JPH07148293A - ゴルフパターヘッドおよびゴルフパター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 後方へ傾斜された即ちロフトを形成された狭
い打球面を設けることによって過度のリフト、バックス
ピンおよびスキッドを生じないように改良された前フェ
ースを有するパターヘッドおよびパターを提供する。 【構成】 パターのパターヘッドに形成された前ドライ
ビングフェースは、垂直面から後方に且つ上方に角を形
成された平らな打球面３２を設けられる。打球面３２は
パターヘッドの実質的にすべての他の部分の前方に突出
した実質的に水平の下エッジ３４を設けられる。下エッ
ジ３４は目標のゴルフボールの半径よりも小さく且つ該
半径の半分よりも大きい範囲内における水平の下フェー
ス２２からの垂直距離、１０ｍｍ−２０ｍｍ，を以て配
置される。パターヘッドは３００−５００グラムの範囲
内の重量を有する。打球面３２は２０°より大きくない
角度を以て垂直面から後方且つ上方に角を形成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はゴルフパターに関する。

【０００２】

【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ゴル
フボールがパターによって打たれるとき、ボールがパタ
ーによってインパクトされた後、パットの最初の部分の
間、若干量のバックスピンまたはスキッドが生じる。

【０００３】パットされたゴルフボールのスキッド距離
が短いほど、ボールの挙動はより良好であることは一般
に認められている。この結果は、部分的に、すべり摩擦
係数より一般に極めて小さい、しばしばその極めて小さ
い分数であるくらい小さい、ころがり摩擦係数に起因す
る。従って、転がるボールは滑るボールよりグリーンの
表面でこぼこまたはグリーン内の妨害物によってより僅
かに影響される。スキッドの減少は、アラインメント精
度の不足、距離に対する許容量の誤差、グレーン（草の
成長方向）の不利な効果、およびパットの最初の数イン
チにおけるボール経路に存在する小さい妨害物の結果を
最小化する。

【０００４】先行技術においては、ゴルフボールが水平
線と一直線に直角にスイングされる伝統的なパターによ
ってその中心において打たれるとき、ゴルフボールは、
それと地面との間の摩擦がゴルフボールの並進運動を遅
くしてころがり運動を生じさせる前は、若干距離に亙っ
て転がることなしに最初スキッドする。ゴルフボールが
転がり始める前にスキッドする距離は先行技術パター設
計の細部並びにボールを打つパターのインパクトの力に
よって様々である。先行技術によるパターの設計および
利用において前記スキッド状態を最小化する努力は他の
諸問題を生じさせた。例えば、もしゴルフボールがその
水平中心線上方で打たれるならば、フォワードスピンが
生じるが、ボールは一瞬僅かに下方へ駆動され、それに
よりパッティンググリーン上の垂直の力を増す。この下
向きの力はパッティング面におけるグレーンおよびその
他のでこぼこの望ましくない影響を有意的に増す。対応
的に、もしゴルフボールが（パターヘッドに形成された
ロフト角度を考慮することなしに）パターによって前記
中心線の著しく下において打たれるならば、ゴルフボー
ルは一般的にパッティンググリーンから離れるように持
上げられ、それにより摩擦力を減じるまたは無くする。
しかし、この後者の場合において、不利なことは、ボー
ルが持上げられているとき、有意の量のバックスピンが
生じることである。このバックスピンは目標に向かうボ
ールの運動に存在し、コントロールおよび予測可能性に
不利に影響するスキッドを生じる。

【０００５】出願人が承知している先行技術のパターお
よびゴルフクラブは次ぎの米国特許を含む：５０９８１
０３；４５０８３４９；４８６９５０８；４７２５０６
２；４５２１０２２；４４７１９６１；３９８９２５
７；３７５９５２７；３６２５５１８；３３６８８１２
および２０２３８８５。出願人はスロットラインによる
ＨＭＩ ＩＩパターおよびカーステンゾルハイムによる
ＰＩＮＧパターのような特許されるであろうまたは特許
されないであろう様々のその他の設計を承知している。
上に言及されたそれらを含む出願人が承知しているすべ
ての先行技術による設計において、パターヘッドの打球
面の外形は、通常は平坦または湾曲している連続幾何形
状である。米国特許４５０８３４９はゴルフクラブの打
球フェース上に三つの湾曲した溝を有する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、水平の
下フェースおよび前ドライビングフェースを有するゴル
フパターヘッドであって、前ドライビングフェースが垂
直面から後方に且つ上方に角を形成されている平らな打
球面を有することと、前記打球面がパターヘッドの実質
的にすべての他の部分の前方に位置する実質的に水平の
下エッジを有することと、前記下エッジが目標のゴルフ
ボールの半径よりも小さく且つ前記半径の半分より大き
い範囲内における前記下フェースからの垂直距離を以て
配置されていることとを特徴とするものが提供される。

