は前記廃棄口24を閉塞するシャッターで、図示し
ないバネにより常時廃棄口24を閉塞する方向に付勢さ
れ、シューター24を滑り落ちる有機物の重量により揺動
して廃棄口24を開放するようになっている。
【0017】26は前記本体ケース5天板4の開口を開閉
自在に閉塞する蓋体で、本体ケース5の天板4には蓋体
26の開放を検出する図示しない検出センサが設けられ、
検出センサの出力により蓋体26の開放時電動機9、加熱
手段14及びポンプ18への通電を停止するようになってい
る。
【0018】而して、蓋体26を開放して厨芥を廃棄口24
から廃棄すると、厨芥はその重量によりシャッター25を
開放して処理槽6内に廃棄される。
【0019】この蓋体26開放状態では、図示しないリー
ドスイッチの出力に基づいて攪拌翼10駆動用電動機9及
びポンプ18が停止する。ポンプ18を停止し、排気ファン
21を駆動させることにより、処理槽6内の悪臭が廃棄口
24から漏れるのを防止し、使用者に不快感を与えるのを
防止する。
【0020】蓋体26を閉塞すると、リードスイッチの出
力に基づいて電動機9が約1分間駆動し、攪拌翼10の回
転により、厨芥が担体7に混合される。また、リードス
イッチの出力に基づいてポンプ18が作動して空気を処理
槽6内に供給すると共に、担体7に含まれる余分な水分
を蒸発させ、担体7に繁殖する袋形動物や微生物を活性
化させる。給気パイプ17の小孔は下向きに形成されてい
るため、小孔から給気パイプ17内に水が侵入することは
ない。また、給気パイプ17外周を全周に小孔を有する防
虫パイプ19にて被っているので、防虫パイプ19全周から
担体7全体に空気が供給され、担体7全体の微生物等の
活性化が図られる。
【0021】処理槽6内は、袋形動物や微生物の活性化
に最適な約25度〜40度に維持されているため、担体
7中に含まれる水分が蒸発して本体ケース1内の湿度が
高くなり、担体7上部が過湿状態となって、袋形動物や
微生物の活動を阻害するが、排気ファン21の運転を継続
することによって本体ケース1内を適湿に維持し、袋形
動物や微生物の活性化を維持することができる。ポンプ
18は耐久性を向上するため、適当な時間間隔で停動させ
ることが望ましい。この場合、排気ファン21は、本体ケ
ース1内が乾燥し過ぎないよう適度の時間間隔で停動さ
せることが望ましい。
【0022】担体7には、厨芥の処理槽6内への廃棄に
より厨芥に付着した輪虫類や線虫類などの袋形動物、原
虫や細菌などの微生物が繁殖し、主に輪虫類、線虫類及
び原虫が厨芥を食べて消滅させる。処理槽6内には、ポ
ンプ18と排気ファン21により袋形動物や細菌の繁殖に最
適な空気が供給され、最適な湿度に維持されているた
め、処理槽6内に廃棄される厨芥は比較的短時間で分解
消滅する。また、処理槽6内は、加熱手段14により輪虫
類や微生物の活動に最適な温度に維持されているため、
前記袋形動物及び微生物が活性化し、厨芥の分解処理効
率が一層向上する。
【0023】厨芥を分解することにより生じた水には、
厨芥が完全に水と炭酸ガスに分解されるまでの過程で生
じる成分、即ち、糖類、アミノ酸、有機酸等が含有され
ているが、この成分を担体7に繁殖する微生物、特に細
菌により分解し、浄化して排水する。また、袋形動物や
微生物の廃棄物及び死骸も細菌により分解される。上述
した袋形動物及び微生物の食物連鎖により悪臭及び残渣
をほとんど生じさせることなく、ほぼ完全に分解処理す
ることができる。
【0024】担体7には蠅などの卵が付着した厨芥が混
入されることにより、担体7中で蠅などの幼虫が成育す
る。蠅などの幼虫は、大気中に出ようとする性質を有し
ており、担体7の内部で孵化した蠅などの幼虫の中に
は、給気パイプ17内に侵入しようとする幼虫がいるが、
給気パイプ17を防虫パイプ19が間隔を有して被っている
ので、給気パイプ17内に幼虫が侵入することはなく、幼
虫によって給気パイプ17が詰まるのを防止することがで
きる。
【0025】誤って処理槽6内に袋形動物や微生物によ
り分解処理できないものを取り除いたり、処理槽6内の
処理状態を確認する際には、シューター23を取り外し、
処理槽6内を点検することができる。
【0026】
【発明の効果】以上の如く、本発明の第1の手段によれ
ば、処理装置本体内で成育する蠅などの幼虫が給気パイ
プ内に侵入して給気パイプが詰まるのを防止し、微生物
等の活性化に好適な空気を供給することができ、処理効
率を向上することができる等の効果を奏する。
【0027】本発明の第2の手段によれば、処理装置本
体内で成育する蠅などの幼虫が給気パイプ内に侵入して
給気パイプが詰まるのを防止し、空気供給手段により微
生物等の活性化に好適な空気を安定的に供給することが
できると共に、担体に有機物を混合することにより一層
処理効率を向上することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】同他の方向から見た断面図である。
【図3】同断面図である。
【符号の説明】
1 処理装置本体 6 処理槽 7 担体 10 攪拌翼 17 給気パイプ 18 ポンプ 19 防虫パイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 担体を収納する処理装置本体と、該処理
    装置本体内に配置され、多数の小孔を有する給気パイプ
    と、該給気パイプ外周を間隙を有して被う多数の小孔を
    有する防虫パイプと、前記給気パイプを介して処理装置
    本体内に空気を供給する空気供給手段とを備えたことを
    特徴とする有機物処理装置。
  2. 【請求項2】 担体を収納する処理装置本体と、該処理
    装置本体内に配設され、担体と有機物を混合する混合手
    段と、該処理装置本体内に配置され、多数の小孔を有す
    る給気パイプと、該給気パイプ外周を間隙を有して被う
    多数の小孔を有する防虫パイプと、前記給気パイプを介
    して処理装置本体内に空気を供給する空気供給手段とを
    備えたことを特徴とする有機物処理装置。
JP5298329A 1993-11-29 1993-11-29 有機物処理装置 Pending JPH07148473A (ja)

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JP5298329A JPH07148473A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 有機物処理装置

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JP5298329A JPH07148473A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 有機物処理装置

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ID=17858257

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JP5298329A Pending JPH07148473A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 有機物処理装置

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