【０００７】本発明のパターは、ゴルフボールの中心線
の僅かに下方のインパクト点において、ボールに狭いイ
ンパクト面、即ち打球面、を提供するように形づくられ
た前フェースを有するものとして設計された。パターヘ
ッドのベースはゴルファーがボールを一貫してその中心
線の下の前記点において打つことを可能にする便利な基
準をゴルファーに提供するため狭い打球面から適切な距
離に位置されている。パターの打球面は、ボールを打つ
のに望ましい水平ストロークに関するパターのアライン
メントの小変化の場合においてすらパターがボールにそ
の中心線の下方の所望点において当たるように、パター
ヘッドの本体の前に突出しているまたは延びている。ま
た、後方へ傾斜した打球面は、既に言及されたように、
望ましくない結果を生じる過度のリフト、バックスピン
およびスキッドを付与するボールの下を掬うあらゆる傾
向の影響を最小限にする。パターヘッドに沿う突出する
打球面の位置は、打球面の下エッジから便利な地面基準
を提供するベースまでの距離と相俟って、小量のリフト
によって、ボールにバックスピンまたはスキッドを付与
することなしに、前向きモーメンタムの一貫した付与を
可能にする。これらのすべては総合して、先行技術にお
いて見いだされるそれより有意的に改良されたゴルフパ
ターを提供する。

【０００８】本発明のパターヘッドは下記の設計を包含
している： １． 本パターはその下面即ちベース面が便利な基準と
して機能する狭い打球面を提供する。打球面のこの配置
はゴルファーにボールの中心線の直下の一貫した点にお
いてボールを打つことに関し大きなコントロール手段を
与える。 ２． 打球面は、ボールを打つとき、パターがボールに
小量のリフトを与え、それによりその目標へのボールの
進行の最初の部分のためにボールと芝面との間の摩擦相
互作用を最小限にする傾向を有するように、ボールから
後方へ遠ざかるにつれて傾斜されている即ちロフトを付
与されている。 ３． 中心線の僅かに下方の点におけるボールのコント
ロールされた打撃は、ボールの運動に有意のバックスピ
ンを伴う傾向を防ぐ。 ４． パターのロフトを付与された打球面の少なくとも
一部分の前方突出およびパターの底即ちベースに対する
この打球面の垂直位置は、前記ベースがグリーン上の芝
を僅かにかすって通る通常のパッティングストロークで
使用されるときボールが前記中心線の少し下の点におい
て打たれることを保証する。この最適のインパクト点
は、たとえゴルファーのストロークがパターがボールに
当たるときパターのシャフトが正確に垂直でないような
それであっても、ヒットされるであろう。このパターは
かくしてゴルファーがパットの時点においてボール上方
に正しく位置していないとき先行技術のパターの能力に
関連する望ましくない下向き運動または過度のリフトを
事実上無くする。もし右ききのゴルファー（フラーフェ
ース付き先行技術パター設計を使用する）がパッティン
グのとき左足からあまりにも遠く前方にボールを位置さ
せて立つならば、バックスピン付きの過度のリフトを付
与する態様でボールを打つ傾向がある。反対に、もしボ
ールが右足からあまりにも遠く後方に位置されるなら
ば、先行技術パターは、既に検討されたように、インパ
クト時により大きい下向き運動を生じさせるであろう。
これら事態は左ききゴルファーの場合は逆になるであろ
う。本発明の設計は、パッティング過程間における垂直
アラインメントの維持と無関係に、ボール上のインパク
ト点が中心線の下の所望点にいつも極めて近接している
ように、そのような変化に対して補償する。 ５． 本発明の必要条件ではないが、パターヘッドは先
行技術パターと比較すると相対的にどっしりしているこ
とが最適とされる。そのような比較的大きい質量は、よ
り短いバックスイングおよび一貫して目標即ちゴルフホ
ールに対し一直線にボールを打つことに関して対応的に
増された正確さを伴うよりコントロールされたパッティ
ング動作のために３００−５００グラムの範囲内であ
る。

【０００９】本発明はパターの質量中心の前に配置され
ている後方へ傾斜された即ちロフトを形成された打球面
を設計に組込むことによって先行技術パターと関連する
共通の諸問題を克服する。これはゴルファーが一貫して
ボールをその中心線の直下において打ち、有意のバック
スピンまたはスキッドを生じさせることなしにボールに
僅少のリフトを与えることを可能にする。打球面の前方
配置はその後方傾斜即ちロフトと相俟って、ゴルフボー
ルとのインパクトの時点におけるパターアラインメント
と関連する諸問題を助ける補償機構を提供する。最後
に、パターの最下部分は狭い打球面の中心から正確な距
離に在る便利な基準面を提供して、パットがまっすぐに
指向されるときストロークの高さのセッティングにおい
てさらにゴルファーを助ける。

【００１０】本発明がより容易に理解されるように、以
下の説明が添付図面を参照して単に例示のため提供され
る。

【００１１】

【実施例】図１を参照すると、その反対端においてパタ
ーヘッド２０に取付けられた、グリップ１２を備えたシ
ャフト１１を有するゴルフクラブパター１０が例示され
ている。パターヘッド２０は上サイド２１および下サイ
ド２２、後サイド２３、右サイド２４、右サイド２４と
反対側の左サイド、および前ドライビングフェース３０
を有する。好適実施例において、下サイド２２はパター
動作のバックスイングまたはフォワードスイング間にパ
ターが草またはその他の物体を捕捉する傾向を最小にす
るように前および後において僅かに丸められたエッジを
有する。しかし、これは設計の必要特徴または限定特徴
ではない。シャフト１１は前ドライビングフェース３０
の後方でパターヘッド２０に結合されている。

【００１２】図１の拡大挿入図を参照すると、図２およ
び図３にさらに図示されるように、前ドライビングフェ
ース３０は上面３１、突出する打球面３２および下面３
３から構成されている。打球面３２の下エッジ３４は全
体として水平である。打球面３２の肌理（きめ）は本発
明を限定するようには意図されず、それは滑らかであり
得またはそれは筋をつけられた、溝を切られた、十字交
差された、またはその他の肌理または模様を含む様々の
様式を以て肌理を付与され得る。パターヘッド２０およ
びその要素の実寸法は本発明を限定するように意図され
ない。そうであっても、パター１０の最適構成において
は、打球面３２の下エッジ３４の位置を含むパターの若
干の関係は重要である。合理的な技術の典型的ゴルファ
ーは、パッティング動作の間、一貫してパターヘッド２
０の下サイド２２を、パターヘッド２０の運動がグリー
ンに過度に直接接触することによって妨害されることな
しに、パッティンググリーンの表面に、たとえ僅かにそ
れをかすらなくても、極めて接近させるような仕方でパ
ター１０を操作し得ることが期待される。そのような仕
方での操作によって、パターヘッド２０の下サイド２２
はストロークが本発明によって行われるときグリーンの
草の葉に沿ってかすって通るであろう。このようにパタ
ー１０を操作するゴルファーの能力は、パターヘッド２
０の寸法と総合されて、中心打球面３２をゴルフボール
と接触させ、そして前記接触は前記ゴルフボールに極め
て接近してその中心線の直ぐ下で為される。

【００１３】例えば、図４を参照すると、直径１．６８
インチ即ち４．２７ｃｍのゴルフボール５０に対し、パ
ターヘッド２０の打球面３２の幅は微小幅の線から１．
３ｃｍ幅の表面までの範囲に亙り得、そしてパター１０
の下サイド２２から打球面３２の底までの距離は１．３
ｃｍから２．０ｃｍの範囲であろう。また、打球面３２
は垂線から測られた０°から４０°のロフト角度を以て
垂直線から傾斜される。前記ロフト角度は好ましくは図
４に示されるように約０°から２０°である。特定ロフ
ト角度は本発明を限定するように意図されない。パター
ヘッド２０の質量は本発明を限定するように意図されな
い。ゴルファーはパターヘッド２０の質量に関して異な
る好みを有することが予想される。好適実施例において
は、パターヘッド２０は好ましくは３００−５００グラ
ムに近い有意の質量を有する。バックスイングがより短
いほど典型的ゴルファーがパターのフォワードスイング
において狙いまたはコントールに関してエラーをする可
能性はより小さいことはパッティングの分野においてよ
く理解されている。約３００−５００グラムの質量のパ
ターによって、典型的ゴルファーは比較的大きい質量は
より短いバックスイングを使用するパッティング動作間
パターの必要モーメンタムを得ることに関して助けにな
りそれによってより一貫したパッティング動作を可能に
することを見いだすであろう。

【００１４】図５を参照すると、パッティング動作間、
パターヘッド２０はゴルファーによってゴルフボール５
０により接近するように引き寄せられそしてその運動は
好ましくは初めモーメンタムの水平成分のみを含むであ
ろう。パターヘッド２０がゴルフボール５０に向かって
移動するとき、打球面３２のみがゴルフボール５０と接
触しそして図５において示されるように水平線に対し角
度４１を以てゴルフボール５０にモーメンタムを付与す
る。この点においてゴルフボール５０は水平モーメンタ
ムのより大きい成分およびモーメンタムの小さい垂直成
分を有する。対応的に、インパクトの後、パターヘッド
２０は減じられた水平前向きモーメンタムを有し且つ下
向きの垂直モーメンタムの小さい成分を有するであろ
う。

【００１５】本発明の一局面はパターがインパクトと同
時に僅かに下方へ偏向されそして角モーメンタム保存の
法則の作用によって前記下方偏向が先行技術パターによ
ってゴルフボールにもしそうでなければ付与されるであ
ろうバックスピンに対し補償し、かくして本発明の場合
においてはバックスピンを実質的に減じるまたは無くす
ることである。

【００１６】多数の計算が、直線モーメンタムおよび角
モーメンタム保存の原理に考慮を払って、図４において
はロフト角度が２０°である諸図面に説明されるように
構成された本発明のモデルに関して行われた。様々のパ
ラメータ選択は可能なかぎり精密に真のフィールド状態
を模擬するように為された。

【００１７】諸結果の一例として、比較的ショートパッ
トに相当する７ｆｔ／ｓ（２．１３ｍ／ｓ）の初速によ
るパットの場合を検討する。本発明を使用すれば、パタ
ーがゴルフボールを打撃するときパターの速度は約１．
２７ｍ／ｓであろう。インパクトの直後、パターは水平
線に対し約１．７８°の角度を以て下方へ指向される約
１．０８ｍ／ｓの速度を有するであろう。パターのこの
偏向の重要性はゴルフボールの角回転の問題が考慮され
るとき明らかになる。ゴルフボールの中心を基準原点と
して採用すると、前記基準に対するパターの初期角モー
メンタムは２．３１×１０³ ｋｇｍ² ／ｓであることが
理解され得る。角モーメンタムにおけるこの小さい差
は、この場合おそらく極めて小さいフォワードスピンで
ある、ゴルフボールにおいて生じるスピンによって補償
されるであろう。他のパラメータ選択の場合において
は、結果は必ずしもこのポジティブ（ｐｏｓｉｔｉｖ
ｅ）とは限らなかったが、すべての場合において衝突に
おけるパターの下方偏向は、打たれたときゴルフボール
にバックスピンを付与するいかなる傾向をも著しく減ら
した。

【００１８】これら計算は上に説明された理想化された
モデルに関して為された。特に、ゴルフボールとグリー
ンとの間の摩擦力の効果を含む多数の要因は定量化する
のが困難である。しかし、ゴルフボールとグリーンとの
間のこの摩擦力はインパクトの時点においてボールにフ
ォワードスピンを付与する傾向があり、従って、パッテ
ィング過程に積極的な効果を及ぼす。

【００１９】多数のフィールドテストが本発明に対し行
われた。これらには説明された様式でこのパターの性能
をグラフィックスによって図解する静止フレームビデオ
画像が含まれた。このビデオ研究において、インパクト
のとき、ゴルフボールは僅かに持ち上げられることが明
らかである。また、ゴルフボールは一般的にスキッドす
る傾向をほとんどまたは全く有せずそしてバックスピン
を生じる傾向を全く有しないことがビデオ画像を見るこ
とによって明瞭に証明された。

【００２０】パット数の半分に対しては先行技術のパタ
ーを使用し、他のパット数に対しては本発明を使用し
て、同じパッティンググリーン上のホールドから様々の
特定距離を以ておのおの数百回パットするため４人の異
なる経験豊かなゴルファーを使うことを含むその他のテ
ストも行われた。本発明は下記表に示される全距離に対
し一貫してより良い結果を示した。

【００２１】

【表１】

【００２２】また、３人のプロゴルファーによる付加的
フィールドテストは、比較できる条件下で同じプロゴル
ファーによって使用された先行技術によるパターよりも
有意的に優れた結果を本発明パターに対して示した。

【００２３】パターヘッド２０の下サイド２２は必ずし
も平面であることを要せず、それは従来と同じように角
を成され得そして、または、湾曲され得ることは理解さ
れるであろう。かくして、図２に直線エッジとして示さ
れる下エッジは角を成され得または湾曲され得る。しか
し、打球面の下エッジ３４はパターが正しく使用される
とき好ましくは水平の直線エッジである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるパターの斜視図。

【図２】パターヘッドの前面図。

【図３】パターヘッドの側面図。

【図４】パターがゴルフボールに当たる直前におけるパ
ター、ゴルフボールおよび地面の側面図。

【図５】パターがゴルフボールに当たった直後における
パター、ゴルフボールおよび地面の側面図。

【符号の説明】

１０ パター １１ シャフト １２ グリップ ２０ パターヘッド ２１ 上サイド ２２ 下サイド ２３ 後サイド ２４ 右サイド ２５ 左サイド ３０ 前ドライビングフェース ３１ 上面 ３２ 打球面 ３３ 下面 ３４ 下エッジ ４０ ロフト角度 ５０ ゴルフボール

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 水平の下フェース（２２）および前ドラ
   イビングフェース（３０）を有するゴルフパターヘッド
   （２０）において、前ドライビングフェース（３０）が
   垂直面から後方に且つ上方に角を形成されている平らな
   打球面（３２）を有することと、前記打球面（３２）が
   パターヘッド（２０）の実質的にすべての他の部分の前
   方に位置する実質的に水平の下エッジ（３４）を有する
   ことと、前記下エッジ（３４）が目標のゴルフボール
   （５０）の半径よりも小さく且つ前記半径の半分より大
   きい範囲内における前記下フェース（２２）からの垂直
   距離を以て配置されていることとを特徴とするゴルフパ
   ターヘッド。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のゴルフパターヘッドに
   おいて、前記打球面（３２）が２０°より大きくない角
   度を以て垂直面から後方に且つ上方に角を形成されてい
   ることを特徴とするゴルフパターヘッド。
3. 【請求項３】 請求項１または２に記載のゴルフパター
   ヘッドにおいて、前記下エッジ（３４）が１０ｍｍから
   ２０ｍｍの間の前記下フェース（２２）上方の垂直距離
   を以て離されて配置されていることを特徴とするゴルフ
   パターヘッド。
4. 【請求項４】 請求項１から３の何れか一つの項に記載
   のゴルフパターヘッドにおいて、前記パターヘッド（２
   ０）が３００−５００グラムの範囲内の重量を有するこ
   とを特徴とするゴルフパターヘッド。
5. 【請求項５】 下フェース（２２）および前ドライビン
   グフェース（３０）および後記パターヘッドに取付けら
   れたシャフト（１１）を有するパターヘッド（２０）を
   有するゴルフパターにおいて、前ドライビングフェース
   （３０）が垂直面から後方に且つ上方に角を形成されて
   いる平らな打球面（３２）を有することと、前記打球面
   （３２）がパターヘッド（２０）の実質的にすべての他
   の部分の前方に位置する実質的に水平の下エッジ（３
   ４）を有することと、前記下エッジ（３４）が目標のゴ
   ルフボール（５０）よりも小さく且つ前記半径の半分よ
   り大きい範囲内における前記下フェース（２２）からの
   垂直距離を以て配置されていることと、前記シャフト
   （１１）が前記打球面（３２）の前記下エッジ（３４）
   の後方の位置において前記パターヘッド（２０）に取付
   けられていることとを特徴とするゴルフパター。
6. 【請求項６】 請求項５に記載のゴルフパターにおい
   て、前記打球面（３２）が２０°より大きくない角度を
   以て垂直面から後方に且つ上方に角を形成されているこ
   とを特徴とするゴルフパター。
7. 【請求項７】 請求項５または６に記載のゴルフパター
   において、前記下エッジ（３４）が１０ｍｍから２０ｍ
   ｍの間の前記下フェース（２２）からの垂直距離を以て
   離されて配置されていることを特徴とするゴルフパタ
   ー。
8. 【請求項８】 請求項５から７の何れか一つの項に記載
   のゴルフパターにおいて、前記パターヘッド（２０）が
   ３００−５００グラムの範囲内の重量を有することを特
   徴とするゴルフパター。